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仙台市泉区のインプラント治療のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています アメリカ医療の光と影 第190回アウトブレイク(6)李 啓充 医師/作家(在ボストン)前回までのあらすじ:1798年以後,ジェンナーの天然痘ワクチンは急速に世界中に普及した。予防接種義務化の動きと反対運動の強まり 19世紀初め,ジェンナーの天然痘ワクチンの効果が認識されるようになるとともに,ワクチン接種を法律で義務付ける国が出現した。ババリア(1807年),デンマーク(1810年),ノルウェー(1811年),スウェーデン(1816年)などである。しかし,フランスやオーストリアのように義務化に腰の重い国もあるなど,その対応は国によって分かれた。 ヨーロッパ諸国を中心に急速に普及が進む中,英国では天然痘ワクチン接種に反対する気運も強まった。「神(=自然)のすることに人間が干渉すべきでない」とする主張は人痘に対しても行われた主張であるが,『人口論』で有名なマルサスは,「天然痘は『自然』が行う効果的な人口調節手段である」として,人口調節効果を損なうワクチン接種に反対した(註1)。 さらに,反対論者は天然痘ワクチンの有効性・安全性についても疑義を呈したが,その疑義は必ずしも的外れではなかった。例えば有効性についてジェンナーは「ワクチンは自然感染と同様に終生免疫を付与する」と信じ込んだのであるが,免疫効果を持続するためには再接種が必要であることは当初認識されていなかった。子どもの感染がほとんどであった18世紀までと異なり,ジェンナー以後,感染者の主流は子ども時代のワクチン接種の効果が薄れた大人となるなど,流行のパターンが変化したほどだったのである。 一方,天然痘ワクチンは細菌学や滅菌法についての知識がまったく存在しなかった時代に使われた「生物製剤」であったため,被接種者に梅毒・破傷風などの感染を引き起こし,安全性についても大きな欠陥を有した。パンデミック かくして,天然痘ワクチンをめぐっては,義務化の動きが強まる一方で,接種そのものに反対する運動も強まったのであるが,義務化の動きを一気に加速させるきっかけとなったのが,1870-75年にヨーロッパを席巻,死者50万人を出したパンデミックだった。 パンデミックのきっかけとなったのは,1870年7月に始まった普仏戦争。軍隊では限定された空間内での集団生活を強いられる上,(難民も含めた)感染者が広大な地域を移動するため,戦争時に伝染病が爆発的に流行する現象は珍しくない。普仏戦争勃発時,フランスではすでに天然痘の流行が始まっていた上,プロシア軍が捕虜としたフランス軍兵士を自国に連れ去って収容したため,天然痘感染はフランスからプロシア,そして周辺国へと拡大することとなった。 以下,このときのパンデミックの凄まじさを戦争当事国の天然痘死者数で見るが,フランスでは1866年の593人が,流行が始まった1869年に4169人と増加した後,普仏戦争の1870-71年には6万-9万人(見積もり)へと激増した。また,プロシアにおける死者数は,1870年の4200人から,1871年5万9839人,1872年6万5109人と急増,両国とも一般市民に甚大な被害が及んだのは共通だった。 対照的に,軍隊内における感染を比較したとき,普仏二国の違いは激烈だった。兵士数100万人の仏軍で感染者12万5000人(見積もり),死者2万3470人に達した一方で,兵士数80万人のプロシア軍は,感染者8463人,死亡者459人と,天然痘の被害は「桁違い」に小さかった。なぜ両軍にこうも大きな違いが出たかというと,プロシア軍では,1834年以降,兵士に対して入隊時およびその後は7年ごとの天然痘ワクチン接種を義務付けていたからだった。しかし,兵士への再接種を義務づけていたプロシアでも,一般国民へのワクチン接種は義務付けていなかったため,市民の感染・死者はフランスと同規模だったのである。 ちなみに,1870-75年のパンデミックでは,ワクチン接種を義務付けていた国と義務付けていなかった国とで死亡率は3倍ほど違ったといわれているが,歴史的に見ると,大規模な流行が発生するたびに,予防接種義務化の動きが強まる傾向が存在する。このときのパンデミックでも例外ではなく,例えば英国では1871年にワクチン法を改正,ワクチン接種拒否者に対する罰則規定が盛り込まれた。一方,ドイツ(註2)では1874年にワクチン法を制定,小児に対して,2歳までの初回接種および12歳での再接種を義務付けたのだった。(この項つづく)註1:『人口論』の初版が出版されたのは,ジェンナーの『牛痘の原因および効能に関する研究』の初版が出版されたのと同じ1798年。その後,マルサスの主張は「ワクチンは『適者生存』の原則を損ない,『不適者』の生存を助長する」とする優生思想の主張へと姿を変えた。 註2:普仏戦争中,プロシアの宰相ビスマルクの主導の下,ドイツ統一が達成された。
2011年01月31日
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仙台市泉区のインプラント治療のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています 現在の日本の歯科診療は、病気を治すシステムですが、スウェーデンではそれを押し進めて病気を予防してしまったわけですね。 日本では、無理でしょうね。まず医師会が反対するでしょう。 興味のある方は当歯科医院まで。個人の努力ではありますが、いろいろ予防システムを取り入れています。予防歯科診療と今の日本の歯科診療 患者さんを削ったり貼ったりしている一般の歯科医療ではなく 守っていく医療が予防ですが、 スウェーデンでは1974年に国庫予算の2/3を使い、歯科医療を予防にシフトさせました。 結果は25年後の、1999年には、義歯の人口がほとんどゼロになり、80歳で25本以上の平均残存指数を確保し 老人ホームもいらなくなり、寝たきりという言葉が存在しなくなったのです。 スウェーデンは、一人当たりの医療費の伸びを大きく削減できたのです。 その医療費の一人当たりの生涯に対しての医療費に対して2000万円以上 と言われるくらい医療費を削減できたのです。 年に25万円以上の医療費の削減です。 スウェーデンは、寝たきりもゼロになったのです。 日本では、現在寝たきりの老人を一人作ると年に590万円程度かかると言われますから、 納得する数字だと思います。20年以上寝たきりになるとなんと8400万円。 歯科の予防を全国民が行うと・・25年後には、国民一人当たり年20万円以上の膨大な 予算が削減できる様になるのです。 今まで、日本にこれほどまでに確実で、未来を予測する医療費削減は無かったのです。 スウェーデンは、1974年に 歯科医師のほとんどに歯を削る道具すら持たないように教育し、守る教育を行ったのです。 その結果25年後には、スウェーデンは、インプラントも現在ほとんど必要なくなったのです。 予防とは国民が国に守ってもらい、国民が国を守る医療の事で有り、 決して個人の医師が行えるほど、安易なものては無いのです。 個人が行っても、日本人の気質に予防の概念が無いために、運営は大変になります。 予防は国が行って初めて効果を成します。 対象が全国民であるということです。 国を動かすには、国民の尊敬と信頼が必要なのです。 歯科医療の大切さ、予防の大切さはわかるが、 あまりにも費用がかかりすぎるという意見が、知識が無い国民には多いのですが 入院患者の死因の第一位である肺炎が、口腔内を徹底的に細菌を衛生士がコントロールすると 肺炎はほとんどゼロになるというデータも、日本の大学病院でも発表されています。 予防は、年間、国民平均たった8万円から10万円です。年に4回から8回です。 しかも予防は、行う事が決まっていますから、医院での時間の管理も容易になります。 今までの様に、二時間待って5分という治療では無いのです。 口の中をきれいにする、自分では絶対にできていないから、 今まで多くの治療が行われてきたのですから。 歯ブラシを衛生士にしてもらって、徹底的にブラッシング そして口の中をきれいにしてもらうだけ、 たったそれだけで、25年予防を国民に対して行うと、総医療費は、激減するのです。 予防はこの国の未来を大きく救うのです。 歯科医療では、衛生士の資格をもった人たちが、 歯科医療からどんどん離れてしまっています。 衛生士が、衛生士としての仕事が保健医療でほとんどできなくなっているのです。 本来は歯科衛生士は、歯科医師との連携の元に独自に予防治療を推進する仕事なのです。 歯科衛生士は、国家資格であり、予防と、健康を守る仕事なのですが、 何故か治療の補助としての医療の中にしか存在できなくなってしまっています。 リタイアした衛生士が、元気にこの衛生士の活動を日本の為に行って頂き、 予防歯科医療に復帰するにも、予防歯科医療を行っている医院を明らかにする必要があります。 国民も予防を真剣に行っている医院に行きたいが、 意識レベルの高い予防の歯科医院に生涯を預けたいと思っているが・・ どこに行ったら良いのかわからない。
2011年01月28日
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仙台市泉区のインプラント治療のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています 人からペットに歯周病の原因菌が感染し、ペットが重篤な歯周病になる事も以前から話題にはなっていましたが、人人間でもこの感染はあり、歯科医の問題は夫婦間や母子間の感染が問題になっています。ペットから飼い主への病原菌感染に要注意 イヌやネコと同じベッドで寝ている人は要注意。米医学誌「Emerging Infectious Diseases(新興感染症)」2月号に掲載された報告によると、健康に見えるペットでも、ヒトの疾患の原因となる寄生虫、細菌、ウイルスをもつ可能性があるという。250種類の人獣(じんじゅう)共通感染症(zoonotic disease)のうち100種類以上が家庭で飼われるペット由来のものであると、報告の共著者の1人である米カリフォルニア大学デービス校獣医学部動物疾患学教授のBruno Chomel博士は述べている。 ある症例では、69歳の男性がペットのイヌと一緒に寝ていて人工股関節置換術の創傷を舐められ、髄膜炎に罹患した。また、9歳の男児がノミの寄生したネコと一緒に寝たことにより、生命にかかわる細菌感染症であるペストに罹患した事例もある。このほか、ネコやイヌと一緒に寝たり、キスをしたり、ペットになめられたりすることによってヒトに伝播(でんぱ)する感染症には、鉤(こう)虫、白癬、回虫、ネコひっかき病および薬剤耐性黄色ブドウ球菌感染症などがある。 一方、ペットを飼うことによる健康面の利益も大きいと米エール大学(コネティカット州)医学部のPeter Rabinowitz博士はいう。心理面の効果にとどまらず、ペットは血圧降下、運動の促進、ストレスの軽減などをもたらすことがわかっている。しかし、高齢者、5歳未満の幼児、HIV感染者やエイズ患者および癌(がん)患者など、免疫システムの低下した人ではリスクが高い。ペット(特に仔イヌや仔ネコ、下痢をしている高齢のイヌやネコ)に触れた後は手を洗い、定期的にノミやダニの駆除を行うほか、ペットとのキスや添い寝を避けるよう著者らは勧めている。 人獣共通感染症の年間発生数は正確に把握されていないが、Rabinowitz氏は「米国では年間数百万例の感染症がペットとヒトの間で伝播しているのではないか」と推測するとともに、「それがペットによるものだとわからない症例も多数存在すると考えられる」と述べている。 近年、米国医師会(AMA)、米国看護師協会(ANA)、米国獣医師会(AVMA)の支援による「One Health」と呼ばれる取り組みで、医師と獣医師が十分に情報交換し、連携していくことが推進されている。米国疾病管理予防センター(CDC)によれば、ヒトの病原体の約60%が人獣共通であるという。Rabinowitz氏は双方向の感染について、「動物からヒトだけではなく、ヒトから動物にも疾患の感染がみられる」と指摘している。[2011年1月20日/HealthDay News]
2011年01月27日
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仙台市泉区のインプラント治療のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています 現在6才の男の子がいる、子育て真っ最中ですが、あっという間に赤ん坊から子供になり、大人になっていく子育ては楽しまないと”損”てな感じですよね。 毎日いろんな事があり、どんどん変化していくこどもを見ていると、こっちも変化しなければと思います。親が成長した分、子供も成長するのかな。結婚するなら「妻に従う」宮城の男性? それとも「育メン」1位の沖縄?AIGエジソン生命保険「家族力研究所」は20日、「家族意識と県民性」の意識調査の結果を発表した。これによると、「配偶者の判断や決定事項には、比較的従う方が多い」と回答した男性の割合は、宮城県がトップ。また、「夫はどの程度、家事・育児を手伝いますか」に「ほぼ毎日」と回答した男性の割合は、沖縄県がトップだった。[16:19 10/20]
2011年01月26日
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仙台市泉区のインプラント治療のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています佐々木常夫×石黒不二代 型破り放談【2】なぜ日本では「仕事と子育ての両立」が難しいのか定時帰宅を阻む“見えざる敵”の正体「長時間労働」から「生産性」へ評価軸の変化が必要――では、どうすれば日本人も生産性の高い働き方に変わることができるのでしょうか。佐々木 人間は環境で変わることのできる動物だと思いますから、日本社会を少し変えるだけでシリコンバレーのようになれるのではないでしょうか。今までは、誰も変えようとしていなかったから変わらなかっただけ。最近になってようやく、「ワーク・ライフ・バランス」が叫ばれるようになってきましたし。 ただ、経営者の多くが“ワーク・ライフ・アンバランス”で現在の地位に上り詰めた人たちで、「日本の経済競争力の源泉は、長時間労働にある」と考えているところがあります。寝ても覚めても仕事のことばかり考える人材こそが育つと思っているんですよ。つまり、6時に帰宅して会社以外の人と付き合ったり、本を読み、勉強をしている人は偉くなれないと思っている。そういう人がトップにいる限り、環境を変化させるのは難しいのではないでしょうか。 それもこれも「時間が無限にある」という前提があるからです。だから、「6時に帰宅させる」と決めてはどうでしょうか。とはいっても、実現はなかなか難しいですね。石黒 私は、「生産性で評価する」と掛け声をかければ、それなりに変わることができると思います。日本人は勤勉で、言われたことは守る国民ですから。私の経験上、例えば売上を目標にすると明言すれば、みんな売上の目標に向かって懸命に走ります。弊社でもここ10年ほどやってきて、時々指標を変えているのですが、指標の変化に伴って社員の意識は大きく変わっています。佐々木 ただ、我々の東レのような会社の場合、そういう指標を作りにくいところもありますね。「売上だ、利益だ」と言っても、担当する事業によって全然違いますから。石黒 そうですね。日本のメーカーは、工場が生産性を指標に持って、優れたオペレーションで生産効率が高い国になってきたと思うんですよ。それが競争力の源泉でしたし。 一方のホワイトカラーは確かに指標が作りにくいところがあります。営業は売上などがありますが、企画部門や間接部門は指標を作るのが難しいですよね。佐々木 アメリカでは、どのように評価しているんですか。石黒 まず、アメリカはBI(ビジネスインテリジェンス)ツールなどをはじめとした新しいツールの導入がすごく早いんですよ。いち早く取り入れて、自分の仕事がどうすれば効率的になるかということを工夫しているところがあります。私たちの業界でも日米差を感じるのはこうした企業の新しいツールに対しての態度です。 アメリカでは新しいツールを使うと、それによって新しい会社が成長する、使った人の生産性が上がる、と両方がWIN-WINの関係になります。一方の日本は、新しいものを入れて失敗すれば上司に叱られる、だから新しいものを入れない、みんなが使っている今までと同じものを入れておけば大丈夫、といったような空気があります。 具体的な指標や評価方法はそれぞれだと思いますので明言できないのですが、アメリカの指標は結局成果を問うものなんです。「成果を出しなさい」と言われると、日本人の場合は成果を出すために長時間働く一方で、アメリカの場合は短時間で成果を出すように工夫する。結果的には、同じ成果を出すための時間の差が、今日の日米の生産性の差になっているように思います。(続く)
2011年01月24日
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仙台市泉区のインプラント治療のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています これからの日本を考える上で益々大事になってくるのが、家族の結びつきではないかと考えています。いままで経済至上主義の中で社会も個人も、家庭を犠牲にしてきた。それが今の”個”人社会であり、無縁社会になってしまった。家族のために一生懸命に働いてきたのに、老後はお一人様になってしまう。 実際には、仕事を理由に家族をほっぽってきたと言うんが現実でしょうが、そうしなければ会社では生き残る事ができなかった。のでしょう。 これからは家族を大事にしながら、仕事も効率よくこなす。そんなかっこいい生き方が求められていくのでは。佐々木常夫×石黒不二代 型破り放談【1】なぜ日本では「仕事と子育ての両立」が難しいのか定時帰宅を阻む“見えざる敵”の正体あなたは「仕事」と「家庭」を両立できているだろうか――。「ワーク・ライフ・バランス」という言葉に注目が集まって久しいが、仕事と家庭の両立は、未だに多くの男性・女性にとって大きな課題だろう。そうしたなかでも、家事や子育てをしながら、仕事で大きな成果を挙げてきたのがネットイヤーグループ石黒不二代社長と今回の対談相手である東レ経営研究所特別顧問の佐々木常夫氏だ。佐々木氏は、自閉症の長男をはじめとした3児の父。そして妻がうつ病を患うなかでも家族を守り、仕事に全力で取り組んだ結果、2001年に東レ同期トップで取締役に就任、2003年には東レ研究所所長となった。一方の石黒社長も長男を連れてスタンフォード大学に留学、その後起業するというキャリアの持ち主である。家事・子育てをしながらも、経営者という立場で活躍し、仕事で成功するために、2人はどのような経験や努力をしてきたのだろうか。型破りな方法で現在の地位を築いてきた両者の対談を聞くと、なぜ日本では仕事と家庭の両立が難しいのか、その理由と日本社会が抱える根深い問題点が見えてきた。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン 林恭子)なぜシリコンバレーでは「仕事」と「子育て」が両立できるのかささき・つねお/東レ経営研究所特別顧問。1944年秋田市生まれ。69年東京大学経済学部卒業、同年東レ入社。病に倒れた妻と障害のある子どもを抱えながら仕事と家庭生活を両立させ、2001年、東レ同期トップで取締役となり、03年より東レ経営研究所社長。10年より現職。家庭と仕事を両立するビジネスマンの象徴的存在。近著に『働く君に送る25の言葉』(WAVE出版)がある。――お2人とも家事や子育てをしながらも仕事に取り組み、大きな成果を挙げていらっしゃいました。実際に仕事と家庭を両立させるため、どのような工夫をしてこられたのでしょうか。佐々木 子どもを育てながら仕事をしていたと言っても、私がしていたのは一部のことですよ(笑)。石黒 一部と言っても3人のお子さんの子育てや奥様のご病気のことがあったなかで、仕事で大きな成果を出されたわけですから…。基本的には、普通の方のプラスアルファのことをなさっていたに違いない。佐々木 まあ、やったといえばやっていたんですけど、「ええ加減」にやったんですよ(笑)。手抜きでやったんだ。石黒 いえいえ、そんなことは私など、「日本では子育てをしながら仕事はできない」と結論し、環境の異なるアメリカに行ってしまった口です。アメリカには、日本社会にあるいわゆる「子育てをしながら仕事をすること」への明文化されていない“プレッシャー”みたいなものが全くありませんでしたね。佐々木 そういう意味でも、アメリカは素晴らしいですね。石黒 日本とアメリカの違いは何かというと、「人の気持ち」だけだと思うんです。実は、アメリカが日本よりも社会インフラ的に優れているところは、特にありませんでした。私がいたシリコンバレーは、アメリカの中でも進んでいるところだと思いますが、保育所での延長保育がなく、全て夕方6時に閉まっていました。佐々木 延長保育がないんですか。それじゃ、仕事をやめて連れて帰らなきゃいけない。石黒 そう、6時に子どもを迎えに行かなければなりません。少し遅刻してしまうこともあるんですが、そうすると保育士さんが怒っているうえに、罰金まで取られてしまいます。ですから、インフラ的にはむしろ日本のほうが進んでいるかもしれません。しかし制度以上に仕事と子育ての両立を可能にするカルチャーがシリコンバレーにはあるんです。 例えば、送り迎えをするのは女性の仕事とは限りません。今は日本でも、旦那さんが送り迎えをしたりしますが、かつてそうした役割は女性に期待されていましたよね。シリコンバレーの場合、どんなに立場の偉い人であっても普通に送り迎えをします。スタンフォード大学の近くにありましたので、ノーベル賞を受賞した大学教授や白衣着たままのドクターも来ていましたね。 私の知り合いの弁護士の方は、6時前になると上司が「もう行かなくちゃいけない」と時計を気にするから仕事を頼めないと嘆いていたほどでした。確かにベビーシッターさんにお願いすることもできますが、ほとんどの人が自分でお迎えに来ていました。だから、みんな6時に間に合うように帰るので、6時に閉まる保育所に疑問を持ったことさえないんです。佐々木 仕事をやめて迎えに行くということは、その後、家で仕事をするということ?石黒 確かに家で仕事をします。でも、全員がお迎えのために会社を出るので、日本みたいに帰りにくいという雰囲気は全くありません。 もしくは、朝から会社にいない場合もあります。大きいソフトウェア会社の社員は、会社に来るとかえって生産性が落ちるので、あまり出社しないんですよ。会社からコーリングカードやインターネットのアクセスカードなどが配られていて、どこで仕事してもいいようになっています。成果主義なので、結果的にどこで仕事して何をやっていようが、成果を出せば自由なんですよね。 シリコンバレーだと、若い人が一日中、泊りがけで仕事をしている雰囲気がありますでしょ。それは確かにいえることなんですが、結婚して子どもができると、全員がものすごい勢いで帰っていきますね。佐々木 (笑)信じられない。家族を大切にしようという気持ちがあったり、家族が好きなのかな。石黒 奥様のプレッシャーもあるんじゃないですかね。そうはいっても経営層になれば忙しいのでお迎えなどができず、それが原因で離婚したりしますよ。佐々木 それは、日本の女性と違うところかもしれませんね。日本だと、女性が我慢して細く長く夫婦を続けようとするじゃないですか。どっちが幸せなんですかね。石黒 どうでしょう。でも、アメリカでは離婚手続きも大変ですし、財産の半分は女性に持っていかれますね。“離婚地獄”になりますから、アメリカの男性は大変だと思いますよ。そうしたケースも少なくありませんが、やはりシリコンバレーでは結婚したら全員が子どものほうを向いているなと感じました。“抵抗勢力”は上司と部下!なぜ彼らは長時間労働を好むのか――佐々木さんも家事や子育てのために、定時に帰宅されていらっしゃったと思います。その際、「帰りづらいな」と感じたことはありましたか。佐々木 私が管理職になる前は大変でしたよ。だって、上司が“長時間労働の権化”みたいな人で、毎日夜10時まで仕事をしていましたから。6時半ぐらいに「そろそろミーティングやろうか」と、突然言うんですよ。とはいえ、私は帰らなければならないので、「私も予定がありますので、前もって言ってください」と言ったら、その時は聞いてくれましたが、右から左。だって、いいことやってると思っているんですから。だから、次の日からまた同じことの繰り返し。 仕事がしやすくなったのは、私が権限のある課長になってからです。みんなに6時に帰るよう指導しました。 ただ、私が課長になった時に最大の抵抗勢力になったのが部下。あれほど、「上司が帰らないと自分たちも帰れない」と嘆いていた人たちが、「なんで帰れって言うんですか」って言いはじめたんですよ。 彼らがそう言うのには、3つの理由がありました。1つは、「これほど大事な仕事やっているのに帰れというんですか」という主張。2つ目は残業代が減るという理由。残業代が完全に生活給になっていましたから。そして3つ目は、家に帰ってもすることがない、ということです。 まず、「大事な仕事をしているのに帰れというんですか」と言う部下に対して私は、「あなたがたいした仕事をやっているとは思えない。そんな仕事は、簡単にやって帰りなさい」と言いました。 残業代がなくなることを嘆いた部下には、「あなたに残業代よりもっといいものプレゼントしてあげよう。それは、家族と仲よくなったり、自己啓発の勉強や本を読んで成長する時間ですよ」と伝えましたね。 「家に帰ってもやることがない」といいますが、それはやることがなくて当然です。今まで帰っていなかったんですから。それで彼らは帰っても仕事をやるんです。だから指導が大変でした。 結局、私がその課の課長を離れると元の木阿弥で、また長時間労働に戻ってしまいましたけど。石黒 会社が「生産性」という指標を従業員に示していませんから、「長時間労働=よいこと」と、多くの方が思い込んでいるのでしょう。佐々木 あるスウェーデン人の知人は、「日本人はIQが低い」とまで言っていました。「私たちは6時に帰宅して家族と一緒に食事をするが、日本人は10時まで仕事しているにもかかわらず我々と結果が同じだ。だから、日本人はIQが低い」ってね。 だけど私は、決して日本人はIQが低いとは思わない。日本人は仕事のやり方が悪く、会社に遅くまでいるという前提で仕事をしているから生産性が低いだけ。結果を出すなら、短時間労働がいいに決まっています。ですから、だらだらと仕事をすることしか考えていない日本社会のなかで勝つのは、実は簡単なことです。(続く)
2011年01月24日
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仙台市泉区のインプラント治療のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています長時間の“スクリーンタイム”が心臓発作、死亡リスクを高める 長時間テレビやパソコンの前で座って過ごしていると、心臓発作リスクおよび死亡リスクが増大する可能性のあることが、英国の新しい研究で明らかにされた。 研究を率いた英ロンドン大学(UCL)のEmmanuel Stamatakis氏は今回の研究から、「テレビやパソコンの前で座って過ごす、いわゆる “スクリーンタイム(screen time)”が心血管および全体的な健康に極めて有害であることが示される」と述べている。さらに同氏は「労働年齢にある人々の大多数が座りがちな仕事に就いており、さらに座っての通勤や運転に長時間を費やしていることを考えれば、余暇の時間はできる限り座る時間を少なく、動く時間を多くする必要がある」と指摘している。この報告は、米国心臓病学会誌「Journal of the American College of Cardiology」1月18日号に掲載された。 研究では、2003年のスコットランド健康調査(Scottish Health Survey)に回答した成人4,512人のデータを収集。この調査は、さまざまな質問とともに、余暇の過ごし方についても尋ねたもの。4.3年の追跡期間中、325人が死亡し、215人に心血管イベントが発生した。スクリーンの前で過ごす時間が1日2時間未満の人に比べ、1日4時間以上の人は、全死因による死亡リスクが48%高く、心臓発作、脳卒中および心不全のリスクが125%高かった。さらに、喫煙、高血圧、体重、社会的階級および運動などの因子を考慮しても依然としてリスクが認められたという。 「運動をしても過剰なスクリーンタイムによる害の軽減がみられない点が重要である」とStamatakis氏は指摘する。また、生物学的機序も関与しているとみられ、スクリーンタイムと心臓発作の関連の4分の1には、体重およびコレステロールとともに炎症マーカーであるC反応性蛋白(CRP)値との関連が認められた。 Stamatakis氏は「テレビ視聴は多くの場合、受動的かつ非創造的に時間を浪費する行為である」と指摘し、「健康を維持するためには、まずテレビの視聴時間を減らすことから始めるとよい」と述べている。米レノックス・ヒル病院(ニューヨーク市)のSuzanne Steinbaum博士は、多くの人は仕事でパソコンを使い、座る姿勢が生活の中心となっていると指摘し、「何らかの形で毎日体を動かし、必要のないときは座らないこと。また、余暇は何でもよいので体を動かすこと」を勧めている。[2011年1月10日/HealthDay News]
2011年01月24日
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仙台市泉区のインプラント治療のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています 歯失うと認知症高リスクに 厚労省研究班の高齢者調査 歯がほとんどなく入れ歯も使っていない高齢者が4年間で認知症になるリスクは、20本の歯がある人の1・9倍になるとの研究結果を、厚生労働省研究班が21日発表した。あまりかめない人のリスクは、何でもかめる人の1・5倍、かかりつけ歯科医院のない人は、ある人の1・4倍だった。担当した神奈川歯科大の山本龍生准教授は「かむ力を保つために入れ歯を入れたほうがよい」と話している。
2011年01月22日
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仙台市泉区のインプラント治療のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています びっくりしています。馬鹿なことをしていますね。こんな事業は仕分けしてください。 考えただけでも、とても食えるような代物ではないでしょう。 農林水産省のやる事もすごい事をやっていますね。 Youtubeで”ご飯にのせるだけ”朝ごはんの欠食改善や米を中心とした日本型食生活の普及・啓発を 目的に、食品関係の企業、団体の協力を得ながら、官民挙げて実施 している「めざましごはんキャンペーン」において、WEB上で展 開している動画です。
2011年01月17日
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仙台市泉区のインプラント治療のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています アメリカ医療の光と影 第189回アウトブレイク(5)李 啓充 医師/作家(在ボストン)前回までのあらすじ:種痘登場前,天然痘に対する「予防」は人痘接種であった。 「免疫学の父」と呼ばれるエドワード・ジェンナー(1749-1823年)が「牛痘」による天然痘予防を初めて試みたのは1796年。モンタギューが「人痘」法を英国に紹介してから75年後のことだった。「免疫学の父」ジェンナーの実験 ジェンナーが「牛痘感染が天然痘に対する免疫能を付与する」という仮説を思いついたきっかけは,「乳搾りの女性に美人が多いのは天然痘に感染しないから」という農村地帯の「言い伝え」を知ったことにあった。牛痘は,いわば天然痘の「ウシ」バージョン。乳搾りの女性が天然痘に感染しにくい理由は,仕事柄,牛痘感染の頻度が高いことにあると推測したのである。 しかも,牛痘がヒトに感染した場合に起こる症状は天然痘感染とは比べものにならないほど軽微であった。もし牛痘が天然痘に対する免疫能を付与するのであれば人痘接種よりもはるかに安全な予防法になるはずだ,とジェンナーは考えたのだった。 実は,牛痘の皮膚病変から得られた浸出液を接種することで天然痘感染を予防する試みは,ジェンナー以前にも行われていた。しかし,ジェンナーが偉かったのは,単に牛痘接種を予防法として試みただけでなく,その有効性を「実験」で科学的に証明したことにあった。 ジェンナーが牛痘接種という歴史的「人体実験」に取りかかったのは1796年5月14日。実験台となったのは8歳の少年,ジェイムズ・フィップス(使用人の息子だったという)だったが,ジェンナーは人体実験に先だって,牛痘感染歴のある患者に人痘を接種しても天然痘の症状が発現しないことを確認していた。牛痘接種から6週後の7月1日,フィップスに人痘が接種されたが,天然痘の症状は一切出現しなかった。ジェンナーの仮説通り,牛痘接種が天然痘に対する免疫能を付与することが証明されたのだった。 2年後の1798年,ジェンナーは牛痘接種実験の症例数を拡大,その安全性と有効性を確認した(被験者の中には,11か月になる自身の息子も含まれていた)。計23例での「実験」結果をパンフレットにして出版,人痘接種よりも安全な天然痘予防法(ジェンナーは「天然痘ワクチン」と命名した)があることを世に知らしめたのだった(註)。 単に安全性において勝っただけでなく,牛痘法は人痘法に比べてはるかに安価であったし,利便性においても優れていた。例えば,人痘法では接種を受けた患者が新たな「感染源」となるため接種後2-3週の隔離を必要としたことと異なり,牛痘法では一切隔離の必要はなかった。また,牛痘に感染したウシの皮膚病変,あるいは,ワクチン接種後に現れるヒト皮膚病変の浸出液がワクチンの「供給源」となるため,ワクチンをウシやヒトで「継代」することも容易だった。急速に普及した天然痘ワクチン 実験結果の発表後,ジェンナーの天然痘ワクチンは驚くべき早さで世界中に普及したが,その際,各国の王族が熱心な支持者となった。天然痘ウイルスは患者の貴賤を選ばなかったし,家族を天然痘で亡くした体験を持つのは,王族も一般人と変わらなかったからである。ロシアでは皇太后マリア・フョードロヴナがプロシアからのワクチン輸入を手配,最初に接種を受ける子供(孤児)の名は「ワクチノフ」とすべし,と決めたほどだった。 一方,スペインは,世界中に有する広大な植民地に天然痘ワクチンを供給する必要に迫られた。「活き」のいいワクチンをどうやって新大陸やアジアに供給するのか? 国王チャールズ4世の諮問を受けた医師たちが知恵を絞って考え出した作戦は,船に孤児を乗せ,ワクチン接種を受けた孤児の皮膚病変浸出液を次の孤児に接種することでワクチンを継代するというものだった。 孤児22人を載せたマリア・ピタ号がラ・コルフィアの港から出航したのは,1803年11月30日のことだった。22人の孤児たちの年齢は8-10歳。天然痘感染歴,ワクチン接種歴がない子どもたちが選ばれたのは言うまでもない。新世界への航海を強制された子どもたちの世話係にイサベル・デ・ゼンダラ・イ・ゴメスが,ただ一人の女性として乗船したが,彼女は自分の息子も継代用「子ども部隊」の一員に加えた。一行の指揮を執ったフランシスコ・ザビエル・デ・バルミス神父は,ゼンダラ・イ・ゴメスが,航海中,心優しく子どもたちの世話をしたことを,その日誌で何度も賞賛した。 新世界に到着した後,ワクチン供給部隊は南米隊とフィリピン隊の二つのグループに分かれた。フィリピン隊のデ・バルミスは1804年6月25日メキシコに上陸,陸路メキシコを横断する途上,各所でワクチン供給を続けた。1805年2月フィリピンに向け出航した際には,継代用にメキシコで新たに「調達」された孤児25人が加わっていた。ゼンダラ・イ・ゴメスの任務はメキシコ到着で終わっていたはずだったのだが,彼女は,孤児たちの世話をするために,自ら志願してフィリピンへの航海に加わった。 マニラに到着したのは1805年4月15日。その後,デ・バルミスはマカオ,広東(現広州)にもワクチンを供給した後,1806年7月スペインに戻った。人痘法がヨーロッパに紹介されてからジェンナーがフィップスに牛痘を接種するまで4分の3世紀の時を待たなければならなかったのとは対照的に,天然痘ワクチンは,登場してからわずか10年余りの間に世界を一周したのだった。(この項つづく)註:「ワクチン(vaccine)」の名はラテン語の「牛(vacca)」に由来する(ちなみに牛痘の学名はvariolae vaccinae)。
2011年01月17日
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仙台市泉区のインプラント治療のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています 阿呆の呆は口を開けて立っている人間を表したと言われていますが、口呼吸では、血中酸素濃度が低くなり、当然脳に行く酸素量も違ってきますから、阿呆というように脳が働かなくなってしまいます。 私も子供の頃、母親にしょっちゅう「口を閉じなさい」と言われた時期がありましたが、母親のこういった注意は大人になってからも思い出されるくらい身体に染み付いてしまっているのです。 母親は大変ですが、子供に注意する事は大事ですよ。特に生活習慣については。お口ポカン要注意 フィルター・加湿機能持つ鼻、病気や虫歯の恐れ2011年1月9日 提供:毎日新聞社 電車の中などで、口を開きっ放しにしている子どもを見かけることがある。人間は一般的に鼻で呼吸する。口呼 吸が癖になると細菌などを取り込みやすくなり、病気にかかるリスクが増えるほか、歯の成長にも影響する。インフルエンザや花粉が気になる季節に、子どもの 「お口ポカン」問題を考えてみた。【中西拓司】 神戸市内の主婦(35)は4歳になる長男が、生後半年ごろから日常的に口を開いていること が気がかりだ。「たまに閉じることもあるが、寝ている時も含めていつも開いている」といい、歯がいつもむき出しになっているので、転倒した際に前歯が欠け たこともあった。口を開ける癖がない長女(7)に比べて虫歯になりやすく、すでに5本治療した。「口を閉じようね」と促しても、すぐに忘れて口を開けてし まう。「健康にも悪そうなのですぐに直したい。どうすればいいのか」と医師を受診したこともあった。 「恒常的に口呼吸しているようなら、 早めに耳鼻咽喉(いんこう)科の診察を受けてほしい」。千葉大大学院医学研究院の岡本美孝教授(耳鼻咽喉科・頭頸(とうけい)部腫瘍学)はこう語る。口呼 吸が長引けば「のどの炎症や睡眠障害など、さまざまな病気を招く恐れがある」という。 鼻の内部には、左右それぞれに複雑な形をした三つの 突起があり、表面の粘膜や繊毛でホコリや微生物などの異物を取り除く働きがある。また、のどを痛めないように外部の乾いた空気に湿り気を与え、温めてから 体内に取り込む加湿や加熱の機能もある。鼻はにおいを感じる機能だけでなく、体内に異物が入るのを防ぐフィルターの役目を果たしているというわけだ。 岡本教授によると、子どもが口呼吸する原因としてアレルギー性鼻炎などによる鼻づまりのほか、鼻の奥にある「アデノイド」の肥大などが考えられるという。 アデノイドは微生物に対する免疫力を作るリンパ組織の一種とみられており、通常は3~4歳をピークに一時的に大きくなるが、その後は小さくなる。しかし、 炎症などによって腫れてしまうと鼻呼吸をしづらくなり、いつの間にか口呼吸が習慣化する場合がある。 ◇ 乳児用品 メーカー「ピジョン」などが01~02年にかけて、2~23歳までの約1000人を対象に普段、口が閉じているかどうかを聞いたところ、「閉じる習慣がつ いている」と答えた保護者や本人は39%だった。一方、「いつも開いている」と答えた人は22%で、3歳以下では29%と最も多く、13歳以上でも15% を占めていた。 口呼吸は歯の成長にも影響を与えると言われている。ひかり歯科医院(東京都東大和市)の三谷寧院長(歯学博士)は「口を開けたままにしておくと唇や舌の位置が定まらず、歯並びも悪くなる恐れがある」と話す。 歯並びをよくするためには、(1)唇を結ぶ(2)上下の歯を軽く閉じている(3)舌は上あご部分に触れる位置に落ち着いている――の三つの習慣を身につけることが重要だ。三谷院長は「歯やあごなど顔面の成長が著しい3歳ぐらいまでに、習慣付けてほしい」と話す。 また、口呼吸は虫歯になるリスクも高い。三谷院長は「口を開いたままだと口内が乾いて、唾液の循環が悪くなり、歯を溶かす細菌が増えやすくなる」と指摘する。歯を守るためにも早めに鼻呼吸を定着させたい。 ◇口笛、鼻歌で改善 茨城県日立保健所は、独自の「お口ポカン度チェック」で、保護者に指導を行っている。一つでも思い当たれば、口呼吸が習慣になっている可能性があるとい う。また、口を閉じる癖をつけさせる遊びなども勧めている。同保健所の担当者は「口笛など遊びを通して鼻呼吸を習慣化させてほしい」と呼び掛けている。……………………………………………………………………………………………………… ■「お口ポカン度チェック」・テレビを見ている時などに口が開いていませんか?・のどがよく渇きませんか?・口から歯や舌が見えていませんか?・食事の際、くちゃくちゃ音をさせていませんか?・歯ぐきが赤く腫れていませんか? ■口を閉じる習慣を身につけるには・口の中に空気を入れほおを膨らませる・にらめっこ・ハミング(鼻歌)・口笛を練習する
2011年01月13日
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仙台市泉区のインプラント治療のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています 宮城県は肥満の人の割合が多いそうですが、私の友人にも学生時代と比較して20Kgくらい体重が増加している人を多数みかけます。 私は今のところ学生時代に比較して5Kg程度の増加で収まっていますが、日々気をつけていかないとあっという間に増えてしまうのが,体重ですね。お金はなかなか増えませんが。 ちなみに私はメタボ検診には整合性がないと思っていますので、1回受診しただけで自己管理しているだけです。X線の被爆もいやですしね。日本人は肥満に弱い民族!? BMI25以上の肥満症 お腹回りが気になる経理部長、Wさん(49歳)にとって秋の健診時期は憂うつな季節。昨年も血糖値が引っかかり、ダイエットを厳命されたのだが ──。 特定健診・特定保健指導、通称メタボ健診の義務化以来、中高年男性のあいだでもダイエットがブームだ。厚生労働省の統計では、40~60代の日本人男性の3人に1人がBMI(体格指数)25以上の肥満。うち半数が肥満を原因とする健康障害を伴う「肥満症」だ。 日本人を含め、そもそもモンゴロイドは他人種より肥満に弱い。というのは、内臓脂肪をため込む「倹約遺伝子」を他人種より2~4倍、高頻度に持つからだ。内臓脂肪からは身体の代謝機能に影響するさまざまなホルモンが分泌されるため、糖尿病や動脈硬化の進行が加速する。 たとえば、欧米人は肥満から糖尿病を発症するまで20~30年の猶予期間があるが、日本人はその半分の10~15年で糖尿病になってしまう。飢餓時代を生き延びた倹約遺伝子が飽食の現代では仇となるわけだ。病的な肥満は早めに解消しておくに限る。 はたして自分はダイエットの必要があるのか? まずBMIを計算してみよう。計算式は体重(kg)÷{身長(m)の二乗}で、25以上なら肥満と判定される。これに肥満が原因の病気である糖尿病(予備軍を含む)、脂質異常症、肝機能障害などを示す検査値異常があるなら即、ダイエット開始。特に肥満が原因の2型糖尿病は、発症早期の10~15%減量で完治する可能性が残されている。 ダイエットの大原則は、食事から取る総カロリー量を総消費カロリー量以下にすること。1日70~80グラムのタンパク質を取ることの2点。今、ブームの糖質制限食も結果的に総摂取カロリー量を抑えている。要は「食べ過ぎ」を無理なく是正することが肝心なのだ。 総消費カロリー量の内訳は、基礎代謝+生活活動(運動)代謝+食事誘発性体熱。全体の7割を占める基礎代謝は男性で1500キロカロリー前後だが、個々人の体格で大きく変化する。正確に知るには、呼気ガス分析による「基礎代謝測定検査」を受けてみよう。肥満症治療の必要ありと診断された場合は、 3割負担の数百円で受けられる。 もう一つ、ダイエット成功の秘訣は「なぜ太り始めたか」を分析すること。過食の背後には日常的なストレスが隠れていることが多い。新規プロジェクトの責任者になったとたん、体重が増えたというのもよく聞く話だ。ストレスを認識しポジティブ思考でいつも自分にいいように考える習慣を身につければ、ダイエットの成功率は格段に上がる。
2011年01月11日
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仙台市泉区のインプラント治療のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています いろいろ研究は進んできています。 私が考えてしまうのは、まずはじめにコストの問題で、この歯を培養するのにいくらかかるのか?インプラントは工業製品なので、日常診療で使用できる範囲の製品価格になっていますが、個人の細胞から培養するということは、多分現時点で数百万のコストがかかるのでしょう。 次に植立する技術ですが、インプラントという確立された工業製品(形状が一定)を植立するのと、実際に歯と同じ形状のもの(すべて異なる形状と考えると)を植えるのでは、全く求められる技術が違うという事です。 今後の研究が楽しみですね。 体外で培養、歯を完全再生=マウスで成功、人への応用目指す?日歯大時事通信 1月3日(月) 配信 マウスの歯の一部を体外で培養し、完全な歯を再生することに世界で初めて成功したと、日本歯科大生命歯学部の中原貴教授と同大新潟生命歯学部の佐藤聡教 授の研究チームが3日までに明らかにした。今後、インプラントや入れ歯に代わる人の歯の再生医療として臨床応用を目指す。 中原教授らによると、生後5日のマウスの歯冠(歯の先)を、人間の歯と骨をつなぐ歯根膜の細胞を培養して作ったシート状のもので包むなどして特殊な培養 液に入れた結果、1カ月でほぼ完全な形の歯が再生した。歯の根元である歯根や歯の土台となる歯槽骨、歯根膜も形成された。 条件が整えば、100%近い成功率で再生。再生した歯をマウスの前歯を抜き移植したところ、抜け落ちることなく正常に機能したという。 中原教授は「歯冠、歯根、歯周組織の全てを試験管の中で作り、歯全体を再生することが期待できる」としている。 歯の再生研究では、これまでに東京理科大などの研究チームがマウス体内での再生に成功している。
2011年01月06日
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仙台市泉区のインプラント治療のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています 嘉山孝正(独立行政法人国立がん研究センター理事長)は山形大学医学部の学部長として医学部の改革を実行。国立大学トップの国家試験合格率を達成。国立大学で初めてのがんセンターを創設。 舌鋒が鋭いですね。 明確な質問です。 国民の医療は置いといて、厚生官僚だけは医療水準をあげて、保険適用にならない最先端のがん治療である陽子線治療を厚生省関係の病院だと全部それが保険併用が認められていたという事実を指摘しています。2010年12月15日 第184回中央社会保険医療協議会総会議事録http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000ybb7.html○遠藤会長 嘉山委員、どうぞ。○嘉山委員 非常に官僚的な答弁ですばらしいと思いますけれども、ただ、実質もう20年前から使われて、もう一つでは別の例を出しましょう。陽子線はもう最近がんの患者さんにはたくさん使われているんですが、あれも研究用で大学では一切それを認めないと。保険治療を認めないと。実際は大学では研究用として患者さんを治療しているわけです。ところが、厚生省関係の病院だと全部それが保険併用が認められていたという事実があります。今は違う、大学も認められるようになりましたけれども、そういうふうな矛盾したことが現場で起きているのを何十年もほうっておいているわけですよ。ですから、この辺できちっと論点を整理して、いつも迫井先生はもう天才的な官僚答弁をするのであれなんですけれども、前に一歩進めるような答弁をしてほしいんですよ。次回までにこれは整理して持ってきますとか、これは論点がありますとか、論点があるのは分かっていて20年ほうっておいたのが今なんだから、新しい提案を持ってきていただきたいというふうに思うんですが、次まで、あなたの頭だったらつくれるでしょう。持ってきてちょうだい。○遠藤会長 嘉山委員、御指摘は非常に重要な御指摘だとは思いますが、これは薬事法の承認の問題ということもありますので、ですから大きな問題提起をしていただいたということで、その内容については事務方もそのように受けとめられていると思いますので、薬事との調整等々を図って議論を進めていただきたいと思います。したがって次回、すぐ持ってきてくれと言いましても、なかなか問題もあると思いますが。○嘉山委員 ただ、先生、もう20年もこういうことを繰り返しているんですよ。研究用でやっていて、片や厚生省の病院では認められているとか、そういう矛盾があるので、大学は一切認められてこなかった。大学の研究費で患者さんを治療していたと。こういう矛盾をこの中医協でしっかりと議論して、次回は無理だとしても、いつも次回と決めないと、いつの間にか消失してしまうので、では次々回ぐらいまでには持ってきていただきたいと思いますが、いかがですか。○遠藤会長 医療課長、どうぞ。○事務局(鈴木医療課長) 今の嘉山委員の御指摘にも関係して、今日、議題の中にメディカルイノベーションの医療機器に関するものについてがございます。ここについて今の御指摘も踏まえて、今後医療機器の取り扱い、特に保険上の取り扱い等についてどういうふうに前に進めるために考えるかということについて、今日の御意見を賜った上で、次回以降にまたお示しをしたいと思っております。○遠藤会長 よろしいですね。ちょうどよかったという……○嘉山委員 ちょうどいいんですけれども、次回以降というのは、いつも次回以降が次々回、次々々回になっちゃうので、少なくとも1カ月以内ぐらいのめどはつけていただきたいと思うんですが、いかがですか。○遠藤会長 医療課長、どうぞ。○事務局(鈴木医療課長) 努力したいと思います。○遠藤会長 また今後の我々の議論の中でも関連することについてぜひ御発言をいただければと思います。○嘉山委員 先生、もう一個繰り返します。努力したいというのは今まで努力したことがないので、ちゃんとしますと言ってもらわないと、国会答弁と同じようなことを言わないでほしいんだよね。○遠藤会長 医療課長、どうぞ。○事務局(鈴木医療課長) 実際上、次回の開催の日程がありますので、1カ月程度で何とか対案も含めて我々のほうで御提案できるように努力をしたいと思います。○遠藤会長 よろしくお願いいたします。 それでは、今の件につきましてはよろしゅうございますか。
2011年01月05日
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仙台市泉区のインプラント治療のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています 新年明けましておめでとうございます。 今年も私の個人的に関心の高い話題を提供していきたいと思っています。 お陰さまでこのブログも多い日で1000名近い方が訪問して頂けるようになりました。 全てが正しいというわけではありませんが、日本の報道関係は太平洋戦争当時のように大本営発表の図式と何ら変わらない事が事実ですので、普通の情報を得る経路では得る事ができないような情報を皆さんに伝えていくためには、いろいろな情報が混ざってしまうと思います。 しかし、このブログをお読みの方達は賢明な方たちと思いますので、皆さんのご自由に取捨選択されてください。 今年の最初の話題は、 また電磁波に関する話題です。「妊娠中のケータイ使用で子どもの行動障害1.4倍」の研究結果、報道も調査もない日本植田武智 My News Japan 妊娠中の携帯電話の電磁波によって、子どもの行動障害のリスクが1.4倍になる可能性を示す研究結果が、デンマークにおける10万人の妊婦を対象とした国家プロジェクトによって示された。ケータイと子どもの行動障害との関連が示された初の研究といえるが、ケータイ業界を大スポンサーとするマスコミは、この研究結果を報道せず沈黙している。行動障害は日本国内でも増加中だが、環境省は来年度から始める10万人の子どもの追跡調査において、電磁波の影響を調査対象から排除してしまった。政治主導で調査に乗り出すべきだろう。【Digest】◇イギリスでは新聞報道に対し厚生省が解説記事を掲載◇日本でも子どもの3%程度に行動障害◇妊娠中の母親の使用と出産後の子どもの使用でリスクは1.5倍に◇環境省の10万人の子ども調査では電磁波の調査予定なし◇総務省と環境省が協力して調査すべき◇イギリスでは新聞報道に対し厚生省が解説記事を掲載 今回の研究は、デンマーク国家バースコホート(DNBC)という10万人の妊婦を対象にした大規模な追跡調査の一部として実施されたもの。その結果は、イギリスの一流医学専門誌「Journal of Epidemiology and Community Health」にも掲載されている。 今回も、当然のごとく日本では大手マスコミによる報道はない。インターネットサイトでは、主にフランスのAFP通信の翻訳記事を元に、ブログに掲載されたりツイッターでつぶやかれたりしているだけ。 もちろん、信憑性の低い情報ではなく、正式な研究論文が元になっている。その証拠に、日本でも医師向けの専門情報サイトでは、この調査結果が掲載されている。 英語圏のマスコミ報道をみると、イギリスでは大衆紙の『ザ・サン』紙や、より格上の『デイリー・メール』紙などでも取り上げられている。 注目すべきは、国の保健省が管理しているHPにおいても、今回の研究についての解説記事が掲載されていることだ。 英国保健省は、これまでも携帯電話の子ども使用を必要最小限にすることを推奨している。今回の調査結果については、他の研究者の批判点についても紹介し、この研究だけでは有害性の証明としては不十分としながらも、従来どおり予防的に子どもの使用は最小限に、と結論づけている。 国の態度として、このように予防的に曝露を最小限にするように推奨しておいて、あらたな研究結果について吟味し、分かりやすく情報伝達しよう、という態度には好感が持てる。 実は、イギリスでは携帯電話以外にも食品添加物の一部の合成着色料が子どもの発達障害と関連がある、という研究結果を元に、食品メーカーに対してそれらの食品添加物の使用自粛を求めたこともある。◇日本でも子どもの3%程度に行動障害 今回問題とされている行動障害とは、近年子どもたちの間で増えてきている軽度の神経発達障害の一つで、注意欠陥多動症障害(ADHD)などの症状をさす。 発達障害というと、従来は知能の遅れなどを伴うというイメージがもたれてきたが、近年、比較的軽度な発達障害があることが問題とされている。
2011年01月04日
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