未完成のブログ

未完成のブログ

Aug 27, 2011
XML
カテゴリ: FALLOUT3
鉄拳のエリカ




悪風のキリエ:髪を縛る場所は時々変えている。



第252話【絶対防御】

わたしとキリエは囲まれている事に気がついた。

手足の長いスワンプフォークと異常に頑丈なスワンプフォークに手を取られ船が包囲された。

手を出してくる様子は無い、しかしこの状況は芳しくない。

「船は、ワレワレが頂く!!お前達はコロス!」

「長年こう着状態だったトライバルとのパワーバランスは崩れタ!これからポイントルックアウ

トはワレワレスワンプフォークが支配する!」



猛攻を繰り返しながら大男が叫ぶ。

この地を支配する?

ガボールやメロディ、キリエが来た事でポイントルックアウトのバランスが崩れた?

その為にこの船が必要・・・

「エリカ!もう少し粘れるな?」

「ええ」

「よし・・・」

キリエの体の周りに竜巻が発生する。手足の長い男を吹き飛ばす。

「この船をスワンプフォークに渡すわけには行かない!」

風の力を利用して高く飛び上がるキリエ、そこから滑空しスワンプフォークらの上を通り過ぎて

いく。



「グオワアアアアア」

「がはぁ・・・」

「グェ・・・」

キリエが通り過ぎた後、スワンプフォークらから血が噴出する。

「ハアアアアアアアアア・・・・」



「クソ!!どこだ!!」

「アッチダ!!」

「オノレェェェ!!」

最初のキリエの攻撃で目潰しを食らったスワンプフォークらは浮き足立っている。

「死ね・・・」

キリエはそのままスワンプフォークに突進する。

次々と凶器と化した竜巻で跳ね飛ばし肉片を飛び散らせていく。

「ウオオオオ・・・!」

ショットガンを連射するも弾丸は全て竜巻に飲み込まれる。

群れの端から端までキリエが通り抜けた時、残っていたのは手足の長い男だけだった。

その男も片腕が使い物にならない状態になっている。

「風の力思い知ったか?」

「クソオオオオ!なんなんだオマエは!!」

「悪風のキリエ」

キリエが右足を振ると男の顔が水平に両断される。

今ようやく解かった。キリエの足から飛ばしているのは砂などの細かい飛礫。

それを超高速で飛ばし攻撃していた。

昔メガトンで戦前の雑誌を読んだとき竜巻の記事を見た。その記事の写真には車のガラスに紙切

れが突き刺さっていたものが写っていた。わたしは子供ながらに竜巻の恐ろしさを知った。

「エリカ、そいつはお前が片付けてみろ」

「わかった」

キリエの攻撃が続いてる間も猛攻を休まなかった大男。それほど早くもない為わたしは回避を続

けていた。男は頑丈なだけでなく体力も異常だった。

「ここでオレがやられても・・・お前たちは死ぬ!!ボスには絶対にかなわねぇ!!」

わたしの右足を狙ったけりが放たれる。

わたしは右足を上げて回避し着地と同時に右手で敵の左腕を払い落とす。

そこから体を回転させ横殴りに敵のアバラを打つ。鷂子束身からの右横拳。

そしてその突き出した右手の上をこするように左拳を放つ。左鑚拳。

「ガアアアアアア!!」

わたしの肩を両手でつかむ大男。つかまれた瞬間敵の力が入る前にわたしは攻撃する。

双托掌。

相手の肘を下から掌で突き上げる。大男の両手を払いのける。

双托掌で出した手を顔の前に持って行き左足を進める。右足を出すと同時に両拳をひねって前に

突き出す。両拳が大男の顔面を捉える。

馬形拳。

もんどりうって背後の木にもたれかかる大男。

わたしは一気に間合いを詰める。そしてとどめの一撃を放つ。

一番体に染み付いている技。

一番練習した技。

マスターの拳法の中で一番好きな技。

「崩拳」

力まず慌てず最速で打ち抜く。わたしの右拳が大男の腹部にめり込む。

その瞬間、何かが破裂したような音が鳴った。

「グ・・・ア・・・」

うつ伏せに倒れる大男。その背中は破裂し骨が飛び出していた。

そして男の持たれかかっていた木が音を立てて折れる。

「終わった」

振り返ると少し驚いた顔のキリエが近づいてきた。

「それがお前の能力か?」

「いえ・・・これは技術。わたしを教えてくれた師はこの程度でない」

「・・・そうか」

全てのスワンプフォークを倒し船に向かう。

「うっ!」

「キリエ!?」

キリエの背中に銛が突き刺さった。わたしは能力を全開にして振り返る。

そこには左腕に盾のようなものを装着した羽飾りのついた帽子をかぶったスワンプフォークが。

「キリエ・・・」

銛を抜かずにそっと船の甲板に寝かせる。

「・・・なんだ、まだ生きてるのか。せっかく死に時が来たと思ったのにな」

「まだ死なせない、こんな死に方は駄目。フェンディ、フェンディ出てきて!」

スワンプフォークの男を睨みつけながらフェンディを呼ぶ。

「オレノ部下ドモをよくもぶっ殺してくれたナ!」

「ふ~~~・・・・・・」

わたしは船から飛び出し一気に間合いを詰める。

「崩拳!」

「オオットォ!」

わたしの右拳は届くことはなかった。男の左腕からバリアーが発生していた。

「グハハハハハ!!フォトニック・レゾナンス・バリアーだ!」

「!!?」

フォトニック・レゾナンス・バリアー、それはエンクレイヴが浄化施設を占領したときに張った

絶対防御壁とも言われるバリアー。

それを何故この男が・・・

「ウオオオオ!」

右手にもった金属棒を振る男、わたしの体を掠める。

「このバリアーがある限りオレは無敵だ!!」


252話終 次回へ






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Aug 27, 2011 08:58:53 PM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Free Space

Profile

長月(ながつき)

長月(ながつき)

Calendar

Archives

Oct , 2026
Sep , 2026
Aug , 2026
Jul , 2026
Jun , 2026
May , 2026
Apr , 2026
Mar , 2026
Feb , 2026
Jan , 2026

Comments

長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

Favorite Blog

まだ登録されていません

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: