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2016.03.22
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さあ、いよいよテイスティングですよ。
張り切ってまいりましょう

見学を終え、用意されたテーブルにつく一行。

そのテーブルの先にあるものは...

テイスティング

テイスティングさせていただくワインたち!

なんか「登美」っていう文字が見えるよ...
フィルムで巻かれたワインもあるよ...
ラベルのないワインもある。(゜ロ゜)

写真右から。


・登美の丘ワイナリー 登美 白 2011
・登美の丘ワイナリー 登美 白 2013


[赤ワイン]
・登美の丘ワイナリー 登美 赤 1990
・登美の丘ワイナリー 登美 赤 1996
・登美の丘ワイナリー 登美 赤 2009
・シャトーリオン カベルネ・ソーヴィニヨン 房選り 1976


という豪華すぎる合計 6 本。

まずは白ワインから。

登美 白

・登美の丘ワイナリー 登美 白 2013

黄色い果実、南国のような香り。
これがシャルドネ 100 % ですか?と疑ってしまうほど。

味わいは濃厚、甘口ワインで感じるような、
苦味に近い、ほんのりとした甘味が押し寄せます。辛口ワインなのに不思議。

バナナみたい。


・登美の丘ワイナリー 登美 白 2011

色は 2013 よりもやや薄め。こちらもシャルドネ 100 %。

前回の食事会で感じた、アスファルトのようなミネラルの香りに、
蜜のような甘さの香りも。


口に残る余韻がすごい。重いというか層のようというか。


2013 年と 2011 年、どちらもそれはそれはおいしくて
ちょっと飲んではうっとり、ちょっと飲んではうっとりしていました。

交互に飲むと、香りも味も全く異なるのがよく分かります。
わたくしとしては、どちらも違ってどちらも好き。


悩みぬいて答えられない程度に好きです。

ただ、パワフルな白であることは両者共通。
単品で楽しむ白ワインかと。

で、香り高く濃厚な白ワインに
もっと浸っていたかったんですけど。

渡辺所長がひとつひとつのワインについて
丁寧に解説してくださりながらのテイスティングでしたので赤へと移行します。


登美 赤など

・登美の丘ワイナリー 登美 赤 2009

乾いた土のような、そして甘さのあるチョコレートのような香り。

飲んだ後、舌に残る甘みの強さに驚きました。
サラッとしているのにドカンとくる、なんというか、今までにない種類の強さ。

2009 年はワイン造りに対して考え方の変化があった年なのだとか。


・登美の丘ワイナリー 登美 赤 1996

果実味溢れる香り。華やか。手のひらいっぱいに乗せた果物。

スモーキーな味でオリも見える。
スモークサーモンみたいな香ばしいおいしさ。


・登美の丘ワイナリー 登美 赤 1990

しょうゆというかみりんというか、醸造・発酵したものの香り。

味わいは渋みを強く感じました。
甘さがあるからセーフ。

ワイン造りとしては、強さを求めていた時代とのこと。
収穫の時期も現在より早かったとか。


登美 赤は 2009 → 1996 → 1990 の順に、
色が鮮やかな赤から、茶色を帯びた赤へと変化していました。
並べてみたらすごくよく分かりました。


・シャトーリオン カベルネ・ソーヴィニヨン 房選り 1976

たばこのようなスモーキーな香り。

だし醤油みたい。とても 40 年前のワインとは思えない。
若々しいとは言えないけど、でもまだ若さを感じます。

薄めの色が綺麗。色が鮮やか。
味わいは薄めなんだけどおいしい。

赤ワイン、香りだけでいえば 2009 年が好みですけど、
味は 1976 年が群を抜いて好きでした。ヽ(・∀・)ノ

シャトーリオン

なんていうんでしょうね...最初はつぶやく程度に
「あ...これおいしい...」と思ったんですけど。

飲むごとにじわじわと体の方が美味しさを理解して
やめられない止まらない状態に。

昨年の 岩垂原メルロ でも体に染み込んでいく心地よさを
感じましたが、それと似た感じ。

似てるんですけど、ちょっと違って、
今回のシャトーリオンのほうは粒子がとてもとても細かい感じ。

女性ならわかるかもですが、粘性の低い化粧水が肌に染み込んでいく感じです。
細胞にダイレクトに入っていくような。細胞の一部となるような。

すごく「体になじむ」ワインでした。

肌に合う、しっくりくる、とはまさにこのことかと。
貴重な体験だったなぁ。

こんちゃんいわく、わたくしと似たような年だから
同じくらいの年月を経た結果じゃないの?とのこと。

まー確かに、同世代的な感覚かもなぁ。
でも同世代全員と気が合うわけでもなし、相性がよかったのかも。

どーでもいーけど年がばれる。
でもワインのほうが年上だもん。笑

で、赤ワイン 4 種それぞれのテイスティング...というか
好みをはっきりさせたら、あとは 1976 年のシャトーリオンばかり飲んでいました。
(もう今後飲めない可能性が高いという思惑も絡みつつ。)

そんなこんなで、あっという間にテイスティングの時間が終了。

サントリーの皆さんにバスへの移動を求められるも、
みんな腰の重いことといったら。ワインから離れられなくて。笑

わたくしも後ろ髪を引かれまくりながら
バスへと移動しました。

ラスト、食事会編へと続きます。


---


おまけ。

「テイスティング」初体験のわたくし。

水でリセットするのはなんとなく理解しつつも
「飲まずに出す」ということをしたことないし、飲みたいし、もったいないし。

各人に、それ用の紙コップが用意されていましたが、

紙コップ
(写真右側、青丸の。)

わたくしの視界に入るメンバーは誰も出していなかったような。
だって「登美」だもん、美味しいもん、という証拠だと推測。

もちろんわたくしも例に漏れず、
口にしたワインはすべて胃までお届けしました。( ̄m ̄*)




◎関連ページ
サントリージャパンプレミアム 岩垂原メルロ / 日本







ラストまでお付き合いいただけると嬉しいですヽ(・∀・)ノ





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最終更新日  2016.03.23 16:33:42


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