未完成のブログ

未完成のブログ

May 8, 2016
XML
カテゴリ: MirageKnightCase
MKC8話ヴォルフガング・フォン・ホフ

地面スレスレを滑空し刀耶に肉薄するホフ。サンダーディスクシールドを下段に構え迎える。足元を狙った一撃を防御、電撃が迸りホフの体が跳ねる。刀耶はフリーズロングソードを振り下ろす。ホフのロングコートを切り裂き凍結させた。

「とりゃっ!」

切り上げで追撃する刀耶、ホフは身を反らして回避。そのままサマーソルトキックで刀耶の顎を蹴り上げる。

「ぐっ……」

着地と同時に両手から閃光を放つホフ。サンダーシールドの防御は間に合わず刀耶の胸に直撃、後方の室外機に激突する。

「やはり素人そのものの動きだねー。その鎧は君にふさわしく無いと私は思うが」

「それを決めるのはお前じゃねえよ(ハイパーキングファイターにはない動きだ…くそ、リティーシャのサポートがあれば)」

両手から閃光を放ちながら滑空するホフ、刀耶はサンダーシールドで防御、そのまま突進。衝突の直前、刀耶は飛び上がりキリモミ回転、フリーズロングソードでホフのコウモリ羽を斬りつける。斬り裂かれ浮力を失ったホフは地面に激突し床を滑っていく。



ジェット噴射で一気に間合いを詰める刀耶、ホフの反撃に備えながらフリーズロングソードを振り下ろす。逆立ちで跳ね起きたホフ、そのまま飛び上がり閃光を刀耶の頭部に命中させる。続いて両手を半径の筒に変形させて繋げ、戦車の砲を思わせる形に変える。そして砲からサッカーボール大の光弾を撃った。光弾は刀耶のサンダーシールドに命中、体を大きく仰け反らせる。続いての砲撃、光弾は腹に命中、体を折り曲げて吹き飛ぶ刀耶、床のコンクリートを削りながら転げた。

「今のはどうですかねー?」

「バケモノめ……」

「戦車砲を再現した攻撃です。それでも破壊できないとは驚きましたねー」

刀耶の見るナイトケースのモニターの表示に耐久力限界値の警告がされている。

「(今もう一度あの戦車砲を喰らうわけにはいかない……俺の霊力がもっと高ければ装甲の回復も早いのかもしれないな……シールドで受けるのも危険だ、回避するしかない。ジェットで飛び回るしかないか)」

ジェット噴射で飛び上がる刀耶、ホフを中心に円の動きで飛び、戦車砲の砲撃を回避する機会を伺う。

「ほう、狙わせないつもりで?それならこちらから行くまでです」

羽を再生したホフは飛び上がり刀耶を追いかける。両手の閃光を噴射に推進力を上げる。フードを変形させて伸ばす。

「ちっ……」

左足を伸びたフードに掴まれる。二人はきりもみを描いてビルの屋上へと落ちていく。激突寸前でホフは閃光噴射で刀耶から離れた。屋上に激突しバウンドする刀耶。



ナイトケースの装甲耐久値が限界に達し、背中と肩の装甲の一部がチップ状の破片となり散らばる。

「ついに破壊できましたか……ふむ、耐久値は分かりました」

ホフは両腕を肥大化させそれそれ4つの穴が開いた箱形状に変える。4つの穴は同時に輝き閃光の溜めを始めている。

「あれを喰らうのはマズイ……」

「これで完全破壊ですねー!」



「シールドでダメージを最小限に……」

降り注ぐ8つの光弾。刀耶を囲む形で床に着弾、一つが爆発すると連鎖で全ての光弾が爆発する。

「しまっ……」

「さて…鎧の破片を回収しますかー……ん?」

爆発に巻き込まれたはずの刀耶は爆風を浴びずに立っていた。刀耶の周囲には黒いパネルが囲むように突き刺さりバリアーの役割を果たしていた。

『トーヤ、大丈夫ですか?』

ナイトケースのヘルメットにリティーシャの声が聞こえる。

「ああ!お前こそ大丈夫なのかよ」

『レンに助けられました。まだ動ける状態ではありませんがガスマスクからあなたをサポートします』

「ギリギリ助かったぜ……このパネルはお前が?」

『ディスクバットを使いました。ナイトケースのサポートユニットとして使えるのです』

黒いパネルがつながり板状マント状になりナイトケースの背中に装着される。

『変形して飛行ユニットにもなりますので飛行時間、速度と共に大幅にあがります、ディスクバットのエネルギーも使いますので刀耶の負担は減るはずです』

「そいつは助かる」

『おしゃべりはここまでです、来ますよ』

滑空で突進するホフ、刀耶はジャンプで回避。追いかけてくるホフ、両手の閃光を溜める。

『ファイヤーディスク装着、ナイトケースオートカウンター発動』

ナイトケースのマントの肩部分が小型の砲に変形し火の玉を連射、ホフの接近を止める。

「おお!」

『ナイトケース飛行モード』

マントは戦闘機を思わせる翼とブースターに変形する。

『サポートは私がしますので刀耶は全力で戦ってください』

「よし!任せたぞ!!」

急降下からロングソードを振り下ろす刀耶、連続攻撃を仕掛ける。ホフは赤い閃光を小さく放ちロングソードを弾く。斧に変形させた足で反撃を繰り出す。翼のバックブースターで高速バックステップ回避する刀耶。肩の小型砲を連射、ホフに命中させる。

「急に動きが良くなりましたね。そのマントのおかげですか」

「これからが本領発揮さ」

腕を伸ばすホフ、刀耶はロングソードで弾き空を切って氷弾を投げつける。命中したホフの左腕が凍結する。ホフは腹から大蛇を思わせる触手をのばし刀耶を掴みにかかる。両腕に巻き付く触手、刀耶はジェット噴射で飛び上がる。宙返りでホフを振り回し床に叩きつけた。

「さっきのお返しだ!」

「っ!?まるで別人の動きですねー……なるほど、これが対オーグル兵器の真価と」

『トーヤ、耐久値が30%以上回復しません。あなたの霊力が尽きかけている証拠ですもう長くは戦えません、10%を切って倒しきれない場合は撤退もありえますよ』

「でもここでやつを逃したら……もう見つけられないかもしれない」

『あなたが死んでしまっては次も何もないのですよ』

「そうだな……俺がもっと上手くこいつを使いこなせてもっと霊力が高ければ……焦る必要もなかったのに」

『あなたはよくやっていますよトーヤ。数日でこんなにもナイトケースを使いこなして私のサポートなしでここまで来たのですから』

「はは……お世辞は後だリティーシャ。あいつとんでもない動きして読めないんだ、攻撃も当たらないし避けられねー……どうすればいい?」

『隙を誘うのです。さっきの爆発物を放った時のように大きな攻撃の隙をつくのですよ』

「わざと隙を作るのか」

『失敗すれば致命傷になりかねます。チャンスはそんなにありませんよ』

刀耶はジェット噴射で飛び上がりフリーズマスケットでホフを攻撃する。氷弾を避けたホフは羽を広げ刀耶を追ってくる。

「よし、逃げるぞ」

ジェット噴射を全開にして上昇する刀耶、両手の閃光を推進力にして追いかけてくるホフ。夜の空に青と赤の光の筋が立つ。

「空中ならこっちが有利だ」

ロングソードで斬りかかる刀耶、ホフは肩から剣の腕をはやして受け止める。

「空中戦を挑んでくるとはねー」

ホフは剣の腕を伸ばし刀耶のロングソードを弾きに掛かる。対する刀耶は斬り合いはせずブースターで回避、サンダーシールドから電撃を放ちホフを押し返す。

「私の両腕を封じるために空中戦に誘い込んだと?甘いですねー」

ホフの閃光を放っている両腕が裂けていき、4本腕となる。そして2本の腕を刀耶に向ける。
閃光を見た刀耶はマントの小型砲を連射、ホフを牽制する。

「連射武器良いですねーこちらもそうしましょう」

10本の指に穴が空き赤い閃光が宿る。ホフは刀耶にかざして10本の指から光弾を連続発射する。刀耶はサンダーディスクで防御しながら急上昇、ロングソードを構える。

「ストライクスマッシュ!!」

ブースターにストライクスマッシュのエネルギーを込める刀耶、爆発的加速の刺突を放ちホフの腹を貫き、そのまま急降下していく。

「うぐ…やりましたね。だがこの状況ではあなたにも逃げ場はありませんよ」

ホフは両腕を顔の前で閃光の溜めを作る。

「今だ!」

刀耶は突き刺さったフリーズロングソードを離し、逆噴射でホフの体を引き離す。

「何!?」

人間の胴回りほどの大きさの閃光がホフの両腕から放たれる。刀耶には当たらない。熊野に叩きつけられるホフ。

「リティーシャ、もう一度ストライクスマッシュいけるか?」

『今放てばエネルギー残量15%に落ちると思われます』

「じゃあいけるな!ストライクスマッシュ!!」

サンダーシールドを投げつける刀耶。ホフの腹部に突き刺さったフリーズロングソードに命中する。

「うおおおあああああああああああっ!!」

ホフの体に内側から電撃が流れ込む。フリーズロングソードは電撃に反応、刀身を包み込んでいた氷が爆発、ホフの体を内側から抉る。

「おおおおおおおおおおおおおおっ!!」

「やった……か?」

着地する刀耶、ゆっくりとホフに近づく。

『気をつけてくださいトーヤ。ホフは分かりませんがオーグルまだ活動しています』

その証拠にホフの体に空いた傷は徐々に閉じているのが見える。

「心臓か脳を潰せばオーグルは爆発四散して消滅するはずだ」

刀耶はサンダーシールドをマスケット銃に変形させホフの頭に狙いを付ける。

「グルルルルルルルルッ!」

ホフはロングソードが突き刺さったままで飛び上がり空中回転、体中から触手を伸ばし刀耶に絡みつく。

「ちっ!やっぱりまだ動けるか」

肩の小型砲を連射、ホフは触手で顔を防御する。ホフの胴体が赤く発光、体中の触手に光が流れていく。

「なんかヤバイぞ……」

全ての触手から赤い閃光が放たれる。ナイトケースの装甲が剥がれ散らばっていく。

「うあああああああああああああああっ」

『トーヤ!!』

外装甲が剥がれ落ちた下には柔軟性のある金属で編みこまれたスーツが見える。

『外装甲の60%が脱落!危険ですトーヤ!!これ以上戦闘は無理ですよ!!』

「あと……少しなのにな……」

体を丸めたホフは高速回転、体当たりで刀耶を吹き飛ばす。ホフはロングソードを引き抜き眺めている。

「ぐあああああっ痛ってええええええっ!!」

コンクリートブロックに叩きつけられた刀耶、肩を押さえながら体を起こす。

『骨折3ヶ所に打撲6ヶ所、やはり外装甲無しではトーヤの体が持ちません。離脱しましょう、レンもそちらに向かっているので』

「今ので左肩と腰がやられたみたいだ…リティーシャ、前にやってくれたヒーリングはどうだ?装甲は直せるか?」

『両方はトーヤの霊力の残量的に無理です。装甲を直しここから飛行して離脱する分で精一杯ですよ。残り15%です……』

「離脱を考えなければナイトケースの装甲を戻しヒーリングの両方は可能か?」

『可能ですが残り2%になります。ここまでいくと武器とナイトケース本体を維持するだけで精一杯になりますよ……危険すぎます』

「オジサンが来てくれるのならギリギリまで戦ってオーグルを倒す方が良いんじゃないかって思ってな。逃がしてまた探すのもめんどくさいし」

『……とりあえず装甲は戻します。このままだと危険すぎますので』

散らばった装甲がナイトケースに集まっていく。ホフが持っているロングソードも分解されナイトケースに戻っていく。

「もう少しで成分分析終わったものを…ジルコニアとチタンと銀を合わせた合金。後は分析できませんでしたねー……そろそろ終わりにしましょうか、血を流しすぎましたのでね」

接近するホフ、ナイトケースのオートカウンターが発動し肩の小型砲から火炎弾が連射される。

「このままじゃ逃げることもできない!リティーシャ、ヒーリングを頼む」

『分かりました』

ナイトケースの全身が輝く。刀耶の傷は癒え痛みは消えていく。

「サンキュー、リティーシャ」

『これでディスクを使う霊力も無くなりました。なんとかレンが来るまで耐えてください』

ホフは両腕を剣、両足を斧に変形、赤い閃光を纏わせて仕掛けてくる。ナイトケースの霊力残量が減ったためオートカウンターは発動しない。刀耶はノーマルのロングソードとシールドでホフの猛攻を受け止める。

「これまでの攻防で分かりましたーその鎧は耐久力を超えると分解する仕組みなのですねーそれならこうやって断続的に強い衝撃を与えればまた崩壊するはずですねー」

「そう簡単にいくかよ」

空中4連蹴りから回転斬り、シールドを押上げてからのリバースサマーソルトを放つホフ。刀耶は打撃をくらい後方によろめく。

「フハハハ……どうしましたかー?動きが鈍いですよー?」

「(さっきのストライクスマッシュ2発は確かに手応えがあった、奴も相当消費してるはずだ……せめてあと一撃こいつの心臓か頭に叩き込めれば)」

ホフはシールドを掴み刀耶の腹にソバットを叩き込んだ。

「ぐうっ……」

『トーヤ!!逃げてください!!そうすればきっとレンが』

「あのオジサンだって消耗してるはずだ、だからここでなるべく粘らなければ」

『トーヤ!!』

ドリルめいたドロップキックを放つホフ、刀耶の胸を蹴り反動で頭上に飛び上がる。そしてそこから両腕の剣を振り下ろし刀耶の両肩を打った。

「くっ…まだこんなに速いのか」

刀耶の繰り出した水平斬りをしゃがんで回避、蠍の如く背面蹴りで刀耶の顔面を打つ。そのまま逆立ち状態となり、連続蹴りを放ち刀耶を押していく。

「反撃の隙が……無い」

ホフは下段の水面蹴りそこから立ち上がりの膝蹴り、両手打ちで更に刀耶に打撃を入れる。押されていく刀耶は吹き抜けに足を踏み外し44階に落下する。

「ぐあっ……」

「これで粉砕してあげますねー後ろに力が逃げない状態で当たれば中身のあなたも無事ではないでしょう」

両手を繋げ戦車砲に変形させるホフ。

『トーヤ!!』

「やべぇ」

シールドを構える刀耶。ホフの戦車砲が赤く光る。

「うぎゃあああああああああっ!!」

ホフの戦車砲が突如爆発。大量の青い血を撒き散らした。

「遅くなってすまない」

屋上からレンの声が聞こえた。

「オジサン!」

「うがああああああ……一体何が……あなたは……そうですかアグリアはしくじったようですね」

腕を変形させて出血を止めるホフ。その目の前には脇差と数珠、独鈷を構えたレン。

「観念するんだなDr.ホフ。ここはもうじき私の仲間が駆けつける」

「何を馬鹿なことを、こうやって飛べばいつでも逃げれるんですよー」

羽を広げ飛び上がるホフ。10m程飛び上がった所で体に衝撃が走った。

「ぐぅ……これは」

「結界を張らせてもらった。もうあんたはどこにも逃げられん」

「それならあなたを始末するまで!」

飛びかかるホフ、レンは脇差を一閃。ホフの右手指を切り裂いた。

「そう簡単にはやられんがね」

「たかが人間がどこまでやれる」

「たかが人間されど人間さ」

両腕を鞭のようにしならせレンを攻撃する。レンは脇差を構えて突進、腕の先を回避し脇差で斬りつける。

「ハン!」

数珠を持った左手をホフの胸に叩きつける。ホフの背中から光が噴射、吐血する。

「ガハッ」

「疾風連撃」

ホフの口と首筋に高速の二連斬撃を入れるレン。ホフはたまらず赤い閃光を打ちレンを離す。

「ゴボッ……オーグルの再生が遅い……その刃、何らかの術式が組み込まれていますね?」

「魔なる者、人ならざるものを切り裂く刀だ。刀耶くんのおかげであんたはもうそれほど戦う力は残っていない、このまま捕縛させてもうよ」

「ククククク……これで私を追い詰めたつもりですかー?甘いですよ」

ホフは腹からリモコンを取り出しスイッチを入れる。44階のフロアーにあるコンピューター、機材が爆発していく。

「私を捕らえてもオーグルは始末できない!ここのフロアーにあるデータは全て消去した!コピーはサーバーに保存してある……クククク」

続けてリモコンのスイッチを押すホフ。室外機の横にあるコンクリートが左右に開きエレベーターが現れた。

「クククク…屋上に結界を張った?それがどうしたのですほかのルートで脱出すればいいだけのこと」

エレベーターに飛び込むホフ、追うレン。扉が締まる直前に独鈷を投げ込んだ。

「しまった……だが」

「レン!」

ふらつきながらリティーシャが44階に現れた。

「ホフは?」

「逃げられた……だが独鈷に霊力を流し込めば投げ込んだ独鈷と線で繫がるそれを追えば奴にたどり着ける。私の独鈷の有効範囲は500m程だ、それ以上離れられると線は切れる」

レンは屋上から壁を蹴って44階に降り立つ。

「私はやつを追う、君たちはここから離れるんだいいね?」

レンはエレベーターに向かって走っていった。

リティーシャはレンがエレベーターで降りていくのを確認した後、倒れている刀耶の横にしゃがみ、ナイトケースを解除した。

「すみませんトーヤ……」

ガスマスクを外すリティーシャ。目にはこぼれ落ちそうな涙が浮かんでいる。

「謝ってんじゃねえよ……怪我は治ってる。お前こそ具合悪そうじゃないか」

「これは……私が自分自身で望んだ状態なのです、大丈夫ですミルクを飲めばすぐに回復します」

「なんだ腹減ってるのか。しかし……あと少しだったのにな、オジサンあいつを捕まえられるかな?飛べないし」

「仕方ないです……トーヤのせいではありません。私が悪いのです、トーヤは全力で自分の出来ることを精一杯してくれてますそれに比べて私は……」

顔を伏せるリティーシャ。

「何言ってんだ、無理することなんてねえよ」

「……違うのですトーヤ。私は覚悟が足りていなかったのです、怖くて、保身の為にできなかったのです。最初から覚悟が決まってればホフに逃げられずに済んだはずです……」

「どういう事だリティーシャ?あのホフってやつを止められるのか?今からでも??」

「……可能です」

「なら、やろうぜ!ここまできてアイツを逃がすのは悔しいじゃないか!!逃せばオーグルの被害も大きくなる!!」

「トーヤ、私を信じてくれますか?」

「何を今更……信じてなければこんなこと言わねえよ」

「ありがとうトーヤ。あなたに出会えて本当に良かった……」

リティーシャは刀耶に顔を近づける。そして頭から流れ頬に伝わっている血を舌で舐めとった。

「リティーシャ?」

「私の本当の姿、見てくださいトーヤ」

リティーシャの瞳は燃えるような真紅に変わる。犬歯は鋭く、肌は透き通るように白く、髪は艶やかさを増しプラチナのごとく輝く。刀耶は目を見開きその姿をただ眺めていた。

続く。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  May 8, 2016 09:34:31 PM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Free Space

Profile

長月(ながつき)

長月(ながつき)

Calendar

Archives

Oct , 2026
Sep , 2026
Aug , 2026
Jul , 2026
Jun , 2026
May , 2026
Apr , 2026
Mar , 2026
Feb , 2026
Jan , 2026

Comments

長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

Favorite Blog

まだ登録されていません

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: