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September 18, 2023
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ヴェラスコのストーリーが佳境に入る中、メインの方は最後に「なるほど!」とうなりました。

さすがだ。




オリビアの調べで、フアレスにいるチリーの母親にエル・サンティーニという人物から送金されていることを掴んだ。
その人物はヴェラスコには心当たりはないが、送金元がメイン州カムデンであることから、オリビアはヴェラスコに現地に向かうよう命じる
オリビアはチャーリシュを同行させる。

マクスウェル課長の現在の夫ロジャー・ブリッグスが会員となっている社交クラブで、夫が浮気をしているというアリスがショットガンを持って乗り込んだ。
夫はどこにいるのかと、アリスが上の階の部屋に入ると、夫のハロルド、会員のフラー、ロバーツが少女を相手に性的な行為をしていた。
アリスはハロルドの股間を撃ち、アリスを追いかけて部屋に入ったロジャーは売春促進の疑いで逮捕される。

もしマクスウェルの夫ロジャーが少女に関わっているとなると、彼女のキャリアにも影響がでるだろう。
SVUにマクスウェルが現れ、一体何事かという。
ロジャーは何も知らないと主張しており、オリビアも逮捕は取り消すが聴取すると答える。
今日はマクスウェルにとって再婚の記念日で、夫の無実は自分が保証するという。
少女たちは、ホステスとして雇われ、そのうち個人的な「配慮」をすると報酬を得られるようになった証言する。
彼女たちはショッピングモールでフラーにバイトをしないかと声をかけられたが、フラーの方は15歳だとは知らなかったという。
第3級犯罪的性・行為や児童虐待に問われると追及すると、黒幕の名を明かすと取引をもちかける。
何と、ロジャーが少女たちの写真をトレーディングカードのように持っていたという。
もし真実ならロジャーは性的人身売買の罪に問われることになる。
一方、ロジャーはマクスウェルが弁護士が来るまでは喋らないようにと止めるのも構わず、彼女たちはホステスだと思っていたと喋り始める。
ロジャーが性的接待を受けていた証拠はないため、カリシはマクスウェルの自宅でもある場所の家宅捜索令状を請求する。

未成年の少女に対する罪で加害者の裁きを望むというが、夫の無実を信じるマクスウェルはフラーが夫を利用して罪を軽くしようとしているという。
まずは夫と話をしてほしいというので、SVUは要望を受け入れる。

エル・サンティーニはカムデンの中学校の教頭だった。
ヴェラスコとチャーリシュがパメラ・メンドーサ宛の送金について質問すると、カトリック教会の慈善活動で、パメラが夫に先立たれ気の毒に見えたので助けようとしたと答える。
ヴェラスコは学校構内を歩いて、ある教室前で足を止める。


ロジャーはクラブがホステスやエンターテナーとして少女たちを雇い、クラブに設置されたギリシャ風のプールでニンフ役として立ってもらったという説明をするが、少女たちの証言と矛盾する。
フラーが黒幕はロジャーだとしていることについては、一緒に不動産投機をしている関係で、ロジャーを脅して所有する株を売却させたいのだという。
これを聞いてマクスウェルはロジャーは嘘を言っている断じる。
不動産投機の話は去年破綻しており、ロジャーが失くした金というのはマクスウェルの金だ。
マクスウェルはあらゆる令状を取って徹底的に調べるようにいう。
ロジャーのクラブのロッカーから少女たちの裸の写真がみつかり、いよいよロジャーを逮捕せざるを得なくなった。
写真は少女たちの同意なしに撮影され、フラーはロジャーがそれで少女たちを脅したという。
マクスウェルは前の夫と別れた時にかなりの示談金を得たが、ロジャーは資産を持たず、小遣いを渡す生活だという。
こうなったのは私の責任なのだろうかというマクスウェルに、オリビアはロジャー自身の選択だと答える。
マクスウェルの夫への信頼はゆらぎ始めたようだ。

ヴェラスコとチャーリシュはチリーを尾行して、生活状況を監視する。
カルテルに忠実なはずの男にしては、冴えない地味な生活をしているようだ。
チリーとエル・サンティーニはバーで酒を飲んでいた。
ヴェラスコはチャーリシュを外し、一対一でチリーに向き合う。
始めヴェラスコがかつての相棒だったことに気が付かないようだったが、チリーはフアレスの脅えた少年のことを思い出す。
今はアンソニー・サンティーニと名乗っているという。

児童ポルノの所持で取引を勧めるマクスウェルに、ロジャーは刑務所には行かないと拒む。
性的人身売買で公判になれば実刑は免れないといくら説得しても、一旗上げようとして初めて妻に金の無心をしなかったから怒っているのだろうという。
問題を解決してくれとすがるロジャーに、マクスウェルは便宜ははからないと突き放す。
しかし、公判に進めば、マスコミも騒ぎ、上層部も見逃さない、マクスウェルも一蓮托生となるだろう。
マクスウェルはあなたがわからないという。

ヴェラスコはギャングの手下として殺しを命じられた夜の記憶に今も苛まれていると話す。
フリーズしたヴェラスコをチリーは守ってくれた。
そのことの礼を言っていなかった。
チリーはやるべきことをやっただけだと言い、その後の人生について語り始める。
翌朝、ヴェラスコはチャーリシュにチリーの供述を録音したという。
チリーはその後売人を殺したり、多くの殺人事件に関与したことを認めた。
このままNYに戻り、オリビアに報告するという。
店を出たヴェラスコに、エルが銃を突きつけ、録音を聞かせろという。
チリーは神に出会い、全てを告白し許された、だからヴェラスコにも許してほしいと語った。
エルは携帯をよこせと迫る。
エルとチリーはこのレストランで出会い、何かから逃げてきて生まれ変わって一生懸命に働くチリーを助けた。
彼は変わることができると信じた。
だから携帯をよこせというエルに、ヴェラスコは君は人を殺せない、チリーは殺人者だった、すまないと言って去っていく。

マクスウェルが帰宅すると、ロジャーが結婚記念日のディナーのやり直しだと食事を用意して待っていた。
食べる気はないというマクスウェルに、最後にもう一度だけ君と食事がしたかったんだという。
マクスウェルの前夫は妻に正しい「しつけ」をした、君は夫を萎えさせるクソ女だというと、興奮したロジャーが食べ物を詰まらせてしまう。
マクスウェルはその様子を傍観してから救急車を呼ぶ。
検視官は事故死だったと結論づけたが、カリシはタイミングが良すぎるという。
ヴェラスコはオリビアに録音データを渡す。
ヴェラスコは正しいことをしたが後悔もあると打ち明ける。
オリビアは心の重荷が取り除くことができたのではと言い、録音データは聞いて今後の対応は任せてほしいという。
マクスウェルはオリビアに、ロジャーを助けようとしたがどうしようもできなかったという。
それでも夫を愛していた、信じてくれるかというと、オリビアは確かめようがないと答える。
私達はまたステルメイトだ。
この件はまだ捜査すべきで、マクスウェルの証言以外のものが出てきたらオリビアは一番先に知らせるという。
「正義の女神は法の下では平等に捌く、しかし心がないわけではない」
オリビアは「この会話に悩まされることになれば、私はどこまでも冷酷になれます」と言う。




マクスウェル氏も男運が悪いですね。
なんでわざわざあんな男に惚れるのでしょうね。
暴力は振るわないかもしれないが、嘘つきのヒモみたいな全く酷い男で、それでも愛していたわけでしょ、まあ信じたいと思いますよね。
しかし、検察の重要ポストにいて身内が重罪に問われることになれば、きちっと筋を通さなければならない。
最初は「夫がそんなことをするはずがない」と言っていたのに、信じたくない事実が明らかになってきた。
そして、もうすっかり愛想が尽きたと思った時、ロジャーは目の前で死にそうになった。
すぐに911にかけたところで助けることはできなかったかな。
でも、優秀なオペレータが救命方法を指示していたら助かったかもしれない。
未必の故意というやつでしょうか。
マクスウェルの心の中には、どうせ有罪に問われることはないという思いと、この際情けない夫が死んでも自業自得だという気持ちがあったでしょう。
オリビアは​ 前回 ​、子供が誘拐監禁犯を殺したかもしれないという事を知りながら、未解決事件としてあいまいに置いておいた。
それに対してマクスウェルが言ったことをそのままオリビアが返したわけで、まさかここでそれを言うとは憎いですね。
これできっとマクスウェル課長は終わりかな。
お金はあるようですし、優雅に人生を送れば良いのではないかしら。
それにしても15歳をホステスとして雇うクラブがありえないと思います。
一応紳士の大人のクラブでしょ。
一方、ヴェラスコのストーリーは上手く落としましたね。
チャーリシュとの関係も、お前のやり方に倣ったんだ、警部への報告を見るのが楽しみか?ポップコーンいるか?とか、自虐的に言っていたのが、「あなたのことが心配なの」と言われて、「君がいなければできなかった」という気持ちに変わっていった。
これは良かったですね。
忠実でない相棒よりも悪いのは、盲信的な忠誠心を持つ相棒という、大先輩からのアドバイスは効いたでしょうね。
チャーリシュもまた変化があったような感じです。
チリーもギャングの道から抜けて、償いの道を歩んでいたことを知って、しかも愛する人がいるわけだし、そのチリーを突き出すことは辛いですよね。
でも、その後のことはオリビアの手に渡って、もうヴェラスコは忠誠を示したわけです。
心の重荷はオリビアが代わりに背負ってくれた、とでもいうのでしょうか。





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Last updated  September 18, 2023 09:03:08 AM
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