未完成のブログ

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Jun 22, 2017
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カテゴリ: Fallout:NewVegas
ヴァン・K






カリーナ・エレイン・ミノーグ


カリーナ・E・M:モハビから消えたヴァンを探していたらしい。


FalloutNewvegas128話「スリーワン大佐」

「おはようございますヴァン様!とてもお疲れのようですね、もう昼ですよ」

「……ん?」

 ベッドから身を起こすとセキュリトロンが目の前に居た。イエスマンだ。ここは……ラッキー38だ。

「何故お前がここにいる?」

「おやおや~?お忘れですか?貴方がここに私をインストールしたのですよ。どうやら記憶障害を起こしておられるようです……オートドクターに見てもらったほうが良いのでは?」

「……記憶障害?」



「イエスマン、俺は……ザイオンから戻ってきたんだよな?Mr.ハウスの命令で向かったんだよな?」

「はい、あなたはザイオンからお戻りになられましたよ。しかし貴方はMr.ハウスの指示で向かったのではありません。何故なら貴方がザイオンに向かう前に既にMr.ハウスは死んでいましたからね」

「なんだと……!?」

「その事もお忘れで?」

「知らない……どういうことだ、どの記憶が正しくのかわからなくなってきた。イエスマン、俺の様子はいつからおかしい?」

「貴方がおかしくなったと答えるには貴方が正常であった状態を知らなくてはなりませんね。どの状態が正常だったか覚えていますか?」


「お前と初めて会った時……そしてお前をインストールした時の俺を比べてどうだ?」

「……少々お待ちください……違いがあるとすれば、私をここにインストールした時の貴方は瞬きをしていませんでした。それくらいの違いしか私には分かりません」

「まばたき……か」

「いつも通りの貴方でしたよ、ええ。Mr.ハウスを処分するといつも通りの様子でおっしゃいました」

「なに?」


 PIP-BOYに刻まれた傷を何気なしに眺めるヴァン。そこには『スリーワン大佐』と記されていた。

「そう……か!思い出したぞ!そうだ!!スリーワン大佐だ!!あいつが俺になりすましていたんだ!!……確か俺がグレートカーンズを潰す計画を立てたとかお前に聞いたんだ。それで様子をED-Eと見に行ったんだ。それで正体不明のパワーアーマーに襲われて……スリーワン大佐と名乗る人物に捕らえられたんだ」

「そうでしたか、それは災難でしたね」

「イエスマン!スリーワン大佐について何か知っているか?」

「……そのような人物はこれまでモハビで目撃されておりません。セキュリトロンの目が届かない場所から入って来たか、もしくは偽名変装をしているかではないかと」



「ヴァン、目を覚ましたのですね」

 声がした。そこには金髪の長い髪、緋色の目、白衣を着た10代前半の少女が立っていた。

「カリーナ……」

「どこかおかしなところは無いですかヴァン?とても心配したのですよ、ここを飛び出して何日も音信不通で……」

「あ、ああ……」

 カリーナはヴァンの横に腰を下ろす。

「何があったのですヴァン、わたしは力になりますよ」

「ああ……」

 真っ直ぐに見つめるカリーナに対しヴァンは少し不安を感じながらある事を思い出していた。

「キンバル大統領が暗殺された現場で……君のお抱えのアンドロイドのオーディンを見かけたんだ。ユークリッド射線測量計を持っていた。大統領が殺された時の光はあのユークリッドのものじゃないかと考えているんだが……君はどう思う?あの装置は君が所持していたはずだ」

「そうでしたか……ユークリッド射線測量計は少し前に紛失したのです。それをオーディンが持っていたと。キンバル大統領の暗殺に使われたのなら第三者、もしくはオーディンの仕業と考えてもおかしくないですね。すぐにオーディンを呼び戻しましょう」

「ちょっと待ってくれカリーナ、君のオーディンがキンバル大統領を暗殺したかもしれないんだぞ?それがどういうことか分かっているのか?」

「もちろん。でもそれはモハビを治めれば全て解決できる問題です。重要なのはヴァンが無事でモハビが平和になることです」

「カリーナ君は……」

「ヴァンが言いたいことももちろん承知です。わたしはヴァンの為、わたし自身の為に動いてます。それは確かです信用してください」

「君は動き出したら止まらないんだな。迷いもないんだな……」

 ヴァンは視線を落としてつぶやきいた。

「話は変わるけど……カリーナ、君はスリーワン大佐のことを知っているか?」

「知っています、ヴァンがいない間にスリーワン大佐を事を調べていました。レッドマウンテンで行方不明になったヴァンを探してわたしは動いていましたからね。アジトも突き止めました」

「そうか流石だな……で、どこにいるんだ?どんな奴なんだ?」

「北東の岩山の洞窟を改装してそこに基地を作っています。エンクレイヴ製の装備を多く揃えていますね。エンクレイヴの残党ではないでしょうか?何が目的なのかはわかりませんでした」

「エンクレイヴ……」

「ヴァン、スリーワン大佐と何かあったのですか?教えてください」

 ヴァンは捉えられスリーワン大佐に何か催眠音波のようなものを当てられザイオンに向かわせられたとカリーナに伝えた。副大統領と呼ばれる存在もいると話した。

「……スリーワン大佐と副大統領ですか。目的がはっきりしませんね。ヴァンを捕らえておいてザイオンに向かわせたのも謎です」

「ああ、全く謎だ。俺になりすましイエスマンをインストールし、グレートカーンズや……そうだ、BOSも襲うと聞いてたんだ。あっちはブーンとキャスさんが向かったはずだ。ともかくスリーワン大佐のやってることがわからない、何をしたいんだ。俺を殺してなりすますのならザイオンなどに向かわせずに基地で殺すはずだ。生かしておいたことに意味があるはずなんだ」

「直接本人に聞くしかありませんね。行きましょうヴァン、わたしとアリカ、リアにローズローザがついていきます」

 カリーナは目を輝かせて言った。

「オーディンはどうするんだ?」

「オーディンは連れて行きません。呼べばヴァンとひと悶着起きると考えてますので。スリーワン大佐の件が終わってから呼び寄せますよ」

 カリーナはそう言うとカバンから小さな無線を取り出した。

「こちら111号、戻られたし。オーバー」

『22号了解です~仲間と合流地点に向かいます~』

 無線をしまうカリーナ。今度はPDAを取り出しメールを送った。

「さぁヴァン、支度をしましょう。ハンドレールガンにプラズママグナムにパワーアーマーも用意してありますよ。どれでも好きなものを使ってください」

「いや俺は……ザイオンで手に入れた特殊改造45オートを使うよ、その弾だけもらうとするよ」

「そうですか、それならばせめて防弾仕様のコンバットアーマーを着てください。ヴァンはよく怪我をしますからね。本当に無事ザイオンから戻ってなによりでした」

 笑顔でカリーナはそう言った。

「ザイオンで偶然会ったエイダさんという人がいてね。彼女が敵をかなり減らしてくれたんだ。カリーナの事知ってると言ってたぞ」

 ヴァンはエイダの嵐のような暴力を思い出していった。

「エイダ・ホワイトですね。彼女がザイオンに来てたとは。モハビに来る前にアルシア・ホワイトとエイダにはお世話になりました。なるほど、エイダが居たのならどんな敵がいても蹴散らしてしまうでしょうしそれでヴァンは助かったのですね」

「実は彼女と会う前にザイオンでいきなりホワイトレッグスて部族に襲われて危なかったんだ。色々あったんだよ……」

「支度をしながらわたしに聞かせてください」

 ヴァンはラッキー38の倉庫に移動し、準備をしながらザイオンでの話をカリーナに聞かせた。カリーナは相槌を打ちながら嬉しそうに話を聞いていた。

「ジョシュア・グラハムですか……モハビに戻ってくることはなさそうですね」

「彼は自分の部族のために戦う生き方を選択したんだ態々こっちには来ないさ。ところでカリーナ、君は支度しないのかい?」

「防弾ベストを着ていますよ。後はプラズマダガーにガトリングレーザーを持っていきます。それとこのベルトがあれば十分ですよ」

 カリーナは金属製のバックルを取り出した。プレート部分にはEの文字が記されている。

「それは?」

「シスターズ・インプラント・ドライバーです。わたしと姉妹たちしか扱えない特殊なインプラントを複数扱えるようにする物ですよ。わたしはオリヴィア、カテジナ、ヴィオラ、クラリス、フローラの5つのシスターズ・インプラントが埋め込んでいますので」

「……つまり同時に複数のインプラントを扱えるようにする物か」

「ええ」

「ところでカリーナ……インプラントGRXというものを知ってるか?」

「知っています。わたしのシスターズ・インプラントのクラリスと似たような性質のものですね。昔インプラントGRXの存在を知ったマザーが再現を試みて姉妹たちに研究させてました知り合いから手に入れたと言ってました。わたしも作れますよ、インプラントはわたしの得意とする分野ですし」

「何故か俺に埋め込まれているんだ……誰が埋め込んだの分からない。ザイオンで気がついたんだ」

「ごめんなさいヴァン、実はわたしが埋め込みました。ヴァンを治療した時に埋め込みました。黙っているつもりはなかったのですが中々言い出せないでいました。使い方を含め詳しく説明するつもりでした。ごめんなさいヴァン、許してください」

 カリーナは必死の表情でヴァンに訴える。

「……まぁいいさ。これのおかげでザイオンを生き延びられたんだ。他には何もないかな?ちゃんと今言って置いて欲しいんだ」

「ありません。ヴァンに言わなくてはならないことはもうありません……だから」

「……カリーナ、君は賢くて器量がよくて強い。なんでもできてしまうんだろう。自分が良かれと思ってやっていることも自信を持っているんだと思う。でもね、君のペースにみんながみんなついていけるとは思えない。相手に合わせる事も大事じゃないかな?」

 ヴァンは小さくため息をついてカリーナの両肩に手を置きじっと見つめながら言った。

「ヴァン、怒っているのですか?わたしの事を嫌いになりましたか?」

「そうじゃない、叱っているんだ。君より長いこと生きてきた者として教えてるんだ」

「そうですか、反省します。ありがとうございますヴァン、貴方はわたしをコントロールしようとしてくる大人達では無く、真剣にわたしと向き合ってくれるのですね」

 カリーナ表情が明るくなった。

「そうだ。俺は君をどうこうしようとする気はないよ。かと言って君と距離を置きたいわけでも無い。君に幸せになって欲しいだけなんだ」

 ヴァンは軽く微笑んで言った。

「……それはわたしに対してだけですか?他の女性にも同じことを言うのですか?」

「俺は知り合ったレディ皆に幸せになって欲しいんだ」

「そうですか……では優劣は付けられないと?一番大切な者は選べないということですか?」

「そうじゃない。俺は昔の記憶も無いそんな俺が誰かを好きになって一番大切な存在になんて……皆の幸せを願うことしかできないんだ」

「そう……ですか」

「NCRとリージョンの全面激突が始まる前にザ・ディバイドに行こうと思うんだ。俺を知っている運び屋があそこにいる。そいつに話を聞かなければならない」

 ヴァンは45オートの弾倉を詰め、コンバットアーマーを身につけながら言った。

「ザ・ディバイドですか。少し足を踏み入れたことがありますが、あそこは瓦礫と廃墟が続いてるだけに見えました。高濃度の放射能嵐も吹き荒れますし人の気配は感じませんでした。大量の核攻撃を受けたかのような破壊の様子が見られます」

「何故そんな場所で俺を待っているのか気になるんだ。もしかしたらザ・ディバイドと俺は密接な関係にあるんじゃないかと思っているんだ。例えば故郷とか……」

「わたしもついて行きます。そんな場所に一人で行かせられませんよ」

「いや、これは俺一人で行かなきゃ駄目なんだ。行かなければならないんだ」

「それなら支援はできるだけさせてください」

「ああ、頼むよ」

 装備を整えた二人は1階のフロアーに向かう。ラッキー38を出てアトミックラングラーに入ると、アリカ、ローズローザ、リアの三人が待っていた。

「さぁ行きましょうか。敵を潰しに」

続く





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Last updated  Jun 22, 2017 08:16:41 PM
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長月(ながつき) @ Re[1]:Fallout:NewVegas 第1話2話「目覚め」(11/19) Keyさんへ ありがとうございますがんばり…
久 遠@ Re:FalloutNewvegas121話「ストレンジトランスミッション!」(07/20) やほーい(=゚ω゚)ノ 何周遅れか分からないけ…
長月(ながつき) @ Re[1]:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年も…
久 遠@ Re:近況(12/30) あけましておめでとうございます。 今年…
長月(ながつき) @ Re[1]:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) こちらもFO4までに終わらせるつもりです!…
くおん@ Re:FalloutNewvegas103話「Vault22」(07/09) やあ( ´ ▽ ` )ノ EDーEとの意思疎通方法、…

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