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昨日の国会で渡辺善美さんが国会の解散動議に賛成したとか。自民党の党議に反することで、2番目に軽い戒告の処分を受けたと報道されている。先週末のテレビなどでの発言からかなり煮詰まっているなあとの印象を与えていたが、この行動にたった一人で出たのは勇気のあること。このまま自民を出るのか、出されるのか。ひとりで行動してもどの程度のインパクトになるのか。余り期待できそうもないが、行動を起こしたことで「評論家」の域を出て「実践家」になった。今後の大きな動きの予兆となり、本番となっていくのか。はたまたたった一人の反乱で茶番に終わるのか。今後の展開を大いに楽しみにしている。おそらく余程腹にすえかねることがあって、自民党を見切ったのだろう。このままあの党に残ってもこれからの政治に期待や夢をもてなかったのではなかろうか。親父さん譲りの大衆性を持ち、腹の据わった人のように見える。今後の成長と実行力に期待したい。それにしても2番目に軽い処分とは。これで党内にコンセンサスは出来たのだろうか。腰が引けている。党議拘束に違反したのなら除名などもっと厳しい処分をしなければいけない。軽い処分なら、次に続く人たちが出てきてもおかしくない。ことを荒立てずに。そういう古臭い日本的な情緒で決めたのなら、あの党の限界がますます明確になったといえる。年末を迎えていよいよ政治も少しは動くのか?茶番に終わるのか。注目したいところですね。一方経済は相変わらず悪化の一途。いすゞが全社員の給与をカットするという。トヨタの赤字転落に続く前代未聞のこと。何やら一億総懺悔の匂いもする日本的な対応だけれど、なんとなく危機感が伝わってくるから、自分もやっぱり日本人なのだなあと思い知る。まあ、そんなこんなを思いながら、今日から一週間ほど女房と旅行にでます。年末の更新はありません。皆さん、よいお年をお迎えください。
2008.12.25
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とんでもない一年だった。GEの格付けが下げられたのが先週。トヨタも格付けを下げられるようだ。つい去年に史上最高の2兆円以上の利益を上げて世間をアッと言わせたのに、今年は通年で営業赤字。多くの銀行、それも世界に名だたる著名行がつぶれたり合併されたり潰れそうになったのに比べると、赤字や格付け低下くらい大したことはない。そう思わせるほど今年はとんでもないことが続出した。トヨタは役員賞与をやめる。キャタピラーは役員報酬を半減するという。米国の銀行のトップは、世間から圧力がかかってボーナスの減額や返上を言い始めている。これらも前代未聞ではあるが、今毎日テレビで報道される契約社員や期間工の解雇とホームレス化に比べると大したことではないように思える。ロシアは原油が高騰していた時、昔からの癖のせいか、隣接国の言うことを聞かない国に侵略した。今は石油が下がったのでその手の蛮勇は収まっているのかもしれない。それにしても、まるで第二次大戦以前のようなやり方に驚いた。開発途上の小国同士が小競り合いをするのはあったかもしれないが、れっきとした大国が突然の侵略。ムンバイの一流ホテルはテロリストに襲われ、戦争さながらの映像を世界に発信してくれた。これも怖かった。そして言うまでもなく株価の全世界での暴落と不況の深刻化。私も含めて大損をした人が続出。そりゃあ金を使わなくなりますわな。売りが減ると生産が減りますわな。とすると投資も減りますわな。これを不況というか、恐慌というか、形容詞はどうあれ本当に怖い情勢。これほどの情勢に「頭を砂に突っ込んで」現実逃避を続ける日本の政治。不況を言い訳にして解散をやらず、すべて先延ばしの政治空白。日本がまた取り残されるかもしれないリスクが現実化している。オバマさんは今静かに今後の対策を練っているに違いない。どんな政策パッケージが出てくるか期待している。わが日本も抜本的な手を打たねばなるまい。・・・・・しかしほんまにできるのかいな。そんなこんなが試され、結果が出るのが来年。暮れにシッカリ考えて、年明けには立派な対策が政府や企業から打ち出されることを祈っている。俺も考えんといかんなあ。
2008.12.23
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今日は高校駅伝の日。これから正月、そして2月ごろまでいろんな駅伝が続く。こんなスポーツに一喜一憂するのは本当に日本人くらいのものでしょう。でも、日本人としてやっぱり見てしまう。今日は年賀状書きをしながらのテレビ観戦。例年寒い京都の都大路を走るのが、今年はとってもあたたかそう。特にこちら関東では薄いセーター一枚で十分なほどの温かさ。日当たりの良い部屋だと汗をかいた。びっくりするのは今日が冬至だということ。ほんまかいな。今日が一年で一番日の短い日。これからは少しずつ日が伸びていく。寒さはこれからだけど、日が伸びていくというのは気分的にプラスだし明るい。気持ちが前向きになる。たぶんクリスマスをこの辺に「設定」したのはこの季節変動と関係が深いに違いない。希望の季節に徐々に向かっている感覚。これを強く認識し共通の理解とするための祭り。そんな位置づけで始まったのではと邪推している。特に今年のように暖かな日が冬至で、これからだんだんと春に近付いていくかと思うと、一層嬉しさが強い。結構なことです。世の中、景気の悪い話ばかりだけど、めげずにやってりゃあ良いことが起こりまっせ。そう信じてやっていきましょう。一年で回復しそうもないのはちょっと悲しいですが、まあ、じっくりと腰を落ち着けてやっていきましょう。まさしく駅伝みたいに地味に一歩一歩チームワークで乗り切る。これしかありまへん。この木曜日から一週間ほど旅に出ます。あと実動二日で正月休みかと思うと、さらに嬉しさが増す。ウシシ。年賀状も終わったし、日も長くなるし、読書三昧のできる数日間も近いし、ほんとに嬉しいです。こんな簡単なことで幸せになれるのも、随分と安上がりで便利なものだと思います。ありがたいことです。それから今週の木曜日から一週間ほど
2008.12.21
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今週もあっという間に過ぎた。忘年会シーズンで、店はどこも混雑。予約もままならない。今頃になって予約なんて、そりゃあ無理だろう。と言われても仕方がないが、実際何軒か続けて予約を断られると、混雑ぶりが実感できる。火曜日に銀座を歩いていたら道行く人の波の多さ。どれもこれも忘年会を終えた人たちに相違ない。「不況のはずだけどどうなっているの?」と言いたくなるほどの人出。こんなシーンを見ていると、東京はまだ不況の波にさらわれていないと解釈せざるを得ない。テレビでは契約社員の人たちが解雇され、それも何千人という単位になっている。彼らの中には寮や社宅を追い出されてホームレスになってしまうひともいる。そんな所を取り上げた番組が目に付いた。この大変さの中で国会は何をやっているのだ、という論調。これと銀座のにぎわい。どちらもやや極端な場面を切り取って見ているだけのことなのだろう。驚いたのはトヨタが通年で営業赤字になるとか。こればかりは、全く私が想定していなかった。トヨタが赤字になる前に他の自動車メーカーはすべて赤字になっている筈だと想定していた。確かにGMなどは実質破たんしているし、赤字のメーカーは続出している。ホンダも下期は赤字だと発表した。でも、通期でトヨタが先に赤字になるとは。思えばテキサスに大型のSUV工場を作ったあたりはバブルにまみれてしまった証左なのかもしれない。その点ホンダの方がより慎重だったということか。GMとクライスラーはクリスマス直前になって緊急融資が決まった。滑り込みの救済策。でも一時的な応急策にすぎないから、年明けに本格的なリストラや組合からの譲歩などと引き換えに、本番の救済策が検討されるのだろう。まだまだ先の見えない状態が続く。トヨタも赤字になるくらいだからビッグスリーはつぶれても驚くには当たらない。そんな深刻な経済情勢が進行しているのでしょう。これはまだまだ悪くなる。底を打つのはもっと先のはなし。さあ、長い冬に備えて心と体の準備をしよう。
2008.12.20
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今回のビッグスリー救済をめぐる議論の紛糾。上院が否決して、ブッシュ政権が救済策を打ち出さざるを得なくなった。否決されたとき、中川財務相が意外だとか、信じられないとかいうニュアンスの発言をしていた。確かに短期の危機を考えるとなんとか助けてやれというのも理解できる。しかし、資本主義の本質から言えば競争の敗者は市場から退出するのが筋。そして、上院での議論にもあったように、政府が救済するまえに組合からの譲歩を担保しなければ、一度救ったにせよ同じことが将来繰り返されることは目に見えている。現に、ビッグスリーはこの30-40年間誰が見てもはっきりしていた魅力的な小型車の開発に全力を挙げるのでなく、他のマネーゲーム的なことにかまけてきた。その間、組合とは安易な譲歩を重ねてきた。ある意味で民営化前の国鉄と組合の関係を彷彿とさせることを長く続けてきた。とすると、この根本問題に手をつけずに救済することの理不尽さは明白。上院のある議員が組合からの譲歩にこだわったのも理解できる。潰すといっても、会社や工場が消えてなくなる訳ではない。チャプター11は企業の再建を目指すもの。現に今残っているアメリカの航空会社はすべて倒産という手段を経て組合からの譲歩を得てなんとか事業再開にこぎつけた。同じことをやるだけだと思うのだけれど。無論経営者は責任を問われる。でも今まで沢山の給料やオプションをもらってきたのだからそれで十分でしょう。雇用は一定の修正を経たうえで維持される。アメリカの新聞で触れられていた意見に納得のものがあった。自動車の生産地の人の中でも必ずしも救済に賛成でない人達がいる。その言い方は、「たかが一か月で習熟できる仕事をやって650万円の給与をもらうのはおかしい」「UAWでの給与は他の産業での給与と比べたかすぎるし、退職者の健保なども負担が多すぎる」他方、金融機関は救うのに、自動車は助けないのかという人情論もあり、これも一定の理解はできる。ただ、基本を踏まえることがとっても大切。今のアメリカでの自動車生産はビッグスリー以外のメーカーもかなりの量を占めている。そんなことがあるから、国民的な救済の声がうねりのようにはなっていないのだろう。はてさてオバマ政権がどうさばくか、見ものです。
2008.12.14
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無事に厳寒の世界から戻りました。日中の最高気温が零度に届かない寒さ。朝の気温がマイナス20度弱。最高気温がマイナス6-7度。実に久方ぶりの寒さでした。アメリカの中西部、シカゴより北のミネアポリスですから、これなどまだ序の口だと現地の人には言われましたけど、私には寒かった。大昔、マイナス10度とか15度くらいの時に一杯飲んで体が温まり、気持のよい後で自分の部屋に戻るべく道を歩いていて、ほんの200メートルばかりの距離がやたらに遠かったことを思い出す。一歩一歩歩くごとに体温が下がっていく感じ。そんな寒さの中を久しぶりに歩きました。距離も100メートルから200メートルで、さほどではないのですが体に浸みこむ寒さ。暖かい場所に入ってからブルブルっと震えが戻ってくる。これは経験しないとわからないですね。モンゴルの田崎さんは毎日こんな生活をしているのかと思うと、尊敬の念が爆発する。凄いことですよ。同じく昔、心ならずも強制連行され奴隷労働させられたシベリアに連行された兵隊さんたちはずっと寒い中を働かされたのだから、これははるかにすごいことで、衷心から哀悼と同情の念を抱く。それに比べたら、ほんのちょっと外気に触れただけで何を言っているのか。そう言われても当然で反論するつもりはありません。でもやさしい東京の天気に慣らされたこの身には、体がシャッキッとする体験でした。偉いと思ったのは、その寒さの中を朝5時過ぎから起きだして6じー7時には職場に出掛ける人で道路が渋滞していること。アメリカ人って朝が早いですからね。朝早く出勤して早く仕事を終える。そして夕食は家族で取る。この基本が今もってキチンと守られている。ミネアポリスという中西部の都市で、自動車などの不況産業の比重が少ないだけマシなのでしょうが、それでも今の経済状況の悪影響はある。それを吹き飛ばさんと、朝早くから寒い中を仕事に出かける。仕事の中身とか質とか、ケチをつけようとすれば出来るのでしょうが、ちょっと見直しました。アメリカの底力というか、勤労精神を。仕組みやシステムを変えれば、あれはかなりの力を発揮する。なめてはいけないなあと心に刻みました。今週はビッグスリーを救済するかどうかで大もめだったですが、上院では否決されました。おかげでアジアやヨーロッパの株式市場は大打撃。ただ、金曜日のNYの市場は下げのあと戻しに入っているようで、一方的な下げにはなっていない。ちょっとホッとしています。この辺はまた次の機会にでも書きます。とにもかくにも風邪をひかずに戻れたのは最高。特に行きのフライトで隣の兄ちゃんが鼻をぐすぐす言わせて菌をばらまいていたので怖かったのですが、持参したマスクに助けられました。それが本当の要因かどうか、科学的にはわかりませんが、私はそうだと信じてます。
2008.12.13
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政権就任前なのに、今の経済状況のせいでしょう、オバマさんが経済対策を発表した。大胆な公共投資をやるそうです。金額は明示していないものの、一説では40-50兆円規模の対策だという。かなり踏み込んだものと言え、期待にこたえるものと評価されるのではなかろうか。日本で公共投資というと、道路や箱ものはいらないという声にかき消されるが、アメリカはこの数10年間公共投資を絞ってきたので案外国民も喜ぶのではと思われる。実際ハイウエーの穴は方々にあり、一時のニューヨークの道路は穴だらけで危険だった。中西部で橋が崩落したのは今年のことで、あれからもわかるようにインフラがかなりくたびれ傷んでいる。日本がやり続けてきたのとはちょっと違う。そして、それが有効な雇用対策になるのであればまことに結構なこと。オバマさん、フランクリン・ローズベルトを意識しているのかもしれない。氏の為に申し添えると、決して道路だけでなく、上の金額の4分の1はCO2やグリーン対策で使い、学校のIT化や補強にも使われるという。日本みたいに、道路しか使うなという縦割りの弊害は少なそうに思える。これは日本的な官僚制度の縛りがないからできること。かねてから言っているように、アメリカは二極分化が進みすぎた。結果機会の平等というアメリカ社会の原則が効かなくなっている。それらを是正しようというのがオバマ氏の狙いだとするならば、大いに妥当だし正鵠を射た話。必要であり、効果も出る。それで今回の恐慌を抑え込むのに十分とは思わないが、第一歩としては妥当。これが週明けの市場に良い影響を与えるように期待する。大して日本。麻生さん、どうやら四面楚歌の状況。党内からも見放され、だからと言って次の総理候補がいるわけでもないから始末に負えない。ほんま、しょうもないことです。バンコクの市民デモのように、みんなで政治家おろしでもやりますかね。あれは裁判所の裁定も面白いものだったけれど、その結果を受けての撤収も見事でした。ただ、あれで終わりになりそうもないのが、タイの悩みなのでしょう。でもあちらの方に、エネルギーを感じるし、うらやましくもあります。これから寒いところへ出かけます。風邪をひかないよう気をつけまーーす。
2008.12.07
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景気のせいでしょうか、私の知り合いの家が泥棒団に襲われました。アメリカの有名な引退した人たちが住む温かいところの家ですが、本人がよく家を空けていたので狙われたのかもしれません。でもあの辺は結構安全なところなので、驚き。景気が悪くなってきた証として、世の中物騒になってきたのが今のアメリカなのかもしれません。でも、そのインテリの友人が一番大事にしてきた膨大な本棚は手がつけられずに無事だったそうで、改めて本好きの人間って世間の価値観とずれているのがよくわかります。昨日の雨と風はかなりのものだった。気候の異常とはこのことだろう。以前にはあまりなかった現象が続出している。おかげで出張から帰るフライトが出発できずにかなりの遅れ。上で揺られながら待たされるよりはマシかもしれんけど、疲れた体に遅れはいやなものです。無事に帰れただけありがたいと思うべきかもしれませんが。今日は仕事にちょっと出かけます。午前中で終わる予定ですが、家でゴロゴロ、うとうとするぐうたら生活ができないのは少々残念。明日に延期してやります。それにしても麻生さん。自民の中からも愛想をつかされてきましたね。いつまで持つのやら。冗談じゃなく救国選挙管理内閣ができるかも。ホンマに変な国になりまっせ。オバマさんの方は就任前から、経済対策などの人事でリーダーシップを発揮して期待感が高まりつつある。何が違うのか。両方ともリーダーになりたいと昔から狙っていたし、願っていた人。それなりの準備をしてきた点では共通しているはずだけど、随分と違いますね。何でもええけど、はようチャンとせんかい!
2008.12.06
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