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前日、こころちゃんと思いっきり遊んで、あかりさんったら今日もその余韻に浸ってウトウト。ちょっとまってよ、あれだけで疲れを翌日にひっぱっちゃうの?ってことは無いとは思うけれど、午前中は日ざしにつつまれながら気持ちよくおやすみ中。トーチャンは夕べ夜通しで仕事していたので、これまた仮眠中。こんな時間が、狙い目だ!ってなんの狙い?そう、誰にも気兼ねなく、ピアノが弾けちゃう。先日楽器屋さんで買ってきた楽譜は、シューベルトのピアノソナタ集とドラマXmasの奇蹟のピアノ集。ドラマ自体は既に放映終了しちゃったけれど、2009年秋~冬に放映していた昼ドラ「Xmasの奇蹟」はなんといってもピアニストのお話だったので、ついつい音楽目当てに時々観ていたのだ。まぁお話自体は、ファンタジー且つベタなラブストーリーだったものの、劇中で使用されていたピアノ曲「青の月」はそれはもう美しや美しや。そう感じたのは私だけではなかったらしく、「青の月」の楽譜はないのですか?という問い合わせが多かったとか。そのおかげもあってか、なんと昼ドラ上では珍しいことにピアノ楽譜が出版された。青の月の作曲者はコーニッシュという作曲家兼ピアニスト。テレビ番組の音楽担当もされているので、知らず知らずの間に耳にしていることもあったけれど、こんなに素敵な曲を作られているのね。そんなわけで、早速買ったXmasの奇蹟のピアノ楽譜を開いてみると・・・この手のポピュラーピアノ楽譜の類は、割と簡単にアレンジされてしまっていることが多いなか、この楽譜はなかなかどうして手強いじゃないか。というか、弾きこなすのにやや時間を要する羽目に。それにしても、どうしてこんなに私の心をガッチリつかんでしまったのか。それは、いかにもラブロマンス風な曲の展開のなかに、どことなく「ドビュッシー」テイストがちりばめられているから、ではないだろうか。Xmasの奇蹟のピアノ曲は、青の月の他に黄の月、赤の月、と3部作となっているのだが、赤の月は作曲者の意図どおりのテンポで弾こうとすると、かなり難易度が高い。ドラマのために作られた曲に、これほどまでに取り憑かれることになろうとは。ちなみにうちのピアノはいまだ鍵盤が壊れたまま。やはり、己の個人的趣味よりも、あかりのためにお金を使うほうが優先されてしまうのよね。まぁそれでもいいと思っている。今日も読んでくれてありがとうございマス。ちなみにもう1冊買ったシューベルトのピアノソナタ集これも、今更ながらの「のだめ」影響からだったりしますどうぞ応援ヨロシクお願いします!にほんブログ村 ゴールデンレトリバー
Jan 13, 2010
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3月1日からショパン ノクターン第16番 Op.55-2を譜読みしている。3月1日といえばショパンの誕生日、それに合わせてという訳ではないのだが、今、無性にショパンに飢えている。飢えてるくらいならば練習するしかないだろう。実はここのところ、ポロネーズ第6番 Op.53(英雄)もほんの少しかじりはじめていたのだが、いかんせんこの曲、熱くなりすぎて、自宅で仕事をしているオットに迷惑をかけてしまうのではないかという恐怖から、しばらく練習をひかえようかと自主規制をかけてしまった。(我が家の防音室、家の外にはほとんど音が漏れないのに、家の中にはかなりの音漏れが生じている)その点、穏やかな流れが多いノクターンならば、初期の譜読み段階でもそれほど騒音にはならないだろう。一応、私なりの配慮である。ノクターン第16番は、以前ヤマハ所沢店のサロンコンサートで清塚信也さんが演奏されたのをきっかけに、すっかりそのトリコになってしまった曲。決してド派手な展開はなく終始穏やかなフレーズで構成されるノクターン第16番、聴けば聴くほど、どことなくそのはかなさが実に心に染みるのだ。ある種、舟歌的な感じもしなくもない。更に、ところどころ対位法なごとく、フレーズが2声化するところは、それこそゾクゾクッとする。しかし普段から練習不足気味ゆえ、ある程度譜読みが進んだ現在も装飾音や連符が美しくきまらない。幸い、技術的に難儀する曲ではないため、最終的にはいかに美しく歌い上げるか、そちらに重点を置くことになりそう。とはいえ、以前ピアノ友ともブログ上で談義したのだが、古い電子ピアノでノクターンを弾くのは非常に辛いところがある。ペダルと余韻の美を追求することが非常に困難だから。まぁ、ないものねだりをするわけにはいかない。ノクターン第3番(Op.9-3)は、いまだへたれな状態だが、どうやら第16番のほうが自分にとっては仕上げやすい曲であることに、今ごろ気付いた私である。もうちょっと頑張って練習してみよう。そんなわけで、オットがあかりを連れて散歩に行ける時は、いつもではないにしても家に残って家事をしつつ、少しピアノに向き合い時間を作るようにした。あかりとの時間もとても大切、しかし、「自分が自分であるため」に何かひとつくらいは持っておかなくてはならないような、そんな気もしている。まぁそんなことを言いながら、やっぱりあかりが最優先であることには変わりない。読んでくれてありがとうございマス。本日はほとんどイヌ話題ではありませんでしたがあかりのピアノ模様姿で勘弁を。にほんブログ村 ゴールデンレトリバー
Mar 5, 2009
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いやはや、腹痛で始まった2008年であるが、嬉しい事に元旦からピアノに向かう時間が出来たので、早速弾き初めをしてみた。といっても、毎度お馴染みの練習ばかりであるが。実は昨年の12月16日から、シューマンの「ピアノソナタ第2番」(まだ1楽章のみだが)を少し譜読みし始めている。まだ、ショパンのノクターン3番がきちんと仕上がらずに煮詰まっている状態だったので、気分転換にと始めたのだ。シューマンのピアノソナタ第2番といえば、のだめカンタービレでも登場した、アノ曲だ。決して影響を受けた訳ではない、とは言い切れないが、どうしても頭のなかでこの曲が回り続けていたので、自分で形にしてみないと気が済まなくなってきた。しかし、シューマンの曲というのはどうしてもこうも広い音域をガツガツと操るものが多いのか。ゆっくりは弾けても、いざテンポを上げると暴れ馬のようになってしまい、どうにも聴けたもんじゃない自分に、新年早々ブルーになってしまう。今年は、もうちょっと本腰入れて練習できる・・・だろうか。それにしても、自分のピアノが年をおうごとに、艶っ気が減っていくのが分かる。それはまるで自分のカサカサ肌のごとく。気持ちに潤いが足りないのだろうか。【本日のピアノ練習】・クラーマー=ビューロー27番(指慣らし)・ショパン ノクターン3番(Op.9-3) 右装飾すんなりと流れず。中間部いまだ整頓できず。・ショパン ノクターン13番(Op.48-1) とにかく終盤部分を集中的に。・シューマン ピアノソナタ2番 全体的に必死感が出過ぎ。オクターブ進行がヒステリック 課題多しついでにシューベルトの即興曲4番(Op.90-4)を、中学時代を思い出しながらしばし弾いてみたり。
Jan 1, 2008
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またまた今年もショパンの季節がやってきた。といっても、それは明治製菓のお菓子のショパン。そういえば、最近ショパンのテレビCMはやっていないのだろうか。毎年秋になると新ショパンがそろそろ登場するだろう、と思ってはいたのだが、今年はあの濃厚なCMを見ないまま、スーパーの店頭でショパンに遭遇してしまった。どうやら9月頃から販売していたようだが、気づかないままだったのだ。今年のショパンはミルフィーユ仕立てだとか。いちごとふたごのパイと、プラリネとふたごのパイ、といった2種類が登場。勿論両方食べてみたが、これがなかなかどちらもイケるお味。これまで食べてきたショパンのなかで今年のバージョンが最も好みだったりする。このショパンを頬張りながらショパンを練習するのが、秋の楽しみとなってしまった。ノクターンOp.9-3は相変わらず進まぬまま。どうしても装飾符が綺麗に流れない。そして中間部の短調展開は、左手の動きが非常に悪い。3音ごとに息継ぎをしているような感じになってしまい、流れがいびつになっているのだ。指使いと指の動きがぎくしゃくしているのも原因のひとつかもしれない。ペダルの踏み位置もパデレフスキ版の譜面どおりにやってみるとどうにも踏みづらい。あと一歩が・・・どうしても進めない、そんな位置にいる。久しぶりに受難なノクターンOp.48-1(13番)も弾いてみた。終盤はあいかわらずのぐちゃぐちゃぶりで弾きながら笑ってしまう始末だが、好きな曲を弾くのはやはり楽しい。中間の広音域が続く和音進行は到底和音で弾けるはずもないのでアルペジオで弾くのだが、1指を軸にして手を回転させながら弾くべきか、それとも手首の動きだけで回転させずに弾くべきか、だんだん迷うようになってきてしまった。いずれにしても、自分の手首の動きがまだまだ硬直気味であることを、改めて実感させられた。もっともっと柔らかく、ありたい。とまぁ午後の昼下がり、久々にしっかりピアノと向き合っていたその時間、オットとあかりは二人だけのデートというわけで、立川の昭和記念公園に出掛けていった。なにやらドッグランで、4ヶ月になるゴルパピちゃんと楽しく遊んだとか。以前、このドッグランで一度嫌な思いをしているだけに、あかりの様子が心配だったのだが、この日は皆、良い人・ワンコだったらしく、とっても満足なひとときだった模様。ちっ、私も行けば良かった、とちょっぴり後悔したりも。
Oct 20, 2007
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ここのところピアノの練習といったら、もっぱらショパンの幻想曲とバラード4番ばかりなのだが、どうにもヨチヨチレベルでしか進んでいかない。もともと高嶺の花的な曲ゆえ、当然といえば当然なのだが、譜読み(本当に楽譜を読んでるだけだ?)だけは最後までたどり着いているので、やはりなんとかしたい。といいながら、ノクターンに対して浮気の虫が・・・。実のところ、己のブログタイトルに含まれた「ノクターン」、せめて何か1曲くらい気持ち良く弾けなくてどうする?と思い立ってのこと。ショパンノクターンの2番はあまりに有名過ぎるので、練習放棄中の13番(Op.48-1)を再度練習し直すのも良し、はたまた、以前から練習したかった3番(Op.9-3)も良いか。結局、2007年秋に練習するノクターンは3番に決定。というわけで、ここのところ、このノクターンを中心に練習を繰り広げているのだが、一見容易そうな3番がなかなかモノに出来ないのは、どうしたことか。まず、問題なのが・(実音)装飾音がたどたどしすぎる。・メロディがうたえていない・ペダリングが汚い・×連符が、付点っぽくなって不自然・中間部の左進行、粒がガタガタダメダメじゃないか。最も問題なのが「うたえていない」こと。過去の私は、もっと歌えていたはず。いや、歌いすぎるくらいに歌えていたはずなのに、今は機械仕掛けのおもしろみのない音符の羅列になっている。どうして歌えないのだろう。じゃぁ、どうして以前は歌えていたのだろう。何が欠けてしまったのだろう。私はノクターンですっかりノックダウン状態に陥っている。このままじゃ、ブログのタイトルを汚してしまいそうだ。
Oct 2, 2007
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一体何ヶ月ぶりのピアノな話題だろう。私があかりに翻弄されている間に、あれほど楽しみにしていたはずの映画「神童」も、そして「ピアノの森」も上映を終えてしまった。果たしてDVDは発売してくれるのだろうか。こうなったら絶対買ったると、とりあえず宣言しておこう。ちなみに、これまで全くピアノに向かえなかった訳ではない。細々と、コソコソと、あかりが寝ている時間を見計らってはピアノに向かっていた。しかし、やっぱり、あかりが気になって練習に集中する訳にはいかない。まぁ今はそれが当たり前だと自分でも認識しているが。結局、この1年はピアノを弾く感覚だけでも忘れないように、ということで・バッハの平均律クラヴィーア曲集を指慣らし代わりに・いつまでも進歩しないままだがショパン バラード4番に取り組み・シューマンも忘れちゃいけないとばかりに ウィーンの謝肉祭の道化 第5番フィナーレ・今更ながらラフマニノフ 前奏曲Op.3-2しかし、毎回どっぷりと全ての練習ができるはずもなく、バッハ以外は苦手部分だけを取り出したような練習ばかり。ここ数年はずっとこれらの曲ばかりに取り組む羽目になりそうな予感だ。
Aug 20, 2007
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オットが午前中通院だったので、そのついでに銀座へドーンとくり出してみた。キャノンのデジタルカメラのレンズクリーニングが無料で出来るとのことだったので、銀座のサービスセンターに行ってみることにしたのだ。更についでのついでに、銀座の楽器店巡りもオマケ付きだ(って私はこちらがメインだが)。キャノンのサービスセンターにカメラを預け、まずはランチ。銀座で食事なんて何時以来だ?とりあえず、有楽町方面へと歩いていくと「えん」という名の食事処を発見。ランチメニューに心そそられながらも他の店も見て歩こうとウロウロした結果、結局「えん」に戻ってきてちょっと遅いランチタイムである。料理も美味しいうえに店の雰囲気もなかなか良い。特に私が食べた「生湯葉のもっちり豆腐」だったか、これが非常に美味で、思わずもっともっと!と言いたくなるほどであった(これ以降、湯葉豆腐が我が家のブームである)さてさて、カメラのクリーニングに3時間ほどかかるということなので、ここからは楽器店巡り。といっても、銀座といえばヤマハと山野楽器、この2大楽器店を散策すれば3時間なんてあっという間だ。しかし、なんとヤマハ銀座店はただいま改装中、仮店舗での営業だったりする。そのせいだろうか、「ヤマハってこんなに楽譜が少なかったかな」と私もオットもがっがり気味である。まぁオットはギター売り場で、己が欲しいギターをアピールアピール!・・・って今はまだ我慢してもらう時。更に、なんとなんと山野楽器も一部改装中。楽譜売り場も別階で仮住まい状態だったりする。それでも客足は多く、楽譜売り場は盛況であった。といっても通路が狭いので、ゆっくり楽譜選びをするどころではない。私は身を小さく小さくしながら、コソコソッとピアノ楽譜を探す。そういえば2007年になって、まだ1冊も楽譜を買わずじまいではないか。つまり、今日お目当ての楽譜があれば、それが2007年の楽譜買い初めとなる訳である。で、私が探している楽譜は ショパンの「タランテラ」が掲載された楽譜。その曲は、パデレフスキ編ショパン全集第18巻の「ピアノ小品集」に掲載されている、ということまでは分かっていたのだが、以前からずっと探していたものの、最寄りの楽器店ではどうしても出逢えず。といって、ネット注文をする機会もないまま、時が流れていた。しかし、今日は買う気まんまんである。楽譜があれば、の話であるが。すると「あった!!・・・・・・・・あれれ?」あれれ?の疑問、それはその楽譜がいつも触り慣れている表紙の感覚が異なっていたことにある。ってよくよく見れば、輸入版ではないか。実はこの時まで、私はショパン全集は全て日本版でも発売されているものだと思っていたのだが、日本版として発売されているのは第14巻までで、それ以降は輸入版のみのようなのだ。これまで日本版しか手にしていなかった私としては、輸入版のパデレフスキ版の楽譜がとても新鮮。譜面の紙質も違うのだが、どうも製本具合に一抹の不安がある。そのうち、バラバラッと譜面がはずれてしまいそうなのだ。それでもこの楽譜が入手できただけでも、本日は大いなる収穫であった。またまた「楽しい譜読みの時間」となりそうだ。
Feb 16, 2007
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久々にクラーマー=ビューロー練習曲の27番(受難な破綻調曲と勝手に名付けている)を弾いてみた。好きな曲のはずだった。結構時間をかけて練習していたはずだった。しかし・・・メタメタ・ボロボロだった。それこそ、おとといきやがれ!状態。時々、指慣らしに弾いている「はず」の1番を弾いてみた。・・・・言葉すら出てこない。まずいぞまずいぞ、この状況。というわけで、思い切って1からやり直すことにした。今度は無意味に先に先に進むことはせず、じっくりと時間をかけて。といいながら、1番2番コンビで練習しているのだが。まぁ唯一の救いは、初めてクラーマーを練習し始めた時よりは、ほんの少し進歩の兆しが見えるということくらいか。って進歩がなかったら、私の数年間は一体・・・クラーマー=ビューロー:60練習曲 〔全音〕
Feb 7, 2007
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2月初めだというのに、春のポカポカ陽気を感じさせる日、ピアノ友人のゆみろまんさんが我が家に遊びに来てくれた。本当ならば、生ピアノを購入してから招待したほうが良いかなとも思ったのだが、ピアノ購入までにはかなりの期間を要するため、ここは古い古い電子ピアノで許してもらおう。ピアノ好き同士が集まれば、やはり必然的にピアノに向かうということで、しばし歓談後は早速我が家の音楽室へ。といっても、6畳ほどの部屋に電子ピアノがぽつんと置いてあるだけの部屋。(逆にここにグランドピアノを置けば、かなり窮屈になるのは目にみえているのだが。)さてさて・・・と始まったのは、現在私が苦戦中のショパンエチュードOp.10-4。勉強会といっても、実はゆみろまん先生に教えてもらうばかりの甘ったれ生徒ふゆのほし、という図式が出来上がり、私ったらもっぱら教えてもらうばかりで、本当に申し訳なかった。そんななか、今回私が学んだ事はというと、■ペダルのポイントショパンエチュードOp.10-4の楽譜をみると分かると思うが、ペダル指示は最後の部分を除いて一切無い。しかし、やはりある程度のメリハリをつけるためにはペダルは必要不可欠というわけで、曲の流れを読みながら踏むと効果的な箇所について勉強させてもらった。実はこれまでほとんどペダルをつけずに弾いていた私、ペダルをちょっと付加するだけでも、音楽性がグッと増してくる。って、まだ指のほうが進行に追いつけていないので、まだまだ精進が必要。■華々しく終わる最後の分散上下進行は右手のみで?両手で?(79小節~)79小節といったら曲の最後の部分。つまり、最後に駆け上って駆け降りて華々しくチャーンチャーンと終わるところであるが、さてこの部分の分散音型は右手のみで弾くか、それとも左手を伴って弾くか、大いに気になるところである。ゆみろまんさんは左手をうまく使いながら上下進行を華麗に弾ききっている。これが見た目的にも格好良い!!私はこれまでずっと右手のみでオタオタと上下させていたのだが、どうも同音が続く箇所がうまく音切れせずにつながってしまうことがあり、確かに両手を使うことで回避できそう。といっても、既に右手のみで弾く状態が染みこんでいるため、しぶとく右手のみで弾けるように練習を重ねるか、どうするか悩み中である。その他、問題の41~43小節部分など、あれこれ話しながら少しずつ練習の仕方が見えてきたりも。更にはもう何年も弾いていないと言っていたのに無理矢理バッハの平均律3番を弾いてもらってしまった。このバッハの話はまた別途ゆっくりすることにしよう。ゆみろまんさんにはお花まで頂いてしまい、感謝感謝。オットにも「身近にピアノのオトモダチがいて良かったね」と言われてしまう始末である。いやはや、本当にお世話になりっぱなしで、なんと言ったら良いやら。今度は夕食をつけますから、ピアノ勉強会の続きをよろしくお願いシマス(ってこれでは公開私信ではないか。)でも、やはり同じ曲を楽しんでいる友がいる、というのは、本当に励みになるし、勉強になることがいっぱい。これからもいろいろな曲に触れていきたい、そのうえで、各弾き手による解釈の違いなどをじっくりと感じていきたい、しみじみとそう感じるのであった。
Feb 1, 2007
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ショパンエチュードOp.10-4、私にとって最も難関なエリアが、この33小節から46小節までのブロックである。以前、練習した際にも随分泣かされたところであるが、年が経って少しは熟成したかと思いきや、何も変わっていなかった。33~46小節までは、とにかく両手の分散音型と上下進行のオンパレード。幾度となくリズム練習を繰り返し、ゆっくり弾けば「とりあえず弾けます」となるのだが、少しでもテンポをあげようものならば、すぐに悲鳴を上げてしまう。■41~43小節 一気に弾こうとすると必ず43小節目で指がとまる41小節からは徐々に上りながら盛り上がっていく箇所、ついつい気持ちも高ぶって一気に弾き走ろうとすると、何故か43小節目で必ず指がとまる、といった厄介なクセがついてしまった。どうやら、息継ぎできずにアップアップ状態のまま泳ぎ続け、ついに息が続かなくなってしまった泳ぎのような状態である。しかたがないので、1小節ごとに軽く息継ぎをするような感覚で弾いていくと、43小節目もハッと止まってしまうことなく進むのだが、果たしてそんな弾き方で良いのだろうか。気持ちは一気にのぼりつめていきたいのだが・・・とまぁ、この部分はずっと苦しんでいるままだ。・・・・と、このあたりのエチュードの悩みは、後日突発的に行われた(?)ピアノお勉強会でいくつか解消されたので、その話も別途掲載しようと思っている。
Jan 30, 2007
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ここのところ、わんこ関連な話題ばかりが続く我がブログだが、ピアノの存在を忘れている訳ではない、とだけは強く言っておこう。ただ、残念ながら練習の成果はほとんどみられず、いつまで経っても同じところを行ったり来たり。最近はバッハの平均律とショパンのエチュードOp.10-4のみの練習に限定してしまっているが、己への戒めの意味をこめて、どうしても「いまだ」うまくいかないところを少しずつ書き出していこう。以前エチュードOp.10-4を練習していた時代の日記を読み返してみると、結構アバウトに練習していたのか、苦手部分を細かくは洗い出せていなかったようだ。■4小節目 右16分音符進行から4分音符和音への繋ぎが悪い譜例でもわかるように、4小節目は右オクターブ分散進行から、ジャーンと和音へとつなぐところなのだが、最後の和音を意識するがあまり、どうしても16分音符進行の最後のC#-C#(↑)がおろそかになってしまう。ひどい時には、C#(↑)の音が抜けることもあったり。しかも、最後のこの和音。これまた次の小節を意識してしまい、しっかりと4分音符の拍分だけ押さえられていないから、流れがブチッと切れてしまう。この最後の4分音符和音は、ペダルで補うしかないのか?■12小節目 左オクターブは走りまくり、右分散音型は音外しやら抜けやら・・・ゆっくりテンポで練習していた際にはそれほど気にならなかった12小節目なのだが、テンポを上げ始めてからというものの、左のオクターブ進行は必ずリズムを崩し、前のめりに。おまけに、右の分散音型は音を外すやら抜けてしまうやら、哀れな状態。手首の移動が悪いのか。ゆっくり弾けば出来ることなのに、テンポアップの壁は高い。■18~19小節 右の細かな動きから和音進行への移動は案外と厄介?18小節は右の16分音符進行が細かく続くのだが、19小節は右と左が入れ替わり、右は和音を刻むこの部分。これも必ずといって良いほど、19小節の1拍目の和音をしっかりつかめておらず、音抜け・音外しといった状態に陥る。手の機敏な動きが出来ていない証拠なのかもしれない。いずれもテンポが遅ければそれなりに出来ている箇所ではあるはずなのに、テンポを上げていくと途端に崩れてしまう。そのギリギリのラインを見いだして練習を重ねるしかないのか。このエチュードOp.10-4の指定テンポは、二分音符=88、思いっきりプレストである。まぁゆっくりテンポ練習の場合、四分音符計算で合わせたほうがやりやすいので、四分音符=110あたりでオットリと練習している。なんとか四分音符=120にまでもっていきたいところなのだが、このテンポになるといきなりランボー・大狂乱になるため、ここはグッと我慢するしかない。でも、少し形になってくると、すぐにテンポアップして弾きたくなってしまうから、困ったものだ。そんな調子だから、いつまで経っても「スッキリ」弾ける状態にならないのではないか??(そ、そのとおり)
Jan 29, 2007
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初心に戻ってショパンのエチュードOp.10-4を中心に「やり直し練習」を始めたのだが、どうも気持ちばかりが先走って、ひとつひとつの音が確実に弾けていない。これではいかん、ととにかくゆっくりゆっくり1音を確かめながら弾くことに専念する。また、昔買ったコルトー版のエチュード楽譜を引っ張り出し、解説をいまいちど読み直してみる。コルトー版の解説は、実際に楽曲の練習に入る前段階のための、いわゆる予備練習メニューが掲載されているのが嬉しいところ。この点は、解説書として愛用している全音山崎版も同様であるが。某ピアノ教本によれば、「リズム変奏練習」は機械的な練習に陥るおそれがある、ということだが、コルトー版の解説にはしっかりとリズム変奏メニューが書かれ、それをみっちりとこなすこと(とは言ってはいないが)が、ステップアップの鍵にも感じられる。というわけで、現在はリズム変奏メニューをこなしながら、曲全体を幾つかのブロックに分けて部分練習を続けている。リズム変奏練習は、やはり自分としても効果を感じさせてくれるので、ピアノ奏法等の文献を鵜呑みにし過ぎずに自分に合った練習をするのが良いのかな、と改めて思う。それにしても、今まであれほどこのエチュードの楽譜とにらめっこしてきたはずなのに、今までずっと見落としていた箇所があったことに、今日になって気づいてしまった。一体、楽譜のどこを見ていたのだ?私は。それが上の譜例の3小節目。小節内の各固まりの2音目が八分音符にもかかわらず、私はずっと16分音符のまま弾き続けていたのである(譜読みが甘すぎる、情けない)。人間、楽な方へ楽な方へ流されがちというが、これはどうにも頂けない。それにしても、各2音目を八分音符と意識して弾くといきなり難しくなってしまう。これと同様の流れが左手側にも登場、それが7小節目。何故かこちらは見逃していなかったときたものだから、余計にこの曲を分析していなかったことがバレてしまう。ショパンの公開講座などで、あれほどただ譜面を「分析」することの大切さを教わってきたというのに、きちんと実践しなければ意味がない。とことん出直し・・・だ。ショパンのエチュードは自分にとって憧れの練習曲集であるが、この分では一生のうちに触れられる曲は一体何曲あるやら。今まで触れてみた(だけではあるが)曲番は作品10 1番,3番,4番,12番作品25 1番,2番,12番しかも1部は"ただ"弾けたレベルに過ぎない。弾きたい曲はいっぱいあるのに・・・
Jan 12, 2007
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1月1日に元気よく「明けましておめでとう!」とブログの更新もするはずだったのだが、なんだかんだでPCに向かえたのが3日になってから。というわけで、すっかり出遅れ状態ではあるが「明けましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願い致します」昨年は何年分もの「良いこと悪いこと」がまとめて一気に押し寄せたような1年であったが、無事にこうして新年を迎えられてほっとしている。それにしても新居に引っ越して以来、ブログ更新も停滞状態に陥ってしまった点は悔いの残るところではあるが、まぁのんびりと我が道をいくしかない。さてさて、1,2日は全くピアノの前に向かうことができなかったものの、3日になってようやくピアノの弾き初めである。ピアノ弾きなみなさんもきっとそれぞれ思い思いの曲を弾いて今年の抱負あたりを誓っているであろうが、私の今年のモットーは・・・「ふりだしに戻る」である。昨年秋から「のだめカンタービレ」がドラマ放映され、ハッと我に返った1曲がショパンのエチュードOp.10-4。この曲といえば、数年前にピアノ再開した私がのだめの原作に出逢い、それがきっかけで練習しはじめた曲でもある。ショパンエチュードはピアノ再開したての私にはとんでもなく高嶺の花であったのだが、当時の己の日記を読み返すと、それはもうエチュードの練習に翻弄される私の姿が描かれており、思わず笑いが出るほど。それでも、その必死さが妙に痛快だったり。まぁ無謀な挑戦そのものはキライじゃない。というわけで、もう一度初心に戻ってエチュードOp.10-4の練習をしなおそうと思っている。~その他弾き初めとしてショパン:プレリュード17番 Op.28-17バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 3番前奏曲~2番フーガ(変な順序?)バッハ:フランス組曲第5番アルマンドシューマン:こどもの情景~見知らぬ国から~トロイメライシューマン:ウィーンの謝肉祭の道化~インテルメッツォなんともワンパターンであるが、ショパンのエチュードOp.10-4を弾き始めたところで練習モードに移行しそうだったので、ここらでとりあえず本日の弾き初めはやめておこう。
Jan 3, 2007
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家の完成を前にして、ブログの更新も1ヶ月近く停止してしまい、また、折角頂いたコメントにも返信できずじまいだった。本当に、本当に申し訳ない。勿論、日々忙しかったせいもあるのだが、引越疲れからか、家族揃って重い風邪にかかってしまい、思った以上に復帰に時間がかかる結果となってしまったのだ。というわけで・・・ようやく「ただいま」である。って、まだ段ボール箱が山積み状態、片づけなければならない荷物だらけであるが、なんとかピアノを弾ける環境は取り戻せたので、少しずつ練習再開している。これまでの練習と違うことといえば、ヘッドフォンを装着しなくても良いということ。新しい家にやってきて初めて電子ピアノの電源を入れ、音を出してみた時は本当に緊張した。本当にヘッドフォン無しで弾いても良いの?大丈夫?そんな思いが頭を巡るばかりだったが、オットが外に出て音漏れ度をチェックしてくれたところ、「たまにきこえる程度かな。普段はほとんど気にならないレベルみたいだよ」とのこと。といっても、現在は電子ピアノ。いずれ生ピアノを購入したら、また状況は変わってくるだろう(いつ買えるかなぁ・・・本当に買えるかなぁ・・・)。それでも、ピアノを再開してからずっとヘッドフォンが手放せなかった環境だったが、それから解放されただけでも大いなる進歩である。本当に嬉しい。今はそのことを素直に喜ぼう。で、新居におけるピアノ弾き初めは何だったかって??結局、シューマンの「森の情景」から「別れ」・・・って、縁起でもないか。現在は、地道にブラームスの51番練習曲~クラーマー~バッハ平均律~シューマン数曲~ショパン数曲、と練習を続けている。久々に「ピアノが楽しい!」、そんな時間を送れているような気がする。オットは新居への引越をきっかけに(フォーク)ギターを再開した。「もう少し上達したら、新しいギターが欲しいな」、と時々呟いているようだ。新しい弦も買ったし、楽譜も買ったし、ひまさえあればギターに向かっているので、この分では私よりも早く上達していきそう。今、我が家は音楽であふれている。これまで更新できなかった約1ヶ月間の出来事を少しずつ思い出しながら、過去にさかのぼって書いていこうと思うので、お時間がある人はどうぞ!!
Dec 7, 2006
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体調を崩して土日はほとんど動けずじまいだった我が家であるが、週があけてようやくオットは会社へ、そして私は預金口座の住所変更をするために銀行へ。すると昼過ぎになって携帯に1通のメールがやってきた。オットからである。「ファミマで、のだめカンタービレ麻婆丼発見」は???な、なんだそれは???ちょうど銀行からの帰り道だったので、慌ててファミリーマートを探して飛び込んでみる。すると、麻婆丼こそ見つからなかったのだが、サンドウィッチコーナーの片隅になにやら気になる1品があるではないか。そう、「のだめカンタービレ クラブハウスサンド」なるものが!クラブハウスサンドといえば、千秋が裏軒でよく注文するメニューのひとつである。どうやらファミリーマートでは「のだめカンタービレ」メニューと称して11月28日から「麻婆煮込み野菜丼」「クラブハウスサンド」、12月5日から「蟹と海老のクリームスープパスタ」を販売するとのこと。ファミリーマートがこのような企画をしているとは全く知らず、もうビックリ。慌ててクラブハウスサンドを買って帰り、もりもりぱくぱく。このクラブハウスサンドは、チキン、チーズ、野菜サラダ、玉子サラダなどの具がトーストパンにサンドされたもの。値段的には通常のサンドウィッチよりも高めであるが、そこそこボリュームがあるので、のだめファンならば一度は食べてみても良いかもしれない。味のほうは、まぁ感激するまではいかないものの、平均的な美味しさといっておこう。そして、こういうモノを食べると、のだめ気分が高まるのは仕方がないこと。そのままピアノ室へ直行だ!!いまだなかなかたっぷりと時間をかけてピアノの練習をすることは出来ないものの、少しずつ指を慣らしつつある。そんななか、今日から練習を開始したのが、バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻の3番プレリュード。平均律第1巻3番といったら、嬰ハ長調。嬰ハ長調といったら#(シャープ)7個の強者の調であり、いまだこの調の曲の譜読みは苦手だったりする。だいたい「嬰ハ長調」ではなく、「変ニ長調」の形のほうが馴染みやすい・・・と思うのはきっと私だけではない・・・と思いたい。でも第3番プレリュードって結構可愛らしい曲で、長調ながらお気に入りの曲だったりする。しばしじっくりと続けてみようかと思っている。それにしてもこうして平均律を真面目に始めてみると、つくづくプレリュードは指の体操に効くと実感したりも。そしてフーガで対位法をみっちり勉強といったところか。うーん、やはりバッハは奥が深く、楽しい。
Dec 4, 2006
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ここ数ヶ月ほど、楽器店に行くこともなかった私であるが、商品券2000円分をゲットしたのでついヘラヘラと楽器店に足を運んでしまった。既に買う気まんまんである。でも、「何を」?実はここのところ、楽譜購入欲がすっかりなくなってしまい、現在手元にある楽譜も消化不良状態。だから、今日は CDでも買おうかと思ってやってきたのだ。ところが・・・つい反射的に向かってしまった楽譜コーナーで私は手にとってしまった。それが高木幸三氏校訂の「バッハ演奏へのアプローチ・平均律クラヴィーア曲集第1巻」である。ふぅ・・・・・・・・・また版違い楽譜を・・・いままさに買おうとしている瞬間である。どうせならば、全く異なる作曲家の、まだ手にしたことのない曲集を買えばいいのに。しかし、高木氏のバッハ楽譜をパラパラとめくってしまったら、もうとまらない。「へぇー、これって面白い。」なにがって、各エディション別のテンポ一覧表がドーンと掲載されているのだ。更には、演奏家別テンポ一覧表もなかなか興味深い。そういえば、以前平均律の練習を始めた際にコメントを頂いたなかに高木幸三氏校訂の話題が含まれていた。そうか、これだったのか・・・と、思わずフムフムと口に出して頷いてしまう私は、どこからどう見ても怪しい奴である。また、巻頭には高木氏のよる各曲の解説が掲載されているが、非常に参考になるのが、フーガにおける各声の流れが表に描かれているということ。これまで数冊の平均律解釈板を手にしてきたが、これはかなりステキな情報ではないか。はい、買ってしまいました。商品券よ、ありがとう。おかげで助かった。で、帰って早速平均律1巻第2番にのぞむ。これまでお世話になってきた園田高弘版と見比べてみよう。園田版もかなり細かな解釈が楽譜上に記載されているが、指使い面では高木版のほうがなお一層細かく書かれている。テンポ面、強弱については、予想はしていたがやはり解釈が少し異なる。まぁそれは良い。しかし、スラー解釈が異なるのは、辛い。うーん、どっちにしよう・・・更に、2番フーガ園田版では冒頭テーマのリズム、(ウン) タラタッタッ タッタラ タッタッと一部スラー(上記で"タラ"の部分)を用いて解釈しているが、高木版においては(ウン) タタタッタッ タッタタ タッタッこれじゃわからないか。つまり、全てスタッカート表記。それでいて一部テヌートがつけられていて、これがまた慣れないとなかなか弾きづらい。それにしても、高木版はデュナーミクの点では充実しているものの、やはり決してペダリング表記はしていない。ということは、やはりペダルをふんだんに記載した園田版は異色ともいえるのか。私自身、折角園田版を使用しているにもかかわらず、いまだ指示どおりのペダルが踏めていない。なかなか固定観念から抜け出せない私である。バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第2巻▲何故か楽天内には高木版平均律クラヴィーア曲集第1巻が見あたらなかったのでとりあえず第2巻を・・・
Oct 27, 2006
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気持ちも、体力もどっぷりと落ち込んだままの日々。かろうじでピアノに向かい、とりあえず弾いてはみるものの、やっぱり練習に身が入らない。だから、当然のごとく曲の仕上げに向かって前進するはずもなく・・・ただただ弾いてるだけ。でも、今はそれしかない。惰性と言われようとも、ダセェと言われようとも。ピアノを再開して今まで割と突っ走ってきたけれど、ここ数ヶ月で何かがポキンと折れた感じ。まずいなぁ、でも、ピアノやめちゃえ!って思わないから、まだ大丈夫。ここらが踏ん張り時か本来、今はもっと充実した時期のはずなのにな・・・なんだかな・・・----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】●バッハ 平均律第1巻#02#02前奏曲:15小節のミスは解消されたが32小節目の左進行でいまだつまずく。どうも「プレスト」のプレッシャーが大きいのか。冒頭のテンポとの差が少ないように感じるのは、多分プレストがプレストになっていないのだろう。全てアレグロ程度でのっぺりと弾いている感がする。●シューマン 森の情景 Op.82から#01,#02,#03,#05,#07,#08,#09#01森の入口:弾きこみ段階#02待ち伏せる狩人:和音連打が汚いゾ。しかも気持ちだけ連打で実際は音が繋がってしまっているようにもきこえる。両手同時進行もピタッと合っていない。気持ちばかりが焦る。#03孤独な花:はいはい、歌って歌って。微妙な強弱がまだまだ#05こころよい風景:相変わらずペダルが難点。フワついてる。#07予言の鳥:中間部の長調進行が綺麗に流れていないような?#08狩の歌:中間部の重音進行、少しずつ前進しているか。和音進行は相変わらずな状態。#09別れ:弾きこみ段階
Oct 12, 2006
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数日前から始めたバッハ平均律クラヴィーア曲集第1巻2番前奏曲の練習、いまだしっくりいかない。まぁつまずく箇所こそ絞られてきたので、そこをクリアすれば「ただ弾く」レベルにはようやく達するといったところだが、そこからの道のりがこれまた長い。この2番前奏曲をどう料理していけば良いのだ・・・?園田高弘先生版によれば、冒頭からフォルテで行け!!アレグロだーと書かれている。更に、5,6小節も強弱による味付けがなされており、なかなか変化に富んだ前奏曲に仕上がっているのだ。しかし、私が愛聴するフリードリヒ・グルダ氏演奏の平均律、こちらの2番前奏曲は園田先生解釈とは大幅に異なっている。冒頭は実に穏やかに、そして歩くようなテンポで始まり、しかもこちらはフォルテでなくピアノかメゾピアノ程度で弾いているようである。同じ曲であるはずのものがこれほどまでに違いが出てくるだなんて、解釈の違いって面白い!!ただ、両者共通して言えることは、各小節1,3拍目の頭音をいかに響かせるか、という点である。園田版ではその1,3拍目の頭音をスタッカートで表現しているが、つまりそれだけその頭音を目立たせる技と考えて良いのだろうか。また、テンポ面で言えることは、冒頭からあまりカッ飛ばして演奏していると、後半に出てくるプレストが尋常でない速さになってしまいそう、ということ。ここは冒頭をある程度控えめな速度で演奏した方が、自分の身のためかと思ってしまった。さてさてこの曲を弾くならば、穏やか派?それとも、飛ばして行く派?数日前の日記にも書いたのだが、私はインヴェンション・シンフォニアまでは先生の指導のもと、練習を重ねてきた。その際、いずれも曲番どおりに進めることはなかった。例えばインヴェンションの場合は、1番→4番→8番→10番・・・といったように。もしかしたらこれは難易度順か、はたまた、とっつきやすい順?だったのだろうか。ということは、平均律の場合も同じように曲順どおりでないレッスン順序のようなものが存在するのだろうか。ふと気になってしまった。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】●クラーマー=ビューロー60練習曲 #27,#29,#31,#32#27:指慣らし(ハノン?)代わりに数回練習。#29:重音練習。#31:どうしても19小節目の右進行が音ミス解消できぬまま。何故か手に馴染まない。練習不足も大きな理由か。#32:7,8小節目必死過ぎ。ここはピアノで弾くところなのに指に力が入りすぎて強弱の付け方が非常に醜い。●バッハ フランス組曲第5番 全曲全曲弾きこみ段階。●バッハ 平均律第1巻#02#02前奏曲:ミスする箇所もかなり絞られてきた。15小節目と32小節目は要注意。●シューマン 森の情景 Op.82から#01,#02,#03,#05,#07,#08,#09#01森の入口:弾きこみ段階#02待ち伏せる狩人:まだまだただ弾いているだけの感あり。フォルテ箇所がどうも乱暴だ。まるでイライラしている狩人みたい。#03孤独な花:歌心の微妙なニュアンスをつかめ!#05こころよい風景:ペダリングに注意。音濁りが汚らしくならないように。#07予言の鳥:フワッと消えるその微妙な感覚が・・・今のままでは限界か・・・#08狩の歌:今日も和音と格闘しばし続く。進展は無し。#09別れ:弾きこみ段階----------------------------------------------------今までのおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #08,10,16,19,20,24●シューマン 幻想小曲集から「夕べに」
Oct 4, 2006
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今年初めからバッハのフランス組曲第1番、そして第5番と練習を重ねてきた私であるが、やはり全曲制覇の道は遠かった。というよりも、5番の終曲までたどり着いたところで、「そろそろ別の曲集に進みたいな」という思いが非常に大きくなってしまったのだ。(いや、決して飽きてしまっただなんて・・・そんなふとどきな言葉は・・・いや、あのぉ・・・)というわけで、ピアノ再開当時から「インヴェンション・シンフォニアの次には平均律クラヴィーア曲集に進もう」と考えていた練習計画の本筋にようやく戻ってきたわけである(無理矢理)。学生時代のレッスンではバッハのシンフォニアまでしか学んできていなかったため、平均律曲集の中の数曲こそお遊びで弾きかじっていたものの、きちんと練習した記憶はない。果たして平均律を独学で学ぶことは出来るのだろうか、という一抹の不安を抱えてはいるが、そんな不安を少しでも和らげてくれるのが、春秋社の園田高弘先生校訂の楽譜。これには園田先生による曲中の解釈が細かく掲載されており、指遣いだけでなく強弱やペダル指示に至るまで書かれている。実際、レッスンの場合「バッハはあくまでも原典版で練習しましょう」という指導方針を出される先生もいると思うが、お師匠様がいない私の現状では、原典版とともにこうした解釈版が頼りだったりする。という話は随分以前にもしたような気がするが、まぁ何はともあれ、弾くぞ弾くぞ。で、順当に1番から・・・・・・・・・・・のつもりであったのだが、すぐにでも練習したかったのが、2番ハ短調の前奏曲。私の好む曲の傾向をご存じの方ならば「ははぁ、なるほど」と思うに違いない。短調で、キビキビと両手共に動く進行、これはまるでクラーマー=ビューローの27番練習曲のようではないか(いや、クラーマー27番のほうがかなり意地悪進行だが)。しかし、しかしだ。私が弾くとどうしてこうもハノンの無機質な指練習曲を弾いているかのごとく、色気がないのか。この曲は学生時代にもちょい弾きしたこともあったのだが、こんなにつまらない音で弾いてなかったぞ。過去の自分と闘うのは無意味だと思いながらも、やはり悔しい。全体にわたってほぼすべて16分音符進行で埋め尽くされている曲だと、どうしても音の粒揃えが気になってくるのだが、そこばかりを気にしていると、曲中の大きな流れを見逃してしまい、結局こじんまりとまとまってしまう。そう、曲のなかにドラマを感じなくては!と言いながらも心の奥底で、当面クラーマー27番と共にこの平均律2番も指慣らしに丁度良いな、なんて姑息なことを考えてしまう自分がいたのであった。園田高弘校訂版 J.S.バッハ 平均律クラヴィーア曲集第1巻(2)CD付園田高弘校訂版 J.S.バッハ 平均律クラヴィーア曲集第2巻(1)BWV870-881 CD付園田高弘校訂版 J.S.バッハ 平均律クラヴィーア曲集第2巻(2)CD付(※ちなみに第1巻(1)は楽天内では在庫切れになっていたのだが、はてさて?)----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】●クラーマー=ビューロー60練習曲 #27,#29#27:指慣らし(ハノン?)代わりに数回練習。#29:重音練習。※#31,32まで練習行き着かず●バッハ フランス組曲第5番 全曲全曲弾きこみ段階。●バッハ 平均律第1巻#02#02前奏曲:今日から開始。●シューマン 森の情景 Op.82から#01,#02,#03,#05,#07,#08,#09#01森の入口:弾きこみ段階#02待ち伏せる狩人:まだまだ弾きこみ段階とはいえないが、形になってきたため練習数をこなそう。#03孤独な花:本日開始。とりあえず初見で有る程度は弾けるレベルなので回数こなせばOKか#05こころよい風景:こちらも本日開始。#03よりは初見レベルは悪かったものの、特に課題となりそうな点もないので、あとは表現面と曲への馴染み度をアップさせれば良いか。#07予言の鳥:曲の進行としてはある程度慣れたものの、やはり表現力に欠ける状態。#08狩の歌:以前は得意分野だった和音進行があいかわらずグダグダなまま。自分にとって欠けた何かがまだ見つからない状態だ。とにかく重音と和音進行に重点をおいて練習。#09別れ:弾きこみ段階
Oct 1, 2006
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気が付けば9月14日。この日は私のブログ開設日でもあり、2006年でちょうど2周年を迎えたおめでたい日でもあるはずなのだが、とても喜ばしい日のはずなのに、このどんよりとした気分は何なんだ。「ピアノをもう一度弾きたい」という気持ちのもと始めたブログ、その願いは現在こうして叶ってはいるが、ピアノを再開して早2年が経過したというのに、いつまで経っても中級族のままである。背伸びしてショパンのエチュードやらバラードに挑戦したものの、見事玉砕。ただ譜面に沿って音を出すことは出来ても(しかも、実テンポでは弾けずに)、とても「弾けてます」レベルには達しない。私の2年はそんな曲たちのオンパレードだったりする。それでも、好きな曲たちに向かう時間は、まさしく至福の時間。こんな気持ちを思い出せただけでも、ピアノを再開して良かったといえる。まぁここのところは「ピアノの練習をしている」、というよりは、「ピアノと戯れる時間」に甘んじている自分がいる。シューマンの「森の情景」にしてもそのひとつ。譜読みも技術的な面も楽な分、曲として仕上げる方に重点を置けるのが、今の自分にはとても心地よい。でもこれって、向上心をもつことにちょっとした疲れを感じている証拠か。だとしたら、私はいつまで経っても中級族のままでいなければならない。あぁ、向上心よ、カムバック!!----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】●クラーマー=ビューロー60練習曲 #29,#31,#32#29:重音練習。#31:弾きこみ段階へ。しかし練習量の絶対的不足により仕上げとはならない。#32:上記同様進歩がなく、相変わらず7~8小節の左に余裕がみられない。●バッハ フランス組曲第5番 全曲アルマンド~ルール:弾きこみ段階ジーグ:テンポ良く弾けるように!1番ジーグよりはかなり楽なのでほっとひと安心。●シューマン 森の情景 Op.82から#01,#02,#07,#08#01森の入口:弾きこみ段階へ。しかし暗譜が・・・#02待ち伏せる狩人:そんなにテンポアップしなくて良いから、もっと落ち着いて。後半、左→右の弾きつなぎ部分がもっと自然にいけるように。スタッカート指示も忘れずに。#07予言の鳥:この曲はとにかくペダリングが難しい。ブチッと切れるのではなく、スッと自然に音が消え入るようにならないものか。#08狩の歌:和音の上部旋律がブチブチ切れて美しくない。中間部の重音進行は指遣い含めて部分練習が必要。
Sep 14, 2006
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「狩りの歌」というと私の場合、昔だったら最初に浮かんできたのがメンデルスゾーンの無言歌集から「狩りの歌」であった。中学時代に無言歌集のなかから数曲練習した中では、かなりノリにノッて弾けた1曲でもある。軽快な和音刻みとオクターブ進行、これが弾いている方もかなり楽しくて爽快なのだ。おまけに中級レベルな難易度ながら結構華やかにきこえるから、割と弾き映えもする。実は、同じタイトルの曲が、シューマンの「森の情景」にもある。ここのところ夏バテ解消代わりに、気軽に譜読みが出来そうなものを弾いてみようと始めたシューマンの「森の情景」だが、第8曲の「狩りの歌」はまさしく狩りの情景を"熱く"表現したといっても過言ではない。それにしても、「狩りの歌」とタイトルがつくと、なぜか曲調が似てくるものなのか、メンデルスゾーンの「狩りの歌」同様に、軽快な和音刻みが続き、勇ましさを駆りたてている。もしかしたら、和音刻み進行は狩りの風景を表現する定番パターンなのかもしれない。チャ チャーンチャ チャチャチャ チャーンチャ チャチャチャ チャン!チャン!チャーンチャ チャーンチャ チャーンチャ チャーンチャ チャチャチャ チャン!チャン!チャーンこの冒頭テーマにおける和音刻みがかんじん。しかし、いざ弾いてみると、私の夏だるみを象徴しているかのごとく、ダレた刻みになってしまい、なかなかスキッとはいかない。もっとキリリッといかなくては。鍵盤に向かう指の瞬発力も落ちている証拠かもしれない。楽しい狩りの時間を、音で表現したいものだ。軽快なシューマンの「狩りの歌」だが、中間部における変イ長調の左右手交差進行が良い味を出している。いかにもシューマンらしい、ちょっぴり謎めいた響きが曲をひきたてるのだ。(この部分が弾きたくてこの曲を始めたのが本音だが。)この夏の間に、シューマンの「森の情景」数曲が自分のレパートリーに加わってくれそうなので、嬉しい。って暗譜できぬままだと、レパートリーの仲間入りとはいえないか??まだまだ長き暗黒の道が続く、私とピアノ。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】●クラーマー=ビューロー60練習曲 #29,#31,#32#29:重音練習。#31:ペダルを付加して弾いてみよう。また、別の境地が見えてきそうだ。#32:7~8小節左の動きが堅い。8小節の右最後のオクターブから次小節へと続く単音D音(9小節1音目)がやけっぱちにならないように。●バッハ フランス組曲第5番 全曲アルマンド~ルール:弾きこみ段階ジーグ:譜読み開始 まずは譜面どおりに弾くことから始める●シューマン 森の情景 Op.82から#01,#02,#08#01森の入口:ある程度形にはなったが強弱をもう少し豊かにつけて表情を出していこう#02待ち伏せる狩人:どうも冒頭のスリリングな雰囲気が出ない。マヌケな狩人のような状態だ。後半もやたらペダルを使用せずに指示に従うこと。#08狩の歌:譜読み開始。久々に楽しい気持ちで譜読みが出来る明るい曲。中間の左右手交差部分はまさしくシューマンらしいちょっと謎風な進行、これがまた心そそられる。課題出しはこれから、まずは譜面どおりにいこう。●ショパン バラード第4番 Op.52練習が疎かになりなかなか前進しないまま。とにかく今日もコーダ中心に・・・【本日のおさらい】●クラーマー=ビューロー60練習曲 #27●シューマン 幻想小曲集から「夕べに」
Aug 30, 2006
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まだまだ暑い日が続く8月後半。なかなかピアノの練習にも熱が入らぬまま時間ばかりが過ぎていく。こんな時は、ついつい楽に弾ける小曲に手をのばしてしまう今日このごろ。シューマンの幻想小曲集~「夕べに」もそのなかの1曲であったし、また、ドビュッシーのベルガマスク組曲(プレリュードや月の光)もしかり。それらがある程度気持ち良く弾けるようになったところで、春秋社版のシューマン集4をパラパラとめくっていると、あるページで手がとまった。それが「森の情景」夏の暑いこの時期、ついつい森林浴などをしたくなる気持ちも手伝ってか、そのタイトルに誘われるがままに、第1曲「森の入口」を弾いてみる。パラパラっと弾いてみる限りは。肩に力を入れなくとも弾けそうな小曲なうえに、どことなく和音のリズム刻みが、「楽しき農夫」を思い出したりもしないか?いや、あんなに陽気に弾いてはいけないのだろうが、あぁ、まさしく、森への誘い・・・といった曲だ。ちなみにこのシューマンの「森の情景」は、ラウベの「狩の日誌」に触発されて作られた曲であり、全9曲の小曲(「森の入口」「待ち伏せる狩人」「孤独な花」「呪われた場所」「こころよい風景」「宿にて」「予言の鳥」「狩の歌」「別れ」)からなる。第4曲である「呪われた場所」には、ドイツの作家であるヘッベルの詩もつけられている。(もともとは全曲に短い詩がついていたという)それぞれに特徴をもつ曲たちであり、シューマンらしい詩的で幻想的な曲揃い。個人的には第1曲の「森の入口」第2曲「待ち伏せる狩人」第8曲の「狩の歌」第9曲の「別れ」を少しかじってみたいものだ。特に第9曲「別れ」は、どことなくメンデルスゾーンの無言歌を連想させる曲に思える。あぁ、またまた楽な方に楽な方にと流されていく自分がいる。練習しなくちゃ、ショパンのバラード4番も・・・シューマン:交響的練習曲/アラベスク/森の情景@舘野泉(p)▲私の「森の情景」愛聴盤----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】●クラーマー=ビューロー60練習曲 #29,#31,#32#29:重音練習。#31:引き続き軽やかさを出すことを意識しながら弾くこと#32:左の拍始めのバス音がきつくなりすぎないように。13~15小節の左進行、スタッカートとスラーを頭のなかできちんと整理して弾くこと。●バッハ フランス組曲第5番 アルマンド,クーラント,サラバンド,ガヴォット,ブーレ,ルールアルマンド~ブーレ:弾きこみ段階ルール:だいたい目処はついてきた。あとはきちんと弾きこむこと。そろそろ次に・・・●シューマン 森の情景 Op.82から「森の入口」試しに譜読みしてみる【本日の弾きこみ】●シューマン アラベスク Op.18●シューマン 花の曲 Op.19弾きこみというよりはまだまだ荒削りな状態か・・・【本日のおさらい】●クラーマー=ビューロー60練習曲 #27●シューマン 幻想小曲集から「夕べに」
Aug 23, 2006
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8月8日、西日本から東海にかけて台風の影響が出ているなか、東京多摩の片田舎に広がる夕陽はあまりに印象的だった。この日、いつものように居間で荷物整理をしていたのだが、なにやら西の窓からさしこむ光が真っ赤になっていたのだ。窓辺に置いたものすべてが赤く照らされ、作業をする己の手をも真っ赤に染めている。えっ?なに?火事?? 慌てて南側の窓からベランダに出てみると、夕暮れの青空に赤き雲がにじむように広がっている。久々にみる夕暮れらしい夕暮れ風景だ。スカッと広がる青空も好きだが、このような夕暮れ時の風景も勿論好きである。寝室から北西側の空をみれば、それはまさしく燃えているような空。どこか怖さすら感じられるくらい。こんな空を見てしまうと、弾かずにはいられないのがまたまたシューマンの「夕べに」。最近、なにかにつけて「夕べに」を引っ張り出してくる私だが、こんな時こそ弾かねばならない。最近ピアノ練習をさぼり気味だった私に対する、空からのプレゼントかもしれない。しばし自分で奏でるピアノの音色に、夕暮れの風景を編み込みながら・・・p.s 8月8日のNHK教育のスーパーピアノレッスンは、高校野球番組の延長により翌週15日に放映するとのことだ。番組録画予約をされていた方はほっと一安心ではないだろうか。私は野球延長に備えて22時まで録画予約時間をのばしていたのだが、あまり意味なかったようだ。
Aug 8, 2006
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数日前までは非常に涼しかったのに、なんなんだこの暑さは!リビングの気温はグングンとうなぎのぼり。昼間はなんと36度近くまであがり、とてもじゃないが家の片づけやPCに向かうどころではない。慌てて1階のピアノ部屋に避難すれば、2階よりは涼しいはずのピアノ室にも熱気がたちこめる。荷物の整理が進めば進むほど、ピアノ室の散らかりぶりまで進み、身体にまとわりつく暑さとは裏はらにピアノ練習熱だけが、サーーッと冷めていく。それにしても、毎年夏の日記となると、私から発するセリフはいつもこんな状態。夏のピアノ練習はつらい・・・と。夏のピアノ練習はやる気がでない・・・と。すると、夏のピアノ練習で汗をかくのもまた気持ちよいヨ、というフォローを頂いたり。まさしくそのとおり。これぞピアノがスポーツと感じる瞬間だ。ご存じのとおり、我が家のピアノ室にはエアコンなる文明の利器はないから、更に季節感を全身で感じることが出来る。夏は汗だく、冬はふるえながら、(その分、春・秋は爽やかに)、きっとこの経験がピアノ演奏に良い影響は・・・残念ながら、今のところ与えていないようだ。申し訳ない、アツイアツイ!と書けば余計にアツク感じるから、文字にすることすら控えたいのに、ここまでアツイと書かずにはいられない。きっと黙ってウンウン、と共感してくださる方も少なからずいる・・・はず?◆ ◆ ◆ ◆ ◆というわけで言い訳がましいが本日のピアノ練習はドビュッシーのベルガマスク組曲のみ。不思議不思議、ドビュッシーを弾いていると、どことなく涼やかな感じになるのは、気のせい?あの旋律にどこかそういった成分が含まれているのではないか、と考えてしまう。今は、練習していて涼しい気分になれる曲が心に染みる。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「月の光」「パスピエ」「プレリュード」はだいぶ勘を取り戻してきた。よしよしこの調子でもう少し弾きこめ。「月の光」は、左の分散音型がややたどたどしいため、もう少し流れるように。調子にノッて「パスピエ」に進んでみたものの、本当に以前練習したのか?といわんばかりの悲惨状態。指はほとんど何も覚えていなかった。1からやり直しだな、これは。
Aug 4, 2006
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ピアノを弾く際、昔はそんな癖なんて無かったのに、どうしてこんな状態になってしまったの?という変な演奏癖がある。それが鍵盤に指を押しつける癖。もしかしたら、以前にも「指を押しつける癖が直らない」といった愚痴を日記内にも書き記したことがあったかもしれないが、あれから月日が経過しても、いまだその癖が大幅に修正されるまでには至っていない。鍵盤に指を押しつける弾き方は、労力の無駄そのもの。ただ不用意に指を疲れさせるだけ、というのは分かっているのだ。なのに、どうしてこんな弾き方になってしまったのか??やはりそれはあの若かりし時代、シンセサイザー等でキーを押しつけたり横に揺らすことで音に変化を持たせる、そんな演奏を長々と続けていたから、だろうか。あぁ、そのせいにしてはいけない。世の中、鍵盤楽器の種類をうまく使いこなして弾く演奏者はごまんといるのに、私がただただ不器用なだけなのだ。幸い、この癖が常時発動している訳ではないのがせめてもの救い。どうもエキサイトしてくると、自然とグイグイッと鍵盤に指を押しつけているようなのだ。それはもう「いぇーい、みんなー、ノッてるかーい!!」って感じか?つまり感情の高ぶり、これが危険信号。(ってクラシックのピアノ曲を弾いていてそんな感覚になる事自体が怪しいか)世の中の数ある名曲に心躍らせながら練習するよりも、まずはこの変な癖をとことん直すことに重点を置いたらどうなのだ?と、いまいちど自分にカツを入れよう。・・・・・・・って、効果的な直し方がなかなか見つからない。スタッカート練習で指の瞬発力を磨くとか??ちなみにこの鍵盤押しつけ癖、シューマンの「夕べに」では全く発動せず、ショパンのバラードの激情部分で発動するあたり、我ながら「あぁなるほどなぁ」と落ち込んでしまう。分かっているのに直せない、つらいこと、このうえない。やはり、どんな激情な部分でも「頭はとことんクールに」いかねばならぬのか。そ、それにしても、暑い!!暑すぎる!!段ボールピアノ室はもう嫌だ!!!(早く片づけろ)しかしこの暑さなんて、ニューヨークの40度超の気温に比べればまだまだなのだろうが、一体どうなってしまっているのだ、地球の気象は。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】●シューマン 幻想小曲集から「夕べに」弾きこみ段階●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「月の光」プレリュードはテンポが不安定気味になることがあるので、ベースとなるテンポを自分のなかできちんと持つこと。駒細かな音ミスをなくすように。●ショパン バラード第4番 Op.52一時期よりもレベル低下が顕著なため、今日はとにかくバラードを中心に練習。しかし、結局練習の中心はこれまであげてきた課題部分ばかり。ほんの少しずつは前進しているはずなのだが、顕著な進歩はみられず。コーダに至ってはただの騒音状態。ブロック別練習ばかりでなく、通し練習を繰り返しながら苦手箇所はわざとテンポを落としながら流れをとめずに弾いていく練習もしてみる(部分練習ではうまくいっても通し練習で崩れがちになるため、それを回避したい)。
Aug 3, 2006
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ただいま家のなかは引越荷物の整理まっただなかで、暑苦しい。引越は秋も深まる頃だというのに、何を急いで今からやってるの?と思われがちだが、いやいや、今から手がけて正解、といわんばかりの荷物量。そんな暑苦しさを象徴する段ボール箱が、狭いピアノ部屋いっぱいに散乱している。それでも、ここ数日ピアノに向かえなかったことで欲求不満に陥り、段ボール箱を押しのけてなんとかピアノの蓋を開ける。ふわ~、とてもじゃないが、落ち着いてピアノを練習する気分になれない。ま、まてよ、この風景、どこかで見たことがある。そう、あのクラシック漫画「のだめカンタービレ」の主人公のだめの部屋そのものではないか。(のだめカンタービレを知らない人には想像がつかないだろうが、とにかくキチャナイ部屋、ということだけは分かってもらえる?)今日ばかりは、数々の段ボール箱、燃えないゴミ袋やら燃えるゴミ袋たちが私のピアノの観衆だ。(ってヘッドフォン常用だから、ゴミたちにはなんのことやら?)つい勢いづいてブーンとピアノを弾く腕を優雅に動かす。あっ・・・・・・・・・・・段ボール、また倒れた。◆ ◆ ◆ ◆ ◆そんなくだらないことを言ってる場合ではない。気がつけば、NHK教育テレビのスーパーピアノレッスンも8月からは「ロマン派を弾く」編になっているではないか。まずい、まだテキストすら買っていない。こんなことで良いのか、私。以前は比較的時間に余裕があったため、かなり細かなレポートも書けたのだが、現在はなかなか時間をさくことも出来ずじまい。(それどころか、日々のピアノ練習メモすらまともに書けていないではないか)とりあえず自分への備忘録として、新たなスーパーピアノレッスン「ロマン派を弾く」でのレッスン曲を記載しておこう。講師はミシェル・ダルベルト氏。・リスト:愛の夢 第3番・シューベルト:即興曲 変ホ長調 D.899 第2・シューベルト:ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D.960・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調・シューマン:謝肉祭 作品9おっ、シューマンの謝肉祭がレッスン曲に入っているとは、シューマン好きとしては嬉しいではないか。テキストをまだ見ていないので分からないのだが、ま、まさか謝肉祭全曲??それとも抜粋??シューベルトの即興曲D.899-2って、いわゆる即興曲第2番作品90-2、中学生の頃に練習した懐かしい思い出がよみがえる。リストも2曲ほど含まれており、なかなか心そそられる選曲だ。そうそう、夏の期間、スーパーピアノレッスンを観るにあたって、しっかりと頭にたたき込んでおかねばならないのが、「高校野球の中継」。特に録画派の人は録画時間に気を付けよう。といっても、前回のシリーズから毎週日曜日の朝に再放送をしてくれているので、見損ねる心配はなくなったが。とにかくウダウダ言ってないでさっさとテキストを買ってこよう。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】●ブラームス51練習曲#3,#7,8,9,15,16●クラーマー=ビューロー60練習曲 #29,#31#29:重音練習。あいかわらず弾きこみ段階#31:まだまだ譜面に沿って必死に弾く段階。練習不足により、進行そのものに慣れていないのも原因か。課題についてはこれから洗い出すこと。●バッハ フランス組曲第5番 アルマンド,クーラント,サラバンド,ガヴォット,ブーレアルマンド:弾きこみ段階クーラント:弾きこみ段階(いまひとつ)サラバンド:弾きこみ段階ガヴォット:弾きこみ段階ブーレ:装飾符をもっと自然に軽やかに。ドタバタしすぎ。全体的にノンレガートでいくべきか・・・●シューマン 幻想小曲集から「夕べに」弾きこみ段階●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「月の光」7/26日に久々に弾いてみてショックを受けたものの、少しずつ昔の勘を取り戻しつつある。ただ、月の光についてはどうしても曖昧に弾き流してしまう感があるので、もっと音を大切にすること。この曲を弾くたびに生ピアノが恋しい。●ショパン バラード第4番 Op.52日頃の練習不足がたたり、6月の時点へ逆戻りしている状態。重音、オクターブ、特に注意せよ。
Aug 1, 2006
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26日は都内でも久々に太陽が顔を出した。と思ったら、その途端にすさまじい暑さ。こんな日はピアノ部屋もムッとした熱気が漂っている。さてさて、先日、「小品に癒されたい」話をしたところ、たこりんさんから「ドビュッシーはいかが~」なるお誘いが。そう、私のピアノ再開きっかけはなんといってもドビュッシーだったはずなのに、ここのところ、すっかりドビュッシー離れ状態になってしまっていた。更には、テレビをつければYKKのCMでも再びドビュッシーが流れ、まるでそれは「魅惑の誘い」の声のようにも思えたものの、ショパンのバラード練習でなかなか余裕がないままだった。よっしゃ!久々に月夜が楽しめるこんな日こそ、ドビュッシーの「月の光」だ!・・・とその前に、折角この夏の夕暮れを楽しむならば、まずは序章としてここのところ練習しているシューマンの「夕べに」を何度か弾いて指を馴染ませる。部屋から部屋へと駆け抜ける風がなんとも気持ちよい。(ってこればかりはヘッドフォン練習だからこそ、なせる技か?)次に夕暮れと夜の闇との間、ここからはドビュッシーのベルガマスク組曲~「プレリュード」の時間。一時期、かなり練習していたはずのこの曲も、一度離れてからかなりの時間が経過したこともあってか、どうにもサラリと弾けない。あぁ、これが現実。しかし、再開当初に練習していた時分よりは、細かな動きが指に馴染みやすい。それが実感できただけでも大いなる収穫ではないか。といっても、まだまだ・・・なのだが。外はすっかり暗くなった。部屋から月の光を感じるという訳にはいかないのだが、月がさし込む光をイメージしながらいざ「月の光」こういう曲を弾くと、やはり生ピアノが恋しくなる。私は、音楽之友社の安川加寿子氏版の楽譜を使用しているのだが、「月の光」はかなりの部分をウナコルダで占められている。しかし、電子ピアノで弾くウナコルダ、これは私がイメージする「月の光」の音色からはほど遠いものだ。いや、現在自分がおかれている環境で、音色についてとやかくいう事自体、既に間違っているのかもしれないが、その現状を嫌っというほど突きつけられる気がして、辛い。それにしても、今回、偶然にも「月の光」を弾き直して本当に良かった、と思う出来事がある。実は、この「月の光」、学生の頃にも少し練習した(レッスンまでは受けなかったのだが)ことがあるだけに非常に懐かしい曲のひとつでもあるのだが、今の今になって、私はとんだミスをおかしていることに気づいてしまったのである。きっと、レッスンに持って行っていればその場ですぐに指摘されていたであろう、哀れな音ミス。ピアノを再開してからも幾度と無く練習したはずなのに、その時も気づかなかった音ミス。はい、私らしいといえば本当に私らしい。それは65小節の左進行、左右交差となるはずのその「音」を、私はト音記号を完璧に無視していたのだ。だから、当然ながら左右交差することもなく、素直にC音として弾いていたのだ。なんたるマヌケ!!こんなに堂々と書かれたト音記号を、どうして見逃していたのだろう?己の注意力散漫さを改めて恥ずかしく思うとともに、「今日、気づけて良かった」と苦笑するしかない、そんな月の夜であった。(あぁ、こんな恥かき内容をわざわざ公開しなくとも良いのに。)----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】●シューマン 幻想小曲集から「夕べに」フレーズの息継ぎや流れを考慮しながら。ritを忘れていて、テンポの微妙な揺れが不足している。気を付けて。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「月の光」以前練習していたこれらの曲たちを久々に復習。いや、ほとんどやり直し状態か?●ショパン バラード第4番 Op.52101小節から最終小節までを取り出して練習。重音箇所も慣れてきた途端、曖昧にササッと弾いてしまい、その場を通り過ぎるような状態となってきたが、くれぐれも丁寧に丁寧に!!後半部はつい右の旋律側ばかりに着目してしまうが、全体的に左の分散音型が汚い。右に流れがあるように、左にも流れがあることを忘れないで。
Jul 26, 2006
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ショパンバラード4番の進捗具合がすっかり足踏み状態ゆえ、偶然譜読みをし始めたシューマンの幻想小曲集「夕べに」の練習が、実に癒しなひとときを私に与えてくれることとなった。「夕べに」自体もだいぶまとまってきただけに、ウレシイ。と同時に、これはバラードだけに専念しようと決心していた私の心をすっかり打ち砕くことにもなったり。荷が重い大曲の練習の場合、どうしても進歩がみられない期間が続くことがある。いや、これはきっと私に限ったことなのかもしれないが、だんだんと気持ちが萎えていくのが悔しいほどに分かる。そんな時、無理に専念し過ぎて爆発するよりも、小品の練習でうまくガス抜き出来たら一石二鳥ではなかろうかと考えた。バラード4番に取り組んでいる期間、私は一体どれだけの小品をガス抜き作用として練習することになるのだろうか。きっと、バラードの「先」がなかなか見えなければ見えないほど、小品レパートリーが増えていったりして。これも怪我の功名??シューマンの「夕べに」は、夏の夕暮れ時に弾くのにもピッタリ。さてさて、そろそろ新たな小品も探したいところだ。2,3ページで軽く弾けるオススメ小品募集中(笑)但し中級レベル程度で・・・(チョット弱気)えっ、自分でさがせって??・・・・はい・・・・----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】●クラーマー=ビューロー60練習曲 #29,#30,#31#29:重音練習。あいかわらず弾きこみ段階#30:粒揃い練習。本日でおしまい#31:今日から譜読み開始。この曲には指遣いの罠があるので、自分で安直な指遣いに変えないように。解説書によれば、その弾きにくい指遣いこそが練習になる・・・とのことだ。●バッハ フランス組曲第5番 アルマンド,クーラント,サラバンド,ガヴォット,ブーレアルマンド:弾きこみ段階クーラント:弾きこみ段階(リズム悪くなっているような??どうした練習不足か>そのとおり)サラバンド:弾きこみ段階ガヴォット:弾きこみ段階ブーレ:まだまだ細かな音ミスが発生するが、だいぶ落ち着いてきた。この調子でしばらく続けること。しかし、どうにも軽やかさが足りない。●ショパン バラード第4番 Op.52・・・はお休み●シューマン 幻想小曲集から「夕べに」そこそこ形になったため、表情をもっと豊かにしよう。
Jul 25, 2006
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普段、ピアノに向かいながら「なんだか指がしっくりこないな」と感じた時、みなさんは何で解消するだろうか。私の場合、そんな時、無性に弾きたくなるのがただのスケール。つまり「音階」。最近の音楽教本を読むと「練習は機械的にやってはいけない」などといった意見が非常に多いのだが、時々、無性に無性に機械的にガシガシとスケールを弾きたくなることがある。それも、スケール全調一気に弾くと、なんとも気持ち良い。そして・・・・・・・・・燃え尽きる・・・とここ数ヶ月、スケールご無沙汰状態だったため、指遣いもすっかり忘れてしまったと思いきや、結構覚えているものだ。以前作った「単語カードdeスケール」を引っ張り出してきて、そのカードに沿ってランダムに全24調を弾いてみたのだが、多少指遣いが怪しいものもあったものの、ほぼ記憶しており、ほっと一安心。しかし、指遣いを覚えているのと、きちんと弾けているかはまた別問題。結局、燃え尽きた私はショパンのバラード練習すら出来ぬまま、ただ癒されるためにシューマンに酔う。まぁこんな日があっても、良いだろう。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】●ブラームス51練習曲 #03,#07,08,09,10 ●24調4オクターブスケール●クラーマー=ビューロー60練習曲 #29,#30#29:重音練習。あいかわらず弾きこみ段階#30:粒揃い練習。弾きこみ段階。数日様子をみて次へ。●バッハ フランス組曲第5番 アルマンド,クーラント,サラバンド,ガヴォット,ブーレアルマンド:弾きこみ段階。クーラント:弾きこみ段階サラバンド:弾きこみ段階ガヴォット:数日練習していなかったせいか、音ミス改善はならず。進歩なし。ブーレ:この曲を弾いていると、ふとインヴェンション10番ト長調がよみがえってくる。やはり、あの雰囲気をもって弾くことが必要か。下声がどうにも粒が揃いづらい・・・が、まだ練習は始まったばかり。●ショパン バラード第4番 Op.52・・・今日はお休み●シューマン 幻想小曲集から「夕べに」どっぷり練習、というつもりはないのだが、今日はどうにもバラード練習に集中できそうになかったため、穏やかな気持ちで弾けそうな「夕べに」をもう少しきちんと譜読みしてみることにした。---------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #27
Jul 18, 2006
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ここのところ、ショパンのバラード話がずっと続いていたのだが、本日は閑話休題、というわけで、7日の夜に食事に出掛けた際に耳にしたピアノの調べについて語ることにしよう。ベーカリーレストラン「サンマルク」では、焼きたてパンの食べ放題のほかに、なんといってもピアノの生演奏が楽しみだったりする。7日の夜も、ちょうどピアノの生演奏時間に訪れ、ピアノの調べに心ウットリしながら食事を楽しんだのであるが、この日は曲が変わるたびに「あっ」とニンマリ。なにしろクラシック曲三昧だったのだ。(最近は、ポピュラーな曲が多かっただけに、これだけクラシックのみで統一されていたのにはビックリ)バッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻第1曲プレリュード」に始まり、「主よ、人の望みの喜びよ」、「パッヘルベルのカノン」、ショパンの「ノクターン」Op.9-2、更にはシューマンの幻想小曲集から「夕べに」。割と一般的にも耳馴染みがある曲たち揃いだが、そんななか、シューマンの「夕べに」がさりげなく加わっていたことに、特にうれしさを隠せない私であった。しかも、これらを聴いてしまったら、もう頭のなかはピアノの音色で満杯!状態。ピアノを弾くぞ、ピアノを弾くぞ、ピアノを弾くぞというわけで、日曜日の昼下がりはショパンのバラード練習の前に、シューマンの「夕べに」を弾いてみる。「夕べに」は、シューマンの幻想小曲集のなかの第1曲。幻想小曲集といえば、なかでも「飛翔」が特に有名ではないだろうか。その昔、とことんシューマン嫌いであった私が、「飛翔」だけは練習したことがある。今、考えれば、どうしてあんなにシューマンが嫌いだったのか。今は全くその逆なのだから、いやはや、人間の好みというのは年月の経過で移ろいゆくものなのだ、と実感させられる。「夕べに」ならば、少し真剣に練習すれば弾けそう・・・か?少なくとも同じくシューマンの「花の曲」よりはかなり弾きやすい。バラード練習に疲れを感じた時、「夕べに」を弾きかじりながら癒されたい、そう感じた私であった。実はショパンバラード4番の練習、最後までたどり着いたは良いが、ここからがなかなか進歩しない、という、最も辛い時期にさしかかっている。ブロック毎に練習している際には「イケる」と思った箇所も、いざ通して弾いてみると、グズグズ状態に陥ったり。「頭のなかでは弾けているのに指がついていかない」このギャップに悩む日々から脱出できる日は来るのだろうか。シューマン集 4(春秋社)▲私がシューマン「幻想小曲集」を弾く際使用している楽譜
Jul 9, 2006
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ようやく突入したショパンバラード4番のコーダ部。6月末からコーダ前半(211~222小節)を中心に練習し始めたのだが、何故か一晩寝ると、前日練習して手応えのようなものを感じたはずの「ナニカ」は見事に消滅。また、この日もコーダ前半に泣かされながら、ひたすら練習するのであった。こうして、ポツポツと弾いていると、どうしても続きが弾きたくなるのは、コレ、宿命か?気がつけばコーダ後半戦(勝手に命名)に突入である。後半というのは、223~224小節:6音(3連符2固まり)同型を繰り返し(1オクターブずつ上るが)、224小節へと続く↓225~226小節:223~224小節とほぼ同型、後半小節のみ若干異なる↓227~230小節:2小節分を1音型とし、同型のままオクターブ違いでうねるように(前回、1小節分を1音型と書いたが、これ間違い。2小節で1音型と見た方が良い)↓231~232小節:ヘ短調のスケールの変形下行と考えて↓233~236小節:233小節の10音目から234小節3音目まで3連符4固まりをひとつとして1オクターブずつ下行↓237~239小節:最後の和音で、グッと締めておしまい。という箇所。この223小節からいきなり泣かされる羽目に。一見、不規則で何とも独特の響きを持ちながら駆け上がっていく箇所であるが、3連符2固まり、つまり6音でひとくくり、これが1オクターブずつ上がっていくので、最初の6音すらマスターすれば、なんてことはない・・・・・・・・・・・はずであった。あぁ、ショパン様はどうしてこんな不思議な音型を考えつくのだろう?人を不安に陥れるようなこの響き、これがなんともたまらない。そして、うまく手を移動させなければ決して早く駆け上がれそうにない。しばらくの間、この音型と戯れるしかなさそうだ。そして、もう1箇所。そこは決して厄介と呼べる場所ではない。が、私はどうしてか、音ミスをしてしまう率が高い箇所がある。それが227小節~228小節(及び同様に229~230小節)の流れ。この227小節の最後の音、本来「A♭」を、何故か「G」音で、そして228小節の1音目、本来「G」を、何故か「F」音で・・・ついつい弾いてしまう。理由は分かっている。227小節からの流れのなか、この音型、1小節で1音型と思いきや、2小節で1音型だったのである。事実、227~228小節の音型をみると、227小節の最後が「A♭」、続く228小節1音目は「G」であるが、更に続く228小節最後の音は「G」、そして続く次小節(229小節)の1音目は「F」、これで音型をしっかりと締めくくっている。あぁ、私、馬鹿だ。勝手な思いこみで227小節から1小節ずつの音型の繰り返しとばかり勘違いしていた。しかし、さんざん苦悩したあげく、こうして最後に両手で駆け下りてきて、和音でジャンジャンと締めるのは、なんとも気持ちよい。終わりよければ全てよし、この言葉は間違っちゃいない、そう実感するのであった。これからが長き道のりになるというのに・・・
Jul 4, 2006
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まだまだまともに弾けるレベルにはほど遠いショパンバラード4番であるが、コーダ直前の気分の高なりをどうにも抑えることができず、そのままのノリでついに突入してしまった「コーダ」。バラード4番のなかでも非常に弾きづらい箇所のひとつであるコーダ(211小節以降)であるが、よくよく譜面をおってみると、かなりパターン化しているではないか(ゆみろまんさんにも、案外と譜読みしやすいかも、とアドヴァイス頂いているとおりであった)。211~212小節:いかにもショパンらしい音絡み進行(2小節で1つのパターンとする)↓213~214小節:211~212小節を1オクターブ上で同様に↓215~216小節:9音(3連符3固まり)をひとつの音型とし、1度ずつ下行(217小節後半若干異なる)↓217~222小節:(ここらでちょっと一息的な進行。しかし苦手)↓223~224小節:6音(3連符2固まり)同型を繰り返し(1オクターブずつ上るが)、224小節へと続く↓225~226小節:223~224小節とほぼ同型、後半小節のみ若干異なる↓227~230小節:1小節分を1音型とし、同型のままオクターブ違いでうねるように↓231~232小節:ヘ短調のスケールの変形下行と考えて↓233~236小節:233小節の10音目から234小節3音目まで3連符4固まりをひとつとして1オクターブずつ下行↓237~239小節:最後の和音で、グッと締めておしまい。こうしてみると、かなり規則性に富んだコーダのような気がしてならない。つまり、あるパターンをマスターすればおのずと組み合わせて弾けてしまうのではなかろうか・・・と頭のなかでは組み立ててみたものの、いやはや、なかなか実際はそんなに甘くはない。しかし、自分でこのようにコーダをいじくり回してみるのも楽しい。結局、この日はコーダ前半の222小節までを中心に譜読みしてみたのであった。苦手と感じられたのは、やはり215小節の右3度進行。半音ずつ上行する3度進行は割と好きな類なのだが、3連符3固まりの3固まり目(つまり、215小節でいえば7音目のF-A♭の3度和音)、ここは1-3指で弾く指示となっているのだが、気がつくとどうしても2-4指で弾いている。ど、どうしていつの間にかそんなクセが出ているのだ・・・と、しばらくその箇所の矯正に挑む私であった。そういいながら、実は他の版の指遣いが気になって仕方がない今日このごろ。別版のバラード集、買おうかな・・・どうしようかな・・・悩む・・・悩む・・・こうして、楽譜ジプシーの道を歩んでしまいそうな予感。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】●ブラームス51練習曲#03:3度練習 3度音がムラなく弾けるように検討。また、上声をメインに弾いてみたりもして?#07,08,09,10,18a まずいぞ、18aがなかなかレベル復帰できず。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #29,#30#29:重音練習。いまだ・・・弾きこみ段階。#30:粒揃い練習。37~38小節はなんとかクリア。ようやく弾きこみ段階へ。●バッハ フランス組曲第5番 アルマンド,クーラント,サラバンド,ガヴォットアルマンド:弾きこみ段階。クーラント:まだまだ弾きこみとはいかず、地道な練習段階サラバンド:進歩なく、中声・下声の流れが悪いまま。1,2日で改善できそうにはない。ガヴォット:後半部の左(下声)進行が音ミスは指遣い間違いによるもの。徐々に改善の兆しあり。●ショパン バラード第4番 Op.52(222小節まで)いよいよコーダに突入。まず210小節まで通し練習後、211~222小節までの譜読みを開始。---------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #27
Jun 30, 2006
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ピアノレッスンを受けていた時代、あの頃は私がミスを繰り返したり表記を見落としたりしていると、先生が間髪いれずに譜面上に大きな丸印をつける。「ほらほら、ここここ!見落としてるでしょうに」その頃の名残からか、こうして独学でピアノに向かう現在も、見落とし箇所やら苦手箇所に遭遇すると、自分自身でついつい譜面上に丸印をつけたがる。ある時は、臨時記号を見落とした音符に丸!またある時は、表現記号のとおりに弾けていない時に、記号に丸!丸、丸、丸だらけの譜面しかし、何故かこの丸印をつけると、先ほどまで見落としていたものが不思議なくらいに修正される。勿論、技術的に苦手な箇所はそう簡単にクリアできずに長期間悩まされるものの、見落とし臨時記号など凡ミスの類は丸印をつけた次の瞬間から意識するせいか、割と苦労することなく修正されていく。それでもなかなか曲が仕上がらないのは、結局己の技量不足に過ぎない。あぁ、無念。ただ、なかなか手に入れづらかった楽譜の場合、どうしても直接書き込むのが躊躇される時もある。あぁ、ここに大きな丸を書き込みたい、ウズウズ・・・でも、汚したくない・・・そんな葛藤をかかえると、どうにも凡ミスすら修正されず、なかなか先に進まず。これって、もしかして一種の丸印依存症か?つまらない話で失礼した。というのも、いつの間にかバラード4番の譜面上にも丸印が幾つも踊っていて、「こりゃ、人には見せられない楽譜だな」と思ってしまったから。折角、高橋多佳子さんにサインを頂いた楽譜なのに、こんなにぼろぼろにして良いのだろうか、だんだんと自責の念にかられる羽目になったり。p.s おやおや?、楽天ブログの左上端にあった楽天ロゴが右下端に移動している?道理でブログデザインがすっきりしたように見えるわけだ。おまけに、Webブラウザのタイトルバーに表示される日記タイトルのお尻に「by 楽天広場ブログ」という文字が追加されている。今まで無かったような??あったのかな。いや、なかったような?今となっては思い出せない、記憶力のない私である。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】●ブラームス51練習曲#03:3度練習 スラーを介して次の音型に移るところで手の形が汚くなりがち#07,08,09,10,18a なかなかこの練習曲から抜け出せられない。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #29,#30#29:重音練習。弾きこみ段階。#30:粒揃い練習。昨日から進歩がなく、今日も37~38小節の(左側)部分練習は続く。どうもこの音型が苦手?●バッハ フランス組曲第5番 アルマンド,クーラント,サラバンド,ガヴォットアルマンド:弾きこみ段階。クーラント:まだまだ弾きこみとはいかず、地道な練習段階サラバンド:昨日に引き続き、中声・下声の流れをきちんと意識して。ガヴォット:一見容易そうな曲なのだが、後半部の左(下声)進行が音ミス多め。最初から軽快すぎるテンポで弾かないこと・・・。●ショパン バラード第4番 Op.52(210小節まで)今日は210小節まで通し練習後、ただただひたすら58小節から78小節までをじっくり取り組む。・内声を除き、上声の旋律と左伴奏のみを弾いてみる。指は内声が加わった時と同様のもので。・旋律がきちんと浮き出るまでテンポをぐっと落として耳は常に旋律に着目して弾く・手と手首の位置を確認しながら、旋律が弾きやすい位置を探す・70小節のような左オクターブ進行も、きちんとフレーズの流れを考えて。ただ、弾けばいいってもんじゃない。納得いく演奏が出来ていないうちに210小節まで進んでしまったのだが・・・課題はまだまだ山積み状態。---------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #27
Jun 28, 2006
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ここのところ、ずっと基礎練習を省略してその分をとにかくバラード練習に注いでいたのだが、どうにも指の動きがいまひとつ。いや、スケール的な指の動きについてはさほど気にならないのだが、重音・和音進行がどうにも話にならない。まだまだ私の指は発展途上にも満たない状態であることを思いしるのである。というわけで、今日から再びブラームスの51練習曲を復帰させてみる。復帰させついでに重音っぽい練習曲はないかとパラパラと譜面をめくっていると、とりあえず3番あたりが3度練習らしい。これでもやってみるか。とにかく今は苦手である重音をとことん練習するしかない。また、5指や4指で旋律を弾きながら他の指で内声を弾く、これもまだまだ精進せねばなるまい。思えば、その手の曲(シューマンの「ウィーンの謝肉祭の道化~インテルメッツォ」にしても花の曲にしたってアラベスクにしたって皆、5-4指で旋律、他指で内声を弾くパターンだ)ばかり練習しているというのに、いまだ旋律がうまく歌えない。歌うって・・・・歌うって・・・・ホント難しい。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】●ブラームス51練習曲#03:3度練習 今日から開始#07,08,09,10,18a 一気に弾いてみる。#07は衰えていなかったのだが、#08のアルペジオは左手側が曖昧になっているではないか。しばらくガシガシと練習は続く。18aも哀れな状態。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #29,#30#29:重音練習。弾きこみ段階。#30:粒揃い練習。37~38小節の部分練習後、徐々にテンポをあげながら仕上げに向かう。●バッハ フランス組曲第5番 アルマンド,クーラント,サラバンド,ガヴォットアルマンド:弾きこみ段階。クーラント:ようやく安定して弾けはじめている?この調子を保ち弾きこみ段階へサラバンド:左側で弾く場合の中声・下声の流れ悪し。指遣いに気を付けてフレーズを感じて弾くこと。ガヴォット:今日から開始。譜読み段階。●ショパン バラード第4番 Op.52(210小節まで)・6/21の見直し作業による課題にそって練習。・70小節の左オクターブ進行、3音目はオクターブを1-4指で弾いたほうがその後の進行も音ミスがなく弾けるようだ。しかし、オクターブの1-4指はやっぱりキツイ。もう少し指が広がらぬものか・・・・75小節の単音和音組み合わせはいまだ和音が曖昧。指の動きがまだまだ貧弱なのか。ここからは中間部~後半の見直し作業・124小節、2音目と4音目を2-4指で弾くことで音がうまくつながる?・125~126小節、上声がどうしても埋もれてしまう。・152~168小節、右進行もう少し滑らかに弾けないのか。・187~189小節、左の半音上行進行がたどたどしい。ひとつの流れで弾けないものか?・196,198~202小節、和音進行を確実にせよ。・203小節、左の広音域和音がつかめない・・・しかしアルペジオで弾くべきか・・・となると流れが壊れてしまいそうな気もするが。あぁ、悩ましい。----------------------------------------------------本日の弾きこみ曲●シューマン 花の曲 Op.19---------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #27
Jun 27, 2006
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まだまだしぶとく続けているショパンバラード4番練習。これまでの私といったら、どの曲でもかなり曖昧にざっくりと譜読みをしてしまいがちだったが、このバラードにおいてのみはかなり丁寧に、もとい、ノロノロと、もといもとい、じっくりと譜読みしている状態。だから、5月下旬から練習し始めていながらいまだ最後までたどり着けていない。そんななか、今日ようやくコーダ直前の210小節までやってきた。さすがにこのままコーダへなだれ込むほどの余裕がなかったため、譜読みはこれまでの194小節までから10数小節前進しただけ。つまり、大洋のエチュードのごとく分散音型(~194小節)からフォルテシモの和音進行へと続く、熱き情熱が全身を打ち付けるような箇所だ。しかも、その後はくるのは、ハッといきなり静けさを取り戻す数小節、これはまさしくコーダ手前の「嵐の前の静けさ」というべきだろう。ところが195小節からの両手上行進行と和音との組み合わせ、特に和音進行がクセモノだ。ちょっとでも気を抜けば臨時記号を見落として「おんやまぁ?」といった不快な気分に陥るのだ。ここで和声の勉強でもきちんとしていれば、和音進行に何らかの法則を見いだして、苦もなく弾けるのだろうが、「なんとなくショパン的進行?」という実に感覚的なノリで弾いてしまっているから、いけない。それにしても、ピアニッシモでチャーンチャーンチャーンと和音を弾いていると、コーダに進みたくなる衝動にかられてしまう。残り29小節、がんばれ!!がんばるんだ、私しかし、その残り29小節が攻略できない可能性も大きい。きっと、最終239小節までたどり着いた時、それこそクラーマーを60番まで練習し終えたような感動があるのだろうな、そんなふうに、ふと思ってしまった。(本日のピアノ練習は、バラード4番オンリー・・・いいのかこんなことで)
Jun 26, 2006
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毎日、そんなにあれこれとアクシデントがあるはずもないのだが、どうにも些細なことに反応する感性が減退ぎみである。そのせいか、毎日が何の変わりもないまま過ぎ去っているように感じてならない。世界じゅうが一喜一憂しているサッカーも、我が家ではまるで世界からつまはじきにされたかのごとく静かな状態、すっかり世間から取り残されているようだ。まぁいい世の中星の数ほど家庭があるならば、こんな家だって1つや2つはあるだろう。しかし、何をみても気持ちがいまひとつ盛り上がらないせいか、ピアノに向かっても感情はカサカサ乾燥気味?おまけに己の技量はちっとも向上せず。感性を研ぎ澄ます努力をしたほうが良いのではないだろうかこんな状態で練習していて、いいのか。いやはや・・・まったく。というわけで、文章すら無味乾燥になりそうなので、今日は練習日記のみ。おット待った。気持ちの乾燥注意報をとりあえず自分でなんとかせねばと、先日撮影した近所のあじさいの写真あたりをひとつ。6月は各所で「あじさい祭り」が開催されているようだ。でも、道ばたでこうして静かに咲くあじさいを見ると、何故か元気づけられるような気がしてならない。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】(基礎練習省略)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #29,#30#29:重音練習。弾きこみ段階。そろそろおしまいにしたいところだが、どうしても最後で息切れしてしまう感があり、脱力がまだきちんと出来ていないことを実感する。#30:粒揃い練習。少しずつテンポを上げていこう。37~38小節の左上下進行が綺麗につながらないため、ここももう少し部分練習が必要。●バッハ フランス組曲第5番 アルマンド,クーラント,サラバンドアルマンド:弾きこみ段階。クーラント:単純な進行なはずなのに、どうしてもテンポが不安定になり、改善されずまま。どうやらインヴェンション8番の苦手意識がよみがえったせいか(タッタタタタタタタタタタのリズムが共通している)サラバンド:装飾符の入れ方を自分なりに整理出来たことで、ある程度形になりはじめてきた。●ショパン バラード第4番 Op.52(194小節まで)今日は特に前半を中心に見直し作業。・58小節の内声がうまくつながらないと思いきや、指遣いミス。5拍目の右は1-3だというのに2-4で弾いていた!。慌てて修正する。・同様に59小節の右最後の音も1-3指だゾ。もっとしっかり譜面を見よ。・75小節の単音と和音の組み合わせ進行、特に和音を曖昧に弾きすぎ。いくらaccel表記だからといってただバタバタ弾けばいいってものではないだろうに。・102小節の右下り進行、もっともっと手首を柔軟に。4音目に鍵がありそう。・103小節の進行、どうしてそんなに焦り気味になるのだ?この小節の重音は指遣いを再検討した方がよさそうか。3音目の重音2-5指で弾いていたのだが、どうしても次の音を準備しようと焦る動きがみられる。といっても、次音への動きを考えると2-5指が弾きやすいようにも思えるのだが・・・悩ましい。細かなところを見直すと、いやはや、課題が多すぎ。----------------------------------------------------本日の弾きこみ曲●シューマン 花の曲 Op.19●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化からインテルメッツォ---------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #27
Jun 21, 2006
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暑い、あまりに暑いものだから、1階のピアノ部屋の扉は開けっ放し、窓も全開でピアノを弾く。といっても、勿論、ヘッドフォン付きだから、外に音が漏れる心配はない訳だが、2階のリビングにいたオットから「いつも以上にエキサイティングな弾き方をしてるんじゃないの?鍵盤をぶったたく音がやたら伝わってくるよ」と・・・やはりこれは文句だろうか。間違いなく文句だろう。最近、特にピアノの鍵盤が必要以上にガタガタいうようになり、実は弾いている本人も心配になるほどだったりする。曲が盛り上がってくるとこちらまで気持ちが高ぶるのか、しかし、決して「鍵盤をぶったたいて」はいないはずなのだが。いずれにしても、まだまだこのピアノには頑張ってもらわねば。今、あなたに倒れられては困るのよ、と頭を冷やして再びピアノに向かう。ショパンバラード4番の練習は、168小節まで進めたなかでパターンが定着化しつつある。・58小節からのテーマ変奏、いかに上声旋律を前面に伝えるか・68~69小節の左オクターブ進行と右広音域分散含む進行・102-103,106-107小節の右下り進行、上声旋律と各所登場する重音の扱い・108~119小節(特に112~116小節)の重音進行それでも、ほんの少しずつではあるが感覚らしい感覚はつかめることが出来るようにはなってきた。勿論、まだまだあっちにぶつかり、こっちにぶつかり状態ではあるが。というわけで、今日はもう少し範囲を広げて194小節まで譜読みしてみることにした。ここは後半部テーマの変形を過ぎ、長調部に入ったところ。音階的な動きをする左伴奏に対し、雄大な右和音進行がなんともいえぬ印象的(この部分、私がこの曲のなかで最も好きな部分だったりする)。そうしてそのまま、両手分散音型へとつながっていく。その分散音型は、大洋のエチュード(ショパン:エチュードOp.25-12)をそのまま長調にしたような形だ。以前、わずかな期間ではあるが、大洋のエチュードを練習したことがあっただけに、この部分だけはしゃきしゃきと弾けるのが嬉しい。まるで水を得た魚のように。エチュードOp.25-12自体は仕上げまではほど遠い状態であったものの、ここで少しでも役に立ったということは、やっぱり喜ばしいことだったりもする。と同時に、エチュードをしっかり勉強して出直してこい、と言われているような気もしてならない。5月17日から開始したバラード4番、ようやく全239小節中 194小節まで読むだけは読んだ。読んだだけ・・か?残り45小節、ここからが最も難関だったりする。最後の最後で挫折しないように、じっくりいこう。◆ ◆ ◆ ◆ ◆夜、久々に体重を測ったら、以前より3kgほど落ちている。おかしい、ダイエットらしいダイエットもしておらず、食事もいつもと同じように食べているはずなのに、なんとも不気味だ。本来、体重が減って嬉しいハズなのに、故意に体重を落としたつもりはないため、逆に不安になってしまうではないか。梅雨バテか?それとも、バラード疲れか?そういえばここ何ヶ月もまともにアルコールを摂取していない。これがやせた原因だったりして?はぁ、ビール飲みたい。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】(基礎練習省略)●バッハ フランス組曲第5番 アルマンド,クーラント,サラバンドアルマンド:弾きこみ段階。クーラント:昨日同様、テンポ100にて通し練習サラバンド:後半の曲最後に登場する3連符的進行が慌てぬように。装飾符含みまだ曲に慣れていないようなので、とにかくじっくり回数をこなして弾くこと。●ショパン バラード第4番 Op.52昨日に引き続き58小節からの上声/内声分け練習。100小節からの上声練習。108~119小節の重音進行練習。いずれもテンポをぐっと落として手首の動きを確認しながら。152小節以降がゆっくりテンポながら感覚をつかめてきたので、そのままのノリで新たに194小節まで譜読みを進める。175-176小節の右進行特に8分音符に着目する点、部分練習要。
Jun 17, 2006
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最近じゃ寝ても覚めてもバラードバラードで、蛇のようにしつこいさすがの私もかなりお疲れ気味。そのせいだろうか、時々とんでもないヘマをやってしまう。それが・・・ショパンバラード4番改・ヘ長調とてつもなくくだらない話なので、どうか呆れながら読み流して欲しい。いや、見なかったことに・・・(だったら書くな、と言われるだろうが)通常、バラード4番の冒頭序章はハ長調から始まり、そしてモヤモヤっとした霧のごとく、ヘ短調のテーマへと移る。このヘ短調のテーマが短調もいえず長調ともいえず、なんともいえぬ不思議ワールドを形成しているのだ(って今更私が解説するまでもないが)。ところが、このかんじんのヘ短調テーマを、ついつい意識がもうろうとしていると何故かヘ長調で弾いてしまうことがある。つまり左伴奏の和音からフラット記号が抜け落ちてしまうのだ。するとこの曲、とんでもなく明るくなる。自分でそんな音を出しておきながら、ビックリして目が覚めるのだ。己のなかの本能が長調を求めているのか??ただ、気分が重い時にこれをやると、よけいメゲるから要注意。あぁ、やだやだ・・・そういえば、これまでにも、とんだ勘違いのまましばし引き続けてしまっていることがある。代表的なものが、調号を半音間違えて練習していたという、おバカな状態。勝手に移調の練習が出来て良いじゃないか、と思いきや、ただの勘違いだから、せいぜいE♭マイナーで弾かねばならぬところをEマイナーで弾いていた程度に過ぎない。あぁ、疲れ気味なのかな。でもでも、きっとピアノ練習中にとんでもない勘違いのまま練習を続けてしまっているだなんてこと、誰にでもひとつやふたつ経験はあるに違いない。・・・と思いたい。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】(基礎練習省略)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #29,#30#29:重音練習。弾きこみ段階。ここのところ疎かだったせいか、どうにもまとまらず。既に1ヶ月以上この曲を弾いているのに、上達した気分になれないのは何故だ。(逆に退化していっているようにも思える)練習し直し。#30:粒揃い練習。あいかわらずテンポアップは望めぬままだが、曲の進行そのものには慣れ始めてきている。後半部になると、左の音残しが1拍3拍となっている箇所があるので、見落とさぬように。クライマックスの左分散音型がもっと滑らかに一気に駆け上がるように弾けるようになりたい。●バッハ フランス組曲第5番 アルマンド,クーラントアルマンド:弾きこみ段階。クーラント:先日はテンポ110で強制補正していたが、落ち着きがみられないため、100にテンポダウンして練習。●ショパン バラード第4番 Op.5258小節ブロック、100~119小節ブロック、152~168小節ブロックの3つをとことん部分練習。58小節以降にしても、100小節以降にしても、どうしても主旋律が浮き出づらい。もっともっと手首を柔軟に使うこと。それが出来ないと、この曲はただ音にしました程度で終わってしまうゾ。---------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #27
Jun 13, 2006
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「しなやかに歌って~」、いや、山口百恵の唄について語りたいのではない。ピアノに向かうにあたって、自分のなかで常に心がけたい言葉だったりする。しかし、現実はそんなに甘くはない、というわけで・・・今日もショパンバラード4番の練習は続く。■「しなやかに歌って」バラード4番100小節~107小節を♪土日は相変わらずほとんどピアノに向かえないだろうから、とにかく金曜日の練習は他の曲をさしおいてでも、バラードに時間をさきたい。ところで、どうして私が「しなやかに歌って」なんて言い出したか。バラード4番の楽譜をお持ちの方は分かるかもしれないが、前半部の後半?、いや、苦手な重音部の手前といったほうが良いか、100小節から107小節の上下進行、特に重音と単音を織り交ぜて下ってくる進行がどうも直線的になってしまうのだ。そう、まるでオタオタオタガタガタガタ・・・といったように。多分、単音のまま下ってきたとしたら、それほど問題にはならなかったに違いない。しかし、途中数箇所が重音まじりだったりするものだから、その重音を意識するあまり、手首が硬直してしまうらしい。といっても、この重音があることで、美しさを際だたせているのだが。そこで、極端なくらいに手首を柔らかくさせながら、ゆっくりと下ってみる。うん、弾きやすい。やはり、手首に問題あり、だったのか。というわけで、頭のなかで「しなやかに歌って」をとなえながら、練習を繰り返す。■重音は「解き放つ」と「緩める」と「テンポに余裕をもって」を心がける(108~119小節)そして、更に私を悩ませる108小節から119小節の重音オンパレード、ここに関しては、ちょうどピアノ友人のゆみろまんさんからアドヴァイスを貰い、練習してみる。私が特に苦手と感じるのが、112~115小節の左にトリルが入りながら右重音進行の箇所。この左トリルを意識すると、いきなり手が止まるか、駆け足でドドッとその場を去ってしまうか、いずれかの無様な状態である。以下、ゆみろまんさんの112小節からの重音アドヴァイスを書き記しておく。これを毎日読んで己の頭にたたきつけるのだ、という気持ちで練習しよう。「右手のシンコペーションのリズムの長い音(8分音符、上声が♭ソ)を長めにとると余裕ができて、弾き易いようです。8分音符を「解き放つ」ようにしっかりと弾き、すぐ手首を楽にしながら急がないで次に続けるという感じで」ゆみろまんさん、本当に感謝感謝!!である。確かにこれらを意識して弾いてみると、ワタワタしていた重音に落ち着きがみられるようになってきた。まだまだ、練習が足らない自分であるが、上記のアドヴァイスをしっかり意識しながら練習を重ねていきたい。それにしても、やっぱり私に足りないのは、手首のしなやかな動き。「しなやかさ」に関してはクラーマー等でも練習を積み重ねてきたつもりだが、まだしっかりとモノに出来ていないことを実感させられた。頑張らなくちゃ!!■閑話休題 テレビ壊レタ・・・で、ゆみろまんさんから、NHK教育「スーパーピアノレッスン ショパン編」のピアノコンチェルトの後半レッスンを観ると参考になりますよ、と教えてもらい、早速録画したDVDを手にして、いざテレビに走ったはいいが・・・・あれ?電源投入したテレビの色が全体に赤っぽい?いや、映し出される映像の配色に従って、全体的に赤っぽいフィルターがかかったり、はたまた緑っぽいフィルターがかかったりしてしまう。ガーン、やっぱりこれって、テレビが壊れた(呆然)ということ?地上デジタル放送うんぬんで5年後だったか?テレビが大々的に切り替わる時期を前にして、今この時期にテレビが壊れるのは実に痛い。もうちょっと今のテレビには頑張ってもらわねばならないというのに。(余計な出費も避けたいというのが、実のところの本音)結局、へんてこな色合いのまま、スーパーピアノレッスンの録画を眺める私。まぁいい。音声と、映像の動きそのものには何の問題もないから、色合いはひとまず我慢しよう。しかし、内心穏やかではない私であった。液晶テレビって・・・・やっぱり高い・・・よね。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】(基礎練習省略)●ショパン バラード第4番 Op.52本日も168小節まで。152小節からの流れに慣れていないのか、昨日の練習最後には形だけでも弾けていたパッセージがメタメタ状態になりさがっていた。とにかくこの流れに慣れていくしかない。108小節からの重音練習は上記本文のとおり。シンコペーションの長音に重きを置き、手首も使って。●バッハ フランス組曲第5番 アルマンド,クーラントアルマンド:弾きこみ段階。クーラント:まだテンポが不安定気味。まるで暴走馬のようだ。原因は分かっている。音階的進行は問題ないのに、小節終わりにしばしば登場する音型パターンで流れを乱している。
Jun 9, 2006
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リビングのソファに1匹のアリを発見。ギョッとして付近を見渡すと、窓付近ではありんこ大行進が繰り広げられているではないか。現在の家には7年ほど住んでいるのだが、これまで家の中にアリが上がってきたのは、これが初めて。あと半年ほどで引っ越すというのに、どうして今、この時期にそんな事態が起きるのだ。慌ててありんこ大行進を遮り、まとめてガバッと窓の外に逃がし、進入路と思われる箇所に殺虫剤をまく。しばらくはこれで様子をみるしかない。ってこんな対処の仕方でいいのか?なにしろ、屋内のありんこ大行進をみるのはこれが初めて。アリだって必死に生きているのはわかるが、やはり、家のなかからはご退場願いたい。それにしても、どうやったらアリが外に帰ってくれるのだろうか。あぁ・・・・そんな姿を目撃してしまったせいか、今日のショパン バラードは、まるでマーチのような状態に。とてもじゃないが、詩的に歌うどころではない。おそるべき、アリたちよ。私の思考はすっかり混乱気味だ。バラード4番はようやく後半部にさしかかる。といっても、テーマの旋律が装飾風に変化した10数小節までにとどめておいた。テーマ旋律をこじゃれた装飾句のように姿を変える(ディヴィジョンというらしい)形は、ショパンの楽曲では各所に登場し、これがまたショパン節を際だたせているのだが、これがなかなか難しい。それにしても、譜読みするだけでえらく時間がかかりすぎ。でも、でも私はそれでいいのかもしれない。じっくりじっくり温めていく、そして練習する過程を楽しむ(って本当に楽しんでるか?)なんて・・・本当は最後まで一気に弾けないがゆえの、情けなき負け惜しみに過ぎないが。ホントは、最後までジャジャーンと弾きたいに決まってるじゃないか。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】(基礎練習省略、本日バラードのみ、じ、時間がほしい・・・)●ショパン バラード第4番 Op.52後半部にようやく足を少し踏み入れ、168小節まで。ここはちょうどテーマが変化した部分で拍におさまらない装飾風な箇所。まずは片手ずつしっかり練習しながら流れをつかむ。そして合わせて弾いてみると、これがなかなか綺麗におさまらない。また、58小節からのブロック、108小節からのブロックも部分的に練習。
Jun 8, 2006
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ショパンバラード4番を練習するようになってから、私の枕元には再びあの加藤一郎著「ショパンのピアニスム~その演奏美学をさぐる」が置かれるようになった。枕元に置いて寝るだけでもきっと御利益がありそう、なんて非科学的なことをいうと馬鹿にされそうだが、実のところ、そう思っている(って、そんなことより練習しなさいってば)ショパンのピアニスム~その演奏美学をさぐる~そんななか、本を読みながら、ふと「バラード4番に関する解説はどのくらいあるだろうか」と無性に気になってしまった。で、いざ探してみれば、全357ページ中バラード4番の譜例含む解説は7箇所(うち、1箇所は同じ小節において別項目解説)のみ。多いか少ないかは定かでないが、既に藁をもすがる思いの私としてはこれだけでも大切なメッセージだったりする。とりあえず、己の勉強メモ代わりに「ショパンのピアニスム」のバラード4番譜例箇所をあげておこう。■第135~138小節(譜例2-23)(譜例7-45) 第2章運指法>2.多様な指の交差>(1)重音における指の交差 曲の後半部。この運指は、ショパンがバッハを愛していた多声音楽に影響されている 第7章ペダリング>3.ペダルの回避>(2)ノン・ペダル>ポリフォニーの擁護 多声的な部分はペダルを使わず、各声の進行をはっきりさせる■第91~92小節(譜例2-78) 第2章運指法>2.指の個性 左右の1指を交互に使いながら奏でることで、その部分をよりひきたてるという意。 しかしパデレフスキ版は一部2指指定になっているのだが、はて?■第72~80小節(譜例4-95) 第4章装飾法>2.装飾句>(4)任意の装飾句 前半部では慣れるまでやや難関場所。装飾句が実音符で書かれた例■第134小節(譜例4-97) 第4章装飾法>2.装飾句>(4)任意の装飾句 こちらの装飾句は挿入的に詩的に。■第152~155小節(譜例4-110) 第4章装飾法>3.ディヴィジョン>(4)任意の装飾句 ディヴィジョンとは音を細分化させる(旋律を装飾させる)技法。 ここでは後半に登場するテーマを例にあげている。 著によれば、この効果によって一種の歪んだ表情を出しているとのこと。■第169~170小節(譜例7-61) 第7章ペダリング>6.ペダルによるさまざまな表現>音階へのペダルの使用 左音階の一部にペダルを用いられているが響きに注意しながらわずかに使う本書を読んでいても、また、以前公開講座を受講した時にも出た話だが、ショパンのペダルについて、冒頭こそ譜面にペダル指示が掲載されていたりもするが、途中から指示がなくなってしまうことも多々ある(はたまた、全く指示がなかったり)。これは、いちいち指示しなくともペダルを使うことが前提とされている場合、もうひとつは、指示が細かすぎてしまってとてもじゃないが譜面に書ききれない、といった場合だそうだ。昔むかし、ペダルは譜面の指示どおりに弾きなさい、と教えられたものだったが、それだけではいけないこともあるのだということを、ふと思い出してしまった。まぁ、子供の頃って、ペダルに味をしめてなんでもかんでも踏みたがるなんてこともあったから・・・いや、そんな悪い子じゃなかったはずだ、私。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】(基礎練習省略)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #29,#30#29:重音練習。弾きこみ段階#30:粒揃い練習。昨日に引き続き装飾符に着目して。39小節以降の下り進行、まだパターンをつかみきれていないので、臨時記号に要注意。33小節の右進行は冒頭がこれまでのパターンと異なるので一瞬戸惑ってしまう感があるが、早く慣れること。強弱もかなりメリハリある曲だが、それを意識するのはもう少し先にしておこう。●バッハ フランス組曲第5番 アルマンド,クーラントアルマンド:弾きこみ段階。クーラント:後半を中心に部分練習要。●ショパン バラード第4番 Op.52まだまだ先に進めず151小節まで。それでもうまく歌えず苦手意識がある58小節ブロックも少しずつ改善されてきている。したがって今日は特に108~119小節の重音進行を中心に猛特訓。右手だけならば特に問題なく弾けているのに、何故左手を合わせるといきなり重音が曖昧になってしまうのか。その理由はわかっている。左のトリルが入るところで、意識の90%が左側に注がれてしまうことにあるようだ。これをクリアしないことには・・・あぁ、はやく次に進みたい。しかし、ここで足踏みしているようでは、後半は思いやられるであろう。----------------------------------------------------本日の弾きこみ曲●シューマン 花の曲 Op.19---------------------------------------------------本日のおさらい●バッハ フランス組曲第1番 全曲●クラーマー=ビューロー60練習曲 #27
Jun 7, 2006
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ちまた(どこのちまただ?)でショパンバラードがひそかに流行しているらしい。その波にノッてしまった訳ではないのだが、気がついたらピアノの練習時間の半分弱をこのバラード練習(私の場合は第4番に限る、だが)で占めてしまっている。だから、他の練習曲がすっかりおろそか気味。こんなんで良いのか、私?いや、バラードを通して自分にとってステップアップ練習となり得る部分は多々ある。オクターブ奏法やら重音奏法、4-5指で主旋律を弾きながら他指で内声を弾く、後半には分散音型てんこもりの練習も出来るってものだ。ペダリングだって、この曲においては難儀するポイントが幾つかある。そんな曲を練習することで、自分自身を磨いていけたら、一石二鳥ではないか。なんて・・・甘い、考え、甘すぎるぞ>自分こういう曲は基礎が出来ていてナンボだというのに、まだ基礎力はお世辞にも「つきました」とは言えない。なんとか、曲中のなかで課題となりえるポイントを見つけ、これらをクリアすればきっと他の曲にも応用できる、と信じながら進むしかない。◆ ◆ ◆ ◆ ◆そういえば、よくプロフィールなどを書く際、趣味と特技欄があったりするが、ピアノにおける趣味と特技の境界線って、一体どこにあるのだろう?40歳にもなって、今頃こんなことを考え込む自分がちょっと笑える。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】(基礎練習省略)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #29,#30#29:重音練習。弾きこみ段階#30:粒揃い練習。まだ進行そのものに慣れていないため、細かな課題をあげるにまで至らないが、テンポアップした時に装飾符が潰れないように、ゆっくりテンポの時点から意識することは必要。まだ小節頭の左音残しがどうも忘れがち。ちなみに、教則CDを聴いて見たところ、ほぼ全体にわたってペダルを使用しており、まるで別曲に思えてしまった。あぁ、今、聴くべきではなかったか。●バッハ フランス組曲第5番 アルマンド,クーラントアルマンド:弾きこみ段階。クーラント:どうしてもテンポが崩れがちなので、テンポ110で強制補正。●ショパン バラード第4番 Op.52あいかわらず151小節まで。ここまでがある程度流れ良く弾けるまでは踏ん張ろう。それにしても、あれほど他の曲で4-5指で主旋律を弾く練習をしているのに、どうしても内声に意識の中心が向いてしまいがち(58小節以降)。これを改善するには一体どうしたら良いのか。また、全体的に左伴奏がでしゃばり過ぎ。108~119小節ブロックの重音練習は今日も続く。特に左トリル部分でついつい右まで指が止まり気味。情けない・・・----------------------------------------------------本日の弾きこみ曲●シューマン 花の曲 Op.19---------------------------------------------------本日のおさらい●バッハ フランス組曲第1番 全曲●クラーマー=ビューロー60練習曲 #27
Jun 6, 2006
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気がつけばもう5月もおしまい。時が経つのはとてつもなく早いのに、己のピアノ曲仕上がり具合は相変わらずスローペース。しかも、1曲が仕上がらないうちについつい別の曲にうつつを抜かすことも多々あるため(今もそうだが)、気がつけば、弾きかけ曲が山のように増える一方だ。というわけで、ここらでちょっと整理してみることにした。いずれ、練習再開する際の目安と、完成度を少しでもアップするために。(ちなみにピアノを再開してから練習した曲に限る。そして、今後もまだ練習再開したい意思がある曲)■譜読みしかけで放置された曲(仕上げ度:10%)・ショパン:幻想曲・メトネル:祝祭の舞曲・ラヴェル:古風なるメヌエット■譜読みこそ最後までしたもののほとんどモノに出来ていない曲(仕上げ度:20%)・ショパン:エチュード Op.10-4,12■譜読みは終了、練習段階で難関箇所にあえいで途中で放置(仕上げ度:30%)・ショパン:ノクターン第13番 Op.48-1・シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26からフィナーレ・シューマン:クライスレリアーナから第1曲と5曲と7曲・ドビュッシー:雨の庭■譜読み終了、なんとか形にだけはなったもののまだまだ精進が必要な曲(仕上げ度:50%)・シューマン:アラベスク Op.18・シューマン:花の曲 Op.19・シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26からインテルメッツォ・ドビュッシー:ベルガマスク組曲から前奏曲,メヌエット,月の光・ドビュッシー:子供の領分からグラドゥス・アド・パルナッスム博士・モーツァルト:ピアノソナタ ハ短調 K.457・・・って、いろいろ練習してきた割には、実際に安心して弾けるレベルにまで至った曲は数少ない。だいたい、形にだけはなっていても、暗譜は出来ていないわ、ちょっとその曲から離れているとすぐに忘れてしまう、これではまだまだ弾き足りないという証拠だ。今年はなんとかショパンのバラード第4番を、上記の仕上げ度50%の欄に仲間入りさせてあげたい。それまで、あまり多くを望むのはやめることにして、その後は放置しっぱなし曲を少しずつ片づけていくことにしよう。◆ ◆ ◆ ◆ ◆それにしても、ピアノの譜面台に楽譜を開きっぱなしで置いていると、心なしかしんなりとしているように感じるのは気のせいか。あぁ、こんなことで、梅雨が近いことを感じるとは。天気の良い日には窓を開けて、ピアノ部屋もカラッと換気してあげよう。今週は珍しく良い天気が続いていて、ちょっぴりご機嫌だ。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】(基礎練習省略)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #29#29:重音練習。弾きこみ段階へ。但し、バラ4の重音部分予備練習を考慮して。とにかく荒々しくなりすぎないこと。●バッハ フランス組曲第5番 アルマンド,クーラントアルマンド:B稿の装飾符もつけていこう。といっても、この曲においてはパターン化した位置にある装飾符以外はほとんど無かったり。しかし、シフの演奏を聴くとやたら装飾符があるのは・・・?リピート前後で装飾符のあんばいを変えるというのもなかなかおしゃれっぽいと思ってしまうのはいけないことか(笑)●ショパン バラード第4番 Op.52あいかわらず128小節までを重点的に取り組む。先日掲げた課題である56小節からのブロック、68小節からの左オクターブ進行を特に繰り返し練習。その後、108小節以降の重音ブロックを部分練習。右の重音だけでなく、左のトリル部がわざとらしく入らぬように、あくまでも自然に軽やかに。----------------------------------------------------本日の弾きこみ曲●シューマン 花の曲 Op.19---------------------------------------------------本日のおさらい●バッハ フランス組曲第1番 全曲
May 31, 2006
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ここのところ他の曲をさしおいて練習に重点をおいているショパンのバラード第4番だが、いまだ全曲のうちの前半部、つまりちょうど1/2程度までしか練習らしき練習に至っていない。まぁ曲としてはちょうど区切りが良い位置ではあるものの、やはり曲選びの際に背伸びし過ぎたのがいけなかったのか。しかし自分の好きな曲を練習する時間というのは・・・楽しい、楽しすぎる!これぞピアノの醍醐味じゃ。己の今後のために現時点での苦手部分を洗い出しておこう。強弱や表現部分はまだほとんど考慮されておらず、テクニック面で泣かされている場所が中心である。練習を進めれば進めるほど、課題は増える一方・・・と自分なりに認識している。・58小節~67小節「4-5指で主旋律を歌うべし」主旋律と内声の弾き分けが悪く、折角の主旋律が内声に埋もれてしまう。これはバラードに限ったことではなく、様々な曲で私にとっての課題となってしまう事項。とにかく4-5指で「歌わせる」ことを忘れずに。・68~70小節「左オクターブがヒステリックにならぬように」この部分は私の好きな部分でもあるのだが、どうにも左手のオクターブ進行がヒステリックで乱暴になりがち。右はクレシェンド、左はデクレシェンドであることをしっかり頭に入れて。右進行で一部音域の広いアルペジオがあるが、どうもここも音ミスを発生しがち、うまく手首をつかって。・108~116小節「フニャフニャした重音になるな」ここからしばし重音進行が続くのだが、この重音が綺麗につながらない。ここは軽やかに決めたいところ。また、音ミスが多い箇所といったら、121~124小節あたりだが、ここはまだしっかりと弾きこんでいないため、まぁ今後に期待しよう。これらがある程度解決したら後半にも進みたいのだが、後半は更に難所が待ちかまえている。前半でヒーヒー言っていたら話にならないぞ、と自分にカツをいれよう。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】(基礎練習省略)●バッハ フランス組曲第5番 アルマンドアルマンド:21小節の下声3.5拍目からのばす箇所をどうして途中で切りたがる?きちんと流れを考えよ。その他についてはほぼ形になってきた。●ショパン バラード第4番 Op.52今日も128小節までプラスα(134小節)を重点的に取り組む。ここまでを曲のほぼ1/2とみなし、曲として成り立つ程度まで弾きこもう。----------------------------------------------------本日の弾きこみ曲●シューマン 花の曲 Op.19●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化Op.26からインテルメッツォ
May 25, 2006
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昨年12月末からバッハの「フランス組曲第1番」を長い期間かけて練習していたのだが、そろそろ一区切りさせ、別の舞曲に移ることとした。いや、完璧に仕上がったとまではいかず、いまだジーグあたりは納得のいかない点もあるのだが、このままでは一生弾いていなければならなそうだったので、無理矢理一区切りさせることにしたのである。あぁ、不本意ながら・・・という言葉がピッタリ。というわけで、以前フランス組曲を練習するならば、どの順番で進めようか(2005年12月16日の日記「バッハフランス組曲まるごと試し弾き」)という話題で自分なりに順番を決めたとおり、次に進むはフランス組曲第5番である。フランス組曲第5番といったら、一般的にもかなり人気の舞曲で、他のフランス組曲は練習していなくともこの5番だけは練習した!と言われていた方も多々いたと記憶している。そんな第5番にいよいよ私も突入だ。ところが、フランス組曲第1番に悩まされた期間が長すぎたせいか、まぁ、アルマンドに限っての話であろうが、第5番は、実にほっとさせてくれる進行だったりする。そう、どことなく初期のインヴェンションを連想させるような。ようは、フランス組曲1番よりも、5番はかなり易しく感じられる、ということだ。昨年、フランス組曲全曲試し弾きをした時には、各曲の難易差はさほど感じられなかったのだが、今、こうして改めて弾いてみると、大きく難易度に差が感じられるのは、1番の練習によって少しは鍛えられた、ということか??考えてみれば、以前練習していた3声のシンフォニアよりは、フランス組曲は技術的な「難易度」という点では易しい部類なのだろうが、シンフォニアとは違う「舞曲」的な面ではどうしても悩まされてしまう。ここが自分にとっての、ハードルの高さなのかもしれない。それにしても、フランス組曲第5番のアルマンドを弾いていると、何故か子供の頃に弾いていたバッハの小品を思い出す。そんな懐かしいエッセンスを感じるのは何故??----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】(基礎練習省略)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #28,#29#28:3度の練習。弾きこみ段階。しなやかにしなやかに!#29:重音練習。まだテンポアップはのぞめぬまま。やはり今でも全体的にバタバタしていてうるささが感じられる。●バッハ フランス組曲第5番 アルマンドアルマンド:今日から練習開始。まずは譜面どおりに弾くこと。しかし、フランス組曲1番のアルマンドよりはかなり易しいと感じられるのは気のせいか。といいつつ1小節目の中声4拍目から次小節に続く音を維持できていない。甘くみることなく、ゆっくりと確実に。●ショパン バラード第4番 Op.52128小節までを重点的に取り組む。つまずき箇所がだいぶ絞られてきた。----------------------------------------------------本日の弾きこみ曲●シューマン 花の曲 Op.19●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化Op.26からインテルメッツォ---------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10,24,27(両手),#8,#22(左手),#16(3-4-5指強化),#19(右分散音型),#20(左分散音型)●バッハ フランス組曲第1番 全曲
May 23, 2006
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17日のピアノ練習のなかで、無理矢理最後まで弾いてみた、いや、弾いたというよりは、ただ譜面に沿って音を再生してみた、といったほうがふさわしいか、ショパンのバラード第4番を19日から本格的に練習開始することにした。特に発表の場がある訳ではないのだが、何か目標がないと、またしてもダラダラと練習を続け、気がつけば自然消滅なんて羽目にもなりかねないため、とりあえず「形にする」目標の期日を「新居への入居日」とすることにした。つまり、このバラード第4番が己に対する新居祝い・・・としたかったのである。バラード第4番を練習するにあたって、昨年の夏に受講したショパンバラード講座を思い出してみた。そのなかから、実際に練習に向かうにあたり、以下のことを頭にたたきこんで練習しようと考えている。・バラード誕生には「詩的要素」と「舞踏」がポイントだ・和声の原理を利用して、曲中に微妙なニュアンスをつけることで曲により豊かな表情がつく・ショパンが生み出すパッセージには、ある一定のパターンがあるということ (↑これはバラードに限らず。むやみにただ音符を読むだけでなく、形として読むことがポイント)よし!!がんばるぞ。・・・って、いざ真面目に練習を始めたら、上記のポイントを活かすどころか、譜面どおりに弾くだけで手一杯。しかも、テーマの変奏部に入ると(58小節~)内声が主旋律と大ゲンカしながら進んでいる始末。おいおい、本当に先に進むのか?というわけで、しばらくは99小節までしっかり取り組むことにしよう。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】(基礎練習省略)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #28,#29#28:3度の練習。弾きこみ段階。しなやかにしなやかに!#29:重音練習。重音が息切れしているような状態にならないように。テンポをあげ出すと途端に音がフワフワしてくるので、気をつけよう。●バッハ フランス組曲第1番 ジーグジーグ:弾きこみ段階 リピート手前の装飾符の入れ方をもっとスムーズに。●シューマン 花の曲 Op.19弾きこみ段階。回数をこなすこと●シューマン クライスレリアーナOp.16から#01今日はとりあえず通して1回のみ。練習とはいえなかった●ショパン バラード第4番 Op.52練習2日目。99小節目までを重点的に取り組む。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10,24,27(両手),#8,#22(左手),#16(3-4-5指強化),#19(右分散音型),#20(左分散音型)●バッハ フランス組曲第1番 アルマンド,クーラント,サラバンド,メヌエットI/II●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化Op.26からインテルメッツォ
May 19, 2006
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在宅の仕事も無事納品を終え、ほっと一息。仕事先からは「今週末か来週頭にはまたお願いします」というありがたいメールを頂いたので、それまでの間はちょっと休もう。それでなくとも、ここのところ建築うんぬんですっかり心労がたまり、気持ち的に鬱ぎ気味だったりする。そう、こんな時だからこそ、憂鬱な気分も忘れてしまうような、そんな時間が必要だ。そうして私はピアノの前に座る。どうしてだろう、なんだか今、無性に大曲に挑戦したい気分。以前はやたら背伸びし過ぎな曲を選択しては、ヒーヒー言いながら練習していたのだが、今年に入ってからは割と堅実な練習を続けてきた。まぁそれが今年の目標でもあったことだし。しかし、今は譜読みするだけで泣けてくるような、そんな状態に自分をおいこみたくて仕方がないのだ。私はマゾか?こんな時、どんな曲を選択しよう。考えて、考えて、考えてみた。まず最初に浮かんだのはシューマンの「交響的練習曲Op.13」。しかし、何しろ主題があまりに暗い。今の私では、このままでは曲もろとも、深く深く沈んでしまいそうだ。次に浮かんだのはショパンの「バラード第4番 Op.52」。現在の己の技術では到底弾きこなすことは出来ないだろう、だからこそ、逆に取り組みたくなってしまった。よし、バラード第4番に挑戦だ。私にとっては雲の上どころか、何万光年も離れたような遠い存在な曲であるが、こうして好きな曲にちょっとでも触れられる瞬間というのは、なんとも感慨深いものだ。しかも、しかもだ。ショパンのバラードって、どの曲も大概冒頭はとっつきやすい。中学生の頃だったか、バラード1番の冒頭を弾いては、「おっ、これならば私でも弾けるかも」と思いっきり勘違いしていた。曲が進めば進むほど、ショパンの甘く厳しい罠にハマッていき、コーダで玉砕した事が懐かしく思い出される。バラード第4番も、冒頭は気持ちよく弾けるのだ。これはイケるぞ、と前半戦はそこそこ順調に進んでいくのだが、やはりそんなにこの曲は甘くないということを思いしらされる。後半部から終曲に近づくと譜面をただ読むだけでも、ひと苦労・・・目を開けているのも辛くなるくらいに。最後までたどり着くのに、一体どのくらいの時間がかかったのだろう。これは年単位で取り組まないと私にはまともに弾けそうにないか、とションボリしたものの、それでも、譜面と格闘していた時間は、ここのところ味わえなかった幸福感・充実感であったことに間違いない。こんなに真っ白な気持ちでピアノに向かえたのは、久しぶりだった。たまにはこんな挑戦をしてみても・・・良いよね。
May 17, 2006
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4月下旬から在宅の仕事に入る予定だったのだが、仕事先の準備が出来ていないとかで、なかなか連絡がないままゴールデンウィークも過ぎていってしまった。ゴールデンウィークが仕事三昧にならなかったのはまぁ良しとしよう。と思ったら、11日になって仕事先から連絡があり、急遽12日に打ち合わせとなった。「では来週の水曜日まで納品してくださいね」えっ、これは土日返上かな、と久々の仕事請負にしては結構な量を頂いて帰ってきた私は、早速仕事開始。まぁ請け負った仕事自体は得意分野ゆえ、順調に進んでいくのだが、長時間ずっとPCに向かっていると肩はこるわ、目はシバシバしてくるわ・・・そうだっ、こんな時は気分転換にピアノを弾こう。でもあくまでも今は仕事優先、ピアノは息抜き程度にとどめておくつもりだった。といっても、いったん弾き始めるととまらないのはお約束。結局、いつもどおりとまではいかないにしてもとりあえず一通り練習をこなすと、すごすごとPCの前に戻り、再び仕事開始。すると、ピアノで燃え尽きたか、仕事の進行度が落ち気味になってしまった。ピアノの練習って実は結構な体力を使っていることを実感する。しかし、仕事ばかりに没頭し過ぎていると、逆に能率が下がってくる場合もあるので、そんな時はピアノが良い意味で潤滑油になってくれている、と思いたい。ただ、己の性格上、没頭したら突き進むことが多いため、意識的に自己管理をしていないととまらないのがたまにきず。だから、気がついたら朝だったり・・・なんてことになってしまうのだ。なかなか「ほどほどに」ができない今日このごろ。って、ここのところピアノの練習はほどほど・・・のような気がする。1年前のようにガツガツしていないから、逆にリラックスしてピアノに向かえる。身体的にはまだまだリラックスにはほど遠いのだが、精神的だけでもリラックスできるようになったということで、ほんの1歩だけでも前進した・・・のだろうか。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】(基礎練習省略)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #28,#29#28:3度の練習。aliceさんにアドヴァイス頂いたことを頭にたたき込みながら手首の動きに注意して練習。焦らずひたすら手首の柔軟な動きを心がけていると、少しずつまとまってきたようでもある。おぉ~aliceさんありがとう!!穴蔵から抜け出せそうである。#29:重音練習。右の重音移動に気をとられていると、どうも左のオクターブと分散を間違えたり。まだまだ曲そのものに慣れていないようだ。しかし、曲解説によれば29番のほうがより苦労する、といった内容が掲載されているのだが、私にとっては28番のほうがやっぱり厄介。といっても29番もあなどってはならぬか。●バッハ フランス組曲第1番 ジーグジーグ:まずい、だんだん惰性で練習しているような状態と化しているような気がする。リズムにもノレぬまま、すっかりどろ沼化している。あぁ、シフが弾くような「タ タッタ タ~ララララッタ」という軽やかな踊りにはならぬものか。●シューマン 花の曲 Op.19弾きこみ段階。まだ暗譜は出来ず・・・ritとa tempoの自然さをもっと身につけよう。●シューマン クライスレリアーナOp.16から#01手に余分な力が入りすぎて動きを鈍くさせている感があるので、要注意。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10,24,27(両手),#8,#22(左手),#16(3-4-5指強化),#19(右分散音型),#20(左分散音型)●バッハ フランス組曲第1番 アルマンド,クーラント,サラバンド,メヌエットI/II●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化Op.26からインテルメッツォ
May 12, 2006
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4月から始めたクラーマー=ビューローの28番は右手三度の重音練習。ここのところ、ピアノに向かえない日も多々あったとはいえ、気がつけば1ヶ月以上、この28番の三度に泣かされっぱなしではないか。これまで3度の重音練習といえば、・ハノン教本の50番や54番の三度練習・全音山崎孝版のショパンエチュード集 3度エチュードの予備練習をいくつか・クラーマー=ビューロー28番の3度重音部分を数度繰り返しながら3度に慣れるクラーマー=ビューローの28番は、3度重音と単音の組み合わせでひとつの固まりを成している(下の譜例)。それの連続が延々と続くのだ。3度の重音のみの進行だったら、まだ気が楽だったりするのだが、ひと固まりのお尻につく5指で弾く単音、これがネックだったりする。この単音を意識するあまり、その手前の3度重音まで崩れてしまうのだ。予備練習では、3度の半音階や3度の繰り返し練習を積んできたのだが、いざ28番を譜面通りに弾こうとすると、一向にその効果がみられない。あぁ、練習の仕方が悪いのだろうか。だんだんとイライラがピークが達しそうなため、全くの自己流且つ荒療治ではあるが、1つの音型のなかでどうしても崩れてしまう3度重音にわざとアクセントをつけることで、3度重音を無理矢理意識させてみることにした。きっと、こんな付け焼き刃的な練習をしていても効果はないだろう・・・と思いきや、アクセントをつけることで手の移動加減にも変化がみられ、音崩れ率が減ったように思える。褒められる練習法ではないが、何か一筋の光が見えたような気がした。といっても、なんだか無理矢理って感じだ。それにしても、3度重音進行ってホント苦手だ。特に重音トリルも(1-3)-(2-4)指の反復ならばまだしも、(2-4)-(3-5)指のトリルとなると、まるで音がワラワラワラっと不安定に笑っているようにきこえるから情けない。指が思うように動いてくれないことのもどかしさ・・・これを克服するには、やはり1に基礎、2に基礎、3,4がなくて、5に基礎鍛錬が必要なのか。3度重音のクラーマー=ビューロー28番を弾くたびにブルーな気分になる、それでいて練習不足気味の今日このごろだったりする。ジョルジュ・サンドと聞くと上手・三度にきこえるだなんて冗談を言ってる場合じゃないだろう。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】(基礎練習省略)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #28,#29#28:3度の練習。1固まりの3音目の3度和音が崩れがちなので、荒療治を施す(上記参照)。3度進行にしても、このまま3度だけが続くのであれば何ら崩れることなく弾けているのに、固まりのお尻についている5指で弾く単音に気をとられてしまいがちで、どうしても流れを崩してしまう。(これが直らない)#29:#28の3度にややスランプを感じ、気分転換にと29番の譜読み。ところが28番に続いてこれも重音練習。気が重い。●バッハ フランス組曲第1番 ジーグジーグ:他の舞曲については装飾音多めで練習してきたが、このジーグでは最小限の装飾音のまま仕上げることにした。●シューマン 花の曲 Op.19弾きこみ段階。といっても、まだまだ危なっかしいところはある(それは今まで課題としてあげていた箇所)。●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化Op.26からインテルメッツォやはりスフォルツァンドがヒステリックになりがち。もっと心の奥底から奏でるような深き音にならぬものか●シューマン クライスレリアーナOp.16から#01指さばき練習代わりに。手に余分な力を入れすぎないように。でないとガチガチな進行になってしまうぞ。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10,24,27(両手),#8,#22(左手),#16(3-4-5指強化),#19(右分散音型),#20(左分散音型)●バッハ フランス組曲第1番 アルマンド,クーラント,サラバンド,メヌエットI/II
May 8, 2006
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っと、つい「りんごの歌」のメロディにあわせて歌ってみたくなる。えっ、「りんごの歌」を知らない?なにしろこの歌が流行ったのは終戦直後(ほら、出だしが「赤いりんごに唇寄せて~」で始まる歌である。これでも知らない?)、たまに懐メロとしてテレビでも流れるこの歌を聞くと、私はついつい「譜読み楽しや~楽しや譜読み~♪」と歌ってしまうのだ。特にここ2日ほどは。シューマンの「花の曲」の譜読みを開始してから2日目。「譜読み」という段階をどこまで指すのかは人によってまちまちだったりもするようだが、現在のところ、譜面に書かれた音符たちに沿ってただ音を出すことは出来ていても、表現記号などについてはまだまだ読み切れていない状態。だから、そういう意味では、いまだ譜読みの域を超えることは出来ていないのだろう。しかし、こうやってピアノに向かっている時間のなかで、私は「譜読み」が最も好きなんだな、ということを改めて認識させられる。なにしろ、1度新たな曲を始めると、寝ても覚めてもその曲が頭から離れない。ところが、ある程度弾けるところまでくると、途端に練習量が落ちてくる。「これから仕上げ段階」という最も重要なところだというのに・・・多分、自分のなかで「向上心」よりも「好奇心」のほうが強く支配していることにあるのではないか、と考えてみた。といっても、大好きな曲が自分の納得できるような演奏が出来るあの瞬間、あれもたまらない。だいたい世の中に素晴らしい曲が多すぎるのよ。だから、ついついあれもこれもと心を奪われる。って、「曲」をそのまま「人間」に置き換えたら、思いっきりモラルに反してしまうか(苦笑)まずい、今年の目標は「愛する曲にとことん身も心も注ぐ」ではなかったか?のんきに「楽しや譜読み~」なんて歌っている場合ではないのに。まぁ、こうして数ある曲に多数ふれることによって、おのずと自分に合った曲が絞り込まれていくのではないか、という考え方もある。それならば、多くの曲にふれることも決して悪いことじゃないはず。もしかしたら、まだとことん愛せる曲に出逢えていないから、こんなに彷徨っているのかもしれない。人は一生のうちで、自分の運命を感じるような曲に何曲くらい出逢えることが出来るのだろう。ふと、そんなことを考えてしまった。◆ ◆ ◆ ◆ ◆この日はハウスメーカーとの定例打ち合わせ日。内部仕様を細かくつめていくなかで金額が大幅に変化していくのは、まぁよくある話だが、それにしても上がりすぎだろう(ここで金額を言うのもはばかられるくらいだ)。結局、再び仕様を見直しながら地味にコスト削減に励む一同。現実は厳しいのだ。また、当初8月着工の予定だったのだが、それが若干早くなる可能性も出てきた。こちらとしても、早い分には大歓迎であるが、今のままの打ち合わせペースで本当に大丈夫なのだろうか。なんとか前進はしているものの、なんだか不安だ。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】(基礎練習省略)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #27#27:両手レガート練習。とにかく回数をこなして。#28:今日はお休み(って始めたばかりなのに)●シューマン 花の曲 Op.19練習開始から2日目。まだまだ全体の流れを把握しながら譜面からの情報をしっかり指へと伝える段階。曲によって得手不得手があることをしっかり把握できたゆえ、明日からは苦手とされる部分を中心に練習を進めていくことにしよう。あぁ、ついつい時間を忘れてこの曲だけに没頭してしまった(笑)
Apr 9, 2006
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