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リストが14歳の時に作曲した「12の練習曲」、これが20年後に「超絶技巧練習曲」となったのは割と知られた話。以前、「オーパスワンな作品たち」と題して日記をしたためた際にも、リストの「12の練習曲」をあげたが、この曲集はいわゆる作品番号1番、つまりオーパスワンである。先日、ブラームスの曲集を買いに行った時にリストの楽譜も見てみたのだが、「超絶技巧練習曲集」の譜面は、とても素人に近づけるシロモノではないと、冷たく拒絶されたような衝撃を受けた。譜面は真っ黒、豆粒だらけの音符が飛び交い、それはまるで私を嘲笑しているかのよう、春秋社のあの白い紙が妙にほっと出来るくらいなのだ。いやはや、こんな曲を練習している人たちって、やっぱりすごい・・・、私なんぞが軽々しく「超絶技巧練習曲」なんぞに手を出してはいけないと胸に深く刻みつけられたような気分であった。それでも未練がましく楽譜は買うあたりが、良くも悪くも私らしいか。おまけに横山幸雄氏演奏の超絶技巧練習曲集のCDまで買って、あぁ、どうするというのだ。しかし、このまま弾けぬ楽譜だけを買って帰るのは悔しい。ならば、「超絶技巧練習曲」のルーツでもある「12の練習曲」の楽譜でも買ってみてはどうだろう、楽器屋の楽譜コーナーでしばし自問自答を繰り返す、怪しい自分。譜面をぱらぱらっと見ても、こちらの楽譜からは拒絶反応は出てこない。「うん、弾けそう(ここでハートマークあたりを出したいくらい)」というわけで、買ってきた楽譜たちを本棚に・・・って、本棚には楽譜を置くスペースがなくなってしまった。ここのところ、楽譜の買いすぎ・・・少し控えなくては、と思いつつ、最近購入した楽譜の山の上にこれらの楽譜も加わる。今、地震が来たらまずいかもしれない。そして今日、12の練習曲から4番と5番、9番をぽつぽつと弾いてみた。超絶技巧練習曲における4番はマゼッパ、5番は鬼火、9番は回想なのだが、12の練習曲の方はやはり別モノであることを実感させられる。いや、弾いていると「あぁ、この旋律が超絶技巧練習曲のあの部分に活かされているのだな」と思わせてくれる部分はあるのだ。しかも、超絶のように超人的な進行でなく、いわゆるかなりシンプルな進行なので、よけいに旋律の流れが分かりやすい。これをリストは14歳で作ったのか、と思うとかなり感慨深いが、超絶技巧練習曲を聴き慣れた人にはかなり物足りないか。ツェルニー40番あたりを弾いている人にとっては、初見段階でそこそこ弾けるレベルの曲集なので、超絶技巧練習曲に拒否された人はこちらで準備運動・・・というのはいかが。9番(超絶では「回想」)あたりはとても美しく、また、幸せな気分になること間違いなし。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #11-20,#39,#41#11-20(各指の独立訓練)、まずは指慣らし。#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)#41アルペジオ、(ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調,変ニ長調,変ロ短調,変ト長調,変ホ短調,ロ長調,嬰ト短調,ホ長調,嬰ハ短調)、あぁ、何故か変ロ長調/短調は苦手意識が植え付けられてしまった。早々に克服せよ!●ハーモニックスケールハ長調3度並進行/反進行 なかなか進歩のない反進行に業を煮やした私は、1オクターブの反進行から2オクターブ目に移動する際に一旦停止、2オクターブから3オクターブに移動する際に再び一旦停止、これを繰り返して頭のなかで発生する運指の混乱を整理する。あぁ、邪道なやり方ではあるが、慣れるにしたがって停止時間を狭め、少しずつ3オクターブになれていくと、おっ・・・出来た!(はい、素人まるだしであるが)●ブラームス51練習 #9ab,#05,#07,07ab#09ab:各指を広げる運動、2回往復#07ab:3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。#08ab:aの運動で指を慣らし、bでアルペジオの練習。まだまだテンポはゆっくり目。●ツェルニー30番 28#28:本日も手首を楽にさせて和音を弾く練習。最初の数小節はOKなのだが、気がつくと手がこわばっているのは何故??●クラーマー=ビューロー60練習 #04,#06#04:5~11小節を繰り返し練習。だめだなぁ・・7小節にさしかかると無意識に左手がこわばっているのが分かる。苦手意識ムンムンな状態になってしまったのか。それでも7~9小節の左手に限り、各拍の1音目に軽くアクセントをつけて弾いてみると、指のもつれが改善される。これでしばらく練習してみよう。#06:まだまだテンポアップはのぞめず。ささいなミスタッチを生じるのでミスタッチが全く生じないテンポ80から流れを頭にたたきこむ練習。●バッハインヴェンション #01~#15#01~#13はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#14:まとめ段階。左手の32分音符まだ慌て気味なところがあるので注意→進歩なし#15:まとめ段階。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「メヌエット」メヌエット、通し練習2回。及び18~21小節、最後の盛り上がり箇所を集中練習。和音が汚い。もっと丁寧に。●ショパン エチュード Op.10Op.10-01:テンポ四分音符120/125で通し練習2回。その後、メトロノームをとめ、ミスタッチが発生しない程度のテンポで1音1音を確かめつつじっくり弾く。ミスしたまま、テンポアップは危険。Op.10-12:本日もテンポにならないゆっくりテンポで左手中心に練習。左手全てにアクセントをつけたような弾き方で1音を確実に弾くことをまずは心がけて。(焦るあまり、鍵盤上で指を滑らせて弾く事が予想されるため)●ブラームス 5つの練習曲からバッハ「シャコンヌ」(左手のための)さりげなく練習に加わっているシャコンヌは、傷が絶えない右手を休ませるため、左手に頑張ってもらう練習にもってこい。しかし、あまりに広い音域についつい右手が出そうになるのは私だけ? まずはゆっくりゆっくり音を楽しもう。折角の美しいメロディなんだから。時間切れにつき、本日はシベリウス・カスキお休み----------------------------------------------------本日のおさらい●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」----------------------------------------------------本日の試し弾き●リスト 12の練習曲から#04,#05,#09詳細は上記メイン文章を参照
Jan 15, 2005
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ここのところ、何をそんなにシャコンヌにこだわっているのか、と思われても仕方がないほど、日記の各所にバッハの「シャコンヌ」の話題がちりばめられている。しかも、バッハ=小林版の「シャコンヌ」だけでは飽きたらず、今度はブラームスが編曲した「バッハのシャコンヌ(左手のための)」を弾くべく、せっせと楽譜を買いに出かける羽目に。今までの日記とそのコメントを読んでいる人ならば気づいていると思うが、この左手のためのシャコンヌも、バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調」BWV.1004のピアノ編曲版そのものであり、ブラームスが他の作曲家の作品を編曲した「5つの練習曲」のなかの1曲として名を連ねている。しかも、バッハ=小林版のシャコンヌ(ダイジェスト版)とは異なり、原曲をそのままピアノ版に編曲している。そして、「左手のための」の注釈があるとおり、この曲に右手は必要ない。つまり、左手だけで延々と弾くのである。早速、このシャコンヌが収録されている全音の「ブラームスピアノ曲集2」を買ってきた楽譜を改めてめくってみると、「うわっ、本当に左手だけでこれを全部弾くの?」私は、思わずそのまま譜面を閉じる。「また今度にしよう」、しかし、この曲を今弾かないでどうする?・・・と、まるで呪われたかごとく、練習中に右手の親指と小指がひび割れて血がにじみ、再びガーゼを巻く羽目に。こうなったら、もう左手だけで練習するしかない。そうして、必然的に「左手のためのシャコンヌ」の譜面を開いたのであった。ちなみにブラームスはこの左手のためのシャコンヌを、その当時、右手を痛めていたクララ・シューマンのために書いたという。右手を痛めて悲しみにくれていたクララを癒すための作品なのだろう。右手を腱鞘炎等で痛めた時など、このような左手のみの練習曲等で左手の鍛錬を積むのも良さそうだ。というわけで、早速「シャコンヌ」を弾き始める。譜読みは予想していたよりは幾分楽である。というのも、左手だけに集中すれば良いから。しかし、各所に現れる驚異的な広音域の和音に、左手が泣かされることもしばしば。これさえなければ、素直に楽しめるのだが、まぁ左手だけでそれなりの音楽を奏でるならば、多少広い音域が登場するのは仕方あるまい。決して派手さもなく、音に厚みがある訳ではないのだが、なにか、こう淡々とした流れが逆にヴァイオリン独奏に近いものを感じるのは私だけだろうか。おまけに左手の鍛錬にもなるし、もう少し練習を続けてみてもいいのではないか、と思えてきた。左手を鍛えたいシャコンヌ好きにオススメの1曲である、うむ、間違いない(!?)。また、のだめ11巻の影響で、ついついリストの楽譜も買ってしまったが、その話はまた別の機会にでも・・・----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #11-20,#39,#41#11-20(各指の独立訓練)、まずは指慣らし。#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)#41アルペジオ、(ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調,変ニ長調,変ロ短調,変ト長調,変ホ短調,ロ長調,嬰ト短調,ホ長調,嬰ハ短調)●ハーモニックスケールハ長調3度並進行/反進行●ブラームス51練習 #9ab,#05,#07,07ab#09ab:各指を広げる運動、2回往復#07ab:3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。#08a:アルペジオ練習の準備、運指に気をつけて粒良く弾くこと。●ツェルニー30番 28#28:冒頭の注釈を参考にしながら、手首をリラックスさせて和音の同音連打に取り組むこと。●クラーマー=ビューロー60練習 #04,#06#04:5~11小節を繰り返し練習。及びテンポ四分音符100で通し練習。ほんの少しずつだが進歩が見られるような?#06:昨日発見した音間違いに注意しながらゆっくり練習。まだ各所でミスタッチが目立つ。●バッハインヴェンション #01~#15#01~#13はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#14:まとめ段階。左手の32分音符まだ慌て気味なところがあるので注意→まだ今日も変わらず#15:まとめ段階。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」「月の光」プレリュード、おさらい(通し練習1回)メヌエット、通し練習1回。18~21小節の和音が美しくない。もっと丁寧に、そしてミスタッチなきそうに。月の光、通し練習1回。43~46小節、左手がスムーズに流れないので部分練習。●シベリウス 「樅の木」「ピヒラヤの花咲く時」樅の木:おさらいで通して1回ピヒラヤの花咲く時:まとめ段階、通して2回。●カスキ 「秋の朝」通し練習数回。29~32小節のつまずき度は減ってきたが、和音を綺麗につかめないことが多々あるため、テンポをゆっくり目にして29~32小節が安心して弾ける速度で練習。●ブラームス 5つの練習曲からバッハ「シャコンヌ」(左手のための)小林編曲版に続き、左手だけで弾くシャコンヌに挑戦。詳細は上記にてどうぞ。●ブラームス 2つのラプソディOp.79-No.2昔弾いたこの曲、楽譜を買い直したので記念に弾いてみたのだが、メタメタ・・・いつか練習しなおそう。指負傷につき、本日のショパンはおやすみ。
Jan 14, 2005
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夜、PCに向かいながらなにげなくテレビをつけていたら耳に「フーガ」の言葉が飛び込んできた。ふっと顔をあげると、それは日産自動車のテレビCMであった。そう、私が耳にした「フーガ」とは車の名称だったのだ。そういえば、車の名称には様々な由来があるが、音楽用語を車名として採用することもある。その一例が以下のとおり。【ホンダ】・アコード(和音・調和した)・コンチェルト(協奏曲)・ジャズ・ビート・プレリュード(前奏曲)・バラード(譚詩曲)【日産】・フーガ(対位法による楽曲)・マーチ(行進曲)・ラルゴ(幅広くゆるやかに)【マツダ】・エチュード(練習曲)こうしてみると、音楽用語を車名に採用しているのはホンダ車が多いが、そのホンダ車も最近では路線変更しているらしく、ちょっと残念。その昔、一番最初に私が乗った車は、音楽にちなんだ車名ではなかったのだが、ホンダのバラードスポーツの後継車種にあたるCR-X。少しは音楽の血を引き継いでいるか、なんて思って買った・・・訳ではないが。今はすっかり運転することもなくなってしまったため、車情報には疎くなってしまったが、音楽にちなんだ車名がついた車をみると、つい嬉しくなったりするのは・・・ちょっと変?いや、車名にかかわらず、音楽用語が名称となった商品などをみると、これまた嬉しくなったり、これは私だけだろうか。音楽好きな人ならば、きっと共感してくれるような、してくれないような、呆れられてしまうような、そんな話をしてしまった。っと、日産フーガのCMをみたら、無性にバッハが弾きたくなってきた。ちょっとピアノ部屋へ行ってこよう。でも弾くのはあいかわらず「シャコンヌ」だったりする。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #01-10,#39,#41#01-10(各指の独立訓練)、まずは指慣らし。#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)#41アルペジオ、ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調,変ニ長調,変ロ短調,変ト長調,変ホ短調(全て黒鍵の変ト長調と変ホ短調のアルペジオに苦しんでいたのだが、 alice liddellさんのアドヴァイスにより、指を少し伸ばし気味にして指の腹で弾いてみると、無事に弾けるようになった。alliceさん感謝です!)●ハーモニックスケールハ長調3度並進行/反進行反進行2オクターブまではなんとか弾ける率が上がってきたのだが、まだまだ怪しい。もう少し練習して確実にしよう。●ブラームス51練習 #9ab,#05,#07,07ab#09ab:各指を広げる運動、2回往復#05:オクターブ移動訓練、2回往復。#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。#07ab:#07の応用(両手別の進行)、2回往復。●ツェルニー30番 27#27:交差時にミスタッチするという初歩的なものを除けば、曲として形になった。ミス無きよう集中力を保ち、メリハリをつけて。●クラーマー=ビューロー60練習 #04,#06#04:7~11小節、部分練習時は弾けるのに、通して弾くと失敗するというどつぼにハマッているため、苦手箇所手前2小節あたりから弾いて指を慣らす。テンポ四分音符100で通し練習。#06:7,8小節、15,16小節、23小節以降、特に運指に気をつけながら流れるように弾くこと。現在はまだややたどたどしい。●バッハインヴェンション #01~#15#01~#13はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#14:まとめ段階。左手の32分音符まだ慌て気味なところがあるので注意。#15:まとめ段階。#14より先にノーミス1回コースへ含まれそうな予感。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01:テンポ四分音符125で通し練習2回、その後、130にアップして1回。やはり130では少々苦しい。もう少し確実に各音が弾けるまではテンポアップはやめておいた方が良いか。とほほ、と嘆きながら再び125で通して練習。Op.10-04:テンポ四分音符120/125で通し練習数回。どうも最近39~46小節で指が回ってないような気がしてならない。というわけでここを集中的に練習。Op.10-12:テンポにならないゆっくりテンポで左手中心に練習。気を抜くとつい指を滑らせながら弾いている。これ、だめ。Op.25-02:通し練習数回。あいかわらず右手がワナワナしている。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」「月の光」プレリュード、おさらい(通し練習1回)メヌエット、通し練習1回。月の光、通し練習1回。●シベリウス 「ピヒラヤの花咲く時」ピヒラヤの花咲く時:まとめ段階、通して1回。●カスキ 「秋の朝」本日も29~32小節を部分練習後、通し練習数回。今年の秋の朝には是非ともこの曲を弾きながら浸りたいものだ。●バッハ=小林 「シャコンヌ」後半部、特にしっかり譜面を見ながら正確に弾くこと。記憶をたどっていい加減に弾いてはだめ。
Jan 12, 2005
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さて、昨日買った全音ピアノピースNo.324バッハ=小林の「シャコンヌ」を早速弾いてみた。そういえば、遠い昔、「バッハ=小林」と表記された全音ピース一覧をみて、「バッハと小林さんがどうしてイコールで結ばれているの?、バッハの遠い親戚かなにかなの?」なんて、すっとんきょうな事を言ってしまったことを思い出し、自分自身に苦笑してしまった私であるが、バッハの曲を編曲したのが小林氏、という意味なのである。「クラーマー=ビューロー」もクラーマーの作品をビューロー氏が編曲している、ということで、「=」が付けられているようだ。(すみません、今更すぎる話題でした)昨日の日記にも少し書いたが、小林秀雄氏が編曲した「バッハ シャコンヌ BWV.1004」は、確かにツェルニー30番、もしくはバッハのインヴェンションあたりを弾かれる程度の技量で十分弾けるよう、アレンジされている。確かに、譜面を追いながら、フンフンフンフン・・・と進んでいく。しかし、以前から原曲(ヴァイオリン演奏だが)をよく聴いていたせいだろうか、「あれ、どうしてここでこのフレーズが登場するの?」と首を傾げる。それもそうだ。原曲は15分近くもある大曲なのだ。それが全音ピースのたった8ページに集約されるはずもなく、大幅にカットされているのである。「う・・・・・・・・・む」、おまけにどうしても62小節の1拍目の左手和音、この響きがどうしても納得いかない。本当にこれで良いのだろうか、と不安になる始末。(もし、バッハ=小林のシャコンヌを過去弾かれた人がいたら、「これで良いんだよ」と太鼓判を押してほしい。でないと、何時までも首を傾げたまま弾くことになりそうだ)ツェルニー30番程度で弾けるならば、と買われる皆さんへひとこと言うとするならば、楽譜をパッとみると後半は16分音符と32分音符がこれでもかーっと言うほどに並んでいるが、ゆっくり目のテンポで弾けば良いので、なんら恐れることない。ただ、既にブゾーニ編曲のピアノ版シャコンヌを聴いて、その印象のまま楽譜を買うと、あまりの違いにショックを受けるかもしれない。ブゾーニ編曲のものはあまりに華麗で派手で超絶技巧なシャコンヌだったからである。静かに、軽くシャコンヌの雰囲気を味わうには小林版シャコンヌも良いかもしれない。ちなみにバッハの曲はペダルはほとんど使わないで弾きたい、と言っている私も、このシャコンヌではペダルの力を借りてしまった。ペダル無しではあまりに寂しすぎるから。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #11-20,#39,#41#11-20(各指の独立訓練)、まずは指慣らし。#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)#41アルペジオ、ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調,変ニ長調,変ロ短調,変ト長調,変ホ短調(変ト長調と変ホ短調のアルペジオは全て黒鍵なので、いやはや、弾きづらい。本当に昔弾けていたのか、と泣きたくなった程である)●ハーモニックスケールハ長調3度並進行/反進行1オクターブで助走をつけて指が慣れたら一気に2,3オクターブと進めるのだが、反進行の右手上り(左手下り)がどうにも慣れてくれない。頭をもっと柔らかくして弾かねば・・・●ブラームス51練習 #9ab,#05,#07,07ab#09ab:各指を広げる運動、2回往復#05:オクターブ移動訓練、2回往復。#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。#07ab:#07の応用(両手別の進行)、2回往復。●ツェルニー30番 27#27:両手交差する場合、半天を着た状態で弾くとどうしても袖が突っ張る(笑)ので、この曲を弾く前に薄着にならざるを得ない。この曲は冬に向いてないのか?それとも腕の動きに無駄があるのか、多分、後者であろう。●クラーマー=ビューロー60練習 #04,#06#04:7~11小節、今日も部分練習、スタカートで各指の独立を促しながら指を動かすものの、納得いくところまでなかなか届かない。まだまだ要練習か。#06:まだまだ譜面に沿って正確に弾くことが目標。●バッハインヴェンション #01~#15#01~#13はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#14:そろそろ全体を曲らしく色づけをしていこう。#15:こちらも強弱含めて全体の仕上げへ。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01:テンポ四分音符125で通し練習数回。及びリズムを変えて跳躍練習。ちまたで流行しているタイムアタック(?)に置いてきぼりになり、とほほ・・・Op.10-04:テンポ四分音符120/125で通し練習数回。Op.10-12:本日も15~18小節左手中心にじっくり練習後、通して数回練習。左手がワナワナしている。Op.25-02:通し練習数回。今度は右手がワナワナしている。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」「月の光」プレリュード、おさらい(通し練習1回)メヌエット、通し練習2回。最後の盛り上がり、部分練習。月の光、通し練習1回。ミス部分の再発防止のために部分練習。●シベリウス 「樅の木」「ピヒラヤの花咲く時」樅の木:(復習)通し練習1回ピヒラヤの花咲く時:まとめ段階、通して1回。●カスキ 「秋の朝」29~32小節を部分練習後、通し練習数回。だいぶ余裕をもって弾けるようになってきた。めでたい。●バッハ=小林 「シャコンヌ」昨日購入した「シャコンヌ」を早速練習。詳細は上記参照
Jan 11, 2005
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夕方から行きつけの楽器店を覗き、楽譜コーナーの棚を行ったり来たり。今年初の楽譜買い初めは、ドビュッシーの前奏曲集にしようと、いざ手にとってみたのだが・・・「げげっ・・・難しそう」、あたふたと楽譜を棚に戻し、やっぱり再び手にとる。再び楽譜を開いては、「うーん、これより前にやることあるでしょうに」と、頭の中ではベルガマスク組曲のパスピエが踊っている。そうだ、パスピエがある程度仕上がってから、そのご褒美に前奏曲集を買うのも悪くない。次に全音ピース棚へ。そういえば、tyeesさんがクーラの結婚行進曲の話をしていたっけ、とNo.400台の棚からピースを引っ張り出すが、やはりNo.466は抜けていた。話によれば既に絶版ということなのだが、「あんな良い曲の楽譜を絶版にするなんて、納得いかんなぁ」と、ちょっとムッとしながら、ふと「シャコンヌはあったかな」と今度はNo.300台へ。■まずはバッハの「シャコンヌ」ピースNo.324バッハの「シャコンヌ」発見。ブゾーニではなく、小林秀雄氏編曲のものではあるが、「シャコンヌ」には違いないし、譜面を見る限り、割と楽に弾けそうだ。しかも、小林氏によれば「ツェルニー30番程度で弾ける」とのこと、ブゾーニ編曲のシャコンヌを聴いた時は「うひゃー、難しそう、でも格好良い!」と思っただけに、ブゾーニ編曲のものとはかなり違う曲として仕上がってしまうのかと思うとちょっと悩ましい。それでもやっぱり楽譜は買っておこう。■ロシアの作曲家「メトネル」って知ってる?そして、再び曲集の棚へと視線を移すと、なにやら聴き慣れない作曲家の曲集が目にとまってしまった。それが「メトネル 忘れられた調べ 第1集」である。パラパラッと譜面を眺めると、メトネルはロシアの作曲家で、ラフマニノフの友人でもあったとか。つまり、その時代の作曲家ということだ。メトネル、知らないのー?なんて言われてしまいそうだが、ロシアの作曲家といえば、それこそチャイコフスキー、ラフマニノフ、スクリャービン、プロコフィエフあたりしか記憶になかったため、「メトネル」という名前が妙に新鮮に思えてならない・・・のは私だけ?しかも、この「忘れられた調べ」というタイトルがまた心そそられてならない。私は、どうも、こういう詩的なタイトルに弱いのだ。譜面をみると、パッと見ただけでは解釈しづらい点は何カ所かあるのだが、まぁ、新年だし、それほどとっつきにくそうでもないし(いや、それは多大なる勘違いであった)、なにかピピッとくるものがあったので、とりあえず買っちゃえ、とその場の勢いで買ってしまった。あぁ、これが吉と出るか凶と出るかは、まだわからない。ついでに、メトネルのCDも買おうと今度はCDコーナーの棚を何度も往復したのだが、これまたメトネルを演奏したCDはほとんど見当たらない。楽譜を買ってから「し、しまった・・・マイナー過ぎたか・・・」と思ってももう遅い。なにしろ、メトネルの音楽に一度も触れずに楽譜を買ってしまったのだから、なんたる衝動買いか。かろうじで1枚発見、それはロシア出身のイリーナ・メジューエワという若き女流ピアニストが演奏するものであり、彼女はメトネル弾きの代表的なピアニストでもあるらしい。ちなみに今回買ったメトネルの楽譜の校訂はメトネル研究でも知られる高久暁氏、そして運指ガイドはピアニストの川上昌裕氏であり、川上氏は日本におけるメトネル演奏の代表格といって良い。しかし、今回残念ながらCDは売ってなかった。そうして、ケンタッキーフライドチキンでファミリーパックを買い込んで家に帰り、いざ買ったCDを・・・と思いきや、家族が「ハリーポッターとアズカバンの囚人、折角DVDを買ったのにまだ見てなーい、今みたーいみたーい」と、だだをこねるので、チキンを頬ばりながらしばし鑑賞。ビール飲んでチキン食べて映画みて、いやはや、だらけた休日を送ってしまったような気がしてならない。そういえば、今日はろくにピアノの練習もできずじまいだった。夜中、酔いの回った頭でメトネルのCDを聴きながら楽譜を目で追っていると、ロマン派と現代派の間をさまよっているような感覚に陥ってきた。うーむ、曲によって弾きたい・弾きたくないの差が顕著にあらわれそうだが、とりあえず、私が注目したのは、「祝祭の舞曲」Op.38-3。今回、CDには収録されていなかったソナタ「回想」Op.38-1も練習してみたい1曲だったりする。フィンランドにロシア、最近、私の音楽の世界はどんどん広がっていっているような気がする。もっともっと、「未知」な曲たちを「知」に変えていこう、貪欲に。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #11-20,#39,#41#11-20(各指の独立訓練)、まずは指慣らし。#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)#41アルペジオ、ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調,変ニ長調,変ロ短調。●ハーモニックスケール3度並進行はまだマシだが、反進行が苦手なので、ハ長調1オクターブ,2オクターブと徐々に進めていく。●ブラームス51練習 #9ab,#05,#07,07ab#09ab:各指を広げる運動、2回往復#05:オクターブ移動訓練、2回往復。#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。#07ab:#07の応用(両手別の進行)、2回往復。●ツェルニー30番 27#27:両手交差の練習。頻繁に両手交差が発生する小節は、どうもリズムが崩れがち。慌てず安定したリズムで弾くこと。●クラーマー=ビューロー60練習 #04,#06#04:7~11小節、今日も部分練習は続く。各指の独立を求めてスタカートでしばし練習。#06:各拍の1音目が旋律をうたうように。まだ進行が慣れていない箇所があるので、まずはゆっくり確実に弾けるように。・・・と今日は基礎練習のみ。
Jan 10, 2005
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世間では3連休の人も多いであろう、そんな連休にふさわしく関東地方は実に良い天気だが、クリスマスから年末にかけて予算外の出費で泣かされた私は、おとなしく家にいるしかない。そんな日こそ、ちょっと新しい曲でも譜読みしてみようか、なんて気分になったりも(おーい、今弾いている曲も中途半端なのに・・・なんて突っ込みはこの際、無しにしよう)。そんな私が選んだのはラヴェルの「古風なメヌエット」。ラヴェルのこの曲は、ソナチネと並んで私のお気に入りの1曲だったりするのだ。さて、本棚の肥やしになりかけていたラヴェルの楽譜を取り出そうとすると、横からひょっこり全音のピアノピースが現れた。「ん?」となにげなくピース裏の一覧表を眺めていると、今から弾こうとしている「古風なメヌエット」もピースとして存在しているではないか。「えっ・・・と、難易度ってどのくらいなんだろう」全音ピアノピースはご存じのとおり、1曲単位で提供された楽譜。手軽にこの曲だけ弾きたい、という人にはうってつけな楽譜である。ピース裏側には現在発行されている楽譜と共に各曲の難易度が掲載されており、この難易度を目安に曲選びをする人も少なくないのではないだろうか。その難易度も昔は、A~Dの4段階(A:初級 B:中級 C:中級上 D:上級)だったのに、いつの間にか、A~Fの6段階(A:初級 B:初級上 C:中級 D:中級上 E:上級 F:上級上)に細分化されているではないか。この6段階の難易度が採用された時に、各曲の難易度が見直されたのだろうか、その昔、「古風なメヌエット」は難易度=C(中級上)であったのが、現在では難易度=E(上級)に位置づけられているのだ。もっと極端な例をあげれば、ドビュッシーの「水の反映」、昔はCだったものが、現在では上級の上であるFだったり。曲単位での難易度ってどんな形で決めているのか、興味あるところだ。また、全音ピアノピースにちなんだ話といえば、私が昔練習したラフマニノフの前奏曲Op.23-5も全音ピース(No.271)を使用していたのだが、現在発行されている一覧をみると、No.271の欄が空欄になっているではないか。しかも、その周辺No.272の前奏曲も消えてしまっているうえ、No.273に至っては別の曲が割り当てられている。あぁ、ラフマニノフの前奏曲はNo.261の前奏曲Op.3-2を除いては絶版になってしまったのか。な、何故??更に、この日記を書きながら、楽天日記仲間のみっとんさんの日記内で全音ピースの話題で盛り上がってしまった。ピースの価格が35円の時代があったとは、たった1冊の楽譜にも時の流れを感じる。そういえば、子供のころ、お小遣いを握りしめてピース(タバコではありません)を買いにいったっけ。150円あたりで買えるピースは本当に助かっていた。現在なんて、たった1曲なのに500円以上の値段が当たり前になっている。それだけ、小・中学生のお小遣いの値段も上がっているっていうこと??なんだか自分がとっても古い人間に思えてきた。そういえば、母が練習しようと思って買ったツェルニー30番の楽譜は200円、それが私に受け継がれているのも、なんとも感慨深い。残念ながら私には子供がいないので、楽譜はいつか灰になってしまうかもしれないが、子をもつ皆さんはいつの日か、子供に楽譜を託すのだろうか・・・(って子供が音楽に興味がなければただの本になってしまうか。)で、かんじんのラヴェル「古風なメヌエット」の譜読み、これは中間部にさしかかる手前で大苦戦。CDを聴きながら曲を頭にたたき込み、流れだけでも把握したうえで、明日再度挑戦しよう。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #01-10,#39,#41#01-10(各指の独立訓練)、やっぱり最初に指慣らしはしておこう。#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)#41アルペジオ、ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調,変ニ長調,変ロ短調。●ハーモニックスケール3オクターブスケール(ハ長調)●ブラームス51練習 #9ab,#05,#07,07ab#09ab:各指を広げる運動、2回往復#05:オクターブ移動訓練、2回往復。#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。#07ab:#07の応用(両手別の進行)、2回往復。●ツェルニー30番 #26,27#26:OK#27:両手交差の練習。交差の際に音が乱暴にならないように気をつけて。後は特に問題となるような箇所は無し。●クラーマー=ビューロー60練習 #04~#06#04:7~11小節、両手合わせの際に曖昧な弾き方をせず、確実な音が出るべく部分練習。その後、テンポ四分音符110で通し練習。#05:>OK。予想どおり、#04より先に仕上がってしまった。#06:今まで練習したクラーマーの中でこの曲が最も好みだったりする。これは練習に熱が入りそうだが、19小節の左手5指を押さえたまま16分音符を弾く部分、もっとスムーズに弾けるように練習だ。●バッハインヴェンション #01~#15#01~#13はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#14:左手32分音符の粒を揃えて、と意識しながら弾くこと、そして後半のテンポをじっくり保てと頭に浮かべながら弾くとテンポが安定し始めた。やはり頭はきちんと使って弾こう。#15:多少ミスタッチはあるものの、まとまってきたので、もう少し練習を重ねて仕上げるのだ。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01:テンポ四分音符125で通し練習数回。及びリズムを変えて跳躍練習。マイペースで頑張れ自分。Op.10-12:15~18小節左手中心にじっくり練習後、通して数回練習。悪戦苦闘はしているが左手の良い練習にはなっているようだ。Op.25-02:ミスも少なく無難に弾けているがテンポはいまひとつ。おまけに表現面でもいまひとつ。まだまだ肉付けが必要である。●シベリウス 「樅の木」「ピヒラヤの花咲く時」樅の木:通して1回。ピヒラヤの花咲く時:通して1回。そろそろ気持ちよく弾けるようになってきてニンマリ。●カスキ 「秋の朝」「夜の海辺にて」「古い時計台」秋の朝:練習して数日、だいぶ自分癒しのために弾けるようになってきたが、細かな部分でまだまだ練習は必要。29~32小節の最も盛り上がる部分が、まだオタオタしているような感じなので、ここを部分的に練習。夜の海辺にて:試しに初見で。舘野氏のCDを聴いた時ほどの感動がなかった。古い時計台:こちらも初見で弾けるレベルの曲だが、この曲はなんといっても響きが良い。もう少しじっくり練習してみよう。●ラヴェル 「古風なメヌエット」とうとう譜読み開始。しかし最後まで到達できず。45小節目まで(中間部手前まで)。うぅ、両手が重なり気味な箇所が多く、譜面もパッと読みづらいので早くも苦戦している。
Jan 9, 2005
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ハードディスクレコーダーにたまった録画を整理していたら、YKK-APのテレビCMが目にとまった。以前も何度か日記でも話題にしたことがあるのだが、2004年の晩秋頃から窓のサッシなどでお馴染みのYKK-APのCMに、ドビュッシーの曲たちが採用されていたのである。しかも、当時練習していた「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」だったりするから、CMに注目してしまうのは当然だろう。その他にも数バージョンあったらしく、なかにはどうしても曲名がわからないものがあった。ところが、ためしにYKK-APのWebサイトを見てみたところ、なんと「映像ライブラリー」なるコンテンツのなかにCMで採用された曲名がしっかりと掲載されているではないか。わーい! 多分、曲名に対する問い合わせが多かったのではないだろうか。嬉しい配慮である。ドビュッシー歴が浅い私は、これまで前奏曲集は第1巻、2巻ともに聴いたことがなく、CMで採用されていても「あっ、ドビュッシーの曲かな」程度しかわからなかったのであった。しかし、これで自分的に謎だった1曲が判明し、また頭のなかに練習したい1曲が追加されたのは言うまでもない。・・・って、前奏曲集に手が出せるのは何時の話だ?ところでCMに採用されていた前奏曲第2巻の第4曲「妖精たちは妙なる踊り手です」というタイトル。CDや楽譜を調べていたら、版によって邦題が異なっており、「仙女たちはあでやかな踊り子」となっていたり、「妖精たちはあでやかな踊り子」となっていたり?「妖精たちはあでやかな舞姫」、春秋社版はあっさりと「妖精はよい踊り子」、うーむ、邦題って曖昧だ。そういえば、以前ブルグミュラーでも出版時期によって邦題が異なっている話題を日記に掲載した記憶が・・・。映画の邦題にしてもそうだが、原題を綺麗に訳するのはつくづく難しいと思う。(先日テレビで放映された映画「戦場のピアニスト」の原題はTHE PIANIST、はて、戦場は・・・?いや、わかりやすい邦題なのではあるが)っと、最後に話を戻して、今度のYKKのCMは、果たしてどんな曲が採用されるのだろうか。ドビュッシーに続き、ラヴェルあたりをお願いしたいところだ。それとも一気にバロック時代あたりに戻ってみるとか?CMパターン1子供の領分から「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」ドビュッシー:[ピアノ全曲集(2)] ベルガマスク組曲/子供の領分(楽譜)ドビュッシー ピアノ曲集I〔音楽の友社〕CMパターン2前奏曲集第2巻から第4曲「妖精たちは妙なる踊り手です」ドビュッシー:ピアノ曲全集(1)前奏曲集第1巻/第2巻(楽譜)ドビュッシー ピアノ曲集VI〔音楽の友社〕CMパターン3ベルガマスク組曲から「パスピエ」ドビュッシー:[ピアノ全曲集(2)] ベルガマスク組曲/子供の領分(楽譜)ドビュッシー ピアノ曲集II〔音楽の友社〕----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #39,#41#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)#41アルペジオ、ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調,変ニ長調,変ロ短調。(変ロ短調はかなり苦手か、ゆっくり練習)●ブラームス51練習 #9ab,#05,#07,07ab#09ab、各指を広げる運動、2回往復#05、オクターブ移動訓練、2回往復。#07、3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。#07ab、#07の応用(両手別の進行)、2回往復。●クラーマー=ビューロー60練習 #04~#05#04、あぁ、弾けば弾くほどどつぼにハマッていく自分が分かる。これを完璧に弾くにはかなり長期戦になりそう。7小節~11小節は片手ずつ弾けば何の問題もないのに、両手合わせると指がもつれ気味。#05、まとめ段階●バッハインヴェンション #04~#15#14、左手、32分音符の運指が4-3-2-3-4の動きの時に、どうも粒・リズムが揃っていないのが気になる。#15、あれほど後半に苦戦していたのに、今日になってすんなり弾けるようになっている。この調子でまとめよう。●ショパン エチュード Op.10Op.10-01、テンポ四分音符125で通し練習数回。2日ぶりに弾いたので最初はミスしがちだったが、数回繰り返すうちに慣れてきた。それにしても、これ以上のテンポで弾ける日は来るだろうか。●シベリウス 「樅の木」「ピヒラヤの花咲く時」樅の木、通して数回。ピヒラヤの花咲く時、そろそろまとめ段階。ペダル等を含めて濁り無い音が得られるように考慮して弾こう。●カスキ 「秋の朝」まだまだ譜面にかじりついて弾くような状態だが、曲の流れはつかんだ。あとは、部分的に苦手なところを細かく練習していこう。ただ、ベートーヴェンやモーツァルト、ショパンのように先の流れが分かりやすいものは指があらかじめ準備できるのだが、フィンランド系音楽はまだ十分になれていないのか、進行に戸惑うところがあるので、早く慣れたい。
Jan 8, 2005
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冬の晴れた青空は、「青色」が澄み切って綺麗。夏のように空気が汚れてくすんでしまった青ではなく、どこまでも鮮やかなスカイブルーが広がっているから。だから、冬の青空は大好きだ。家の近くには大きな川が流れており、それに沿って桜の木々が植えられている。春になると、それは見事な桜道になるのだが、冬の間は葉もなく、いずれ蕾になるであろう膨らみだけが枝を飾る。冬になると、そんな青空の下、枝だけの桜の木々の間を歩くことが多い。まぁ、いわゆる私の散歩コースといったところか。いろんなことを考えたいときは、特に川を眺めながら桜の木の下で過ごすことが多いのだが、そんな私のお供はMP3プレーヤーに詰め込まれたピアノ曲たち。ここのところ、モチベーションが下がってしまったのか、ショパンのエチュードが弾けない日が続いているのだが、こうしてゆっくりと聴いていると再び「あぁ、弾きたいなぁ」と感じてくるから不思議だ。冬の乾燥した空気と澄み切った青空、川面に沿って飛ぶ鳥、枯れてくすんだ黄色の絨毯となった川岸の草たち、さびたベンチ、そんな風景のなかでショパンのエチュードの各曲を聴いていると、それはまるで映像散歩のようだったり。こんな情景にピッタリなエチュードといったら、Op.10-11の穏やかな流れの曲。アルペジオ三昧で、弾くのは厄介そうだが、気持ちはとても静かな気分になれるから好きだ。雲の流れを追いながらぼんやりと耳を傾ける。そして、お馴染みなOp.25-01、あぁ、練習しなくちゃなぁ・・・ Op.25-3あたりも、川面で遊ぶ鳥を追いながら聴いていると、なんだか楽しい。さすがにこんな穏やかな日には、いつも練習しているOp.10-4や12、気に入っているOp.25-12あたりは似合わない。やっぱり、いろんなシチュエーションを想定して、幅広いレパートリー確保をしていかないと、そんなことを考えてしまう私は、やっぱり「ピアノばか」か? さぁ、そろそろ家に戻ろう。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #01-10,#39,#41#11-20(各指の独立訓練)、まずはこれで指慣らし。#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)#41アルペジオ、ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調。●ハーモニックスケール3オクターブスケール(ハ長調)●ブラームス51練習 #9ab,#05,#07,07ab#09ab、各指を広げる運動、2回往復#05、オクターブ移動訓練、2回往復。#07、3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。#07ab、#07の応用(両手別の進行)、2回往復。●ツェルニー30番 #26#26、指定テンポではとても弾けず、四分音符82で足踏み状態。●クラーマー=ビューロー60練習 #04~#05#04、7小節目、まだ左手の進行が怪しげだが、譜面を見ずに自分の手に集中して弾くと弾けるのは何故?まだ、気を張って弾かねばうまく弾けないのは、曲が身体に染みついてない証拠かもしれない。#05、まとめ段階 テンポアップするとややミスあり。●バッハインヴェンション #01~#15#01~#12はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#13、明日からノーミス1回へ#14、14小節以降の苦手意識はやや改善されたものの、32分音符をいかに粒を揃えて弾くか。やはりまだ各指の独立が出来ていないのか、と自己嫌悪。#15、こちらも後半の進行はなかなか慣れなかったものの、ようやく先が見えてきた。あとは弾きこんでいくだけ。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」「月の光」プレリュード、おさらいメヌエット、通し練習2回。ミス部分は何度か繰り返して。月の光、通し練習2回。今日もアルペジオの指運びが悪い。部分練習をもっと。●シベリウス 「樅の木」「ピヒラヤの花咲く時」樅の木、通して数回。癒し効果満点。ピヒラヤの花咲く時、前半も含めて余裕をもって弾けるようになってきた。さぁ、あとひといき。●カスキ 「秋の朝」今年の秋がやっくるまでには、目を閉じてでも弾けるようになっていたいものだ。というわけで今日は片手ずつ進行を追いながら練習。
Jan 7, 2005
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昨晩、眠い目をこすりながら作成した書類を持って税務署へ。不安だった記載事項も問題なく、無事に受理され、これで私の仕事は終了・・・ではなく、これから個人事業最後の決算書と確定申告書類を作成しなければならない。あぁ、これからしばしPCと伝票とプリンターとの格闘が始まりそうだ。それにしても今日は寒い、寒すぎる。家にいても震えているような状態、こんな日は鍵盤に触れる指も硬直している。こんな状態で無理に指を動かしても、余計な箇所に力を入れてしまい、逆に手を痛めてしまいそうなので、まずは指を湯で温める儀式をしてから、再びピアノへ。しかし、いつものように練習しよう、というパワーがあまり湧いてこない。というのも、まぁ、こういった公開日記で書くような内容ではないが、数日前の1本の電話が原因だった。いわゆる相方親族のゴタゴタ話である(内容に関しては、書くのも恥ずかしい内容なので一応割愛ということで)。思えば、昨年の年始めにももめ事が勃発し、それに巻き込まれた私は、偶然か必然か、胃炎まで発症する始末。ピアノを再開する秋までは、実は精神的にもボロボロな状態だった。まぁ、私は結局ピアノに逃げたのかもしれないが、と同時にピアノに救われたような気もしている。それはまるで、不安定だった精神状態に、まるで蜘蛛の糸のようにたれさがったピアノ線だったり。それがゆえ、まるで何かにとりつかれたように練習に励んできた私なのだが、再発しそうなもめ事を前に、私の心も再び壊れていかないか、どうやったら自分を保っていられるか、あれやこれや考えてしまった。さすがに重い気分な時に、高いモチベーションを保っていないと弾けないようなショパンは辛かろうと、ショパンの楽譜を譜面台からおろし、代わりに手にとったのが「カスキ ピアノ小品集」。実は、秋になるまでこの楽譜は封印しておこうと思っていたのだが、どうしても、今、弾きたい曲があったのだ。それが「秋の朝」(今は冬なのだが・・・)。カスキは、シベリウス同様、1885年に誕生したフィンランドの作曲家、ピアノ曲や歌曲などの作品を残している。私的な印象としては、叙情に満ちた馴染みやすい旋律でありながらどこか不思議な香りを漂わせた、といったところか。シベリウスとはまた異なった魅力があるのだが、どことなくドラマのサウンドトラックを聴いているような気分にもなったりもする。癒し効果も抜群であり、ぼんやりとその音楽に耳を傾けていると、しばしこの世の鬱陶しいことを忘れさせてくれるのが嬉しい。「夜の海辺にて」や「古い時計台」も心惹かれるが、今はやっぱり「秋の朝」な気分、というわけで、早速譜面を追いながらぽつぽつと弾きだした。しかしこの曲、初見で弾けるほど甘くはなかった(ドビュッシーの「雪が踊っている」に引き続き、最近このセリフばかりだ)。独特のフレージング、慣れぬ進行、いやはや、これでは癒されるどころか、必死で譜面と格闘する羽目になりそうだ。しかし、こうやってピアノを弾く時間、音符や表現に翻弄されるひととき、自分がピアノを好きだという気持ち、これら全てに感謝である。明日はもっと明るい日記が書けるようにしよう・・・読み返していたら、自分が暗くなってきた。読んでしまった皆さん、ごめんなさい。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #01-10,#39,#41#01-10(各指の独立訓練)、まずはこれで指慣らし。#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)#41アルペジオ、ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,ホ長調,ハ短調。●ハーモニックスケール3オクターブスケールを本日から開始。まずはハ長調。む、難しい・・・早くも3度進行で挫折気味。●ブラームス51練習 #17,18ab,#9ab,#05,#07#17、2回繰り返し#18ab、16分音符4音の間に3連音符、2回繰り返し#09ab、各指を広げる運動、2回往復#05、オクターブ移動訓練、2回往復。#07、3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。●ツェルニー30番 #26#26、やはりテンポアップすると、それまで形成されつつあった曲が崩れがち。特に同音連打の質に気をつけて。●クラーマー=ビューロー60練習 #04~#05#04、テンポ四分音符110で弾けるまでとにかく練習。#05、まとめ段階、あぁ、やはり#05の方が先に終わりそうな予感。●バッハインヴェンション #01~#15#01~#12はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#13、まとめ段階。ミスタッチがなくなるまではもう少ししっかり練習だ。#14、14小節以降、まだ苦手意識が改善されていないため、部分的に練習。32分音符の連続がネック。#15、ゆっくりテンポで、曲の流れをとめないように。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」「月の光」プレリュード、おさらいメヌエット、通し練習2回。この曲、どうして暗譜できないのだろう。いくら弾いてもどうしても記憶されない。月の光、通し練習2回。アルペジオの指運びが悪く、流れるように弾けていないぞ。●シベリウス 「樅の木」「ピヒラヤの花咲く時」樅の木、通して数回。時々、アルペジオが汚くなるので、もっと粒を揃えて。ピヒラヤの花咲く時、ミスタッチはだいぶ減ってきたものの、まだ譜面にかじりついて弾いているような状態。もっと余裕をもって弾けるようになろう。●カスキ 「秋の朝」本日から譜読み開始。CDを聴いて曲の流れはつかんでいるはずなのに、いざ弾いてみると和音と進行にやや戸惑う。
Jan 6, 2005
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実家に泊まって2日目の朝、父親のPCを借りてインターネットに接続する。我が家はとりあえず常時接続環境だが、実家はダイヤルアップしてネットに接続するため、一応、遠慮という意味もこめて、のんびりとWebサイト巡りをしている訳にもいかない。とりあえず、楽天日記にアクセスすると、やはり正月のせいか、日記を更新されている人は少ないようだ。きっと今夜あたりから皆さん怒濤の更新が始まるのだろうか、そう思いながら、慌ててコメントを書き込んでダイヤル切断。「うぅ、自分のPCを持ってくれば良かった・・・」普段、ノートPCと携帯電話で何処でもインターネットアクセスするのが私のモットーなのだが、慌てて自宅を飛び出したせいで、ノートPCもケーブル類も忘れ、結局は父親のPCを借りる羽目になってしまったのだ。さて、朝食後、何するわけでもないそんな時間こそ、ピアノを弾く時間ではないか。そんな私は辺りをキョロキョロ見回しながらピアノの蓋を開ける。あぁ、久々の生ピアノ。いつもはヘッドフォンで肩身の狭い思いをしながら練習する毎日だけに、どんなに古いピアノであっても、やっぱり生ピアノは良い。家族からは、「正月早々、そんなに練習しなくても・・・」と、冷たい視線を浴びたような気もしたのだが、コレを逃したら、また、いつ生ピアノを弾ける機会があるか。楽譜をバサバサっと鞄から取り出すと、間髪いれず、ハノン全調スケール。何かにとりつかれたように、ドビュッシーのベルガマスク組曲、シベリウスの各曲、譜面を忘れてきてしまったので記憶をたどりながらクラーマー=ビューローの1番、更にバッハインヴェンションと続く。ミスタッチやら途中でつまずいたりしたら、もう大変。いつもの練習モードに突入してしまいかねない。しかし、今日ばかりはそれも無視して、とにかく弾いて弾いて弾きまくる。そして、最後、ショパンのエチュード。Op.25-2あたりは、まぁ無難にこなしたものの、Op.10-01はやはり惨憺たるものであった。ミスタッチの連続に、まだまだ精進が足りない、もっと練習しないと、今、練習したい!!うずうずしてくる。(しかし、ここまでで既にどのくらいの時間が経過しているだろう。その間、家族の団らんタイムを思いっきり破壊している。)そして、エチュードOp.10-4を弾き出し、途中、48小節でつまずいた時であった。48小節、49小節を何度か繰り返して弾いていた時、母親は一言。「最近は現代曲も練習しているの?」えっ、現代曲・・・・って何。これ、ショパンなんですけど・・・。エチュードOp.10-4の48小節から主題部に戻るまでの数小節、左手の和音は確かに「不協」の香りプンプン、48,49小節だけ弾いていれば確かにそう思われる可能性もなきにしもあらずだが、これは私の弾き方にも問題があるのか、と奈落の底に突き落とされたような瞬間であった。割とクラシック音楽もよく聴く母親ではあるが、ショパンのエチュードあたりになるとそれほど真剣に聴いたことは無いらしい。それにしても・・・こうして私のピアノな時間は過ぎていった訳だが、これだけ長い間、生ピアノに触れたのは実に久々である。いつもは実家に戻っても泊まらずに帰るため、ほとんどピアノを弾く時間はないのだ。しかし、まだまだ弾き足りない。もっと長い間、練習していたい。しかし、これ以上、ピアノが置かれている居間を占拠するのは、しのびがたい。というわけで、すごすごとピアノの蓋を閉じるしかなかった。本日の日記のお題目に「実家じゃやっぱりピアノが弾きづらい」なんて書いたが、2時間以上弾いておいて、弾きづらいとのたまう自分の図々しさに呆れる自分であった。ただ、現在のところ、「実家のピアノを弾く」ということは、練習する、ということよりも、練習成果を披露する、に近いものがあり、いつものように数小節も何度も何度も部分練習する、という行為をしづらかったりする。なんとも複雑な思いだ。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(実家にて)●ハノン #39#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」「月の光」プレリュード、通し練習1回。曲の起伏の付け方は、やはり生ピアノでじっくりつめたい、と実感する。メヌエット、通し練習1回。最後の盛り上がり部分で多少ミスあり。もう少し丁寧に弾こう。月の光、通し練習1回。まだまだ練習が足りない。●シベリウス 「樅の木」「ピヒラヤの花咲く時」樅の木、通して数回ピヒラヤの花咲く時、32分音符上り進行部分を集中的に練習後。通して数回。●クラーマー=ビューロー60練習 #01のみ#01、楽譜を持参しなかったので記憶を頼りに通して1回。●バッハインヴェンション #01~#15全曲、とにかく通して1回。いや、#12,13,14は数回練習。いやはや、全曲が、#01のように余裕をもって弾ける日は何時来るのだろうか。●バッハ 「主よ人の望みの喜びよ」なるべく流れをとめずに弾こうとすると、どうしても1,2音間引きしてしまう癖が残っている。今年はこの癖を直すことを優先的に、しっかり練習だ。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01、なぜか緊張のあまり?ミスタッチ続出。リズムを変えて跳躍練習。その後通して練習。Op.10-04、生ピアノの方が弾きやすいことを顕著に感じるのがこの曲。何故だろう。譜面3ページ目を中心に部分練習と、通し練習。Op.25-02、無難に弾くことは出来るが、テンポはまだまだモデラート。最終ページに抑揚をつけたいため、部分的に練習。
Jan 3, 2005
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1月2日は、年始を兼ねて午後から埼玉の実家へ帰ることとなった。実家に帰れば生ピアノが待っているというのに、家族団らんの場に割ってまでピアノを弾くのはかなり心苦しい、という愚痴話は今までの日記の各所でもちりばめてきた。というわけで、出発日の午前中に出来るだけ弾いておこうと、ハノンからツェルニー、クラーマー、そしてショパンエチュードの一部を慌てて練習する。しかし、焦った気持ちでピアノに向かったとしても、こういう練習は大概 身に付かなかったりするから、困ったものだ。実家でピアノの練習が出来ないならば、せめて今練習している曲だけでも携帯MP3プレイヤーに録音して、時間がある時にでも聴いていよう。そう思うと、すかさずショパンのエチュード(何故か全曲)、ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」と「子供の領分」、「雨の庭」、シベリウスの「樅の木」「ピヒラヤの花咲く時」あたりの曲たちをCDからMP3ファイルに変換し、MP3プレイヤーへ移動する。音楽好きの多くが所有している携帯型の音楽プレイヤー、私も例に漏れず、その所有歴は長い。古くはSONYのウォークマンに始まり、類似品の他メーカーのカセットプレイヤー、録音機能付きのものやら再生のみのものやら、それはもう何台買っただろうか。そして時代はCD(コンパクトディスク)へ。当然のようにSONYディスクマンを購入しては、通学のお供として活躍していたが、ピアノの発表会やらバンドの練習風景を録音するためにはあいかわらずカセットプレイヤーも必要というわけで、鞄の中には機械モノがうじゃうじゃ。更に時が流れ、カセットテープからMD(ミニディスク)への移行の時期がやってきた。編集好きな私は、「クリスマスバージョン」やら「ミッドナイトドライブ」、「バラードバージョン」等、シチュエーションに合わせてあれやこれやと曲を集めてはMDに録音していたものだ。そのうち、携帯情報端末、いわゆるPDA(私はSONYのCLIEを愛用)のメモリに音楽(MP3フォーマット)ファイルを入れて聴くようになったが、いかんせん、音楽を聴いているだけで電池の消耗が激しく、かんじんのPDAの機能を使う前に電池切れになってしまうため、結局はMP3専用プレイヤー(Rio SU10Rio SU10 128MB)を使用するようになって、現在に至っている。それにしても、ちょっと大きめな口紅程度のサイズに音楽ファイルを多数詰め込めるのは本当に嬉しい。いやはや、便利な世の中になったものだ(その一方、インターネット普及で音楽ファイルを巡って各所で問題も発生しているようだが)。おっと、話が余談だらけになってしまった。そんなわけで、約3時間ほどかかって、都内から埼玉へ車で移動、実家に着いたのは、既に夕刻になろうとしていた。やはり、この日はピアノの前に立つことすら出来ず、折角鞄に詰め込んできた楽譜も役に立たずじまいである。ピアノが目の前にあるのにピアノが弾けないこの現実は、あまりに寂しい(よくよく考えれば実家に帰るたびに言っているセリフだ)。あぁ、はやく生ピアノが置ける環境が欲しいものだ。今日はMP3プレイヤーに入っている音楽たちを聴きながら、弾いた気分を味わって1日を終えることにしよう。耳で覚える練習日なんて日があっても、まぁ良いか・・・と思いながら。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ●ハノン #39#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)●ブラームス51練習 #17,18ab,#9ab,#05,#07#17、3回繰り返し#18ab、16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#09ab、各指を広げる運動、2回往復#05、オクターブ移動訓練、2回往復。#07、3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。●ツェルニー30番 #26#26、同音連打からレガート部分への指移動の際に、たまに発生するミスタッチ、これに注意しつつ、安定したテンポで弾くこと。●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#05#01~03、おさらい#04、ゆっくり目のテンポで両手をピッタリ合わせて弾くことを心がけて。#05、テンポをアップすると15~18小節でミスタッチする確率が高くなるので気をつけて。もう少し進行が指に染みついてからでも遅くはないぞ。●ショパン エチュード Op.10Op.10-01、テンポ四分音符110及び115で通し練習。ペダル有無、及びリズムを変えて跳躍練習。Op.10-04、テンポ四分音符115で通し練習。Op.10-12、テンポ四分音符100前後で通し練習。
Jan 2, 2005
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2005年、明けましておめでとうございます!昨年はお世話になりました。今年もどうぞよろしくお願い致します。2005年元旦 ふゆのほし画像は私が昨年末風邪のなか、ぼんやりとした頭で作った年賀状のデザインの一部である。皆さんへの年賀状代わりに、と思ってペタッと日記に貼っておいた。■果たして元旦からピアノの弾き初めはするだろうか明日、実家に帰るため、その準備と正月料理もとりあえず作らねば・・・(って、そういうことは大晦日にしなさい、と突っ込みがありそうだ)。とりあえず、都心の朝はよく晴れており、初詣に行かれる方も多いだろう。しかし、いかんせん混雑が大の苦手とする私には、1月1日の初詣は永遠に無理そうである。5日以降、楽譜買い初め?の際に、いつも訪れる楽器店の近くにある神社でお参りをして、初詣代わりにしよう。さて1月1日、本日、私は果たしてピアノの弾き初めをするのであろうか。その様子はまた夜にでも続きを綴ることにして、まずはご挨拶まで。皆さんの弾き初めは、一体何だろうか。って正月早々、ピアノなんぞ弾かないでしょうに、と言われてしまえばそれまでなのだが。それではまた続きは夜に・・・■(夜中更新)ピアノの弾き初めはあくまで軽く・・・というわけでここからは1月1日真夜中に追記した日記である。結局、本年度のピアノ弾き初めは、さすがにいつもの練習メニューをこなす時間はさけず、あくまでも軽く弾く程度となってしまった。だから、ハノンもツェルニーもクラーマーもお休みである。というわけで、2005年のピアノ練習弾き初め●バッハ 「主よ人の望みの喜びよ」2004年弾き納めの締めくくりだった曲を、今回2005年の弾き初めの曲として選ぶ。いや、たまたま楽譜が譜面台に置きっぱなしだったため、この曲からスタートしたのであった。ゆっくりゆっくり響きを楽しむようにして弾いていく。今年はもう少しミスタッチ無きよう、しっかり練習しよう。●シベリウス 「樅の木」「ピヒラヤの花咲く時」窓からかすかにさし込む陽の光を見ながらこの2曲を弾くと、なんとも冬の喜びを感じるのだ。もっともっと上手くなりたい。●バッハインヴェンション #01~#152005年弾き初めの1曲目に「主よ、人の望みの喜びよ」を弾いてしまったら、無性にインヴェンションが弾きたくなってしまった。というわけで、インヴェンション全曲を一気に弾いてみるが、#8は不調、#14、#15はまだまだ練習不足が目立ち、ついついそのまま練習モードに突入しそうになってしまった。今日はグッと我慢。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」「月の光」余裕をもって弾ける曲といったらやはり「プレリュード」だろうか。あとの2曲はややミスタッチが気になるが、今年も頑張れ!!●ドビュッシー 子供の領分から「グラドゥスアドパルナッスム博士」あぁ、YKK-APのCMで流れるような雰囲気で弾きたいのに、どうしたのだ?運指を気にするあまり、妙にたどたどしい。●ドビュッシー 「夢」軽く譜読み程度で弾いてみたが、真剣に練習しなければ「悪夢」になってしまいそう。あぁ、今日の初夢は、悪夢になってしまうのか。こんな感じで、本日のピアノ弾き初めは終わったのであった。結局、バッハとドビュッシー、シベリウスといった、ゆったりとした気分で弾ける曲ばかりを選択してしまった。さすがにワインで酔った状態で、ショパンのエチュードは辛すぎる、というわけであえて避けたのである。明日から1泊で実家に帰るが、正月早々、ピアノは弾かせてもらえるだろうか。だいたい、居間にピアノがあるのがいけないのだ。しかもダイニングとつながっているため、テレビを観ながらくつろいでいる家族だんらんの場を邪魔する訳にもいかない。あぁ、やはり実家に帰る前に少し練習してから帰ろうかな、そんなことを考えながら1日の夜は過ぎていったのであった。
Jan 1, 2005
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大晦日、朝9時過ぎに起きたら外は雪?と思いきや、カーテンごしに陽がさしこんでいる。今日は朝から雪が降るかもしれない、という予想だったのだが、「予想もあてにならないなぁ」なんて呑気にパソコンを操作していると、いつの間にやら空は厚い雲に覆われ、昼前にひらひらと雪が舞いだした。あぁ、やはり天気予報は大当たりだったのである。14時過ぎには関東各地でも大雪に見舞われ、我が家のベランダにもずっしりと雪が積もっている。大晦日、都心で雪が降るのはなんと21年ぶりだとか。雪が降ろうが雹が降ろうが、はたまた、快晴であろうと、今日はなんとしてでもピアノの弾き納めをしたい、そう思った私は半天を着込んで寒いピアノ部屋でピアノを弾きだした。今まで練習してきた主な曲を一気に弾く、これが2004年、最後の私のピアノ練習である。ほとんど練習曲で占められているだが、まぁ、ピアノ再開したてなのでこれも仕方あるまい。来年からはもっと様々な曲にチャレンジしよう。そう思いながら、ひたすら弾き続けて何時間が経過しただろうか。そろそろ夕食を準備する時間だ。そして、私はピアノの蓋を閉める。ピアノ再開とともに2004年9月に始めた楽天日記、ピアノをこれだけ精力的に続けていられるのも、日記を通じて練習内容が形となって残されていくことにあるかもしれない。そして、日記に対して皆さんからあたたかいコメントを頂いたり、ピアノ仲間さんたちの日記を読みながら刺激を受け、更にピアノの練習が楽しくなったのはいうまでもない。皆さんに感謝しながら2004年の日記はこれにて終了、次に綴る日記は2005年。皆さんがそれぞれ良い年を迎えることを祈りながら、2005年が来るのを待つ私である。さて、そろそろ年越し蕎麦の準備でもしようか。日記を美しく締めくくるつもりだったのだが、ふとここで疑問がわいてきた。年越し蕎麦というのは、夕食時に食べるものなのだろうか、それとも年が変わる夜中に食べるものなのだろうか、皆さんの家ではどちらだろうか。----------------------------------------------------2004年のピアノ練習弾き納め●ハノン #39(4オクターブ音階)年末の指訓練弾き納めはやはり全調4オクターブ音階、これを2往復ずつ。●ブラームス51練習 #17,18ab,#9ab,#05,#07指の各運動を効果的に練習できるブラームス51番から#17,#18ab(4-5指強化)#09ab(各指を広げる運動)、#05(オクターブ移動訓練)、#07(3度を4-1,5-1指で弾く運動)これを各1回ずつ●ツェルニー30番 #01~#26まで再開当初はツェルニー40番からやり直そうと思っていたのだが、指がまともに動いてくれないので結局ツェルニー30番からやり直した。9月末から始めて年末までに全曲やり終えるはずだったのだが、結局は#26までとなってしまったのは残念。というわけで、今日は久々に#01から現在練習中の#26まで一気に弾いてみた。#15の分散和音練習、#18の4-5指いじめ、この曲たちは相変わらず苦手なので、#30まで再練習が済んだ時点でもう一度練習しようと・・・反省。●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#0511月下旬から始めたクラーマー=ビューロー、1曲を完璧にこなそうと思うと時間がかかり、いまだ#05までしか進んでいないのだが、練習自体は楽しい。これから長い期間、つきあっていく練習曲になるだろう(みっとんさん、紹介ありがとうございます)。というわけで、#01~#05まで一気に弾く(・・・って毎日弾いているだが)。#04はアップテンポで弾くことを意識せず、ゆっくり目のテンポで確実に弾くことだけに集中、2005年もこの曲はもう少し練習しなければならなそうだ。#05の15~18小節は、あいかわらず自信なさげに弾いてしまっているので、もう少し部分練習をした方が良さそう。●バッハインヴェンション #01~#15音楽の基本が詰まったバッハインヴェンション、この曲集、実は「カンタービレ」(歌うように)が主目的なのである。といって、必要以上に叙情的に弾くとバッハらしさが消えてしまうので、論理的に、且つ、歌うように弾くことを頭に入れながら練習した。年末までにとりあえず全曲再練習が出来たのだが、#12~15はまだまだ集中的に練習が必要だ。改めて好みの曲だと感じたのは、#01,#04,#07,#12,#13,#14苦手意識がある曲は、#05,#08,#10●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」「月の光」現在練習中のベルガマスク組曲から3曲通して弾いてみる。4曲目の「パスピエ」は結局練習中断のまま、年を越してしまうことになってしまったが、来年は改めて練習再開したい。●ドビュッシー 版画から「雨の庭」グラドゥスアドパルナッスム博士の次に手がけたドビュッシーの曲がこの「雨の庭」。仕上げ状態までにはいかず、まだまだまともに弾けている状態にはほど遠いが、2005年も引き続き練習していきたい。●ドビュッシー 子供の領分から「グラドゥスアドパルナッスム博士」ピアノを再開して初めて練習したのがこの曲。この曲に出逢わなければ真剣にピアノを再開することはなかったかもしれない。一度は暗譜状態にまで仕上げたはずの曲だが、今日、久々に弾いてみると、惨憺たる状態だったので、また再練習が必要そうだ。おまけに冒頭の右手運指もいい加減なものだったので、もう一度見直すことにしよう。●ショパン エチュード Op.10,25ドビュッシーの次に目覚めたショパンのエチュード、年末までに練習を手がけたのは4曲だけだったが、来年はもう少し弾けるようになるのだろうか。来年の早い時期にはOp.25-12大洋の譜読みを開始したいと思っている。本日は、Op.10-01,-04,-12、そしてOp.25-02を1回ずつ通して弾いてエチュード弾き納めとした。●シベリウス 「樅の木」「ピヒラヤの花咲く時」クリスマスに弾きたい曲を探していて「樅の木」に出逢い、それがきっかけでフィンランド音楽に触れることとなった(lemidoriさん、紹介ありがとうございます!)。今年内は2曲の練習にとどまったが、2005年はメリカント・カスキの曲集を含めて、更にフィンランド作品をものにしていきたい。●バッハ 「主よ人の望みの喜びよ」2004年弾き納めの締めくくりは、この曲。ミスタッチが続出しでずっこけ気分になったりもするが、自分が癒されるので、コレはコレで良しとしよう。2005年クリスマス時期までには美しく弾けるようになりたい。
Dec 31, 2004
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12月29日、朝起きると私が住む多摩地方はまだ雨だった。ところが、午前9時前頃からみぞれに変わり、いつの間にか雪になっているではないか。しかも、大粒のぼたん雪がみるみるうちにベランダを真っ白に覆い尽くす。道理で寒い、寒すぎるわけである。風邪気味な私は、全身にだるさもあってか、もう少し寝ていようと毛布にくるまっていたのだが、その雪をみて、むくっと起きあがった。「こんな時はピアノ弾かなくちゃ」都心初雪記念と勝手に称して、雪にちなんだ曲を考えてみた。いやはや、もしかしたら私はイベント好きなのか。ところが、ぼんやりとした頭では何も浮かんでこない。さすがにアダモの「雪が降る」を適当に弾く気分になれないし、ヴィヴァルディの四季「冬」をピアノ用に即興でアレンジするなんてことは出来そうにもない。そんななか、楽譜をパラパラとめくっていると、「あった。うってつけの曲が!」それは、ドビュッシーの子供の領分から「雪は踊っている」である。確かにピアノ部屋から見える雪は踊りまくっている。今、これを弾かずにはいられない、と楽譜をバッと開くとポツポツと弾き始めた。しかし、いかんせん、初見。ドビュッシーが初見で軽々と弾けるほど、私の初見能力は素晴らしくない。おまけに寒い。寒すぎる。結局、2階のリビングルームに置いてある石油ストーブを1階のピアノ部屋に移動し(我が家の階段は細く、螺旋状に近いので、危険物を持っての移動はかなり危ない)、ようやく人並みなピアノ練習が出来るようになった。しかし、私はどうしても「雪が踊っている」の曲の良さがいまひとつ把握できていない。プロの演奏家が弾く「雪が踊っている」を聴くと確かに、「あぁ、雪が舞っている様子がとてもよく表現されているなぁ」と思うのだが、いざ弾いてみると、雪が舞うどころか、ドカ雪が転がっているようにしかならない・・・あぁ、情けない。結局、「雪は踊っている」は早々に諦め、やはりこんな日はシベリウスでしょう、とばかりに「樅の木」を弾きながらうっとり。そして続いて「ピヒラヤの花咲く時」を弾きながら、これまた幸せに・・・は、まだならないレベルの演奏だが、つくづくシベリウスの小品は冬にピッタリだ、と思う。後で知ったことだが、NHKテレビの名曲アルバムの12月放送では、舘野泉氏が弾く「樅の木」と「ピヒラヤの花咲く時」がセットで放映されていたらしい。なんたる偶然だろうか。ちなみに、NHKの名曲アルバムは幼い頃からとても楽しみにしていた小さなクラシック音楽番組。しかも、番組間のほんの5分程度の放映なのだが、これで様々な曲を知るきっかけにもなった、と幼き頃をふと思い出してしまった。外をみればまだ雪は降っている。シベリウスで満足した私は、その後、恒例の練習メニューをこなしながらも、咳がとまらず、結局ショパンの練習にまでは至らずじまいで、本日の練習はこれにておしまい。再び、重いストーブを持って、リビングルームへとすごすごと戻っていったのであった。あぁ、なんとか年明けまでには風邪を治さなければ、寝正月になってしまいそうだ。この日は、年賀状も原稿までは作ったもののそのまま放置、家事もそこそこに、布団にもぐりこんだ。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #21-22,#29-30,#39#21-22(3-4-5指の訓練)を続けて、通常1回・スタカート1回。#29-30を続けて通常1回・スタカート1回#39全長短調の4オクターブ音階をリズム変えて(ハノン教本によるリズムその10))弾く●ブラームス51練習 #17,18ab,#9ab,#05,#07#17、3回繰り返し#18ab、16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#09ab、各指を広げる運動、2回往復#05、オクターブ移動訓練、2回往復。#07、3度を4-1,5-1指で弾く運動、3回往復。●ツェルニー30番 #26#26、この曲、指定テンポを見てみたら、四分音符92と書かれている。92、なんだ、割と遅いではないか、なんて思ったら大間違い。2/4拍子なのでとてつもなく速い。こんなテンポでは一生弾けない、というよりも、私が持つこの曲のイメージとどうしても食い違うということで、テンポ80で勝手に満足しきってしまった。しかし、指にガーゼを巻いた状態で弾いたため、どうしても軽快に弾けない。次回、気を取り直して練習しよう。●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#05#01~03、おさらい#04、まとめ返上はまだまだ続く。リズムを変えて粒を揃えて弾けるよう訓練するのだ。#05、15~18小節、そんなに自信なさげに弾かないで。28~29小節、まだまだリズムがもたついている。●バッハインヴェンション #01~#15#01~#11はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#12、まとめ段階。凡ミスに気をつけて。#13、まとめ段階。こちらも軽いミスタッチがまだ発生。#14、17~18小節、慌て気味で弾かないで落ち着いて弾くこと。#15、指定トリルを勝手に抜かさないで。14~17小節は部分練習。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」「月の光」プレリュード、おさらい(通し練習1回)メヌエット、通し練習2回。月の光、通し練習2回。本日、風邪気味につき体力を多大に使うショパンはお休み----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(冬期限定?)●シベリウス 「樅の木」まとめ段階。クリスマスが終わって気が抜けたのか?アルペジオが間延びしているぞ!!気をつけて。●シベリウス 「ピヒラヤの花咲く時」まだまだ余裕のなさが演奏にあらわれているので、十分に通し練習を続けて。●ドビュッシー「雪が踊っている」子供の領分から1曲。譜読みを開始してみた。・・・しかし、はやくも諦めムードである。
Dec 29, 2004
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っと本題に入る前に・・・本日のピアノ練習を終えた後、なにやら喉がイガイガしていることに気がついた。そういえば咳もでるみたいだし、これはもしかして風邪? そう、年末はすぐそこだというのに、不覚にも風邪なんぞをひいてしまったらしい。まさか、極寒のピアノ部屋に身体が耐えられなかったのか。いや、身なり?だけはかなり温かくして練習にのぞんでいたので、それはあるまい(と信じたい)。あまりに寒い日は、ピアノ部屋の隣にある風呂場の暖房器具をピアノ部屋に引きずり込んで、なんとかしのいでいたし、ピアノの弾き始めこそ、冷たくて氷のような指と鍵盤も、練習メニューをこなしていくにつれ、ぽかぽかと温まってくる。ドビュッシーを弾く頃には全身ぽっかぽかで、薄着でも良いくらい・・・なのだったが。それにしても、毎日ピアノを弾くたびに思う。どうして鍵盤ってこんなに冷たいのか。生ピアノでは難しいかもしれないが、電子ピアノだったら、鍵盤暖房を搭載できそうなのに?ってそんなことを考える自分がちょっと寂しい。いや、あたたかな鍵盤、それはそれでちょっと気持ち悪いか。さて、本題に入ることにしよう。年末反省シリーズ第二弾、「左手と各指の強化は出来ただろうか」である。ブランク後のピアノ再開で最もネックになっていたのが、各指の動きである。左手が全く動かなかったのは勿論、右手指の各動きも現役時代に比べると悲惨であった。ピアノを再開しようと思い立った初日のあの衝撃は今でも忘れない。だまってそのままピアノの蓋を閉めてしまいたくもなった。続けてこられたのは、ただの意地と根性(という言葉はちょっと苦手)、そして日記仲間の皆さんのおかげである。指強化に関して、何人もの皆さんからアドバイスを受け、再開から3ヶ月以上が経過した現在、随分動くようになってきた。そこで2004年内に自分が学んだことといえば・・・■ピアノ再開したての指で、ハノンのやり過ぎには十分注意しよう脱力や各指が弱い状態でハノンを必要以上に弾けば、腱鞘炎への道まっしぐら(経験者は語る)■練習の基本はやっぱりスケールとアルペジオ年内にはアルペジオの練習まで出来なかったのだが、毎日スケールを弾くことで指の動きは随分変わってくることを実感。各指がしっかりと独立して動くこと、ムラのない音づくり、リズム感、両手をしっかり合わせることなど、スケールから学ぶことはいっぱいだ。■何が悪いのか、常に考えながら弾くことハノンはただ指を動かすだけで何も考えずに弾けるから楽、といった言葉をたまに耳にするのだが、これはちょっと勿体ないかも。ハノンにかかわらずだが、無心で弾くよりも、常に何が悪いからこうなってしまうのか、考えながらピアノに向かうこと、これがかなり重要であることを、改めて思い知らされた。こうして試行錯誤しながら毎日ピアノに向かってきたのだが、それでも、左手の動きはまだまだ危うい。スケールを弾けば、右手の動きにひっぱられるようにして惰性で弾いている感がある。左手の4-5指も再開当初よりはしっかりと動くようになったものの、他の指と比べればまだまだ弱い。年末の時点で、各指の強化に対する満足度は点数にすると、20点程度だろうか。来年は、せめて50点くらいになるまで練習したい。本当は、右手と同じくらい左手もしっかり動いてほしい、これが今の本音である。風邪の具合によっては明日の練習が心配・・・たっぷり食べてたっぷり寝て、さっさと治してしまおう。私の自慢なところは、たとえ40度の熱が出ていても、何故か食欲だけが落ちないところだろうか。皆さんもどうか風邪には注意して、元気な年末年始をむかえてほしい。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #21-22,#29-30,#39#21-22(3-4-5指の訓練)を続けて、通常1回・スタカート1回。#29-30を続けて通常1回・スタカート1回#39全長短調の4オクターブ音階をリズム変えて(ハノン教本によるリズムその9))弾く●ブラームス51練習 #17,18ab,#9ab,#05,#07#17、3回繰り返し#18ab、16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#09ab、各指を広げる運動、3回往復#05、オクターブ移動訓練、2回往復。#07、3度を4-1,5-1指で弾く運動、3回往復。下り側左手3-4-1指、しっかりした音を出すように心がけて。●ツェルニー30番 #26#26、同音連打が綺麗なスタカートで弾けるように。同音がくっつき気味なので、テンポを遅くして1音をはっきり弾く練習をする。●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#05#01~03、おさらい#04、7~11小節でもつれ気味なので、まとめ段階返上、もっと練習せよ!#05、27~29小節、もたつかないようにリズム良く弾くことを心がける。この調子では#04より先行してしまいそうだ。●バッハインヴェンション #01~#15#01~#11はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#12、まとめ段階。かなり良い感じになってきた。これで凡ミスを起こさなければもっと良いのだが。#13、まとめ段階。#14、14小節以降、部分練習。32分音符のリズム、特に左手進行はリズム正確に。#15、後半部はまだ進行が慣れぬまま。ゆっくりテンポでじっくり練習。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01、テンポ四分音符110及び115で通し練習。リズムを変えて跳躍練習含む。Op.10-04、テンポ四分音符115で通し練習。120テンポは本日休止(パワー不足につき)。Op.10-12、テンポ四分音符100前後で通し練習。15~18小節、運指を含めた部分練習を重点的に。Op.25-02、テンポ二分音符86で右手の音粒を揃えて弾くこと。集中力が切れた途端ミスタッチするので、要注意。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」「月の光」プレリュード、おさらい(通し練習1回)メヌエット、通し練習2回。月の光、通し練習2回。左手アルペジオの運指、譜面をよく見て確認すること。本日時間切れにつき、シベリウスはお休み。
Dec 28, 2004
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2004年ももうすぐおしまい。というわけで、ピアノ練習を再開してからの数ヶ月間を反省してみることにした。反省事項は山のように沢山あるのだが、なかでも最も大きな反省といえば、ある程度、曲が弾けるようになると、ついつい他の曲に目移りしてしまうこと、つまり、「譜読みが終わると安心してしまう」ことだったりする。世の中に弾きたい曲が山のようにあるのが罪なことなんだ、なんて本末転倒なことは言ってはいけないのだが、こうして、仕上げ途中な曲たちが、次々と山積みになっていく様子が、日記でもわかってしまう。例えばショパンのエチュード。最初は「よし、Op.10-4を仕上げるぞ!」と意気込んで始めたのだが、ある程度、指が慣れてくると安心感からか、ついつい他の曲にも手を出してしまった。そう、それがOp.25-2。更に己の首を絞めるがごとく、Op.10-1、Op.10-12と、次から次へと練習を開始し、今では泥沼状態と化している。も、もしかして私って浮気性なのか???うむ、「惚れぬいたらとことんつらぬく」が私のモットーであるはずなのに、あぁ、これではいけない。いや、「ピアノ」という対象には、とことん惚れているつもりでいるが、愛情表現が間違っているのかもしれない。来年こそはもう少し的を絞って練習しなければ、と思うのだが、結局「世の中の沢山の曲たち」の誘惑に負けてしまう己がいるような気がしてならない。・・・って、これじゃ反省になってないか。レッスンに通えば、練習中の曲についてしっかりと仕上げまでの管理が出来るのだが、独習の場合は、己の自己管理と誘惑の闘いに勝たねばならない。あぁ、もっと意志の強い人間にならなければ!!そういいながらも、ショパンエチュードOp.25-12の譜読みをしたいよ~、なんて戯言を言っている私が、そこにいる。もう、勝手にしてって感じだ。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #21-22,#29-30,#39#21-22(3-4-5指の訓練)を続けて、通常1回・スタカート1回。#29-30を続けて通常1回・スタカート1回#39全長短調の4オクターブ音階をリズム変えて(ハノン教本によるリズムその9))弾く●ブラームス51練習 #17,18ab,#9ab,#05,#07#17、3回繰り返し#18ab、16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#09ab、各指を広げる運動、3回往復#05、オクターブ移動訓練、2回往復。#07、3度を4-1,5-1指で弾く運動、3回往復。●ツェルニー30番 #26#26、同音連打を4-3-2指と弾くはずが、つい同じ指で弾いてしまうのはくれぐれもやめよう。●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#05#01~03、おさらい#04、まとめ段階。#05、まずはゆっくり目のテンポでミスタッチなきよう弾ける事を重視して。15~19小節の進行については慣れ始めてきた。●バッハインヴェンション #01~#15#01~#11はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#12、まとめ段階。トリルを乱暴に弾かないこと。#13、まとめ段階。あともうひといき!#14、32分音符のリズムが崩れないよう、頭のなかでリズムを刻みながら弾くこと。#15、まだまだ譜面をしっかり追って弾く状態。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01、テンポ四分音符110及び115で通し練習。リズムを変えて跳躍練習含む。Op.10-04、テンポ四分音符115及び120で通し練習。120テンポだと45,46小節が乱暴気味。気をつけて。Op.10-12、テンポ四分音符100前後で通し練習。15,16小節に加え、17,18小節の運指を再検討。パデレフスキー版の補則運指(全音版)を参考に、指を十分に慣らすこと。Op.25-02、テンポ二分音符86で右手の音粒を揃えて弾くこと。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」「月の光」プレリュード、おさらい(通し練習1回)メヌエット、通し練習2回。月の光、通し練習2回。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(冬期限定?)●シベリウス 「樅の木」まとめ段階。クリスマスが終わって気が抜けたのか?アルペジオが間延びしているぞ!!気をつけて。●シベリウス 「ピヒラヤの花咲く時」まだまだ余裕のなさが演奏にあらわれているので、十分に通し練習を続けて。
Dec 27, 2004
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もうすぐツェルニー30番練習曲も卒業なんていっておきながら、あれからなかなか進んでいない。現在、教本の類は、クラーマー=ビューロー60番練習曲と併用しており、しかもついつい弾きたい気持ちはクラーマーさんに偏りがちになってしまっている。したがって、ツェルニーさんは少し肩身の狭い思いをしているのだ。いや、決してないがしろにしている訳ではない(はずだ)。ツェルニーさんにだってまだ学びたいことは残されているし。しかし、それには実は大きな理由があった。私は大の「短調」好き、選ぶ曲もついつい短調な曲を選んでしまいがちなのだが、なんとツェルニー30番練習曲といったら、どの曲も長調な曲だらけ。このまま30番に至るまで、短調な曲は1曲も出現しないものと諦めていた(昔、1度は全曲弾いたはずなのに、各曲の特長なんてすっかり忘れ去っていたのだ)。ところが・・・今日から#26のおさらい開始、というわけでいざ弾いてみると「あれ、短調だ、この曲」。そう、これはまぎれもなくト短調である。同音連打とレガートを組み合わせた、いわゆる#12の応用曲であり、思いっきり短調を満喫できる練習曲だ。しかし、やはりツェルニーはツェルニー、どことなくあか抜けない、いや、素朴なメロディラインが、「あぁ、良くも悪くもツェルニーらしいなぁ」と思いつつも、ポツポツと練習開始だ。その後、改めて譜面冒頭の解説を読んでみたところ、「30番のなかでは唯一の短調曲」と書かれており、どうやらその後#30に至るまでは再び長調曲ばかりらしい。勿論、ツェルニー40番や50番では短調な曲たちも続々?出てくるのだが、どうして30番には短調の曲をほとんど掲載してくれなかったのだろう。短調マニアな私には少々不満な点であった。それにしても、結局年内にツェルニー30番を終えることは出来そうになさそうだ。まぁ、2005年に持ち越しということで、ゆっくりマイペースでいくことにしよう。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #21-22,#29-30,#39#21-22(3-4-5指の訓練)を続けて、通常1回・スタカート1回。#29-30を続けて通常1回・スタカート1回#39全長短調の4オクターブ音階をリズム変えて(ハノン教本によるリズムその8))弾く●ブラームス51練習 #17,18ab,#9ab,#05,#07#17、3回繰り返し#18ab、16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#09ab、各指を広げる運動、3回往復#05、オクターブ移動訓練、2回往復。#07、3度を4-1,5-1指で弾く運動、3回往復。●ツェルニー30番 #26#26、同音連打とレガートの組み合わせ練習。ツェルニー30番のなかではこの曲のみ短調曲という極めて珍しい曲であり、まずは正確に弾くことから始める。●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#05#01~03、おさらい#04、まとめ段階。音の粒を揃えて綺麗に弾く事を心がけて。#05、特に15~19小節の進行に慣れるよう部分練習。及び通し練習を繰り返す。●バッハインヴェンション #01~#15#01~#11はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#12、まとめ段階。テンポアップすると焦ったような雰囲気にならぬよう、余裕ある音を心がけること。#13、まとめ段階。#14、14小節以降、片手ずつ練習し、進行を十分に頭に入れること。#15、特に16小節にミスタッチ多いので、正確に。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01、テンポ四分音符115で通し練習。リズムを変えて跳躍練習含む。Op.10-04、テンポ四分音符115/120で通し練習。Op.10-12、テンポ四分音符100前後で通し練習。15,16小節、25,26小節、65~最終小節までを部分練習後、通して数回。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(冬期限定?)●シベリウス 「樅の木」まとめ段階。クリスマスは終わったが暗譜で弾ける程度練習は続けたい。●シベリウス 「ピヒラヤの花咲く時」ゆったり目のテンポで弾き、前半部の旋律を綺麗に浮きだたせるように。11~17小節に現れる32分音符の上り進行も決して焦ってはだめ。
Dec 26, 2004
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12月25日といえば一般的にクリスマスなのだが、日本は何故か前日であるクリスマス・イブ(12月24日)の方が盛り上がる。何故?やはり山下達郎の唄「クリスマスイブ」効果? いや、イブな唄といえば辛島美登里「サイレントイブ」もあり、これもなかなか良い唄であるが知っている人はいるだろうか。という話はとりあえずおいておくとして・・・25日は夕方から有志によるミニ忘年会、しかも寿司屋で日本酒三昧?というクリスマスには全く無縁な忘年会だった。しかも、アルコール類が飲めるのは私だけというきわめて不思議な集まりであり、他の者の話を聞きながら、私は寿司をつまみにひたすら日本酒をぐいっと飲んでばかり。新潟の復興を祈りながら「八海山」をぐいっ、次に漫画やドラマで有名となった「夏子の酒」のモデルとなった蔵元の「清泉」の純米酒をぐいっ。すると店の親方がサービスで本醸造の方もコップ半分出してくれ、これまたぐいっ。ここのところ、カウンターの寿司屋なんて縁がなかったゆえ、すっかりご機嫌な私は、大トロあぶりを頬ばりながら幸せに浸っていた。あぁ、やっぱり寿司は美味い!その後、久々にカラオケを楽しみ、家に帰ってきたのは午前0時近くであった。これからピアノの練習など出来るはずもなく、結局、本日は基礎練習のみとなってしまった。そんなほろ酔い加減な頭で、漠然と来年弾きたい曲たちを考えてみた。酔っぱらいの頭で考えたことゆえ、実現不可な可能性も高そうだが、まぁ許してやって欲しいということで・・・■バッハ・インヴェンションとシンフォニア:インヴェンションは既に手がけているので、2005年はシンフォニアのおさらいをしたい。・平均律クラヴィーア曲集第1,2巻:2005年の中心はこちらになりそう。せめて1巻だけでもなんとか練習できれば。・フランス組曲:平均律曲集の練習の合間に弾きたい・イタリア協奏曲:昔、練習済ではあるものの、ほとんど記憶から消え去っているので再練習したい。・主よ、人の望みの喜びよ:来年のクリスマスに向けて真面目に取り組みたい。■ベートーヴェン・三大ソナタ(月光・悲愴・熱情):月光については昔、全楽章を譜読済み、悲愴は全楽章ピアノの発表会で披露済み、熱情は1楽章のみ譜読み済み・・・であるが、いずれもやり直しに近いだろう。2005年度内に全て弾くのは無理なのでどれか1曲を選別したい。・ソナタワルトシュタイン,テンペスト:テンペストは有名楽章のみ譜読済。ワルトシュタインはまず楽譜を買うことから始めなければ。■モーツァルト・(予定無し ソナタあたりはやってみたいのだが)■シューベルト・即興曲と楽興の時:即興曲Op.90の類は昔練習したため、そのおさらい。■ショパン・エチュードOp.10及び25:現在も手がけているが、これは生涯学習になりそうな予感?2005年も可能な限り取り組んでいきたい・バラード1番:完成とまではいかなくてもいいから、もう少しまともに弾けるようになりたい。 (その他、プレリュードやスケルツォ、ノクターンあたりも弾きたいが、これはもっと漠然としているので今回割愛)■ブラームス・2つのラプソディ:No.2については昔、発表会で披露済だが、やり直ししたい。出来ればNo.1も弾けるようにしたい。■ドビュッシー・ベルガマスク組曲:2004年に中断していた「パスピエ」を中心に練習・版画「雨の庭」:なかなか集中的に練習できていない雨の庭、2005年度内にはなんとしてでも完成させたい。・喜びの島:この曲を弾きたい度は割と漠然としているのだが、とりあえず押さえておきたい1曲ではある。 (その他、小品やピアノのために、アラベスク等も合間に練習したい)■シベリウス・樹の組曲から抜粋:現在「樅の木」「ピヒラヤの花咲く頃」は練習中だが、「白樺」あたりも練習したい。・即興曲Op.5:こちらはCDを聴いて惚れた作品。まずは楽譜を入手して練習したい。■ラフマニノフ・前奏曲Op.23-5:昔、発表会用に練習したものの、暗譜出来ずに挫折した曲ゆえ、2005年度こそは真剣に練習したい1曲。ただ、体力?を要する作品なので今の私に弾けるか心配だ。■ラヴェル・ソナチネ:ラヴェルは楽譜こそ入手したのにほとんど手をつけていないので、2005年度は全楽章弾きたい。・古風なメヌエット:ラヴェル作品のなかでかなり気に入っているのがこの曲。2005年度早いうちに着手予定。・・・っと、あげだしたらきりがない。シューマンやリスト、メリカント、メンデルスゾーン、tyeesさんオススメなスクリャービンだって弾きたい曲はあるし、ここにあげた作曲家のなかでも他に弾きたい曲は多数あるのだが、とりあえず優先度の高いものから一部だけ書き出してみた。あぁ、大風呂敷にならぬよう、少しでも実現できれば嬉しいものだ。それに、楽天日記仲間さんたちに触発されて、全く知らなかった作品に手を出すことだって考えられる。いや、それともやはり限界を感じて、ピアノをやめてしまわないだろうか、様々な場面が頭によぎる、小心者な私であった。ところで、モーツァルトの作品で何かオススメな曲はないだろうか。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #39#39全長短調の4オクターブ音階をリズム変えて(ハノン教本によるリズムその7))弾く●ブラームス51練習 #17,18ab,#9ab,#05,#07#17、3回繰り返し#18ab、16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#09ab、各指を広げる運動、3回往復#05、オクターブ移動訓練、2回往復。#07、3度を4-1,5-1指で弾く運動、3回往復。●ツェルニー30番 #25#25、OK 明日から#26へ●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#05#01~03、おさらい#04、まとめ段階#05、まだまだ譜面をおって正確に弾く段階●バッハインヴェンション #01~#14#01~#11はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#12、まとめ段階へ。テンポアップ・・・なかなか出来ない。#13、まとめ段階へ。#14、左手の16分音符のリズムがやや不安定。とにかくリズムにのって正確に。本日は時間不足により、これにて終了。無念。
Dec 25, 2004
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昼前に、やり残した振込処理をしようと銀行を訪れたら、すさまじい混雑。だいたい月末はいつもこんな調子だが、それに加えて年末が近いゆえ、いつも以上の人・人・人の嵐である。結局、1時間近く待たされてようやく終えると、これにて今年度の私の経理業務はおしまい・・・(とはいかないか)。立ち寄ったスーパーもクリスマスのせいか、これまたいつも以上の混雑、そんななか、急いで買い物を済ませて自宅へ。これだけで体力がほぼ失われた情けない私であるが、とりあえずいつもの帳簿つけを手早く済ませると、いざピアノの前へ。昨日全く練習できなかった分、今日はしておかねば、という義務感・・・ではなく、なにやら指が鍵盤欠乏症を起こしているのか、それを鎮めるためにも有効なのは、やっぱりピアノを弾くことだろう。まずい、もしかしたらピアノ中毒症か。「うーむ、今日はクリスマスイブだから、クリスマスな曲の練習をしようかな」、などと言いながらも結局弾き始めたのはハノン。これが始まるとついついいつもの練習メニューをこなしたくなるから困ったものだ。気がつけば、ハノン→ブラームス→ツェルニー→クラーマー→インヴェンション→ショパン→ドビュッシー・・・って、これではいつもと全く同じではないか。軌道修正をしよう、とクリスマスバージョン練習へ突入だ。■シベリウス「樅の木」クリスマスに実家で披露しようと思っていながら結局聴かせられずじまいな曲になってしまったのだが、シベリウスの「樅の木」を弾いていると、頭のなかで勝手に樅の木が浮かんでくるようになってきた。うむ、やはりこの曲は良い。何度も繰り返し弾きながら、頭の中の樅の木に勝手にクリスマスデコレーションをつけてみる。すると、アルペジオがグダグダになってしまった。はい、シベリウスの樅の木には、余計な飾りはいっさい必要無いということで・・・■バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」先日、曖昧な譜読みで悩まされたという話題にもあがった「主よ、人の望みの喜びよ」。何日間の練習でそこそこ響きを楽しめるところまでくることが出来、クリスマス練習にはピッタリな気分を味わえることになった。うむ、やはりバッハは良い(ってこればっかり)。私が所有している楽譜には連弾バージョンも掲載されているので、以前、日記でのコメントにも書いたが、親子でクリスマス連弾っていうのも良さそうではないか。よし、今度実家で提案してみよう。■バッハ・グノー「アヴェマリア」いや、私が今、見ている楽譜はバッハの平均律曲集1巻1番前奏曲であるが、今日ばかりは「アヴェマリア」といった方が雰囲気に合いそうだ。曲自体も容易ながら、宗教的な響きをもつため、しんみりしながら1回弾いて・・・おしまい。■バッハ・・・って何故かインヴェンションの譜読みに?2曲ほどバッハが続いたところで、何故かインヴェンションの譜読みに突入してしまった私。#~1#13まで日々練習しているのだが、残り#14,#15はまだ放置されたまま、というわけで、ここで気合いをいれて一気に2曲の譜読み(といっても学生時代に弾いているので再譜読みか?)開始。#14は以前弾いた記憶が残されていたものの、#15は「こんな曲弾いたっけ」状態、あぁ、早くインヴェンションを卒業してシンフォニアに移行したいのに。■チャイコフスキー十二ヶ月曲集から「クリスマス」おっと、日々の練習に戻ってしまいそうな予感だったため、ここで無理矢理クリスマス?練習に。以前、日記のコメントで紹介してもらったチャイコフスキー十二ヶ月曲集(現在は「四季」と言われているようだが)から12月「クリスマス」を初見で弾いてみることにした。ワルツじたての明るい、それでいながらチャイコフスキーらしいロシア民謡を感じさせる曲である。ソナチネレベルで弾ける曲だ。・・・その後、「きよしこの夜」や「もろびとこぞりて」を適当に弾いてみたり、ヘッドフォンごしのクリスマス・ピアノの時間は楽しく、ちょっとわびしく過ぎていくのであった。皆さんはどのようなクリスマスなひとときをお過ごしだろうか。ひとりで過ごす人も、家族で過ごす人も、恋人や友人と過ごす人も、みな、ステキな1日を送れますように!----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #21-22,#29-30,#39#21-22(3-4-5指の訓練)を続けて、通常1回・スタカート1回。#29-30を続けて通常1回・スタカート1回#39全長短調の4オクターブ音階をリズム変えて(ハノン教本によるリズムその7))弾く●ブラームス51練習 #17,18ab,(4-5指強化の為)#9ab,#5(指を広げる)#17、3回繰り返し#18ab、16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#09ab、各指を広げる運動、3回往復#05、オクターブ移動訓練、2回往復。#07、3度を4-1,5-1指で弾く運動、3回往復。これってショパン練習曲Op.10-4と12の予備練習にもなりそう!●ツェルニー30番 #25#25、まとめ段階へ。●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#05#01~03、おさらい#04、そろそろまとめ段階へ。音の粒を揃えて綺麗に弾く事を心がけて。#05、譜読み開始。●バッハインヴェンション #01~#15#01~#11はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#12、まとめ段階へ。テンポアップして格好良く弾くことを心がけて。#13、ミス箇所は大幅に減ったものの、最後2小節の左手、進行をきちんと頭にたたきこんで。#14、譜読み開始(再) この曲は昔弾いた記憶が指に残されていたため、すぐに苦手部分の洗い出しへ。#15、譜読み開始(再) #14に対し#15の方はほとんど弾いた記憶無し。しかし楽譜には先生の書き込みが残されているため、確かに昔弾いていたらしい。これは1から譜読みし直しか。●ショパン エチュード Op.10Op.10-01、テンポ四分音符110で繰り返し練習。苦手部分はほぼ解消されたものの、まだまだ音は頼りないうえにミスタッチするため、確実に弾けるまで練習だ。Op.10-12、テンポ四分音符100前後で通し練習を繰り返す。苦手箇所をとにかく克服することを重点的に考えて。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」「月の光」プレリュード、おさらい(通し練習2回)メヌエット、通し練習2回。月の光、通し練習2回。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(冬期限定?)●シベリウス 「樅の木」まとめ段階。あぁ、クリスマスに間に合って良かった・・・って誰に聴かせる訳でもないのに。(上記参照)●シベリウス 「ピヒラヤの花咲く時」前半部はほぼ問題無く弾けるものの、やはり11~17小節に現れる32分音符の上り進行、ここがまだ美しく弾けない。本日もこの小節たちを集中練習しながら、通し練習も繰り返す。●バッハ 「主よ、人の望みの喜びよ」たまにミスタッチするものの、確実に以前弾いていたよりも、良い響きで弾いているようなので、やはり譜読みはしっかりせねば・・・勝手に音符を間引きするな、と自分自身を叱る。(上記参照)
Dec 24, 2004
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夜になってから、実家から電話があった。「今度はいつ帰ってくるの?」と。もともとは私の誕生日を実家でお祝いしてくれる、とのことだったのだが、なかなかお互いの都合がつかずに帰れずじまい。更には、クリスマス時期に帰って、練習したてのクリスマスレパートリー(樅の木と主よ人の望みの喜びよ・・・あたりを)を披露しようと思っていたのだが、これまた帰る暇が無い私は、「年始になっちゃうかもしれない」と申し訳なさそうに応える。すると母は「まぁ、私もコンサートの練習で休日はいないからねぇ」(と、カレンダーの予定表をみている姿が想像できる)。母は年老いている割には、合唱を中心とした音楽活動に積極的で、市民の第9合唱に参加したり、所属している合唱団の年明けコンサートにむけて練習に明け暮れる日々を送っている。つまり、私の都合があっても、母の都合が悪くて結局は実家に帰れないというパターンの方が多かったりするのだ。さて、定年後の父はひとり置いてきぼり?と思いきや、出不精な父はひたすら家でギターとピアノの練習に明け暮れているとか。おまけに妙な機械モノを買ってきては、私に自慢することが多い。今日の電話もそのひとつであった。「いやー、買っちゃったよ、PSP(12月に発売になったSONYの携帯ゲーム機)」。おいおい、出不精の父が携帯ゲーム機を買ってどうするのだ、と言いたいひとことをグッとおさえ、「なんでまたPSP?」とだけ聞いてみる。その後、延々と続く父のうんちく話はまぁおいておくとして、こんな調子で実家に帰れば帰ったで、父の機械ウンチク大会が始まる。そんなことよりも、ギターとピアノ練習の成果を披露してくれ・・・と言いたいのだが。父はあれからまだツェルニー100番の前半をウロウロしている。ピアノ教室で習えば良いのに、と思うのだが、恥ずかしいのか、それともマイペースが好きなのか、結局は教則CDを聴いては落ち込みながら、日々練習しているらしい。しかし、年始になって、実家に泊まりがけで帰るのは良いのだが、実家ではさすがに数時間もピアノの練習はしづらい。前日の日記でのコメントにも書いたのだが、実家にある生ピアノは居間に置かれているので、私が数時間も家族だんらんの邪魔をするのは、実にしのびない。というわけで、実家用にヘッドフォン可能なピアノが欲しいなんて思うのは・・・本末転倒か。さぁ、明日(すみません、もう今日12/23の朝ですが)は勝沼でワイン三昧!久々にピアノ練習をお休みして楽しんでくることにしよう。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #21-22,#29-30,#39#21-22(3-4-5指の訓練)を続けて繰り返し2回#29-30を続けて繰り返し2回。#39全長短調の4オクターブ音階をリズム変えて(ハノン教本によるリズムその6))2往復ずつ弾く●ブラームス51練習 #17,18ab,(4-5指強化の為)#9ab,#5(指を広げる)#17、3回繰り返し#18ab、16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#09ab、各指を広げる運動、2回往復#05、オクターブ移動訓練、2回往復。進行は頭にたたき込んだので後は確実に弾こう●ツェルニー30番 #25#25、よし!曲らしく完成してきた。しかし、中間部の左手和音で時々すっとんきょうな音を鳴らすのは、やめるのだ●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#04#01~03、おさらい#04、今まで前半部はどこかしらつまずくことが多かったのに、今日いきなり弾いてみたら不思議とスムーズに弾けるようになっている。日々苦しんだ成果がようやく出てきたか。あとは曲として完成させよう。●バッハインヴェンション #01~#13#01~#11はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#12、曲にメリハリをつけ、次回からはテンポをアップしてみよう。#13、まとめ段階へ突入。弾けば弾くほど良い曲である。(1番とセットで弾きたいものだ)●ショパン エチュード Op.10Op.10-12、テンポ四分音符100できっかり左手進行を慣らすこと。15,16小節、25,26小節の集中練習。更に強弱を意識しながら弾くこと。特に主題部はフォルテとピアノのメリハリがポイント。(本日はOp.10-12だけを弾いて燃え尽きた・・・)●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」「月の光」プレリュード、通し練習2回。メヌエット、通し練習2回。月の光、昔の譜読みが曖昧だったせいか、いまだに主題部の和音つかみが正確でない問題点が残されている。きちんと楽譜を読むのだ。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(冬期限定?)●シベリウス 「樅の木」アルペジオのミスもなくなり、そろそろ曲として完成しそうなところまで来た。これで暗譜が出来れば立派なレパートリーの1曲になりそう!●シベリウス 「ピヒラヤの花咲く時」昨日まで悩んでいた前半部の冒頭主題部は、今日突然さらっと弾けるようになっていた。しかし、11~17小節に現れる32分音符の上り進行、ここがまだ美しく弾けない。本日はこの小節たちを集中練習。●バッハ 「主よ、人の望みの喜びよ」譜面を確実に追いながらゆっくりと通し練習。ゆっくりであれば良い響きが得られて満足!!
Dec 22, 2004
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クリスマスが近いということで、シベリウスの「樅の木」に加えて、バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」も期間限定で練習しようと、譜面を久々に開いてみた。実はこの曲、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」が社会現象になった時代に楽譜を買って、少しだけ練習していた時期がある。(何かと話題となったエヴァンゲリオンだが、作品のなかでクラシック曲が多く採用されており、「主よ、人の望みの喜びよ」をはじめとし、特にバッハの曲が多く使われていたのだ。)と、まぁそれはさておき、おごそかな気分で弾き始めた「主よ、人の望みの喜びよ」であったが、譜面を追いながら弾いていると、指が勝手に記憶しているものと、今、目の前の譜面情報が明らかに異なっているではないか。それも何カ所にもおよんでおり、「まいったなぁ・・・」と、ふと当時を振り返る。あの当時、まさか将来にピアノを再開しようなどとと考えていなかったせいか、譜面を適当に読み、適当に弾いてしまっていたらしい。それこそ、ある程度旋律さえ把握できれば良いのだ、なんて思いながら。だから、和音が1音追加されていたり、逆に2音ほど足りない、だから横のつながりが妙に変だったりしている。「おいおい、勝手に編曲してはだめじゃないか」、過去の自分を叱りとばすしかない。そういえば、長らくバンド活動をしていたせいか、耳でなんとなく聴いた音楽をそのまま頭のなかで解釈して弾いてしまう癖もついていたため、よけい、譜面をきちんと読むことをしなくなっていたせいもあるのかもしれない。いや、そんな言い訳は見苦しいが。それにしても、譜読みを手抜きしたツケが、こうして年月が経った現在にやってくるとは思いも寄らなかったのであった。結局、1から譜面を読み直す羽目となり、とてもクリスマスに気持ち良く弾けるような状態ではなさそうだ。さぁ、年末まで残りわずか。年賀状も書いていないし、そろそろ掃除も少しずつしておかなければならないし(といいつつ、毎度年末に慌ててするような状態)、税務関係の書類もまだ途中のままだったりと、日々のピアノ練習時間を確保しづらくなってきそうだ。逆にピアノの練習をしていたから、他の事が出来なかったなんて言われるのは悔しいので、・・・残る手は睡眠時間を減らすしかないか?----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #21-22,#29-30,#39#21-22(3-4-5指の訓練)を続けて繰り返し2回#29-30を続けて繰り返し2回。#39全長短調の4オクターブ音階をリズム変えて(ハノン教本によるリズムその5))2往復ずつ弾く●ブラームス51練習 #17,18ab,(4-5指強化の為)#9ab,#5(指を広げる)#17、3回繰り返し#18ab、16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#09ab、各指を広げる運動、3回往復#05、オクターブ移動訓練、2回往復。なかなか進行に慣れない●ツェルニー30番 #25#25、つまずくことなく弾いているものの、まだ音ムラあり。強弱を自然に表現できるように。●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#04#01~03、おさらい#04、テンポ四分音符100で繰り返し練習。(手の冷え加減で本日の進行具合が左右されてしまう情けなさ・・・)●バッハインヴェンション #01~#13#01~#11はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#12、昨日に引き続き歯切れ良い音で弾けるように練習。指定の強弱でメリハリをもたせよう。#13、かなりまとまってきたが、まだミスタッチする箇所があるので集中力を保って弾くこと。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01、テンポ四分音符110で繰り返し練習。また、リズムを変えて跳躍練習。Op.10-04、テンポ四分音符110/115/120で通し練習。その後、39-46小節の重点練習。Op.10-12、CDを聴きながらペダル使用研究をしてみる。その後、15,16小節、25,26小節、65~最終小節までを部分練習後、通して数回。Op.25-02、リズムを2パターン変えて右手の練習。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」「月の光」プレリュード、通し練習2回。メヌエット、通し練習2回。月の光、左手アルペジオは正確に弾くこと、曖昧に弾いてお茶を濁している感があり。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(冬期限定?)●シベリウス 「樅の木」舘野泉氏のCDが本日届いたので、まずは聴きながらイメージを膨らませる。主題部の旋律、16分休符の解釈の仕方が以前聴いたヴィータサロとは異なっており、はてはて、どちらを採用しようか。●シベリウス 「ピヒラヤの花咲く時」これもまた舘野氏のCDを聴き、これを目標に頑張ろうと思いきや、予想以上のアップテンポにショック。前半部がどうしても上手く弾けないまま数日が経ってしまった。もう少しこの曲にかける時間を増やすべきかもしれない。●バッハ 「主よ、人の望みの喜びよ」クリスマス近しということで、実に久々に弾いてみたのだが、望みの喜びどころか、絶望を感じる有様。勝手に編曲してはだめだ、と自分に言い聞かせ、譜面を1から見直し。
Dec 21, 2004
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数々の曲を練習していると、自分が弾くテンポが不安定だと感じることはないだろうか。譜読み段階から本格的に練習に移った段階あたりだと、妙にテンポが速くなったり遅くなったり。曲に慣れていない分、テンポが不安定になるのは仕方がないとは思うものの、ある程度弾けるようになっても、まだテンポだけが不安定な場合もあるから厄介である。今日、バッハのインヴェンションを弾きながら、ぼんやりと考えてしまった。「どうして弾き始めのテンポと、終わりのテンポがこんなに違うの?」■速く弾けるから得意箇所、というわけではないの?最初はアンダンテくらいの速度でゆっくりと弾き始めた曲、ところがある一カ所を境にテンポはグングンと上がってしまう。それも、その「一カ所」がどこなのか、気がつかないでテンポが走り出す場合がある。普通、人間は苦手箇所にさしかかるとつまずいたり、手がとまったり。その苦手部分を繰り返し部分練習し、再び全曲を通して弾いてみる。それらを繰り返して、曲として完成させていく。ところが、手がとまることなく、また、つまずくまでの苦手レベルでない箇所はあまり注目されていないがために、ここに隠れた苦手要素が隠れていることに気がつかないことがある。そう、「なんとなく」弾けてしまう部分のことである。真に得意な部分というのは、余裕をもって弾ける分、テンポが無意識に揺れることないのだが、なんとなく弾けるレベルの場合、何故だろう、容易にテンポが揺れてしまう。理由として、各指が独立して弾けていない、弱い指を無意識にかばってリズムが崩れる、それでもなんとなく弾けてしまうから、気に留めずにもっと難易箇所に時間をさいてしまうのだ。なんとなく弾けている箇所と真に自信をもって弾ける箇所、これの見極めもきちんとしないと、いつまで経ってもテンポは大荒れ状態になりそうだ。■嫌なことははやく通り過ぎてしまいたい心理?勿論、明らかにつまづいたり手が止まる苦手部分にだって、テンポを不安定にする要素はある。タイトルのごとく、嫌な部分はさっさと通り過ぎたい心理が働き、ある程度弾けるようになりながらも苦手意識が残ってしまっている場合は、テンポに変動がみられる。やはり、苦手部分はとことん克服するに限る、ということだろうか。これらはすべて自分に対する戒め的な内容であり、全ての人にあてはまるとは限らないので、「ふーん、そういうこともあるのか」程度に読み流して貰えれば嬉しい。こうして、今日も私は脱!不安定テンポと闘うのである。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #21-22,#29-30,#39#21-22(3-4-5指の訓練)を続けて繰り返し2回#29-30を続けて繰り返し2回。#39全長短調の4オクターブ音階をリズム変えて(ハノン教本によるリズムその5))2往復ずつ弾く●ブラームス51練習 #17,18ab,(4-5指強化の為)#9ab,#5(指を広げる)#17、3回繰り返し#18ab、16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#09ab、各指を広げる運動、3回往復#05、オクターブ移動訓練を本日から開始。2回往復●ツェルニー30番 #25#25、5~11小節において1拍目が4指だと弱々しい音になってしまうため、要注意。●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#04#01~03、おさらい#04、テンポ四分音符100で繰り返し練習。前半部、両手を確実に合わせて弾くこと。●バッハインヴェンション #01~#13#01~#11はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#12、全体的に歯切れ良くスカッとした音で弾けるように。左手から右手へと続くアルペジオをもっと綺麗に。#13、12小節は春秋社版の運指だと個人的に弾きづらいため、全音版の運指を参考に練習しなおす(こっちの方が弾きやすい)。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01、テンポ四分音符110で繰り返し練習。少しずつではあるが苦手箇所が克服出来てきているような・・・?Op.10-04、テンポ四分音符110/115/120で通して数回。Op.10-12、15,16小節、25,26小節、65~最終小節までを部分練習後、通して数回。Op.25-02、リズムを2パターン変えて右手の練習。まだまだ脱力が出来ていないのか、弾き終える頃には右腕がパンパンになっている。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」「月の光」プレリュード、通し練習2回。メヌエット、通し練習2回。月の光、左手アルペジオは正確に弾くこと。両手和音について昔の記憶違いを修正。●ドビュッシー 「雨の庭」通し練習後、冒頭譜面1ページ目を粒良く弾けるように重点的に練習。中間部の静寂な部分についても部分練習。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(期間限定?)●シベリウス 「樅の木」だいぶ曲らしくきこえるようになってきた。アルペジオの部分をもう少し美しく流れるように弾ければ、完成までグッと近づきそうだ。譜めくりを意識しないで弾けるようになったせいか、アルペジオでのミスタッチもだいぶ減り、響きを楽しみながら弾けるのが嬉しい。●シベリウス 「ピヒラヤの花咲く時」あいかわらず前半部はつまずき率が高く、進行にはまだ慣れていない。本日も前半部を中心に練習。不思議な響きをもつ曲だけに、早く完成したいと気持ちが焦るせいか。
Dec 20, 2004
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土曜日の昼下がり、私はひとり、ピアノの前で奇声をあげていた。そう、ショパンエチュードと格闘している時には、ピアノの鍵盤の音以上にうるさいのが私の悲鳴にも似た情けない声である。そして現在、最も悔しい思いを肩に背負いながら練習しているのが、ショパンエチュードOp.10-12、通称「革命のエチュード」。どうもこの曲、最近関東地方でもお菓子のCM「ショパン」で使われており、一般的な露出度も更に上昇中。そういえば、テレビドラマでも使われていたため(小泉今日子主演の音大舞台のTBS系ドラマ「少女に何が起こったか」(昭和60年放映)などなど)、クラシック音楽好き以外の人でもこの曲を知っている人は少なくないのではないだろうか。そういう私自身も学生時代、この曲に魅せられてせっせと練習した記憶「だけ」が残っている。つまり、練習したという記憶だけで、その成果は記憶として全く残っていなかったのである。久々に弾いた「革命」は、悲惨きわまりないものであった。そもそも、この「革命」はとにかく左手を酷使する「左手のための」練習曲、だから左手の指が柔軟性をもち、且つ、独立してきちんと動かない限り、この曲はまともには弾けない。エチュードOp.10-4の練習効果で随分左手は動くようになってきたと思っていたのに、それは幻想だったのか。ちなみにショパンは、祖国ポーランドを離れ、パリへと向かうなか、ワルシャワがロシア軍に占拠されたことを知り、祖国を想いながら怒りと悲しみをこの曲にこめた、という話はよく聞く話であるが、私の場合は、うまく弾けない怒りをこの曲にぶつけざるを得ないのか。(これでは、完全にやつあたりである)さて、他のエチュードでも苦手箇所を洗い出しているように、この「革命」でも現時点(12/18)における自分の克服すべき箇所をあげてみよう。▼15~16小節(55~56小節も同様)【第一部まっただ中】音域の広い左手の動きのなかでも、この2小節は特に手の柔軟性を求められる。2拍のなかで2オクターブ以上の音域を上って下って、の連続である。しかもテンポがあがればあがるほど、各音が曖昧になってしまう。とにかく予備練習が必要そうな2小節である。なお、後半に主題に戻ると同パターンが再現(55~56小節)されるのだが、右手の和音は冒頭主題よりやや複雑。これを綺麗に決めることも課題。特に55小節の1拍目の右分散和音、かなり音域広いため辛い。おまけにテンポアップするとどうしても乱暴になりがちなので要注意。▼25~26小節【第二部へと結ぶ部分】この2小節は学生時代から苦手だった箇所。勿論ここも手の柔軟性が必要だが、それ以上に各指の独立性が必要。運指も悩ましい。25小節目の1,2拍目、D-B♭-C♭-B♭ B♭(↑)-B♭-C♭-B♭この運指は、どの版の楽譜においても5-3-2-4 1-4-2-3 なのだが、毎度もつれ気味。山崎版で5-2-1-3 1-3-1-2の運指例があり、こちらを採用しようかと楽譜にも書き込んでみたが、こちらでもまだまだ指が慣れてくれていない。特に2拍目の1指への跳躍が難儀だったり。▼28~32小節【第二部冒頭から】私にとって最も厄介なのがこれらの小節。どうもこの部分を弾くときは、口が毎度への字に曲がってしまうほど。各小節の1拍目1音目の音をはずしがちであること、そして、それ以降の左手進行が粒揃わず、ガタガタ状態。これはもう何度も繰り返して練習し、指に覚え込ませるしかないのか。▼37~40小節【第二部終盤】37小節4拍目から38小節1拍目の各16分音符の運指が曖昧で、いつも進行がとまりがち。楽譜にも運指の掲載はなく、自分で考えなければならないのだが、現在検討中。▼65~70小節【第三部クライマックスへ】広い音域での左手上下進行は、15-16小節同様、柔軟性を養うための訓練だ。▼73~76小節【第三部クライマックス】そしてここが最期の苦手箇所。左手の半音進行、これは運指さえ慣れてしまえば問題ない部分なのだが、いつまで経っても慣れてくれないのがこの4小節。全体を通して、ペダルの使用方法もまだ未検討のままである。特に、譜面にペダル指定が一切ないため、踏まずに弾け、ということなのだろうか。まだまだ「革命」とのつきあいは先が長そうである。こうして、また、未仕上がりな曲たちがどんどんと増えていくのである。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #21-22,#29-30,#39,#40#21-22(3-4-5指の訓練)を続けて繰り返し2回#29-30を続けて繰り返し2回。#39全長短調の4オクターブ音階をリズム変えて(ハノン教本によるリズムその4))2往復ずつ弾く#40半音階(オクターブと短3度,長6度)●ブラームス51練習 #17,18ab,#9a(4-5指強化の為,指を広げる)#17、3回繰り返し#18ab、16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#09ab、各指を広げる運動、3回往復●ツェルニー30番 #25#25、昨日よりはミスタッチも減ったものの、まだまだ曲としては成り立っていない。分散和音が粒良く進行するよう努めるのだ。●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#04#01~02、おさらい#03、OK#04、テンポ四分音符96で繰り返し練習。10-11小節の下り進行、途中で音を間違えたまま下っていくな!!●バッハインヴェンション #01~#13#01~#11はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#12、テンポをアップしていくと9小節あたりを適当な運指で弾いてはダメ!(音がぶち切れている)#13、ミスタッチしがちな19小節を中心に練習後、通して数回。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01、リズムを変えて跳躍練習。その後、通して繰り返し数回。Op.10-04、テンポ四分音符110/120で通して数回。Op.10-12、ようやく昔弾いていた感覚を少しずつ思い出してきているものの、その途端に無理なテンポで弾くのは禁物。まずはじっくり確実に左手が弾けるよう、ゆっくり弾くこと。Op.25-02、64-65小節でどうしてもつまずく箇所があるため、ここを部分練習後、通して数回。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(期間限定?)●シベリウス 「樅の木」ちょうど流れるようなアルペジオの途中で譜めくりをしなければならないため、集中できない。というわけで、最終ページのみコピーして譜面の隣に置き、再び練習。この曲を弾いていると、どことなくJazzのバラードを弾いているような自由でゆったりとした気分になるのは、私だけ?●シベリウス 「ピヒラヤの花咲く時」やはり前半部分の進行がなかなか頭に入ってくれない。譜面自身は決して難しくないのに、何故?。というわけで前半部を中心に練習。
Dec 18, 2004
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ピアノを再開してから、休日も少しでも時間があけば、ついついピアノの前にフラフラと向かってしまう。貧乏性のせいなのか、「ゆったりとした休日を過ごす」ことに慣れておらず、なにかしら自分が行動していないと気が済まないのだ。しかし、最近家族の者はそんな私に寂しい視線を向けるようになってきた。「えー?またピアノの練習なの?」なんといってもピアノの練習には孤独がつきまとう。しかも、我が家の場合はヘッドフォン常用なため、確実に自分だけの世界に入り込んでしまうのだ。それが、家族にとっては何か取り残されたような気分になるらしい。何か熱中出来るものがある、ということは人生にとっても悪いことではない。しかし、たかが趣味のピアノにそこまで入れ込まなくても・・・と思っているのではないだろうか。思えば、子供の頃から、なにかひとつのことに熱中すると他のことが見えなくなる性格だった。やるからには、納得できるまでとことんやりたいし、それなりの手応えも欲しい。そんな性格は、時に家族にとっては目に余る行動なのだとか。まぁ私だって家族の一員、そんなに我が儘ばかりも言っていられない。家族との時間も大切にしたいが、その一方で、なんとかして私の趣味事情も理解してもらいたいものだ。でも、どうやって理解してもらえばいいか、なかなか索がみつからず、あぁ、悩ましい。現在は、家族がまだ寝ている間にコソコソと練習するのが定例になっている。それこそ、休日の朝といったら、昔は「いい加減に起きなさーい」とたたき起こしていたものだが、最近では「もうちょっと寝ていてくれていいよ」とばかりに起こさずじまい。これで少しでも練習時間を稼いでいるのである。ちょっと寂しいような・・・また、明日の朝もそんな調子なのだろうか。きっと、音楽一家ならばそんな苦労はなかっただろう。いや、それはそれで別の苦労があったのかもしれない。例えば、ピアノの取り合いとか?----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #21-22,#29-30,#39,#40#21-22(3-4-5指の訓練)を続けて繰り返し2回#29-30を続けて繰り返し2回。#39全長短調の4オクターブ音階をリズム変えて(ハノン教本によるリズムその3))2往復ずつ弾く#40半音階(オクターブと短3度,長6度)●ブラームス51練習 #17,18ab,#9a(4-5指強化の為,指を広げる)#17、3回繰り返し#18ab、16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#09a、各指を広げる運動、1小節ずつ繰り返し2回往復#09b、各指を広げる運動その2、3回往復。●ツェルニー30番 #24,#25#24、OK#25、分散和音のまとめ練習。右手アクセント指定部分、きちんとつけて。5小節目の分散和音上りがミスタッチしがちなので要注意。●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#04#01~02、おさらい#03、まとめ段階#04、7小節目で左手つまずく時があるが、とにかくテンポ四分音符96で安定して弾けるように繰り返し練習。●バッハインヴェンション #01~#13#01~#11はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#12、昨日同様、強弱を考慮しながら曲を仕上げていく。テンポはまだゆっくり目。#13、指の進行に慣れてきたものの、まだ各所でミスタッチしがちなので確実に間違いなく弾けるよう練習。●ショパン エチュード Op.10Op.10-01、ミスタッチが分かりやすいようにノンペダルで練習してきたのだが、今日は試しにペダルを使用して弾いてみる。やはりペダルを使うとまだまだ下手な状態なのに、そこそこ美しくきこえるから"こわい"Op.10-12、本日も、第65小節から最終小節まで左手重点的に練習。その後、通しで数回繰り返す。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、通し練習2回。メヌエット、通し練習2回。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(期間限定?)●シベリウス 「樅の木」曲調に慣れてきたものの、40小節からのアルペジオはまだ楽譜を食い入るようにして見ながらでないと弾けないのがつらいところ。●シベリウス 「ピヒラヤの花咲く時」CDを聴いてこの曲も是非やりたい、と本日から練習開始。見開き2ページの短い曲なのだが、前半部は意表をついた進行があるので、なかなか指が慣れてくれない(前半はラヴェルの簡単版のような雰囲気?)。後半部は前半部とうってかわって素直な進行なのでこちらは問題無し。したがって前半部さえ攻略すればなんとかなるか・・・
Dec 17, 2004
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サイト巡りをしていたら冬には是非弾きたい・聴きたい曲の1曲として、シベリウスの「樅の木」があげられていた。シベリウスといったら、フィンランドを代表する作曲家。誕生日が1865年12月8日って、えっ?私と1日違い??と、勝手に親近感をもってしまったりもするのだが、交響詩「フィンランディア」あたりは耳にした人も少なくないのではないだろうか。どうしても交響曲や交響詩、協奏曲等のイメージが強いシベリウスであるが、実はピアノ曲も多数存在しているのだ。私にとって、シベリウスのピアノ曲はほとんど未知な領域であり、一体どのような曲なのかすら知らないまま、ウン十年を過ごしてきた。が、たまたまネットで見かけた紹介記事に惹かれて、そのままフラフラッと楽器店に足を運んでしまったのである。■シベリウスの楽譜とCDを買ってみる「樅の木」は、全音の「シベリウスピアノアルバム」に掲載されており、中級レベルで容易に弾けそうな譜面だ(全音でいう星3つレベル)。先日、日記でも話題になったレパートリーを増やすには、もってこいではなかろうか、そう思いながら、そのままレジへ。「おっと、CDも入手しておかないと」と、隣のCDコーナーに立ち寄ったのだが、シベリウスのピアノ曲を収録したCDがほとんど無いではないか。「も、もしかして、かなりマイナーなのだろうか・・・」と、必死にCDの棚を目で追っていくと、ようやく2,3枚のCDを発見。実は、先程購入したシベリウスピアノアルバムの監修であり、ピアニストである舘野泉氏のCDを探していたのだが、店頭で見つけた彼のCDはシベリウスに特化したものではなく、フィンランドの作曲家全般の演奏CDであり、「あれー、ネットでの紹介CDとは違うなぁ」と棚に戻す。同じく日本人ピアニスト田部京子さんもシベリウスのCDを出しているはずなのに、これまた店頭には在庫無し。結局、その場でどうしても1枚は買って帰りたかったため、ヴィータサロが演奏したシベリウスピアノ小品集のCDを買ってみることにした。家に帰るとすぐさまCDを聴き始めた私であったが、その途端にテレビでしか見たことがない北欧の深い冬空と雪の情景がぼんやりと浮かんできた。ところどころ、ドビュッシーを思わせる曲調ではあるものの、いや、ドビュッシーとはまた異なった、どことなく素朴さが残る旋律。それでいて、聴き慣れたクラシックではみられない不思議な響きを漂わせているのだ。■さて、かんじんの「樅の木」は・・・クリスマスといえばやっぱり樅(もみ)の木、しかし、なにもシベリウスはクリスマスを想って「樅の木」を作曲したのではなく、フィンランドの象徴である樅の木を題材に作ったことをとりあえず最初に言っておこう。この「樅の木」は、ピアノのための5つの小品Op.75のなかの1曲であり、通称「樹の組曲」と言われているらしい(名付け親は、ピアニストの舘野泉氏)樹の組曲は、ピヒラヤの花咲く時(Op.75-1)、孤独な松の木(Op.75-2)、はこやなぎ(Op.75-3)、白樺(Op.75-4)、そして、樅の木(Op.75-5)と、いずれも樹木を題材とした曲だ。さて、「樅の木」は、流れるようなアルペジオに始まり、主題はLentoでじっくりと響きを楽しむ旋律。中間部のアルペジオはまるで樅の木の周囲を舞う風のような印象であり、再び主題に戻って終わり、といった、非常に短い曲。テクニック的には特に問題となる箇所はなく、ソナチネアルバムあたりを弾いている人ならば、容易に弾ける曲だが、あとはいかに曲に命を吹き込めるか、例えば、じっくり聴かせる部分の歌い方とアルペジオをいかに美しく響かせるか、あたりがポイントではないだろうか。■全音の楽譜シベリウスピアノアルバムを監修したピアニスト 舘野泉氏今回購入した全音の楽譜を監修したのが、ピアニストである舘野泉氏。大学卒業後、フィンランドに拠点を移し、フィンランドの代表的なピアニストとして非常に長い間活躍している。日本にもファンが多く、なんと、ファンクラブまで存在するのだとか(す、すごい!!)。しかし、2001年、フィンランドのリサイタル中、ステージ上で倒れ、右半身不随といったピアニストとしては致命的といわれる症状に陥ってしまう。しかし、彼はその苦境に負けじと「左手のピアニスト」として復帰。現在、再び多くのステージをこなしている。・・・ということなのだが、ふと、自分に置き換えて考えてみた。もし、今、自分が倒れたら。もし、今、自分の手が動かなくなったら。舘野氏のように己の状況を冷静に受け止め、そして新たなる道へと進むことが出来るのだろうか・・・と。おっと、気がつけばかなり長い日記になってしまった。ちなみに、シベリウスのピアノ楽譜はとにかく少ない。実は、シベリウスの「ソナチネ」の楽譜を探しているのだが、ご存じの人はいないだろうか。各所をあたってみたのだが、どうしても入手方法が見つからない。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #21-22,#29-30,#39,#40#21-22(3-4-5指の訓練)を続けて繰り返し2回#29-30を続けて繰り返し2回。#39全長短調の4オクターブ音階をリズム変えて(ハノン教本によるリズムその3))2往復ずつ弾く#40半音階(オクターブと3度)●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#04#01~02、おさらい#03、まとめ段階(テンポアップ開始)#04、つまずき度は随分減ってきたのでテンポ四分音符96で安定して弾けるように繰り返し練習。●バッハインヴェンション #01~#13#01~#10はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#08、テンポ四分音符110で、左手もつれることなく弾けるように復習。#11、OK、明日からノーミス1回コースへ。#12、指の進行に慣れてきたため、強弱を考慮しながら曲を仕上げていく。#13、上に同じく、指の進行に慣れてきたため、強弱に考慮しながら曲を仕上げていく。●ショパン エチュード Op.10Op.10-12、第65小節から最終小節まで左手重点的に練習。特に、73~76小節の運指に戸惑ってしまうので、特に重点的に。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(期間限定?)●シベリウス 「樅の木」今日楽譜を買って早速着手。40小節からのアルペジオ部分を除けば非常に弾きやすい曲なので、1日である程度のところまでは仕上がった。あとは最終的にどう料理していくか・・・である。
Dec 16, 2004
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楽天日記を始めてから今日で3ヶ月、ほぼ毎日、いや、たまにはサボっていたものの、日々ピアノの練習を続けてきた。しかし、その間、暗譜を含めてまともに仕上がった曲はといえば、ドビュッシーのグラドゥスアドパルナッスム博士、ベルガマスク組曲のプレリュードがほぼ仕上がり、バッハインヴェンション数曲・・・ってこれだけ(ツェルニーやクラーマー除く)??猛烈に練習しているようにみえて、なんとも無様な状態である。勿論、楽譜を見て弾く分には少々レパートリーも広がるのだが、あれもこれもと食いかじり状態、あっちへフラフラこっちへフラフラ、これがいけなかったのか。ショパンのエチュードも当面仕上げ状態にまで進むのは困難であろうし、やはりレパートリーを増やす為にはもう少し身の丈に合った曲を練習すべきではないだろうか、と頭を悩ませている。また、日々の練習の合間に、学生時代に弾いていた曲を何曲も弾いてみたりしたのだが、確かに昔は弾けたはずの曲が、どれも人前で聴かせられる状態になってしまったのも情けない。つまり、昔はレパートリーであった曲も、仕上がったことで安心しきってしまい、その後放置していたことにより、ほとんど記憶から消え去ってしまったらしい。勿論、完全に消えたのではなく、「なんとなく」レベルでは弾けるのだが、それでは結局ただ「弾いているだけ」に過ぎない。一度仕上げた曲をそのままのレベルで維持するには、だいたいどのくらいの頻度で復習すれば良いのだろう。次の曲に取りかかると、ついつい、以前仕上がった曲を復習するのを忘れてしまいがちだったりするのだが、やはり1週間に1度は「復習の日」と称して弾いた方が良いのだろうか。しかし、レパートリーが増えれば増えるほど、復習に要する時間もかかってきそうな予感?日々、ピアノを弾かれている皆さんは常時、どのくらいのレパートリーをお持ちなのだろうか。一度暗譜してしまった曲を、いつまでも記憶にとどめておけているのだろうか。そう考えると、プロの演奏家って本当に凄い!!(なにを今更言ってるのだ)----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #21-22,#29-30,#39,#40#21-22(3-4-5指の訓練)を続けて繰り返し1回#29-30を続けて繰り返し2回。#39テンポ120で1回ずつ(2往復)全長短調の4オクターブ音階#40半音階(オクターブ)今日から開始●ブラームス51練習 #17,18ab,#30,#9a(4-5指強化の為,指を広げる)#17、3回繰り返し#18ab、16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#30、1音押さえたまま4-5指のトリル。1回レガート往復。1回8分音符スタカートにて。#09a、各指を広げる運動、1小節ずつ繰り返し2回往復#09b、各指を広げる運動その2、3回往復。●ツェルニー30番 #24#24、17~22小節のスタカート後のレガートな部分、どうも苦手なのか左手と右手のバランスが悪いため、今日も結局この部分を中心に練習。●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#04#01~02、おさらい#03、ようやくまとめ段階へ#04、9小節目で一瞬手が止まるのは左手の運指のせいか。後半のアルペジオの連続、苦手箇所ゆえ部分的に練習。●バッハインヴェンション #01~#13#01~#10はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#11、まとめ段階#12、トリル後が少々ぎこちなさが残るのは練習を重ねるしかないだろう。ゆっくりテンポで通し練習、及びトリル部分含む箇所を重点的に練習。#13、9~13小節、そして最後2小節、左手ミスタッチが頻繁なため、ここを重点的に。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01、テンポ四分音符105でゆったり通し練習、特に苦手箇所は22小節、29~36小節(特にこの36小節)、64小節、いずれも不安定な手の進行で音が綺麗に出ない悩みであるが、これって解決できるのかだんだん不安になってきた。Op.10-04、とうとうテンポ四分音符110にテンポダウンして再練習する羽目に。1音をしっかり弾くことを心がけて。Op.10-12、ようやく最終ページまで到達したが、左手が慣れるまでにはかなりの時間を要しそうだ。また、苦手である25~40小節の部分練習。Op.25-02、中間部の37~46小節、いつの間にか運指を我流に変更していた(意識せずに?)ため、強制的に修正。道理でテンポアップ出来ない訳である。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、まとめ段階メヌエット、通し練習を数回。試しに「月の光」も弾いてみたら、悲惨な状態であった。昔弾けていたあの記憶はどこへ・・・機会をみつけて再練習しよう。●ドビュッシー 「雨の庭」ゆっくりテンポで通し、及び部分練習数回。
Dec 14, 2004
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ここのところ、練習中のショパンエチュードのなかで最も楽しく、また、泣けてくるのがエチュードOp.10-1。あの、鬼のような広範囲にわたる分散和音連続の曲である。現在の私にとっての先生は、山崎孝著の楽譜解説。山崎先生、どうぞよろしくお願いします。というわけで、日々悪戦苦闘しているのである。それにしてもショパンさんにしても山崎先生にしても、なんて難儀なことを突きつけるのだろう。「アルペジオがどんなに広範囲にわたっても、あくまでも"レガート"で」だなんて。譜面最初の1ページ目はまだ良い。なんとかなる。しかし、2ページ目以降から苦難な箇所が幾つも登場するのだ。さて、現時点(12/11)における自分の苦手箇所を洗い出してみよう。▼第22小節分散和音下り側 5指が黒鍵というのは思った以上にきつい。しかも、指が5-3-2-1もしくは5-4-3-1と移動する音幅は10度、これも黒鍵でなければそれほど苦ではないはずなのだが、特に5指が黒鍵にあたる箇所では山崎先生も言うように、手の位置はかなり不安定となってしまうのだ。さて、これをどう克服すべきか・・・▼24~15小節小節の終わりの音、そして次小節の最初の音、これはだいたい同音、または1度程度の近い位置に設定されているのに対し、ここは3度離れており、それが進行に違和感を感じて毎度手がとまってしまう。早く慣れたい。▼29~36小節ここが私にとって最も苦手箇所。いわゆる魔の3ページ目と勝手に言っている箇所である。分散和音における5指が黒鍵に設定される点、そして34小節は5指が黒鍵でないにもかかわらず、非常に弾きにくい。37小節目にさしかかった時に、毎度手がホッとするのが自分でもわかる。▼第48小節主題に戻る1小節前がこれ。分散和音下りの最後の拍のみ進行が異なるため、ここでミスタッチをしがち。▼第60小節主題部も後半はクライマックスに向けて進行が少し異なり、分散和音も同一進行(4音1固まりが1オクターブずつ上下に移動)ではなく、3拍目から別音での進行になったりと、ふいをつかれる。この60小節目分散和音の下りも3拍目から別音であり、しかも5音が黒鍵にあたるため、二重の意味で苦手箇所。これはもう慣れるしかないのか。▼第64小節分散和音下り側、同じく5指黒鍵にあたり、しかも3拍目から別音進行。音はひ弱になるわ、ミスタッチをしがちで厄介。▼第74小節クライマックスの一部分、分散和音下り側、5指黒鍵、こちらは4拍目のみ別音。どうしても音がひ弱になる。・・・と、あれこれ洗い出してみると、こんなにあるのか、苦手箇所。一方、この練習曲の楽な箇所といえば、左手はもっぱら1音目にオクターブ押さえのみ。いや、たまに2拍目にも登場、といった具合にかなり単純。この単純さに惹かれてこの曲を選択する人も多いのだが、だいたい後で「しまった!思った以上に厄介な曲だ」という羽目に陥ってしまうのだ。また、右手に関しても各小節1拍目さえ覚えてしまえば、あとはオクターブずつ以上するだけ(いや、所々異なっているが)なので、非常に暗譜しやすい曲であるということである。現在はまだテンポ四分音符100でノロノロと弾いているせいか、右手の負担もほとんど無いものの、苦手箇所を克服後、テンポアップしはじめたら、私の右手はどうなってしまうのだろう。(ちなみにこの曲の指定テンポは四分音符176、尋常ではない)実は同エチュードのOp.10-4にしても、テンポアップで行き詰まっている。テンポ125で弾けたり弾けなかったり、やはり120が限界か、と悩んだり。夢にまでエチュードで悩まされている己の姿が登場するとは、もう、エチュード病末期か。----------------------------------------------------夕方からは、愛車のタイヤをスタッドレスに交換すべく、近くのカー用品店へ。住宅事情により自宅にタイヤを保管出来ない者にとって、タイヤ預かりサービスはとても助かるのだ。しかし、このスタッドレスタイヤも今シーズン履いたらその役目も終了だろう。一体、このタイヤが活躍してくれる機会はあるのだろうか。今年は暖冬・・・だとか。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #29-30,#39#29-30を続けて繰り返し4回。#39テンポ120で1回ずつ(2往復)全長短調の4オクターブ音階(嬰へ短調とロ短調が苦手なのでこれは繰り返し)●ブラームス51練習 #17,18ab,#30,#9a(4-5指強化の為,指を広げる)#17、数回繰り返し#18ab、16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#30、1音押さえたまま4-5指のトリル。1回レガート往復。1回8分音符スタカートにて。#09a、各指を広げる運動、1小節ずつ繰り返し2回往復#09b、各指を広げる運動その2、3回往復。まだ所々でミスタッチあり。●ツェルニー30番 #23,#24#23、OK#24、シンコペーションの練習。素直な進行なのでかなりとっつきやすい。レガートとスタカートのメリハリをきかせ、安定したリズムで弾くことを心がけよう。●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#04#01~02、おさらい#03、テンポアップ時、まだミスタッチあり。その都度修正しながら練習。#04、3小節、そして7~11小節、とにかく運指を守ること。14~17小節のアルペジオを綺麗につなげて弾くこと。●バッハインヴェンション #01~#12#01~#10はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。春秋版譜面にフレーズ区切りを書き込み、参考にする。(#08、16,18小節の左手が時々つまずいていたのだが、左手の運指を変えてみたらつまずき感が大幅に解消)#11、通しで繰り返し練習。そろそろまとめ段階#12、特に3~4小節のトリル後の進行をスムーズにつなぐ点を注意して弾く。#13、フレーズ区切りに注意して弾くこと。全体的に慌ててバタバタ弾かないこと。●ショパン エチュード Op.10Op.10-01、テンポ四分音符100でゆったり通し練習と譜面2~3ページ中心に部分練習。何故か24と25小節の間で手がとまることがあるので、ここに要注意。他については上記参照。
Dec 11, 2004
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テレビをつけると、各チャンネルでタレント志村けんさんの自宅に空き巣が入ったニュースを報じていた。現金40万と貴金属1千万以上を盗まれたとか。志村さんの家では2頭の大型犬(ゴールデンレトリバーだったかな)がいたのだが、犬たちに被害がなくて本当に良かった、と思ってしまう私は犬バカ? しかし、フレンドリーなゴールデンレトリバーの場合、やはり番犬にはならないのか??いつかゴールデンレトリバーを飼いたい私としては、番犬うんぬんよりも無事に生きていてくれた方が100倍も嬉しいのであるが。さて、泥棒というのは年中悪行に手を染めているが、特に12月はその件数も多い。実は私も過去、12月に泥棒に入られたことがある。現在の家ではなく、もっと繁華街の古い賃貸マンションに一人で住んでいた時の話だ。夜、仕事から戻って玄関のドアを開こうとしたら、「あれ、鍵があいてる?、必ず閉めていったはずなのに」とおそるおそる扉を開く。すると、目の前に食パンが転がっていた。「だれよ、貴重な食パンを落としたのは・・・・・それとも地震でもあったかな」(まだ状況がのみこめてない)そして、部屋の照明をつけると唖然。それはもう見るも無惨な状況であり、部屋のタンスやら引き出しがすべて開けっ放し、ものは散乱しているし、足の踏み場もないというのはこのことか、とゾッとする。慌てて弾きだしの一カ所を確認すると、3,4万の現金が入っていた封筒がやはり盗られていた。しかも、数年貯めた10万円貯まる貯金箱もゴッソリ持っていかれていた。貴金属にはあまり興味の無い私であるが、数点の安物指輪は持っている。それと混ぜて子供の頃に買った露店の100円指輪、これも無くなっていた。さすがにこれには「ふふん、馬鹿な泥棒だ。目利きもないのか」とちょっと、してやったりな気分。なにしろ、箱にしまってある高価な指輪は引き出しに残されていたのだから。で、当時、部屋のインテリアと化していた電子ピアノ、そして愛用のパソコンはそのまま残されていた。まぁ、当たり前な話であるが、最近は現金以外にパソコンやら家電品を持って行く泥棒もいるのだから、年々派手になっていくものだ。それにしても、泥棒とはちあわせにならなかっただけでも不幸中の幸いと思わなければならない。みな、そういってなぐさめてくれたが、後でこれら散乱している物たちを片づけるあの時間が、一番空しかったことをよく覚えている。年月が経過し、現在、私はヘッドフォンをつけてピアノ練習をしている。自宅にはひとりでいることも多いし、練習中は思い切り没頭しているので、外の音にはなかなか気が付かない。となると、泥棒に入られても気づかないということがあるのではないか、と、今回あらためて心配になった。最近、町内でも不審者が目撃されていることだし、不安な気持ちで日々ピアノに向かっている。幸い、泥棒にとって楽譜の類はそれほど価値をみいだせないので、決して盗られることはないと思うが、あぁ、物騒な世の中である。ピアノの練習といえば、ショパンのエチュードOp.10-1効果が徐々にあらわれているのか、手の跳躍がきくようになってきた。ただ、5指が黒鍵にあたる部分、ここはあいかわらず厄介。しかし、このエチュード跳躍効果のせいで、ドビュッシーの「雨の庭」の後半分散和音の箇所で、必要以上に跳躍してしまい、音ミスが増えてしまったのは、気のせいだろうか。といっても、Op.10-1もまだまだよちよち歩き状態。長いスパンで曲が仕上げていけたら、と日々練習を楽しんでいる。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #29-30,#39#29-30を続けて繰り返し4回。#39テンポ110で1回ずつ(2往復)全長短調の4オクターブ音階ロ短調がやや苦手と思われるため、部分的に片手ずつ練習●ブラームス51練習 #17,18ab,#30,#9a(4-5指強化の為,指を広げる)#17、数回繰り返し#18a、右手16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#18b、16分音符4音の間に3連音符応用、3回繰り返し#30、1音押さえたまま4-5指のトリル。2回レガート往復。1回8分音符スタカートにて。#09a、各指を広げる運動、3回往復●ツェルニー30番 #23#23、今日も両手3度進行を慎重に合わせながら通し練習数回。●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#03#01、まとめ段階>OK#02、まとめ段階 試しに二分音符に合わせてペダルを使用してみたところ、更にロマンティックな曲になったり。#03、つまずく箇所は改善、あとはもう少しテンポアップを目指そう。#04、今日より譜読み開始 ツェルニー30番の#23と類似した3度進行中心な曲●バッハインヴェンション #01~#12#01~#10はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。春秋版譜面にフレーズ区切りを書き込み、参考にする。#11、通しで繰り返し練習。集中力が切れた瞬間、どうしてもミスタッチが出るのはまだきちんと弾けてない証拠か。#12、左手トリル部分を中心に練習。なかなかうまくまとまらず悪戦苦闘する。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01、テンポ四分音符100でゆったり通し練習と部分練習。苦手箇所は絞られたので、とにかくここを中心に攻略だ。Op.10-04、テンポ四分音符125では最終ページ最終段の音が乱暴気味になってしまうので、なくなく諦め テンポ120にて再び練習。Op.10-12、本日お休みOp.25-02、ミスタッチを修正しつつ、通し練習を数回。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、まとめ段階、暗譜完了メヌエット、慌てぬよう落ち着いたテンポで弾くとミスタッチもほとんどない。この調子でまとめたい。通し練習を数回。●ドビュッシー 「雨の庭」主題から中間部手前までを中心に部分練習。その後、通して数回練習。
Dec 8, 2004
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それは技量・・・といってしまったら身も蓋もない。勿論、技量の向上を目指すため、日々の練習は続けている。しかし、自分の演奏には決定的な何かが欠けている。そう、情緒豊かな表現が昔のように出来ていないのだ。 最近はテクニックばかりが先行しながら、音楽的表現が上手くできていない演奏者(プロではない)が多いという。確かに、自分の技量が少し進歩してくると、ついつい高テクニックな曲を選択してしまい、弾くのに精一杯、とても音楽に「息」を吹き込むどころではないような状態に陥るのだ。ただの演奏マシーン。これ、本末転倒、もしかして今の自分ではないか?昨日の日記では、己の微々たる進歩に胸躍らせて喜びの言葉を書いていたものの、ここでうかれていてはいけないと、とりあえず反省はしてみる。といっても、弾きたい曲に限って難曲ばかり。基礎練習をつんで少しでも難曲が弾きやすい状況づくりをしているものの、まだまだ先は長い。さて、話は元に戻って、情緒面が欠けている理由として日々の生活に問題はないだろうか、と振り返ってみる。9月にピアノを再開してからの日々といったら、経理処理やら雑務、家事、そしてピアノの練習、これらの繰り返しばかり。ここに、心を豊かにしてくれるものが、すっぽり抜けてしまっているような気がしてならない。自然に触れる(旅レポートを書くための旅でなく、純粋に山・海・川、田舎等の風景を楽しみたい)、美しい音楽演奏に触れる(勿論CDは聴いていたけれど、基本は生演奏が良い)、美味しい食事(自分で作れ、といわれそうだが)、このあたりが思いっきり欠乏している。おまけに最近は睡眠不足気味。 やはり、良い音楽を奏でるには、自分の心も豊かにならないとだめなんだ、最近、特にそう感じることが多い。写真は、我が家の近くにある若いイチョウ。いつの間にかイチョウの季節も終わりかけていたというのに、そんなことも気づかないまま毎日が過ぎていたなんて。更には、季節はずれのツツジの花?いや、それともずっと枯れずにそのままドライフラワーのごとく・・・とどまっていたのか。これからはもっと些細なことにも気を配ってみよう。それが演奏にもフィードハックできれば嬉しい・・・と思ったりして。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #29-30,#39#29-30を続けて繰り返し4回。#39テンポ110で1回ずつ(2往復)は以下の調 ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調,変ニ長調,変ロ短調,変ト長調,変ホ短調,ロ長調,嬰ト短調,ホ長調,嬰ハ短調,イ長調,嬰へ短調,ニ長調,ト長調,ホ短調のスケール#39テンポ100でじっくりと何度も繰り返す。左右片手ずつ往復して練習は以下の調 ロ短調のスケール●ブラームス51練習 #17,18ab,#30,#9a(4-5指強化の為,指を広げる)#17、数回繰り返し#18a、右手16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#18b、16分音符4音の間に3連音符応用、3回繰り返し#30、1音押さえたまま4-5指のトリル。2回往復。#09a、各指を広げる運動、音をはずさぬよう、ゆっくり正確に。●ツェルニー30番 #23#23、今日も両手3度進行を慎重に合わせながら通し練習数回。●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#03#01、まとめ段階#02、まとめ段階#03、テンポアップすると再び5~10小節がつまずくため、もう少し指が完璧に覚えるまではテンポアップは諦めるか。●バッハインヴェンション #01~#12#01~#10はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。春秋版譜面にフレーズ区切りを書き込み、参考にする。#11、通しで繰り返し練習。ミスタッチ少々有り。#12、早速、難解なトリル部分を中心に練習。特に左手トリルはかなり難しい。本当にこれ、昔弾いたのか、と首を傾げてしまうが、確かに弾いた形跡は残っている。このトリル以外は特に問題ないので、トリルのみに焦点を合わせるか。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01、テンポ四分音符90(つまり指定速度のほぼ半分)でゆったり通し練習。これでとにかく音ミスがなくなるまで弾きこみ、徐々にテンポアップだ。Op.10-04、テンポ四分音符125で通し練習。ところが、昨日は弾けたはずの最終ページ最終段、ここが全滅である。やはり昨日は奇跡だったのかと、この最終段ばかりを何度も繰り返す。Op.10-12、最初2ページ左手中心に練習。先は長い。昔弾けた、あれは幻と思って1から仕切り直し。Op.25-02、ミスタッチを修正しつつ、通し練習を数回。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、まとめ段階、暗譜は約90%完了。メヌエット、ミスタッチを修正しつつ、通し練習を数回。●ドビュッシー 「雨の庭」昨日よりはマシとはいえ、ミスタッチがかなり目立つため、その都度部分練習。
Dec 7, 2004
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毎日、必死に時間をつくってはピアノに向かい、なんとか練習を続けているのだが、今日、ショパンエチュードOp.10-4を弾きながら、ふと頭をよぎったのはこんな一言、「続けることって素晴らしい!」10月19日、ショパンエチュードOp.10-4を始めた日には「こんな曲、本当に弾ける日なんてくるのだろうか」と思う気持ちがほとんどを占めていた。譜読みを進めれば進めるほど難解なフレーズが登場し、しかも、参考にしようといざ聴いてみたアシュケナージとポリーニの演奏に打ちのめされ、「弾けるわけがない」と確信してしまった、そんな日々。確かにこのエチュードは、現在の私の技量ではかなり困難な部類であり、始めることすら無謀だと思われてきたのだ。それでも諦めずにコツコツと、いや、それは半ば意地になって練習を重ねてきた。すると、当初はどうしても弾けなかった小節だって、今では弾けるようになっているうえに、テンポだって徐々に上がってきている。これも全て「諦めずに続けてきた」からであろう。どんなに難しい曲でも、毎日ほんの少しでも譜面と向き合い、そして「絶対に弾いてやる」という気持ちがあれば、いつかは成果が形となってあらわれるということを、身をもって経験したような気がしてならない。勿論、まだまだ仕上がりにはほど遠いエチュードOp.10-4ではあるが、手応えを感じれば感じるほど、続けることの大切さを実感する。この調子で他の曲も・・・と思うのだが、いつまでこのモチベーションを保っていられるのか、不安だ。逆に、練習途中で中断してしまったドビュッシーの「雨の庭」、あれほど必死に練習を重ね、苦手部分も克服したつもりでいたのに、これを今日久々に弾いてみたところ、それはもう聴くにたえない状態と化していた。やはり練習途中で休止してしまったのが原因だろう、また1からやり直しである。「続けることって素晴らしい!でも、難しい・・・」(ここから改めて追記したので・・・)■私流、自分には手の余る難曲・大曲を練習する時には?譜読みは全体を眺めて、と前に語ったことがあるが、難曲の場合は一気に最初から最後まで弾ける訳はないのだから、やっぱり細かく分けて練習していきたい。1.1曲を細かく分けて練習計画をたてる(それは時にページ単位であったり、はたまた、もっと難解な曲な場合は数段ごとなんてこともあったり、または曲の区切りの良い箇所まで等。日程なんてたててしまうと、もっとやる気が出るがプレッシャーも感じるかも?)2.ゆっくりでも良いからミスタッチがなくなるまで練習、その部分がスムーズに弾けるまで先に進まない。(3.ここで暗譜出来てしまう程、部分練習したら、(きっと)改めて暗譜にかける労力が不要だ)4.部分練習でどうしてもつまずく場合は、教則本で類似したテクニックを弾いてみたり、リズムを変えてひたすら練習5.最後まで到達できたら、とりあえず自分にご褒美なんてしてみる!後は、曲に表情をつけていったりと最後の仕上げになる訳だが、技巧的に弾けるところまでくると本当に嬉しい。ある意味、「馬ににんじん」的計画ではあるが、エチュードOp.10-4がとりあえず最後までたどり着いた時、あまりに嬉しくてケーキを買ってきてしまった程だったり。根気よく続けた自分へのご褒美である。実は、私自身、最初の段階でとりあえず全曲弾いてしまい、後で苦手部分をかいつまんで練習していることの方が多いのだが、とても最後まで到達できそうもない曲は上記のように長期計画をたててゆっくり練習していっている。少しずつ曲が完成していく様子を実感できるのは、とても楽しいし、なんだかスタンプラリーをしているような気分である。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #29-30,#39#29-30を続けて繰り返し4回。#39テンポ110で1回ずつ(2往復)は以下の調 ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調,変ニ長調,変ロ短調,変ト長調,変ホ短調,ロ長調,嬰ト短調,ホ長調,嬰ハ短調,イ長調,嬰へ短調,ニ長調のスケール#39テンポ100でじっくりと何度も繰り返す。左右片手ずつ往復して練習は以下の調 ロ短調のスケール●ブラームス51練習 #17,18ab,#30,#9a(4-5指強化の為,指を広げる)#17、数回繰り返し#18a、右手16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#18b、16分音符4音の間に3連音符応用、3回繰り返し#30、1音押さえたまま4-5指のトリル。2回往復。#09a、各指を広げる運動、音をはずさぬよう、ゆっくり正確に。●ツェルニー30番 #23#01~22の復習はしばらく休止#23、両手3度進行が合うようになってきた。よし、この調子で練習を続けよう。これが綺麗に合えばOK!!●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#03#01、16小節~18小節の左手、2拍目,4拍目の4指が弱い点、今日も粒良く弾けるよう練習。#02、まとめ段階#03、音ミスが大幅に減ったので、もう少しテンポアップしていきたい。●バッハインヴェンション #01~#12#01~#10はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。春秋版譜面にフレーズ区切りを書き込み、参考にする。#11、多少の音ミスはあるが、ようやく曲らしくきこえるようになった。通しで繰り返し練習。#12、難解なトリルの連続がポイント。今日は譜面をざっと読むだけにとどめておく。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01、ゆっくりテンポで通し練習。譜面2~4ページの特に苦手な部分を中心に部分練習。Op.10-04、テンポ四分音符125で通し練習を数回。苦手部分を練習し、再び通しで。この曲を弾く場合、ある意味「勢い」が必要であると実感。Op.10-12、20年以上・・・ぶりに弾いてみたが、ほとんど全滅に近い状態であった。とりあえず最初の2ページを弾き直してみたが、左手の動きは1から練習し直さなければだめそうだ。Op.25-02、結局今日もモデラートなテンポで通し練習。指の形を工夫することで音の粒も随分整ってきた!●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、まとめ段階、暗譜は約90%完了。メヌエット、そろそろまとめ段階だが、まだ若干音ミス有り。●ドビュッシー 「雨の庭」一時期あれほど練習していた「雨の庭」、実に久々弾いてみたところ、それはもう悲惨な状態であった。やはり完璧に仕上げるまで持続しないとだめなのだ。
Dec 6, 2004
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クリスマスの時期になるときまって弾きたくなるのが、バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻、第1番のプレリュードである。実は、これをとにかく"今"弾きたいがために、行方知れずの楽譜を必死に探すこともなく、先日、買い直してしまったのが本音だったりする。さて、この平均律クラビィーア曲集第1巻1番のプレリュードといったら、平均律の1番ということを意識せず、既に一度は弾いている、または聴いているのではないか、というくらいにかなりメジャーな作品。ハ長調の優しい調べは、つい、その旋律に合わせてある曲を歌いたくなってしまう。そう、それがあのグノーの「アヴェマリア」である。グノーといえば19世紀を生きた作曲家であり、歌劇「ファウスト」はあまりに有名。そのグノーがバッハの平均律1番を伴奏にみたててメロディーをのせたのが「アヴェマリア」である。私はとにかくこの曲が大好きで、高校時代の音楽の歌のテストではこの「アヴェマリア」、そしてシューベルトの「アヴェマリア」をセットで歌って、自己満足に陥っていた記憶がある。(こ、これでもソプラノには自信があったというのに、今はなんだ、この情けない声は・・・) というわけで、土曜のどんより昼下がりは、ヘッドフォンつけて平均律1番を弾いて、ついグノーのアヴェマリアを口ずさんでみたり。まずいぞ、他人から見れば、ただ奇声をあげる危険な風景にしかみえないではないか。と、まぁこんな不純な動機で平均律クラヴィーア曲集を買い直してしまった訳であるが、さてさて、1番以外を弾くのはいつの日やら。何曲か手をつけた記憶があるといっても、これまたはるか昔の話。先生に習っていた訳でもないので、指は全く記憶されてもいない。あぁ、哀れ・・・自分。クリスマス時期になると弾きたくなるピアノ曲、他に何か良いオススメはないだろうか。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #29-30,#39#29-30を続けて繰り返し4回。#39テンポ110で1回ずつ(2往復)は以下の調 ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調,変ニ長調,変ロ短調,変ト長調,変ホ短調,ロ長調,嬰ト短調,ホ長調のスケール#39テンポ100でじっくりと何度も繰り返す。左右片手ずつ往復して練習は以下の調 嬰ハ短調のスケール(何故か下り側が苦手で本日も苦戦)●ブラームス51練習 #17,18ab,#30,#9a(4-5指強化の為,指を広げる)#17、数回繰り返し#18a、右手16分音符4音の間に3連音符、数回繰り返し#18b、16分音符4音の間に3連音符応用、若干左手でつまずくがそれでもようやく練習になっている実感がわいてきた。#30、1音押さえたまま4-5指のトリル。数回往復。いまだにこれを弾くと左手の5指が痛い#09a、各指を広げる運動、割ととっつきやすい練習だが、指を広げながらレガートで弾くのはなかなか難しい。●ツェルニー30番 #23#01~22の偶/奇数番曲は、本日お休み。#23、引き続き後半部(リピート以降)部分練習後、通しで繰り返し練習。ついついD音に#をつける癖も直りかけ、ようやく指が慣れてきたか。(一体何故こんな癖が・・・)●クラーマー=ビューロー60 #01~#03#01、まとめ段階#02、再びテンポを落とし、8分音符を丁寧に粒良く弾けるよう練習。#03、5小節目以降、音ミス率が高いため、部分練習をじっくり。その後、29,30小節目を中心に部分練習し、通し数回。●バッハインヴェンション #01~#11#01~#10はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。全音版/春秋版両楽譜を見比べながらフレーズ、トリルを意識して弾く。#11、ゆっくりテンポで各フレーズ区切りを意識しながら練習。臨時記号ミスもそろそろ卒業したい。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」プレリュード、まとめ段階。本日も包帯付き指ゆえ、流れるようなフレーズがうまく弾けない。が、全体の7割ほど暗譜が出来るようになり、ちょっと満足だったり。指をいたわって本日の練習はここで終了。さすがに包帯付き指でショパンは弾けない・・・その代わりに、バッハ平均律1巻1番を気持ち良く弾いて、本日は締めくくったのであった。
Dec 4, 2004
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昨日、バッハインヴェンションの日記コメントでペダル使用の話が出たことと、また、別の楽天仲間さんの日記コメントをつけながら、それまで己がいかにいい加減で意固地なペダル使用をしていたか、ここらでゆっくりと反省してみることにした。そういえば遠い昔、ピアノを習っていた時には手の動きや形には随分指導されたものだが、ペダルの踏み方についてレクチャーをうけた記憶が全くないのだ。そう、気が付いたら、ごく当たり前のように使っていたのである。譜面に指定された位置で右ペダルを踏んでみたり、指定がなくとも自分で必要と思えば踏んでみたり、はたまた、先生は「ここで踏んだ方が良いわね」と譜面に書き込んでくれたり、こうやって自然にペダルと親しんできたような気がする。それがここにきて、右・左(あえて真ん中は除いて)ペダルに、様々な効用があり、しかも、手の指先以上に難解な存在であった、ということを実感させられることとなる。あぁ、これこそ、今更何を言ってるのだ?的なところであるが。まぁそれの発端は、これまた少し以前の話題になるがドビュッシーの「ベルガマスク組曲」で、左ペダルを使うポイントを知ったことに始まった。また、先日購入したクラーマー=ビューロー練習曲の模範CDではペダルをうまく利用している演奏にふれ、「ペダルはただ響きを楽しむだけの道具ではない」、ということを思い知らされたのである。っと、その前にちょっとだけペダルの使い方のおさらいを。右ペダル(ダンパーペダル)は、・打鍵前にペダルを踏めば、打鍵と同時に柔らかい響きを得る(ゆっくりテンポで響きが欲しい曲に最適?)・打鍵と同時にペダルを踏んで、リズム感の補助的な使い方をする。・打鍵後にペダルを踏めば、各音間をペダルの響きによってなめらかにつないでくれる。左ペダル(ソフトペダル)は、・音量を弱く、また音色も少々くぐもったような感じになる。曲にメリハリをつける時は良いのだが安易な使用は・・・今まで意識することなくただ自分の感性に任せてペダルを踏んできてしまった己は、ここにきてようやくペダルの各効果について再認識させられた。と同時に、最近の自分は、ペダル指定が無い箇所については、なるべく踏まずに弾くことを心がけていた。ところが、それがためにどうしても超えられない壁にぶちあたることがある。例えば、左手で分散和音をなめらかに弾いているとして、これが桁外れに各音間が離れている箇所があったとしたら、とても音をつないで弾くことは出来ない。そう、折角レガートで弾いていた美しい分散和音が、ブチッと切れてしまうのである。そんなときに、右ペダルを補助的にちょっと利用すれば、切れるはずの音が綺麗につながってくれる。つまり、己のどうしても超えられない壁を、ペダルが助けてくれるのである。ペダル指定が無いからといって、意地になってペダルを踏まないまま、いまひとつな演奏をするよりも、折角ついているペダルに助けてもらっても、罰は当たるまい。そう思ったら、急に気分が楽になったような気がする。これからは、響きを助ける効果はもとより、音のつなぎを助ける効果として、ペダルの利用を考えていきたい、そう思う今日このごろである。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #29-30,#39#29-30を続けて繰り返し4回。#39テンポ110で1回ずつ(2往復)は以下の調 ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調,変ニ長調,変ロ短調,変ト長調,変ホ短調,ロ長調,嬰ト短調,ホ長調のスケール#39テンポ100でじっくりと何度も繰り返す。左右片手ずつ往復して練習は以下の調 嬰ハ短調のスケール●ブラームス51練習 #17,18ab,#30,#9a(4-5指強化の為,指を広げる)#17、数回繰り返し#18a、右手16分音符4音の間に3連音符、まだまだゆっくりテンポで数回繰り返し#18b、左手16分音符4音の間に3連音符の小節、昨日より更にマシな状態に。#30、1音押さえたまま4-5指のトリル。数回往復。#09a、各指を広げる運動、割ととっつきやすい練習だが、指を広げながらレガートで弾くのはなかなか難しい。●ツェルニー30番 #01~#22の奇数番曲練習、及び#23#01~22の奇数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。#23、本日も引き続き後半部(リピート以降)部分練習後、通しで繰り返し練習。●クラーマー=ビューロー60 #01~#03#01、まとめ段階#02、そろそろまとめ段階・・・といきたいところだが、テンポアップすると左手1-2指8分音符がまたしてももつれてしまうため、まだまだ練習足りぬようだ。#03、29,30小節目でどうしても音ミスを起こしてしまうため、ここを重点的に練習。●バッハインヴェンション #01~#11#01~#09はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。全音版/春秋版両楽譜を見比べながらフレーズ、トリルを意識して弾く。#10、今更ではあるが、この曲のポイントはノンレガート。それをすっかり忘れており、再練習をする羽目に。#11、今日もじっくりと譜面通りに弾くことを目標に練習。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、まとめ段階。本日は包帯付き指ゆえ、流れるようなフレーズがうまく弾けない。メヌエット、そろそろまとめ段階といきたいところだが、前半部でどうしても音を外しがちな箇所があるため、これをクリアしない限りはまとめられない。●ショパン エチュード Op.10-1通し練習後、まだまだ指が馴染んでいない箇所の部分練習。切れた指の痛みのため、練習はこれまで。薬指はおろか、中指、人差し指まで切れてしまい、包帯を巻いて応急処置はしたものの、こんな指で速いフレーズの曲は弾けないと本日の練習はこれにて断念。薬を塗って一晩たてば症状はだいたい落ち着くはずなのだが、昨日ぱっくりと割れてしまった薬指先、これはなかなか完治しそうになく、しばらく練習は控えめにしなければならないか。
Dec 3, 2004
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今日は久々に立川のヤマハに出向き、ようやく山崎孝氏校訂の全音版ショパンエチュードOp.10と25を入手。実は、いつも訪れる楽器店の楽譜コーナーも割と品揃えはあるものの、なぜかショパンのエチュードについては全音版(山崎版はおろか、校訂者未掲載の版も)、パデレフスキー版、ウィーン原典版いずれもゴッソリ無い。だ、誰だ、エチュード集を買い占めているのは? というわけで、なかなか立川まで足をのばす時間がないまま、12月になってしまった訳だが、ようやく時間をとって、いそいそと買いに行ったのである。確かに、この楽譜は良い。細かな解釈や練習法等も掲載されており、私のような独習者には、それら解説がまるで天の声のように思えてならないのだ。さて、ここからが本題である。立川ヤマハで手にとった楽譜は、ショパンだけではなかった。そう、バッハの平均律クラヴィーア曲集を買い直しかったのである。昔、先生に習う時点までは進まなかったものの、数曲をさわり程度に弾いた時に使用した全音の楽譜がどこかにあるはずなのだが、これまた行方知れず。というわけで、ええいっ、買ってしまえ、と再び購入。今回購入したのは、バッハの奏法研究で知られる市田儀一郎氏校訂の全音版。「むむ、まてよ。インヴェンションとシンフォニアもこの市田版を見ておこうかな」と手にとる。あれほどバッハは好きな分野と言っていながら、最近インヴェンションに行き詰まっていた私には、譜面の後方ページに掲載された細かな解説を読んでみるのも良いか、と結局お買いあげとなってしまった。さぁ、ここからが、困惑の時間となる。■愛用の井口基成氏校訂の春秋版バッハインヴェンションこれまでこの譜面をずっと使ってきたのだから、当然のごとく愛着もわいている。トリル位置だって速度指示だって、そして強弱だってこの楽譜に従って弾いてきた。そう、井口版にはこれら表現記号たちがわんさかと譜面上に掲載されているのだ。しかしながら、ご存じの方も多いだろうが、元々バッハの楽譜には速度指定も強弱記号、スタカート等の表現記号もつけられていない。原典版も、基本的にバッハが書いたもの以外については一切書かれていないので、原典版を使用の人はそれが当たり前と思っているだろうが、私のように春秋版から始めた者にとっては、(井口氏が解釈してつけられたと思われる)譜面に細かな指定が掲載されているものに見慣れしまった。難解なトリル解釈も、譜面下に注釈として掲載されているため、基本的に見開きページだけで事が足りるのである。ところが、インターネット上でインヴェンションについて調べていたところ、この井口版に対して異議を唱えているものもいるようだ。おいおい、そこでそんな強弱指定はないだろう・・・といった具合に、である。この類の論議にぶつかると、学習者は一体何を信じて勉強すれば良いのか、非常に悩ましい。■市田儀一郎校訂の全音バッハインヴェンションこちらの楽譜は、ペーレンライター社の原典版を底本とし、市田儀一郎氏が詳しく解説した実用本。譜面自体に表現指示はほとんどないものの、運指や旋律の終始等が細かく掲載され、フレージングの勉強にはかなり役に立つ楽譜だと感じた。また、後方の解説ページ、ここが大いなるポイントであり、学ぶべき点や、奏法、テンポ、トリル解釈などが細かく掲載されているので、ここをじっくり読んでから練習に望むと良さそうだ。といいつつも、両楽譜を並べながらいざ弾いてみたところ、各所でトリルの類の解釈は異なるわ、アルペジオだったり和音だったり、音が異なるなんてことまで飛び出てくると、「私が今まで練習してきた時間は・・・一体何?」と途方に暮れる始末。これはもうショパンの版違いどころの騒ぎではない。あぁ、また悩みの種をひとつ増やしてしまったようである。結局、当面は春秋社の譜面を元に、市田氏全音版の解説ページを熟読しながら学んでいくということに落ち着いたのだが、本当にそれで良いのか、自分。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #29-30,#39#29-30を続けて繰り返し4回。#39テンポ110で1回ずつは以下の調 ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調,変ニ長調,変ロ短調,変ト長調,変ホ短調,ロ長調のスケール#39テンポ100でじっくりと何度も繰り返す。左右片手ずつ往復して練習は以下の調 嬰ト短調のスケール●ブラームス51練習 #17,18ab,#30(4-5指強化の為)#17、数回繰り返し#18a、右手16分音符4音の間に3連音符、まだまだゆっくりテンポで数回繰り返し#18b、左手16分音符4音の間に3連音符の小節、昨日より更にマシな状態に。#30、1音押さえたまま4-5指のトリル。数回往復。●ツェルニー30番 #01~#22の奇数番曲練習、及び#23#01~22の奇数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。#23、後半部(リピート以降)音ミス箇所幾つかあるため、部分練習後、通しで繰り返し練習。●クラーマー=ビューロー60 #01~#03#01、まとめ段階#02、左手5指押さえながら8分音符を弾く箇所は良いのだが、たまに登場する5指押さえ無し8分音符、この5指から8分音符へ向かう時に、プツリと音が切れてしまうのがどうも気になってしかたがない。何か良い手はないだろうか。#03、29,30小節目でどうしても音ミスを起こしてしまうため、ここを重点的に練習。●バッハインヴェンション #01~#11#01~#10はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。全音版の楽譜を見ながらフレーズ区切りを再度確認。#11、譜面をおってゆっくりテンポで正確に。臨時記号に要注意だ。●ショパン エチュード Op.10-4テンポ四分音符105及び110,120で通し練習を数回繰り返す。120でつまずく箇所はその都度部分練習。●ショパン エチュード Op.25-2モデラートなテンポで通し練習。ritな部分、わざとらしくではなく、もっと自然に。●ショパン エチュード Op.10-1ようやく山崎版全音楽譜を入手したので、掲載された練習方法をアレンジしてリズムを替えて練習してみる。薬指が切れてかなり傷みを感じるため、数回練習したところで本日の練習は断念。
Dec 2, 2004
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12月になったら忙しいなんて自分で言っておきながら、割と練習時間に余裕があった今日は、定例メニュー後に久々に全音のショパンピアノアルバムの譜面を開いてみた。この楽譜には、小学生高学年時代から高校時代にかけて随分お世話になり、楽譜自体も随分と老朽化が進んでいる。いや、保存状態が悪かったのかもしれない。おっと、ちなみにこの楽譜、ショパンのピアノ曲のなかでも割と知られたものを揃えた、いわゆるショパン名曲集の類である。最初にこの楽譜にふれたのは小学校生6年生の頃、子犬のワルツがきっかけだった。思えばこれが「初ショパン」だった訳である。その後、ワルツ集の中から数曲練習し、再びこの楽譜に戻ってきたのは即興曲Op.29の練習のためだった。しかし、ピアノレッスンの合間にもこの楽譜の中からノクターンやらポロネーズ、幻想即興曲やらエチュード等など、随分と弾きかじったものの、そういえばまともに仕上げた曲はほとんど無かったという無様な状態だったり。■子犬のワルツが、まるで子犬のストライキのような・・・さて、最近は毎日ピアノの練習もしていることだし、少しは弾けるだろう、そう思いながらまず「子犬のワルツ」を弾いてみる。「うぎゃっ・・・」、右手がまともに動かない。そう、頭のなかはさっさと先に進んでいるのに、指がまるでついてこないではないか。以前、確かに弾けたはずなのに。しかも、当時はかなり自慢げに弾いていた記憶がうっすらと残っている。それが今はどうだ。「あぁ、情けない」、それでも何度か弾いているうちにほんの少しずつ勘が戻ってきた。しかし、昔の自分の影を追うのは、やはりなんともやりきれない。■気を取り直してワルツOp.64-2をショパンのワルツの中でも割と多くの人が弾くOp.64-2。はい、ご想像のとおり、あまりに久々に弾いたワルツは、ワルツではなかった。これでは気を取り直して、どころではない。馴染み深い曲であっても、たまには弾いてあげないと、こんな無様な状態になってしまうのか。■ノクターンOp.9-2でようやくほっとひといきようやく、己で弾いていながらほっと安心できる曲である。まぁ、ゆったりテンポで弾いているため、かすかに記憶されていた指の動きがそのまま指へと伝達しやすいのだろう。もう少し練習すれば、再びレバートリーとして追加できそうだ。■撃沈か、バラードOp.23学生時代、何度練習したかこのバラードを。しかし、結局仕上げる段階まではいかなかったこのバラード1番、この曲を満足顔で弾けるのは、冒頭の主題部分、そして最後のオクターブ進行、ここのみである。しかし、かなり長い間練習した記憶が残っているせいか、たどたどしいながらも指は覚えているらしい。これも練習を積めばもう少しまともな状態になり得る・・・のか?いや、もし、そうであれば当時ももっと弾けていただろうに。■練習に良い?悪い?刺激、エチュード群このショパンアルバムに掲載されているエチュードは、4曲。そのなかの2曲(Op.10-3、Op.25-1)をこの楽譜でお世話になったのだが、真剣に練習した、というにはほど遠い。しかも、別れの曲(Op.10-3)に至っては、無謀にも小~中学生時代に弾こうとしたのか、恥ずかしながら臨時記号にせっせと丸印がつけられているではないか。「あぁ、なんたる安直な行動を・・・」。まぁその甲斐あってか?、中間部もおぼろげに記憶に残っているものの、この調子では「別れの曲」どころか、「哀れの曲」か。Op.25-1は・・・もう、何も言うまい、そのうち、真剣に練習しよう。■最後の砦、即興曲Op.29結局、この即興曲Op.29を弾いたところで、力尽き果てた。まぁ、この曲は最近時々弾いていたせいもあってか、上記のような情けない状態ではなかったことが救われる。テンポ良く弾けば弾くほど、右手の運動になるこの即興曲、もう少し美しく弾きたいところだ。といった具合に、定例練習以外の曲を弾くと、たまには良い気晴らしになるかと思いきや、それがいかに浅はかな考えであったかということを思い知らされる時間であった。皆さんも、レパートリーはたまに弾いて指慣らしをしておくことを、是非ともオススメする。えっ?そんなことは言われなくてもやっているって?----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #29-30,#39#29-30を続けて繰り返し4回。#39テンポ110で1回ずつは以下の調 ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調,変ニ長調,変ロ短調,変ト長調のスケール#39テンポ100でじっくりと何度も繰り返す。左右片手ずつ往復して練習は以下の調 変ホ短調のスケール●ブラームス51練習 #17,18ab,#30(4-5指強化の為)#17、数回繰り返し#18a、右手16分音符4音の間に3連音符、まだまだゆっくりテンポで数回繰り返し#18b、左手16分音符4音の間に3連音符の小節、昨日より更にマシな状態に。#30、1音押さえたまま4-5指のトリル。数回往復。●ツェルニー30番 #01~#21の偶数番曲練習、及び#22,#23#01~21の偶数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。(#14,18を中心に練習)#22、明日からノーミス1回コースへ#23、昨日に引き続き音ミス無いよう慎重に練習。テンポはゆっくり目でとにかく両手の3度を合わせること。●クラーマー=ビューロー60 #01~#03#01、まとめ段階#02、だいぶ曲らしくなってきた。5指押さえの2分音符が綺麗に浮き出るように、そして8分音符がムラ無きよう心がけて。強弱ももっときちんとつけて更に味わい深く。#03、まだまだ譜面をおって弾くだけの段階。●バッハインヴェンション #01~#11#01~#08はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。(#08は左手が多少もつれる箇所あるので数回練習)#09、明日からノーミス1回コースへ。#10、明日からノーミス1回コースへ。#11、譜面をおってゆっくりテンポで正確に。臨時記号に要注意だ。●ショパン エチュード Op.10-4テンポ四分音符105及び110,120で通し練習を数回繰り返す。120でつまずく箇所はその都度部分練習。●ショパン エチュード Op.25-2モデラートなテンポで通し練習。ritな部分、わざとらしくではなく、もっと自然に。●ショパン エチュード Op.10-1最終ページまで譜読み終了。しかし、ただ譜面をおって指を動かしたに過ぎないため、これからゆっくりテンポで「弾ける」ことを目標に練習だ。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、まとめ段階。あとは暗譜さえ出来れば・・・メヌエット、譜めくり時に曲が一時停止しないように、譜めくりポイントを考慮しながら練習だ。全て覚えるにこしたことはないのだが、まずは部分的にだけでも記憶できればこれ幸いである。
Dec 1, 2004
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何を今更な話題であるが、ピアノ練習の基本をついつい忘れかけてしまう己への戒めとしてメモ代わりに一筆。新しい曲に向かう時、まず実際に弾く前に。・楽譜を見渡して全体の構成を知る(テンポは?表現に関する指定は?曲の形式は?)・作曲家の時代背景を認識する(時代によって異なる弾き方、例えば装飾符ひとつとってもバロックとロマン派では異なるとか。割と一貫したテンポで弾く古典派とテンポの揺れが決め手な印象派等)・プロの演奏家の音楽を聴いてみる(但し、聴きすぎると影響されすぎる可能性大かも?あくまでも参考に)・その曲がつくられた由来なども調べてみると、これまた表現にひと味プラスされるかも?さて実際に弾いてみる【譜読み段階】・譜読み段階ではとにかく楽譜に忠実に。なるべく運指は譜面指示を守って。・その後どうしても納得いかない運指は自分なりにアレンジ。(先生の下で習っている場合はこれをすると怒られるかも)・焦ることはない、まずはゆっくりなテンポでじっくり弾くこと・その曲を弾くうえで苦手部分を、すべて挙げてみる。(××小節のトリルがつまずく、○小節の音がうまくつながらない等)【苦手部分練習】・徹底的に部分練習を積む(その際に苦手部分を克服する補則教材を選び、併用して練習するのも良いかと) ただがむしゃらに通し練習のみしていても、上達しない。・部分練習が済んだらその前の小節を少しずつ加えていき、最終的に通して弾いてOKなところまで練習。【最終段階】・強弱、曲中のテンポ指定(変化)、その他の表現を練習しながら、仕上げへ。・曲指定のテンポに近づけながら最終仕上げへ。・・・あれ、暗譜はどの段階ですればいいのだろう?そうか、毎度こんな調子で練習しているから、暗譜が後回しにされているのかもしれない。・・・って今更気づいてどうする。昔は、最終段階で何度も練習しながら暗譜をしていったものだが、最近は「最初の段階でなるべく暗譜した方が良い」等と書かれた書籍も見かける。こうやって文章にしてみると、曲を仕上げていく段階って、まるで料理に似ているようだ。レシピをみながら材料を集めて下ごしらえ、焼いたり似たり、スパイスつけて、はいできあがり。レシピのとおりにはいかない可能性もあるが、自分なりの味が見つかる場合もあったり。同様に、自分なりの曲の表現が見つかるかもしれない。(なんちゃって・・・)さて、2004年も残り1ヶ月。年の瀬ということもあってか、練習に身が入らない日々も続くと思うが、1日ほんの少しの時間でも良いからピアノに触れる時間だけはつくろうと思っている。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #29-30,#32,#36,#38,#39#29-30を続けて繰り返し4回。#39テンポ110で1回ずつは以下の調 ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調,変ニ長調のスケール#39テンポ100でじっくりと何度も繰り返す。左右片手ずつ往復して練習は以下の調 変ロ短調のスケール●ブラームス51練習 #17,18ab,#30(4-5指強化の為)#17、数回繰り返し#18a、右手16分音符4音の間に3連音符、まだまだゆっくりテンポで数回繰り返し#18b、左手16分音符4音の間に3連音符の小節、昨日より更にマシな状態に。#30、1音押さえたまま4-5指のトリル。数回往復。●ツェルニー30番 #01~#21の奇数番曲練習、及び#22,#23#01~21の奇数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。(#13,21を中心に練習)#22、通しで数回練習。#23、どうもD音に#をつけて弾いてしまう変な癖があるらしい。というわけで、まずイ長調スケールを弾いてから再び練習曲に挑むとそこそこ改善される。が、まだまだ怪しい。とにかく両手3度進行がずれないように、そして妙な臨時記号を付けないように、練習だ。●クラーマー=ビューロー60 #01~#03#01、まとめ段階#02、基本的に左手は5指押さえながら8分音符を弾くパターンなのだが、途中、数カ所は5指押さえが無いところがあり、ここが綺麗に次の音へとつながらないのが気になる。もう少し部分練習をしよう。#03、譜読み開始 とりあえず譜面をおって弾くところからはじめよう。●バッハインヴェンション #01~#11#01~#08はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#05、今まですんなり弾けていた箇所がうまく弾けず、音ミス、テンポ不安定が気になるため、メトロノームに合わせて重点的に練習。#09、ようやくまとめ段階へ。通し練習数回。#10、まとめ段階へ。通し練習数回。#11、まだまだ、指はたどたどしい。今はとにかく正確に弾くことを心がけて。●ショパン エチュード Op.10-4テンポ四分音符105及び110で通し練習。●ショパン エチュード Op.25-2モデラートなテンポで通し練習。少しでもテンポを上げるとまだ途中でつまずく箇所があるため、まだまだテンポアップは望めない。●ショパン エチュード Op.10-11~5ページ目まで譜読み続く。最初の1ページはようやく雰囲気がつかめてきたが、それ以降は指をグイッと広げるだけでも精一杯。しばらくはたどたどしい状態で譜読み状態が続きそうだ。
Nov 30, 2004
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本日のピアノの練習はほとんど身が入らず、基礎練習のみとなってしまった。たまにはこんな日があっても良いじゃないか、って良くないか。気持ちが不安定な日というのは、ピアノの音色にも出てしまうのか、しかも鍵盤まで重く感じたり。・・・おいおい、電子ピアノを前に、私は何を言っているのだ。まぁ、そのくらいピアノは人間の心理に直結している、といいたい訳である。というのは・・・12月はすぐそこ、つまり、2004年ももうすぐ終わりである。世間ではクリスマスだ忘年会だと、うかれているこの時期、私には厄介な問題がふりかかろうとしていた。それは、今日の朝、郵便ポストに入っていた税務署からの分厚い封筒である。そう、所得税の青色申告決算書の用紙である。現在、私は自営業(個人事業)の専従者として経理を任されているのだ。個人事業主の場合、12月が決算時期ゆえ、そろそろ来年の確定申告の準備をはじめなくてはならない。しかし、会社員時代の私は経理の「け」の字にも触れることなく、それこそ全く無縁な存在であったがゆえ、個人事業開始の最初の年はとにかく大変だった。最初の年は何もわからず、白色申告(帳簿は楽なのだけど税的優遇が少ないっていう、アレ)をしてしまい、痛い教育費を支払ったような形になったが、ここで負けてなるか、と今年度から青色申告をすることに。経理ソフトも買い、経理に関する本をどっさり買い込み、インターネットであれこれ調べ、申請書類やらなんやらをせっせとひとりで作成し、税務署に通った日々。仕訳に手間どって、何日も頭を悩ませた日もあった。そして来たる12月には、自ら年末調整の処理をしなければならない。だいたい、それまで年末調整なんていったら、「わーい、お金が戻ってきた~」と喜ぶ側(正確にいえば、払いすぎていた税金が戻ってくるだけであるが)であって、お金を戻す側の立場にたったことは一度もないのだ。「うぅ、それでもやらねば・・・」この1冊の封筒が来たことで、「あっ、プリンタ用紙を買わないと、帳簿が印刷できないや」「プリンタトナーはあったかな」と、にわかに忙しくなる。おいおい、そういうことは日頃から準備しておくものだって。しかも、しかも、こんなに苦労して経理を覚えたというのに、もうすぐ自営業は廃業。私のこの覚えたての知識はどこへ行くの?と、むなしさも広がる。さぁ、来年落ち着いたら職探しの日々が始まるのか。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #29-30,#32,#36,#38,#39#29-30を続けて繰り返し4回。#39ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調のスケールテンポ100で1回ずつ。更に左右片手ずつ1往復して練習。●ブラームス51練習 #17,18ab,#30(4-5指強化の為)#17、数回繰り返し#18a、右手16分音符4音の間に3連音符、まだまだゆっくりテンポで数回繰り返し#18b、左手16分音符4音の間に3連音符の小節、昨日より更にマシな状態に。#30、1音押さえたまま4-5指のトリル。数回往復。●ツェルニー30番 #01~#21の偶数番曲練習、及び#22,#23#01~21の偶数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。#22、通しで数回練習。#23、両手3度進行が途中でずれることあり。しっかり譜面をおって正確な速度で。●クラーマー=ビューロー60 #01,#02#01、まとめ段階#02、テヌートに気をつけて弾き始めると、随分と曲らしくなってきた。昨日同様、まだ八分音符左手1-2指がもつれることがあるので、この点を注意しながら弾く。----------------------------------------------------こうして結局、インヴェンションもドビュッシーもショパンも弾けずじまい、更には、夕刻、山崎版ショパンエチュードを買おうと楽器店を訪れたものの、在庫は無し。気分はすっかり曇り空となっていた。それにしても、こうしてピアノの練習になかなか時間がとれない時というのは、基礎練習のみをしっかりやっておくのが良いのか、それとも、基礎練習はそこそこに、曲集をメインにしたら良いのか、いつも悩んでしまう。あるピアニストは、どうしてもピアノの練習が出来ない時は、ハノンのスケールだけでも弾いて指を動かしておく、という話を聞いたのだが、気持ち的には、基礎練習・曲集からうまく選んで、時間内におさまるように練習した方が良いのか、等とあれこれ考えたまま、気が付いたら1日が終わっていた。ああ、無念。
Nov 29, 2004
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ツェルニー50番練習曲の前半までは何となくではあるが記憶の片隅に残っているため、再度練習をすることで少しは思い出せるかもしれないのだが、最近始めたクラーマー=ビューロー60練習曲については、全く未知な領域。というわけで、オンラインで、クラーマー=ビューロー60練習曲の教則CDを見つけ、早速取り寄せてみた。そのCDが日曜の昼下がりに宅急便で届いたので、練習もそっちのけでいそいそと聴いてみる。こういった教則CDには、割と詳しい解説が掲載されたリーフレットがついており、簡単な練習法等も書かれているので、それをじっくり読みながら耳はCDの音に集中する。「うーむ、美しい・・・」以前の日記にも書いたのだが、ツェルニーが技巧練習であるならば、クラーマーは技巧プラス音楽性の練習であり、よりつっこんだ表現も求められる。そのせいか、こうしてプロが弾いた練習曲を聴いていると、それはもう、ただの練習曲にはきこえないのだ。しかし、私はここでふと思った。以前、父のために買ってあげたツェルニー100番練習曲やブルグミュラー25番の教則CDにも言えることなのだが、どうしてこうもペダルを多用しているのだ? 今、聴いているクラーマー=ビューローにしても、「えっ?ここでペダルを使用してるのは、ちょっとずるいなぁ」なんて思ってしまったり。昔、習っていた先生には、ツェルニー練習曲は指定がない限りはペダルを使ってひいてはダメ、と言われていただけに、練習曲の類(ショパン除く)では決してペダルを使わない私であったが、教則CDでこんなにふんだんにペダルを使われていると、参考にすべき箇所でお茶を濁されたような感じになってしまうのだ。その時、父が言った言葉を思い出した。「教則CDはただ聴く分には良いけれど、やっぱりある程度ゆっくりなテンポで弾いてくれたものが欲しいなぁ。美しすぎて参考にならないや」と。そういえば、以前ツェルニー100番練習曲を全曲弾いて録音してくれ、と父に依頼された件を、教則CDでお茶を濁したのは、なにを隠そうこの私だったりする。その頃は、まだ私自身がピアノを再開する以前だったため、ツェルニー100番全曲なんて弾けるかどうかも分からなかったのだ。結局、クラーマー=ビューローの教則CDを聴きながら、ゆったりと昼寝をしてしまった、恥ずかしい日曜日の午後であった。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #29-30,#32,#36,#38,#39#29-30を続けて繰り返し4回。#39ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調のスケールテンポ100に落として更にじっくりと何度も繰り返す。左右片手ずつ往復して練習。●ブラームス51練習 #17,18ab,#30(4-5指強化の為)#17、数回繰り返し#18a、右手16分音符4音の間に3連音符、まだまだゆっくりテンポで数回繰り返し#18b、左手16分音符4音の間に3連音符の小節、昨日より更にマシな状態に。#30、1音押さえたまま4-5指のトリル。数回往復。●ツェルニー30番 #01~#21の奇数番曲練習、及び#22,#23#01~21の奇数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。(#15、#21を中心に練習)#22、通しで数回練習。#23、両手3度進行の練習。右・左手をしっかり合わせて弾くことがポイント。まずはゆっくりテンポで譜面をさらう。●クラーマー=ビューロー60 #01,#02#01、まとめ段階#02、教則CDによれば、両手二分音符のテヌートがかなり強調されている。このくらいで弾かねばならないのか、と更にテヌートを意識して弾いてみる。八分音符左手の1-2指のトリル的進行で、指がもつれることあり、要注意。●バッハインヴェンション #01~#11#01~#08はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#09、まだ自信なさそうに弾く箇所あり。もっとしっかりと1音を弾くのだ。#10、ろまとめ段階へ。通し練習数回。#09より先にノーミス1回コースへ突入か。#11、あぁ、この曲も#09同様、臨時記号に泣かされながら弾くことになりそう。譜面をさらい、曲調をつかむ。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、まとめ段階。メヌエット、和音をしっかりつかめていない箇所があるので、和音を綺麗に弾く練習後、再び通しで数回。●ショパン エチュード Op.25-2モデラートなテンポで通し練習。数回繰り返す。速度が上がると右手の柔軟性がポイントになってくるので、柔らかな動きを心がけて。●ショパン エチュード Op.10-1少しだけ、といいつつ、結局本日も1~5ページ目まで譜読み。とても人様に聴かせるような練習風景ではないが、とにかく1拍目のパターンを頭にたたき込み、同パターンを1オクターブ毎移動させていくのだが、これはあまり長時間練習してはいけない曲であることを更に実感。本日、疲れ果ててOp.10-4の練習はお休み。おーい、どつぼにハマッているような気がするのは私だけか。
Nov 28, 2004
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本来は真夜中の映像散歩「ショパン」特集(NHK総合)についてうだうだと書くつもりだったのに、ひ、ひどすぎる、曲の途中でブッチンと切られ、無情にも相撲番組になってしまったため、すっかり書く気が失せてしまった。しかし、悔しいので少しだけ書いておこう。1曲めの、ピアノ協奏曲第2番、甘くせつない旋律にしばし酔いしれる時間。個人的には有名すぎる1番の方が好きであったりもするが、2番も良い。特に2楽章のとろけるようなピアノの旋律が心に沁みる。更に2曲めは、お馴染みの「バラード第2番 ト短調」、学生時代にせっせと練習しておきながら結局仕上がるところまではいかなかった、私にとっては中途半端な状態で温存している曲でもある。これを聴きながら「よし、明日はバラードを弾くぞ」と思った・・・途端、そう、それはいきなりであった。最後の盛り上がり部分、いきなり音はブチッと切られ、相撲番組になってしまったのである。「ひ、ひどい・・・ひどすぎる」結局、この映像散歩は番組間のつなぎとして流されているだけの番組であることに、今更気づいてしまった。あぁ、この欲求不満な気持ちをどこで晴らそうぞと、ここで続きを自分が弾ければそれにこしたことはないのだが、残念ながら現在の技量では余計に不満がたまる一方である。以上、私の情けない夜中のひととき。さて、時間はさかのぼり、土曜日の昼下がり。ここのところルーチンワークのごとく、同じ曲ばかりに取り組んでいたため、たまには気分転換にとあれこれ楽譜をめくっていたところ、ショパンエチュードOp.10-1で手がとまる(な、なにもその曲で手がとまらなくても・・・)。いつかは取り組みたい曲のひとつであるため、ほんの少しでも譜読みしてみようかと弾きだしたのがいけなかった。冒頭2小節、「おっ、ここだけならば弾ける!」とニンマリ。そう、大抵最初はそんな調子なのだ。しかし、先に進めば進むほど、1オクターブ以上の分散和音の連続に「ひーーーっ」、右手はすっかりギブアップ状態。なるほど、この曲の練習しすぎで手を痛めた人がいるという話をはやくも全身で実感してしまったような、そんな時間であった。結局、そうして譜面3ページ目の最後までたどり着いたところで、あえなくダウン。それにしても、どうして身の丈以上の曲ばかりを選択したくなるのだ? もっと技量に合った曲を選択して、少しでもレパートリーを増やしていけば良いものを、無理難題な曲ばかりを選択するので、ちっともレパートリーが増えないではないか。まるで、ネズミがお菓子を食い散らかしたような状態である。私の土曜日はなんとも散々な、そんな1日であった。しかし、エチュードOp.10-1撃沈事件は自業自得だが、映像散歩曲の途中でブッチン事件については、どう考えても私のせいではない。あぁ、ショパンバラード第2番が無性に聴きたい!----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #29-30,#32,#36,#38,#39#29-30を続けて繰り返し4回。#39ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調のスケールテンポ100に落として更にじっくりと何度も繰り返す。左手の下り側スケールがもつれ気味なので、左右片手ずつ往復して練習。●ブラームス51練習 #17,18ab,#30(4-5指強化の為)#17、数回繰り返し#18a、右手16分音符4音の間に3連音符、ゆっくりテンポで数回繰り返し#18b、左手16分音符4音の間に3連音符の小節、昨日より更にマシな状態に。#30、1音押さえたまま4-5指のトリルを続けるが、これの繰り返しで左手にかなりの負担あり。まだまだ余分な力が入っているということか。●ツェルニー30番 #01~#21の偶数番曲練習、及び#22#01~21の偶数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。(#14、#18を中心に練習)#22、通しで数回練習。●クラーマー=ビューロー60 #01,#02#01、最後の分散和音部分の音ミスはかなり改善の兆しあり。通しで数回練習。楽譜注釈にもあるように冒頭のアルペジオと途中小節のアルペジオはきちんと弾き分けること。#02、右・左手二分音符と八分音符が綺麗に分離してきこえるように弾きたい。昨日同様、両手八分音符はきっちり合わせること。●バッハインヴェンション #01~#10#01~#08はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#09、音ミスこそかなり減ったものの、まだところどころ、自信なさそうに弾く箇所があるので、やはりもう少し練習。#10、そろそろまとめ段階へ。通し練習数回。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、まとめ段階。16小節でつまずくことがあるため、ここを部分的に練習後、再び通しで数回。メヌエット、和音をしっかりつかめていない箇所があるので、和音を綺麗に弾く練習後、再び通しで数回。●ショパン エチュード Op.10-4テンポ四分音符110で通し練習。結局、まだこのテンポから抜け出せず。とにかく1音1音がしっかりと弾けることがポイントなので、途中でつまずけば、そこで部分練習を。そして再び通しで弾く、これを繰り返す。●ショパン エチュード Op.25-2昨日運指を修正してからは右手進行も綺麗につながるようになってきた。さぁ、もう少しモデラートなテンポで練習してから再びテンポアップに挑戦だ。●ショパン エチュード Op.10-1少しだけ譜読み開始。1~3ページ目まで。手、手がつる・・・まだコメントを書きようにもただ譜面をおって弾くだけな状態。幸い、1小節内は1拍目以降、同パターンで移動していることを頭に入れれば、譜読み自体は容易なのだが、いかんせんその1パターンの音域が1オクターブ以上が当たり前な状態なので、手にかなりの負担を強いることを実感。
Nov 27, 2004
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電子ピアノには録音機能が搭載しているものも多いが、私の電子ピアノにもオマケ的な録音機能がひっそりとついている。録音可能なトラックも2トラックのみ、とちょっと寂しいが、それでも録音できないよりはマシである。さて、ピアノを再開してから、たまに録音機能を使っては己の演奏を聴き直していたりもしたのだが、ここのところ、その録音機能の調子が悪く、再生してみると、かけた記憶がないリバーブが勝手にかかったりかからなかったり、とにかく聴くにたえなかった。そのため、しばらくは録音機能を使わず、ただひたすら練習してきたのだが、電子機器とは、気まぐれなもので、今日、たまたま録音機能を再使用してみたら、まともに使えるではないか。これって、己の現状をよく把握せよ、というお達し?■早速録音してみる・・・が?というわけで、クラーマー=ビューロー60番の#01を早速録音してみる。ボロロ~ン、(ここからハノンばりな両手進行が入る)、タタタタタタタタタタタタタ・・・・・・・、ボロロン。はい、終了。で、聞き直す。「なにこれ・・・(しばし無言)」。そう、冷静に自分の音を聞き取っていたつもりの自分ではあるが、いざ録音して聴いてみれば、なんたる下手さ加減。音にはムラはあるわ、和音は拍数分伸ばしきれていないし、しかもスコーンと良い音で弾けていない。最後のバッハ平均律1番風につながる分散和音も、なにやらフワフワしており、「はいはい、こんなの、だめ」。自分で自分にダメだしである。今の今まで、録音機能が故障していたがために甘んじていた数週間、いや、1ヶ月ほど、私の練習はなんだったのか、という程、ショックにうちひしがれる、そんな練習のひとときであった。録音機能がついている電子ピアノ(生ピアノ)の皆さん、大いに活用して自分の演奏を客観的に聴き、明日への活力としよう。時に、私のように立ち直れないこともあるかもしれないが、これを乗り越えてこそ上達への道へとつながるのだ・・・と自分にも強く言いたい。----------------------------------------------------本日の練習メモ(定例)●ハノン #29-30,#32,#36,#38,#39#29-30を続けて繰り返し4回。その後音階の準備である#32の1-2指運動、#35,#36の1指移動、#38の1オクターブスケール。#39ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ短調,ハ短調のスケールテンポ120で正確にじっくりと何度も繰り返す。●ブラームス51練習 #17,18ab(4-5指強化の為)#17、数回繰り返し#18a、数回繰り返し#18b、本日も相変わらず、左手で16分音符4音の間に3連音符を弾くという箇所で悩まされる。最終的に「なんとか」レベルで弾いたものの、まだスムーズという訳にはいかない。●ツェルニー30番 #01~#21の偶数番曲練習、及び#22#01~21の偶数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。#22、トリル周辺は改善してきたため、通しで数回練習。●クラーマー=ビューロー60 #01,#02#01、昨日はテンポ四分音符120で弾けていたものの、今日は左右の音の粒か揃わず、再びテンポダウン。メトロノームに合わせて弾いていると無意識に各拍でアクセントをつけてしまうという初歩的なミスに陥ってしまったため、しばし自分の弾く音に耳をすませながらゆっくり弾き直すことにした。それにしても録音してみると、まだメタメタ状態なのが明らかに。途中の右和音、しっかり弾いて拍数のばして。#02、本日も、とにかく確実に指が慣れるように練習。●バッハインヴェンション #01~#10#01~#08はノーミスで弾ければ1回ずつ。#09、ようやく音ミス率も激減してほっと一安心。思った以上に時間がかかってしまった。#10、本日も前半のモルデントがらみを部分練習後、通し練習を数回。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、まとめ段階メヌエット、テンポ慌てず、通しで数回練習。●ショパン エチュード Op.10-4テンポ四分音符110で通し練習。テンポ120はまだ困難というわけで、115で弾いてみたが現時点ではこれが限界か。テンポを気にすればするほど音が荒くなるのでやはりもう少し110で根気よく練習を続けた方が良いのか。●ショパン エチュード Op.25-2指が軽やかに動くように、と右手を意識すると、左手の動きにムラが出るため、要注意。つまずきやすい最後数小節を部分練習後、通して数回練習。
Nov 25, 2004
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昨日に引き続き、「一生かけてショパンのエチュードをできるだけ弾きたい」プロジェクト第2弾、エチュード作品25編である。書けば書くほど空しくなるのは必須であるが、自分のなかで「ピアノに癒されたい」という気持ちと、「ピアノに挑みたい」という2種類の思いが交錯するため、とりあえず「挑み」の思いをしたためてみた、という訳である。まぁこれらが少しでも弾けるようになる前に挫折するか、それとも何曲かは自己満足ながら弾けるようになるかは・・・暖かく見守って頂ければ嬉しい。■ショパンエチュード挑戦したい度リスト【作品25編】(★5つが挑戦したい度100%、以下数が減る毎に挑戦したい度が下がっていく)Op.25-01 ★★★★★ 変イ長調 通称「エオリアンハープ」。随分以前に譜読みだけは済ませてあるのだが持続力足りず。Op.25-02 ★★★★★ ヘ短調 現在挑戦中。三部形式で右手中心の進行。練習曲の中では容易な部類だがいかんせんテンポが速い。Op.25-03 ★★☆☆☆ ヘ長調 リズム感が要求される曲。軽やかに弾きたい。Op.25-04 ★★★★☆ イ短調 どことなくヨーロッパの民謡を感じさせるような曲でシンコペーションがポイント。Op.25-05 ★★★☆☆ ホ短調 総称音符がポイントな表情豊かな曲。特に展開部が美しい。Op.25-06 ★★☆☆☆ 嬰ト短調 24の練習曲の中では最も難易度高といわれており、右手の3度進行が悩ましく、戦意喪失。Op.25-07 ★★★☆☆ ハ短調 甘くせつなくどこか寂しげな曲。レントで進行はゆっくりだが技巧以上に表現がポイントOp.25-08 ★★★☆☆ 変ニ長調 ビューローお薦めの指鍛錬曲らしい。Op.25-09 ★★★☆☆ 変ト長調 通称「蝶々」。明るくてどこかユーモラス。弾いていると楽しくなりそう?Op.25-10 ★★★★☆ ロ短調 とことんオクターブの練習といったところか。途中のレントは情緒たっぷり、主題は熱く弾きたいOp.25-11 ★★☆☆☆ イ短調 通称「木枯らしのエチュード」。Op.25-06と共に難易度は最高級。こちらも既に戦意喪失。Op.25-12 ★★★★★ ハ短調 通称「大洋のエチュード」。海のうねりを分散和音で表現した美しい曲。これは絶対弾きたい!上記のなかでどうしても弾きたいのは、実はOp.25-12。自分にとって苦手な分散和音の嵐であるが、作品25のなかではこの曲が最も惹かれている曲だったりするのだ。25-1については指こそ覚えているものの、今弾いても音は外すわ、最終的に主題に戻ってくるまでに息切れしているような状態。以前、「ピアノ弾いていて体力以上に精神的に疲れてどうするのだ?」・・・とつぶやきながら練習したことを、ふと思い出してしまった。しかし、25-1でヒーヒー言っているようでは、25-12なんて夢のまた夢。現実はそんなに甘くはない。身の程を知れ、といったところか。・・・さて、夢をみるのはおしまい、現実に戻って練習!練習。----------------------------------------------------本日の練習メモ(定例)●ハノン #29-30,#32,#36,#38,#39#29-30を続けて繰り返し4回。その後音階の準備である#32の1-2指運動、#35,#36の1指移動、#38の1オクターブスケール。#39ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調のスケールあぁ、ようやく4オクターブスケールに慣れてきた。ただ、まだ右手に比べて左手の動きが遅め。頑張れ左手!●ブラームス51練習 #17,18a本日から4-5指強化のため仲間入り#17はなんなくクリア#18、これが厄介だった。右手で16分音符4音の間に3連音符を弾く、まずここで頭を悩ませ、これに左手を加えると再び頭を悩ませ・・・いやはや、指の体操に加え、頭の体操にもなったが、最終的にはゆっくりながら弾けてひとまずホッ。しかし、明日また弾けるかどうかが不安だ。●ツェルニー30番 #01~#21の偶数番曲練習、及び#22#01~21の偶数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。(#18、#20を中心に数回繰り返し練習、他は1回ずつ。)#22、両手トリルを意識する余り、その後の右手進行がもつれるため、トリル含めて部分練習。●クラーマー=ビューロー60 #01#01、後半を中心に部分練習数回後、テンポ四分音符105で繰り返し通し練習。この曲、速く、そしてバリッと弾けると格好良い!しかし、クラーマーの練習サイトに記載された言葉を思い出す、「これはロマン派の練習曲」であることを。ついついベートーヴェンちっくな弾き方をしてしまう己って。#02、あらためて譜読み開始●バッハインヴェンション #01~#10#01~#08はノーミスで弾ければ1回ずつ。#09、本日もテンポ四分音符74で確実に弾けるように繰り返し練習。#10、前半のモルデントがらみを部分練習後、通し練習を数回。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、まとめ段階メヌエット、テンポ慌てず、通しで数回練習。●ショパン エチュード Op.10-4テンポ四分音符110で通し練習。その後、試しに120で弾いてみたところ、以前、苦労箇所としてあげていたところがまだ確実な音として弾けていないことを実感。「まだだめか・・・」と再び110に戻し、練習。●ショパン エチュード Op.25-2本日も通しでテンポ二分音符67で。強弱と音の粒に気をつけて弾く。
Nov 23, 2004
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10月14日の日記で「いつかは弾きたいショパンのエチュード」と称し、ショパンエチュードOp.10-4を始めるきっかけについてうだうだ書いてみたが、今回はその続きである。ただでさえ自分にとっては高嶺の花的な存在であるショパンエチュードではあるが、日に日に弾きたいと思う曲は増えていく一方なのだ。というのも、夜の睡眠のお供にエチュードのCD、移動のお供にもエチュードのMD、PCに向かうお供にも・・・とあっては、頭のなかがショパン一色に染められるのは当然なことであろう。というわけで、「一生かけてショパンのエチュードをできるだけ弾きたい」プロジェクトを決行することにした。(最初は、「全曲弾きたい」と掲げてみたが、あまりに無謀すぎるのですぐにその文字を削除、できるだけ・・・にしてみた)。多分、半数の曲以上は挫折する可能性90パーセント以上だが、弾きたい曲があるっていうことは、きっと幸せなことであるに違いない。しかし、まだピアノを再開してから2ヶ月程度、リハビリもろくに済んでいないというのに、いきなりショパン挑戦を掲げるのは、それだけでも無謀っていうものだろう。■ショパンエチュード挑戦したい度リスト【作品10編】(★5つが挑戦したい度100%、以下数が減る毎に挑戦したい度が下がっていく)Op.10-01 ★★★★★ ハ長調 分散和音中心。音域がとてつもなく広いこの曲は手の負担もかなり大きい。Op.10-02 ★★★☆☆ イ短調 半音階練習。この曲の難易度も高いことで有名。いくら半音階が好きでもこの曲はちょっと・・・Op.10-03 ★★★★☆ ホ長調 通称「別れの曲」。冒頭の主題部分は弾けるのだが、中間部で挫折経験ありOp.10-04 ★★★★★ 嬰ハ短調 現在挑戦中。のだめカンタービレでも登場した曲で、曲調もかなり古典的で格好良い。Op.10-05 ★★★☆☆ 変ト長調 通称「黒鍵のエチュード」。右手の黒鍵進行をモノに出来るかが勝負?Op.10-06 ★★★★☆ 変ホ短調 練習曲の中では難易度低め。アンダンテの情緒たっぷりな曲なので技術より表現勝負。Op.10-07 ★★★★☆ ハ長調 この曲を聴いているとなんだか踊りたくなってしまうのは私だけ?長調なのにどこかせつない。Op.10-08 ★★☆☆☆ ヘ長調 この曲は左手の旋律がポイント。中間部は好みの進行だが・・・Op.10-09 ★★★☆☆ ヘ短調 灰色な空気漂うこの曲、難易度的には低い方らしいが、そういう曲はだいたい表現が難儀。Op.10-10 ★★★★☆ 変イ長調 文句無しに綺麗な旋律の曲で本来挑戦したい曲なのだが、いかんせん近寄りがたい。Op.10-11 ★★☆☆☆ 変ホ長調 アルペジオがポイントのこの曲はテンポ的にも割とゆっくり目だが手の小さい者にはちょっと不利?Op.10-12 ★★★★★ ハ短調 言わずと知れた「革命のエチュード」。学生時代に挑戦して中途半端な状態でやめてしまったので是非弾きたい明日は、本日引き続き【作品25編】を書いてみることにしよう。それにしても、これらの曲が弾けるようになるのは、一体いつの日やら・・・ まぁ、夢をみることならば私にだって出来るのだし、これら弾きたいと思える曲がある限りは、きっとピアノを再び挫折することはない、と信じている。いや、難しすぎて挫折への道を転がり落ちることも十分にあり得るのだが。----------------------------------------------------本日の練習メモ(定例)●ハノン #29-30,#32,#36,#38,#39#29-30を続けて繰り返し4回。その後音階の準備である#32の1-2指運動、#36の1指移動、#38の1オクターブスケール。#39ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調のスケール一部、いい加減な運指で弾いていたと思われるため、それを修正しながら上記スケールを練習。●ツェルニー30番 #01~#21の奇数番曲練習、及び#22#01~21の奇数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。偶数番に比べ、相変わらず奇数番は多少ミスが目立つ。(#07、#09、#15を中心に数回繰り返し練習、他は1回ずつ。)#22、両手トリルが確実に合うように丁寧に弾くこと。●クラーマー=ビューロー60 #01#01、本日もテンポ四分音符92で繰り返し練習。音ムラが無いように確実に弾くことを心がけて。後半部のアルペジオ以降で音ミスが発生することがあるので、後半を中心に部分練習数回。●バッハインヴェンション #01~#10#01~#08はノーミスで弾ければ1回ずつ。#09、テンポ四分音符74で確実に弾けるように繰り返し練習。このテンポであれば音ミス発生率も低いのだが、メトロノーム無しで弾くとやはり後半からテンポアップしてしまう変な癖がついてしまった。とにかくこれを直すこと。#10、モルデントがらみのつまずきがまだ改善されていないため、昨日に引き続き部分練習を中心に。●ショパン エチュード Op.10-4テンポ四分音符105で通し練習。あぁ、はやくテンポアップしたい。●ショパン エチュード Op.25-2本日は残りのページ、つまり展開部以降を繰り返し練習。部分練習後は通しで練習。テンポは昨日同様、二分音符67で。これで確実に弾けるようになったら強弱に気をつけながら、徐々にテンポアップしていこう。本日は時間切れにつき、ドビュッシーの練習が出来なかった。あぁ、無念・・・
Nov 22, 2004
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10月の日記で「3指押さえたままの4-5指トリルに泣く」話を掲載したが、あれから約1ヶ月、少しはそれも改善されたものの、まだまだ納得がいくレベルには達していない。つまり、まだまだ4-5指には頑張って貰わなければならない、という訳だが、何か効率的な練習方法はないだろうか、模索中である。割とメジャーな練習方法といえば、1-3指で鍵盤を押さえたまま、4-5指トリルを繰り返し練習する、といったものだが、これも練習し過ぎは腱鞘炎のもと。やりすぎに注意だ。単純に4-5指のトリル練習ならば、現在練習メニューに取り入れているハノンの#29-#30の往復でも良いのだが、今日、久々にスケールを弾いてみて、まだまだ左手における4-5指のパワーは戻ってきていないことを実感させられた。ここのところ、テレビ等を観ながらでも、ついついテーブルの上で3指押さえ4-5指トリルをカタカタカタカタッと繰り返してしまうため、家族の者からは鬱陶しがられている。まずい、そのうち「ピアノなんてやめちまえっ」なんて言われないだろうか。さて、日曜の昼下がり、ポカポカ陽気で本来ならば紅葉でも見に行きたいところだが、家族はなんとまだ睡眠中、私はここぞとばかりにピアノに向かう訳だが、数十分後、鍵盤に血の筋を発見。「ど、どうした?鍵盤」って、血が出ているのは私の指から。冬近し乾燥の季節、ゆえに私の指の各所が割れ、そこから血が噴き出すことがあるのだ。皮膚科で薬を貰うものの、その時は効果があるのだが、完全に治ることがない。そう、この症状のせいで、長らくピアノを弾こうにも弾けなかった、いや、弾く気力がでなかった、という寂しい理由があったりする。結局、皮膚が割れて血が出た部分を、薬を塗ったガーゼでおさえ、そのままピアノを引き続けたわけだが、いかんせん、右手の中指先と親指先ゆえ、弾きづらい。指はピアノを弾く者にとっての命なのに、あぁ、どうしてくれよう。しかし、こんなことで負けるものか。ショパンのエチュードをものにするまでは!・・・と、一応目標を掲げておこう。皆さんもどうか手は大切に!----------------------------------------------------本日の練習メモ(定例)●ハノン #29~#39#29-30を続けて繰り返し4回。#32の1-2指運動、更に#33の1-2-3指運動、#34の1-2-3-4指運動、#35の1-5指くぐらせ運動、#36 1指移動、#37 和音を押さえたままの1指移動、#38の1オクターブスケールを数回繰り返す。#39ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調のスケール本日からスケール開始。ところが右手に比べ、左手は指の動きにムラがある。結局、左手のみテンポ変更、リズム変更等の練習を実施する。うぅ、当分はスケールに泣かされる日々か。●ツェルニー30番 #01~#21の偶数番曲練習、及び#22#01~21の偶数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。ハノンのスケールの後だからだろうか、妙に指が快調に動いてくれるのは気のせいではないらしい。ハノンに時間がかかった分、ノーミス1回コースはサクッと終了(いや、#18は除く)。#22、両手トリルは少しずつ改善の兆しがみえている。この調子でもう少し練習しよう。●クラーマー=ビューロー60 #01本日から正式に練習仲間入り#01、運指に気をつけながらゆっくり。その後テンポ四分音符92で繰り返し練習。1音1音が凛とした音で弾けるよう、丁寧に。後半部は右・左が別の進行をするため、バッハを弾く感覚で頭を働かして弾かねば!●バッハインヴェンション #01~#10#01~#07はノーミスで弾ければ1回ずつ。#08、本日からノーミス1回コース・・・と思ったのだが、やはり左手の進行をもっと綺麗な音で弾きたいのでもう少し要練習。#09、昨日から改善は見られず、再現性の無い音ミスを起こすので、練習逆戻りで片手ずつ頭にたたき込む。#10、曲の前半部の両手モルデント後の進行でつまずくため、ここを中心に練習。モルデントに気をとられすぎ!●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、まとめ段階メヌエット、本日も18-21小節の左手進行を部分練習してから通しで数回練習。●ショパン エチュード Op.10-4指の痛みと集中力が切れたせいで、テンポ四分音符105にて各所で音はずし発生。とほほと半べそ状態でテンポを100に落とし、繰り返し練習。あとはとにかく指が覚えてくれるまでひたすら弾き続けるしかないのか。こんながむしゃらな練習で・・・いいのか?●ショパン エチュード Op.25-2前日はつい、さらり弾きをやってしまったため、これではいけないと心を入れ替え、本日は1ページ目、つまり1~19小節目までを繰り返し練習。テンポは二分音符67にて。このページさえマスターすればこの曲の半分以上が弾けたことになる(ほぼ同一部分が他ページに存在するため)ので、まずはここがきちんと弾けるまで部分練習を続けよう。
Nov 21, 2004
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金曜日の夜、閉店10分前に飛び込んだ楽器店の楽譜コーナーでおもむろに手にとったのは、楽天日記内のコメントで薦められた「クラーマー=ビューロー60練習曲」。パラパラッと中を確認し、「と、とりあえず私でも弾けそうな、弾けなさそうな・・・」と考える間もなくレジへ。クラーマー=ビューロー60練習曲は、指揮者としても有名なドイツのピアニスト、ハンス・フォン・ビューロー(1830-1894没)編集によるJ.B.クラーマー(1771-1858没)の練習曲。ツェルニー50番練習曲と同程度のレベルと思われるが、クラーマーの練習曲集はバッハやショパン、リストの曲を弾くために効果的な曲が凝縮されている。早速、土曜日の昼下がり、クラーマー=ビューローの楽譜をめくってみる。まぁ、折角だから最初から見てみようかと、まず#01から。ポロロ~ン、アルペジオに続くスケールはどことなくハノンを思わせるのだが、後半部はバッハテイストたっぷりである。「おぉ、良い感じ!」とちょっと嬉しくなりながら#02~#10までぽつぽつと弾いてみる。初見でバリバリッとは弾けないものの、曲の雰囲気はおぼろげながらつかめた。そして、私は思った。「最初の10曲中、5曲が短調曲だなんて、う、嬉しすぎる・・・」、日本人は短調曲が好きな人が多いらしいが、そんな私も典型的な日本人。しかも、曲的にも格好良い進行のものが幾つも見受けられる。確かに、ツェルニーの練習曲とはまた違った響きが感じられるのだ。技術うんぬんというよりも、曲そのものに惹かれた、といったほうが良いかもしれない。楽譜をみると、後半はさすがに難関な曲だらけであるが、前半はなんとか楽しみながらついていけそうな気がする。いや、・・・気がするだけかもしれないが。うぅ、それにしても私ったら練習曲だらけではないか。指鍛錬のための練習曲、そして、純粋に曲として楽しみたいのもたまたま「練習曲」であったというだけの話だが、段々と練習曲マニアと化していきそうな、そんな予感が漂っている。指鍛錬については自分の苦手箇所克服メニューと割り切ることにして、無理して全曲弾くのはやめた方が良さそうだ。そうそう、余談ではあるが、ビューローについて少し調べていたら、彼はピアニストとしても、そして指揮者としても著名人であり、現在のような専門の指揮者の先駆者でもあったという。更に、一時期リストの娘(コジマ)と結婚していたことがあるのだとか。結局、コジマはワーグナーの元へと走ったというが。うむ、今も昔も男女関係は難しい・・・----------------------------------------------------本日の練習メモ(定例)●ハノン #29~#38#29-30を続けて繰り返し4回。#32の1-2指運動、更に#33の1-2-3指運動、#34の1-2-3-4指運動、#35の1-5指くぐらせ運動、#36 1指移動、#37 和音を押さえたままの1指移動、#38の1オクターブスケールを数回繰り返す。明日からいよいよ#39音階へ突入か?●ツェルニー30番 #01~#21の奇数番曲練習、及び#22#01~21の奇数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。奇数番のなかでは#07、#09、#15を中心に苦手箇所をチェックしながら弾く。#22、本日も両手トリル合わせで若干つまずき、部分練習をする羽目に。この点をクリアすればOK●バッハインヴェンション #01~#10#01~#07はノーミスで弾ければ1回ずつ。#08、明日からノーミス1回コースへ。#09、何度か繰り返しての練習ののち、テンポの揺れは少し改善されたものの、音ミスあり。それも、毎回異なった箇所で発生するので、まだ指が覚えていないらしい。#10、数日間練習をストップしていたが本日より再開。まだ両手モルデントがピシッと合わないので、少しテンポを落として確実に弾くこと。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、まとめ段階へメヌエット、18-21小節の左手進行を部分練習してから通しで数回練習。●ショパン エチュード Op.10-4最初にテンポ四分音符105で通し練習。その後、110に上げて再び通し練習。よし、つまずき度もかなり減った。が、もう少しこのテンポで練習した方が良さそう。ポリーニのCDを聴いてみると、中間部でペダルを使用しているようにきこえるのだが、私はいまのところペダル未使用のまま。楽譜にもペダル記載は最後の4小節のみ、しかも踏みっぱなしのようだが、この記載、果たして合ってるのだろうか??●ショパン エチュード Op.25-2あぁ、またやってしまった。確実な譜読みを心がけるなんて言っておきながら、ついつい斜め読みのまま弾いてしまう己が情けない。苦手箇所は展開部全般と最終ページの後半部、いつもここでつまずいてしまう。何度も部分練習をしてみたが、本日の練習の最中では目にみえた効果は出なかった、残念。ただ、冒頭の主題の繰り返し部分はなんとか指が覚えてくれたらしい(いえ、譜面を覚えた、というわけではないので、あいかわらず楽譜にかじりつき状態ではあるが)。----------------------------------------------------本日の導入メモ●クラーマー=ビューロー60練習曲#01~10、どんな曲なのか把握するため、さらっと譜読みしてみる。あくまでも「さらっと」なので弾けたうちにははいらないのだが。#01、前半はOKだが、後半部は音ミスで数カ所つまずくため、片手ずつしっかりと練習する必要あり。
Nov 20, 2004
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我が家の可愛い電子ピアノは1階の和室の隅にひっそりと置かれている。私がピアノを再開するまで、このピアノは誰にも相手にされることなくじっと待っていたに違いない。たまに、ピアノの前に立ったと思いきや、蓋の上に本やなんやかんやと置かれ、ピアノとしての機能は忘れ去られていた。今、思えば、なんて可哀想なことをしていたのだろう、と後悔している。そんな私のピアノにとって長き冬の時代も、今年の秋で終わりを迎え、ここ数ヶ月は毎日のように元気な音色を奏でてくれている。そう、ピアノにも春が来たってところか。しかし、実際の季節はそろそろ冬を迎えようとしている。寒い冬、それは日当たりの悪い1階の和室で練習する私にとっては、かなり過酷な季節である。しかも、その部屋には暖房器具は一切なく、更に移動可能な暖房器具すら持っていない。既にここ数日の寒さで、指はなかなか思いように動かず、ウォーミングアップにもかなりの時間を要している。まぁ、現時点ではハノンの練習を終える頃には身体も指もポカポカなのだが。それにしても、まだ11月だというのに、そんなことを言っていてどうするのだ。これから冬本番、寒さに負けじとピアノ練習を続けていられるのだろうか。そういえば子供の頃は、冬になると、ピアノの練習をする前にお湯で手を温めてからピアノに向かっていた。今でこそエアコン等の暖房器具が充実している世の中だが、昔のように石油ストーブひとつで寒さをしのいでいた幼き時代は、部屋にいても手が冷たかったのだ。お湯で手を温めてからピアノを弾きだしてもまだ手がかじかんでいると、再び洗面所にかけこんでお湯をはった洗面器に手を突っ込む。あぁ、そんなこともあったな・・・と、おいおい、懐かしんでいられないのではないか。今の住環境でピアノと共に冬を過ごすのは、これが初めて(これまで冬になると和室は開かずの間と化していた)ゆえ、なんだかわびしい話になってしまったが、今日はあまりに寒かったのでついつい切実な問題を語ってしまった。劣悪な環境(そ、そんな人、いないか)でピアノを練習している皆さん、共に寒い冬を乗り切ろう!・・・って、やはり暖房器具を買うのが手っ取り早いのか?(楽譜を買うお金はあっても暖房器具を買うお金は無いだなんて・・・いえない)----------------------------------------------------本日の練習メモ(定例)●ハノン #29~#38#29-30を続けて繰り返し4回。#32の1-2指運動、更に#33の1-2-3指運動、#34の1-2-3-4指運動、#35の1-5指くぐらせ運動、#36 1指移動、#37 和音を押さえたままの1指移動を数回繰り返す。#38、本日より#38の1オクターブスケール追加。ツェルニー練習の各所でスケールが登場していたので特に恐怖感?はないものの、両手スケールがきちんと合うことが最優先。ついつい右手ばかりが先へ先へと進んでしまう、この癖を直すのだ。●ツェルニー30番 #01~#20の偶数番曲練習、及び#21,22#01~20の偶数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。特に#18は指定テンポよりついつい速めに弾いてしまうため、焦らず安定して弾くことが必要。でないと、例の3指押さえたままの4-5トリルが綺麗に弾けないので。幸い、#18の指定テンポはツェルニーにしてはやや遅めなのが救い。#21、明日からノーミス1回コースへGO#22、メインはトリル練習。片手トリルは特に問題ないのだが、両手合わせトリル、これが厄介。とにかく両手をしっかり合わせて弾くこと。●バッハインヴェンション #01~#09#01~#07はノーミスで弾ければ1回ずつ。#08、明日もこの調子で弾けていればノーミス1回コースへ。左手の慌て弾きに悩まされ、思った以上に時間がかかってしまったが、その癖もようやくとれてひと安心。#09、音ミスと不安定なテンポの揺れ、まだまだ克服せねば。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、11小節3度進行の響きに気をつけながら弾くことと、全体のまとめ。メヌエット、今日も細かな音ミスに気をつけて通し練習数回。特に18-21小節、左手の音ミスは慎重に(要部分練習)。●ショパン エチュード Op.10-4徐々にテンポアップを開始。といっても、四分音符105~110の間でウロウロ。指定テンポ(二分音符88・・・って、うわっ、速すぎる!)にはまだまだほど遠い道のりである。というか、自分がそんな速度で弾けるはずがない。正確に確実に1音を大切に弾く、あやふやな音になったらまたテンポを落とし、確実に弾けるところで練習を繰り返す。105では弾けても110ではまだ所々でつまずくのが腹立たしい。こんなところでくじけるな!●ショパン エチュード Op.25-2とうとう息抜きモードから正式練習モードへ格上げ。譜読みを1からやり直し。あぁ、試行錯誤の繰り返しだがOp.10-4同様、1ページをきっかり弾くことから始めよう。(時には逆戻りも必要なのだ)
Nov 19, 2004
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最近、しばしば日記登場するショパンのエチュードOp.25-2、なんだこいつ、息抜き代わりにショパンなんぞ弾いて生意気だぞ、と思われてしまうが、一般的に多大なる苦労を強いられるエチュードのなかでは、Op.25-2はまるで一服の清涼剤のような存在。つまり、子犬のワルツあたりが弾ければ(先日は、シューベルトの即興曲あたりが弾ければ、と書いたが)容易に弾けるのではないかと錯覚してしまうような譜面構成なのだ。これがまた大いなる落とし穴だったりする。譜読みに時間がかからないせいか、どうしても大雑把に譜面をみて、それなりに弾いてしまう。これがいけない。とても自分の手に余るような難曲にとりかかる場合、それこそ1音1音運指と音の進行を確認しながら譜面を追っていくので、細かな部分も頭にたたきこめる。よって、難曲ほど曲の仕上がりはとても丁寧になる、という訳だ。だったら、すべてにおいて丁寧な譜読みをすれば良いのに、と思われるだろうが、ここが意志の弱いところで、ついつい初見で理解できる部分は「なんとなく」弾く癖がとれぬまま、現在に至っている。しかも、こういった曲は「なんとなく弾ける」レベルで停滞したまま、なかなか上のレベル、つまり、「美しく弾く・人が聴いて感動する」レベルには到達できないのだ。とにかく今自分に必要なこと、それは・・・譜読みに手を抜かないこと、これである。----------------------------------------------------本日の練習メモ(定例)●ハノン #29~#37#29-30を続けて繰り返し4回。#32の1-2指運動、更に#33の1-2-3指運動、#34の1-2-3-4指運動、#35の1-5指くぐらせ運動、#36を数回繰り返す。本日から#37も仲間入り。3度3音の和音を押さえながら親指を移動させる練習なのだが、これを弾くと何故か笑いがこみあげてくるのは何故?しかし、後半になるとついつい和音を押さえる手が浮いてきてしまい、結局やり直しが続く。簡単そうでなかなかあなどれない。●ツェルニー30番 #01~#19の奇数番曲練習、及び#21#01~19の奇数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。自分にとってはこの奇数番曲練習の方が厄介な曲揃い。したがってなかなかノーミス1回という訳にいかないのが辛いところだ。#07の左手分散和音は、日によってスカッとした音が出せたり出せなかったり。日による演奏ムラをどう克服するかが課題である。#21、#20に苦労させられた分、#21の半音階はかなり楽に弾けるのが嬉しい。明日、この調子で弾ければノーミス1回コースへGO。●バッハインヴェンション #01~#09#01~#07はノーミスで弾ければ1回ずつ。本日は#05のモルデントの弾き具合が気になり、#05を中心に練習。やはりバッハはトリル・モルデント・ターン等を格好良く決めたい。#08、昨日同様、ややテンポをおとし、左手が慌てて弾かないように細心の注意を払いながら弾くと、ようやくまとまってきた。あと数日ほど様子をみよう。#09、あぁ、弾き始め当初は割と早く仕上がると思っていた#09、いまだに音ミスで悩まされるのは一体どうしたことか。あぁ、大口叩いてしまったと反省。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、新しい楽譜にもすっかり慣れて、ようやく以前のように余裕をもって弾けるようになってきて一安心。11小節3度進行の指遣いにも慣れたものの、いまひとつ綺麗な響きが出せていない点が気になるので、ここをもっと丁寧に弾くようにしよう。そうしたらそろそろ最終段階に入れそうだ。(仕上げるまでに長くかかりすぎてしまった・・・)メヌエット、今日も細かな音ミスに気をつけて通し練習数回。●ショパン エチュード Op.10-4本日もスローテンポで練習を繰り返していたのだが、今更ながら4小節目のオクターブ弾き後の4拍 3音目、運指間違い(指定は1指)をしていたことに気が付いてしまった。実は楽譜の運指を気にしながらもどうしても納得がいかない箇所はついつい我流で弾いてしまうのだが、本箇所はどうみても指定運指の方が正しいではないか、と観念。道理で音が切れてしまうのか、としばし部分練習。それにしても、右手のオクターブ分散(という言い方でいいのだろうか)、良い音が出ない。----------------------------------------------------本日の息抜き(になってない?)●ショパン エチュード Op.25-2日に日に曲が形になっていくのは、やっぱり嬉しい。それでもまだまだ各所で音ミス発生。譜読み段階が大雑把だったことが原因と思われる。再度、譜面をきちんとさらうべきだ。おまけに、全音版とパデレフスキー版ではペダル箇所が大幅に異なり、はて、どうしたものかと悩む。全音版はほぼ全箇所においてペダル指定有りだが、パデレフスキー版はペダル箇所がかなり絞られている。手頃にそれらしく弾くならば、やはり冒頭からペダルを使用したいところだが・・・
Nov 18, 2004
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もうすぐツェルニー30番練習曲のおさらいも終了・・・といっても、まだ9曲ほど残されているため、もう少し時間はかかるだろうが、#30まであともうひといきと思うと、気合いも入る。更に、練習を重ねていくことでほんの少しずつではあるが、指が思い通りに動いてくれるようになり、今更ながら基礎練習の大切さを思い知ることになった。さて、割と単純な旋律進行ばかりで、まるでこれでは「小洒落たハノン?」的なツェルニー練習曲ではあるが、こうして毎日弾いていると愛着もわいてくる。そう、練習曲を楽しくするのもつまらなくするのも自分次第だ。「どうして練習曲にはタイトルがないの?タイトルがあればもっと楽しいのに」なんて声もどこかで聞いたが、そんな場合は勝手にタイトルをつけて馴染んでしまえばいいのだ。はたまた、ただ単に練習曲を弾くだけでなく、この練習曲を弾けば「あんな、こんな、そんな名曲が弾きやすくなる」なんてことを考えながら弾くと、これまた楽しく、練習にも熱が入る。そう、それはこの練習曲が「何に効果をもたらすのか」を頭で考えるようにもなり、一石二鳥ではないか。えっ、そんなこと、もう知ってるって?私は割とアルペジオが苦手なのだが、アルペジオを含んだ練習曲にぶつかるたびに、「これを練習したらきっといつかショパンエチュードOp.10-1が弾けるようになる」なんて大それたことを考えながら練習しているのだ。まぁ、小さなことの積み重ね、というわけで練習曲をもっとかわいがって弾いてあげよう。それにしてもツェルニー30番って、単調な曲はあっても短調な曲がないのは、何故? 私は典型的な日本人、つまり短調な曲が好きなので、この点はかなり不満である。まぁそんな不満もツェルニー40番になれば解消される。昔、ツェルニー40番のなかで私が最も好んで弾いた曲は#21、楽譜を持っている人は「ははぁ、なるほど」と納得して貰えるかもしれない。----------------------------------------------------本日の練習メモ(定例)●ハノン #29~#36#29-30を続けて繰り返し4回。#32の1-2指運動、更に#33の1-2-3指運動、#34の1-2-3-4指運動、#35の1-5指くぐらせ運動をを数回繰り返す。本日から#36も仲間入り。難儀な#35に比べれば#36はかなり容易、しかも短いのでついつい何度も繰り返してしまう。●ツェルニー30番 #01~#20の偶数番曲練習、及び#21#01~20の偶数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。#21、かなり指慣れしてきたので、ノーミス1回組コースまであと一歩。しかし、テンポを上げて弾いた時に最後の2小節をたまに音をはずすことがあるので、この点は要注意。●バッハインヴェンション #01~#09#01~#07はノーミスで弾ければ1回ずつ。バッハを弾くとその日の体調が分かるのではないか、というほど、文句無しにバッチリ弾ける日とそうでない日があるのが辛い。気分や体調にに左右されることなく、いつでも正確に弾けるようになるまでは#01から現在練習している曲までの復習は続けること。#08、今までややアップテンポで弾いていたこの曲を少しゆっくり目にして、「落ち着いて弾く」ことを頭にたたきこみながら通し練習。#09、あぁ、この曲もあいかわらず途中から駆け足のごとくテンポが勝手にアップしていってしまう。どうにかならぬものか。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、とにかく通し練習を繰り返す。全体を通してストーリーが目に浮かぶような演奏を心がけて。メヌエット、細かな音ミスに気をつけて通し練習数回。●ショパン エチュード Op.10-4本日もスローテンポで練習を繰り返す。焦っちゃだめだ、焦っちゃ。特に中間部を中心にきめ細かく練習。----------------------------------------------------本日の息抜き●ショパン エチュード Op.25-2まだまだ息抜きモードということで、とりあえず通して弾けるようにはなって少し満足。しかし、所々でとんでもない音ミスを発するので、息抜き程度にもう少し練習してみようか。
Nov 17, 2004
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ここ数日憂鬱な日が続いたので、それを和ませてくれる何かはないだろうか、と部屋の楽譜の棚を眺めていると、全音のソナタアルバムが目にとまる。全音のソナタアルバムはハイドン・モーツァルト・ベートーヴェンの各作曲家によるピアノソナタが数曲抜粋されたものであり、ソナチネアルバムを終えた者が次に手にとる楽譜としても定番だ。子供の頃からピアノを習っていた人ならば、多分、小学生か中学生あたりで弾いているのではないだろうか。■ソナタアルバムで肩の力を抜いて全音のソナタアルバムは1と2の分冊であり、私は1しか持っていないのだが、2の方が難易度が高め(ベートーヴェンの月光や悲愴の他、のだめカンタービレにも登場したモーツァルトのソナタK310も掲載されている)だ。一方、1はソナタに馴染んでもらうがために組まれた楽譜なのかと感じさせる、とっつきやすい曲が並んでいる。例えば、譜面をめくって最初に現れるハイドンのソナタハ長調、これは確かソナチネアルバムにも掲載されており、一時期東京電力のCM曲としてもよく流れた曲だったり。たまにこういう曲を弾くと妙に和んでしまう。モーツァルトのソナタハ長調K.545、これはソナタ初心者の定番曲?といわれるくらいに馴染み深い。ド~ミソ シードレド~、うむむ、肩の力が抜けていくような・・・。いやぁ、モーツァルトのメロディは素直すぎるくらすに素直なので、力んでいた己の気持ちをほぐすにはとても良い効果があるらしい。モーツァルトの曲が様々な意味で人間に良い影響を及ぼす、胎教音楽だといわれるのが、とてもよくわかるような気がする。しかし、同じモーツァルトでもK331、つまりトルコ行進曲付きの変奏曲あたりになると、さすがに「うーむ、気持ちよく弾ける」という訳にはいかず、久々にトルコ行進曲のオクターブ旋律にオタオタ。まぁオクターブ旋律はまだ良いとしても、オクターブ分散、あれはいまだに苦手である。あれさえ無ければ・・・と昔はよく思ったものだ。さぁ、続いてベートーヴェンのソナタ。ト短調Op.49-1はソナタといってもかなり短曲なので、あれまぁといっている間に弾き終えてしまう曲だが、このあたりの曲はベートーヴェンに馴染む第一歩としては良さそうだ。月光や悲愴、熱情あたりになると、とにかく各楽章も長く、難易度もグッとアップするので精神的なリハビリにも向いていないのだ。■あれ、肩の力が抜けたらついつい・・・と、こうして肩の力をほぐした自分は、ついつい欲張ってショパンのエチュードOp.25-2あたりに手を出してみた・・・とオチ付きであった。最近の子守唄代わりの音楽はずっとショパンのエチュード集だったのだが、「あっ、この曲ならばもしかして苦しまずに弾けるようになるかも」と思わせてくれたのがOp.25-2である。そう、この曲ならば、シューベルトの即興曲Op.90あたりを弾いているレベルで弾けそうな曲。逆にシューベルトの即興曲よりも譜面もかなり容易なので、とにかくショパンのエチュードを弾いてみたい、という人にもオススメな1曲である(といっても、技量面以外においてはそんなに容易ではなさそうだが)。こうしてあれこれ弾いているうちに、気持ちのモヤモヤは徐々に晴れていたのであった。----------------------------------------------------本日の練習メモ(定例)●ハノン #29~#35#29-30を続けて繰り返し4回。#32の1-2指運動、更に#33の1-2-3指運動、#34の1-2-3-4指運動を数回繰り返す。#35の1-5指くぐらせ運動、悪戦苦闘と思いきや、ハノンによる指定テンポをみると予想よりも遅いことに気づき、指定テンポ上限で弾いたところ、すんなり弾けていた。ほっと一安心。とてつもなく高速なテンポを要求されることがあるハノンだが、指にかなりの負担をかけるような練習曲にはやや遅めのテンポが指定されていることに今更気づいてどうする。●ツェルニー30番 #01~#21の奇数番曲練習本日からは1日毎に奇数番・偶数番曲の練習で。その代わり、1度クリアした曲でも気になる箇所が現れた場合は細かくフォローすること。#01~19の奇数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。#21、左手音階部分も無事にクリア。あとは音ミス無しで弾けるよう、通し練習を繰り返すこと。●バッハインヴェンション #01~#08#01~#07はノーミスで弾ければ1回ずつ#08、本日も左手を丁寧に弾く練習。やはり後半になるにしたがってテンポアップしてしまいがち。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」プレリュード、実家で弾いた時はかなり哀れな状態だったのに、こうして自宅で弾けばそこそこ弾けるというのはかなり悔しい。しかし、まだまだ弾きこみが足りないのだということで、通し練習を繰り返す。右・左手の弾き分けはクリア。●ショパン エチュード Op.10-4本日もスローテンポで練習を繰り返す。----------------------------------------------------本日の息抜き●ソナタアルバム1から抜粋ハイドンハ長調、ニ長調 モーツァルトK545,K511,K331 ベートーヴェンOp.49-1,Op.49-2 以上●ショパン エチュード Op.25-2これを息抜きに入れるのはまだ定期練習に組み込むかどうか悩ましいため。とりあえず譜読みを。
Nov 16, 2004
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昨日、実家にて自分がイメージしたとおりに弾けなかったピアノのことをいまだに引きずっている私は、どうも今日のピアノ練習に集中できないままであった。これ、俗に言う情熱の空回りってやつだろうか。一生懸命練習しなくては昔のように弾けないぞ、という気持ちばかりが先走り、奏でる音はどこかギスギスしていて荒っぽい。だから、優しい音で表現したいはずのドビュッシーの曲も聴くに堪えない。ただ、どんなに少ない時間であろうと1日1度はピアノの前に座らないと不安に陥る私は、とりあえずハノン、ツェルニー、バッハといった基礎練習だけをこなすと、パタンとピアノの蓋を閉めてしまった。ピアノって、実に人間の心理状態を如実に表す楽器、ゆえに今弾いていると、自分も重たい思いがそのまま伝わってくるようで、更に気分は沈んでいってしまうのだ。こんなときに練習を続けていたって、良い結果が得られるはずもない。つまり、時間だけが悪戯に過ぎていくだけ、である。最近、ピアノ曲を聴いていても、「これはいつか弾けるか弾けないか」、そんなことを考えながら聴いてしまうため、リラックスにも何にもならない。そうか、こんな時は自分ひとりでは実現不可なオーケストラの曲でも聴くに限るか。そう言いながらも結局聴いていたのはショパンのエチュード集であった。「うーむ。もう少し手軽なところで、Op.25-2あたりならばあまり苦労しなくても弾けるかなぁ。Op.10-1もいずれは弾いてみたいなぁ。Op.25-12なんて弾けたらもう思い残すことは無いかもしれない」はい、結局は余計に自分を深みにはめるだけで終わってしまった、悲しい音楽鑑賞タイムであった。明日こそは気持ちを切り替えて練習に励むことにしよう。----------------------------------------------------本日の練習メモ(定例)●ハノン #29~#35#29-30を続けて繰り返し4回。#32の1-2指運動、更に#33の1-2-3指運動、#34の1-2-3-4指運動を数回繰り返す。#35の1-5指くぐらせ運動、悪戦苦闘ぶりにほんの少し明るい兆しが見えてきた。とにかく焦らず1音をしっかり出すことが大切。●ツェルニー30番 #01~#21#01~20は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。そう言いながらも#03,#15あたりを中心にいつもよりも丁寧に弾き直す。#21、比較的ゆっくりテンポで通し練習。左手半音階、上り最終点で音ミスすることがあるので、ここに注意しながら練習。●バッハインヴェンション #01~#10#01~#05はノーミスで弾ければ1回ずつ・・・のはずが今日は#01の時点で疲れがみえてきた。凡ミスを繰り返し、練習に集中できないため、結局#05まで弾いてここで本日の練習はストップ。
Nov 15, 2004
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どんより天気の日曜日、ちょっとした用事があって実家に帰った際、久々にアップライトピアノをさわることができた。久々に蓋を開けた実家のピアノはかなりくたびれており、調律こそされているものの、妙に音が響きすぎる感がある。しかもオクターブ高いG音の鍵盤、押してもすぐに戻ってこないなんてとんでもない状態になっているではないか。(父はこんなピアノで毎日練習しているのだろうか??)それでも生ピアノの感触をしばし味わいたい、そう思いながらいざツェルニー30番の中から数曲弾いてみる。すると、いつもは決してつまずかないような箇所で、「あれっあれあれあれ」、手がとまる。同音連打も何故か音がつながってしまう。おいおい、どうしたんだ、自分!。後ろで聴いていた相方は「随分つまずくね」・・・って、そんなことは自分が一番よくわかっているのだが、人に言われるとショック倍増である。悔しさを心の奥に押し込めながら、バッハのインヴェンションを#01~#09まで一気に弾いてみる。おっ、こちらはなかなかまともに弾けているではないか。しかし、いつもヘッドフォン越しに左右の耳から直接聴いている電子ピアノの音に慣れきってしまった自分は、本来のピアノの「箱が共鳴するような響き」に違和感を感じたままである。そう、音の臨場感などというものに全く無縁になってしまったがため、自分が弾く音の響きに脳がついてきていないようなのだ。普段、電子ピアノで練習していたとしても、ヘッドフォン使用率が低ければこんな違和感は感じずに済むのであろうが、なにしろ私の場合はヘッドフォン使用率は100%、このままではちょっとまずいのではないか、不安がよぎる。続いて練習中のドビュッシーのベルガマスク組曲。楽譜を別版に変えてからまだ弾き込んでいないせいか、やはり左右手の弾きわけで若干つまずいてしまい、あえなく撃沈。それでも、メヌエットにおけるウナコルダペダルの効果、これはかなり良い。特に、冒頭のユーモラスだけど囁くようなあの感じ、これはやはりウナコルダペダルに助けられると容易に弾けるのだ。そして、今日は決して弾くまいと思っていたショパンエチュードOp.10-4おっとりテンポバージョン(!?)、結局生ピアノの誘惑に負けて弾いてみた。ところが、今回あれこれ弾いたなかでは最もまともに弾けたのではないだろうか。まぁ、現時点ではテンポアップは望めないため、これが限界であるが、もっと練習しよう、という気を起こさせてくれた。それにしてもこれらを聴いていた母は一言呟いた。「あんた、毎日かかさず練習しているみたいだね」と。しかし、「あらぁ、上達したわね」とは言って貰えなかった。そう、練習しても練習しても、やはり昔のようには弾けていないのである。これが今日、最もショックだった。----------------------------------------------------本日の練習は実家往復につき、定例練習お休み。
Nov 14, 2004
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腱鞘炎を患って一時期休止していたハノンピアノ教本だが、なんとか完全復活したため、1ヶ月程前から再び練習メニューに取り入れた。ハノンといえば、ドミファソラソファミ レファソラシラソファ~の1番から指訓練集大成のような60番曲まで続く、言わずと知れた指の訓練教本。これを日々練習すれば、あなたの指はよく動き、粒の揃った音を奏でられ、更に指の力もつく、というわけだ。さて、今日の練習を終えた後、なにげなく最初のページに掲載された「はじめに」を読んでいると、ある一文に目を奪われることに・・・「全巻は1時間で弾けます」、全巻とは前後の文章から察するにハノン全曲、つまり60曲ということらしい。それがたったの1時間で弾ける? ところが、巻末のメッセージには「全部弾いてもたった2時間」と掲載され、はて、どちらかがミスプリントなのだろうか、それともリピートの有無の違い?、はたまた、私の解釈の間違い?等と考えてみたが、それはさておき、実際に1時間やら2時間で全曲弾き終えることって出来るのだろうか。しかも、この本が言うには、このハノン全曲を、ある一定期間 毎日1回は弾いた方が良いと語っているのだ。勿論、この一文はピアニストを目指すような人向けの言葉であろう(と信じたい)。毎日そのくらい弾き込んでこそ、技量を維持出来るといったことなのだろうが、これでは毎日ハノンを弾いているだけで疲れてしまいそう(申し訳ない、素人の戯言)。まぁ、これらは自分にとっては縁遠い話であるため、他にハノンを使って何か効果的な練習はないだろうか、と譜面をパラパラとめくる。もうすぐ#39の音階まで到達するので、そろそろ番号順の練習からもう一歩発展させようかと考えているのだが、なかなか頭のなかで整理がつかないので、紙に書いてみた。ハノンは大雑把に書くと以下の構成。◆第1部 #01~20 指の独立と力をつけるための基本練習◆第2部#21~31 上記から進んだテクニック得る練習 #32~38 音階の準備#39 音階#40 半音階#41~43 アルペジオ◆第3部#44~60 最高のテクニックを得る練習 (同音連続、トリル、3度練習、オクターブ、トレモロ等)毎日、準備運動を兼ねて指の運動はしたいから、#01~31のなかで数曲選択、そして#39の音階については、現在弾いている曲集の調を基に選択する。しかし、それでは音階練習の調が偏る可能性もあるから、やはりそれ以外の調でも練習の必要はありそうだ。その後、#40以降は再び順序通りに進めていく、これで当面いってみようか。また、現在手がけている曲の中で、苦手部分と思われる弾き方を、ハノンのなかから選んで練習するのも良さそうだ。しかし、自分なりの教訓として、ハノンのやりすぎには注意しなければ、ということだ。多分、まだまだ手や腕に余分な力が入っているに違いない。そんな状態でハノンを続けていれば再び腱鞘炎の道へまっしぐら。常に脱力等を頭に入れながら、無理のないハノン練習をしなければ、としみじみと思うのであった。そうそう、ハノンといえばジャズの世界にもハノンがあって、これがまたなかなかオシャレで楽しい。一時期、ジャズハノンも弾いていたが、実はこちらの方が好みだったりする。----------------------------------------------------本日の練習メモ(定例)●ハノン #29~#35#29-30を続けて繰り返し4回。#32の1-2指運動、更に#33の1-2-3指運動、#34の1-2-3-4指運動を数回繰り返す。更に今日からは、#35の1-5指くぐらせ運動も加えたのだが、これがかなり厄介。しかし、ハノンによればこれが「大切な練習」である、としっかりと掲載されていた。最初はゆっくりと1音1音がしっかりと出るように弾く練習だ。●ツェルニー30番 #01~#21#01~19は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。#20、快調に弾けるようになり、一安心。明日からはノーミス1回組の仲間入り。#21、後半部左手の半音階の一部でつまずくので、その部分を中心に練習。また、最後2小節も音ミスを起こしやすいので、こちらも部分練習。●バッハインヴェンション #01~#09#01~#07はノーミスで弾ければ1回ずつ#08、本日も左手を丁寧に弾く練習。やはり後半になるにしたがってテンポアップしてしまいがち。#09、集中力がきれると途端に臨時記号を無視して弾いてしまったり。集中力が持続できるよう、要練習だ。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、16小節の右・左手の弾き分けを中心に練習。ようやく慣れてきたようだ。あとは通し練習を数回。メヌエット、途中、音ミスを起こす箇所を中心に練習。と同時に本日も左右ペダルの踏み分けを練習だ。●ショパン エチュード Op.10-4本日も通しで超スローテンポ練習。若干テンポを上げて弾いてみると、いきなり4小節目の左手オクターブ進行でつまずいてしまう。特に4拍目の右手和音がきちんとつかめていない。また、その部分が弾けたとしても粗が目立つため、まだテンポアップは無理だったか。再びスローテンポでじっくり練習だ。
Nov 12, 2004
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