未完成のブログ

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Apr 19, 2016
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カテゴリ: MirageKnightCase
MKC3話ネット

リティーシャのアジトに戻る二人。早速アキバハラ二丁目の監視カメラの映像を確認する。

「カノウはバイヤーと三日前に出会ったとか言ってたよな?」

「はい、三日前の映像から見ましょう5倍速で」

しばらく見ているとバイヤーらしき大柄な男と黒髪の女が店に入っていくのを見つけた。その後クツキとカノウが入っていく。そして4人で出て行く姿を確認した。

「どうだリティーシャ、バイヤーの顔分かりそうか?」

「男の方は正面で映っていないので難しいですが…女の方は目鼻の位置、骨格が分かりましたので分析できます。モンタージュを作りましょう」

「リティーシャ、さっき会ったオジサンな、何者かわかるかもしれないんだ」

「そうなのですか?あてがあるとでも?」



「バイト先の骨董店のばあちゃんを訪ねてきたんだ、常連らしくてな。ばあちゃんにあのオジサンの事聞いてみようって思う」

「このビルの裏にある小汚い店ですね。それなりに力の宿った品を置いているので気にはしていたのですが………まぁ入店できないので私にはどうにもできませんが」

「あ~ガスマスクはちょっとな…でも夜までやってるし来てみたらどうだ?」

「結構です。店のことはトーヤに任せますよ。私はモンタージュを作りナイトケースの実戦データを確認しなければなりませんので忙しいのです」

「急に不機嫌になったな…ナイトケースってこのケースの名前か?」

「不満ですか?良いですよ他に何かいい名前があるのなら。必要以上に長い名前をつけて略式名称にしても良いですよ?但し、正式名称をいつでも忘れずに言えるようにしておいてくださいね?間違えたら恥ずかしいですよ?」

「いいよナイトケースで。わかりやすいしな。ふと思ったんだけどこのダイヤの模様ってトランプにヒント得てるのか?」

「そうです。資金があればスペード、クローバー、ハートとシリーズ化するつもりでしたね。設計図はできているのでそのうち…株で資金調達して作るのもありですね…問題は元金がないのでそれをどうにか…」

「ナイトケースのメンテナンスは大丈夫なのか?ここの電気代とか…」

「ご心配なく。電気代は1年分、ナイトケースのメンテナンスに必要な物資も既に買い込んであります。すべて準備完了したところでミルク三日分だけが足りなかったのです。このビルの最上階フロアーは全て私が所有しています他の部屋は物資倉庫ですよ」

「そっか…どうするリティーシャ、メンテナンスするならナイトケースはここに置いていったほうがいいか?」



「わかった、じゃあ今日は家に戻るわ。疲れたしな」

「トーヤ」

「どうした?」

「私はできるだけサポートをしますしナイトケースはオーグルに破壊されるとは思いませんが万が一のこともあります。霊力を使い果たせばあなたは最悪寝たきりになる可能性もあります。オーグルを剥がされた男二人を見たでしょう?あの者たちはもう一生普通に歩くこともできないでしょう。止めるなら今のうちです、私たちのやろうとしてることはゲームではないのです」

「ははっ…何だよあらたまって。正直めんどくせーし危ない目にあうのはゴメンだし戦闘は刺激的だけどゲームと違って痛てぇし…だけどな、きょんちゃんを救えた時にものすごく嬉しかったんだ。ここで投げ出したらきっと後悔する、なぜあの時やめたんだと。こんなにやる気になったのは初めてなんだ、だから嫌になるまで続けさせてくれ」



「少し気が楽になったかもな。なぁ、俺の事もそうだけど…お前が死んだら何もならないだろう?」

「心配無用ですよ。私は私が一番大事と考えているのでいざとなったら生き延びることだけに専念しますし」

「そっか、じゃあまたな。スロープ開けてくれ」

「いえ、ドアを出て廊下の突き当たりにある非常口のハシゴから降りれますのでそっちでお願いします。トーヤが帰ったらまたハシゴ上げておきます」

「は?スロープは?」

「あれは緊急脱出用なので。この前のはサプライズですよ、驚いたでしょう?」

「おい!」

「それではまた」

刀耶はため息をつき立ち上がるドアに向かって歩いていく。

「ポチッと」

突如床が開いて刀耶の体がスロープに落ちる。

「結局押すのかよおおおおおおおおおおおおっ!!」

地下駐車場の転がり出る刀耶。

「いってぇ…俺で遊んでやがるなアイツ…」

刀耶はナイトケースの訓練と息抜きを兼ねていつものゲームセンターに向かった。ハイパーキングファイターの筐体は全て埋まっていた。

「この時間ならしかたないか…もうすぐ日も暮れるし社会人も増えてくるか」

ここのゲームセンターは総合アミューズメント施設ではなく、純粋にゲームだけを揃えた店である。ぬいぐるみなどのプライズマシーン、写真を撮って加工して遊ぶマシーンなどは無い。体感ゲーム、格闘ゲーム、シューティングゲーム、カードゲーム、アクションゲームなど旧時代の名作から最新作までありゲームファンから愛されている。全面禁煙ではあるもののトイレの横に喫煙スペースを設け分煙化を図っている。店員の殆どはロボットで暴徒鎮圧用の機体もある為この店でトラブルを起こすものは居ない。

「筐体は埋まっていても観戦はできるからな…イメトレしとくか」

刀耶はハイパーキングファイター(HKF)の大型モニターを見つめる。上級者の集まるロビーで試合が組まれようとしていた。

「あれは…アラクニド。あいつHKFにずっといるよな。プレイ回数が異常だ」

刀耶によく絡んでくるプレイヤーアラクニド。戦績は1350勝1780敗。

「相手は…二刀使いで有名なここ最近伸びてきたスズカか…」

試合が始まった。いつもの如くアラクニドは三叉槍に網。対するスズカは日本刀二刀。ジリジリと間合いを詰めるアラクニド。スズカは二本の日本刀を構えて動かない。先にアラクニドが動いた、三叉槍でフェイントの後、網を投げつける。スズカの体が動く、アラクニドの体を通り抜けたように見えた。

「網が触れる瞬間に捌き前ダッシュ、踏み込んでそこから右足を軸に回転してアラクニドの頭部に斬撃を2発入れた!」

アラクニドの体力ゲージは半分減り、頭部ダメージはMAXに達していた。

「日本刀は切れ味、耐久力ともにトップクラスだが刃筋を立てて振るわないと攻撃力を発揮できない、二刀流ともなれば難度は倍以上に跳ね上がる。攻撃方法を練習するだけでも大変なのにあんな動きで正確に切りつけるとは」

アラクニドは網を捨て三叉槍を両手で構える。ゆっくりと近づき下段突きを放つ。スズカは片足を上げてそれを回避、足を下ろすと同時に左の刀でアラクニドの頭部を突き試合終了。続く2本目、3本目もスズカが終始圧倒した。

「つえー…今度試合してみたいものだな」

刀耶はスズカとの試合をイメージする。刀耶はようやく空いた筐体に座りアバターのカードを差し込む。対戦相手に決まったのは同じロングソード使いのガラ。お互い知った相手である。

「へっ…ガラか。ま、対戦相手としちゃあ物足りなくはないか」

試合は一進一退、2勝1敗で刀耶が勝利した。

「あぶねぇ…ガラも腕上げてきてやがるな」

ログアウトする刀耶。後ろで待っていたプレイヤーと交代する。

「ガラのやつ体術を取り入れてきてたな…あの動きリアルでも格闘技始めたのか?」

常連と一言二言会話を交わし店を後にする刀耶。夕食にマスドにと考えたが店が修復されるまでは無理だろうと思い直し、[きらきらうどん]に向かうことにした。
きらきらうどんはカウンターで麺を器に入れてもらい汁の有無、具の選択などをしながらカウンターを移動していき最後にレジで精算するスタイルである。店の名前は創業者の孫の名前からヒントを得てつけたものだという。

「麺は大盛り…汁は有り…具は鳥天とちくわ天…にしておくか」

テーブルに着く刀耶。テーブルの上にある追加注文用のタブレットにニュースや天気予報が流れている。食べながらニュースを見ているとアキバハラで変死体の文字に目が止まった。刀耶はその記事をタッチしてページを開く。

『本日午後3時頃、秋葉川で若い男性の変死体が発見された。被害者の身元は秋馬大学3年生與本与大郎(21)遺体は糸のようなものでがんじがらめに拘束され口には女性用下着が詰め込まれていた。警察は殺人で捜査を行っている』

「まさかオーグルの仕業…」

刀耶は気になったもののリティーシャには報告せずそのまま部屋に戻った。

―翌日
大学の授業を受けアルバイトに向かう刀耶。店の前を掃除しているタエを見つけた。

「やぁばあちゃん」

「あら刀耶ちゃん」

「仕事の前にちょっといいかい?この前来てたグレイスーツのオジサンなんだけど…あれ何者?この前警察と挨拶してるの見たぜ?」

「そうなの?さぁねぇ…あたしはお客さんの欲しいものを仕入れて渡してるだけだからねぇ…京都に住んでるくらいしか…」

「京都…東京には時々来るってことか?」

「そうだねぇ…年に3、4回はくるかしら」

「何を買っていくの?」

「色々だよ。小物が多いね、変わったものだと十字架とか…」

「ふ~ん…」

「珍しいじゃない刀耶ちゃんがお客さんのこと色々聞いてくるだなんて」

「だって警察関係者かもしれないんだぜ?特殊刑事とか…秘密警察とか」

「まぁ、それじゃあたしはその秘密警察に協力をしてる表向きは骨董店実は武器屋とか?あっはっは…刀耶ちゃんあたしがそんな大層な事できるわけないじゃない。おじいさんが趣味で始めた店を継いでやってるだけだよ」

「だよな…ばあちゃんの店に武器なんか置いてそうにないもの。それにばあちゃんが武器を手入れしたりしてるの想像できないしな」

「だろう?さぁさ、そろそろ中に入って仕事だよ」

21:00
何事もなくアルバイトを終え、リティーシャに連絡をする刀耶。

「今路地に来てる。ナイトケース使ってそっちに行くぞ」

『どうぞ』

ナイトケースを装着し、屋上からリティーシャのアジトに入る。部屋のドアを開けるとリティーシャはミルクを吸いながらキーボードを叩いていた。

「ぷはー…ようやく今月分のミルクが届きました。モンタージュも出来ていますよ」

リティーシャは作成したモンタージュ写真を刀耶に見せつけた。少しパーマのかかった黒髪、浅黒い肌、鋭い目つき、高い鼻、薄い唇の女の顔。

「う~ん…この顔は見たことないな」

「今日はこれからこのモンタージュ写真を持ってオーグルを求める客を装って捜査しましょう。トーヤは一般人でありこの国の人間なので変装をしていったほうがいいかと。私の変装セット貸してあげますよ」

リティーシャは刀耶にサングラス、マスク、ウィッグ、女性物の衣服を手渡した。

「バカか!?なんで女装なんだよ!!」

「どうして馬鹿なのです?私は女なので女物の変装セットしか持っていなくても不思議ではないでしょう?私が男でこれらを所持していれば馬鹿というか変態ですが。これらを着なくてはならないトーヤに同情しますが仕方ないですね」

リティーシャは満面の笑みで言い放った。

「サングラスとマスクとウィッグだけで十分だよ!!」

「それは残念。しかしその愛用の個性的なシャツは止めて行ったほうが良いのでは?トーヤだと丸分かりですよそんなオンリーワンの格好あなたしかしてませんし」

「ぐ…俺だってわかっちまうのなら仕方ねえな…じゃあTシャツだけでいいか」

「Tシャツだけですか。上からこのカーディガン着ますか?」

「着ねえよ!なんでそんな女の子ちっくなキラキラついててハートの刺繍付いたピンクのカーディガンを!?」

「似合うのではないかと」

「そもそもサイズが無理だ!!」

刀耶は銀髪のウィッグにサングラス、マスクを装着。リティーシャはいつもの白いフードにガスマスク、ピンクジャージのスタイルで街に繰り出す。

「お前の格好目立たないか?」

「大丈夫なはずですよ、何故ならここはアキバハラ。日本でも有名なオタクの聖地とやらでしょう?私がガスマスクをつけていてもコスプレとしか思われないのでは?」

「そう…なのか?」

「夜なので顔を出しても大丈夫ですが、私が素顔を晒せば有名になってしまうかもしれないので。外国人美女が捜査していたらすぐに噂になると思いませんか?」

「自分で美女と言い切るんだな」

「ええ、これまで私を見た人々の評価からそう判断しています。私自身私の容姿が気に入ってますし」

「そ、そうか…」

刀耶とリティーシャは秋馬原の飲食店が集まる2丁目に入る。客引きは警察のガードロボが厳しい目を光らせているので通りには立っていない。コスプレのまま歩いている者もいるため二人の姿は完全に街に溶け込んでいた。

「トーヤ、こういう時は素行の悪そうな者より大人しそうで少人数で行動してる者に聞くのが一番ですよ」

「なんでだよ、オーグルなんて物に手を出すのは悪そうな連中だろ?」

「素行の悪そうなものと話をするのはリスクが高いですよ。かなりの確率で揉め事に発展します。実際クツキとカノウは普通の店でバイヤーに会ってるでしょう?」

「それもそうか」

「トーヤ、この街はサイボーグがいないのですか?」

「いや、いると思うぜ?東京じゃみんな分かんないように人工皮膚でうまく隠してるし。みだりに見せびらかしたりするのは田舎者って風潮あるからなぁ」

「そうなのですか」

「なんでだ?」

「簡単に強い力を手に入れようとするとき機械化する者が多いのですが、決して安い値段ではできません。オーグルは機械化したくてもできない者をターゲットにそれなりの値段で取引してるのではないかと。クツキもカノウも非正規労働者で給料は高くありませんでした。それに加え東京では機械の体を見せびらかすのが格好悪いという風潮ですので尚更安い機械化はできませんよね。なのでそういった低所得者たちが集まる場所にいけば手がかりを得ることができるかもしれません」

「おお…なるほど。じゃあ安い早い量が多いで評判のファミリーレストラン居酒屋の[オドロキ屋]に行って見るか」

派手なネオンに大げさな海賊の看板、店内は薄暗く船内を意識した作りになっているファミリーレストラン居酒屋[オドロキ屋]。「値段におどろき提供の早さに驚き量に驚き味に驚く!」が謳い文句の店である。残念ながら味の評判はイマイチで驚くには至っていないのが現状である。しかし若者から観光客、外国人に人気で繁盛している。オーダーはカウンターで注文、その場で精算し受け取り好きな席に座る。立ち食い用のテーブルもあり一人でふらっと立ち寄り一杯飲んで帰るサラリーマンも少なくない。

「おー…ここなら有益な情報を得られそうですね」

「適当に注文するか…リティーシャは…」

「モーモーミルクしか要らないです。無いのなら結構です」

「そうだったな」

コーラを持って立ち食いテーブルに着く。周囲を見渡すと地味な格好の二十代前半の男3人が飲んでいるのを見つけた。リティーシャは男たちに話を聞きに近づく。

「こんばんわ。いきなりですが、この中にOGLの入手方法を知ってる人はいますか?」

いきなり小柄なガスマスクの女性が話しかけてきたので3人の男たちは驚いて顔を見合わせ反応できないでいる。

「な、なんですかあなたは…」

「誰?」

「え?」

リティーシャはOGLの空の小瓶取り出して3人に見せる。

「これをどこで手に入れるか知ってますか?」

「それって…」

「噂で聞いたことある…最近流行ってるんだって?」

「小宇坂が手に入れたとか言ってたけど…お嬢ちゃん誰?」

「コウサカとは連絡が取れますか?」

「ああ…つーかもうすぐここに来るよ。つーかお嬢ちゃん誰よ?」

「ではここでコウサカを待ちます」

刀耶を見るリティーシャ。刀耶は頷いて3人の男の席に近づく。

「すんませんねお兄さん達、妹が失礼しちゃって」

ウィッグをわざとらしくかきあげて言う刀耶。

「訳あってOGL探してんすよ。実は俺達の兄ちゃんが事故に遭って体が不自由になっちまって…サイボーグ手術する金もないしでもこのままでは兄ちゃん自殺しかねないし…そこでOGLの噂を聞いて…」

「そうなのか…苦労してるんだな…あ、小宇坂が来た!おーいこっちだこっち!!」

刀耶とリティーシャが振り向くと筋骨隆々のおかっぱの男性が近づいてきた。

「小宇坂見違えたな…それが噂の?」

「おう!OGLの力だぜ!!で、この男と女は誰?」

「なんかOGL買いたいんだってさ、事故で体が不自由になったお兄さんの為に欲しいんだとさ」

「ほーん…ま、警察にも見えないし大丈夫だろ。付いて来な、まだ近くの公園にいるはずだ」

コーラを飲み干す刀耶。小宇坂に着いて行く二人。2丁目の横道の中程にある小さな秋馬第三公園に着いた。そこにいたのは…革ジャン革スカートを着た黒髪の女。リティーシャはモンタージュと見比べる。

「特徴は一致しますね…トー…お兄様、OGLを買いましょう」

「そうだな妹!ありがとう小宇坂くん」

小宇坂と別れ黒髪革ジャンの女に近づく刀耶とリティーシャ。

「なにあんたら?ワタシに何の用?」

女はタバコに火をつけて言った。

「OGLあるかい?」

「いいけど金はあるの?現金のみで10万。絶対にまけないよ?」

「オーグルをどこで手に入れましたか?」

「あん?…今なんつったチビ女?」

煙をリティーシャに吹きかける女。

「自分が何を売っているのかご存知無いのですか?」

「お前が知る必要無いだろう?ワタシが何売ろうとどうでもいいだろ?何?説教??」

「悪いことは言いません、すぐに関わるのを止めてこの街から逃げるのです。もし既にオーグルに取り憑かれているのなら…解放してあげます」

「解放!?イカレた宗教の勧誘かよ!シッシッ!あっち行きな、暇じゃないんだよ」

「手持ちのオーグル全てを没収します!入手ルートを教えなさい!!」

掴みかかるリティーシャ、女はリティーシャの腕をつかみ投げ飛ばす。リティーシャは空中で体を反転させて着地する。

「ハハーン…ワタシの代わりにOGLのバイヤーになろうって訳?そうはいくか!あの人の為にやめるわけには行かないんだよ!!」

「誰ですかそれは!」

「言うわけ無いだろこのバカ女!!」

刀耶は女とリティーシャの間に割って入る。

「まぁまぁおねえさん…そのOGLって強くなれるだけなのかい?副作用は??」

「さぁね?性格が変わるとかそんなもんなんじゃないの?ワタシは必要ないし知らない」

「今日は大きなおにいさんは一緒じゃないのか?」

「他のとこに行ってるよ…あのさぁあんまり詮索すると消えることになるよ?」

「それは怖い!今は10万も無いからこれで失礼!」

刀耶はリティーシャの手を引いて第三公園から離れる。

「おい、喧嘩腰で話すなよ…大事な手がかりを逃してしまうだろ?」

「一つでも多く売らせるわけには行きません!あの女を締め上げててもルートを吐かさないとダメですよ!」

「とりあえず…後を付けてみるか?」

「その間にオーグルがまた一つ人の手に渡ったらどうするのです」

「一旦出直したほうがいい、小宇坂ってやつ既にオーグルに取り憑かれるみたいだしそっちもなんとかしないと」

「ん~……」


刀耶とリティーシャがオドロキ屋に戻ろうとすると目の前にニット帽とバンダナをマスクがわりにした、いかにもタチの悪い男といった二人組が立ちふさがった。

「OGLの事を探ってるんだってな?」

「余計な詮索は痛い目にあうぞ?今から痛い目にあうんだからな!!」

男たちは拳を振り上げて殴りかかって来る。刀耶はケースでガード、リティーシャは殴りかかってきた男の拳をしゃがんで躱し、脇腹に肘を入れ膝関節を後ろか蹴り転ばせる。

「いでえええええ!!俺の拳がああああ」

「がはっ…いてぇよぉ~」

「今だ!逃げるぞ!!」

「さっきの女が差し向けたのですね」

二人は路地に入る。突然体に何かがまとわりつき動けなくなる。見ると黒くベトつく糸状のものが体についている。

「ぺっぺっ!なんだこれは!!」

「これは…厄介ですね」

「あはははー…かかったね!ワタシの網に!!さて、じっくりと痛ぶってあげる」

前から現れたのはバイヤーの黒髪女である。舌なめずりしながら警棒型のスタンガンを振り回している。

「ヤバイぞ…ブレスレットに指が届かねぇ…」

「私なら届きそうです…もう少し…」

続く





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Last updated  Apr 23, 2016 08:23:01 PM
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長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

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