未完成のブログ

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Sep 13, 2010
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カテゴリ: OBLIVION
ふたりは聖騎士クロエ




ふたりは聖騎士アリス

アリス:金色は嫌いではない。祖先のチャイマーにゴールドブランドもゴールドだからか。


マルベリー(ツインテールver)

マルベリー:好きな色は黒。派手な色は嫌い。アリスの黒髪が羨ましい。


ロミルダ

ロミルダ:好きな色は白。嫌いな色は濁ってる色。クロエの銀髪が羨ましい。





―OBLIVION of alternate world―ふたりは聖騎士

前回はこの文字から飛べます


第二十六話「謎の依頼と魔術師の杖」

クロエとアリスはマルベリーとロミルダを待っていた。すると中年のダンマーの女性に声をかけ

られ「私の旦那の仕事を手伝って欲しい」と言われた。突然の事に驚いたクロエとアリスだが、

ダンマーの中年女性は深遠の暁を壊滅したアリスの名声を聞きつけてのことだと言う。



「ううーん・・・聖なる欠片を一刻も早く集めないといけないし・・・かといってこのまま無視するの

も後味悪いしどうしよう」

「とりあえずマルベリーとロミルダさんが来てから相談しよっか?」

「そだね」

ベンチに座りマルベリーとロミルダを待つクロエとアリス。人ごみの中から視線を浴びせかけら

れている事には気づいていない。二人の事を見ているのは魔術師のローブを着た人物だった。

その人物は人ごみに紛れ消えていった。

その後に二人の前にダンマーの女性が現れた。

「おや?アイリスさんとクロエさんじゃないですか!ここで何をされてるのですか?」

軽い癖毛を左右のクリップで留め、紫のワンピースに黒のレギンス、両手両足には金属の防具を

付け腰には黒い短剣が差されていた。



「スキングラードであって以来ですね、どうです?着々と進んでますか?」

「あう・・・それが今足止め中で・・・帝都って人が多いから探すの大変なんです」

「なるほど・・・あ、そうそう、アイリスさん、クロエさん、この先の旅でわたしに雰囲気の似

た金髪ダンマーの男性を見たら警戒してください。そして絶対に戦おうと思わないで下さい」

「え?え?どういうことですか?」



「わたしの兄で名はジェイド。バートリー家歴代最強で最恐で最悪の人なんです」

「お兄さん!?」

「なんでジゼルさんのお兄さんが?」

「えっと・・・話せば長くなりますがアンヴィルでふたりに襲い掛かってきた連中と兄は繋がって

いると思われるんです。あと12日程でその辺もスッキリとするのですけど万が一のことがあって

はいけないと思いまして・・・」

「12日程でスッキリ・・・?」

「あ・・・クロエさん今のは忘れてください。とにかく兄には気をつけてください」

そう言うとジゼルは波止場地区の方に去っていった。

「ジゼルさんのお兄さんかぁ・・・」

「ジェイド・・・さんか(前にルエラさんが言ってたお兄さんだねきっと)」

アリスはルエラと戦った日々を思い出していた。彼女がもらした話を記憶から呼び覚まして整理

をしている。クロエはその場に居なかった為にルエラの身の上話は知らない。

モロウィンドの帝国教団公認の暗殺ギルド、モラグ・トングに属するバートリー家。その家の長

男がジェイド、長女がルエラ、末妹がジゼル。掟を破り、実の父の腕を切り落とし出て行ったジ

ェイド、そのジェイドの命を狙うルエラ。ジゼルはジェイドを許せないと考えるものの姉のルエ

ラのように執拗に追う事は考えていない。ジゼルは姉の復讐劇を手伝う気ではあるのだ。

「なにボーッとしてるのよアリス」

「あ、マルベリー!それにロミルダさん」

いつの間にかクロエとアリスの横に立っているふたり。

マルベリーは黒、ロミルダは白を基調としたドレスに身を包んでいる。

「ごきげんよう、ではこれから早速二人に杖の材料を取りに行くのを付いて来てもらうわよ」

「へ?」

「マルベリーとの約束でお二人に特別に特例で特殊な杖を作る事になったので」

「おお、そうだった!」

「ありがとうございます!」

「忘れてたの!?・・・ま、そういうわけだからちゃっちゃと杖の材料取りに行くわよ、アリスと

チビクロは魔法が貧弱だから魔法の杖も持っておかないといざという時困るでしょ?」

「でもあたし達剣士だから杖は邪魔だよ?」

「はぁ?何も知らないのねチビクロ。サイズなんてデコルダ程の熟練の作杖魔術師なら自由自在

よ?サイズがコンパクトになればなるほど繊細な技術を要求されるのだけどね。小枝ほどの大き

さの杖なら邪魔にならないでしょ?私が使ってるみたいなのならね」

そういうとマルベリーは小枝ほどの杖を取り出して見せる。

「そうなんだ~」

「やけに今日はわたくしの事持ち上げるじゃないマルベリー」

「ふん・・・いいもの作らなきゃまた扱き下ろすわよデコルダ?」

「解ってるわよ!文句の言いようの無い杖つくってあげるわ!」

帝都の近くにある切り立った岩山の上に魔術師ギルドの保有している土地がある。そこでは良質

の杖を作る為の木が育てられている。4人はその岩山の上を目指す。

「あの岩山の上ってそんな風になってるんだね」

「・・・チビクロ、あんた魔術師ギルドの一員でしょ?知っておきなさいよ」

「あう・・・」

「泉の洞窟と呼ばれる湖の横にある洞窟から上にあがるのですわ」

呆れ顔でクロエに答えるマルベリー。ロミルダは笑顔でクロエに答える。

「ね、ねぇ。さっき街中で女の人に頼まれごとしたんだけど・・・」

「ああ、さっきのオバサンね。アリスに何言ってたの?」

「えっと・・・手伝って欲しい仕事があるんだって。あたしと見込んでの事らしいよ?」

「ふぅん・・・アリスと見込んでのね・・・直接頼むのが怪しいわね」

「本当ですわ。ギルドなり通せば正規の仕事として世間的にもいいでしょうに」

「なにか事情があるのかな?」

「かも知れないわね。まぁなんにせよ先に杖を作りに行くわよ。戦力は早くそろえるに越した事

はないからね」

帝都を出て周囲を流れる湖を渡り洞窟の前まで来る4人。

「それにしても随分歩いたわね・・・早くあの魔法完成させたいわ」

「あの魔法って?」

「マルベリーが少し前から試している魔法です。まだ誰も出来てないとか」

「空中浮遊よ。言うのは簡単だけど現代魔法でこれに該当するのはないのよ?でも工夫すればそ

れも実現可能って訳」

「念動魔法でやるつもりなんでしょ?」

「そうよ。今でも浮き上がったりゆっくりと着地する程度なら出来るけどね。でもその方法だと

長く飛べないし何よりスピードが出ない、飛べる範囲が限られてるの」

「確かにそうですわね・・・支点となる魔力をどうするかが最大の問題になりそうね」

「ふふふ・・・デコルダ、私はその問題を解決する方法を既に見つけ出しているのよ」

「なっ!!」

「これが完成して学会で認められればマスターウィザードになる日も近いわね」

クロエとアリスは話についていけずにポカーンとしている。

「どういうことなの?」

「あたしにもさっぱりだね」

「馬鹿ね、本当に馬鹿馬鹿コンビね。念動魔法のねの字も知らないんじゃないの?いいわ馬鹿で

も解るように今現在、魔術師ギルドで使われている念動魔法での空中浮遊の方法を説明してあげ

るわ。まずはそこの馬鹿馬鹿コンビ、自分で自分を持ち上げて空中に浮かせて見せなさい」

「え?・・・そんなの出来ない・・・よ?ほら・・・」

「うんうん、どんなに力持ちでもそれは無理かと・・・」

「そうでしょ?それと同じで念動魔法で自分を持ち上げる事は無理なの。でもちょっと使い方を

工夫すれば・・・」

そういうとマルベリーの体がゆっくりと浮き上がった。

「あ、浮いてる!」

「ふふっ・・・これはタネがあって私の魔力の一部を足元に置いてそこから念動魔法を発動させて
るのよ」

「悔しいけど今マルベリーがやって見せてる念動浮遊ってかなり高度なのです。自分の魔力を念

動で地面に置き、地面に置いた魔力から念動を発動させてるからかなりの集中力と魔力コントロ

ールが要求されるのです」

「さすがウィザード・・・」

「なに?今頃凄いって解ったのアリス?ふふん、もっと褒めなさい、称えなさい!そういう訳で

支えになる魔力の源がなければ念動で物を持ち上げる事は出来ないのよ。」

「ロミルダさんは念動浮遊できないの?」

クロエが質問する。

「で、できないことはないですよ!でも念動魔法は余り得意じゃないので・・・でもわたくしは杖

が作れます!これだって念動浮遊と理屈は同じなんですから!」

「そうなの?」

「ええ、杖を作るには慎重にゆっくり、波打たないように魔力の充填をしなければいけないので

す。最初の魔力の器を中に仕込む時も正確に刻まないといけないのです」

「ほほ~・・・それはマルベリーは出来ないんだよね?」

「・・・・・・出来ない事はないわよ!ただデコルダの方が上手いってだけ。杖が小さくなればなるほ

ど魔力の充填コントロールも器のルーンを刻むのも難しいのよ」

「奥が深いですね・・・魔法・・・あたしももうちょっと覚えてみようかな」

アリスが感心してつぶやく。

「魔法って威力さえあればいいとか思ってたけど・・・そうでもないんだねマルベリー」

「そうよ、ドカドカドンパチ撒き散らすのは美しくないわ。まぁバーサーカーのように敵を蹴散

らして大暴れしたいだけならそれでもいいかもしれないけど応用が利かないじゃない?魔力が高

ければ高威力の魔法は確かに唱えられるわ。でも私にしたらそれは浅いわ、古いの。いい、応用

の例をやってあげるから良く見てなさいアリス」

そういうとマルベリーは左手で杖を持ち近くの岩に向ける。

「この杖からは電撃が出るわ。でもあの岩を砕くほどの威力は無い・・・でも工夫次第では・・・」

マルベリーの魔法の杖から電撃が飛び出す、しかし杖のすぐ先で球体になり停滞している。

雷の球体は徐々に小さくなっていき小指ほどになる。しかしそのきらめきは数倍になっている。

「エーテル・イ・トレーノ!」

その瞬間雷撃は線となり岩を貫き砕いた。

「え!ええ!?今の凄い・・・」

「でしょ?これは念動魔法で雷撃を圧縮して放ったのよ。コストは二つの魔法分だけどこの威力

を破壊魔法だけで出そうと思ったら6発分はいるわ。魔法は魔力じゃないの、工夫なの」

「そっかぁ・・・使い方次第なんだね」

「アリスは剣士だけど自分のスタイルに合った魔法を覚えて工夫すれば格段に強くなれるわ。本

当に強い剣士って上手く魔法も使うものだしね」

「あたしに合った魔法かぁ」

「さぁさぁ講義はこの辺にして杖を作りに行くわよマルベリー」

「そうね、大学の講義でもないのに・・・」

洞窟の中を進む4人、すぐに妙な空気を感じ取った。



つづく





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Last updated  Sep 14, 2010 12:01:00 AM
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長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

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