2005.01.21
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■認知要素■
線が13本ある。これは2005年に入ってから今日1/21までの、任天堂の株価推移だ。横の目盛りは1段100円で、一番上が13000円、底辺が11700円。ということはこの数日で1300円下げたということになる。任天堂DSの販売効果が株価に織り込まれたからとも、野村証券が格付けを引き下げたからとも言われているが、本当のところ下げの理由は誰にもわからない。理由がなくても株価は上下動するものだということが最近になってようやくわかってきたが、さしたる理由もないだけにこの下げは極端すぎで、必ず反動があると、確信に近い観測を抱かずにはいられなかった。

■情報への選択的接触■
左から5本目と6本目の間に空いた空白は強い磁力を示しているはずだし、7本目の白い線は「下値への抵抗と方向の転換」を暗示していた。目先の「底」は12000円(下から3段目)と見ていた。7本目の白い線。ここから反転することも十分に考えられた。悩んだ。チャートを見つめたまましばらく悩んだ。やがて決断した。買い始めた。
1/13:株価12210円、2000ワラント。このポジションがとりあえずの指標になる。

翌14日、8本目の線。この黒い線だけ見る限り、まだ下への圧力は強いように思われた。次はぜひ「底」で拾いたかった。チャンスはあと1度か2度。見送った。
週明け17日。9本目の線が始めて12000円にタッチした。しかしすぐに反発して相場を終えている。割と強い反発のシグナルを残していた。相場は「底割れ」を嫌ったと判断した。
1/17:株価12080円、2000ワラント。平均12145円。

■強制的承諾■

1/18:株価12110円、勝負の4000ワラント。平均12128円。ポジションが確定した。
5本目と6本目の間に空いた真空地帯は「窓」と呼ばれ強い磁力を持っている。近いうちに株価は必ず「窓埋め」にかかるはずだった。上値目標値が定まった。12400円。

下値は11800円。過去3か月の最安値は11880円。11800円を割り込んだらそれは調整の下降ではなくあきらかに「下落」。デッドライン11800円を下回ったら機械的に売る。損失拡大防止というよりも、分析と予想に反した動きを株価がしたらオレの「負け」だからだ。

■努力の正当化■
1/19。一段高く寄り付いた。
多くの市場参加者が、前日の十字線を「トレンドが転換する」と見たからだろう。読みは正しかった、というより定跡通りだった。明日にも上値目標にも届くかもしれない。
ところが、朝の買い勢力は強力な売り圧力にかき消されてしまい、その後じりじりと後退していった。十字線のシグナルは無効化されたのだった。

■認知的不協和■
1/20。12本目の線。反発をくじかれたことでよりどころは何もなくなっていた。この日はNY相場の軟調を受けて下げ一色となっていた。日経平均株価は年初来の安値を記録した。ただ全面安の展開にも関わらず任天堂は、12000円を下限に踏みとどまっていた。この相場で持ちこたえたのだから底値に対する抵抗は強いはずだ。明日は騰がってくれるに違いないが、根拠はいたって希薄だった。

そして今日、最後の線が示す通り、あれほど抵抗していた12000円ラインをいとも簡単に突き抜けた。一旦抵抗線を破った勢いは衰えることなく、すぐにデッドライン11800円も割り込んでしまった。

■社会的支持の希求■

「負け」が確定した時、オレの認知的不協和はピークに達した。

※ 1ワラント:5円~7円。





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最終更新日  2005.01.21 18:20:10
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