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断水騒動も収まったので昨日は無性に海が見たくなって(関係ないか)、浦添市のカーミージー海岸に行ってみました。昨日は冬型の気圧配置になり、東シナ海からの北風が強くて駐車場から海岸に向かう道ではススキが倒れそうなくらいなびいており、寒い寒い。昨日の浦添は24度あったのですが、風が強いと体感温度は15度ぐらいに感じられました(半袖で出かけた私も悪い)。ほどなくカーミージーに到着。カーミージーは漢字では亀瀬と書きます。全体が亀の形をした岩があるここは亀瀬(カーミージー)と呼ばれ、「浦添八景」のひとつに指定されています。カーミージーの近くにはサンエー浦添西海岸パルコシティがあり、その前は数年前に「てぃだ結の浜(ゆいのはま)」と名づけられたイノー(サンゴ礁に囲まれた超広大な潮だまりの磯浜)が広がっています。潮が引くとあちこちの水たまりに残された熱帯魚やナマコを見に、観光客が海岸に降りているのを見かけますが、カーミージーは砂浜。しかも強風とあって遊歩道にはほとんど人がいませんでした。しかしカーミージーの近くには西海岸道路沿いに観光客用の駐車場もあり、穴場でお勧めです(強風がないとき)。昨日はもうちょっと海岸が見たくて、いつも泳ぎに行く波の上ビーチにも足を運びました。勤労感謝の日は暑くてたくさんの海水浴客がいましたが、さすがに昨日は「誰もいない海」(by トワエモア♪)かと思いきや、わずかながら人がいました。なかには裸になっている人や海に入っている猛者もいて驚きました。週末あたりはまた気温が上がる予想です。下手すると12月でも泳いでいる人がいるかも?
2025年11月26日
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連休最終日ののんびり過ごしている月曜日、突然入ってきたニュースが「沖縄県で断水」でした。本土でも大きく取り上げられていたようで昼には友人から「大丈夫?」とLINEが入りました。私の住んでいる市でも「一部で断水の可能性」と伝えられており彼女は心配してくれたのでしょうが、さいわい私の居住している地域は対象外のようで、その後も水は止まっていません。テレビでは影響や対応を欄外のテロップで流し続けています。夜には息子の嫁からも「いまテレビで給水している映像が映っていたけどじいじのところは大丈夫?」とLINEが。大丈夫なことは大丈夫なのですが、市内のどの地域が断水しているのか、どこがしていないのか、今後はどうなるのかの細かな情報がないためにやはり心配です。一番はトイレ。ときどき水道をひねってみて「あ、出てる」と安心した後で使用したりしています。念のためお風呂に入ったあとのお湯はそのまま残しておき万一止まった時のためにトイレに流そうと置いてあります。大きな川のない沖縄は昔から断水が頻繁で、その対策として建物の屋根の上などに貯水タンクが設置されています。本島北部にダムが相次いで建設され、島全体で必要な十分な水が確保されるようになってからは貯水タンクも出番がなくなってきました。本島中部や南部では北部のダムで作られる水の供給によって断水の可能性がなくなりました。と、思っていたら今回の事態。北部の事故が中部や南部の断水につながるのはまだまだ島の水事情が脆弱だったことを表しています。ひとつ疑問に思うこと。県は断水に伴って節水を呼び掛けていますが、それって必要でしょうか?もちろん水の無駄遣いは普段からしてはいけないと思います。が、いま断水が起こっているときに節水をすべきなのでしょうか。水道から水が出ているなら万一に備えてそれを貯めておいた方がいいのでは。私も浴槽に水を張るのは「節水」に反するのかなとちょっと悩みました。別に無駄遣いするつもりはなく、断水のときに備えているだけです。断水しなければ無駄にはなりますが、それはやむを得ないのでは。この状況で「湯水のように」水を使う人はいません。渇水期ならともかく、今の状況で節水を呼び掛けるのはちょっと変。
2025年11月25日
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「消費者金融ずるずる日記」(加原井末路著、三五館シンシャ発行)を読みました。日本がバブルで浮かれていたころに大流行した消費者金融。最近はあまりCMも見ませんが、いろいろと法律が変わり昔のような「甘い汁」を吸える業界ではなくなっていたようです。本書はバブルの頃にこの業界に入りそれなりに活躍もした著者が、業界が傾くにつれやがて自分自身も没落していった、まさに人生の「末路」を描いたストーリーです。さいわい私は消費者金融にこれまで縁がなく知らない世界でしたが、本書でその内情が手に取るように分かりました。いわゆる闇金(違法金融業者)ではないものの、著者が働いていたころの消費者金融業界はかなり高利の貸し付けを行っていて、本を読む限りではいったんその泥沼にはまり込むと抜け出すのは困難ではないかと思われました。もちろんそういう人を取り出して面白おかしくネタにしているわけで、大半の人はきちんと返済しているのでしょうが、そうでない人もまた多そう。そして、そうした内情をよく知っているはずの著者自身がこの泥沼に落ちて、抜け出せなくなってしまいます。こう書くと業界の暗部ばかりをおどろおどろしく描いていると思われるかもしれませんが、著者がこの仕事を楽しんでやっていたこともあって、多くのトピックは楽しく読めました。ただし、なかには首が回らなくなった人が夜逃げせざるを得なくなったり自ら命を絶つ例があったりで、債務者の厳しい現実を見せつけられます。何より厳しい現実は最後の章に出てきます。著者自身が債務過多となり泥沼に沈んでしまったのです。著者は最後に「個人再生」(破産とほぼ同じ)の手続きを取り、家をはじめすべての財産を失ってしまいます。消費者金融業界自体が没落してし永年務めたその仕事に見切りをつけた著者は多額のローン返済を抱えて仕事を探しますが、還暦に近い年齢で見つかる仕事は肉体労働のみ。そこに奥さんの入院が重なって事態は最悪に。窮状を見かねた奥さんの母親の資金援助で中古住宅を入手し、ようやく「本当の幸せ」とは何かを知った、という話は涙なしには読めません。著者はあとがきを「35年ローンで手に入れた新築住宅よりも、今回購入した中古のボロ家の方が何十倍も感激が大きい。❝新居❞への引っ越しが今から楽しみでならない」(205頁)という言葉で締めくくっています。借金地獄から抜け出そうと家族でがんばっている著者のまさに実感でしょう。
2025年11月24日
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沖縄を発つ前に植えたブドウ(ブラック・シードレス)の苗、3週間ぶりにみると葉っぱがたくさん出ていました。つるはまだ出てきていませんが、枯れもせずひとまずは順調に育ってくれている様子で一安心。本来は支柱を立てるところですが、将来的につるが伸びることを考えて苗の周りに直径30㎝高さ160㎝ほどのオベリスクを立てることにしました。以前ドラゴンフルーツ用に2つ買ったのですが、1つしか使わなかったものが余っていたのでその活用です。背景にメッシュネットがあったりして見づらいので、イラストもいっしょに載せてみました。いかがでしょう。これをブドウ苗にかぶせたのはいいけれど、さてどうやって固定しようかとちょっと悩みました。鉄製で足が細いのでそのまま地面に差し込もうとしましたが、シートが敷いてあって簡単には差し込めません。そこで何かいいものはないかとホームセンターに行ってみました。そこで見つけたのがV字型のペッグ。これをオベリスクのリング部分にひっかけてハンマーで打ち込むとしっかりと固定できました。矢印で示した前面の2本以外に背面にも2本打ち込んだペッグはシートを貫通してしっかりと地面に刺さりました。こういう便利なものがあるのですね。しろうと農家は何でも一から勉強です。後ろに立てたメッシュネットもひもで縛ってブロック塀に固定はしていましたが、少し不安があったのでこちらもペッグで固定。地面深く突き刺さったペッグ、頼りになります。奈良の庭で栽培しているブドウは元々あったメッシュフェンスにつるが絡みついて育っていますが、沖縄の庭には適当なものがないのでつるを伸ばすフェンスづくりも一から手作りです。ま、そうした工夫もまたガーデニングの楽しみの一つなんですけどね。
2025年11月23日
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先日なんだかんだと苦労しながら、録画番組をデジカメの動画機能で撮影に挑戦した私。いろいろと失敗を重ねながらも最終的に無事録画ができました。デジカメの動画機能の29分制限を知らなかったので、45分番組の「ブラタモリ」2週分は合計4つのファイルに収めることになりました。2週分合わせて1時間30分でおよそ40㎇に。実は「ブラタモリ」を録画した勢いでもう1本、デジカメ撮影をすることにしました。数年前、次男一家が街頭インタビューされて赤ちゃん時代の長女(私の孫)が映った「ヒルナンデス」を録画しました。テレビに紐ついたHDDには「ヒルナンデス」がまるまる一本入っていますが、こちらは彼らが出演したコーナーだけでいいので、およそ20分1本を撮影しました。容量にして8GBほど。実はチラリと私の写真も出てきます。それはどうでもいいのですが、先日いとこに会ったとき「ヨッサン出ていたので彼らがヨッサンの子どもと分かった」と言われたので、ま、それも役に立ったのでしょう。2つの番組を撮り終えSDに保存したので、もうテレビが壊れても大丈夫。ただ番組が入ったSDだけでは心配なので「ブラタモリ」と「ヒルナンデス」の合計5つのファイルをパソコンのHDDにもコピーしようと考え数日前、奈良にあるパソコンにデジカメをつないでSDからHDDにコピーしました。そして昨日、今度はデジカメのSDから沖縄のパソコンのHDDにもコピー。これでテレビに紐ついたHDD以外にSD1つと2つのPCのHDDに番組が残りました。これで万全。奈良と沖縄で同時に大災害が起きすべてのメディアを一気に失うようなことはまずないでしょう。火災や水害などに被災し、思い出のアルバムをすべて失ったという話はよく聞きます。私の場合これで、他の物を失っても「ブラタモリ」と「ヒルナンデス」だけは確実に残ります。デジタル万歳ですね。でも奈良の家には紙のアルバムもたくさんあり、そこでしか見られない写真も多く存在します。今度奈良に帰ったら紙の写真もデジカメで撮っておこう。
2025年11月22日
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先日なんだかんだと苦労しながら、甥っ子が映った番組の録画画面をデジカメの動画機能で撮影した私。いろいろと失敗を重ねながらも最終的に無事録画ができました。デジカメの動画機能の29分制限を知らなかったので、45分番組の「ブラタモリ」2週分は合計4つのファイルに収めることになりました。2週分合わせて1時間30分でおよそ40㎇に。実は「ブラタモリ」を録画した勢いでもう1本、デジカメ撮影をすることにしました。数年前、次男一家が街頭インタビューされて赤ちゃん時代の長女(私の孫)が映った「ヒルナンデス」を録画しました。テレビに紐ついたHDDには「ヒルナンデス」がまるまる一本入っていますが、こちらは彼らが出演したコーナーだけでいいので、およそ20分1本を撮影しました。容量にして8GBほど。実はチラリと私の写真も出てきます。それはどうでもいいのですが、先日いとこに会ったとき「ヨッサン出ていたので彼らがヨッサンの子どもと分かった」と言われたので、ま、それも役に立ったのでしょう。2つの番組を撮り終えSDに保存したので、もうテレビが壊れても大丈夫。ただ番組が入ったSDだけでは心配なので「ブラタモリ」と「ヒルナンデス」の合計5つのファイルをパソコンのHDDにもコピーしようと考え数日前、奈良にあるパソコンにデジカメをつないでSDからHDDにコピーしました。そして昨日、今度はデジカメのSDから沖縄のパソコンのHDDにもコピー。これでテレビに紐ついたHDD以外にSD1つと2つのPCのHDDに番組が残りました。これで万全。奈良と沖縄で同時に大災害が起きすべてのメディアを一気に失うようなことはまずないでしょう。火災や水害などに被災し、思い出のアルバムをすべて失ったという話はよく聞きます。私の場合これで、他の物を失っても「ブラタモリ」と「ヒルナンデス」だけは確実に残ります。デジタル万歳ですね。でも奈良の家には紙のアルバムもたくさんあり、そこでしか見られない写真も多く存在します。今度奈良の家に戻ったら紙の写真もデジカメで撮っておこう。
2025年11月22日
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おととい奈良から沖縄に移動し、昨日からまたいつもの運動公園でジョギングを再開しています。3週間前に咲き始めたトックリキワタが、いまは満開。内地の桜のような様相を呈していますが、見慣れているのか誰にも見向きもしてもらっていません。私が写真を撮っていると近くにいたおばあが「何を撮っているのだろう」みたいな顔をしてカメラを向けた方を一瞥し「あ、あれね」みたいな感じですぐに横を向いてしまいました。沖縄の朝6時の気温は20度。これが一日の最低気温です。昨日は少し風があったので肌寒い感じもありましたが、今日は風も穏やかでそうなると暑い。奈良では氷点下に近い気温で、腕カバーや手袋をして長ズボンが必須でしたが、こちらでは半袖、半パン。それでもたくさん汗をかき、今日かいた汗は奈良でかいた汗の4、5倍になりそう。ま、実際はこの暑さがたまらなく好きなんですけどね。いまも室内で半袖、半パンで過ごせるのはエアコンなしでも25度あるからです。ただし、もちろん暑さによる弊害(笑)もあって、ジョギングから帰ってきて庭の草取りをしていると、バンバン蚊に刺されました。奈良ではとっくに死に絶えているので、油断していましたね。お見苦しいものをお目にかけてすみません。
2025年11月21日
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「孫のトリセツ」(黒川伊保子、扶桑社新書)を読みました。同著者には「妻のトリセツ」や「息子のトリセツ」など、トリセツシリーズがあり本書もその一つです。ただし本書は、序文に書いている通り、いわゆる一般の取扱説明書のように対象を分析しそれをどう扱っていくかを解説している本ではありません。この小さい存在である孫が変化の激しいこの現代社会で生きていくために、こちら側(祖父母)は彼らの存在をどう捉えていけばよいのか、祖父母として心構えをどう持つべきかに焦点が当てられた本です。ではどう捉えればいいでしょうか。著者は、祖父母の役割は孫が自己肯定感を育くむためにあるのだと言います。孫の親の世代(祖父母の子どもの世代)は高度成長時代で、人は社会の歯車として生きることを是とされた時代でした。「聞き分けのいい子」が社会に求められる人物像でした。そこで孫の親たちは自分たちがされたような教育を孫にも求めがちです。しかし、生成AI時代に活躍する現代人はクリエイティブで斬新なアイデアを持つことが求められるようになりました。それが親にとっては難しく、ついつい自分のされた教育をしがちになりますが、そこで祖父母の出番となります。生殖能力がなくなってもまだ生きている祖父母世代の存在理由はそこだ、と著者は言います。私にも孫が4人います。自分自身の孫との接し方を振り返ってみて、本書であげられているような、余裕のない親に代わって孫とつきあう時間を増やし彼らに少しでもゆとりの時間や気持ちの余裕を作ってあげること、孫の好奇心を伸ばす活動に祖父としてつきあってあげること、などが微力ながらできているかなと安心しました。今年の夏休み、高校生と小学生の孫を我が家に引き受けている間、彼らの両親は久しぶりに二人で旅行してきました。年末にはもう一人の子どもが孫を連れて沖縄の我が家にやってきます。私自身小さな子が好きというのもありますが、孫たちが来たらできるだけ私の方でひきとって、親を楽にしてやりたいと思っています。とは言え、来月来るのは4歳と2歳の女の子なのでやれることに限りがあり夏休みの高校生+小学5年生(ともに男子)のようなわけにはいかないでしょうけどね。黒川さんの脳科学者、AI研究者の立場からの提言はいちいち納得できるもので、読むのがとても痛快な本でした。
2025年11月20日
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11月1日以来、およそ3週間ぶりに奈良から沖縄に戻ってきました。きのう奈良はいいなぁと書いたばかりなのですが、沖縄は沖縄でとっても居心地がいいです。まず、暖かいのが一番。今朝、奈良の家を出るときは着るものに迷いました。奈良の朝の気温は5度前後、そしてお昼前の沖縄は20度前後です。防寒になるような服を着ていくと沖縄では暑いだろうなぁ。かといってTシャツ一枚だと関西では寒いし。どうしよう?さんざん迷った挙句「やっぱり寒いから薄手のセーターを着ていこう。暑ければ脱げばいいや」との結論になりました。沖縄に来てみるとセーターでも全然暑くありません。モノレールを降り駅から自宅に向かって歩き始めました。天気は曇りで風が強くて日差しがないのもあるのでしょうが、セーターでも問題ありません。その前に、モノレールの車内にいる人を見渡してみると皆そこそこ防寒の衣服をはおっています。パーカーやカーディガン、ジャケットにダウンコートの人もいるぐらい。暖かさに慣れている人たちは20度でも寒いのでしょうか。しかし私はまだ奈良の人らしく駅から早足で歩いているとだんだん暑くなり、家に着いた頃はやはり汗だく。まだまだです。【関係のない話:今朝、関空でピーチのサイトにつながらなかった件】飛行機に乗るときはいつもピーチのサイトにアクセスして、予約している便のボーディングパスのQRコード画面を出し、それを搭乗口でチェックしてもらっています。そのためサイトにつながらないとなってちょっと焦りました。その辺にいた係員に聞いても分からない様子です。でも実は安心なんです。こういう事態が起こることを想定して私は毎回QRコードを印刷して紙でも用意しています。これまで何十回となく印刷したものを携帯していても使用する機会は一度もありませんでしたが、今回だけは役に立ちました。後からあらためてピーチのサイトにつないでみると、昨夜から今朝6時までメンテナンスをしていたとか。私は6時半にアクセスしたのですが、メンテナンスが少し長引いていただけだったみたい。サイトの乗っ取りとかでなくてよかったー。
2025年11月19日
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秋晴れの空と見頃に近くなった紅葉に誘われて、奈良公園に行ってきました。相変わらず目にするのは鹿、そしてインバウンド観光客にと修学旅行の子どもたち。紅葉はあと一歩というところでしたが明日は沖縄に移動するので今年の紅葉は見納めかと思ったのもあって(どうせ暇を持て余しているし)出かけてみました。大仏殿の門前灯籠にいた鹿は守り神にでもなったつもりでしょうか。最近は観光客が多くて鹿せんべいも食べ飽きているのか、向こうからわざわざ頭をふりふり観光客にアピールしてくる鹿も見かけません。コロナの頃は観光客の姿がまったく見られず、稀に見かけると鹿が必死でアピールしていたのが嘘のよう。大仏殿は外も中も人でぎっしりということはなく、ほどほどの混雑具合でした。修学旅行生を除くと日本人らしき観光客はめったにおらず、ほとんどが海外からの訪問客。金髪碧眼の人だけでなく、アジアの人でも容貌や行動を見ていると何となく日本人かそうでないかが分かります。話す言葉を聞いて「あ、やっぱり」と思うことがよくありました。大仏殿の中では定番の「大仏の鼻の穴くぐり」に行列ができていました。躊躇する小学生が引率の先生に無理やり(?)くぐらされていましたが、これくらい細身の子だとまあ楽でしょう。出口側ではこれも引率の先生(かな?)が待っていて、脱出成功の瞬間をカメラに収めていました。何年経っても何十年何百年経っても変わらない光景。穴くぐりをした子もまた子や孫を連れて再訪するのでしょうか。ありがたいことに、奈良市民は一定の年齢になると東大寺や春日大社、唐招提寺など奈良にあるめぼしい寺社に無料で入れるカードが提供されています。昨日も大仏殿に加えて東大寺ミュージアムに無料で入場させてもらいました。明日からはしばらく奈良を離れるので、今日もカードを使って唐招提寺や薬師寺がある「西の京」を訪ねてみようと思っています。沖縄との2拠点生活をし、最近は沖縄の方に長く居ながらなかなか奈良から住民票が移せない理由の一つがこれです。
2025年11月18日
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今日、テレビの予約録画をひとつ解除しました。「どんど晴れ」です。NHK-BSでは朝の7時15分から30分までが昔の朝ドラの再放送枠、30分から45分までが現在放送中の朝ドラ枠となっています。私は長らく、この7時15分~45分を予約録画して2つの番組を見るのを毎朝の日課にしてきました。最近は「チョッちゃん」「カーネーション」「まんぷく」など、初回放送でフォローしていても、また見たくなる作品が多くて楽しんできました。しかし、現在放送中の「どんど晴れ」は段々と見ているのがつらくなってきました。どことなくあの評判がよくなかった「ちむどんどん」を思わせる、ご都合主義的展開が随所にみられます。主人公夏美の性格描写もよくわかりません。とことんポジティブで底抜けに明るいようでいて、突然婚約者に「私と仕事とどっちが大事」などという大時代的なセリフを発したり、見習い中の中居の身でありながら客の韓国人俳優の昔の恋人探しにとことん付き合う、行動や時間の自由があったり。宮本信子やあき竹城らを使ってコメディータッチを見せようとしていますが、それも中途半端。「どんど晴れ」に続いて放送される、現在の朝ドラ「ばけばけ」がコメディの部分はとことんコメディに徹しているので、余計その中途半端さが目立ってしまって見るのが気恥ずかしくなります。この15分+15分の枠というのは2つの番組が相乗効果をもたらすときもあれば、比較されて片方がつまらなく見えてしまうこともあるのですね。「どんど晴れ」は「ばけばけ」とセットになったのが不運だったのでしょう。「ちむどんどん」とペアならよかった?そんなわけで、NHK-BSの朝30分の録画枠を久しぶりに解除し、録画時間を15分のみに変えました。夏美はこれからも紆余曲折を経ながらもきっと立派な女将になっていくでしょう。先週のエピソードで韓国から来た俳優ジュンソが最後にちゃんと恋人を見つけられたように、今後どんな難問が起こってもきっと予定調和のごとく解決されていく様子が見なくても手に取るように分かります。なのでもう見なくてもいいかな。どんど晴れ(めでたしめでたし)。
2025年11月17日
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ブルネイに出張していた息子が帰国し早速おみやげを持ってきてくれました。真ん中にあるのがバッグ、左上がランブータン、右上がチョコレート、左下クイチンチン、右下がお箸です。なかなかにエキゾチック揃いでバッグとお箸以外は食べ物ですが、どんな味がするのかさっぱり予想できません。そのうちチョコレートはまあチョコレートというぐらいだからチョコレートなんでしょう。まだ食べていませんがそれほど心配していません。あとの2つが謎です。どういう種類のものか、まったく想像できません。向こうの使用言語であるマレー語はアルファベットを使うので一応読めますが、意味は不明。「ランブータンってなに?」と息子に聞くと「ランブータンだ」という、答えになってない答え。彼もよく知らないみたいでネット検索するとそのままの名前の果実らしい。たしかに「ランブータンだ」と答えるしかないわけです。「ライチに似た果実」だとか。それのシロップ漬けみたい。甘そう。すごくカロリーが高いということなので、ちょっとこわい。まだ食べていません。もうひとつのクイチンチン。こちらは「クイ(ケーキ)」と「チンチン(指輪)」のことだそうです。つまり指輪型のお菓子ということで、パッと見にはプレッツエルのような「あたり前田のクラッカー」のような感じでもあります。こちらはまあそんなに甘くないかなと思って食べてみました。プレッツエルや前田のクラッカーよりももう少ししっとりモチモチして歯にくっつきそう。作った人やくれた人(息子)に申し訳ないけどそんなに美味しいものでもないなというのが私の感想(まずくはないけど)。お箸は向こうの「くず餅」様のおやつを食べる時にそれを巻き取るお箸だとか。なんで箸だけくれた?息子よ。背景みたいになっている「1K1Pバッグ」はお土産を入れてもってきてくれたエコバッグですが、これは彼の出張目的である「地域おこし」用に作ったものみたい。今回の出張は日本で行っている「1村1品運動」のような地域おこしを向こうでもやるために、息子はその講師として呼ばれたのでした。1K1PのKはKanpung(カンポン=村)、PはProduc(プロダクト=製品)のことだそうです。このエコバッグがおみやげの中で一番役に立ちそうです。
2025年11月16日
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「なぜ日本人はupsetを必ず誤訳するのか」(アン・クレシーニ著、株式会社アルク)を読みました。先日読んだ同じ著者の本が面白かったので続けてこちらの本も読んでみました。初版の発行は先日のものが後で2025年、今回の本は2023年となっていて、読む順番としては逆になりました。先に読んだ本は日本人論、日本語論として興味深いものだったので、この本にもそれを期待していましたが、今回のものはより英語学習者に向けた真面目な(?)ものでした。でも英語学習者向けではありますが、一般的な日本文化論や比較文化論としても読みごたえがあります。著者は英語が母国語でまた四半世紀住んでいる日本語にも極めて堪能な人なので(日本に帰化もしています)、バイリンガルの視点から英語と日本語を比較している内容は説得力があります。基本となる単語や文法ごとに解説がなされた語学本らしい体裁ですが、著者自身の経験や家族(フィリピンで生まれたアメリカ国籍の夫、日本生まれでアメリカ国籍の娘たち)との語らいも多く紹介され、言葉が生き物だということがよく分かります。タイトルはupsetという単語にフォーカスしていますが、これは単なる「訳しにくい単語」の一例です。本書にはupsetのほかにも訳しにくい英語の単語や日本語の単語、基本となる文法事項などが多数の例文とともに紹介されていて、upsetが特別というわけではありません。しかし、こうした一点にフォーカスするのは人目を引くという意味で有効なタイトル付けの手法かもしれません。現に私も「ん?upsetがそんなに難しいかな?私は分かっているつもりだけど…」などと思い、ついつい手にとって読まされてしまいました。前著に比べ語学学習に特化した本ですが、必ずしも学習者でなくても英語に興味のある人には楽しく読める本でしょう。
2025年11月15日
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3日前に続き、今日もインフルエンザの孫の様子を見に行ってきました。先にかかった兄の方はだいぶんよくなりましたが、あとからかかった弟の方はまだ咳がとれません。しかもお母さんにも咳が出ていて万全の体調ではないみたい。つまり、そういうインフルエンザの巣窟に私は出かけたわけです。今日は私自身の循環器内科の診察もあって、病院から病人の巣窟へのはしご訪問となりました。そんななか海外出張中のお父さん(私の息子)は今日シンガポールを出て明朝帰国すると連絡が。私がいま奈良にいるのは、一つは自分の病院予約のためですがもう一つの理由は息子から「私が海外出張している間、お母さんが忙しい時期とも重なっていて子どもだけで過ごす時間が長くなりそうなので、何かあったら駆けつけられるようじいじには奈良で待機していて欲しい」と頼まれたから。「いいよ」とは答えたものの待機だけで終わらないかなと淡い期待を持っていたけど、まさかこんなに「役に立つ」とは予想外でした。行って何をしているでもなく「見守っているからね」というメッセージで少しの安心感を与えているだけですけど。病院でも彼らの家でももちろんマスクはしているし念入りに手を洗ったりもしていますが、きっと今日はいろいろなウイルスにさらされていたはず。多分感染はしていないしはっきりとした症状があるわけではありませんが、何となく頭がボーっとしている感じ(いつものことか?)。多分気のせいと思いますが、念のために風邪薬でも飲んでおきましょうか。お見舞いに持っていったちょっと上等なプリンに孫が予想外に喜んでくれ、奮発した甲斐がありました。
2025年11月14日
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今朝6時の奈良の気温は15度。沖縄から奈良に来て約2週間、これが暑いと思えるほど内地に慣れてきました。1週間前は5度でした。寒くて半袖でジョギングしていると手や腕がかじかんで凍りそうでした。これと比べると10度も高く、たしかに暖かいのは間違いありません。今日も半袖でジョギングをしましたが、全然寒くないどころか、頭の中にかいた汗が首筋を通って背中に落ちてきました。走っていてこんなに髪の毛が濡れるのは久しぶり。最近になく汗をかいたのは身体が内地に順応してきた証拠でしょうか。シャツ汗は「ランキング2」に近くなっています。15度でこんなに汗をかくと、沖縄に戻った時これより5度~10度高い沖縄ではどれほど汗をかくことやら。つい先日、沖縄は雨が降っても一日のうちでやむ時間帯があるのでジョギングが欠かさずできるけど、奈良では降り出すと一日中降り続くから困る、みたいなことを書きました。でも、天気予報を見ると今の沖縄は台風の影響でずっと大雨が降り続いていて、間断なく降っているようですね。前言撤回(簡単に)。とにかく奈良では毎日走れてラッキ~。毎朝同じ7千歩のインターバルジョギングを日課にしていますが、11月の最長記録が今日出たのは暖かかったせい?
2025年11月13日
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昨日は1年前に手術した脊柱菅狭窄症の1周年記念受診でした(いや、記念ではありません)。思えば2年以上前から坐骨神経痛に悩まされてジョギングが困難になり、それどころか日常生活で歩くのも立っていることも困難になってきていました。歩行には杖が必要、駅は階段が使えないのでエレベーター、ちょっと人と話をするのにもこちらは腰掛けさせてもらったりしていました。最初のうちは神経ブロック注射でごまかしたりしていましたが、そのうちごまかしきれなくなりました。そこで思い切って手術に踏み切りましたが、これが大成功。1年前の日記に書いたとおり、手術翌日からまったく痛みなくほぼ普通に歩行できるようになりました。手術を受ける前は間欠跛行(かんけつはこう)といって、ある程度歩くと痛みが出てくるので、休憩をとりながらしか歩けませんでした。しかし手術直後から、それまでずっと悩まされていた痛みは一切なくなりました。ただ、手術の前からジョギングはしていなかったので身体自体はなまくらになっていました。そのため、痛みはないと言ってもすぐには痛みがなかった頃のように走ることはできません。2年前まではインターバルジョギングを毎日8~9kmやっていたのですが、手術で痛みが取れたと言ってもすぐにそれだけのジョギングはできません。徐々に、徐々に戻していって現在は5~6km走ることができるまでになっています。今朝も5時起きで、底冷えのする5度の奈良の道を走ってきました。それでももう痛みは全くありません。昨日は病院で手術をした箇所のレントゲン写真を何枚も撮影し、それを見ながら執刀医の先生は「回復は順調ですね。次は半年後にまた来てください」とだけ。診察は1分で終わりました。自分の体のことなのでもう大丈夫とは分かっていますが、専門家に太鼓判を押されたので、より大きな安心が得られました。明日からジョギングの距離、伸ばそうかな。
2025年11月12日
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近所に住む(車で30分前後)長男の嫁から緊急出動の要請。長男の長男(私の孫)がインフルエンザにかかったとか。孫がインフルエンザやコロナにかかることはこれまでもありました。ただ今回はタイミングが悪かった。父親(私の息子)は1週間の予定で海外出張に出かけたばかりです。母親(長男の嫁)も今週は仕事が限りなく忙しくて、帰宅が遅い日が続くらしい。それで小学生の次男が一人で留守番することになる(兄はいるけど病気で別室隔離中)ので、じぃじの私が呼ばれました。沖縄でなく、奈良の家にいてよかった。ま、呼ばれて何をしなければならないということはありません。やることと言えば孫といっしょにご飯を食べて遊ぶくらい。そんなわけで昨日は夕方から長男の家に赴き、数時間孫と一緒に過ごしました。一緒に食事の準備をし、一緒にご飯を食べて一緒に遊び。そうこうしているうちにお母さん(嫁)が帰ってきたので私はお役御免となり、そう遅くなることもなく自宅に戻れてホッとしました(私の就寝時刻である9時までには帰れました)。ところが今朝、嫁からまたまたLINEが。「今度は弟も熱を出した。インフルエンザの診断もらったけど、じぃじは大丈夫?」私はまったく何ともありません。免疫力は強い方だと思うので多少ウィルスにさらされていたところで、そう簡単に感染しない自信があります。とか言いながら今年の8月には謎の39度の熱を出したんですけどね。でもそのときも発熱した次の日には平熱に戻り、孫たちと一緒に泳ぎに行ってます(ほめられたことじゃないけど)。元気な私はまた「病児」の面倒を見に呼ばれそうな予感。お父さん(息子)早く帰ってきてー。
2025年11月11日
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昨日は朝おきたら雨。その後も一日、降ったりやんだりが続き日課のジョギングができませんでした。沖縄もよく雨が降るけれど奈良との違いは一日のどこかで上がる時間帯があることです。私のジョギングはウォーキングと組み合わせたインターバルジョギング。合計1時間足らずで終わるので沖縄だと雨が上がっている時間帯に走れることがほとんどなんですが、奈良では降るとなったら降るの一択。降ったりやんだりまた降ったりというのがあまりありません。そんなわけでジョギングができず昨日は少しいじいじしていました。それで今朝は目が覚めるとすぐに窓を開けてお天気をチェック。昨日少し夜ふかしをしたので(と言っても就寝時刻10時)目覚めは6時すぎでした。まだ日は出てないけど晴れていい天気。天気予報を見ると6時台の気温は14度もあります。つい先日までは最低気温24度の沖縄にいたのですが、1週間も奈良にいるとさすがにこれが暖かく感じられるようになりました。先日はジョギング中Tシャツから出た腕が縮み上がるほど寒い経験をしましたが今日は大丈夫。防寒対策であわてて買ったジョギング用腕カバーも今朝は不要でした。快適な気候のなかを走っていて、普段より楽に走れた気がしました。それは数字にも現れていて、先週の木曜日から昨日までと比較すると走った距離が今日だけグンと伸びています。これって一日ジョギングを休んだ効果?ときには休むことも必要ということかな。結果、今日のシャツの汗かき具合はレベル2に近いレベル1でした。
2025年11月10日
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最近の番組録画はテレビに接続したHDDに簡単な操作で行えて、便利になりました。反面、HDDがテレビにひもつけられているために録画した番組が1台のテレビでしか見られず、テレビの故障などで失われてしまう危険性があります。数年前、NHKの「ブラタモリ」に地質学の専門家である甥っ子が出演したので録画しました。息子も録画しましたがテレビを買い替えてすでに従兄弟が出演した番組は消えてなくなってしまったそうです。うちのが残っているうちに何とかしてコピーしなきゃ。でも昔みたいに簡単にはコピーはできません。ということでテレビの前にカメラを置いてビデオを流しながら動画撮影することにしました。手許にあまり使っていない小型デジタルカメラがあったのでテレビの真正面にカメラを据えて、そちらで撮ることにしました。いざ始めようとして、甥っ子出演の「ブラタモリ」は2週にわたっていたことを思い出しました。45分番組☓2=90分撮影が必要です。まず長らく使っていなかったカメラの充電から。満充電には230分かかるので寝る前にセットしました。朝、充電ができていたので早速撮影(&録画)を開始しました。番組1週目、撮影は順調に行っていたのに20分ぐらい経ったところでカメラが突然停止。「保存容量に空きがありません」と出て強制終了されてしまいました。深く考えずに始めた録画でしたが、カメラに挿してあったマイクロSDは容量が8GBのもので1時間半の録画には全然足りなかったようです。やむなく録画は中止して、電気屋さんに新しい大容量SDを買いに走りました。一番安いもので64GBが980円。1週目途中までの録画は削除し、もう一度最初から撮り直し。今度こそ順調と横で本を読みながら待っていたのですが・・・ふと気がつくと撮影が止まっています。ビデオ再生はそのまま続いているのに撮影だけが止まっています。SD容量も電池十分なはずなのに。何か故障でも起きた?わけがわからないのでカメラの取扱説明書を読んでみると、衝撃の事実が判明(おおげさ)。デジカメの動画撮影は連続29分までと決まっていました。30分以上のものはビデオカメラとなり、区別されるとか。これまでこのカメラで動画を撮るのはお祭りや行事のちょっとした記録だけだったのでそんなに長い時間連続して動画撮影をしたことがなく、この制限に気がついていませんでした。一瞬ビデオカメラを買ってこようかと思いましたが、これだけのために買うのもばからしいし、細切れに録画して後で編集すればいいと思い直しました。そんなこんなでおとといから始めた作業がまだ終わっていません。2週目の後半をこれから撮ります。本当は昨日作業を終えたかったのですが、2週目の途中を撮っているときに今度は電池の充電切れになり、昨夜はまた就寝中に充電せざるを得ませんでした。なお1、2週の番組全部を合わせると保存容量は合計30GB前後になりそうです。64GBでたっぷりと思っていたけど、結構あぶなかった。さて最後の4分の1、これから撮ることにします。そのあとにまだ編集作業も待ってます。ふぅ。
2025年11月09日
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「世にも奇妙な日本語の謎」(アン・クレシーニ著、フォレスト出版)を読みました。著者はアメリカ生まれ。日本に来て、日本語の難しさに悩まされ、それ以上に日本語の面白さ、魅力に取り憑かれてしまった人。応用言語学を専門にする彼女は日本の大学で教えながら日本を愛し、住まいのある福岡県を愛し、宗像市の親善大使を引き受けています。日本が好きすぎて、アメリカ国籍を捨てて日本に帰化までしてしまいました(夫や娘らはアメリカ国籍のまま)。日本と日本語のオタクである彼女は、ある意味趣味を仕事にしたラッキーな人と言ってもいいのではないでしょうか。日本語の構造や変遷、外国人の日本語習得などに興味を持っている私は、彼女がどのように日本語学習に取り組み、日本語の「謎」にぶつかって、その解明に励んでいるかがとても興味深く感じました。外国語が母国語の彼女は、こんな謎だらけの言葉を日本人はどうしてこんなに簡単に使いこなしているのだろうと不思議がっています。長く日本に滞在している彼女の書く日本語は完璧ですが、それでもまだまだ日本語は謎に満ちていると言います。しかしその謎に満ちているところがまた魅力だと彼女は言います。ちょっと「アバタもえくぼ」のような、日本と日本語を買いかぶっているところがあるのではと思ってしまいますが、おそらく彼女は眼の前にある山が高いほどファイティングスピリットが高まってアタックしたくなる、チャレンジ精神の持ち主なのでしょう。日本人が謎に思っていない表現も彼女に言われればたしかに謎と思うこともあれば、全然謎じゃないこともあります。本書のなかで彼女は「一応クリスチャンです」のいちおうってなに?という疑問を提起しています(p.204)。アメリカにいる時知り合った日本人女性がキリスト教にすごく詳しいので「クリスチャンですか?」と尋ねると「はい、一応クリスチャンです」と返されたことがあったそうです。この「一応」が意味不明で、その後ずっと考えているけれどまだよくわからない、と彼女は書いています。これ、日本人には全然謎ではありませんよね?「一応…」と言った日本人女性は「日本にはクリスチャンが少ないし、私がキリスト教に詳しくて驚く気持ちも分かりますが、私は若い頃からキリスト教の信者ですし毎週礼拝にも出席しているのでこれぐらいの知識は持っていて当然です。私もあなたと同じクリスチャンなんですから。」という意味で「一応」と発言したのです。著者が推測している、敬虔な信者ではないと謙遜したのでは無いということはほぼ日本人には理解されます。法律に詳しい人に「よくご存知ですね」と言うと「一応東大法学部を卒業していますから」と言われるのと同じです。「一応傘を持っていった方がいいよ」のような「万一に備えて」のときにも日本語では同じ「一応」を使うので、著者は混乱しているのでしょう。日本人なら何も疑問に思わず「一応」をそれぞれ使い分けています。多くの日本語の「謎」を解き明かしてきた彼女ですが、日本人ならさらっと使って疑問にも思わないこういう表現を「解釈が難しい」と述べているのは、ある意味新鮮でした。疑問を率直に疑問と言っててくれる彼女は、日本文化や日本語の特徴を客観的に見つめ直すヒントを与えてくれます。
2025年11月08日
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ほぅらほら、やっぱりきたきた、来ましたよ。私は職業柄(もうリタイヤしましたが)、よく若い人から結婚式への出席を頼まれます。そして、ほぼすべてで主賓のスピーチや乾杯の音頭をお願いされてきました。私は目立ちたがりでは全然なく、できれば後ろの方に隠れていたい人ですが、誰もそうは思ってくれなくて「ヨッサンならそつなく挨拶してくれるだろう」と思われているみたいなんです。結婚式だけでなく葬式でもこれまで何度も喪主を務め、そのたびに挨拶をしてきました。去年、今年と両親が旅立ちそれぞれ喪主として挨拶し「これでもう、式というもので人前で挨拶することもなくなった」と安堵の胸をなでおろしていたところ、結婚式への招待状が届きました。ただ、今回は挨拶関係については何も書かれていません。スピーチを頼む場合は招待状に別の紙が挟まれていてそこにお願いが書いてあるものです。ちょっと意外に思いながらも「今度ばかりは緊張感なしにゆったりと式に出られる」とホッとしていました。先日美容室に行った時に、懇意にしている美容師さんに「結婚式に呼ばれているんだけど、今回だけはゆったりした気持ちで新郎新婦に会いに行ける」と話をしたところです。ただ心のどこかで「追加のお願いがなければいいなあ」とは思っていて、美容師さんにもそんなことがないように願っていると話していました。そして、あらやっぱり。LINEで「ヨッサンに乾杯の音頭をお願いしたい」とのメッセージが届きました。そうかぁ。やっぱりかぁ。「ヨッサンのご都合もあるでしょうからお断りいただいても全然構いません」と添えられてあります。でもな。ただ、やりたくないというのは「ご都合」にはならないだろうしな。仕方ありません「◯◯さんのために喜んでお引き受けいたします」と返事してしまいました。ま、乾杯の音頭だから短くていいでしょう。たまに出席者らの持つグラスを持つ手が震えるほど長々としゃべる人がいます。あれはよくありません。2~3分で収まるようなスピーチを考えましょうかね。
2025年11月07日
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沖縄から奈良に移動した後の初ジョギングで奈良の朝の寒さをナメていた話はおととい書きました。寒さに懲りた私は腕カバーをすることにし、女性ドライバーの腕日焼け防止カバーのようなものを探すことにしました。マラソン選手がつけているのをたまに見ますが、あれってスポーツ店に行けばあるのかな。カー用品店の方がいいのかな。などと多少は考えましたが、おケチの私は「きっと百均にあるだろう」と近所のダイソーへ。あちこち探していると、ありました。農作業関係のコーナー。2組(両腕)1セットで百円。すぐに買いました。さっそく昨日の朝つけて走ろうと思いましたが昨日の奈良県北部は1日中雨が降ったりやんだりで腕カバーデビューができませんでした。そして今朝5時半。今朝も明け方まで雨が降っていたようですが、待っているうちにやんでくれたのでそろりと出ることにしました。今日の出で立ちは半袖Tシャツ+トレーニング用長ズボン+両腕に腕カバー。万全の体制です。ところがところが。今朝の奈良県北部地方、午前6時の気温が11.6度。おとといは5.6度。6度も上昇しています。腕カバーをしていると暑い、暑い。おとといは「寒い、寒い」だったのにまったく違います。しかも百均で買ったこの腕カバー、ビニール製で汗をまったく吸いません。走り始めて5分。腕カバーは手首のところに丸められてシュシュ状態になりました。しかし、それでもまだ暑くて汗は溜まる一方です。ほどなく腕カバーは外されポケットにしまわれてしまったのでした。6度の違いは大きかった。実際、Tシャツにかいた汗もおとといよりレベルが上がり1と2の間になっていました。
2025年11月06日
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何だか最近よくものをなくしては探している気がします(昔からか)。今回は補聴器。私は耳が悪いので外出時には補聴器を使っていますが、昨日の朝ちょっと出かけ帰ってきてさて補聴器をはずそうと耳に手を当てると「あれ?ない!」。いつの間にか左耳の補聴器が外れていました。あわてて室内を探しましたが見つかりません。昨日の補聴器をつけたあとの行動は車に乗って出かけ、血圧の薬をもらいに医者に行き帰ってきた。それだけです。探しても家の中にも車の中にもないので、その医者に聞いてみましたが、ありませんとのこと。どこで落としたのだろうと玄関から駐車場までの道筋をたどったりしてみますが、見当たりません。家に戻りポケットに入っていた補聴器のリモコンを取り出して何げなくスイッチを入れてみると、リモコンが反応しました。右耳の補聴器は外していたので反応がありませんでしたが、なくした左耳の補聴器はレベルを表すパターンが出てきたのです。補聴器のリモコンは近くに補聴器があるときだけ反応します。離れてしまうと無反応になります。ということは間違いなく近くにあるということです。家の中をあちこち歩いてリモコンのスイッチをつけたり消したりしてみると、庭や車の中では反応がまったくありません。玄関やキッチンでも反応せず、リビングの中だけで反応し、リビングから離れると反応が消えてしまいます。よかった。リビングにあることは確かなのだからこの部屋を徹底的に探せば必ずみつかる。そう思って部屋の中を探していますが、見つかりません。ソファーをひっくり返してほこりまみれになりながら探しますが見つかりません。リモコンのスイッチを入れるとちゃんと反応するのであることは疑う余地がありません。しかし見つかりません。そんなことを昨日は半日、今日も朝からやっているのですが見つかりません。確実にあるとわかっているのに見つからないのはじれったい。さて、もうひと探しです。
2025年11月05日
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最近3日間ほどジョギングをおやすみしていました。理由は起床時にめまいが続いたから。5日前、朝起きた途端にめまいがありました。ベッドから起き上がろうとして立っていられず、一旦ベッドに座りました。そのうち落ち着いてきたので立ち上がり、まだ少しふらつきはあったものの朝のルーティーンにしているピラティスもどきの準備体操をし車に乗って5分、いつもの運動公園に出かけました。車から降りめまいがなかったのでジョギングを開始。ところが1周850mのコースの3分の2あたりで急にめまいが。コースの横は一段高いところにテニスコートがあって下の方は石垣になっています。倒れそうになる私は必死でこらえて石垣をつかみました。しばらく石垣をつかんだままの状態で息を整えているうちにめまいがおさまったのであとの3分の1は走らずに歩いて出発地点に戻りました。その後は恐る恐るジョギングを再開しましたが、めまいが出なかったのでいつも通りのセットをこなしました。そのときはそれでもう事が済んだと思っていたのですが、翌朝もまた起床時にめまいがありました。その日は沖縄から関西への移動日で飛行機に乗るときに気分が悪くなってもいけないと、念の為ジョギングは中止しました。さらに翌日、今度は奈良で起床時に軽いめまいがありました。めまいはかなり軽かったのですが、ちょうどこの日は3府県またぎで奈良から兵庫県に髪を切りに行く予約をしており、これまた念の為ジョギングは中止。昨日。ようやく起床時のめまいが全く起こらなくなり予定もなかったのでジョギングを再開しました。ネットでこの症状の原因を調べると、どうも「良性発作性頭位めまい症」というものらしいことが分かりました。耳石が剥がれ落ち三半規管に入ることで方向感覚が失われ、めまいがし立っていられなくなったりするのだそうです。再発を繰り返す人もいるし一回しか起きない人もいるとか。私の場合は症状的に軽かったので多分一回性のものかと楽観しています。それより今朝のジョギング、寒くて震えました。天気予報では奈良と沖縄の早朝の気温差は15~20度。寒いはずです。沖縄では毎朝半袖半パンで走っていましたが、奈良ではさすがにそれはなかろうと下は長ズボンにしました。でも上は汗をかくと予想して半袖にしたのですが、これが大間違い。走り始めは剥き出しの腕がめっちゃ冷たくて凍えそうでした。吐く息も真っ白です。内地ってこんなに寒かったんだ。そんなわけで、今朝のTシャツの汗かき度はレベル1の部分汗にとどまりました。沖縄では毎日レベル4だったのにな。日本は広い。
2025年11月04日
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古本屋で見つけた「ウチナーあるある」(ウチナーあるある研究会、TOブックス2014年発行)を読みました。最近立て続けに、読んでみると私の期待とは違った本に当たってしまいましたが、この本はタイトルそのまんまでした。「結婚式は余興が命」とか「台風の日に傘さしているのはナイチャー」とか「居酒屋のおしぼりはコースター」とか、まさにタイトル通りの沖縄の「あるある」が最初から最後までびっしり掲載されています。表紙にあるのも項目の一つで、沖縄では「てんぷらはおやつだ」ということですが、こういった説明がイラスト付きで解説されています。沖縄の人(ウチナーンチュ)にとってみれば別に当たり前のことですが、これがほとんどナイチャーにはわかりません。さすがに20年以上前から沖縄に何度も足を運び6年前から月の半分は沖縄に住んでいる私としては、ここに書かれていることはほとんど分かります。今となっては当たり前になりすぎて、ナイチャーはそんなことに驚いたっけなどと思うこともあります。でもたまに新発見する項目も。沖縄は本葬に先立って火葬を済ませるとか1995年まで民放チャンネルは2つしかなかったなどは知りませんでした。発行が少し前なので情報が古いものもありますが、ウチナーの「あるある」は徐々に更新されながらこれからも続いていきます。現代の沖縄の庶民文化を理解するのに本書はおあつらえ向きの入門書になるでしょう。
2025年11月03日
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少し古い本「ひっかかる日本語」(梶原しげる著、新潮新書2012年発行)を読みました。日本語の時代変化や新語などに興味のある私は、古本屋で見つけたこのタイトルに惹かれ最初の数ページを読んでみて「面白そう!」と即座に購入しました。が、どうもこのタイトルに私はダマされたようです。いや、勝手にダマされたがったと言ったほうがいいのかもしれません。読んでみると、最初期待した通りの内容の本ではありませんでした。「ひっかかる日本語」と聞くと、見たり聞いたりする現代の日本語にどうも腑に落ちないものがある。そう思います。たしかに本書の第1章はその通りの内容で、数字の0を「ゼロ」と読むか「レイ」と読むかにひっかかったり、トイレの「いつもきれいに使っていただきありがとうございます」に「初めてなんだけどな」とか「まだきれいに使ったかどうかわからないはずなんだけど」と、著者はその言葉遣いにひっかかったりします。それは分かります。そういう内容を私は期待していましたから。ところがそういう話は最初だけでした。途中から内容が本のタイトルに合わなくなってきます。話が「ひっかかる」日本語から「うまく伝わる」日本語の使い方に移っていき、元文化放送アナウンサーの著者の話は、次第にコミュニケーションやプレゼンテーションのノウハウ的な内容になってきます。「あれ?これ思ったのと違う。」そう感じて目次を見返してみました。4章構成の本書は第1章が「ひっかかる日本語」ですが、2~4章は日本語での上手な伝え方に関する章題になっていました。そして最後のページにこうありました。(本書は日経BPネット日経BizアカデミーBizCOLLEGE連載「梶原しげきの『プロのしゃべりのテクニック』」に、大幅に加筆、修正を施し、再構成したものです)なんということはありません。最初からしゃべりのテクニックを指南するのが目的の本だったのです。それならこういう内容になるのは当然です。ひっかかったのは私の方でした。
2025年11月02日
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首里城公園に行ってきました。今日からは「首里城復興祭」が開かれます。私は今日奈良に戻るので昨日行きました。思えば6年前のこの時期。毎年11月1日から行われる首里城祭りにあわせて、その準備をしていたときにおそらく内部電源の漏電か何かがもとで(発火原因は正式には特定されていません)火災が起き、正殿はじめ多くの建物が燃え落ちてしまいました。昨日は久しぶりに、一般の観光客がたどるルートとは違う上の毛(ウィーヌモー)側からお城に向かいました。上り始めてすぐ、道に覆いかぶさる部分がバキバキに切られたガジュマルが迎えてくれました。ガジュマルは枝や気根(枝から空中を垂れ下がって地面に伸びる根っこ)がどんどん伸びるので切られてしまったのですね。門番のような一本だけのガジュマル以外はリュウキュウ松の並木が続く上り坂の道です。すると上がり切ったところに生えているのはなんと!黄色い彼岸花。今を盛りと、たくさん咲いています。沖縄に自然に生えた彼岸花はないのかとあちこち探し回り、結局どこでも見つからず「沖縄には人の手で植えられた彼岸花しかない」と結論づけたのですが、今ごろになってこんなところに見つけました。最初は人の手で植えられたものだとは思いますが、それが根付いて今では毎年この時期に花を咲かせるようになったのでしょう。ユンボの向こうに素屋根(建屋)が取り外された正殿。屋根では小さく見える龍頭棟飾、実際は人の背丈ほどあります。復興祭の三日間は秋晴れのいい天気に恵まれてにぎわいそう。来年の正殿復活のお祭りは盛り上がることでしょう。
2025年11月01日
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