小説を書こう!

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2005.01.09
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 布団から這い出て時計を見上げると短針は「3」を指している。一瞬、真夜中の三時なのか、真昼の三時なのか分からなかった。といっても、特にどちらであっても構わなかったので慌てる事は無かった。
 カーテンを少し開けて外を見ると、外の住宅街は暗闇の下で寝静まっていた。
 私はイスの上に座りパソコンを起動する。まだユキからの返信メールは来ていないだろうと思ったが、念のため確かめようと思ったのだ。
 メールソフトを起動すると、
「メール一件受信」
と表示されていて、私はユキからのメールが来ていることを知った。
 さっそくそのメールファイルを開いてみる。

「メール、ありがとう。
 ケイさんの今までの人生を読ませていただきました。
 ケイさんも、私と同じようにいつだって世界からの拒絶感を抱きながら生きてきたのですね。
 ケイさんからのメールを読んで、一つ疑問に思ったことがあります。その疑問に関して質問させていただいてもいいですか?
 ケイさんの今の願いは何ですか?
 自分を受け入れることを拒絶したこの世界に入って行きたい、この世界の一員になりたい、と願っていますか?
 いきなり質問とはブシツケかもしれませんね。でももしよろしければ、ケイさん自身の考えを教えて欲しいです。
 それでは、メール待ってます。ユキ」

「私の願い?」
 私は自分でも気付かずに、声に出して呟いていた。
「自分の受け入れることを拒絶したこの世界に入って行きたい、この世界の一員になりたい、と願っていますか?」
 どうしてそんな当たり前の質問をするのだろう。始め私はそんな思いを抱いた。だって、入って行きたいに決まっているじゃないか。入っていけなかったからこそ、こんなにも苦しんでいるんじゃないか。他の人たちと同じように、入っていくことができさえすればもっと楽に生きられるに決まっている。
 そのときだった。
「でも…。本当にそうなのだろうか?」
 私の心の奥底から、そんな疑問が突然湧き出してきた。
私はその疑問がわいてくる源を探ろうと、心の中を探った。だけどどこからそれが湧き出したのかよく分からなかった。






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Last updated  2009.01.12 11:20:58


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