やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2017/02/27
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カテゴリ: 登山
雪洞予定地に到着したら、早く掘って身体を休め

写真付きで紹介しよう。

ほぼ我流、一人用の空間なので、これが正解では
ない。突っ込みを入れたい人もいるであろうが、
こんな空間でも、足を伸ばして朝まで熟睡できた
ことを記載しておこう。

材料:角スコップ・一丁
材質:金属(アルミ)が望ましい(プラ製だと

服装:上下アウタージャケットもしくは雨具
(雪に触れるので濡れる)
手先:手袋(今回はオーバーグローブ+ウールで
あったが、濡れた雪ならゴム手袋がよい)

・注意点 その1:風下に入り口を開ける
テントも同じですな。雪洞は、風が入りにくい構造
ではあるが、吹き込みはやはり寒い。


・注意点 その2:天井厚みは十分に確保する
雪質にもよるが、2~3メートルは必要だと思う。
天井が薄いと、融雪で崩壊したり誰かに踏み抜かれ
たりするおそれがある。今回は、目測で適当に


ストックで適当に線を引っ張り、間口の広さを
決める。なるべく狭いのが望ましいが、雪のかき
出しがあるのでそれなりの幅は必要だ。


掘り始め。先ずは水平に掘るが、堅い雪が出ないと
天井が安定しないので、その場合は掘り下げる。


ことがないから。ただし、雪崩と荷物の転がりには
気を付けなければならない。安定した水平面に確実
に荷物を置こう。


かがんで入れるくらいの高さで水平に斜面に向かい
掘り進む。あぎゃー穴が開いた!地面とぶつかって
しまい草木が見えるぞ。

これは場所選定のミスなのであるが、今回の穴は
かなり深い。ここに掘った雪を捨てれば、入り口
まで雪をかき出す作業が減るではないか。

失敗を成功に逆転し、どかどか雪を捨てる。その場
にいるだけで、掘って捨ててができるなんて楽だ。

普通はこんな穴は開かないので、頑張って入り口
から雪を捨てることになる。

奥行きに1メートル程度掘り進めたら、90度向きを
変えて斜面と平行に掘り進む。

雪はブロック状に切り出す。雪面左右に角スコップ
を差し、上下を差してごぼっとブロックを落とす
のだ。

天井が低いために、雪面にヒザをついての作業と
なる。濡れを防ぐために、マットレスを敷くのが
効果的だ。


今回掘った幅は3スコップ分、高さは4スコップ分。
角スコップは約25センチ幅だったので、雪洞は、
幅75センチ、高さ100センチというところか。

身長171センチのやまやろうがあぐらをかいて丁度
の高さだ。高さは身長に合わせて調整だ。幅に
ついても、マットレスサイズがあれば寝るには
困らない。奥行きについては、身長プラス荷物分が
あればよいであろう。


・注意点 その3 雪洞の天井は平らに整える
平らでもドーム型でもどちらでもいいのであるが、
要は天井に凹凸を付けないことが大事。雪洞内の
活動によって気温が上がると、そこから水滴が
落ちるのだ。就寝中にピタピタと寝袋に滴ったら
最悪だ。

写真が黄色いのは、ツェルトを張って入り口を
塞いだためである。


入り口を外から見た写真。竹ペグなどがあったら
最適なのだが、今回は持ち合わせのストックと
ピッケルと使ってツェルト上部を雪面に固定した。

ツェルト下部のヒラヒラは、雪ブロックで押さえ
つけた。寒さ対策を強化したかったら、雪ブロック
を入り口に積み上げればよい。

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Last updated  2017/02/27 09:07:31 PM


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