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2021.12.20
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テーマ: 読書(8198)
カテゴリ: 本日読了


新潮社/半村良
1988年10月20日発行

〈私的読書メーター〉
〈荒唐無稽なSF作家イメージ半村さんの地金というべきか下町人情物語。何世紀と人間がぎゅうぎゅう寄り添い暮らしてきた街の横丁では世の東西を問わず、こんな風に洗練された人情の花がさく。河岸は違えどナントカ芸者の心意気、旦那の若い愛人が宿した更に別腹の乳飲み子を一人で育てながらの割烹経営。そこに出張る老人客も娘を案ずれど銀座クラブは敷居が高い。ちっとも似てない母娘の仲良く連れ歩く姿を半村さんの慈愛の眼差しが包む。お上が人との距離を取れとお達しの世情、期間が伸びれば我らの心の裡にどんな変化が起きよう、さても浅草は。〉

諏訪市にある、とある神社社務所にて。
「善光寺さんではコロナでご開帳を来年に繰り延べしましたけど、諏訪の御柱祭はコロナだろうが先延ばし無しです。寅と申の年には必ず開かれます。」

この揺るぎなさこそ諏訪人の御柱にかける千年二千年の熱情というものだろう。二つの大社にそれぞれ二つの宮と命懸けのお祭り=お祀りは日本三大奇祭の一つとも。

そしてまた本書主人公ともいえる地霊浅草には観音さまと聖天さまがいらして、江戸三大祭の三社祭もあるではないか。三柱の神様と人心をぎゅっと掴む華のある祭。


おっと随分遠くに飛び跳ねたのは半村良効果か。





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最終更新日  2021.12.20 07:46:50
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