竜
の 馬
も 今も 得
てしか あをによし
奈良の都に 行きて 来
むため (大伴旅人 万葉集巻 5-806
)
竜
の 馬
を 我
は求めむ あをによし
奈良の都に 来
む人のたに (作者不詳 万葉集巻 5-808
)
<竜の馬を探してみましょう。(あをによし)奈良の都に来ようとする人のために>
(注)「来む人のたに」の「た」は「ため」と同じ。
虎
に乗り 古屋
を越えて 青淵
に
蛟竜
捕
り 来
む 剣
大刀
もが (境部王 万葉集巻 16-3833
)
<虎にまたがり古い家屋を越えて、青淵で蛟竜を捕って来られるような剣大刀が欲しいものだ>
この花の 一枝
のうちは 百種
の
言
持ちかねて 折
らえけらずや (娘子 万葉集巻 8-1457
)
<この花の一枝の中に沢山の言葉を持ち切れなくて、折れたのではありませんか。>
天の川 梶の 音
聞こゆ 彦星と
織女
と 今夜
逢ふらしも (柿本人麻呂歌集 万葉集巻 10-2029
)
<天の川に櫂の音が聞こえる。彦星と織女星が今夜逢うらしい。>
月立ちて ただ 三日月
の 眉根
掻
き
日
長く恋ひし 君に逢へるかも (大伴坂上郎女 万葉集巻 6-993
)
<新しい月が立って、わずか三日目の月のような細い眉を掻きながら日々長く恋してきたあなたに逢うことができました。>
振り 放
けて 三日月見れば 一目
見し
人の 眉引
き 思ほゆるかも (大伴家持 万葉集巻 6-994
)
<振り仰いで三日月を見ると、一目見たあの人の引いた眉の形が思い出される。>
帰りがけにバタバタと撮影したので、3作品について同じデザインのものが重複してしまいましたが、これはヤカモチ館長の手落ちにて、お詫び申し上げます。また、ごく限られた数の作品しか撮影できなかったことについてもお詫び申し上げます。第30回和郎女作品展 2024.07.09 コメント(4)
第29回和郎女作品展 2024.05.09 コメント(2)
第27回和郎女作品展 2023.02.05 コメント(8)
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