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mimiが妊娠したという夢の話を読んだからかどうか知らないが、昨日はものすごく嫌な夢を見た。オレが大腸ガンで、もう余命いくばくも無いと宣告されたという夢だ。下痢気味のババを逐次垂れ流してる以外、オレは何の不自由もなくぴんぴんしていた。でもどうせもうすぐ死ぬんだから、オレは死ぬまでの間、好きなことや悪いことをいっぱいして暮らそうと思っていた。そして悪いこととして夢の中のオレが思いついたのは「盗み」だった。オレが何を盗みたかったかというとそれは新しいゲーム機だった。でも、プレステ2などの最新鋭機ではなく、割と型の古い家庭用ゲーム機を、オレは欲していた。昔の友だちの家に行ったとき、たまたまオレの欲しいカタチをした機種があった。友だちがどこかへ行ってるすきに、オレをはそのゲーム機を盗みにかかった。配線を外し、持ち運びが簡単なように、コードをコントローラーへ巻いた。それは、どこでも見たことのないゲーム機だった。例えていうなら、昔のファミコンに似ていた。昔のファミコンのカセットを指すところに、別の機材の端子を刺すと、ディスクシステムや、CD-ROMが稼動するようなゲーム機だった。しかしファミコンよりコンパクトで、デザインも流線型になっていて、より洗練されていた。オレは友だちの家からそのゲーム機を運び出すことに成功した。やったことのないゲームソフトも何本か持ち出した。オレは早く家に帰って、新しいゲーム機で新しいゲームソフトがやりたくてたまらなかった。家へ帰ってゲーム機をセットしようとしたところ、アダプターを忘れてきたことに気付いた。だから、ゲームはできなかった。オレは下痢気味のババを垂れ流していて、大腸ガンだ。余命いくばくもない。そんな夢を見た。
2003.03.31
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徹夜明けの土曜は昼ぐらいに帰ってきてビール1本だけ飲んで寝た。起きたら夜の8時だった。それからまた飲み始めて、また明け方の6時になってしまった。日曜は昼の12時ぐらいに起きて美容室へ行った。伸びすぎていた髪を切りすぎたら、くりくりになってしまった。飯を食ったら眠くなり、野球中継が終わった夜の10時に寝てしまった。12時に目が冷めてしまい、そこから起きてしまった。2時半に寝ようと思ったが、4時ぐらいまで寝付かれなかった。太陽がまぶしくて、一日中眠かった。完璧に、夜型人間になってしまったようだ。今週の予定、火曜は花見。水曜は巨人戦。木曜は病院。金曜はリフレッシュ休暇(?)。ちゅらちゅらちゅらちゅーらーりー。
2003.03.30
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徹夜で仕事をしたのは久しぶりだ。酒を飲んで朝まで起きてることはよくあるが、あまり寝なくても辛くない。なぜなら楽しいからだ。楽しいことをしているときには、寝なくてもすむ。仕事はあまり、楽しいことではない。楽しいか楽しくないかで語られる次元のことでもないがすくなくとも、酒を飲んでくだらない話をしているときとどっちが好きかと考えると、酒を飲んでいるときのほうだ。普段昼間は、なんとなくずっと眠くてだるいまま過ごす。夕方ぐらいからだんだん目が冴えてきて、たとえばこの時間に仕事をしたらものすごくはかどりそうだが、もう夕方だから仕事はしない。仕事は早々に切り上げて、酒を飲み始める。オレが夕方ぐらいから元気になるのは、酒が飲める時間だからなのかもしれない。パブロフの犬みたいだ。この日、つまり金曜は、なんとなく帰れなさそうな雰囲気が漂っていた。我々が作り上げたシステムが正確に動作することを証明するために、システムが出した数値と、予想される数値をひとつずつ照らし合わせて検証していく、という工程だった。この工程が終了して初めてシステムは製品として認められる。システムが出した400枚もの紙に対して、100通りの数値がぴったり合っていることを証明しなければならない。4万件のチェックを、4人のスタッフで行ったとして単純に一人1万件。必ずしも数値は一致するとは限らず、もし0.1でも違っていたら、なぜ違っているのかを調査し、必要であればシステムを改良し、また最初から400枚の紙を出し、といったようなケースもあり、なかなかスムーズにはいかない。そういった、想定外のトラブルが一通り解消されたのが午後6時。いつもなら、もうそろそろ帰ろうかな、という時間だが、これから4万件もの検証作業をこなさなければならない。「これペース的に、朝までに終わってくれたらいいほうですよね?」喫煙室でオレがリーダーにいうと、「どうだろうね、なるべく早く、帰りたいね」という、時間や疲労への現実感から逃避したような返事が返ってきただけだった。そして大方の予想通り、作業は遅々として進まず、午前0時を過ぎてしまった。時計の針だけが、正確に進んでいる。みんな紙やパソコンに向かいながら、目を充血させ声を枯らし初めていた。男のひげは伸び、女の肌は乾いてきていた。オレはなぜか目が冴えてきていた。もともと、夜眠れないタチだ。夜起きているだけでもう、十分楽しいのかもしれない。誰かがホワイトボードに、残りの案件を書き連ねた。400枚の紙を一枚ずつ検証していくという方法ではなく、100通りのチェック項目をひとつずつ潰してゆく、という方法を我々は採用していて、残りのチェック数が20を切った時点から、カウントダウンが始まった。そしてカウントダウンが始まってから3時間後の午前7時、ようやく全ての検証が終了し、晴れて我々のシステムは、製品として客に認められることとなった。疲れていて拍手も歓声も沸きあがらなかったが、我々は青白くなっている顔を弛緩させ、その喜びを表現した。疲れきっていたが、まずは酒を飲みたいということで、意見は一致した。「打ちあがりますか」客である銀行員のおねいちゃんを誘ってみた。「打ちあがれますかねえ?逆に打ち下がっちゃったりして?あはっ♪」このおねいちゃん、48時間眠っていないらしい。楽しそうに、「2日目突入ですよ。」と話していた。いつも網タイツをはいていて、ものすごくスタイルがいい。そしてこのコは、電話の対応もいい。「あ申し訳ございませんんんー♪」とか、「あはいそのように申し伝えておきますのでぇぇー♪」のような紋きりの言葉を、本当に感情のこもったような声で、そして大きな声で伝える。オレはこのコの、電話対応フェチだ。しかも彼女に電話をかけて楽しむのではなく、隣にいて聴いているだけで満足だ。午前7時に街へ出た我々が直面した困難は、午前7時に酒を飲める店がない、ということだった。多くの居酒屋は、午前5時で閉店してしまう。浜松町に、24時間営業のファミリーレストランはなかった。タクシーで、新橋へ向かうことを思いついた。4人のスタッフと、一人の客のおねいちゃん。48時間眠っていないというこのおねいちゃんが、一番飲みたそうな顔をしていた。タクシーを2台使って新橋へ行ったが、飲めそうな場所は見つからなかった。そのまま有楽町へ向かってもらい、そこでも見つからなかったが、仕方なくタクシーを降りた。とぼとぼと駅の方へ向かう途中の繁華街で、定食屋のような店を見つけた。しかしその定食屋の看板には、「24時間営業居酒屋」と書いてあった。外から覗いて見た店内は、非常に小汚かったが、他に酒場も見つからず、その店へ入った。飲み終えて家の近くへ着いたのが午前10時。オレの足は家ではなく、北池袋の風俗店へと向かっていった。
2003.03.29
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肉まんとカップラを食いました。
2003.03.28
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安売りしすぎる、といわれた。昨日の宴会でである。これを書いているのは午前0時を回った28日だが、昨日とは26日のことだ。ちょっとしつこくなってみた。短時間で酔うには、わけのわからないことを書くのが一番だ。今日は23時に仕事が終わった。家に着いたのが12時。それから酔うまで飲むには、かなりのペースが必要だ。明日は休みではないから、午前2時には寝なきゃいけないとして、2時間で、5,6本飲まなきゃいけない。忙しいとは、そういうことだ。安売りしすぎる、といわれた、という話だった。昨日の宴会でである。しかも、2人にいわれた。その2人は、安売りの視点が違う。まず一人目は、客に対してのスタンスについてだ。客の要望や、客の考慮不足による設計変更について、安請け合いしすぎるというのだ。ここで断わっておくと、自分でいうのもアレだが、オレの技術は、最高レベルだ。ドラクエ的にいうと、エクスピリエンスが65535だ。でもシステム的にいうと、経験値の最大はunsigned longだ。よくわからないが、今も最高レベルだが、ハコによってはもっと延びるということだ。モー娘的にいうと、武道館も満員にできるし、東京ドームも満員になるということだ。客に安売りすることについては、客から、オレと同じレベルを、他のスタッフにも期待され、見積もられるということを怖れているからだ。客はおそらく、ペーペーの新人も、熟練したオレも、同じ単価で一人として見積もる。新人君の技術を基準とした場合、大もうけできるが、オレを基準とした場合、コストに対して予想外のサービスも期待できる。仕事を請負う側の経営者としては、客の過剰な期待が、恐怖だ。それを避けるためにオレは客に対して、バリバリ仕事ができるということを、隠していなければならないらしい。もう一人、オレに「安売りしすぎる」といったやつがいた。そいつはオレに、「せっかく優れた技術を持っているのにキミは、アピールしなさすぎる」という主張をした。つまりもっと、ギャラを多くもらってもいいという主張だ。たしかにギャラは、多いにこしたことはない。たとえば料理人は、うまい料理を作ってこそ客に喜ばれるが、店の立地や、バックボーンなどによって収入はまちまちであり、最高レベルの料理を出す店が、最高レベルの収入を得ているとは限らない。彼がいうにはオレは、そういった政治的な企みや、個人経営者としての力量が足りないのではないかという議論をしてきた。確かに、経営とかにはあまり興味はない。どちらかというと、包丁だけで活路を切り開いてゆきたい。しかも最近、この仕事にもあまり興味がなくなってきた。でも、どんな仕事でも最高の働きをしたいと、いつも思っている。
2003.03.27
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昨日は宴会があった。昨日というのは26日のことを指しており、これを書いているのは午前0時を回った28日だが、まだ寝る前だから今日は27日の延長であり、すなわち昨日は26日だ。わけわからん。今オレは客先に詰めていて、自分の都合を優先させて退社するといったようなことができない。客も、我々が宴会するということを知っていて、「今日は早く帰っていいよ」という旨の言葉ももらっていた。オレは仕事を5時には終わらせた。宴会は7時からだったから6時半に出て間に合う算段だった。ところが宴会開始の7時になっても、同僚は帰る気配を見せなかった。我々は客に対して、仕事をこなす以上に、誠意を見せなければならない。つまり中途半端な仕事ぶりやおざなりな態度や、子どものような身のこなしなどは、見せられない。それが、サービス業だからだ。レストランは、おいしい料理を出すのがあたりまえだ。おいしい以外に、接客も必要だ。サービス業というのは、そういうもんだ。情報はもはやテクノロジーではない。サービスだ。
2003.03.26
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いつもより余計に仕事をしているといるということは、いつもより酒の量が少ない。今朝体重を量ったら、いつもより1kg減っていた。昨夜の酒が、いつもの半分だったからかもしれない。毎日、ビール2リッターは下らない。ということは、ビールの分減っただけか。銀行の、コンピューターシステムを専門に扱う、銀行の子会社の仕事をしている。銀行の子会社といっても、もともとは、「○○銀行システム部」だったものが、合併やら統合やらで一つにまとまって新しく出来た持ち株会社であり、働いているのは、まぎれもなく銀行員だ。2百坪もあるオフィスに、3百人から詰め込まれている。坪数も人数も適当だ。正確にはわからないが要するに、広いフロアに人がぎゅうぎゅう詰めだということだ。経費を節減するということは、無駄なスペースを徹底的になくすことらしい。今はゆとりや余裕までなくして、働かなければならない時期らしい。人数に対して、トイレの数がものすごく少ないのは、余裕があったころの名残だろうか。男は皆、くたびれている。銀行員が、10時より前に帰るのには理由が必要だ。彼らはどんどん仕事を増やしたがる。システム屋も、概ね忙しい。システム屋は銀行の客だから、銀行員が帰らないと、なかなか帰りづらい。おねいちゃんは、皆キレイだ。ストッキングはたいがい、網状の模様が入っているか、なんらかの絵が書いてある。色とりどりの服は非常にファッショナブルで、胸元は甘いが、なんというか、カンペキだ。今おねいちゃんの隣で仕事をしている。昨日のおねいちゃんの時計は、ウェンガーだった。オレとおそろいだったからびっくりしたが、初対面だったから、言うのをやめた。今日タグホイヤーをしていったら、おねいちゃんの時計も違うやつだった。ブランドはよくわからないが、じゃらじゃらしていた。おねいちゃんは、オレより先に帰ってしまった。この雨の中、網模様のストッキングをはいてどこへいくのだろう。
2003.03.25
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今日は忙しかった。と書いてしまえばそれまでだが、ホントに忙しい時は、「忙しい」という言葉を使いたくなる。「忙しい」とは、自分で想像した計画通りに仕事が進まず、時間や神経を余計に消耗させることで生ずる恐慌状態を指す。今日のオレはそんなような状態だった。気付くと昼で、時計を見たら夕方だった。いつもコーヒーはブラックだが、脳を働かせる目的のためだけにカフェオレを飲み、時間を短縮させるために昼はうどんにした。いつも10本吸うタバコは、3本だけだった。バラバラに作った部品を、客先へ持っていって組み上げる工程だった。思ったより時間がないことに気付いたり、とんでもないミスをしていたことにも気付いたり、客の目がきつかったり、いろいろあった。そういうことを総じて、「忙しい」というんだな。
2003.03.24
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自転車に乗るのをやめてやっぱり自分の足で歩くことにした。このごろ寒くて自転車を漕いでも汗が出ないからちょっとぐらいで酒は抜けないだろうし1ヶ月ほど前に足を捻挫していてからは、必要なとき以外は自分の足で歩くということがなんとなく億劫になっていて、気持ち的なリハビリも兼ねて嫁の買物に付き合うことにした。いかなる場合でも女の買物に付き合うという行為はできれば避けて通りたい。華やかに飾られたブランドショップで所在なさげに突っ立っていなければならず、その中で無精ひげを生やしたオッサン風情が背を丸めてただ立っている姿をはたから見たと仮定した場合そこはかとなく恥ずかしいから、買物は嫌いだ。だいたい着る服には興味がない。だたみすぼらしい格好とか不潔な身なりとかはしたくないと思ってはいるから全く興味がないのかというとそれは嘘になるがとにかく自分で服をチョイスすること自体好きではない。例えば女に金を渡して「適当に買ってきて」というほうが気が楽だし、それじゃあまりにも味気ないとした場合には、別のサービスの代償として服を買ってきてもらうのも悪くはない。別のサービスは、食事でもセックスでもいいが、果たしてセックスで女を満足させられるのかどうかはわからない。とにかく自分で服をチョイスするのは嫌いだ。よって嫁の買物に付き合うという名目がある場合、オレは違う目的も自分に課す。池袋でオレの好きな店はパルコでもマルイでも西武でも東武でもなく、ビックカメラだ。ビックカメラは家電量販店兼ディスカウントショップであり、その名の通りカメラの品揃えが多用なことで知られるが、家にはカメラが一眼レフやデジカメも含めて5台も6台もあるからもう用事はない。とすればあとはマイナスイオンドライヤーである。なんとなくドライヤーの風が弱くて、新しいのが欲しいと思っていたところだった。最近、マイナスイオンドライヤーというような製品が流行っているらしいから、試しに使ってみるのも悪くないと思い、早起きした。マイナスイオンドライヤーを買うという目的のためには少し早かったが、早起きといってもオレの場合、12時少し前に起きたら早起きになる。家を出たのは1時すぎだったから、あまり早起きともいえない。あれ、こんなことをどこかで書いた気がする。今、デジャヴ。しかし休日だからそれほど急ぐ必要もなく、気持ちよく眠れるときに眠るのが一番幸せだとおもっている。マイナスイオンドライヤーの相場は、概ね7千円台から8千円台で想像してたより高かった。5千円クラスのマイナスイオンもあったがどこのメーカーかわからなかった。この場合高いのを選ぶか安いので我慢するかは悩むところだが「売れてます!1位」という札がついていた商品が気になってしまった。「ビダルサスーン」だったからだ。モデル並みの髪質に憧れはないけれども、プロの道具を所有しているという状態は悪くはないと思った。ところが、2980円で一番安いのが売られていることに気付き、迷わずそれに決めた。やっぱり安いのが一番だ。パルコや西武へ行った。パルコにも西武にも狂いそうになるほど人が溢れていて精神的に参ってしまったので屋上へ出ることにした。デパートの屋上へ行くのは久しぶりだった。今日は気温も暖かく想像以上に混雑していて中央では輪投げのイベントも行われていた。子ども用の催事だが30になったオレはこういう輪投げや射的があるとすぐやりたくなってしまう。UFOキャッチャーにしてもそうだが、景品が欲しいというより、技術を駆使して景品を取るということで満足したいクチだ。輪投げは惨敗だった。風向きを考慮にいれていなかったのが敗因だ。屋上で風を感じて空を眺めた。ふとカイトを飛ばしてみたいと思い立った。ロフトに行きおもちゃのカイトを買った時点で嫁と別れた。嫁はもう少し買物をしてから返るという。そこまでに買った商品を全部持つことになったオレは家へ向かった。途中時計の電池交換をしてもらっていたことを思い出して再度ビックカメラへ寄った。ここは昔マルイのスポーツ用品売り場だったななんてことを思い出して、移転した先のマルイフィールドへ行くことにした。マルイフィールドのゲンマという自転車屋はオレが最初に自転車を買った店で、行くと今でも顔を覚えられていて挨拶されてしまう。悪い気はしないがなんだか煩わしい。買物するかあるいは欲しいものが無いか探しに行ってるわけであり、けして常連面するために顔を出してるわけではない。まけてくれるのならまだしもそういうわけでもなくただ店側としては客を大切にしようという一種のサービスなのだろうがオレはまず自転車屋で店員と仲良くなって優越感に浸っているような客を見ると必ず殴りたくなるほうだから、オレ自身がそういった立場になるのも好きなことではない。むしろ照れくさい。しかし今日の目的は自転車屋ではなく、ナイキ屋であり、なぜかというと、スーツに合うビジネス用のシューズを買おうと思っていたからだ。オレが今履いてるビジネスシューズは去年の2月に軽井沢のナイキアウトレットで買った黒いスニーカーだ。スニーカーといっても革に似た材質とエナメルのツートンになっていて、これをスーツに履いても違和感がない。履き心地や軽快感は他の追従を許さずもはやこれ以外のビジネスシューズは考えられないと思うほど、スーツに黒いナイキ、という新しい概念を手に入れて喜んだが、やはり1年も同じ靴を履き続けていていたが、さすがにカカトのあたりから綻びはじめた。新しいのを買おうと思ったが、同じタイプの靴は、どこにも売られていなかった。本当は西武にあった「17+」というモデルに恋していたのだが25000円と値段が張り悩んでいた。フィールドへ来てみたところ「17+」ほど格好よくはないが全身黒で革に似たやつをみつけた14000円。値段もいい。そしてマルイの店員は教育もよくオレが26.5を履きたいといったら26.5と27の2つのサイズを持ってきてくれた。ナイキは普通のサイズより小さめの造りだから1サイズ大きいものと両方試させるということだったがオレはその情報を知っていてだから1サイズ大きい26.5と指示した。ためし履きしてみたが店の中で試したところで履き心地などわかるわけがない。デザインに惹かれて買ったからあとはサイズだけ合えばよかったので一応格好だけ履いて即決した。靴を買ったところでなんとなく満足しようやく家に帰ろうという気になった。街へ出かけてみて満足するかしないかはどれだけ金を使ったかどうかということかもしれないとも思った。
2003.03.23
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昔の仕事仲間から「ついにデビュー」というメールが来た。なんのデビューかと思ったら、マウンテンバイクを買って、快適な街乗りをデビューしたとのことだった。彼からは数日前、「立ち漕ぎしてたら、ペダルがもげた!」というメールをもらっていて、ただ「(笑)」とだけ返信したら、「笑い事じゃない」と怒られた。転倒して肩を打ったが、大事には至らなかったとも書いていた。それなら笑い事で済むじゃないか、とも思ったが、そのままにしておいた。彼が買った自転車は、イタリアのビアンキというブランドの製品で、マウンテンバイクを街乗り用に改良したモデルとのことだった。微妙にくすんだ水色が印象的な自転車だ。彼は、ママチャリより速くて楽だといって、その喜びを文章にしてオレに送ってきた。彼のメールの文面を引用すると、>非常にドキドキしています。>会社帰りに、自分の仕事が終わるのを外で待っていてくれるのかと思うと、>恋人に待ってもらってるような気分で、いい具合にいい気分でした。ちょっとアタマの悪そうな文章だが、喜びは十分過ぎるほど伝わってきた。オレがマウンテンバイクを買ったのはちょうど2年前で、走り始めたそのころは、軽い車体がもたらすスピード感や、普通なら地下鉄でしか移動できない東京の新しい風景に感激して、サルのように大喜びしていたものだった。いまでは、そういう感激はなくなった。自転車は生活の一部として定着してしまった。普段の生活の中ではそれほどスピードを出す必要もないし、街の風景も、見慣れたら色あせる。ただ昨日の酒を抜きたいときは、走る目的のために、自転車を使う。なんとなくジョギングより、スマートにみえる。この連休中、飲みすぎているような気がする。少し酒を、抜きたくなってきた。こういうことを書いて自分に理由をつけないと、この寒い日になかなか外へ出る気にならないのは、悪いクセだ。
2003.03.22
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昨日少し飲み過ぎて冷蔵庫にビールが2本しかなくなってしまったから酒屋へラガーのケースを買いにいった。冷蔵庫の中には最低でも6本はビールが入ってないと不安だ。理想は、チルド室に9本、明日飲む用が6本、計15本ストックされている状態だ。最近めっきり酒の量が増えた。アルコールは刺激物だが、同じ量の刺激を投与し続けると、免疫ができ、刺激を刺激と感じなくなる。よってその量はだんだん増える。麻薬と同じだ。この、アルコールの中毒性が危険だ、という情報や認識はあまりない。効用としては麻薬とさほど変わらないと思うが、アルコールはOKで麻薬はNGだ。麻薬が合法ならきっと、手を出してしまうだろう。自転車を漕ぎ出した。オレの自転車には荷台がついている。前カゴもだ。この荷台と前カゴだけでママチャリ1台買えてしまうところが悲しい。荷台は今のところ、ビールを運ぶ以外に使っていない。ゴムひもは、必需品。ジッポのオイルが無くなっていたことを思い出して、酒屋に入る前に隣のコンビニへ寄った。どのコンビニにも喫煙具が置かれているが、どこにあるか探すのが面倒だ。このコンビニはローソクの隣に置いてあった。レジへ向かった。レジでは若い女ひとりしかいなかった。無言のままオイルをレジの上へ置いた。コンビニではほとんど言葉を必要としない。しかし店員は底抜けに明るく話し掛けてくる。いらっしゃいませ。ありがとうございます。またおいでください。そういった店側の言葉に対して、返事をする客は皆無だ。むしろ返事をしてしまったらアタマがおかしい部類にカテゴライズされてしまうという危険もある。ジッポのオイルは360円だから、レジには378円と表示された。まず小銭入れを見る。きっかり8円見つかると、幸せな気持ちになる。逆に452円という会計のときに、1円しか入ってないとものすごくブルーだ。1円まけてくれ、といいたいが、がまんしている。このときは378円だったが、1円玉はなかったから小銭を出すのはあきらめて千円札を出した。378円に千円出して、いくらおつりがくるかイメージできない。正確にイメージする必要がないからだ。この場合オレはコンビニの店員を100パーセント信頼していることになる。たとえ間違って少ない額を渡されても、それはオレのミスだ。たぶん複雑な組み合わせの硬貨が戻ってくる。受け取りには細心の注意をはらわなければならないだろう。コンビニでは、レシートを敷いた上に硬貨を乗せた形でつり銭を渡す。おそらくそうしろという教育をうけているのだろう。レジの女の子は色素の薄い、小柄な印象だった。赤い淵のメガネをかけていた。おそらく学生。この裏手にある、立教の学生だろうか。つり銭を渡されるとき、受け取る側つまりオレは、手のひらを上に向けて、金を受けるカタチを作る。つり銭の用意が完了した色素の薄い女の店員がオレの手に金を置こうとした。そのとき、手のひらを上に向けた状態のオレの手を店員は、下から支えるようにそっと触れ、両手を使って渡してくれた。彼女の細い指の感触がオレの手の甲から脳へと送られるとき、不思議な信号に変換された。この信号をアナライズする機能の処理系統はオレの中には存在していないことを知った瞬間、もっとこの感触の情報を知りたいという欲求が芽生えた。非常に切実な欲求だった。感触以外に、瞬間的に伝わってきたのは体温。体温と手の表面の温度とは異なるかもしれないが、彼女の体温を探るきっかけになるものとしての手の表面温度は、オレの手よりも、低かった。温度の低い手からは、シャープな印象を受ける。シャープな女が心か体を開いてくれたときの達成感は何物にも替え難いということを思い出す。細い指。比較的低い手の温度。あとはなんだ。オレの手の甲に触れてくるときの圧力は非常に弱かったが、つり銭を受け皿としてのオレの手のひらを安定させるための機能としては十分だった。さらに、圧力の印象を残さない程度に加減するといった、繊細な心くばりや身のこなしを感じとったオレは、そこから性格や生活背景を推理しようとした。その間、わずか0.8秒。しかし、つり銭を受け取ったオレは金を財布にしまい、あとは店を立ち去るしかなかった。オレは痛烈にもっとあの手の持ち主に関する情報を欲しがったが、自動的にコンビニの外へと出てしまっていた。振り向いてもう一度レジの女の顔を見たい欲求が芽生えたいたが、なぜか押さえつけてしまった。その代わりオレは、オレの右手の手のひらを、じっと眺めてしまった。まず汚れてはいないだろうか。オレの体温は、彼女にどう伝わっただろうか。オレの感触や温度は、不快ではなかったろうか。そもそもオレはこういう場合、手から誰かに、メッセージを伝えられるのだろうか。そしてそれは、チャンスをモノにするために、必要なことかもしれない。技術で補えるのか、あるいは才能によるところのものならば、手遅れなのだろうか。つまりこれは、恋かもしれない。どんと恋、なんつて。
2003.03.21
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去年の6月、多くの日本人が熱狂した。W杯があったからだ。普段からそれほどサッカーに興味のないオレも同じように熱狂して、はしゃぎすぎて足を怪我した。これは余談。さて、なぜあれほどまで盛り上がったかというと、それはテレビや新聞などの報道により、W杯に関与することは素晴らしいことだと、刷り込まれていたからだ。「刷り込む」というのは、同じ刺激を繰り返し与え続けて、誰かの考え方や行動に影響を及ぼすことをいう。去年の6月、ほとんどの日本人は、「W杯に熱狂しろ」とメディアに刷り込まれた。だから熱狂したが、刺激のネタがなくなると、熱狂は静まった。一気に冷めた。今、反戦や、戦争に関する議論が盛んに行われている。にわかに湧き出てきた反戦論者は、果たして本物だろうか。よく見るテレビのニュース番組は、テレ朝の「スーパーモーニング」だが、この番組は毎日、北朝鮮の惨状を暴露する特集を繰り返し流していて、つまり視聴者に、「北朝鮮はこんなに酷い国なんだよ」ということを刷り込んでいる。ニュース番組というよりワイドショーだが、報道には変わりはない。スーパーモーニングも、イラクの戦争に関するニュースを報道しているが、開戦までの時間をデジタル表示しカウントダウンさながらの演出をしていたり、「開戦」や「攻撃」などといった言葉を使って、どちらかというと攻撃側の立場として、さも興奮しているように連日、戦争情勢を伝えている。他のニュースを見ても、戦争はいつはじまるか、とか、日本の首相はこういった、だとか、何日で鎮圧できるか、といったような論調で、たまに全世界の反戦デモの映像が流れるが、「世界中で400万人」といってもたった400万人でしかなく、デモ行進しても何も変わらないことを知っているほとんどの賢い人間は、デモ隊の中にはいない。少し話がそれた。つまりスーパーモーニングを始めとする報道メディアは、戦争に対して概ね肯定的な姿勢だということだ。北朝鮮やカレー事件や、小泉首相などに対しては、あれほど否定的であるにもかかわらず、この戦争に関してはあからさまな「反戦」は唱えていない。おそらくどのメディアもそうだろう。いい悪いでなく、これはあくまでもテレビを見てオレが抱いた感想だ。オレはこの戦争の意味とか善悪とかそういった、本質的な議論に関して一切興味がない。日本が勝ち負けに関与しておらず、当然オレ自信にも、戦争による影響があまりないからだ。少しだけあるとすればそれは、株価が下がりデフレスパイラルが進行することで間接的に経済的なダメージを受けることだが、景気不況は今始まったことではない。興味があるとすれば、映像としての興奮や、情報の娯楽性のみだ。テレビは、開戦と同時に特番を組み、緊急事態として報じているが、会社や銀行は平常どおり営業いたしており、オレも普通に暮らしている。W杯の時のトルコ戦はオフィスで流れていたが、今回はやってくれない。なぜだ。むしろ仕事を、サボりたい。家に帰ったらオレは、戦争の特番を大喜びで見るだろう。映画でも観るような感覚で。
2003.03.20
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仕事の仕方として、大きく2つのパターンがある。一つは、まず最初にルールを作ってそれから始めるパターン。もう一つは、何も決めずに始めてそのつど選択してゆくパターン。例えば「モノを作る」という仕事の場合、調査して見積して、利益が確保できると判断したら、設計し承認をもらって製造する。そしてミスがないか厳重にチェックし、製品としての品質を高める。そういった工程を踏むのは大前提でありこれは揺らぐことがない。最初にルールを決める、というのは、使う部品や工具の種類はもちろんのこと、工具の使い方まで枠組みとして決めるということだ。例えば設計図の書き方や、鉛筆の持ち方まで指示されることもある。ルールを決めるということのメリットは、効率がよくなる、ということと、ルールは概ね、ルールを採用して効率がよくなったというような実績をあげた経験のパターン化された形態だから、パターンに従ってさえいればミスは最小になるだろうという考えに基づいた統計的な品質の確保、ということが挙げられる。かたや、ルールを作らずに、そのつど判断しているパターンによって製造された製品の品質は、個人の力量に左右されがちだ。それを補うために、数人で議論しながら修正を加えていくことで品質が高まる。最初にルールが決まってしまうと、まずその工程や製品がルールに沿っているか考えなくてはならない。これは自由な発想や新しい技術が思い浮かんだとしても、それがルールの範囲内に納まっていなければ不採用となる。不採用となる技術を考えても無駄だから、製作者の思考は停止してしまう。結果、極めて想像力のない、つまらない製品が出来あがる。ルールが決まってないということは、「決定」できるということだ。言われたことをやるのは、トレーニングを積めば誰にでもできるが、「決定」することは、その責任を全て請け負うことも含めて、非常に難しい。あるいは失敗するかもしれないリスクがあることに対して決定するという博打はスリルであり、仕事の上での最大の娯楽だ。しかしルールを決めるやり方と、決めないやり方、どちらが優れているのかは、よくわからない。
2003.03.19
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家だとなかなかゆっくり本を読むことができない。だからたまに1人で焼鳥屋へ行って、ねぎまとキャベツをつまみにビールを飲みながら、カウンターで本を読む。これは習慣になっていて、週に1度は必ずいきつけの店へ行く。店の人もオレの顔を知っていて、「毎度!」というあいさつをしてくるがそれ以上は何も話さない。オレは本と焼鳥と酒を楽しみに来てるわけだから、店員に話しかけられてもあまり嬉しくない。居心地は非常にいいし、焼鳥もうまい。昨日は19時半に仕事を終えた。月曜日ということもあって、1日中眠くて気が狂いそうだった。気つけに少し酒を飲もうと思った。カバンの中に本も入っている。いつもの焼鳥屋へ入った。カウンターのどの席に座るか見渡していると、ふと、誰かと目が合った。知っている顔だった。会社の、いわゆる上司。それも現場の責任者という類の人物ではなく、経営者側の人間が、3人も。目が合ったときになんとなく目礼を返した。なんだか気まずくて、嫌だな、と感じたが、人を見て店を出るのも失礼かなと思い、椅子5つほど離れた席に座って、ビールをオーダーし、本をひろげた。会社から近くて、安くてうまいと評判の店だから、同じフロアの経営者がいるかもしれないということは容易に想像できたが、いざその場面になってみると、非常にスリリングで、いつもより、居心地が悪かった。でもだからといって、オレの楽しみを一つ減らすことはない。家に帰って飲みなおしたら、少し飲みすぎてしまった。今朝は、酒くさかった。
2003.03.18
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酒を飲むのは、酔って気持ちよくなりたいから、だがもう一つ、オレにとって重要な役割を果たしていてそれは、よく眠るため。不眠症というわけでもないが、子どものころから寝つきは悪いほうだった。布団にはいってから眠りにつくまで最低でも30分はかかっていた。眠れないときは1時間でも2時間でも布団の中でじっとしていなければならない。眠れなかったら無理に寝る必要もないんないかという意見もあろうが、できれば十分な睡眠をとった上で仕事したいから、眠らないわけにはいかない。泥酔していれば5分ぐらいで眠れるから、「果たして今夜は眠れるんだろうか」という不安は解消される。だから、酒を飲む。あとは、快楽的な睡眠をむさぼるために、週末の夜はわざと遅くまで起きていたりする。泥酔しつつ、意識が朦朧となってきても、我慢して起きている。いよいよ耐え切れなくなったところで寝ると、ものすごく深く眠れるような気がする。しかし本当は、浅い眠りなのかもしれない。さすがに朝からビールを飲むほど、泥にまみれたライフスタイルを送っていないので、飲むとしても早くて15時とか、夕方ごろから。休日の朝起きてブランチ(笑)を食す。それからビールを飲みはじめる夕方までは、散歩したり、外へ出かけたりするが、それらの行為は全てビールを飲むための準備運動みたいなものだ。儀式といってもいい。本当は、汗をかいたりしてカラダを渇かせてから飲みはじめるのがベストだが、このごろは寒いからそういうわけにもいかない。昨日はなんとなく、自転車で出かけたが途中で雨が降ってきた。雨宿りに、パチンコ屋へ入った。駅近くのパチンコ屋だからそれほど出さなくても安定した客入りが見込め、待ち合わせやちょっとした時間つぶしのために利用する客のためにあらゆるバリエーションの台が並んでいた。羽根モノがあったからなんとなく座ってみた。「ワニザンス」。「ワニなのにいれてケロとかチャンスだぴょんはねえだろう」とはフランスがいっていたが、最初は帰るがモチーフになる計画だったのかもしれない。こういう場合オレは、あまり出玉を期待していない。なんとなく、時間をつぶせたらいいなと思っていたが、全くかからず、5分で退散した。その後、スロットの階へ行き、西部のならずものがテーマの機種に座った。なぜかボブサップがイメージキャラになっていたが、画面には一つも出てこないという不思議な台だった。連チャンして、連チャンが止まったところでやめた。いつも連チャンが止まったらやめる。少し勝った。焼肉を食った。あるあるで抜け毛の特集をやっていた。飲酒と喫煙と焼肉。どれも抜け毛には悪いらしい。よく「ヤバそうな髪」といわれていたが、抜け毛は少ないほうだ。父親も祖父もだいじょうぶ。だからきっとオレも、だいじょうぶ。
2003.03.17
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「ポンキッキ」という番組を、子どものころよくみていた。今思うと、イカレたタイトルだなと思うが、子どもだったからよくわからなかった。ポンキッキは、数字や文字といった、知識を得るためにもっとも基本になる要素を子どもたちに教えるため、音や映像に乗せて、何度も繰り返して流していた。1から10までの数字はどう書くかとか、アルファベットがどういう順序で並んでいるかとかということを、反復トレーニングによってアタマの中に刷り込まれていった。そのときの、音楽として使われていたのは「ビートルズ」というバンドの曲だったということは、もっとずっとあとになってから知った。子どものころ、ポンキッキという番組によりビートルズの曲をなかば強制的に聞かせられていたが、その音が不快だとは特に思わなかった。何の疑問も抱かずに、子どもだったオレはビートルズの曲を受け入れていた。今オレは大人になったが、子どもの頃に聴いていたビートルズの曲を改めて聴いてみても、なんの違和感もない。ないどころか、聴き心地がいいとさえ思う。つまりビートルズは、子どもが聴いても大人が聴いても、気持ちいい音楽だということだ。しかしこのことは、オレが改めて言わなくても、誰もが思っていることだ。子どもから大人まで、多くの人が聴いても心地よいメロディーというのは、そうそうない。この、誰が聞いても気持ちいいという状態を「普遍的」とすると、普遍的なメロディーを作れる人というのは限られている。以下は誰かの受け売りであり、決してオレのオリジナルな意見ではないけれども、情報として伝える。クラシックの分野で普遍的なメロディーを多く紡いだのはまぎれもなくモーツアルト。それからワーグナー。そしてロックやポップスでいうと、ビリージョエルはこれまでで2曲ぐらいは普遍的な曲を作ってきた。スティービーワンダーは5,6曲だろう。ところがポールマッカートニーは、ビートルズ時代だけで5,60曲は、普遍的な曲を作った。あまりクラッシックには興味がないから、よくわからない。が、確かにポールが作曲した曲は、いつ聴いても色あせるということがないような気がする。そしてそのことを言った人は、こうも言っている。どこか誰も知らないところに、「普遍的なメロディー置き場」というのがあって、そこには、音やリズムが最高の状態で、いくつも並んでいる。ただし、その場所に入るための鍵を持ってるのが、モーツアルトでありポールであり、彼らはそこからただ、最高の状態の音の並びを持ってきて組み合わせてるだけだ。と。
2003.03.16
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香港ルノワールと呼ばれていたころからジョンウー監督が好きで、彼がハリウッドへ進出してからもその作品を全て見てきた。ジョンウーアクションの集大成ともいえるべき「MI:2」という作品のDVDがロープライスで出てたから買った。公開当初、オレは珍しく映画館へ足を運んだ。大画面でこの作品を見たかったからだ。しかし隣で「ホワイトアウト」をやっていたから、なぜかそっちを見てしまった。見てしまったあとに後悔した。「やっぱりMI:2にしとけばよかった」と。翌週だかにもう一度映画館へ行って見たが素晴らしかった。ジョンウーは必ず劇中にハトとクロスを登場させる。そして善玉が悪玉と対峙する時には必ずスローモーションだ。ハトとクロスとスローモーション。これに二丁拳銃が加われば、ジョンウー作品のできあがりだ。たまらなく、シビれる。レンタルビデオが出たときにも借りた。一回見て巻き戻してもう一度見た。つまり立て続けに2回観た。MI:2はカンペキだ。フェイスオフも素晴らしかったが、MI:2はカンペキだ。2度いってやった。そして今回DVDを買った。特典映像だけで満足したが、やはりもう一度通しで見てしまった。あと2回ぐらいは続けて観てもよかったが、それほどヒマでもないのであとで見ることにする。なんとなく今DVDにハマってしまっている。こうなったら、所有しておきたい映像作品全て買い尽くすまで、浪費するかもしれない。面白い作品と、所有しておきたい作品は必ずしもイコールではない。「七人の侍」を買うかどうするか迷っている。そうすると、「影武者」や「乱」も欲しい。「魔界転生」や「柳生一族の陰謀」はどうしようか。それよりも「男たちの挽歌2」が先だろうか。あるいは、「モー娘。」かもしれない。
2003.03.15
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仲間と群れて行動するといったようなことが、とても無意味かもしれないと思うようになってきた。本当は最初からそういことが、性格的に合わなかったのかもしれない。ぽつんと1人でいることが、人付き合いという観点から見た場合、「悪い」状態だということを、メディアや周囲により絶対的な価値観として刷り込まれていた。だから、「他人と仲良くして、人並みに振舞えることをアピールしなければ」という考え方でもって、常に仲間と群れている、という状況の中にいないと不安だったような気がする。ところが今はあまり、率先して仲間と群れたい、とは思わなくなった。金曜なのに、仲間とではなく、1人で飲みたいとよく思うし、そもそも仕事仲間を誘って飲みに行くということ自体、減った。コミニュケーションをより円滑にするための手段としての宴会は、何の生産性もない。生産性のなさが、ばかばかしい宴会を生み、それはそれで楽しいのだが、そもそも興味のない人間と、ばか騒ぎしたいとは思わない。本当に今会って飲みたい、と思う相手は限られていて、それは概ね、仲間ではなく「友人」だ。友人なら、毎日会わなくても困らない。年に1度か2度会ったときに、「どうしてた?」「いや別に普通にしてた」というような会話をすればいい。あまり言葉は必要なく、それこそ酔ってばか騒ぎするだけでいい。今日も友人と会う約束はないから、なんとなく1人で飲む。週末だから、いつもより余計に楽しくなるまで、飲むかもしれない。本当は、素敵な女性と洒落たバーで飲みたいことは言うまでもない。
2003.03.14
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あまりモノには興味がない。例えば音楽を聴くにしても、音が鳴りさえすれば、どんな安物のプレイヤーでもいいと思う。パソコンも、快適に作業や通信ができれば、なんでもいい。いちいちインストールするのとか面倒だから、最初から全部ソフトとか入っていてくれたらもっといい。自分でインストールすると、動かなくなるかもしれないから心配。自作でパソコン作るなんて、信じられない。メモリーを挿すとかいう作業も、非常に苦手。構造を理解していなくても、クルマは運転できる。でもパソコンは、なんとなく構造を知ってないと、うまく使えない。非常にわずらわしい。しかもすぐトラブルを起こす。製品としてまだ、成熟してない証拠だ。オレがどんくさいわけじゃない。パソコンが壊れている。たぶんファンが回らなくなっていて、下のところがものすごく熱くなる。熱くなりきると、いきなり電源が落ちる。火事になるのを防ぐための、サーモスタットかなにかが作動するのかもしれないが、よくわからない。少し浮かせて、保冷剤を敷いて冷やしながら使っているが、あまり状況は改善されない。たぶん新しいパソコンを買わなければいけないのだろうが、非常に面倒。データをバックアップして、リストアして、ソフトも一から入れなおすとかいう作業のことを思うと、誰かやって、といいたくなるが、誰かにみられてヤバいのが入ってたら嫌だから自分でやるしかない。あと、箱から出して設置しなおす作業も面倒。箱を片付けるのも、説明書をしまうのも、面倒。そういうのを一手に引き受けてくれる便利なサービスとかないんだろうか。
2003.03.13
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カラコから明太子が届いた。正月ぐらいに、「送ってもいい?」と言われていて、よくない理由はなにもなかったから、「経済的に負担じゃなかったらぜひ送って欲しい」と答えていた。しばらく経っても送られてはこなかったから、やはり経済的に負担だったのかな、あれは社交辞令だったのにな、と少し悔やんでいた。ふとメールで話す機会があり、「そういえば明太子どうなのよ?」的な話題を振ってみたところ、「ちょうど今送ろうと思ってたとこなのよ」という返事がかえってきた。ソバ屋の出前じゃないんだから、とは言わなかったが、明太子は無事、送られてくることに相成った。決して強制したわけではない。月曜、帰宅すると、ドアに紙切れがはさまっていた。不在連絡票。昼の1時半に、届けにきてくれたらしい。普通、平日の1時半に、家にはいない。翌日の夜に、再配達してもらうことにした。火曜、つまり昨日だが、再配達の約束の時間、10分前にマンションの駐輪場に着いた瞬間、ケータイが鳴り出した。日通ですけど。19時から20時という時間指定で配達してもらうことになっていたが、19時10分前にペリカン便は現われた。気の早いことである。おっさんは、早く家に帰りたかったのかもしれない。さて明太子。頑丈な箱に入っていて、箱は少し冷たかった。クール便。しかも、エクスプレスと書いてある。超特急で運ばれた。なのに受け取りは翌日になってしまった。申し訳ない。とりいそぎ箱を開けた。高級そうな、まるでゴディバのチョコのような包装の箱が出てきた。販売する側の、自信やプライドが垣間見えるようなパッケージだった。開封し、明太子を取り出し、皿に移し替えた。そのときに明太子の粒が少し指についた。指についた赤いのを舐めた。それほど辛くないかと思ったが、しばらくすると口の中がひりひりしてきた。あとからくる辛さ。ビールが進みそうだ。3本入っていたから、1本だけ取り出して別の皿に移し替えた。今日はこれをつまみに、ビールを飲む。ビールを開け、箸でつまんだ明太子を、一口かじった。表面の膜は非常に薄く、全体がやわらかく、ふにゃふにゃしていた。まずさきっちょを舐めて、次に歯を立てて、少し口に含んだ。膜から飛び出した卵の粒が、舌に広がった。なぜかそれほど、辛さを感じなかった。少なくとも、指に付着したのを舐めたときよりも辛くはないと思った。舌は、不思議な食感にとらわれていた。粒が、それぞれ独立した固体として弾力を持ち、その張りのある艶やかな感触が、舌を伝って脳へ、快楽的な信号を送った。次にオレは、上あごと舌でその豊かな張りの粒ひとつひとつを、すりつぶす作業にとりかった。やがて粒が破れ、中から粘質の物体があふれ出てきて口の中を覆った瞬間、辛い、と感じた。だが、上品な辛さだ。口に辛さが広がりきったところで、ビールを一口飲んだ。二口かもしれない。ビールで洗浄した後、また先っちょを少し、かじった。それを繰り返した。とてもハッピーな時間を送った。どうもありがとう。
2003.03.12
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確定申告書を書いた。何度やってもあの手の作業には慣れない。所定の用紙に収入や経費や控除の金額を書き入れて計算して、最終的に税金の額を割り出す。全て手書き。去年からエクセルで計算させてから書き写すことにしたため、いちいち電卓をはじく手間は削減されたものの、面倒くさいことにはかわりはない。最近、手書きで文書を作るという機会がなくなった。そもそも、メモ書き以外で手書きが必要な場所は、役所と銀行ぐらいだ。早く手書きしなくても済むようにしてもらいたい。仕事では、ミーティングの時にボールペンをくるくる回す程度。なので確定申告書は、年に1度の、手書きによるビッグイベント。ペンで書くことから遠ざかっているから、余計に面倒くさい。ちなみに何かで読んだが、日本語の「面倒くさい」という言葉にあてはまる英語の言葉は、存在しないらしい。これは余談。この機会に、と思い、家にある書類を整理していたら、ふととんでもないことに気付いた。年金を、全く払っていなかったのである。国民年金保険料の納付書と、封を切っていない督促状が、山のように出てきてしまった。「気付いた」という表現はおかしいかもしれない。今までわざと、気付かないフリをしていた。無視していた、といっていい。それは、年金を払うメリットも、払わないことによるデメリットも、無いと感じていたからだ。つまり、老後をイメージできなかった。しかしこの頃、たまりにたまった納付書をぼんやりと眺めるにつけ、払っておかないとまずいような気持ちが、こみあげてきたり、こなかったり。老後をイメージできたわけじゃないが、とにかく払っておこうかな、という気になった。その額、数十万円。これがホントの「年貢の納め時」なんつて。泣けてくる。
2003.03.11
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DVDのソフトというものを初めて買ったんだけれども、特典映像の見せ方というか、メイキングとかインタビューとか、関連アイテムとかなんとかが、一つ一つメニューになっていて、操作しないと見られないことを初めて知りカルチャーショックを受けた。家のDVDプレイヤーはプレステ2であり、なんだかゲームしてるみたいだった。なんとなく今までDVDをあまり信用しておらず、まだまだビデオ全盛だよなんてことを思っていたがなんの、もうビデオには戻れないかもしれないとかコロっと思ってしまうあたり、よく言えば柔軟、悪くても好きがまし。膝の具合もよくなり、空も晴れ渡っていたことから、約3週間ぶりに自転車通勤を再開した。漕ぎ出し、やはり少し、右ひざがひっかかるような感じがする。痛くはなくて、ちょっと気になる程度。スピードは出さない。カラダもなまっているし、丁度いい運動。3月とはいえまだ、寒いね。
2003.03.10
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「ロードオブザリングのDVDは、買ったほうがいいよ」と先日会社の喫煙室で、仕事仲間に言われた。特にオレはロードオブザリングのマニアというわけではなく、仕事仲間もそれを知っていたのだが彼は、「買うべきだ」と強く勧めてきた。カットされた本編や、6時間にもおよぶ特典映像は、ファンならずとも必見であり、所有すべきアイテムだというのだ。ロードオブザリング、確かにつまらない映画ではなかったが、メイキングを見て裏の裏まで知りたいとは思わなかった。そんなスタンスであることを伝えても、仕事仲間の彼はしきりに買え買え勧めてくるのだった。それが、1週間ぐらい前。王様のブランチで、DVD1万円将軍というコーナーをやっていて、今回の将軍は筑紫哲也だった。オレが一万円でDVDを買うとしたらなんだろうな、と思いながらぼんやりと、テレビを見ていた。それが、土曜。ふらっと出かけて、池袋マルイのヴァージンへ入った。なんとなく、DVDコーナーを散策してみる。ハリウッド映画が2500円、日本映画は概ね5000円ぐらい。コレクターズボックスのような何本かセットになったやつが、2万円台から、4万円台まで。そういえば、「梟の城」が欲しい。好きな映画の一つだ。見つからない。「男たちの挽歌」の、コレクターズボックスはあるのだろうか。ない。そもそも売りに出されてるのかわからない。「梟の城」がないとわかると、どうしても欲しいという気持ちが押さえきれなくなった。メトロポリタンのHMVへ行ったが、なかった。サンシャイン通りのHMVへ行ってようやく見つけた。梟の城は、2枚組で5300円だった。なんとなく充実してそうだ。さて今日のオレは1万円将軍だから、あと4700円。すると、ちょうど「ピンポン」が4700円。この映画は、嫁が気に入っていた。オレも少し気に入ったから、買ってみるのも悪くないだろう。「梟の城」と「ピンポン」。しめて10500円。本物の1万円将軍は、消費税分オーバーしてはいけないことになっているらしいが、偽者だから大丈夫。家へ帰ったらプレステ2を、オーディオに繋ぎ変えなきゃいけない。
2003.03.09
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今日、つなみ嬢の声を聞いた。昨夜メールで「声を聞いてみたい」というような話になって、オレはドキドキしてしまった。酔っぱらっていてロレツが怪しかったし、会ったことの無い人と、それも女性と電話で話すのは特に苦手だ。ものすごく照れる。「ちょっと今声ガラガラだからダメ」という文面のメールを送るとすぐに、「ちぇ、なんだ、ふうん」というような旨の返事が返ってきた。心の準備がなんとなく出来ていなかったから牽制したけれども、そのオレの対応がなんとなく男らしくない気がして、ずっと気になっていた。翌日、電話番号を送った。臆病な対応をしたことへの清算と、新しい恋への欲望、かもしれなかった。新しいノートパソコンの動向を探るためにオレは池袋ビックパソコン館にいた。電話が鳴った。見知らぬ番号。きっとつなみ嬢。電話に出た。「こんにちは、ツナミですけど」「あのあのあのあのこんばんはこんにちは」オレはものすごく、慌てた。
2003.03.08
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近所のビデオ屋が閉店する。「ビデオQ」という個人経営のビデオ屋。3年ぐらい前にオープンした。要町の交差点を隔てたはす向かいに、「GEO」という大手のレンタルビデオチェーンがあったから、それとの競争に負けたのかもしれない。閉店セールをやっていて、店の前に中古のビデオが並んでる。アルマケドンであるとか、リング2であるとか、ガキの使いとかが、1本400円で並んでる。店内では、アダルトビデオの販売もやってる。オレはアダルトビデオではなく、外にある普通のビデオをよくチェックしている。でもいつも、欲しいビデオがない。製品のビデオとしてまず持っておきたいのは、「梟の城」。中井貴一主演の、忍者アクション。DVDは、探したけど無かった。それから、「男たちの挽歌2」。「1」はもう持ってる。本当は、チョウユンファ主演の「ハードボイルド」も欲しい。ジョンウーは、尊敬すべき映画カントクだ。
2003.03.07
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最近なにかと忙しい。いい感じで集中して仕事している。コンピュータの、データベースを使った仕事をしている。いろんなところからデータを集めて、正規化しながら、データベースに入れる。データベースから取り出して、客に見せる。最終的に客に見せる視覚的な部分が、仕事の成果。問題の、解答ともいっていい。例えば将棋の投了図。多くのテクニックや、戦術や駆け引きを駆使して、敵の王様を詰ませた結果が、投了図だ。投了図には、無限のパターンがある。オレの仕事は、投了図から指し手を推理して、最初の駒の配置に戻すという作業に似ている。いくつもの情報があり、それら情報が示す解答は、一つしかない。一つしかない答えにたどりつくためのプロセスを考えるというような作業は嫌いではない。集中できるからだ。必ず解答にはたどりつくが、それはあたりまえのことだから、あまり嬉しくはない。なにが嬉しいかと言うと、誰も想像したことのない、最短の手筋を思いついたときに、興奮するほど嬉しい。そしてその新しい手筋を、誰が応用しても同じ結果になるように精度と信頼性を高め、一番高まったときに、快楽を感じる。経験とトレーニングの積み重ねにより、解答までの時間が短縮され、無駄な動作は削ぎ落とされてきた。とても今、充実している。今日の昼、嫌な話をした。オレの年俸が、下がるかもしれないらしい。これまで多くの銀行は、経営や業務の統合を図ってきた。そして今ようやくその混乱が収まってきつつある。店舗や人が減り、要するに、仕事の量も減ってきた。最終的に年俸が、いくらになるかわからない。金額はどうでもいい。いずれにしても、減るのは確かだということだった。オレは日々進化してきて今、充実の極みにいるのに、唯一の評価であるギャラの額面が下がるというのは、とても悲しいことだ。技術を査定した結果のダウンではないことは承知している。でもオレは現金だから、ギャラを下げられれば、やる気も下がるだろう。
2003.03.06
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2月15日に神立高原へスノボしに行き、着地に失敗し膝をクラッシュした。帰りのクルマの中で痛みが増し、東京へ着いた時点で帝京大病院の緊急外来へ直行した。痛み止めと松葉杖が必要なほど、痛くて歩けなかったからだった。レントゲンで見る限り、骨には異常なかった。その日の夜は痛くて眠れなかった。そして月曜、再診を受けに行ったとき、膝に溜まっていた血を抜いた。その量60cc。外傷なら、縫うほどの出血量だそうだ。そして採った血には、キラキラとアブラが浮いていた。このアブラは、靭帯、あるいは、軟骨の損傷時よくみられるアブラだという説明を受けた。MRIという、精密検査を受けることを約束して月曜の診断は終わった。そのとき松葉杖は返却したが、しばらく杖がないと歩けなかった。1週間は、歩くスピードがものすごく遅かったし、なによりも下り階段がキツかった。2週間経った。痛みはほとんどなくなった。たまに少し気になるが、痛いというわけではない。精密検査の必要を感じなくなったが、周囲は、受けたほうがいいよ、という。むかし膝を怪我した人がスポーツするときにサポーターを巻いたり、寒くなると膝が痛くなるというような話をよく聞く。膝はなかなか治らないらしい。検査当日に向けて、いよいよ膝は全快しそうな勢いで本来の調子を取り戻しつつあるがなんとなく、午後から会社を休み病院へ行くことにした。MRI施設は病院内の地下2階放射線科の、一番奥まった場所にあった。人気もなく殺風景で、病院というよりは、研究室のようなたたずまいだった。室内へ入ると白衣を着た40男が出てきた。もしかしたら30代かもしれない。簡単な説明を受けて、青い寝巻きを渡された。着替えて更衣室を出ると、仰仰しい装置がある、暗がりの部屋へ案内された。装置は、土管が横たわるカタチになっていて、その先にベッドがあったから、オレはおそらくあの土管の中にベッドごといれられるのだろうと思った。ベッドに寝た。スタッフは2人いたが、どちらも男だった。放射線科に看護婦はいないのだろうか。そういえば、看護婦とは最近いわないらしい。正式には、「看護士」にと呼ばなければならなくなったそうだ。スチュワーデスもいけない。「客室乗務員」もしくは「女性客室乗務員」。ふざけるな。看護婦は看護婦だし、スチュワーデスはスチュワーデスだ。「婦」や「デス」に、女性蔑視の意味などをこもってない。急に名称を変えられると余計に意識してしまうから、その方が不愉快だろう。入院患者は「看護婦さん」って呼ぶだろう。そのときに「看護婦ではなく看護士と呼んで下さい」という看護婦がいるか?いるわけがない。むしろ男の名称を変えるべきだ。「男の看護婦さん」あるいは、「男性スチュワーデス」。これなら全てがまるくおさまる。おっと余談が長くなってしまった。男のレントゲンスタッフに、膝の位置を固定され調整された。「ちょっとうるさいですからね、耳栓しますよ」といわれ耳栓をはめられた。どううるさいのかわからないから、はあ、といった。いよいよベッドがスライドし始めた。白い土管のような装置の中へと入り込んでいく。オレは目をつむった。そのとき、頭上で声がした。「この装置は『動き』に弱いですからね、動いたり、あと咳したりしないでください。 で、これ、握ってください。気持ち悪くなったりしたときの緊急なときに、これ 鳴らして知らせてください。」「え、あ、はい。」「じゃ40分ほどかかりまーす」何?オレの聞き間違いでなければ今奴は40分といった。40秒ではなく40分。そんなに長い時間オレは、身動き一つできないのだろうか。待ってくれ、という勇気はなかった。パニック状態になってきた。まずい、はやくも鼻の頭が痒い。しかもオレは今花粉症を患っていて、痰により喉がいがらっぽい。すなわち咳が出やすくなっている。どうしても咳じゃこらえなければならないのだろうか、あ、まずい、今度は鼻の頭ではなく、背中がひどく痒い。寝返りを打ちたい。ガーとかいう音が連続的に鳴っている。途中で途切れる。するとコンコンコン、とかいう不定期な音が断続的に鳴り始めた。5分おきにスライドしている。寝返りを打ちたい。休憩はないのだろうか。またどこかが痒い。動いてしまったらやりなおしだろうか。ここは我慢すべきだ。動いたら死に等しいと思え。そうだ違うことを考えよう。オレはおねいちゃんの裸をイメージした。するとうとうとと、眠ってしまったようだった。結果的に、軟骨も靭帯も、異常はなかった。努めてナンコツや牛スジを食ったのが、奏効したのかもしれなかった。そんなことあるわけないが。
2003.03.05
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賞味期限を過ぎためんたいこを今食っているが、なんともない。1日2日賞味期限が過ぎていても、たいがい食う。なんともない。食ってみて味がなんとなくヤバかったら捨てる。子どものころは、ガビガビになった納豆とかよく食わされていた。ちかごろの納豆の賞味期限は、ガビガビになる前におとずれる。もったいないとも思わないが、捨てる気にはなれない。食品メーカーはおそらく、保身のために賞味期限を設定している。保存期間を過ぎてもし食中毒になったら、食ったあなたが悪いんですよ、とための責任回避のボーダーラインが、賞味期限だろう。臨むところである。自分で責任はとる。賞味期限のおかげで昨今、菌が繁殖したような食料を口にすることはめったになくなった。しかしそのせいで、ニンゲンの免疫系が衰えているのではないか。確かに、おなかをこわすと辛い。辛いが、死ぬことはないだろうし、1日寝たら治る。そのうち、カラダが慣れてきそうな気も、しないでもない。だからというわけではないが、賞味期限が切れてても、かまわない。というような言い訳を、アタマの中に置いてオレは、昨日賞味期限が切れためんたいこをつまみに、ビールを飲んでいる。
2003.03.04
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「ピンポン」を見た。2週間ぐらい前からずっと狙っていて、レンタルビデオ屋で、昨日ようやく30本あるうちの2本残ってて借りられた。ピンポンはもともとスピリッツ連載のマンガで、よく読んでいた。原作は松本大洋。好きな漫画家。脚本も映像もキャストも割と、原作に忠実だった。楽しめた。オババを演じた夏木マリが、とてもよかった。2週間前といえば、スノボで足を怪我したのが2週間前。直後は痛くて眠られず、しばらく杖を使って歩いていた。2週間経った。まだ体勢によっては不安なところもあるし、速く走ったりはできなさそうだけれども、痛みはないし、普通に歩いても、膝に気を使うというようなことがなくなった。明日検査を受けにいくが、いく必要を感じなくなった。金のかかる検査らしいから、なおさらだ。「ま、だいじょうぶでしょう」といわれるためだけに1万円も払うのは、馬鹿げている。でもせっかくだし、話のタネに、行ってみようとは思ってる。花粉症が酷い。いつも、血生臭い匂いがする。別にギャングの抗争に巻き込まれているわけではなく、鼻のどこかで炎症が起きていて、血がでている。鼻をかむとたまに、固まった血がこびりついた鼻汁が出てくる。最近、会社から長いのを書き込めなくなった。当局による陰謀だろうか。仕事中に長いのを書くなという話だけれども、ちょっとした息抜きぐらい、ゆるしてくれたまえ。いやいや、それほどえらくはない。今日もオレは、銀行員を幸せにするために、働いている。
2003.03.03
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起きたらテレビでモー娘のライブをやっていた。エンターティナーとしてのモー娘は結構好き。なんというか、あのキレのいい動きを見てると、とても気持ちがよくなる。パチで負けた。こう、一度もかからないまま回転数だけ増えていくと、なんか荒んだ気持ちになって、千円札が金じゃないように見えてくる。これじゃいかんと思い、切り上げた。なんとなく古本屋。本を買った。「坂の上の雲」。今度はこれ。
2003.03.02
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昼前にいったん起きてカップラーメンを食った。顔も洗ったし歯も磨いた。コーヒーまで飲んだが、起きてる気になれなかった。雨が降っているようで、花粉症の調子も昨日よりいい。また、寝ることにした。すなわち二度寝。カフェインのせいでなかなかねつかれなかったが、起きる気にはなれない。30回ぐらい寝返りをうって、ようやくうとうとしてきた。気を失っていたのは、わずかな時間かも知れない。なんとなく意識が戻ったが、寝ている。カラダは動かない。意識はわずかに残っている。ものすごく浅い眠り。それが、かなりの時間持続した。気持ちよかった。テレビで、ショーシャンクの空をやっていて、見た。いい話だ。深夜BSで、「将棋界の一番長い日」。A級順位戦最終局。名人戦の挑戦者が決定する日だ。オレはそれほど将棋は上手いわけではないが、野球観戦と同じように、たまに将棋中継を楽しんでいる。名人は、森内。挑戦権は、佐藤、羽生、谷川、藤井で争われている。なんとなく、羽生を応援している。
2003.03.01
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