非常に聞き取りにくいエピ。特にTweaks達のしゃべる言葉が全然~(泣)です。この中毒者たちの様子は本当に辛い。人間が壊れてしまうと言えば良いのか。多分、このエピでは麻薬の恐ろしさ、悲惨さを訴えたかったのだろうと思います。 爆発物はHoratioの得意分野だけに、捜査にも力が入るような感じです。"Somethig is not right here."身体に染みついたBomb Squadとしての勘。そして沈着冷静に"Everybody, run!"というHoratioは、走っていてもどこか優雅です。 "Physical evidence, my friend, is always better than an eye witness."「科学的証拠はいつも目撃証言を上回るんだ。」、この辺はCSIで仕事をするHoratioたちの信念でしょうね。 そして徐々に明かされる弟、Raymondの死がHoratioを深く傷つけているのが判ります。それまでの冷静さはドコへやら、「お前にそっくりだ」というChazを締め上げるHoratio、この時ばかりはハッタリじゃなくて心からの怒りなのでしょうね。恐らく、"Tin man"※と呼ばれた弟のことをどう理解していいのか、判らなくなってしまったのかも知れませんね。 ※オーディオコメンタリーを聞いていると、"Tin Man"はRayの子供の頃の愛称らしいです。 このChazという男が本当に憎たらしいのですが、Raymondは”Narco"(おとり捜査官)で、Crank(methamphetamine)常習者として彼に関わっていたようです。その捜査ぶりは"Tin Man"と呼ばれ、Chazからも下げずまれるほどの溺れぶり。"Tin man was a dirty cop. Who do you think taught me how to make bathtub meth?" Chazには正体がばれていたようですが、その前にヤクで死んでしまうだろう、と考えられていた。 HoratioはYelinaとジュニアと共に、麻薬におぼれて死んだ家族として不名誉を被っている。なんとか汚名をそそぎたいという思いがあるのでしょうね。Chazの残したメモを手に入れて、真実を知りたいというHoratioの気持ちが辛いです。 Horatioは最後にスージーに「お前達はCrankをやっていたのか」、と質問しますが、「Chazはそう思っていたみたいだけど、Narcoはそんなことしないよね。フリをしていたのかな?」と答える。
「君はどうなんだ?」「私はあなたに嘘はつかないわ。」 うそつけ~~~~!(爆) そのゲストがAzura Skye。Smallvilleの1シーズンと、Buffy the Vampire Slayerの7シーズンで印象的なゲスト役をしていましたが、若いのにこの子の存在感は独特ですね。外見の美しさで見せるタイプではないというと、失礼かも知れませんが(笑)、性格俳優としてこれからの活躍が期待されます。 ラストに言う、"Life is filled with suprises, isn't it?"というのは、最初の頃のエピで言っていた「失望に満ちている」の対なのでしょうか?(笑) もう一件のCalleighとHagenがなんだか親しげになる捜査ですが、容疑者役の子は"The 4400"でショーン役のPatrick Fluegerですね。友人の死に、裏切られていたことを知ってやはり私情を挟むAlexx。子供思いの彼女らしさ(ミニ・ホレイシオ)だと思いました。