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2025年12月01日
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カテゴリ: 本にまあ
「水木しげる厳選集 異」(水木しげる著、ヤマザキマリ編、ちくま文庫)を読みました。水木しげるは私の好きな漫画家の一人です。でもとくにマニアとかファンとか推しとかいうものではありません。子どもの頃から鬼太郎や河童の三平などが身近にあり、アニメを楽しんでいたという程度です。水木しげるが書いた軍記ものや​ 奥さんが思い出を描いた本 娘さんがお父ちゃんの飾らない日常の様子を書いた本 ​が好きでこれまで読んできました。

今回は漫画。水木しげるの過去の漫画作品の中からヤマザキマリが厳選した10篇のアンソロジーです。

私にとってヤマザキマリも「テルマエロマエ」以来、興味をもってエッセイなどを読み共感することの多い作家であり漫画家です。やはりマニアや推しというほどではありませんが、エッセイや対談集などを目にすることもあります。そのヤマザキマリが水木しげるの漫画を選んだ本というのでこれは間違いなかろうと、本屋さんでこの本を見つけたときはあまり中身も確認せず買ってしまいました。

そして読後感は期待以上のものでした。本書に収められた10篇の作品はどれにも水木の世界観がよく表れています。

なぜヤマザキマリが?とも思いましたが、彼女自身が書いた編者解説を読んでよくわかりました。それによると「捻くれ者のかわいらしくない子供」だったヤマザキは鬼太郎やねずみ男、三平らが幼少の頃に友人になりたい人物だったというのです。それにしても不可解で非合理的なはずの妖怪の世界を、知らず知らず合理的に受け入れてしまう水木作品。そのひとつひとつを的確に解説するヤマザキマリ。やはりこの二人は最強タッグと言っていいでしょう。

お気に入りは哀愁漂う「終電車の女」。改めて水木しげるの面白さに導いてくれたヤマザキさんには感謝、感謝です。





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最終更新日  2025年12月01日 12時12分39秒コメント(0) | コメントを書く
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