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Sep 12, 2005

民主党は、今後こう進め

(6)

テーマ：政治について(21549)

カテゴリ：ぼくの疑問符

８月８日の衆院解散の日の夜、「民主党は負ける」というコラムを７千名の読者に向けて配信した。

いま読めば当たり前のことが書いてあるコラムだが、当時はけっこう勇気が要ったのだ。
だって、解散のとき「万歳！」に湧いていたのは、民主党のほうでしたから。
（もう忘れている人も多いことでしょうが。）

さて、今後の民主党はどう進むべきか。

選挙戦で唱えていたように、「年金」や「少子高齢化対策」こそが、わが国の最大の懸案だとほんとに思っているのであれば、その他の旧態依然の対立軸はこの際放棄してしまうことだ。

「中・韓」志向の外交・防衛政策論や、気味の悪い「ジェンダーフリー」（社会から男女区別を撤廃しようという）志向など、いわゆる「朝日・岩波がいかにも喜びそうな」路線を止めることだ。

「永遠の学生さん」から脱皮する、と言ってもよい。

これで、保守層の票も相当取り込めるはずだ。

靖國参拝も、対立軸から外せばよい。

民主党の次の代表が、静かに参拝してみせるのがベスト。
そして、
「わたしはたまたま参拝しましたが、次の代表は参拝しないかもしれません。政治と宗教は別ですから、党として靖國神社参拝に対する固定的な見解はありません」
と言い放てばよい。

あるいは逆に
「わたしはたまたま参拝しないけど、次の代表は参拝するかもしれません」
と言ってもよい。

今後の日本の対立軸は、
「年金に税金を注入し、資本主義における弱者を救うための公共投資を行う財源として、消費税を高く設定する」
か

か、
という対立軸に絞り込むべきだ。

（たぶん、前者が民主党、後者が自民党。）

そして、「瞬間芸」的な揚げ足取りはやめて、適正な中間点はどこなのか、ということを両陣営が知力をしぼって論じるべきだ。

これだけの脱皮・変身をするには、岡田克也の後継として、小沢一郎（反米社会主義者）や菅直人（永遠の傲慢学生）などが代表をつとめていてはダメ。

それができないなら、
「わたしたち、どうせ政治は趣味でやってますから。自分の道を行くだけです」
と宣言して、社民党がたどってきた道をまっしぐらに突き進むことだ。

わたしとしては、「脱皮した民主党」に参院選でそれなりの票をとってもらいたい。

与党の緊張感を保ち、財政問題の議論をひろく国民に問うための力となってほしい。

わたしの言うとおりにすれば、民主党は参院選で必ず自民党と互角の勝負ができるはずだ。小泉首相だって、こわくない。

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最終更新日 Sep 12, 2005 08:56:55 PM
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■コメント

Re:民主党は、今後こう進め(09/12)

西沢知樹さん

他の方の日記を通じて知ったのですが、
民主党は沖縄の「国家主権の共有」を公約として
掲げていたんですね。これはすなわち沖縄の主権の一部を
中国に渡すということですよね。

これを知って背筋が寒くなり、こんな政党に入れるわけには
いかないと思った次第です。

泉さんのおっしゃる通り、渡部昇一氏がかつて言われた
「坊ちゃん左翼」体質の脱却がまず大事でしょうね。 (Sep 12, 2005 09:11:48 PM)

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坊ちゃんだけとは限らない

ペパロニさん

＞西沢さん
>泉さんのおっしゃる通り、渡部昇一氏がかつて言われた
「坊ちゃん左翼」体質の脱却がまず大事でしょうね。

民主党内部でマニュフェスト等をしきっているのは真性左翼過激派と申して良い連中です。
そして日本の左翼は「社会主義国家建設」さえも飛び越してしまいました。「俺達は明日のジョーだ」の真意は「折れたちゃ好きな様にやるぜ！」という宣言であり、福祉や経済政策等は彼らの脳裏から消えてしまいました。
「一国二制度」とか言っているのは、沖縄で好き勝手したいという意味です。

民主党を注意深く観察すれば、いわゆる小沢一派等は政策決定から遠ざけられています。議論の形跡も希薄です。民主党保守派は「カモフラージュネット」なのです。

彼らは坊ちゃんではありません。武装ＮＰＯを目指す破壊者です。
(Sep 12, 2005 10:59:17 PM)

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Re:民主党は、今後こう進め(09/12)

ＧＵさん

ほぼ同感です。

ただ代表に関しては、今回の選挙は社会党色の濃い旧民主党の政策で戦った結果だと思うので、筋としては民主党の代表として党を仕切っていない旧自由党の小沢氏にやってもらってもなんらおかしくないと思います。歳も小泉首相と同年代だし、高齢化社会ですし。
自民党の状況次第では、来年９月までの暫定でも良いと思います。その辺は臨機応変に。
若手に継投はその時期でも決して遅くないと思います。そのときは、後述した方々等による大々的な選挙という形でやれば、充分自公党と張り合える状況にいけると思います。

枝野氏や玄蕃氏が仕切った今選挙の結果をみると、若手の方々はもう一段階経験を積んだ方が良いと思います。百戦錬磨の自公党と戦うには。
体制は、
例えば、

小沢代表
野田幹事長
前原政務調査会長
という感じで、若手の方々に「保守」の生きた感覚も身につけてもらうことも大事だと思います。 (Sep 13, 2005 01:04:28 AM)

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Re:民主党は、今後こう進め(09/12)

天方良彦＠北海道さん

いやはや。
自民党大躍進の中でも、我が北海道では民主党が第一党。しかも、一議席増のオマケ付き。
前世紀の遺物である旧社会党左派の大物の元知事も健在。
やれやれ。 (Sep 13, 2005 05:41:11 PM)

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小沢一郎の役回り

Izumi Yukio さん

ＧＵさんへ

＞小沢代表
＞野田幹事長
＞前原政務調査会長

たしかに、この辺が穏当なところなのかもしれません。

お説のとおり、現役員を総入替えとなると、ぽーんと野田・前原に飛んでしまうのですよね、民主党は。

野田さんは昭和３２年生れ。
前原さんに至っては昭和３７年生まれで、わたしより３歳も若い。

これでもって、あの煮ても焼いても食えないような爺さんたちの相手をするのは、さぞ大変でしょう。

いまは理想を言いたてる時期だと思うので、存分に言うならば、小沢一郎さんこそは、これら諸々の党内の爺さんたちを黙らせる役を引き受けるべきだろうと思うのですよ。

森喜朗さんが、干からびたチーズを愚痴って見せながらも小泉首相の決意を世間に伝えてみせたような、ああいうとぼけた役者ぶりを、小沢一郎さんには期待したいのですがね。

もう「小沢一郎首相」の可能性はゼロなのだから、男小沢には、そういう割切りでもって次世代を育て、健全野党を育てる、そんな有終の美を飾ってほしいのですよ。

一大国士の平沼赳夫に早く禅譲すればよかったのに、首相になる夢を捨てきれずに結局老醜をさらした亀井静香のようにはなりなさんな、と言いたいわけですよ、小沢一郎氏には。 (Sep 13, 2005 09:10:01 PM)

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Re:民主党は、今後こう進め(09/12)

ミリオンさん

こんばんは。
嬉しいです。頑張って下さい。今日の朝は、NHK「みんなの歌」の「こだぬきポンポ」の曲をテレビで見て聴きました。 (Jan 30, 2025 06:57:09 PM)

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