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以前より少し気になってた作品。アニメ1話だけネトフリで視聴して、面白そうだったので、続きをアプリ(ジャンプ+)で最新話(158話)まで一気読みしました。ひとまずの簡単感想。少年漫画感想『忘却バッテリー』(みかわ絵子先生・集英社・ジャンプ+・~158話まで)中学野球界で名をはせた名門・宝谷シニアの幼なじみ天才バッテリー剛腕・清峰葉流火(きよみねはるか)と智将捕手・要圭(かなめけい)。全国の強豪高校からスカウトを受けるも、それらを断り姿を晦ました2人が、なぜか近所の極々普通の一般都立高校に進学した。そこには、かつて天才バッテリーとの対戦で心を折られ、野球を一度辞めた元有力球児たちが複数人入学していた。天才バッテリーが何故ここに…!!?どうやら、信じがたく超アホッぽい行動言動をする智将・要圭の記憶喪失が原因のようで…。ほぼ1日でざっと一気読みしましたが…はい。文句なしに面白いです!これは素直に 単行本(紙)揃えます!*ジャンプ+は、全話初回だけ無料で読むことが出来ます。凄すぎ大盤振る舞いサービスですが、本作は読み進める毎にどんどん面白くなったので、だからこそ購入しようと思えました。*ひとまず近所の本屋さんで3冊購入しました。今、アニメ1期が放送終了した直後なのかな?*TVアニメのMV(クリック)が公開されてました。素敵でした。ちょっと楽天ブックス覗いたら、単行本全巻(1~18巻/以下続刊)が欠品状態だったので、時間を置いておいおいになるかもしれませんが、これは揃えます。*以下、ネタバレも多少含む感想です。未読の方はお気をつけください。*作者のみかわ先生は…全然想像ですが、たぶん…(私たちと)同世代くらいの方なんじゃないかな…と勝手に感じました。本作の絵柄やギャク/言い回しにはかなり『銀魂』の影響を感じますし、スポーツ漫画としても、おそらく私たちが読んできたような作品の影響が大きいんじゃないかな、と感じるところがあちこちに見受けられました。高校の入学式から始まる、男子高校野球モノということで、これまでにも幾万として漫画/アニメ作品で扱われてきた題材ですし、既視感の多いエピソード回しも多いです。スポーツ漫画としての画力・演出、各話しっかりした構成・ギャクシーンの緩急、あらゆる面でクオリティ高く、文句なしなのですが、ただ、革新性を感じる絵柄・画面取りなわけではないので、ぱっと見の印象は、「非常に質の高い、地味で丁寧な普通の漫画」でした。ただもう、読み進めるとどんどん面白いですし、ぐいぐい心に食い込んできます…『感情』が。『感情』の掴み方が上手いというか、繊細というか、とにかく優しいというか…。高校球児たちの葛藤・激情を、バリエーション豊かに深堀して描き、またそれらを取り巻く人たちの多角的な面も、面白おかしく、しかし残酷さも緩急豊かに描写します。ただやはり、いろんな感情が渦巻く中で、一番メインに据えられている『忘却バッテリー』、清峰くんと要くんの、異質な感情・関係性…やっぱりこれが面白いんですよ。唸りました。野球を始めた小学生の頃から続く、かなり異質な関係性…身体能力的に、誰の目にも明らかな天才・清峰くんの為に、要くんが過保護にやってやり過ぎて来てしまったというか…清峰くんを伸ばすこと・守ることを義務として負い過ぎて来てしまって。要くん自身、野球が楽しくはなくなっていましたし、野球に向かう精神構造が『献身』で出来過ぎてしまっていて、高校進学時のある出来事で、自分の存在が清峰くんの足を引っ張ると感じた瞬間に、清峰くんに、要くんの野球…というか、要くん自身ごと全部切り離させようとしちゃったんだろうな、と。要くんに関しては、話が進むにつれて記憶喪失ではなく二重人格であることが判明しますが、まぁもう何をどう取り繕っても、普通に見れば相当重度な精神障害を患った状態です。(いずれの人格も温厚なため、日常生活を送るのに絶対に治療が必要…というわけではないと思いますが、野球への影響は甚大。)また清峰くんの方も、野球の根幹から要くんへの依存でガッツリ構築しちゃってるので、要くんがこうなった以上、本当にどうしようもない。普通に見れば、ここ2人の関係性は結びつき(依存)が強すぎて、良くない。片方もしくはバランスが崩れると、共倒れになっちゃう。やっぱり2人とも天才なので、それはあまりに勿体ない。大人たちが本気で介入して騒ぎ立てれば、それぞれ…最低最悪でも清峰くんの野球の才能だけは守れるように、この2人は一度引き離した方がいいんじゃないかな、と冷静に見ればそう思います。ただ、やっぱ面白いなと思うのが、野球の『バッテリー』なので。ただお互いに自立させればいいでしょって話ではない、『ここの関係性』こそが野球界の至宝なんですよ。ここの関係性を、都立高校の、愛好会と大差ない新設野球部を器にして、山田くん・藤堂くん・千早くんといった野球経験者中心のチームメイトたちが、茶化しながら笑い飛ばしながら、技術偏重野球好きの大人たちの余計な助言/助力や無責任な観衆/外野の好奇の目線に踏み荒らされないように、本っっっ当に上手に守ってくれていて。技術的には強豪校に居るより遠回りになっているかもしれないけど、主役主体バッテリー2人と、その関係性をきちんと内包した状態で、各々の選手がやりがい/手応え、喜びを噛みしめながら、じっくりと野球界の高みへ歩みを進めていく…ところ。ここが、すごく魅力的な作品だと思います。読み進めるとじわじわと、多角的に散在する 憧れやリスペクトや優しさの感情の重さが読者の腹を殴ってきて、ボディーブローのように感動が来ます。いや、面白いです!気に入りました!!まだ一度読み飛ばしただけなので、単行本(紙)を揃えてじっくり読み込みたいと思います。by姉
2024.07.15
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こんにちは妹です。久しぶりに漫画感想をば。『金田一37歳の事件簿』2018年~ 現在既刊16巻(連載中)(天城征丸、さとうふみや先生、講談社 コミックDAYS )名探偵・金田一耕助の孫であり、永遠の高校2年生・金田一一が、まさかの37歳に!!??高校生の頃から数え切れない程の殺人事件を解決し、警視庁でも一目置かれる存在だった金田一少年は、20年後、警察官でも私立探偵でもなく、音羽ブラックPR社でうだつの上がらない営業部主任となっていた。「もう謎は解きたくない!!」と危険事からひたすら遠ざかろうとする彼だが、仕事先で次々と謎が謎を呼ぶ事件に遭遇し・・・!??コチラの記事(クリック) でも触れたことがあるのですが『金田一少年の事件簿』シリーズ続編『金田一37歳の事件簿』ずっと楽しく追いかけてます!1巻の時点でも凄く面白くて「思い切った発展のさせ方!凄く良い!!」とベタ褒めしていたんですけども・・・恐ろしいことに、巻数を重ねるごとにどんどん良くなるんですよこのシリーズ!!最初は結構「現代風に!高校生では出来なかった描写も入れて!」という奇をてらった感じの事件&お話回しだった印象なんですが・・・どんどん「古参ファンが金田一に求める展開」や「社会人経験を積んだ金田一中年の風格」なんかが見え始めて、もうもう毎巻「はじめちゃん優しい!!格好良い~~~!!!」と叫びながら読んでますw当初はイブニングにて連載されていましたが残念ながら廃刊となり、30周年記念の高校生シリーズ4巻を挟んだ後、14巻収録分辺りからは電子のコミックDAYSにて連載中のようです。ーで、最近の画がですね・・・良いんですよ。これだけ長いシリーズです。読者として長年追いかけていると、正直「画の力が無くなったな~」「初期シリーズの頃ようなキレはもう無理かな~」と感じてしまう時期だってありました。これはもう当たり前の話です。当然作者様方も年を重ねられています。仕方ない。それが・・・ ここに来て、ものすごく画が良くなってる!!!画の力が!演技が!描写の精度が!めっちゃ安定してきていて、美しく&鋭どくなって来てるんですよ!!!勝手な想像ですが、もしかしたら電子での連載になって「今回は更新お休み」が出来るようになって、クオリティ優先で描く事が出来ているのかなぁ? と。『SPY×FAMILY』とかが最たるものですが、今のご時世には紙の雑誌に掲載されずとも、むしろじっくり無理のないペースで描く事で成功する作品もありますからね!金田一のようなネームバリューのある作品には、この形態がすごく合っているのでは!と思いました。以下、各事件についての簡単レビューです。※ネタバレ含みます。犯人にも触れてます。未読の方は絶対読まないでください!※◆歌島リゾート殺人事件(1-2巻)金田一シリーズ、何か新しい試みを始めようとしたらココ(オペラ座館)からですね!とはいえ「第3の殺人」の時に館自体は全焼していて、今は「歌島リゾート」という名前です。孤島に閉じ込められる・・・という金田一らしい典型的なクローズド・サークルのミステリー!ーのようでいて、犯人が冷静な知略家ではなく、非常に短気な凶悪犯だったり謎解きの場面に犯人以外の関係者が集まってくれなかったりそもそもはじめちゃんが謎を解きたがらなかったり・・・ と、今までの金田一セオリーを外してきていて「17歳の時との違いを楽しんでね!」という造りになっていました。事件や犯人像自体は(個人的には)そこまで好みではなかったのですが; ただ37歳になったはじめちゃんは何してるの?明智警視や剣持のオッサン等、警察方面との絡みはあるの?地獄の傀儡師の高遠は?そしてそして美雪ちゃんとの関係は????ー等々、読者の興味・関心にどう情報開示をしていくかがすごく練り込まれていて「流石だなぁ、このシリーズ良いなぁ!」と感じさせてくれるオープニングでした。◆タワマンマダム殺人事件(2-4巻)これは面白かった!犯人目線でコミカルさも交えつつ、金田一の言動行動に怯えつつのスリリングな展開・・・ 短編「殺人レストラン」のような造りでした。そしてそこに、タワーマンション内ヒエラルキーだの不倫だの借金だの、37歳らしい下世話なネタが盛り込まれています。現代ならではのトリックも面白かったですし、ゲストキャラがそれぞれ立っていて見応えがありました。◆京都美人華道家殺人事件(4-5巻)・・・正直に言うと、これは個人的には「金田一37歳シリーズの中で一番微妙な事件」というか;;なんかトリックも犯人像も動機もイマイチ心に残らなかったというか;ーというかですね、やっぱり「殺人が絡む双子ネタは・・・個人的にはキツイ」っていうか!!(すみません本当に超個人的嗜好が絡んだ感想です。。)◆函館異人館ホテル新たなる殺人事件(5-7巻)この辺りから「従来の金田一シリーズのノリに戻って来たな~」と感じた覚えがあります。出てくる要素は イケメン俳優グループ・2.5次元舞台のようなファンタジー活劇 等、凄く現代風なんですけど事件の発生~展開~謎解き・犯人像の独白の流れや、純愛から来るド真面目な動機なんかがすごく従来のシリーズっぽく感じました。「ベテランの超売れっ子舞台俳優」というちょっと特殊な犯人像で演出もキレていたというか、印象に残るカットが多かったです!そしてここで元アイドル・速水玲香(37)ちゃんが登場。どうも20歳前後の頃?、彼女が絡んだ事件ではじめちゃんが「もう絶対事件を解くことはしない」と固く誓う出来事があったようで・・・と匂わされます。金田一37歳の事件簿の帰結地点というか、最終的な到達地点が見えたような気がしました。◆騒霊館殺人事件(7-9巻)この話は本当に良かった!!「37歳の事件簿」のテイストが確立したなぁ、と感じた事件でした。歌島リゾート~以来2回目のThe・クローズド・サークルミステリー!「霊の仕業・・・??」という金田一らしい怖さとサスペンス感も楽しめます。この話の何が良かったかって、ちゃんと仕事しているはじめちゃんがしっかりと描写されたことです!37歳現在、弱小PR会社の営業部主任として働いているはじめちゃん・・・いや確かに「大成功&出世エリート」ってイメージではないですし、そんなに大金を稼ぐことが出来るポジションじゃないんだろうなぁ、とは思います。-でも大卒で就職したとして・・・37歳、15年間も真面目に社会人を頑張ってきた中堅サラリーマンなんです。しっかり仕事をこなしている姿を描写されると、一番「17歳」の頃との違いが際立つと言いますか・・・37歳・中小企業の中堅営業マン、めっっっっっちゃ格好良いじゃん!!! と感じる訳です。。犯人像も「大手PR会社の20代美人キャリアウーマン」という、下請けのはじめちゃんとの社会的な格差を感じさせる配置にしてあって、やりとりに見応えがありました。◆綾瀬連続殺人事件(9-11巻)姉とともに「(今の所)ベストcaseだ!一番面白かった!!」と大喜びした事件です。これはもう「読んで下さい!」としか。金田一歴数十年ともなると、正直ゲストキャラクターの登場の仕方で犯人が分かっちゃうこともあるんですが・・・この話は「ミステリー小説家たち」というクセの強いキャラ達が、大体全員怪しくて良かったですw被害者像のブレや何が起こるか分からないスリリングさも見所でしたが、一番の見せ場は後半の「真犯人vsはじめちゃんの一騎打ち尋問対決シーン!」でした!身構えてはじめちゃんと接する犯人像、というのはなかなか目新しいものがあり、ドキドキしました。37歳のはじめちゃん・・・ 犯人目線で見るとやっぱり「怖い」んですよね。「ヘラヘラ冴えない男のフリしながら、絶対こっちがボロ出すの待ってるよね!!??」みたいな。飛び抜けた観察眼と推理力を発揮して、ミステリー小説界隈の人達から天才扱いされるはじめちゃん・・・ やっぱり皆思っちゃうんですよね「中小企業の営業リーマンじゃなくて、探偵やって欲しいな!」って。あとこの話、刑事になった真壁先輩や従妹の二三ちゃんも見所でした!すごくはじめちゃんに期待してるんですけど、本人が「謎を解きたくない」と言っている以上無理はさせられないな~ともちゃんとわきまえていて・・・ おお良い年の重ね方したな!と嬉しくなりました。◆殺人二十面相(11-13巻)この話はうーん・・・ ちょっとこの前の話が良すぎただけにうーん・・・同時期に描かれていた?30年記念の高校生編の方に力が入ってたのかな~・・・いや面白かったんですけどね;!はじめちゃんも格好良かったし!!新キャラでまた変な・・・いやいや手強そうな「殺人二十面相:御堂力也」が登場!ちょっと「探偵学園Q」的な雰囲気もするキャラですね。今後は地獄の傀儡師の高遠(現在塀の中)と絡んできたりするのかな?楽しみです♪◆人狼ゲーム殺人事件(14-16巻)ここから掲載がコミックDAYSになったようです。人狼ゲーム、金田一の世界観に凄くマッチしてるな!と思いましたし、人狼ゲーム大好きで仕事中なのにうずうず参加したくなっちゃうはじめちゃんが良かったvそしてその勢いからか、思いっきり前に出て皆に指示を出し始めたり、ガンガン人狼相手に仕掛けていくはじめちゃんがめっちゃ格好良かった!!犯行の動機は、なかなかに見事な逆恨み案件で被害者が可哀想でしたが・・・。はじめちゃんの活躍で人命救助出来たシーンが良かったなぁ。金田一になかなか無い展開なので!◆首なしスキーヤー事件(16~続刊)まだ事件の前半部分しか読んでませんので総評は出来ない段階なんですが・・・犯人もろめっちゃ分かりやす・・・ イヤイヤそれはさておき。。ーあの、画が めちゃくちゃ良くなってるんですよね・・・金田一の初期シリーズの頃のようなインパクトがある というか・・・なんでここに来てこんなにキレッキレなんだ金田一シリーズ!!次巻もめっちゃ楽しみです!!! ←今ココ(2024.7月現在)最後に・・・ ◆金田一37歳の展望についてあの金田一少年が37歳に!!??というアオリ文を見たとき、私が安直に想像したのは小さな探偵事務所を開いていて、でも実は警察からも頼られるような凄腕名探偵として活躍するはじめちゃん&傍らには奥さん兼助手の美雪ちゃんが居て、もしかしたらお子さんも居るかも・・・! という姿。高校生の段階であれだけ難事件を解決しまくっていたはじめちゃんです。当然、名探偵の祖父に負けずとも劣らずな名探偵になっているのだろう!ーと私だけじゃなくて、読者の大半はそんな期待を抱いていたと思います。それが・・・蓋を開けてみたら、コレ。探偵やってないどころか「もう謎を解きたくない」と言って真面目に働いているものの、普段は冴えない弱小PR会社の営業として社内で馬鹿にされ美雪ちゃんとも一緒に暮らしてはいない様子・・・?まぁ美雪ちゃんとの関係の方は、とっくに結婚しているのか事実婚なのかはさておき(まだハッキリ描写されてないんですよ。そんなに焦らさなくても;)ちゃんと「きちんと恋仲&パートナーとして、お互い話し合ってこの形で居るんだな」という描写になっているので、そこは安心して読み進める事が出来るんですけれども。ーいや、前述したとおり 普通に格好良いんですよ37歳・弱小PR企業の中堅営業マン!さりげない台詞や描写に「ああ社会人頑張ってきたんだなぁ」という成長&貫禄を感じて、それだけで充分格好良いんです。でも!いざ事件が起こると、謎にぶち当たるとやっぱり水を得た魚のように輝く。本領発揮の瞳になる。前に出てガンガン謎を解いて犯人を追い詰めていくはじめちゃんの姿を見る度、読者や周囲の人間や犯人でさえも思ってしまうわけです「中小企業の営業リーマンじゃなくて、探偵やって欲しいな!」って。金田一37歳の向かうべき場所はそこなんじゃないかな~と、期待も持ちつつ・・・今後の展開も楽しみにしています!!by妹
2024.07.14
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グッズ関連記事が続きます。ひかわきょうこ 画業45周年 Anniversary Shopに行ってきました。(有楽町マルイ 2024.6.26~7.16)開催期間中に、ちょうど東京での用事が入っており、時間的にも若干余裕があったため、ついつい誘われてしまいました。最近、少女漫画グッズの攻勢がすごくって…!小ロットでのグッズ制作が可能となった影響だと思いますが、(人数は少なくとも)熱狂的なファンは確実に存在する20~30年前の少女漫画作品で、これほどグッズ展開をされてしまっては…このあたりの作品を出されると…逃れられない!だって熱狂的なファンだから!*以下、現在開催中のPOP UP SHOPのほぼ写真ログ記事です。展示物の写真を多分に含みますので、今後訪問予定の方はお気を付けください。*パネルや生原画といった展示物も多く、かなり見ごたえがありました。店内を長いことぐるぐるしていました。昨年頃?一度『彼方から』をメインとしたPOP UP SHOPが展開されていました。それが好評だったのか、今度はそれ以外の作品…初期の人気シリーズ作品・『千津美と藤臣くんのシリーズ』と、『おてんばウェスタンシリーズ』の描き下ろしイラストをメインビジュアルに据え、ひかわきょうこ先生のワークスを網羅するようなグッズが用意されていました。(前回の彼方からグッズも置いてありました。)こちら、今回のメインビジュアルの生原画(たぶん)…!何度も本ブログで書いてきているのですが、私たちは『荒野の天使ども』『時間をとめて待っていて』『それなりにロマンチック』と続くダグラス×ミリアムのおてんばウェスタンシリーズの大ファンです。※現役で読んでいた世代ではなく、大学生のころに古き少女漫画漁りをしている時に文庫で読んで大感動した後々のファンです。ひかわ先生の作品は、他も全部大好きだけど、やっぱり…ダグミリは格別!ひかわ先生の女の子は、おとなしめのぽわ~っとした(でも芯は強い)子が多い印象ですが、その中でもミリアムちゃんは異色を放つヒロインですね。元気いっぱい、勝気な表情の新規イラストが本当にかわいくって。見れば見るほどいい!魅力的!そのほか、生原稿もショーケースに飾られていました。生原稿を見て改めて感じましたが、ひかわ先生の、特に80年代の中頃~後半頃の原稿は、描きこみと1コマ1コマの精度がおかしい。近づいて、拡大して写真とっても、1コマ毎に人物・背景まで濃淡や描線の違いで立体的な世界観が描かれており、綺麗過ぎて、精密過ぎて、見ても見ても「なんだこれ」という言葉しか出てきませんでした。下のイラストは、本当にデビュー直後くらいのイラストだと思うのですが、初っ端からどんな芸術的仕上がりだよ…!と思いました。グッズは、ダグミリ中心に購入しました。ダグミリの描き下ろしアクスタ!こんなものが購入できる日がくるなんて!嬉しい!クリアファイルは、他作品と合わせて4枚セットでの販売だったので値段も高くなってしまっていましたが、これは仕方がない。タイトルのレタリング、裏面の作中カット集も最高!購入特典のブロマイド(ランダム)は、3枚中2枚がおてんばウェスタンでした。私たち的には大当たりです。購入者特典(抽選)のA賞・アクリルクロックが展示されていました。時間をとめて~のイラストでクロックとか、最高に可愛かったので、こちらも是非普通に販売して欲しかった…!(そこそこ高値でも、これは買った!)生原稿も堪能できたし、グッズも現物を見て購入できました。行けて良かったです!by姉
2024.07.07
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