CSI :Miami Files Annex

殺人事件なのですが、ユーモアがあって、そのユーモアにもこのドラマの品の良さを感じます。

個人的に今回最高なのは、プロベンザのスタトレネタでした。

フリンが購入を考えている売り物件をプロベンザとバズを伴い訪問していると、プールで女性の遺体が浮いていた。
バズが飛び込んですくい上げるが、死亡していたのはこの家を取り扱っていた、不動産業のヘザー・ラッツだった。プールサイドには遺体を引きずったような跡がついていた。
オープンハウスに訪れ、この家を入札しているのは７組で、フリンが最後の客だった。
検視では、ヘザーが全身を美容整形手術していたことが判る。
後頭部に重くて平らなものによる鈍器損傷があり、死因は気絶したままプールに落とされ、溺死したという。
シャロンはこの家を買うというフリンのために、バズが撮影した現場のビデオを持ち帰り見ることにする。

８才の息子がいるが、自分の両親が面倒を見ている。
入札者７組を集め、プロベンザがこの中に犯人がいるかもと揺さぶりをかける。
ヘザーは磨いた美貌を武器に、夫たちを誘惑していたらしい。
モラレス医師は、尻のインプラントはクッションのようになっていて、それで水に浮いていたのだという。死亡時刻も訂正された。
使われたインプラントには、韓国製のものがあり、違法なものも多いという。
LAでは、違法な整形手術が行われており、ヘザーのメールの中に、ジュン・ユーという整形外科医師への苦情メールがあった。
ただ、実際には医学の学位はなく、もぐりの医者で自宅で開業しているようだ。
重大犯罪課が踏み込むと、ユーは手術中で、自称LAでベストの整形外科医だという。
ヘザーに関する資料を求めたところ、ヘザーに違法性をバラすと脅されて無料で施術していたことが判る。
さらに、緊急連絡先は「恋人」として２人の男性の名前があった。
一人目のクレイグ・コンリーは息子のために先月まで養育費月1,000ドルを支払っていたが、息子と別れたくないので昇進話を断ったところ、昇給の話も消え、養育費が滞った事を理由にヘザーはあなたの子供ではないと言い出したという。

しかし、父親検査をしたのがユー医師だったというので、再検査することにする。
もう一人のドナルド・アーウィンは歯科医で、イーサンは自分の子供だと信じているという。
ヘザーはアーウィンの患者で関係を持つようになり、子供ができて養育費も毎月送っていたというが、ヘザーの死を悲しんでいるようには見えない。
アーウィンによると、ヘザーの両親が孫の親権を実の娘と争っていたという。
重大犯罪課にヘザーの両親ラッツ夫妻は、イーサンを連れてリノに向かうつもりだという。

父親だという人物を連れてきたが、それは嘘だという。
イーサンを奪われるかもしれないので、逃げるつもりだったというが、親権がない以上この先、イーサンは児童施設に入ることになる。
タオが発見した凶器は、プールサイドにあったバーベキュー用のグリルプレスだった。
歯科で使う特殊な洗浄液で現れており、アーウィンの妻から、ヘザーへアポの確認があった。
妻は自宅の見積もりをヘザーに頼んでいた。
アーウィン医師は妻がヘザーと接触していたのは知らないという。
アーウィンのPCを調べると、アーウィンはヘザーが犯行現場の家にいることを調べた痕跡があった。
取り調べにアーウィンは、ヘザーに家族とは関わらないでくれと頼んだだけだという。
プロベンザとシャロンは証拠があることを告げ、アーウィンに自白をさせようと、当日の動きを説明する。
アーウィンは言うことを聞かないヘザーを殴った事は認めるが、殺すつもりはなかったと言い、プールに投げ込んだのは気絶したので蘇生させようとしたのだという。
しかし、通報もせず、助けようともしなかった。
ホッブス検事は第１級殺人のところを、重警備刑務所で受刑者の歯の治療をする条件で第２級にしてもよいという。
イーサンについては、DNA検査で父親と確認されたクレイグと再会させ、家族としてやり直すことになった。
プロベンザがヘザーの物件を「悪魔の棲む家」と発表したために、フリンとシャロンはかなり有利な条件で購入できることになった。
ラスティを連れて３人で下見するが、黒カビが出ていたと聞いて、２人は購入を断る。
プロベンザはバズから相談を受け、ATM強盗はプロの手口だという。
そのため、同じ時期に近辺で同じような事件を探し、資料をバズに渡す。

ヘザーがセクシーな美女だけに、男たちがニヤニヤしつつ（特にフリンは）、シャロンが「あら？」と睨みを利かすところ、良いですね。
フリンもこんな良い条件はないんだと、浮足立っているが、ちゃんとバズを連れて行くところがしたたかです。
そのバズは、プールに飛び込んで遺体を引き上げた。
勇敢な行為ですが、確かに他の２人に任せるわけにはいかない。
そして、もう中年ではないおじさん２人に、インチキ整形外科医はやたら手術を勧める。
実名で出てきた、ポーラ・パウンドストーンてスタンダップコメディアンヌとか、その他でおなじみの人みたいですね。
その人が隠れ整形手術していたというのが、笑いどころなのでしょう。