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ローマで気づいたことシリーズ。歩道が狭くても、気にせず並んで歩く。腕を組んだり、肩を抱いたり、手を繋いだり。対向者が来た時だけ、なんとか避けて、すぐまた元に戻る。基本的にのんびり屋さんなんだろう。歩道に関しては左側通行とか右側通行とか、そういう概念がないのだろう。「スクージィ」と言って通してもらわない限り、ずーっとのんびり歩いているその後ろをゆっくりついていくハメになる。また、ショーウインドウによく心奪われて立ち止まる。地元民なのか観光客なのかはわからないが、いきなりピタッと立ち止まるから歩道が渋滞しがち。でも、「早く行ってよ!」という感じの人は見かけなかった。あと、フィレンツェもそうだったけど、大勢の人が道路を歩きまくる。基本、歩行者は信号もできるだけ無視してさっさと渡ろうとする。青信号の時間は短かいけど、道路はともかく人で溢れているので、車が人ごみに突っ込む形でクラクションを鳴らしてなんとか通してもらえるっていう感じ。ヨーロッパは道が狭いから小型車が多いと聞いていたけど、それだけじゃない気がした。車は結構きれいでかっこいいのが多く、アルファロメオとか、高そうなのが多く走っていた。当然そういう交通事情なので、バイクも多い。それでいてオフロードバイクはかなり少なく、たま~に見かけても、タイヤはスリック。結構でこぼこの石畳の道もあるのに意外。ホテルでは、まぁたまたま自分が泊まった所だけかもしれないが、受付のオッサンがふざけて面白かった。日を重ねて顔を覚えられたら特に。412号室で、外出から帰って、鍵を返して貰うのに「フォーワントゥー」って言うと「ノーワントゥー?ンン?」ってとぼけたりする。鍵はすぐ取れる位置にあるのに、「んんー!」って腕を伸ばして「ギリギリ届いたぁ」みたいな顔をして「ふぅ・・・」とか言いながら渡してくれたり。面白いオッサン達だ。同じことを日本でやったら怒られるだろうけど、こういうフレンドリーなのは嫌いじゃない。思わずニコッとさせられてしまう。
2011.07.14
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1/4帰りの飛行機も普通に遅れ。KLMの機内サービスは嫌いじゃないけど、乗るまでがダメダメだな。まずローマからアムステルダムまで遅れて、アムステルダムから成田までも遅れた。まぁ、JALもいつもそうだけど。ともかくアムステルダムでは乗り換えのみだった。簡単に乗り換えできる事が行きの便でわかっていたから、遅れも気にならなかったものの、その遅れのせいで結局評判のいいスキポール空港内を見る時間は取れなかった。ゲート移動中にチラッと横目で、木で出来た民族的な靴とチューリップは見たけどね。オランダって感じ。アウディA1の実車も展示されてたのに、全然見る時間がなかった。あと空調が激しすぎるかな、KLMは。行きは普通だったけど、この帰りの便は空気の乾燥と冷房の効きすぎが目立った。それに加えて、日本人観光客の風邪気味の人の多いこと!(帰りの便は日本人が多くてちょっと嫌だった)タンが絡んだ嫌な咳を数人がゲッホゲホしてたから、風邪をうつされてしまった。それにしてもANAだけだよ、遅れもなく荷物の預かりもきちんとこなしてくれたのは。結論としては、まずイタリア素晴らしいという事。それと、約2週間の旅・・・やってみてわかったけど、長い。もちろん長いと言っても2週間で味わいつくしたとはとても言えない。むしろまだまだ足りないくらい。ただ、宗教画はどれも似たり寄ったりで飽きてくるってのがどうしてもある。また、それに拍車をかけるのが日程の長さである。各都市にあてた日数(ミラノ1・ベネツィア3・フィレンツェ4・ローマ5)は我ながらいい配分だったと思うけど、「全体として長いという弊害」は想定していなかった。「弊害」っていうほどでもないけど、ちょっと長かったかもしれない。たぶん、旅行のベストは短すぎず長すぎない1週間くらいじゃないかな。ヨーロッパだと泊数プラス2だから、7泊9日くらい。飛行機代を何度も払える裕福な方は、ミラノ以外は1都市を1週間でのんびり観光すればいいと思う。以上でおしまい。次からは、これまでの旅のどーでもいい事や、次の旅の事でも書いていこうかな。海外一人旅で実際に使用したもの紹介これらの旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、定番のここが使いやすかったです。↓↓↓旅の始まりは調査から!こんなとこ見てないで、他のイタリア旅行記でもっと有益な情報を探しましょう。→
2011.07.14
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テルミニ駅で下りて、ガイドブックで三つ星なのにチェックし忘れていたサンタ・マリア・マッジョーレ教会に。と、その前に、明日空港へ行くのにバタバタしたくないので、今日のうちに切符を買っておいた。ついでにテルミニ駅もうろついてみたけど、ローマ到着時同様、どうも落ち着かなくて好きになれない。早々に切り上げて、徒歩でサンタ・マリア・マッジョーレ教会へ。・・・柵がずらりと教会を取り囲んでいて、明らかに入れそうにない!断念。次に予定していたサンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会は15時半からじゃないと入れない。(ここは朝と夕方しか開いていない教会)ポポロ広場の教会に至っては16時半からだ。という訳で、待つには微妙な14時くらいに、一度ホテルへ戻る。ホテルでガイドブックを読んでいて気づいたが、サンタ・マリア・マッジョーレ教会の外観が、さっき見た物を違う!!「あ!さっき見たのは裏側か!入れないわけだ・・・」休むのをやめて、すぐに地下鉄へ。サンタ・マリア・マッジョーレ教会にリトライだ。さっきはテルミニ駅で降りてから歩いて行ったけど、今度は確実にヴィットリオ・エマヌエーレ駅からアクセス。やっぱりテルミニ駅は鬼門だ。広くて使いづらいったらないよ。ヴィットリオ・エマヌエーレ駅から公園を突っ切ってまっすぐ教会へ。こっちのがテルミニ駅から行くよりよっぽどわかりやすい。今度は正面から来たので、ちゃんと入れた。正面。でかい!写真撮りづらい!教会内部はさすがに3つ星だけあって見応え充分。続いて、先日入れなかったサンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会へ歩いて移動。この辺、テルミニ駅とヴィットリオ・エマヌエーレ駅とレプブリカ駅、サンタ・マリア・マッジョーレ教会とサンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会は近い。変に疲れるテルミニ駅を利用するくらいなら、素直に地上を歩いたほうが楽だし楽しい。外観は相変わらず工事中でも、今度はちゃんと中に入れた。天使に矢で射られて恍惚の表情を浮かべる聖女を、人ごみを避けてなんとか撮影。肉眼では暗くてよく見えなかったけど、撮った写真ではよく見ることが出来た。結構教会ってこういう事が多い。ものすごく真剣に祈っている人のそばで写真を撮るのははばかられるっていう雰囲気の時や、そもそも撮影禁止の時ってのはあるけど、できるだけ写真は撮っておいたら後で生きてくる。それにしてもこの作品、たくさんの棒で光を表現するってのは珍しくて、面白いね。なんか日本の仏にも後光にこういう表現があったような。ここでもう帰ろうか迷ったけど、せっかくなのでポポロ広場の教会も攻めることに。ポポロ広場へは年越しカウントダウン以外にも歩いて何度か行ったけど、地下鉄で行くのは初めて。たしかフラミニオ駅だったかな・・・と、(この時は土地勘もいくらかついたので、地図も持たずに手ぶらで出ていた)なんとなく最寄りであろう駅で降りたら、ホントに降りてすぐそばだった。まぁこれは半分偶然だけど、そもそも今日は太陽が出ていたから迷う事が少なくて良かった良かった。やはり東西南北がわかるとすごく便利。教会はカラヴァッジョの絵があったけど、撮影禁止だった。スペイン広場を通って、チャオで晩飯。昼のピザで満腹にされたので、スパゲティとジュースのみ。スパゲティが4.3ユーロと安いのに、ペットボトルのジュースが2.7ユーロって。飲み物が変に高いのか、スパゲティが変に安いのか。正解は「飲み物も高いけど、日本のスパゲティが変に高い」だと思う。そのスパゲティは、前回食べた平らな太麺じゃなくて、丸い太麺。細麺が食べたかったけど、これもちゃんと美味しかった。つづく(そろそろ終わり)写真はこちら2011/1/3ローマ(約300枚)海外一人旅で実際に使用したもの紹介これらの旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、定番のここが使いやすかったです。↓↓↓旅の始まりは調査から!こんなとこ見てないで、他のイタリア旅行記でもっと有益な情報を探しましょう。→
2011.07.06
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1/3月曜地下鉄乗り放題チケットも兼ねている「ローマパス」の有効期限が昨日で終わった。だから朝、バルベリーニ駅で1日券BIGを買おうとしたが・・・自動販売機がすべて使用不可になっていた!!なんだかよくわからんが窓口に行くしかない。やる気のなさそうな駅員に「ウンビリエットペルファボーレ。ええと・・・ワンデイ。ワンデイチケットプリーズ!」と、人差し指を立てて要求。(1日券ちょーだいと言ったつもり。相変わらずテキトウだ。)すると、「マシンが壊れた。通っていいぞ。」って言われた。多分。えぇっ!?語学力が乏しいと、こういう突拍子も無い発言は特に聴き間違えていないかどうか不安。「1日券くれっつってんのに、全然違うこと言われた気がする??」と、まぁバカなんで一瞬ボーゼンとしますが、なんとなくわかったのでおそるおそるゲートを通過し・・・そのまま無賃乗車。あー・・・なんというか、すごいイタリア感。壊れたらタダですか。そういやパリでも無賃乗車したなぁ。ヨーロッパの地下鉄は大丈夫なのか??結局、到着したヴァチカン最寄りの駅で1日券を買ったから何も得した訳じゃないけど、ちょっと楽しかった。ヴァチカン美術館。開館の40分以上前に着いたのに、既に結構な行列。まぁ並ぶのはわかってた。40分くらい前じゃあ遅い方かな。左が行列で、右がスイスイ進める通路という具合に分かれていて、「ああ、ガイドブックに載っていた個人用と団体用で分かれているのだな。」「一人旅万歳!」と喜んで、軽い足取りで右側の通路をスイスイ進んでいった。・・・が、この行為は大変な勘違い。右側は予約した人専用通路だったみたいで、左側の行列の最後尾まで引き返すはめに。そうウマイ話はないよね、そりゃ。行列の様子。先が見えない!行列狙いでマップか何かを売りつけに頑張って話しかけてくる人たちを軽く首を横に振るだけで拒否しつつ、1時間ほどで入れた。中はかなり広くて複雑。ここは僕にしては珍しくオーディオガイドを借りたが、肝心の番号がどこに書いてあるのかわからなかったり、人ごみで番号が見えづらかったり。なくても良かったかも。まぁ、借りて良かったと思った場所もあったから、どっちでもいいかな。ミイラの説明のところなんかはゾッとした。ミイラはともかく、この壺はなんだろ?と思ってオーディオガイドを使ったら、「脳を取り出すために繰り抜かれた目や、内蔵をそれぞれ壺に保存して、その壺はなんとかの壺と呼ばれ・・・」とか、ね。「うぇ・・・スゴイことするねぃ」って、ちょっと引きました。聞かなきゃ良かった。適当に進むことで見所を逃すのが嫌で、序盤だけ偶然居合わせた日本人ツアーの行く末を見守った。(ストーキング)これで効率のいい巡り方が出来たと思う。有名なラオコーン広さはかなりのものだったが、パリのルーブルと違って、今自分がどこにいるのかさっぱりだった。分岐が多すぎるんだ・・・。しかし、この旅行の観光最終日にして左膝が9割方治るというなんだか虚しい事があったので、階段を問題なく歩けたのが嬉しかったね。どれが一番良かったかというと、写真禁止の天井かな。システィーナ礼拝堂。さすがに人が多かったけど、見応え充分。だいたい見て回って、エントランスに戻る。オーディオガイド(7ユーロ)を返すところと借りるところが別になっていて、借りた時に担保としてパスポートを預けていたものだから、返すところを見つけた瞬間すぐに返却してパスポートを取り戻したんだけど、これがちょっと失敗。返却所の先にまだ続きがあった。ご丁寧にブックショップ(お土産屋)がこれでもかというくらい連続してたから、もう本当に何も無いと勘違いしてしまった。「まぁいいさ」と、続きはオーディオガイドなしで観て回った。ブックショップではヴァチカン美術館の本を買いました。16ユーロ。昼。やっぱりこの規模の美術館だと半日はあっという間に過ぎてしまう。昼はどこか適当に店に入ってみようと決意。それもピザをね。観光の最終日だし。美術館を出て、ちょっと歩いたところにあるピザ屋の客引きにまんまと乗せられてみた。ピザすべて7ユーロとか言うから、つい。ゆっくり聞き取りやすく英語を喋るマダムの、珍しく上品な客引きに負けたと言っていい。ちょっと空いていたので嫌な予感を感じたが、赤を基調とした内装はとてもおしゃれ。7ユーロのピザと3ユーロのカプチーノで11ユーロ。(ピザとカプチーノって組み合わせは我ながらどうかとは思うけど、イタリアっぽいものを重視して頼んだらこうなった)多分1ユーロはサービス料かなにかだろう。値段的にはまったく不満はないし、カプチーノは今までで一番うまかった。ピザの量も、まる一枚食べるのは初めてで、多すぎるくらいだった。ただ、その肝心のピザの味が・・・。イマイチだったなぁ。多分、当たり前かもしれないけど、空いている店はダメだ。混雑は美味しさの目安。ということで、ピザに関してはフィレンツェも捨てがたいが、ヴェネツィアで食べたのが一番だったかな。つづく写真はこちら2011/1/3ローマ(約300枚)海外一人旅で実際に使用したもの紹介これらの旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、定番のここが使いやすかったです。↓↓↓旅の始まりは調査から!こんなとこ見てないで、他のイタリア旅行記でもっと有益な情報を探しましょう。→
2011.06.30
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1/2日曜ヴァチカン市国へ。まずは一番混雑が予想されるヴァチカン美術館へ。まだ開いてないようで、20人くらい待っていた。9時を過ぎても開かない。「・・・おかしい」ガイドブックをよく見ると、日曜休みと書いてある!そこで、近くにいた日本人夫婦に話しかけてみたところ「ネットで調べてきたけど、日曜でも今日はやってるはず。9時半かな?」というような答えが。(ああ、日本語って便利・・・)たしかに、待ち人が20人もいるわけだし、ここに集まった皆が皆勘違いしていると考える方が不自然な気もする。もう少し待つことに。待っていると、さっきの日本人の奥さんが親切にもその辺の人に聞いた結果を教えにきてくれた。「結局今日は休みっぽい」とのこと。どうやらここにいる皆が勘違い旅人のようだ。よく考えたら、こんな名所に20人程度しか集まっていない事のほうが不自然だ。「皆いい加減だなぁ。ちゃんと調べてこなきゃダメじゃないか」と、自分込みで呆れつつその場を後にした。教えてくれた日本人ご夫妻にお礼を言って、広場と大聖堂を観るために移動開始。この様に長蛇の列だが、それほど待たずに入場できる。セキュリティーチェック(手荷物検査等)の受け口がたくさんあり、列の消化が早いためだ。さすがに手際がいい。大聖堂はやはり見事。でも、昨日行ったサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ教会に近い感じ。大きさや形ではそう大差ないかもしれない。しかし、有名なミケランジェロのピエタなど、見応え充分。中で安いおみやげを購入。左から順にサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ教会でも売ってた50セントのアレを2つ(ちなみに種類はサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ教会の方が豊富だった)、十字架2ユーロ、聖水を入れる瓶(かな?)3.5ユーロ。この聖水入れがやや人気だったかもしれない。ここにきて初めて見かけたし。安いし小さいし食べ物と違って残るから、おみやげとしてはすごくいい。「ヴァチカン市国の大聖堂で買った」というのもポイントだ。余談ですが、ヴァチカンはかなりセキュリティに気を使っている感じがした。入り口での検査もそうだけど、ここは入っちゃダメっていうところにはSPみたいな雰囲気の人が必ず付いている。それと、スイスの衛兵が面白かった。彼らは槍かなにかを持ったまま、こちらに目もくれず、ただ一点だけを見つめてピクリとも動かずに立っていた。サンタンジェロ城へ。ローマパスが使えるのかわからないけど、8ユーロと5.5ユーロの2通りの値段が書いてあったので、とりあえず出してみたら5.5ユーロでいけた!しっかり2.5ユーロ引きで嬉しい。中を通って登っていく。まるで迷路のようだった。そして屋上からの眺めは爽快!天気がいい時にオススメ。昨日入れなかったアルテンプス宮へ。ここは像ばっかり。日本人でも知っている神々の像があったのはわかりやすくて良かった。先日ローマパスで入った国立博物館と共同チケットなので、パスを提示したらここの入場券も無料で貰えた。14時。チャオで少し遅目の昼にしようと思ったら、かなり混んでいた。時間よりも、人通りの問題かな。あそこは常に人が多いものなぁ。スーパーが開いていたので、そっちにした。ハイネケン、白ワイン、ポップコーン、ポテトチップス、ピザっぽいもの2つ、サンドイッチ、サラダ、炭酸水。これだけ買って13ユーロ。明日はヴァチカン美術館にリベンジ。つづく。写真はこちら2011/1/2ローマ(約230枚)海外一人旅で実際に使用したもの紹介これらの旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、定番のここが使いやすかったです。↓↓↓旅の始まりは調査から!他のイタリア旅行記がたくさんあります。
2011.06.28
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夜。スーパーが閉まっていたので、チャオというレストラン的なものを初利用。好きなモノを取ってレジに並ぶという、言葉の不自由な旅行者にすこぶる優しいシステム。席もたくさんあって座れない心配はないし、それでいて閑散としている事はなく、すごく賑やかだ。値段も安いし、味も悪くなかった。そうそう、スパゲティを作って盛ってくれるお姉ちゃんが店員にしては珍しく丁寧だった。「2分待ってね。」「もう少し待ってね。」と、いちいち丁寧に言ってくれた!!ここは日本ですか!?っていうくらいの接客態度に驚いた。高級店でもなんでもないのに。ちょっとエヴァ・グリーンに似ていたのも高得点。向こうの人って、もっとつっけんどんっていうか、突き放した態度で愛想最悪な事がほとんどですからね。これくらいアンニュイな雰囲気に満ちた接客がほとんど。(しかもかなり無言)ハイネケン瓶3.6ユーロ巻き巻きソーセージ4.4ユーロ名前わからんスパゲティ6.9ユーロ計14.9ユーロ。もうそんなにけちらなくてもいいので余裕じゃ。(十分チープです)スパゲティが太麺で、しかも量が意外と多くて満腹に。満足しちゃって帰ろうか迷ったけど、食後の散歩も兼ねてナヴォーナ広場に行くことにした。地図を見なくても「こっちの方かな」って、パンテオン経由で意外といけた。だいたい人の流れに乗れば有名なところに着くし、有名なところには他の有名なところへの案内看板が立っている確率も高いのである。(いい加減だなぁ・・・)縦と横の大きくて使いやすい通りを少し覚えるだけで随分勝手が違うと感じた。自分の場合は、トリトン通りとコルソ通り。迷っても、ここに辿り着けばなんとかなる。ま、ともかく迷わずナヴォーナ広場に到着。着いてびっくり、明るい!想像していたのと全然違う。人がいっぱいいるとは思っていたけど、多すぎ。ここまでぐちゃぐちゃだとは思いもよらず。まるでサーカスやお祭りのよう。右に左に出店が立ち並んでいて、内容は子ども受けのするものばかりで、これなら家族連れが増えて必然的に全体数も多くなる訳だ。メリーゴーラウンドまである。この広場には噴水と教会があって、なんでも噴水の作者と教会の作者は犬猿の仲だったらしい。そうした経緯から、噴水の像は「あの見るに耐えない教会が今にも倒れてきそうだ」と、教会の方に腕を伸ばしているんだとか。仲悪すぎ。「自分の作品でそんなの表現するなよ・・・」と思いつつも、実に美しい噴水でありました。ひと通り見て、帰ることに。うさんくさい競馬ゲームもなかなかにいい雰囲気を醸し出していた。セッテと言っていたので7番が勝ったらしいという事くらいしかわからなかったけど、なんだかちょっと楽しかった。帰りは、きた道と違うけど、だいたいこっちだろっていう方に進んでみた。すると、ちょっと行ったところに教会があって、夜だというのに出入りが激しい。なんか有名なのかな~と思い、入ってみると・・・幸運な事に、いずれ行く予定だったサン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会だった。ラッキー。教会の中にはカラヴァッジョの絵が。フィレンツェで見てきたから誰の絵かすぐに気づくことが出来た。光と影が効いていてやはり見ごたえあり。見事だった。しばらく似たような宗教画ばかり見てきたから尚更そう感じる。さ、明日はいよいよヴァチカンいくかー。天気晴れて欲しいな。屋内ばかりでも、日光って結構重要。前にも書いたけど、美術館や、特に教会は自然の採光を意識した造りが多いから、天気の良し悪しで全然違う顔を見せてくれる。というか、晴れている方がいい。まぁ今日も雨だったし、期待しないでおくか。1月2日につづく写真はこちら2011/1/1ローマ(約130枚)海外一人旅で実際に使用したもの紹介これらの旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、定番のここが使いやすかったです。↓↓↓旅の始まりは調査から!他のイタリア旅行記がたくさんあります。
2011.06.21
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最近は目が回りそうなくらい忙しかったんですが、多分これからは・・・いや、これからも忙しい。イタリアから帰ってきてもう半年くらい。年末の国際線航空券販売開始の7月末?までには旅行記を書き終えて、次の旅行計画を考えたいです。イタリアで気になったことその1ローマのエスカレーターは手すりの方が若干回転が早い。気がつくと前傾姿勢に。その2ホテルのトイレットペーパーが分厚い。キッチンペーパーに近い感じ。やはり門が好きな人種だから、ケツの門も大事にするんだろうか。皇帝の名前にアヌスってついてるくらいだし、ケツに敬意を払ってやまないんだろう。・・・違うか。1/1土曜日朝の一発目はまずサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ教会へ。キリスト教公認後初めての教会で、1700年の歴史があるんだとか。1700年!?歴史ありすぎ。ミサもやってたし、ここはなかなか良かった。でっかいし、意外とオススメ。そこから歩いてカラカラ浴場、チルコ・マッシモ、真実の口へ。カラカラは休みなのか入れず、外から撮影。しっかし・・・広いなぁ~~!!風呂に力入れすぎだ、古代ローマ人。テルマエロマエを読んでいったから、じっくり見たかったけど、まぁ外からでも十分かも。【送料無料】テルマエ・ロマエ(3)チルコ・マッシモは特にどうということもなく。真実の口は30分も並べば、ヤツの口に手をぶち込めそうだったけど、手を入れたって何も起きないのに行列に並ぶのは耐え難い。でもせっかくなので、横から写真だけ撮っておいた。ちなみに、写真撮ってくれる係の人?がいたので、多分一人旅でも大丈夫。一応真実の口の教会(サンタ・マリア・イン・コスメディン教会)そのものにも入ったけど、ずいぶん小さい教会だったなー。真実の口のおまけみたいな扱いに成り下がってしまっている。ただ、おみやげは妙に充実していた。コロッセオで買ったものよりも良さそうなコロッセオの本が、何故かここにあったという・・・地下鉄に乗るべく、コロッセオへ。コロッセオ駅でピザ3.9ユーロを買って、コロッセオを眺めつつモグモグ。やけにジョギングしている人と、サイクリングしている人が多かった。日本も駅伝やってるし、こういうところは世界共通なのかも。駅前の土産屋の軒先に、1ユーロと20セントを入れてハンドルをぐるぐる回すと、入れた20セントが薄い楕円形に加工されてでてくる機械があったのでやってみた。つまりお代が1ユーロって事だね。薄くなるだけじゃなく、柄が4種類くらいあるみたいで、ローマ兵士の柄が刻印されて出てきた。こういう貨幣の扱いは面白い。他の国でもこういう遊びはあった気がする。日本でやったらコレ、法律違反かな。サンタマリアデッラヴィットリア教会へ。教会すぐそばの噴水を撮りつつ、付近の人気の無さに気づかないふりをしていた。「人気スポットの割には人が少ないけど、気のせいだろう」と。そして・・・ドアが開かない。案の定、休みだったようで・・・。どうも今日は一発目がうまくいったから安心しちゃったけど、基本的に元旦だから休みが多いようだ。明日はヴァチカンに行く予定だし、今日はアルテンプス宮だけ見て終わりにしようと行ってみたら、やっぱりそこも閉まってたしね。その途中にフェラーリストアを見つけて写真撮ったから全くの無駄足にはならなかったけど、疲れた足を引きずって道に迷いつつ辿りついたら休みってのは結構堪える。ああ、フェラーリストアも休みだったけどね!しかも雨降ってきたし。もう今日は半日休み決定。ということで、クリスマスと元旦は買い物はもちろん観光も難しい事を経験できました。これは今後の他国での旅でも活かせる経験かな~。なにが厄介かというと、ガイドブックの情報がアテにならない事があるっていうのが、ね。「ここはクリスマスでもやってるな」って、確認して出かけたら実際は休みだったり。それにしても・・・ローマの地下鉄って、不便というかあまり便利じゃないというか。A線とB線の2つしかないから。今C線を作っているらしいから、これが出来たならかなり地下鉄の利便性がアップするに違いない。現状では、結局なんだかんだで歩いてしまう。バスはよくわからんし。夜になったらチャオで飯食って、ライトアップされたナヴォーナ広場にでも行こうと思う。つづく写真はこちら2011/1/1ローマ(約130枚)海外一人旅で実際に使用したもの紹介これらの旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、定番のここが使いやすかったです。↓↓↓旅の始まりは調査から!他のイタリア旅行記がたくさんあります。
2011.06.09
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フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘でだるだるになった足を無視して、ローマ国立博物館(マッシモ宮)へ。ここでローマパス2回目の無料権利を使った。この博物館ではコインコレクションが良かった。あと、謎の箱。ここはローマパスを見せることでチケットを出してくれた。もらったチケットは他の3つと併せて4館共通チケットのようだが、そのうちのひとつの浴場跡以外はどこにあるんだろう・・・。そして見つけやすかった浴場跡には入れなかった。(人が一人もいない。休み?)マッシモ宮ローマ国立博物館を出てレプブリカ広場、ついでに「バジリカ」って書いてある教会を見て(サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会)さらにローマ三越を冷やかした。ローマ三越は高級品ばかりだ!昨日場所をチェックしておいたチャオで晩飯を食べようとして、早いけど17時頃着いた。が、着いた途端に目の前でクローズされた。さすがに大晦日だから仕方ないね。特に入りたい店もないので、また昨日のスーパーでしょぼい買い物。ハイネケン2缶とカチカチペラペラのピザとサンドイッチで6ユーロきった。安さを求めたというより、惣菜が少ないから仕方なく。日本みたいに弁当とか売っていたら死ぬほど便利だと思った。コンビニなんて、考えてみたらとてつもなく便利。ホテルに戻ろうとしたところで、空は薄暗くなって。いい暗さだったので、トレヴィの泉のライトアップを撮りに行った。やはり夜のほうが美しい。しかし、相変わらず地下鉄テルミニ駅は大変だった。乗り換えるのになんでこんな移動しなきゃならんの。今度は乗り換えひと駅前で下りて地上を移動しようかな。でもローマはフィレンツェと比べて徒歩の移動がしづらい。信号や交差点、人と車すべてが多い。夜は仮眠をとって、23時過ぎに出発。目指すはポポロ広場、カウントダウンの馬鹿騒ぎだ。「治安やばいかなー?」と不安だったけど、ホテルを一歩出たら杞憂だったと気づく。人通りが絶えないっていうか、昼よりも人が多いくらい。老若男女、人種も様々。行く途中「スクーザ、エスパーニャ?」と聞かれたし。おそらく「スペイン語話せる?」か「スペイン人ですか?」と聞いたんでしょう。韓国人と間違われることはあってもスペイン人はなかったなぁ。道路では、あちこちから車や店の警報機が鳴りっ放し。日本のものとは違う爆竹の轟音、焼き栗売り、シャンパン売り、各広場へ移動する人々でごった返しだ。歌いながら広場へ向かう人、うさぎの耳飾りをつけている人も。ちなみに、ポポロ広場に向かっていた僕とは反対方向に向かう人々もいて、おそらくそういう人達はトレヴィの泉に騒ぎに行ったんだろう。ポポロ広場以外でも、色々な方向から爆竹の音が聞こえたし。広場ならどこでも馬鹿騒ぎが楽しめそうだ。※以下、動画からの抜き出しなので画質悪いです。そんな感じで賑わうコルソ通りを歩いて途中でまた逆さになっている人を発見しつつポポロ広場に到着。オベリスクを中心に、ドーナツ状に人がウジャウジャ。何故こうしたスペースが空いているのかというと、爆竹を投げたり、ビンを投げたりするからです。(写真右に映っているのは耳を塞いでいる人の左ひじ。)もうずっとバン!ババン!ガチャ、パリン!っていってるから、このドーナツの輪の部分から中心部に移動するときは、このように一気に走り抜けないと危険。↑中心部からの眺め(せっかくなので走ってみた。ちょっと怖かった)転んでいる人もいた。(痛そ~)たまたま近くに日本人男性2人組がいて、ちょっと話しかけてみたら「一人で来たんですか!?」って驚かれたけど「男二人きりってのもちょっと香ばしいのでは?」とは言えなかった。なんにせよ久々の日本語で新鮮だった!あとはせっかくなので、その場のノリに身を任せて、イタリア娘?と一緒に騒いで楽しんだ。言葉も通じないのに、サンキュー、グラツィエ、ベーネ、ハッピーニューイヤー。でなんとなく意思疎通。なんの歌か知らないのに肩くんで適当に歌って。抱き合ったりキスされたり、肩をつかみ合って頭ガクガクいわせあったり。男ともハイタッチしたり抱き合ったりしたけど、女の子の方が激しかったな~。うん、面白かった。撮影は惜しくも年明けと共に激しさを増したシャンパンシャワーで中断。カメラが壊れるところだった。ちなみに、カウントダウンなのに日本みたいにわかりやすく時計がありません。腕時計持ってこないで時間わからない人とかも。でも0時を過ぎたら花火と騒ぎが激化して、少し遅れて皆がシャンパンシャワー。いい加減だなぁ~と思いつつも、この緩さが心地良くて。実にいい気分でした。ホテルに戻ると、フロントのおじさんが「4階のテラスを開放してるよ」とのこと。気が利いてる。(行ってみたら別にどうってことなかったけど)爆竹の凄まじい音は、結局2時近くまで断続的に鳴っていたな。見に行って良かった良かった。貴重な体験だった。ローマで年越しする人はカウントダウンで騒いでみて欲しいですね。細くて暗い路地を避けて、大きな通りを通れば問題ないし、きっと楽しめるはず。つづく写真はこちら12/31ローマ(約280枚)海外一人旅で実際に使用したもの紹介これらの旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、定番のここが使いやすかったです。↓↓↓旅の始まりは調査から!他のイタリア旅行記がたくさんあります。
2011.05.04
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12/31金曜2010年最後の1日をローマで過ごすなんて我ながら素敵だなぁと、カーテンをシャッと開けたら曇り空。・・・。イタリア安ホテルの朝食はだいたいこういうビュッフェ。朝食を食べながら本日の行き先をコロッセオとヴァチカンのどちらにするか考えて、コロッセオに決定。明日は元旦で、おそらくヴァチカンは休みだと思うから、今日ヴァチカンに行くのが本当は効率的。でも、そうしなかったのは・・・早くコロッセオを観たかったから!それだけ。さらに言えば、青空バックに撮りたいところだけど、晴れたらまた行けばいいんだし。一人旅って本当に自由だ。この、なんというか・・・大学をさぼって昼間っから好きなところに出かけたときのような開放感に似た感じ。得難い快感だ。これくらい自由な感じね。事前に買っておいたローマパスをコロッセオで初使用。おかげで行列を華麗にクリア。使い方も簡単で、日付と名前を書いて地下鉄でも施設でも機械にかざすだけ。(たまに手渡しでチケットを出してくれるところもある)コロッセオは当然のようにでかかった。猛獣を運ぶ人力エレベーターとか、考えることがすごい。壊れた柱もそこら中に散らばっている。コロッセオを満喫して、次にすぐそばのフォロ・ロマーノに行こうとして、なにか間違ったらしく、教会に入ってしまった。名前は忘れたが、写真撮影OKだった。天気のせいで教会内は暗かったけど、偶然入ったにしてはなかなか良かった。床に穴が空いていて、下が見えるという面白い造りの教会だった。そんな訳で、帰ろうとした時に地下室がどうしても気になった。膝を考えると階段は使いたくないんだが、妙に見たくなって、無理して下りてみると・・・骸骨が!誰だったんだろう。気をとりなおしてフォロ・ロマーノへ。ここは傾斜があるので、膝に負担がかかりっぱなし。広いから道に迷うし・・・大変だった。一箇所は工事中だったのが残念。(多分二ゲールラピス)入ってただただ右に進んだことで一回間違って出てしまって、再入場しようと思ったらカードを通すゲートが「ブブー」って入れなくって。受付のねーちゃんに今日2回目だと説明すべく、「トゥデイ」と言って2本指を出した。すると、「ワンデイワンタイム」と言ってきた。困り顔で「mistake・・・あの、exit!」と言うと、(間違って出ちゃったと言いたかった)「仕方ないわね」っていう顔で通してくれた。イメージ図こんなメチャクチャな英語もどきで通じるとはっ!やはり意思疎通は当たって砕けろだな!(迷惑かけないように勉強しないとな・・・)そうそう、間違って出たとき、戦争関係の博物館に紛れ込んだ。たくさんの刀剣を撮れて満足。フォロ・ロマーノ右側をコロッセオ方面に戻ってまた入り口まで行ったわけだが、その途中2つほど広場も見られた。道に迷っても見どころいっぱいだな~。2回目の入場後はだいたい見てまわれたと思う。パラティーノの丘も。その15へつづく写真はこちら12/31ローマ(約280枚)海外一人旅で実際に使用したもの紹介これらの旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、定番のここが使いやすかったです。↓↓↓旅の始まりは調査から!イタリア旅行ランキングです。もっと優れた旅行記が見つかるはず!
2011.04.29
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フィレンツェで買っておいたパンでさっと昼を済ませて、13時前にホテルを脱出。天気にも恵まれていることだし、トレヴィの泉へ向かうことにした。ローマは通りの名前を確認しやすくて、地図と照らし合わせれば方向音痴でもなんとか移動できるようになっている。やっぱり混んでいた。あと、ミサンガ巻きじゃない商売の黒人が多い。ヴィーヴィーうるさいヨーヨーみたいなのと、地面に叩きつけるとベチャ!と広がるボールみたいなのを頑張って売りつけようとしてる。ミサンガより売れるのだろうか?観光客はこぞって背を向けて泉にコインを放り込んでいた。「こりゃ泉の目の前まで行くのに時間かかるかも・・・」と思いきや、意外とそうでもなかった。別に迷信には興味がないのでお金を投げはしなかったが、十分楽しめた。ここはただ単純に、美しい。つづいて、スペイン広場へ。まぁ、階段だ。うん、人が多い階段だった。ここで印象的だったのはむしろ黒人。ミサンガ巻きがひどくウザイ。そして激しい。「友達!」「日本人サッカー選手!」「京都!」「東京!」「大阪!」これらの日本語を投げかけてきて、気を引いてから腕にミサンガを無理やり巻こうとしてくる。ノノノノ、ノンノン、ノングラツィエを言ってるのに手を取られたのは初めてだったけど、振りほどいてやった。(パリやミラノではここまで強引じゃなかったから、ちょっとビックリ。)振りほどいたら振りほどいたで、大声で「ビンボー!」って叫ばれたし。頭に来るどころか、むしろ感心してしまった。中には結構流暢な日本語をこなすヤツまでいて、なんだかちょっと悔しかった。あきらかに僕より語学的に優れている。つーか何その努力。普通に働いた方がいいのでは。階段の頂上にあった教会になんとなく入ってみた。後で調べてわかったが、トリニタ・デイ・モンティ教会だった。写真OKで無料って嬉しい。そのまま歩いてアウグストゥス帝廟まで行くも、工事中なのか入り口がはっきりわからないし、人もいなかったのでまぁいいやとスルー。海外ドラマROMEを観てきたのに。せっかくなので帝廟の横っ面を一枚撮って、移動再開。明日の大晦日にはカウントダウンでえらい事になるらしい、ポポロ広場へ。ギターをひくジイさん、逆さまのオッサン、ひたすらじっとしているだけのツタンカーメンなど、パフォーマーがちょっと面白い広場だった。本当にずーーーーーーっと逆さまでした。突然動き出しそうで、周りの人が微妙に避けているのが面白かった。しかしこのポポロ広場、歩いてこれない距離では全然ないんだけど、夜中にカウントダウンか・・・。どうしようかな。来る途中のスペイン広場の黒人のせいで、治安に一抹の不安を覚えた。夕方になってきたが、もう少しだけ歩きたかったので、パンテオンに行くことに。コロンナ広場、pietra通りの偽パンテオンみたいなヤツを通過して、パンテオンに到着。ここも無料で写真OK、嬉しいね。外観は半分工事中だったけど、中は問題なく見られた。スーパー(SPARを発見)に寄って食料と水を買い込んで、今日はおしまい。初日はゆったり、最終日は骨が折れるくらい歩く。この心持ちで。さて、明日はどこへ行こうかな。ローマパスを使い倒してやらないとね。ここでイタリア女について感じたことを。まずスタイルがよくて美人ってのはフランス同様、多分アジア系がしょぼいから相対的に余計そう感じるのだろう。そして、パリとの違いを一番感じたのはタバコかな。かなり多い。基本禁煙のはずの屋外でも歩きタバコ当たり前。もちろん男もね。そしてテレビに出ている女性の服装がよく言えばセクシー。(悪く言えば品がない)一度だけ写真に撮ってみたけど、テレビのニュースを読む人がこんな格好してるってすごいね。Change!なんつってね。その14へつづく!写真はこちら 12/30ローマ(約100枚)海外一人旅で実際に使用したもの紹介これらの旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、定番のここが使いやすかったです。↓↓↓旅の始まりは調査から!イタリア旅行ランキングです。もっと優れた旅行記が見つかるはず!
2011.04.25
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12/30木曜フィレンツェ最終日にして、ちょい雨。これでフィレンツェでは曇り、晴れ、雨の順に全部経験できたけど、やっぱりミラノやヴェネツィアよりも寒い。電車でローマへ向かう。ESにしようかレッジョナーレにしようかで迷う。日本で言うところの特急と鈍行みたいなもんかな。セカンドクラスの料金はESが44ユーロ、レッジョナーレが26ユーロ。所要時間は前者が約1時間半、後者が3時間超。ここは時間を優先して前者を選んだ。早めにホテルに着いてチェックインできるかどうか不安はあったが、最悪「クッヂュウストアマイバゲージ?」と言えば荷物だけ先に預かってもらえるはずだ。11時過ぎにテルミニ駅に到着。ここまでノンストップだった。なるほど、各駅停車より早い訳だ。ローマは文句なしの晴天。まずはテルミニ駅構内のインフォメーションに行って、ローマパスを購入。3日間有効で25ユーロ。このローマパスは、市内交通無料、観光施設が2箇所無料で3箇所目以降は割引という観光客の心強い味方。でも今日は徒歩メインなので、明日から使おう。カード裏面に使用開始日を書きこむから、パリのミュージアムパスと同じで、早めに買っておいても問題なし。そのままテルミニ駅から一歩も出ることなく、すぐそばにあったエスカレーターを下りて地下鉄へ。この移動が思いの外長かった・・・この駅、とにかく広い!!これだったらホテルまでの二駅分くらいのんびり地上を歩いて行っても良かったかも。ともかく、チケットを買うべく自販機に並ぶ。1回券「BIT」で、1ユーロ。ホテル近くのバルベリーニ駅まで2駅乗るだけ。ローマの地下鉄は初めてなので、少しとまどっていると、すかさず近くにいたおばさんがちょっとだけ教えてくれた。ちょっとだけってのは、自信がなかっただけで結局は自力で出来てたから。そしたら、やっぱりというか1ユーロ要求してきた。どうも観光客狙いで自販機の隣に陣取っているようだ。「子供のために1ユーロを」とか言ってたけど、言葉がわからない振りをして去った。もちろんちゃんと感謝を込めてグラッツェと言ってね。1ユーロのチケット買うのに手伝ってやったから1ユーロくれってなんかおかしいだろ・・・。さすが都会の観光地、1ユーロとはいえ、さっそく洗礼を受けるところだった。断るときはちゃんと態度で示そう。これは軽いほうだが、もっと質の悪いヤツもいるはずだから、断り慣れするのも大事。2駅乗っただけだけど、さすがに都会だけあって混んでいた。ちなみに乗り方はいつもの通り、乗る線と終着駅さえ押さえておけばいい。ま、駅によっては次の駅がどこか親切に書いてくれている場合もあったけど。噴水の美しいバルベリーニ駅前に到着。そこから歩いて数分、すぐにホテルを発見。心配していたチェックインも、あっさり受け入れてもらえた。2011年の1月1日から1日2ユーロ税金のようなものがかかるらしく、受付時にその説明があった。(後で知ったが、ホテルのクラスによってこの税額は変わるみたい。)金額はともかく、この制度が始まることはあらかじめ知っていたから戸惑わなかったけど、こりゃホテルの人も説明するのが大変だろうな~。1月4日チェックアウトだから3日分の6ユーロでいいと言われた。気さくなフロントのオッサン二人が面白かった。ここで、ローマで利用した安ホテル「KING HOTEL」をご紹介。HotelTravel.comで予約。今までの3都市では50ユーロ以下のところもあったけど、ここは一泊74ユーロ。これでも相当な安ホテル。他の都市よりも観光地値段だから仕方ない。このホテルはこの旅で一番大きかったけど、部屋は一番狭かったかも。ホテルマンの男性が部屋まで案内してくれた。3階までエレベーターで行って、階段を登ったり降りたりして、部屋に到着。案内がついたのも納得、こりゃ複雑だ。そして膝に優しくない。・・・が、昨日かなり休んだ分、膝の痛みは大分マシになっていた。この分だと、2,3日負担をかけずに過ごせば治りそうだ・・・が、今日から早速キリキリ働いてもらうつもりだ。痛いけど、仕方ないね。部屋は珍しく採光がいい。冷蔵庫はなし。そういえば結局ミラノしか冷蔵庫なかったなぁ・・・食費節約するから冷蔵庫はあるに越したことはないんだけれど。風呂に至っては、これまでの全ホテルがバスタブなしのシャワーのみだった。あとは・・・部屋数が多いので、自分の階にブレークファストエリアがあった!各階にあるのが数階にひとつあるのかはわからないが、ちょっとカルチャーショック。今までは日本のビジネスホテルを含め、1階にしかなかったから。ヨーロッパで言うと0階ね。その13へつづく!写真はこちら 12/30ローマ(約100枚)海外一人旅で実際に使用したもの紹介これらの旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、定番のここが使いやすかったです。↓↓↓旅の始まりは調査から!イタリア旅行ランキングです。もっと優れた旅行記が見つかるはず!
2011.04.14
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12/29水曜朝からミケランジェロのダビデ像を見にアカデミア美術館へ。アカデミア美術館はここだよ!っていう主張が乏しくて、ちょっと道に迷って到着。最初の方は楽器があった。ストラディバリウスのバイオリンとか。楽器とは珍しい・・・ここアカデミア美術館で合ってるよな??って不安になったけど、ちょっと進むとでかいダビデ像が。これまでにレプリカをいくつか見て「でかいなー」って思っていたけど、本物はでかい以上に「すごい」という感じ。正直、彫像の類には数々の有名な絵画ほど期待していなかったけど、これには完全にやられた。珍しく時間をかけて眺めまくった。本当に生きているかのようなリアルさ。しかも、足していって作ったのではなく、削り出して作ったというのが信じられない。そんな取り返しの付かない作り方であんな精度のものを作るって・・・。中に本物の人間が入っていて、丁寧に丁寧にセメントを均一に盛っていったんじゃないの?っていうくらい人間っぽかった。色々な角度から舐め回すようにジトーッと見てみたけど、特に良かったのはだらりと下がった右手の存在感。血管浮いてるし。ということで、一般的にはどうか知りませんが、僕にとっては右拳の下がベストポイントでした。撮影禁止だったけど、これは写真で見てもどれだけリアルかは伝わってこないはずだ。それくらい素晴らしい出来。他にも見るものはあったが、そう広くもなく意外と時間がかからなったので、続いてドゥオーモ美術館へ。(博物館?)ここも狭くて、すぐ観終わってしまった。この像、困っているのか悲しんでいるのかはわからないけど、表情で表現していないところがちょっと珍しかった。予定ではアカデミアを見て昼飯、午後からドゥオーモ美術館とあと1個なにか、のハズだったが、昼前にドゥオーモ美術館も出てしまった。それから、昼にじっくり見てなかったシニョーリア広場でネプチューンの噴水などを撮って、ちょうど近かったので、レザージャケットを買ったイノシシのメルカートを覗くことに。ここでまさかの革かばん衝動買い。中東系の顔立ちの気さくなオジサンに189ユーロを110ユーロまで下げてもらった。150ユーロでどうだい?うーん・・・わかった、120ユーロにしよう。う、うん・・・いや、もう一声!仕方ない、110ユーロ!これ以上は下げないぞ!!よし、買った!!と、こんな感じのやり取りがあった。日本で買ったら5万くらいしそうな代物。あきらかに安すぎる。大満足!!最後に「アリガト」言って握手して肩をポンポン叩いてくれたのも楽しかった。無理して使わなくてもいいのに、ほんの一言こちら側の言葉を使われただけでちょっと嬉しいもんだ。僕が挨拶やお礼だけはヘタクソでも出来るだけ現地語で話そうとしている努力は決して無駄じゃないと、改めて確認できる瞬間でもある。うーん、フィレンツェは革ジャンよりも革手袋よりも、革鞄こそが一番コストパフォーマンスが高いのかも知れない。しかし、思わぬ荷物ができてしまった。「こうなりゃもっと買ってやる」と、ついでにおみやげ用として、先日買ったマフラーを追加であと9枚買った。前のと同じ屋台で。(メディチ家礼拝堂のあたりにたくさん並んでいる屋台)「また来たね」っておばちゃんに言われたから「覚えてた?」と返した。とっさに「Remember me?」と言ったんだけど、合っていたのかな?まぁ、通じたからいいんだろう。やっぱり英語が一番だ。イタリア人は英語ができないなんてガイドブックに書かれているけど、観光地はむしろ英語が通じないシーンを見かけなかった。パリでも感じたけど、どこに行くにも英語だよ。で、5ユーロのマフラーが3つで12ユーロ。9つ買ったから36ユーロ。安物だから当然だけど、安いなー。イノシシ像のあるメルカートでは5ユーロで売っているのは見かけなかったから、少なくとも安い部類だろう。ああ、ベルトも安かったな、そういえば。さすがにキリがないので買わなかったけど、フィレンツェはやっぱり革製品に強いみたい。キーホルダーも革が多いし。日本の感覚で言うと10ユーロ以上しそうな革のキーホルダーも5ユーロだったりする。しかし、これで結構財布に余裕がなくなった。1200ユーロ以上持ってきて、残り490ユーロ。ここのホテル代を仮にキャッシュで払うとしたら、残り330ユーロ。ローマまでの列車をだいたい40ユーロとすると、300ユーロをきるくらいでローマでの5日間を過ごす計算だ。まぁ、贅沢しなければ大丈夫かな。現在13時過ぎ。荷物を置きにホテルにもどってきて、栄養ブロックと昨日Conadで買ったパンをかじった。さみしい昼飯だけど、お金以上に時間を節約しないとね。正直ピザばっかり食べるのも飽きるし。ここで一旦休憩。まだ見ようと思えばいくらでも見る所は残っているけど、本当に観たかったところは大体片付けたし、考えたら2週間の旅も折り返し地点。見えない疲れも溜まっているだろう。ただでさえ膝が痛いのに、無理して歩きまわっているから、ここんとこ朝一の部屋でた時点で痛いもんな・・・。ヴェネツィアにいた時はまだ、階段以外ならしばらく歩くまで平気だったっけ。ここいらで一発休みますか。なんせ明日からローマだからね。よしそうしよう。今日は夕方にConadでプリングルスとハイネケン、明日の昼用にパンかなにかを買いに行って、それで終いだ。ローマは1日にしてならずんば虎子を得ず、だっけ。長旅は体調管理が大変だ。フィレンツェ観光はこれにて終了!想像以上に楽しかった、フィレンツェ!その12へつづく!フィレンツェとピサの写真はこちら(約500枚)海外一人旅で実際に使用したもの紹介これらの旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、定番のここが使いやすかったです。↓↓↓旅の始まりは調査から!イタリア旅行ランキングです。もっと優れた旅行記が見つかるはず!
2011.04.06
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12/28火曜今日は電車でピサ日帰り。駅の自販機で(selfbarってヤツ)水1ユーロ、ハムサンド1.8ユーロを買った。食べ物系の店が混んでそうだから、昼はこれで済まそう。意外とこの自販機、使える。安いし楽だ。使い方は簡単で、小銭をセットしてカシャッと持ち上げると小銭が入って数字を押せるようになる。欲しい品物の番号を押したらガコンと出てくる。ピサへはサンタマリアノヴェッラ駅の左奥のホームから。ジャスト1時間で到着。簡単だ。ピサの駅からバスで行っても良かったが、途中の景色も楽しむべく歩いて行った。ピサ=斜塔って誰もが思うけど、意外と他にも観るものがあるみたい。でももちろん斜塔が目的。斜塔までは10分くらい歩けば辿りつける。塔っていうくらいだから、結構遠くから見えちゃうのかと思いきや、アルノ川を越えてほとんど目の前に行くまで見えなかった。到着。実際に見た塔は、思っていたよりもかなり斜めだった。写真で見るよりも斜めに感じる!生斜塔は違うな~。ヴェネツィアで偶然見た四角い斜塔よりも、ピサの丸い斜塔の方がデザインも美しい。ドゥオーモ含め、全体的に白い。やはりというか、遠近法を利用して塔を押したり寄りかかったりしている写真を撮る人で溢れている。何枚か撮ってあげて、自分も撮ってもらった。ベストポジションにいると軽く4回は声をかけられるので、用が済んだらさっさと離れないとキリがない。まず自分用お土産を購入。キーホルダー3ユーロと斜塔の模型1.5ユーロ。ヴェネツィアもそうだったけど、イタリアってキーホルダー安いなぁ。チケットを購入。何種類かあったが、8ユーロで有料4箇所を回れるチケットを選択。斜塔に登れるチケットは予約制で、時刻表が電子掲示板に載っていて、当日予約でも2時間待ちくらいで登れそうだった。しかし、膝がマズイから断念。日本から予約していかなかったのが不幸中の幸い。体験した人曰く、斜めになっているから上に行くほど変な感じがするらしい。なるほどね。だいたいわかったから、別に登れなくたって、悔しくない。悔しくないってば。嘘だ・・・ホントはちょっと悔しかったんだ・・・。30セントの有料トイレに行って(ドゥオーモ美術館にトイレがあったから無駄な出費だった)ドゥオーモに突撃。上から見ると十字架みたいな形の建物を、反時計周りに見て回った。でかい絵はどこもそうだけど、光が反射して見づらい。写真に撮ると少し見やすくなるんだけど。他にも定番のリアルな石像や、うっかり見逃しそうな謎のガイコツも。隙間からチラッ続いて洗礼堂へ。ここは2階に登れた。たまにチケット係が音響の良さを知らしめるべく、突然美声で歌い出すような事がガイドブックに書かれていたが、その事はすっかり忘れていて、あと数秒で脱出するかというところで歌声が響いた。慌てて動画撮影に成功!確かに音響はいいのだが、それよりも突然美声を披露するスタッフのお姉さんが、声を出すときもそうだけど、去る時も何事もなかったかのようにスッといなくなるところがそっけなさすぎて、そっちのが音響より面白かった。次はカンポサント。(大理石の納骨堂)それからシノーピエ美術館、ドゥオーモ博物館に行って、終了。所要時間は3~4時間くらいかな。フィレンツェからの移動を入れると5~6時間。朝一に行かなかったので、1日観光になってしまった。ホテルへの帰りに、サンタマリアノヴェッラ薬局へ。どれがいくらなのか、人が多くて見えない。品物になかなか近づけない。世界最古の薬局らしいから、おみやげ買うにはいいんだけど、無闇に高そうだし。まぁいいやと脱出。それから99セントショップを探そうとして、CONADというスーパーを発見。入り口は狭いが、中はそこそこ広い。酒、食料、色々安い!肉安いな~。羨ましい。チーズ1.2ユーロとハイネケン2缶2ユーロ、水(いつも買うLEVISSIMA)1.5リットル0.56ユーロ、他。えへへ、スーパーは便利!明日も使おう。その11へつづく!フィレンツェとピサの写真はこちら(約500枚)海外一人旅で実際に使用したもの紹介これらの旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、定番のここが使いやすかったです。↓↓↓行けぃ、イタリアへ!イタリア旅行ランキングです。にほんブログ村もっとイイ旅行記を見つけてください。
2011.03.09
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駅前に来たついでに、サンタマリアノヴェッラ教会へ。内部撮影禁止だったけど、今まで見てきた教会(パリも含む)の中でもかなり上位にランクイン。中で貰えるマップに書いてあった「6番の部屋」のステンドグラスが神々しかった。(天気の良さも大きく影響している)陽の光でハッキリと発色したステンドグラスに、キャンドルというかシャンデリア?が重なって、ものすごく綺麗に見える位置をたまたま見つけた喜びも大きかったのかな。単純にステンドグラスだけで言えばパリのサント・シャペルの方が綺麗だけど、総合的な美しさではここも負けてない!確か、この旅のメインで使ったガイドブック「新個人旅行」では2つ星だったはず。こういうのって、3つ星はハズレの可能性が低いってだけで、2つ星が3つ星に劣るわけじゃないっていう解釈が良いのかも。【送料無料】イタリア4版価格:1,785円(税込、送料別)再びドゥオーモ方面へ。さっき入れなかった洗礼堂が開いてたので、突撃。ここは写真撮影OK。まぁ、金色だった。(雑な感想)金色の天井。何か既視感を覚えるも、・・・別に似てないか。次はどこに行こうかと地図に目をやると「革製品の店が並ぶ通り」を発見。(すっかりサンタマリアデルカルミネ教会を失念している)さっそく行ってみたもののそれほどでもなかった。それに、ちゃんとした店舗を構えられると、屋台と違って覗きづらい。そう言えば、フィレンツェもレザージャケットを着ている人が少ない。地元民が買っている品物なら安心できるんだけど、この着用率の低さではよくわからない。で、通りを抜けたらサンタクローチェ教会を発見。ここも写真撮影OKで、広くて見ごたえがかなりある。石像やステンドグラス絵画もある。日が少し傾いてきたので、街を一望できるミケランジェロ広場へ。ジョットの鐘楼やクーポラは膝のせいで断念したけど、ここは多分階段じゃないだろうと思って。階段だったら諦める。そんな一か八かで行ってみたが、ほとんどスロープだった。壊れた膝で脂汗を流しながらなんとか登ってみたら・・・良い景色!(ちなみに、この広場にもダビデ像のレプリカがあった)中央にベッキオ宮、右にドゥオーモとジョットの鐘楼。来て良かった!と思ったものの、帰り道が地獄だった。下り坂って膝にかかる負担が素晴らしい。よく登山は下りのほうが辛いと言うけど、はじめて体感できた!(嬉しくない)帰り道、朝に寄ったレザージャケットの屋台にもう一度。姉さん「1回来たよね」僕「朝ね」姉さん「おぼえてるよ。もっと見る?あっちにショールームが」ということで、屋台から少し離れたところにある地下室について行った。(もちろん、スムーズに会話は出来ませんが、多分こういうやりとりだったはず)やばっ、どうしよう・・・“素手でレンガを叩き割るヒゲを生やした屈強な配管工のような男”が待ち構えていて「マンマミーヤ!」とか言いながら有金要求されたらどうしよう!?と、警戒したけど全くそんなことはなく。地下にたくさんある在庫の中から結構気に入ったのを見つけた。日本では見かけないデザインのカーフジャケット、MADE IN FIRENZE。250ユーロ。一応値切ろうとはしたものの、店員のお姉ちゃんが「これは都会で買えば900ユーロ。こっちは700くらい。フィレンツェで作ってフィレンツェで売っているからこの安さなの。私を信じてもらうしかないわ」的なことを言うので、オッサン相手ならともかく「まぁいいか」って気分になって。そのまま250ユーロで購入。多分値切れるとは思うんだけど、元値が元値だから知れてるだろうし、値段以上の質の良さは感じる。ちゃんと200ユーロ以下のものも数点試着させてもらったし、250ユーロどころじゃない値段の物も見せてもらって、高い物ばかり売りつけてこようとしていなかった点にも好感が持てた。「お姉ちゃん、もしいくらかふっかけていたとしても構わんよ。浮いた金で美味しいピザでも食べるがいい」そんな気持ちにさせられた僕の負けだ。そういうの込みで250ユーロだと思った。ちなみに、この後あちこちの屋台を巡ってレザージャケットをチェックしたけど、値段だけ見れば95ユーロからあった。が、質はやはり値段相応。そう悪くない買い物が出来たと思う。韓国で革ジャンを2着買った経験から言えば、革の質はフィレンツェが、縫製は韓国が、それぞれ良いと思った。近くのピザ屋で2種類のピザを購入。切り売りの量り売り。よくわからなかったけど、指を差して「ペルファボーレ」と言ってたら、適量を切り分けてくれた。・・・いや、適量じゃなかった。ヴェネツィアと違って分厚くて、食べ応えあり。ここまで、今日も全部歩き。フィレンツェがこんなにも歩いて観光しやすい街だとは。初めて使う交通機関にはどうしたって不安がつきまとうから、確実な手段の徒歩が有効っていうのはすごく気が楽。ま、バスを使いこなせればさらに楽そうだけど、歩くのも楽しいから別にいいかな。よし、明日はピサに行こうかな。その10へつづく!フィレンツェとピサの写真はこちら(約500枚)旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、定番のここが使いやすかったです。↓↓↓まずは調べて、旅行への気持ちを高めましょう!イタリア旅行ランキングです。にほんブログ村もっとイイ旅行記を見つけてください。
2011.03.06
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12/27月曜朝食はまずまず。ベーコンが美味しかった。ベーコンええぞ!天気はまさかの晴れ。イタリアに来て初めての晴れ!!ここまでずっと雨続きだったから、実に爽快。まずはなんとなく、サンタマリアデルカルミネ教会へ。(徒歩で)途中、ベッキオ橋を渡りきったところにMadova glovesを発見。日本で買うと1万円くらいする事もあるらしい、革手袋の店。ネットで事前に店がある事くらいは調べてきていた。革製品が好きなので、実用性も入手しやすさも抜群な手袋というアイテムは絶対手を出すつもりだったが、この店は探すまでもないくらい見つけやすい場所にあった。ヴェッキオ橋を渡ったらすぐ目に入る。オープンは9時半らしく、まだ時間があったので、改めてサンタマリアデルカルミネ教会へ。到着。うん、ヴェネツィアやミラノと比べたらよっぽどわかりやすいよ、フィレンツェ。方向音痴でも大丈夫だ。すんなり着いて喜んだのも束の間、何か勘違いしていたようで、10時にならないと教会は開かない様子。にも関わらず、既に教会入口前に「小銭くれオバサン」がスタンバイを始めていた。「意外と朝早いんだな・・・」まだ40分近くあるので、きた道を引き返して、ヴェッキオ橋の写真を撮って、それから9時半になったのでMadova glovesに行った。表の窓拭きをしていたオバサンに「ボンジョルノ」と挨拶をして中に入った。店内の壁一面が棚になっていて、びっしりと袋詰めされた手袋で埋め尽くされている。あまりの数に面を喰らったが、呆けていても始まらない。黒が欲しかったので「ブラックカラー」と一言言うと、「手を見せて」と言われる。ひじ用のクッションをテーブルに敷いて、そこに腕相撲のように肘を付く。手の甲を相手に向けて。すると、ものの1秒くらい・・・ほとんど一瞬手のひらを見ただけでジャストサイズの物を棚の中からサッと出してくれる。そして手袋をハメてくれるのだ。「ちょっときついが、これは多分伸びを考慮しての選択であり、これがベストフィットって事だろうな」と、思ったら、その通りの説明をしてくれた。なんとシックリくるのだろう。もうちょっと違うサイズのを、という考えは一切生まれなかった。うーん、プロの仕事だ。クラシック・カジュアルと2通り出してくれて、さらにはスペシャルセール品まで試着させてくれた。クラシック50.5ユーロ。カジュアル55ユーロ。セール品34ユーロ。選んだのは、最初に出してくれたクラシック。どちらが頑丈かと尋ねたら同じだと言うし、セール品がセールになった理由を聞けば、サイズだと言う。(多分そう喋っていたと思う)そんな訳で、この際金額はどうでもいいのでデザインの気に入ったものにしようとして、クラシックになったのであった。内張りがカシミア100%で、優しく暖かい。革の質もいいし、縫製も革の重ね方もよく考えて作られている。まだ自分の手の形に馴染みきっていない現時点でも、履き心地の良さは言うまでもない。いい買い物をした。もうひとつ買っておけば良かった。日本から持ってきた3000いくらの手袋が急に100円以下に見えてきた・・・ああ、良い物を知るということは怖い事だ。手袋店は他にもありましたが、僕はここmadova glovesをオススメします。結局ヴェッキオ橋まで来てしまったわけで、また道を戻ってサンタマリアデルカルミネ教会まで行くのだったら、いっそ先にドゥオーモに行ってしまうことにした。途中、マフラーや革のバッグなどを扱う屋台が「イノシシの像のあるメルカート」に密集していたので、レザージャケットでも見てみようとフラリと立ち寄った。鼻をさすられまくりのイノシシ像(若干セクシーポーズ)200ユーロと250ユーロで、それぞれなかなか良いジャケットを店員が見せてくれたが、来たばかりなので購入を決断できるほど相場を見て回っていない。店員に「周りを見てからまた来るよ」と言って逃げようとしようとしたが、イタリア語はもちろん、英語が出てこなくて困っていたら「ルックアラウンド?」と言ってくれた。なるほどそう言えばいいのね・・・。「ルックアラウンド」と言って一旦退散。生きた英語をイタリアで修得!(レベル低いなぁ・・・)もっといいのが他にあるか確認してから買おうと誓い、ドゥオーモへ到着。ドゥオーモは上に登らなければ入場無料。撮影も可。広い。けど、美しさで言えば内観よりも外観かな。ドゥオーモすぐそばの洗礼堂もついでに見ようとしたけど、この時はどういうわけか入れなかったので断念。昼にはちょっと早いけど、中央市場に行って革製品を見つつ、アーモイタリアに載ってた牛モツの屋台を探すことにした。途中、マフラーの屋台でカシミヤのマフラーを購入。ひとつ5ユーロ3つで12ユーロなので、3つ買った!やたらメイドインイタリアであると推してきたから「本当はMADE INアジアのあの国では・・・」と思いつつも、ちゃんと肌触りもいい。それでいて、MADE IN ITALYってとてもわざとらしく書いてある。「この胡散臭さ・・・カシミアかどうかも怪しいな。まぁいいか」おみやげには悪くない。フィレンツェを出る前にもうちょっと買おうかな。その他にも屋台がズラリと並んでいたので、ついついフラフラと見て、道に迷う。(簡単に道に迷いすぎ。)よくわからないところまで来てしまったので、大荷物を転がしている人の来た方角へ移動。「この先に駅か何かあるかも」ってね。すると予想通り、サンタマリアノヴェッラ駅を発見。我ながら適当すぎる・・・。で、同じことをもう一度繰り返した末、ようやくモツ屋の屋台発見。ありがたい事にメニューにカタカナでフリガナが書いてあったので、ピリ辛ソースもよろしく、なんて細かい注文もできた。たしかランプレドットという料理名だったかな。3.5ユーロで結構なボリューム。辛味で誤魔化されているけど、かなり脂っこい気がした。でも噂に違わず、安くて美味しくて満足!その9へつづく!フィレンツェとピサの写真はこちら(約500枚)旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、定番のここが使いやすかったです。↓↓↓まずは調べて、旅行への気持ちを高めましょう!イタリア旅行ランキングです。にほんブログ村もっとイイ旅行記を見つけてください。
2011.03.05
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12/26日曜ヴェネツィアを出る日になってようやく雨が上がるとは・・・。まぁいい、曇り空だったから写真写りは変わらないし。特に何も見ずに、朝のうちにヴェネツィア脱出。フィレンツェへ。ヴェネツィアからフィレンツェへは、42ユーロだったかな。ミラノ-ヴェネツィア間よりもずっと近代的かつ快適な新しい車両だった。隣に人もいなくて、対面式でもなかったので、ゆったりと2時間半を過ごせた。途中、パドヴァとボローニャをスルーしたのはちょっと心苦しかったが、今日が26日祝日で日曜というのがまずかった。結構休みのところがあるから、寄るのを断念したのだ。2回目の電車だけあって、自信を持って無事フィレンツェに到着。人の多い駅を出ると、雨こそ降っていないが、曇り空。予想外な事に、ヴェネツィアより寒かった!たまたまだろうか。まずは早く着きすぎたので、ホテルのチェックインまで時間つぶしも兼ねて食事を。北京飯店という中華料理店で肉とハイネケンを注文。まずまずおいしかった。久しぶりに箸を使ったら、やっぱり自分は日本人だなと再認識。ここで、フィレンツェで利用したホテルについて。2つ星のHotel Bellettini。ここも楽天トラベルではなく、booking.comで予約。1泊39ユーロと格安。4泊したので156ユーロ!場所はメディチ家礼拝堂すぐ近く。ホテルは北京飯店よりも簡単に見つかった。入り口が作業用のようなエレベーターだったことにはとまどったが、入ってみれば接客態度はかなり良い。ホテルのフロントって人によっては結構ムッツリ無愛想なことも多いし。けど部屋はまぁ・・・あまり綺麗じゃない。2つ星だし、この値段だからね。トイレと区切りのないシャワーがかなり過激だ。まぁ悪いことったらそれくらいなんだけど。今度から3つ星だけにしようかな。ああ、でも木製で花柄のクローゼットには痺れたよ。すっごくレトロ。鍵がもう、ね。カチャリって。リアル洋風古家具だ!日本で言うなら昭和か大正の趣。写真撮って来ればよかったなぁ。ともかく荷物を置いて、早速フィレンツェの目玉であるウフィツィ美術館へ。(15時前だったかな)アルノ川の近くにあるみたいなので、そっちの方に向かって歩く。途中、ドゥオーモとジョットの鐘楼、その他もろもろ建物があって・・・とにかくでかい!なんじゃこりゃー!っていうくらい、ひたすらデカイ。ちょっと歩いたら、街中にあんなドデカイもんがおっ立っている。きっと誰もが驚くはずだ。想像以上に楽しい街だ!そしてアルノ川きったない。昼も過ぎていたからちょっとは空いているかと淡い期待を抱いていたのだが、やっっぱり行列が。寒かった。この旅で、唯一ここだけは予約して来なかった事を後悔。想像以下の行列だったが、想像以上に進まない。単に受付に時間がかかっての行列ではなく、おそらく入場規制をしていたのだろう。10分か20分おきに、ちょっとだけ進む。これを繰り返して1時間20分ほどで入場できた。一時的に空く時間帯ってのはあるらしいけど、そう極端に空いているとは思えなかった。待ってる途中は行列狙いの連中を見てヒマ潰しを。ダフ屋みたいな娘や、似顔絵描きとかを眺めて。そうそう、その似顔絵自体はそこそこだったけど、描かれていた女性はものすごく美人でびっくりした。あれで一般人とは思えない。最悪これから有名になる無名モデルってところか。スタイルも良すぎる。海外の女優ってあんな感じなのかなぁ・・・。別格だ。料金は、通常6.5ユーロだが今回は10ユーロだったので、特別展3.5ユーロが開催中だった様子。もう5ユーロ払えばオーディオガイドを借りられたが、やめて正解。多分いちいち説明を聞いていたら、店じまいまでに見きれなかったかも。パルミジャニーノのサン・ザッカリアの聖母カナレットのヴェネツィアの絵カラヴァッジョのメドゥーサレオナルド・ダ・ヴィンチの絵全般の布の皺の表現ボッティチェリのパラスとケンタウルス気に入ったのはこんなところ。特にパルミジャニーノ。他の絵とは目の輝きが違った。結構じっくり見たのか、2時間ほどかかった。去り際にウフィツィ美術館の本16ユーロを買って、脱出。写真撮影禁止のところが増えてきているのは、マナーを守れない一部のおバカのせいだけじゃなく、一説によるとこういった本の売れ行きが芳しくないためらしい。たしかに、僕はここで本を買った。とりあえず写真を撮っていれば、後で何の絵だったか調べるだけで満足して本は買わなかったかもしれない。まぁパリのルーブルでも本を買ったからそれはないだろうが、行く美術館全てでこういう本を買うわけじゃないから、一理あるよね。ホテルへ戻る途中、偶然ミケランジェロのダヴィデと遭遇。レプリカだけど、でかい!それから道端で、KLMで隣のおばさんから聞いた「おいしい焼き栗」の屋台も発見。3ユーロだったし、試してみた。たしかにただ焼いただけなのに、寒さが効いているのか美味しかった。栗なんか、おばさんから聞かなかったら絶対食べなかったに違いない。栗を食べながら歩いていたら、音楽に合わせて踊りながら歩いている謎の集団に遭遇。なんだかよくわからないが、楽しい街だなぁ。爪切りや水を買いたかったので、スーパーを探してみたが、先に99セントショップを発見。これは全く調べてきていなかったので嬉しかった。さー、膝はどんどん悪化してるけど、階段さえなければなんとかなりそうだし、フィレンツェはかなり面白そうだからがんばるぞー。朝一の、膝が痛む前にジョットの鐘楼かクーポラに登りたいんだけど・・・どちらも400段超の階段で待ち構えてくれている。仮に登ることができたとしても、下りは大変な事になる。ていうか今の膝で登れる自信ない。悔しい。いつもなら駆け足でこなせる内容だってのに。ベネツィアの鐘楼に行っておいて良かった・・・。その8へつづく!フィレンツェとピサの写真はこちら(約500枚)旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、スーツケース・旅行用品の地球の歩き方ストアでほぼ揃えました。イタリア旅行ランキングです。もっとマシな旅行記を探してください・・・。にほんブログ村楽しいイタリアに是非行きましょう。
2011.03.03
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ひとつ書き忘れていたが、「ため息の橋」はまさにため息ものでした。工事中でこの様ですよ・・・。12/25土曜日付が変わって、クリスマス。午前0時に鐘が鳴っている。テレビでは法王が何か儀式をやっている。多分バチカンの中継だ。法王の人気凄まじいなぁ・・・集まっている人の数と態度から一目瞭然。朝、また雨・・・。今日でヴェネツィア観光は終りにしようと思っていたので、意地でも歩く事にした。治安にそれほど不安を感じ無かったから、船だけじゃなく、徒歩で色々観て回りたかったのだ。リアルト橋を目指す。ちょっと進んだら全く現在地がわからなくなってしまう。まるで迷路だ。でも「PER○○○」と書かれた矢印に従えば、有名な場所にはだいたい辿りつける。至る所にコレがあって、あっちだよって教えてくれる。狭くて暗くて、人のいないような通りでも、どんどん歩いていってしまえる。ほんと、イタリアにしては治安が良い。リアルト橋を通って、昨日辿りつけなかったサンマルコ広場へ。まだ高潮になっていないので、あっさり到着するも、少しの人だかりが。どうやらまだ開いていない様子。40分ほど早かったみたいなので、アカデミア橋経由でサンタマリアデッラサルーテ教会に。ここもヴェネツィアでなんとしても行きたかったところ。大運河の貴婦人と呼ばれているだけあって、確かに美しい建物である。位置も特徴的で、島の先端にある。この時点で膝がかなりマズイ事になっていたけど、なんとかだましだまし歩いた。(対岸に見えているのに、歩くと結構遠い・・・)そこまでしても、歩くのが楽しい街。船と徒歩、両方体験しなきゃ損だね。サンタマリアデッラサルーテは、意外と人がいなかったし、入り口に誰もいないのが珍しかった。でも、教会としては面白かった。形がね。丸くて、ミサの収容人数が少なさそうで、その点でも珍しく感じた。きっと、天気が晴れだったなら、天井からの採光でもっと綺麗だったに違いない。暗くてしょうがなかった。時間がちょうどよくなったので、また戻る。そしてサンマルコ寺院。入り口はほんの2分ほど並んだだけ。中ではミサのような儀式をやっていて、教会内テレビ中継もやってた。(儀式を撮影して拡大して遠くの人にも見えるようにしてた)ずらりと並んだ席はほぼ満席。膝が痛かったので、ここで10分以上休んだ。「あー天井金ピカでキレーだなー・・・」って、ぼーっとしてました。(写真撮影禁止)何言っているのか全然わからなかったけど、厳かな雰囲気を邪魔しないよう最後尾で味わった。去り際に教会内で2.5ユーロのキーホルダーを2つ購入。キーホルダーは日本より安い。近くにたまたまあった、世界一歴史のあるカフェ「フローリアン」ここに入ろうかと思ったものの、メニューを見た感じスパゲティがなさそうだったので、やめた。ガイドブックに載っていたリアルト橋近くのバーカリ・・・バーカロ?に行こうとして見つけられず、偶然目についた「ヴィーニ・ダ・ピント」に。ここも雑誌に載ってたから、ぼったくりの心配はなさそうであり、しかも日本語メニューがありそうな気配。ヴェネツィアらしく海の幸をいかしたスパゲティをどうしても食べたかったので、突撃!「ジャパニーズメニュー?」と聞いたらちゃんと出てきたので安心するも、飲み物だけ日本語表記なし。「白ワイン」くらい調べてくればよかった。ワインの注文にちょっと手間取ったよ。トマトと海の幸のスパゲティと海の幸のフリッターのセットで14ユーロ。グラスワイン2ユーロで、16ユーロ・・・と、謎の1.6ユーロで17.6ユーロ。1.6ユーロは席料かな?観光地にしては安い。スパゲティもうまかったし、フリッターもワインもうまかった。近ければもっと利用したかったな。ちなみに、50ユーロ札を崩そうと思って出したらお釣りが不足してた。仕方なく20ユーロ札を出すハメに。こういうのが嫌だから空港では出来るだけ細かくしてもらおうと思っても、結構50ユーロ札を掴まされるので、大きいお金は使えるときに使うべき。ここまででほぼ満足したので、なんとなくブラーノ島かムラーノ島に行こうかと思うも、片道1時間かかる。雨の中そこまでして行きたくなかったので、次のターゲットはアカデミア美術館に変更。アカデミア橋まで歩く。橋のすぐそばだから迷わずに辿りついたが、美術館やってないし・・・。クリスマスが休みだなんてガイドブックに書かれていなかったぞ!膝が限界に近かったところにこれは効いた・・・。アカ美の前で立ち尽くすの図膝より先に心が折れて、アカデミア橋からヴァポレットでローマ広場まで。コープで夕飯と水分を買い込んでホテルに帰る計画を考えながら、船外の景色もろくに楽しまずにヴァポレットに揺られる。どこの国や街でも、だいたい3日目って慣れてくるんだよね。コープに到着。「ハー着いた着いた。サンドイッチ2つと水と・・・あれ?閉まっておる」コープすら休みかよ!生活協同組合じゃないのかよぅ・・・。協力してよぉ~、組み合ってよ~。心のなかで駄々をこねても仕方ないので、ホテルの隣の割高スーパーへ。・・・割高スーパーも閉まってた。思ってたよりクリスマス休みって弊害あるなー。後半立て続けにやられたから余計にくるわ。さて、もうすぐ19時になっちゃうな。そろそろ何か食べに行こうか。どこ行こう。さすがに近場のピザ屋はもう2回行ったから飽きたぞ・・・。よし、ともかく出かけてこよう。よし、ただいま。結局駅の中の立ち食いピザにした。2.4ユーロのマルガリータ。うっすいんだけど、4分の1くれるからでかいし、なによりうまい!イタリアはスパゲティよりもピザだな!こんなどうでもいいような駅の中で売っているやる気のない店のゴミみたいなピザがこんなに美味いとはね。(暴言)以下、気付いたこと。そういや今日歩いている途中に色々ショーウインドウの前を通ったけど、結構閉まってたっけな。食い物屋以外は使わないから気にしてなかっただけで、これがクリスマスのベネツィアなんだろう。それと、シャーク&なんとかって知らないブランドのメルトンジャケットかっこよかったなぁ。4万円ちょっとくらい。ミラノもヴェネツィアも、パリよりコート率が高いね。その分レザージャケット率が下がっている。次に行くフィレンツェはレザーが安いというから、レザージャケットを買おうか迷っていたけど、メルトンやカシミアも捨てがたいな。観光客はアジア系では日本人よりも韓国や中国の方が多い。明らかに。恥ずかしいけど、英語が出来ないアジア人は日本人が多いんじゃないだろうか。いや・・・自分だけか??その7へつづく!お湿りが行き過ぎた都の写真はこちら(約180枚)最後の方にある紙の写真が、サンマルコ寺院でクリスマスに配ってた紙です。なんて書いてあるのかサッパリだ!旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、スーツケース・旅行用品の地球の歩き方ストアでほぼ揃えました。イタリア旅行ランキングです。↓↓↓にほんブログ村楽しいイタリアに是非行きましょう。
2011.02.28
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ヴェネツィアで泊まったホテルについて。まず貧乏人に優しいのはサンタルチア駅周辺。さらに安いのは思い切って島外のメストレ駅周辺。僕はイチイチ島外からアクセスするのも面倒だったし「ヴェネツィアの島に泊まった」という事実が楽しいので、サンタルチア駅周辺で探しました。駅周辺は観光の中心地と離れているから安いんでしょうけど、駅が近ければミラノからの到着時間を柔軟にできるというメリットもあった。結論から言うと、この判断はちょっと失敗だったかな・・・。少し高くてもサンマルコ広場周辺や、リアルト橋周辺がいいと感じました。観るもののほとんどがその辺に集中してるから。で、僕が選んだのはホテルスパーニャ。サンタルチア駅から徒歩で5分もかからない。1泊41.80ユーロという安さの3つ星ホテル。朝食付き、バスタブなし。ミラノもそうだったけど、ここのホテルも安さの割には広い!ベッドは狭いけど、部屋は日本の安いビジネスホテルの倍くらいある。そしてセーフティーボックスがあるけど冷蔵庫がない。我ながら観光地価格に徹しているヴェネツィアにしては安いホテル選びができたと自負している。どうも楽天トラベルは国内のホテルを探す分には悪くないんだけど、海外は弱いのかもしれない。ポイントが付くからまずは楽天からチェックするだけに、いいホテルが無かったときはガッカリする。ま、その辺のホテル選びはまたいずれ書くとします。12/24金曜ホテルの朝食はなかなか美味。特に、中にジャムが入った出来立てクロワッサンが甘くて暖かくて、とても美味しい。朝食後すぐに観光開始。しかし、膝が痛い・・・。京都旅行ではもっと脚を酷使しても膝にはこなかったのに、なんでこんな時に限って!旅先での予期せぬトラブルって、本当にあるんだなぁ・・・。日程に余裕持たせておいて本当に良かった。今日は歩いて色々見てまわろうと思ったけど、こう痛いとヴァポレット(水上バス)を使うしかないな。1回券6.5ユーロ。乗り場でオバサンから買って、カードを機械にかざして待合室へ。さすが観光地、近代化されている。情緒には欠けるけど、仕方ないね。雨降りで寒かったけど、それでも船は爽快。水没している街並みが流れていくのはヴェネツィアならでは。「ああ、今間違いなくヴェネツィアにいる!」って実感します。各所に橋があるので、基本歩いて移動できるんですが、とりあえず船っぽいものには一度乗ってみて欲しいですね。ヴァポレットから観るリアルト橋。のんびり進むヴァポレットは、30分くらいかけてサンマルコ広場へ到着。どこから入ろうか決めてなかったけど、まずはたまたま目についたドゥカーレ宮殿に。確か、12ユーロくらい。世界最大の油絵や、天井画などなど結構なものだった。フランスのヴェルサイユ宮殿でも感じたことだけど、天井画は特に首が疲れるから、寝転がって観るスペースがあったら面白いのにね。撮影禁止で、この中庭以外は写真が撮れなかった。絵や大小さまざまな部屋、武器なんかを見て、最後に監獄を通っておしまい。結構歩いたし、予想外に時間もくったけど、観て後悔はしていない。昼近くに外に出たら、辺り一面が水浸しに・・・。「えらいこっちゃ・・・これはあれや、アクア・アルタやないか!」と、エセ関西弁が出るほど衝撃的光景。朝、宮殿に入った頃は普通の広場だったのに、昼になったらご覧の有様。このように、皆が桟橋に殺到するものだから、ちょっとの距離も時間がかかる。15ユーロで長靴を買ったり、どこで売っているのかゴミ袋みたいなので靴をすっぽり覆っている人は水をものともせずにザブザブやってたけど、長靴買うのもなんだかなぁ。ひとまずドゥカーレ宮殿からでた先がたまたま鐘楼だったので、8ユーロ払ってエレベータで上へ。鐘楼。ヴェネツィアってこんなにも赤い。天気は悪いけど、綺麗な街。晴れればもっといいだろう。サンマルコ寺院がすぐそばにあるので、(本当に目の前)ここも行こうと頑張ったものの、混雑した桟橋経由ではどこを通ったら辿りつけるのかわからず、後日に回すことにした。もう膝も限界が近い。歩いて戻るなど、膝が問題なくても無理なくらい水浸しになっていたので、再びヴァポレット。きた道を戻るわけだが、ホテルの最寄であるサンタルチア駅の、もうひと駅向こうまで足を延ばす。目的はコープだ。ここで昼飯を調達。コープはかごがやたらでかくて、よく見るとかごに車輪がついている。これは便利。縦にも横にも取っ手が付いていて、持ち運びには横の取っ手を起こして使う。カートとして使うには長い縦の取っ手を起こして使う。この縦の取っ手は、旅行かばんのように伸縮する仕組みになっていて、それこそ旅行かばんのように引っ張って店内を歩き回れる。素晴らしいアイディアだね。スーパーはさすがに水が安い。40セントしなかった。14時、ヒザ絶賛激痛中のため休憩。本当はスパゲティとか、ヴェネツィアらしい海鮮ものを食べたかったし、少しくらい値が張っても仕方ないと思っていたんだけど・・・やっぱりこう膝が痛くて、高潮じゃあほんとに選択肢が限られる。一休みして、晩飯を食べに外に出る。「よし、階段さえなければかなり歩けるぞ」と確信したので、遠くまで行ってでも旨そうな海の幸を探す決意を。そんな決意を嘲笑うかのように、ホテルのドアを開けたら、素晴らしい勢いで地面を叩きつける雨の音・・・。精神イメージ。これは確実に遠出するべきじゃない。仕方なく昨日と同じ店で、せめて違うものを頼んで我慢した。ピザを半分に折りたたんだ様なものと、ポテトを。ポテトはあまり美味しくないね。ベチャベチャしていたよ。その6へつづく!お湿りが行き過ぎた都の写真はこちら(約180枚)旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、スーツケース・旅行用品の地球の歩き方ストアでほぼ揃えました。イタリア旅行ランキングです。↓↓↓にほんブログ村楽しいイタリアに是非行きましょう。
2011.02.24
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ミラノ中央駅の自動券売機に並び、ヴェネツィア行きのチケットを購入。買い方はここを参考にしました。思いのほか簡単だし、一度買ってしまえば、2回目からは鼻歌交じりで買えます。注意しなければならない事といえば、場所によって機械が微妙に違ったり、現金を扱えるかカードのみなのか、多少ばらつきがある事くらい。電車をうまく使えるかどうかがこの旅の鍵だったので、拍子抜けでした。ホテルと電車が自力で手配できれば自由に計画が立てられるので、割高なオプショナルツアーも用なし!自分で好きな時間に行って好きなだけ楽しめて、しかも安く済ませられます。今回のヴァネツィア行きの料金は、1等で40ユーロちょっと。たいして変わらないので、30ユーロの2等にしました。(これは場所によるでしょうが、到着時間と客質が少し違う程度でしょう。)カフェのせいで、トイレに行くどころか無駄に水分補給をしてしまったため、結局駅構内の有料トイレを使った(1ユーロでゲートが開く仕組み)イタリアはとにかくトイレが汚いとの情報を仕入れて挑んだが、ここのトイレは綺麗だった。ゆったりと時間に余裕をもって、黄色の機械で刻印を済ませてから乗車。電車では(1,2区間くらいならともかく)主要な駅に到着する前には車内で必ずチケットをチェックされるので、乗る前に忘れずに黄色の機械にチケットをぶち込んで、ちゃんと刻印されたか確かめてから乗りましょう。この刻印の機械、たまに壊れているあたりがイタリアって感じです。刻印がないと、正規に購入したチケットだろうが旅行者だろうが、睨もうが、泣こうが、笑おうが容赦なく罰金を取られるらしい!変なとこだけしっかりする前に機械直すとかせぇよ・・・。チケットに008と書かれていたから、8番のところで待っていたら7番に列車が入ってきた。008は車両の番号だったらしい。初のイタリアの電車、この程度のミスで良かった。この時乗った2等は、対面2対2の4人ボックス席。○が人の頭で、□がテーブルとすると、上から見たらこんな感じ。○○通○○□□ □□○○路○○間にテーブルがある。(折りたたみ式)電源があり、PCも使える。ハイテク!かなり大柄な黒人男性が、背中を丸めて小さなネットブックをカチャカチャとやっていた。うーん、知的だ・・・。ヴェネツィアには2時間半くらいでついたが、この間にひとつ学んだのが「スクージィ」という単語。多分「すいません」ってことだろう。スクージィだかミスクージィだか、通路側に座ったおかげで隣の人が降りるときに結構言われた。「この単語使えるな、ふふふ。」と、こうして必要最低限の言葉を現地調達。ヴェローナやパドヴァを通りすぎる時「近いから時間余ったら観光しよう。もし余らなくても、いつか来てやるぞ!」と誓いつつ、ついに到着駅一つ前のメストレに。ここで9割以上の乗客が降ります。満席に近かった車両に、一人か二人残る程度。つられて降りてしまいそうになるけど、ヴェネツィア本島に宿泊の人は、終点のサンタルチア駅まで乗ること。橋をわたって景色が海に変わるときは楽しいので、明るい時間帯に乗りたい電車ですね。サンタルチア駅に到着。外に出る前に、既に駅構内から見えるベネツィアの景色に興奮が隠せない。思わず顔がにやけてしまう。この感覚だ、海外旅行の楽しさってのは!だって、駅を出たら目の前がもう海。それも、かなりタプタプ言ってて、水位が足元まできている!「なんだこの街、面白い!」わかっていた事なのに、実際に目にすると驚きます。疲れていたし、昔痛めた膝がヤバイことになっていたので、すぐにホテルスパーニャにチェックイン。晩飯を済ませたら休もうと決意。膝を痛めるのは想定外だったので、ホテルが駅から徒歩5分ほどのところで助かった。駅前は安い店がたくさん並んでいる。適当なカフェ?で中国系のおねーちゃんに注文。ピザが安いから入ったものの、ケバブがあったのでそれを注文。&コークも。※ちなみにアメリカではコーラはコークって言わないと通じなかったけど、イタリアはそうでもなさそう。ケバブを指さして「クアントコスタ?」(いくら?)と聞くと、「トレノヴァンタ」と言いつつ値段表を指さしてくれた。(数字だけは少し覚えてきたからなんとか聞き取れた)3.90ユーロだ。あ、書いてあったのか。「じゃあ・・・トレノヴァンタ」と言いつつ指をさして、「&コーク、ペルファボーレ。」これでケバブとコーラを注文できた。(日本語と英語とイタリア語のミックス・・・)チャイナ姉さんがすぐにケバブを作りながら、辛いソース?マヨ?ケチャップ?ベジタブル?オニオン?ヨーグルト?と、いちいちひとつずつ入れるかどうか聞いてくる。色々いれてくれて面白いな~。出来たケバブを地元の人に混じって狭い店内で食べる。(雰囲気や仕草を見て地元の人か観光客かはすぐわかった)美味しかった。うーん、イタリア。(ケバブはトルコ料理?いいや、イタリアで食べればイタリアンだ!)ホテルの隣にはスーパーがあったので、夜食に水とピザとお菓子とハイネケンを購入するも、冷蔵庫がないようなので、苦肉の策で飲み物だけ洗面器に水を張って冷やした!栓をしてもちょっとずつ水が抜けていく・・・3つ星ホテルと言ってもピンキリだ。17時半くらい、教会の鐘が鳴った。他の時間にも結構頻繁に聞こえてくる。時間のきりがいいという事もなく、いまいちどういう基準で鳴らしているのかわからなかったけど、遠くからかすかに「リンゴーン、リンゴーン」と聞こえるのは、雰囲気が出て良い。外でひとつ気になったのは、道の真ん中に「この上を歩け」と言わんばかりに長テーブルのようなものが延々と繋がっていた事。まさか、普通に歩いていたところは、さっきまで水浸しだったのだろうか!?そういえば、雨で濡れたのかもしれないけど、何かさっきまで海だったような雰囲気がある。(匂いや道の不自然な湿り具合など、なんとなく)確か、ヴェネツィアにはアクア・アルタと呼ばれる高潮現象があるらしい。嫌な予感・・・。夜、明日の水位予報らしきものをテレビでやってて、夜中の1時過ぎで130cm、朝は一旦水位が下がるようだけど、11:55のところに115cmって!わざわざ赤文字で強調されとる!ああ、やはり道のアレはそういう事か。どうなる、明日のベネーツィア!その5へつづく!お湿りが行き過ぎた都の写真はこちら(約180枚)旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、スーツケース・旅行用品の地球の歩き方ストアでほぼ揃えました。イタリア旅行ランキングです。↓↓↓にほんブログ村楽しいイタリアに是非行きましょう。
2011.02.18
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近くにスフォルツェスコ城があるので、それもついでに見てからドゥオーモに行こうとして、再度道に迷う・・・。カドルナ駅に戻ることかなわず、雨で体も冷え冷えになっていたので、「2週間の旅の序盤でこけちゃまずい」と、断念。道に迷ったまま「まぁいい、どっかのメトロにぶつかるだろう」とテキトーに進んでいくと、サンタンプロージョ駅に着いた。「ああ、やっぱり違う方向に進んでいたか。」こういう右も左も知らないところで道に迷っても動じなくなったのは、やはり経験によるものです。方向音痴一人旅で得た経験が良くも悪くも、発揮されました。1日乗車券だから遠慮無くカドルナまで戻って、1線に乗り換えてドゥオーモへ。今度は迷いようもなく、地下鉄駅を出てすぐ目に飛び込んでくるのがドゥオーモだった。素晴らしい!全ての地下鉄はこうあるべきである!(感動しなくていいところ)ドゥオーモの入り口では、警官か軍人による荷物検査が。といってもチラッと中身をみられるだけ。怪しいモノはナニかないかな?って。無事中に入ると、いきなり目に入るのがコレ。露出の限界を飛び越えたオッサンの像である。(全身の皮を剥がれてイッた聖バルトロメオ)「いきなり激しい。コイツァ気を抜けないな」という感想から始まって、色々見た中で特に良かったのはコレ。聖ジョヴァンニ=ボノの祭壇。これは格好よかった~。この聖ジョヴァンニ=ボノの祭壇は、「ここから先は旅人禁止」のような看板が立てられていた。そういうのがなくても、涙を流しながらお祈りしている人もいるくらいだから、あんまり写真を撮ったらダメな雰囲気があって、たしかに「ああ、ここは空気読まないとな」というのはわかってしまうものだ。だからこれは進入禁止エリア外から撮った写真。本当はもっとカッコイイんだけど、この写真では伝わらないな。神を信じていないが、神々しいとか神聖とか、そういう感覚。ひと通り見終わって、入り口付近で警官と談笑している軍人(銃を持っている)に「屋上に上がるのどこ?」と、身振り手振りで聞く。この軍人さん、「外に出て左にちょっと行けばあるよ」と教えてくれたが、僕が英語を咀嚼しているのを見かねたのか、わざわざ屋外に出て指をさして「あっちだよ」と、丁寧に教えてくれて、最後にニコッと笑うナイスガイだった。意外と優しい軍人に感謝。ナイスガイの教えに従い、一度外に出て、回れ左。8ユーロ払ってエレベータで屋上へ。ドゥオーモは屋上を歩けるおもしろ教会なのだ。外は雨でどんより曇り空だけど、まずまず気持ちよかった。こういう尖塔?の1本1本に聖人?が彫られているのだとか。(よくわかってないけど、単純にすごい)恥ずかしながら、写真に撮ってから気づいた。それよりも雨で滑って転びやしないかと気が張っていた。このように、終着地点に至っては、中央以外は斜面になっている。雨の日はスリリングだ。帰りは敢えて階段で降りたものの、特に面白くもないし、長い。エレベーターでいいと思った。ここでひとつ注意点というか豆知識みたいなものを一つ。ここまでの写真では、カメラのおかげで普通に見えるようなものが、実際はもっと暗かったんです。絵なんかほとんど見えなかったり。原因は、悪天候。教会ってヤツは、暗くてもコンビニみたいに明るくはしてくれません。「教会は室内だから」と、天気の悪い日の観光にあててしまえば効率的ではありますが、必ずしも良いとは言えませんね。ステンドグラスのあるところは特に。これは自然相手だけに難しいけど、重要です。ドゥオーモを脱出。ここまで黒人のミサンガ巻きには1回しか話しかけられなかった。思っていたよりもずっと治安のイメージは良い。調査段階でミラノの悪評を見すぎていて、もっととてつもないものを想像していた。すぐそばに観光名所の一つであるアーケードがあったものの、特に興味もないし、びしょ濡れで寒かったのでパス。中央駅に戻って、時間はだいたい昼に。駅構内のトイレは有料で、本にはよく「カフェやバールで注文しつつ用を足そう」なんて書いてあったから、昼飯を兼ねてAカフェっていうところに入ったものの・・・トイレないし!せっかくなのでチーズとトマトのサンドと、エスプレッソを注文。5ユーロくらい。意外とリーズナブルで、味もまずまず。カウンターにカチャリと出されたカップには、濃いぃ~コーヒーがちょっとだけ入っていて、自分でお湯を入れて薄めるっていうやり方だった。日本では喫茶店に行かないから、これがよくあるやり方なのかは知らないが、新鮮だった。ここではかなり言葉が聞き取れなくて、お互い「何言っているんだろう??」って感じで困ったけど、なんとかなりましたよ。結局、なんとかなるもんだ。同じ星に住んでる同じ生き物だからね。頑張れば意思疎通は可能なのだ。・・・そうでも考えないと、言葉の通じない国なんて行けるか!っていう。つづく。(次回、電車でヴェネツィアへ)ミラノの写真はこちら(約60枚)旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、スーツケース・旅行用品の地球の歩き方ストアでほぼ揃えました。イタリア旅行ランキングです。↓↓↓にほんブログ村楽しいイタリアに是非行きましょう。
2011.02.13
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ミラノで1泊したホテルについて。いつものように「駅近くで安い」を条件に探しました。まずはポイントがつく楽天トラベルで検索して、結局booking.comで予約。中央駅徒歩5分のHOTEL GARDAに決定。3つ星ホテルで、バスタブなし、朝食もなし。キャンセル不可で40.5ユーロ。日本の安いビジネスホテルでもこれくらいの値段はギリギリのところ。寝るだけだったため、便利か不便かも感じる暇もなかったが、この旅で唯一冷蔵庫があったから、実は一番滞在時間の短いこのホテルが一番快適だったのかも。12/23木曜6時前に起床して、身支度を。あまり寝てないが、気を抜いてはいけない。「最初が肝心!」と、スリ対策。あたりまえだけど、ケツポケットにサイフを入れない事。これ基本。じゃあ前に入れようか。これ間違い。7時出発。フロントで結構立派なクリスマスケーキをくれた!「おお!グラーツェ!!」すごいサービスだなぁ。まずは中央駅へ。雨ザーザー。荷物預かり所に荷物を預けて、最後の晩餐とドゥオーモを観て、ヴェネツィアへ行く予定。さっそく荷物預かり所を見つけるのに30分かかった・・・。中央駅内部の案内板わかりにくいなぁ~。この荷物預かり所のシステムについてはなかなか事前調査がうまくいかなかったから、ぶっつけで。何のことはない、機械に載せて重さを計って渡して、代わりに引換券のようなものをもらって、預けた時間に応じて引取りの際に支払い。受け取りは、外国人だけ預けた場所のすぐ近くの別の部屋だった。預けた場所に取りに行ったら「外国人はあっちだよ」と言われて「ああ、外国人って僕のことか」と、ハッとする。う~ん、海外旅行。荷物を預けたら、急いで地下鉄へ。タバッキで「1日乗車券ください」のイタリア語を忘れて「ワンデイチケットプリーズ」を言うも、「1回券しかない」と言われた。たぶん。うーん??事前調査と違う。ともかく、いかにも地下鉄窓口っぽいところでなんとか買えた。3ユーロのはずだが、2.5ユーロだった。こういう些細な違いって、外国ではすごく気になる。「何か違うの買ったかな?」って。結局れっきとした一日乗車券だったけど、高くてもいいから事前調査と同じだったほうが安心できるというもの。地下鉄そのものの利用法はパリ経験があるので簡単。でもパリよりは少しわかりやすい感じだったかな。M2線で5駅ほどいったカドルナに到着。(ここから徒歩で最後の晩餐を観に行く。)中央駅で30分も無駄にした割には、結局早く着きすぎてしまった。「まぁ早めに行って待ってたほうが賢明だな、念のため」と、寄り道せずに移動開始。この選択が正解。10分くらいでつくはずが、3回ほど道に迷ってギリギリだった。「あと数分遅れていたら・・・ゴクリ」っていう。しかも雨でびしょ濡れ。道に迷ったのは、頼みの綱の太陽が雨天で使えなかったのも大きいよね。(言い訳)パリとロンドンでは太陽に2回助けられたからなぁ。北か南かわかるだけで大違いだよ。完全予約制の最後の晩餐は、25人ずつで鑑賞時間も15分の限定。もちろん写真撮影は禁止。それほど貴重なシロモノなんだけど、思っていたより感動はしなかった。でも見てよかった。表情や仕草が面白い。ペテロが「タマとったるぁ!」と言わんばかりにナイフを持っているんだけど、僕にはどうもあの優男ヨハネの方がナイフを持っていたのを取り上げられて、ペテロに「やめんかい!ワレァ叔父貴の面ぁ汚すつもりかい!」と止められているようにしか見えなかった。この手首の角度。刺さないように刃を向けていないとも取れる。じゃないと不自然だ。さもなくばジョジョ立ちの一環か。それならば納得。まぁ手元がぼやけているから色々な捉え方がされるんだろうけど、古いものだから仕方ないね。鮮明な画像で見れば、また見え方も違うだろう。実際に見た感じだと、これくらい薄かったような。もっと薄かったかも。あと全然知らなかったけど、最後の晩餐と同じ部屋の、ちょうど最後の晩餐の真後ろに同じくらいでかい壁画があった。キリストと誰かと誰かが磔にされてるところの絵。こっちのが立体感があってよかった。天使が左右に何匹かずついるんだけど、翼と服の色がそれぞれ入れ違いになっているのが印象的だった。そして足元にすがりついているのがマグダラのマリア。元娼婦という卑猥な過去を持つ方のマリア。最後の晩餐もそうだけど、Penで予習していって良かった。【送料無料】Pen (ペン) 2011年 1/15号 [雑誌]価格:650円(税込、送料別)ちなみに、この最後の晩餐の予約は、日本からこちらを参考にしてネットで済ませていた。今回の旅で予約をしたのはここだけだったが・・・まぁこの辺は追々触れるとします。晩餐ついでに、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会をちょっと見て、脱出。いかん、パリで教会慣れしてる・・・。感動が薄いぞ。広さも高さも独特の雰囲気も、既に味わったことがあるから新鮮味に欠ける。思わぬ弊害だ。ドゥオーモへつづく。ミラノの写真はこちら(約60枚)旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、スーツケース・旅行用品の地球の歩き方ストアでほぼ揃えました。イタリア旅行ランキングです。↓↓↓にほんブログ村楽しいイタリアに是非行きましょう。
2011.02.10
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12/22水曜前日の夕方に寝て夜中に起きる。寝坊することなく出発。のつもりだったんだけど、興奮して徹夜。ここでフライトの概要を。今回は新千歳空港からJALで成田へ、成田からKLMでアムステルダムへ。同じくKLMでアムステルダムからミラノまでという、人生初の経由便を選択。夏の時点で旅行代理店の激安チケットや、航空会社の早割運賃は全滅していたため、残された中で比較的安かったKLMにした。経由便に不安はあったが、アムステルダムのスキポール空港は何かと評判がいいし、KLMの評判もそう悪くない。考えようによっては経由便ならではの面白さや楽な面もあるかもしれないな。と、そう思って挑戦したのだが・・・。新千歳から成田までの機内で少し眠って体力をいくらか持ち直す。荷物を預けるのはロストバゲージが嫌なので本来はしないのだが、だるいし成田までならまぁいいだろうと思って預けた結果・・・濡れて返ってきた。なななんて卑猥な。「こんないかがわしいサービスを頼んだ覚えはないぞ」もうJALには荷物を預けたくないね。思えばJALは必ず遅れるか何かやらかしてくれるよね。今年乗ったのはこれで5回目くらいかな、そのうち4回遅刻、1回お湿りときたもんだ。ふざけるなよ、そして愛している。Klmが遅れ、成田でまさかの5時間待ち。退屈すぎる・・・やっぱりPSP持って来たほうがよかった・・・。5Fの展望テラスで、ローソンの山菜そばを食べながら飛行機の離陸を見守る。「うん、面白くない・・・」なんやかんやでKLMの水色飛行機に乗りこんで、約12時間のフライトが始まった。なんやかんや=お決まりの遅延。結局1時間以上遅れたよ!人生で何回目かの12時間フライト。いつも一人で他の誰とも言葉を交わさずゲームやったり寝たりするんだけど、今回は隣になった感じのいいオバサマが僕以上に旅行好きな人で、色々話しこんだ。各地の旅の話は面白かったし、中でもイタリアの魅力をとりわけ熱く語ってくれて、不安と寝不足でちょいぐったりしてた僕にこの上ない活力をくれた。飛行機ってのは、こんな出会いもあるんだね。本当に感謝だったよ。うるさすぎるオバサンばかりじゃないんだ。おかげで、体力的には消費する一方の長時間飛行で、精神力だけは乗る前よりパワーアップ。ここでKLM初利用の感想を。まずアムステルダム行きだから当然と言えば当然なんですが、乗客は外国人の割合が高い。心配だったスキポール空港での乗り換えは、皮肉にも到着が遅れた事で搭乗が遅れても待ってもらえる事に。結局、そんな乗り遅れが考慮されるほどの状況下でも、普通に間に合った。それくらい簡単。ただ単に、ボーディングパスの搭乗口を覚えて、空港内の案内板に従って移動するだけ。20分もかからなかった。迷うことなんてありゃしない。慣れているかのように、ほとんどノンストップで移動できた。実に親切に出来ている。空港内のカジノや美術館は見る時間がなかったけど、これだけ利用しやすいと、帰りの便ではギリギリまで見て回れそうだ。機内食は美味しかった。テレビは映画が豊富。同じエコノミーでも、JALよりよっぽどいいね。アムステルダムのスキポール空港から、ミラノのマルペンサ空港まで2時間未満のフライト。スタッフ一同子供にめちゃくちゃ優しい。国際線よりフレンドリーな雰囲気がにじみでていた。非常に好印象だった。ていうか、白人の赤ちゃんのかわいさは・・・尋常じゃない。目がクリックリしててすごくかわいい。ミラノマルペンサ空港には22時過ぎに到着。案内板を見るに、4番に中央駅行きのバスが待ってたっぽいので、ひとまず行ってみる。わ!雨ザーザーだよ!バスの横っ面にはマルペンサシャトルの文字が。よし、これだな。バスのドアの前にいたおっさんに「ヴォナセーラ。あー・・・チェントラーレ?(中央駅?)」と、確認してからチケット購入。「セッテチンクエウーロ」「OK・・・えーと、7.5ユーロか。ペルファボーレ」と、10ユーロ渡す。「プレーゴ」2.5ユーロ返ってきた。とりあえずこれがイタリア第一やりとり。ブレーゴってなんだったかなぁ。どういたしましてだったような・・・。(←この程度の語学力)バスで1時間揺られ、ミラノ中央駅へ。もうこの時は、睡眠薬でも盛られたかのように眠気を抑えきれなかった。気づけば到着。「ここが治安が悪いと噂の、夜の中央駅か」「・・・どうってことないぞ。車通りはめちゃくちゃ多いし、人だって結構いる」「どう考えても札幌駅前のが治安悪い・・・行こ行こ。」拍子抜けしてホテルへ移動。徒歩5分との事だったが、そこまでかからずあっさり発見。地図でもたいていは大丈夫なんだけど、ストリート様で細部まで確認してきたから怖いものなしだね。ありがとうグーグルストリート。0時ちょうどくらいに着いたホテルGARDAのフロントには、ちゃんと人がいた。「ヴォナセーラ。チェックインペルファボーレ。マイネームイズ・・・」イタリア語を話そうとする努力を見せつつ、結局は英語交じり。でもこれでいいと思う。イタリア語をちょっとでも話そうとする姿勢が大事だろう。フロントのおっさんは「明日の10時から11時までチェックアウトだよ。知ってたかい?」と言ってきた。たしか最近になって「チェックアウト後に冬休みに入るから10時うんぬん」ってメールがきてたっけ。「知ってるけど、6時か7時にチェックアウトする予定だ」と伝えると「10時~11時」と言ってきた。「えー。うーん・・・6時か7時」と、食い下がると「OK」※もちろんここまで流暢に話せていません。超カタコトです。やったね。というのも、8時45分に最後の晩餐の予約をいれてある。(完全予約制、大人気)ミラノはほとんどこれだけのためと言っていいくらいだから、見れなきゃ本末転倒だよ。だから引き下がるわけにはいかなかった。こっちだって疲れているからゆっくりしたいのは山々なんだがね。というところまで説明できるほど英語が話せないにも関わらず、必死さは伝わったようで。やはり同じ生き物同士、なんとかなるもんだね。向こうにしてみたらゴリ押しされたに過ぎないんだけど。シャワーを浴びて、軽く地下鉄の使い方を調査して、就寝。2時寝の6時起き。早速シンドイね!つづく。まだミラノの事書いてないけど、ミラノの写真はこちら(約60枚)旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、スーツケース・旅行用品の地球の歩き方ストアでほぼ揃えました。イタリア旅行ランキングです。↓↓↓にほんブログ村楽しいイタリアに是非行きましょう。
2011.02.08
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イタリアに限らず、どこに行くにしても大事なのが心構え。治安や言葉の不安が重くのしかかる場所に行く時、大事にしたいのがモチベーション。道を間違ったらどうしよう!帰って来られるだろうか・・・もうどーでもいいよーなどといった不安な気持ちを楽しみだなぁ~Yes,We Canだなぁ~(?)という気持ちで覆い隠す。そのために、旅の前に、できれば計画を立てる前にちょっとの知識を仕入れると、行きたい場所が増えたり、変わったりします。まず本。当然ガイドブック。僕が今回使ったのは地球の歩き方でもロンリープラネットでもなく、新個人旅行。【送料無料】イタリア4版価格:1,785円(税込、送料別)ま、正直どれも大差はないです。あと、たまたま手に入ったララチッタ。意外と使えました。というのも、2冊あることで、どちらかが間違っていても罠にはまりにくいっていう意味で。基本的には新個人旅行1冊で十分でしょう。あと、イタリアは宗教画が特に多いので、キリスト教についての知識を少しでも頭に入れて行くだけで、感じ方が全然違うと思います。そこで僕が買ったのはpenの「キリスト教とは何か。II」【送料無料】Pen (ペン) 2011年 1/15号 [雑誌]価格:650円(税込、送料別)この雑誌の良かったところは、キリスト教万歳じゃなく、冷静にキリスト教を分析してツッコミを入れているところですね。絵もたくさん載っていて、それぞれどこに所蔵されているのか書いてあるのでなかなか使えます。そして、もうこの際旅行とかどうでもいいやってくらい面白かったのがこの海外ドラマ。ROME [ローマ] コレクターズBOX価格:17,820円(税込、送料別)ROMEです。続きが気になるっていう面白さで言えば24やHEROESの方が面白かったけど、観終わった後も印象に残る「もう一度見たい」という面白さではコレ、ダントツでした。オススメ。あとは、オードリー・ヘプバーンのアレとか、あえて言うまでもないところですね。そうそう、このマンガもすっかり有名になっていますが、やっぱり面白いです。【送料無料】テルマエ・ロマエ(1)価格:714円(税込、送料別)と、あげたらキリがないですが、色々見たり読んだりしてから旅に行くと、「ああ、ここはアレの・・・!」ってなります。楽しいですよ。さて、イタリアに行く時期についてですが、やはり夏が夜まで日が沈まないのでいいでしょうね。その代わり、観光シーズンなので混み具合も最高潮でしょう。料金的には冬、それもおそらく2月が安いと思います。人も夏よりは少なくていいですし。僕はまとまった休みがなかなか取れないので、フライト代の高い年末しか選択肢はありませんでした・・・。年末年始も、ほんの少しの日付のズレでガクッと安くなるので、狙えなくもないんですが、半年以上前に予約しても安いチケットは壊滅状態でした。時期を選べる人が羨ましい。では次回は飛行機に関する話も含めて、ようやく旅の一日目から。つづく。旅行用品はスーツケース専門店グリプトンと、スーツケース・旅行用品の地球の歩き方ストアでほぼ揃えました。イタリア旅行ランキングです。↓↓↓にほんブログ村楽しいイタリアに是非行きましょう。
2011.02.04
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2010年末~2011年始にイタリア一人旅約2週間、やってきました!ちゃーんと旅行記も旅の最中につけておいたので、長旅でも記憶はバッチリです。12ギガを超える写真と動画を整理するのが大変だから旅行記本編に入る前に、まずは動機や計画や準備などについて。(なんかの犯人みたいだな・・・)まず、どうしてイタリアなのか?それは、間違いなくパリとロンドンを旅したのが原因ですね。いちいちデカイ建造物や、日本とは比較にならない歴史。「ヨーロッパすげぇ!」と、深く刻みこまれました。行ってみたい場所の候補としては、スペインやドイツも←日本人。魅力的だったのですが、やはり決め手は世界遺産の量。各国のどこに行きたいかを書きだした時、イタリアだけダントツ多かった!迷わず行けよ。行けばわかるさ。という感じです。いやしかしドイツも捨て難い・・・うーむ。そして次に、日程。(タメになるかどうかはわかりませんが、イタリアを縦断しようという方は、よければ参考にしてみてください。)おおまかに調べたら、イタリアでは4つの都市が特に有名。ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、そしてローマ。これらの名前を聞いたことがない人を探すほうが難しいくらいでしょう。それぞれ近郊に、ヴェローナだったりピサだったり、様々な都市がたっくさんあるんですが、まずはこの4つを観ないと始まらない。ということで、細かいことは後で考えるとして、ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマを軸に計画を立てます。そこで、巡る順番を決めます。飛行機で行きと帰りの便を同じ空港にすると、発着地に戻ってこなくてはならないので、いわゆるオープンジョーというスタイルを採りました。簡単に言うと、到着空港と出発空港が違うって事です。ここでチケットの入手しやすさから、以下の2択になりました。1.ローマから入って北上、ミラノから出る。2.ミラノから入って南下、ローマから出る。僕が選んだのは後者。理由は、ローマの方が楽しそうだから。楽しみが後に控えていると、疲れが溜まっても気力が湧いてくるし、旅の最後に盛り上がりに欠けても締まらないし。これは「体力のあるうちに見所いっぱいのローマから食っちゃおう」っていう考え方もあるので、人それぞれですね。ともかく、ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマの順に決定しました。それから滞在日数を決めます。各都市の滞在日数を、巡る順番による体力の低下も考慮して、僕はこう決めました。ミラノ1泊(観光半日)、ヴェネツィア3泊、フィレンツェ4泊、ローマ5泊。ミラノはそれほど時間をかけなくてもいいと思い、その分他に割り振った日程です。これだけあれば日の短い冬季でも、結構余裕を持って行動できます。時間が余れば、休むも良し、近隣の都市に足を運ぶも良し。ギチギチのスケジュールを組むことだけは禁物です。旅では何が起こるかわかりませんからね。平和な日本と違って、テロリズムの脅威にさらされる可能性だって否定できませんよ?捕まえられるのも怖いし、自爆テロに至ってはどう防げばいいのやら・・・。つづく。イタリア旅行ランキングです。もっとお利口でゴキゲンなイタリア旅行記はこちらから。↓↓↓にほんブログ村
2011.02.02
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