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どうにも意味不明というか、難解な作品だ。時空を超越して問題解決へと向かうのだか、過去に戻るわけではなく、未来を見ることができるというカラクリ。そんな寝言話を信じれるわけもなく、またどれが未来でどれが現在かもわからず、過去のことだと認識していたことがすべて未来の出来事であるということに愕然としてしまう。なんともわけのわからない作品で、何が解決したのか、何で解決になったのか示すこともない。戦闘になりそうだったのに・・・。まったく、???な作品だ。わざわざ映画館まで見に行ったのに、大画面もサラウンド音響も効果をなしたとは思えない。2016年/アメリカ/116分/G監督:ドゥニ・ビルヌーブ出演:エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー、マイケル・スタールバーグ、マーク・オブライ、ツィ・マー原題:Arrival お薦め度「メッセージ」★★★☆(70%) 字幕翻訳:
2017.05.31
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この作品を見て、衝撃を受ける。当時、日本人女性と結婚した米国軍人は異動で本国に帰る時、妻を連れて帰れなかった。そんな法律があった。有色人種に対する偏見があった時代で、当時のアメリカ人の常識に驚くばかりである。その余韻かどうかわからないが、過去日本人妻を日本において帰る米国軍人の姿勢は旧習から当たり前と見る人もいたのではないか。この差別をしていた人たちはまだ生きている。黒人に対する差別が依然としてなくならないのと同様に日本人に対する差別も根強くあるのではないだろうか、と思ってしまった。驚いたことに主演女優の高美以子が91歳で存命である。共演者たちが物故者となるなかで、よくぞ生きていらっしゃる。まだまだ長生きしていただきたいものだ。この「サヨナラ」という作品、日本人初のアカデミー賞助演女優賞をミヨシ梅木(ナンシー梅木)が受賞していながら、顧みられることがなかったように思う。私が映画ファンになってから、この作品がテレビで放送されたことがあったとは思えない。今回、見てみて、その内容の濃さに驚くとともに、日本を丁寧に取り上げていて、当初予定していたオードリー・ヘップバーンに主役を断られ、急遽、素人新人を起用したそうだ。日系二世の高美以子がスカウトされて出演しているが、堂々たるものだ。レッスンはしたのだろうが、彼女の日本語、彼女の英語はどちらも素晴らしい発音だと思う。映画ではメイクしすぎて素の美貌がわからないが、ウィキペディアで見る彼女の写真はとても美しい。助演のミヨシ梅木とともに日本人を起用したことが正解だったと思える。主人公の在籍した歌劇団が大阪松竹歌劇団だったとは、タカラヅカとちょっと違うと違和感があり、映画用にかえたのかな、と思ったが、もともと違ってOSKだったと知り、合点がいった。OSKは素晴らしかったのだとわかる。映画ではマツバヤシ歌劇団となっていた。マーロン・ブランド演ずる少佐のフィアンセから心変わりし、日本人に惚れたり、父兄をアメリカ人に殺されたハナオギ(高美以子)がアメリカ人を愛する心変わりが納得しにくいけれど、ケリー(レッド・バトンズ)とカツミ(ミヨシ梅木)の愛が真実なだけに、引き込まれ、さもありなんと思えてしまう。オペラ「蝶々夫人」のようなものかと思ったけれど、そうでないところにこの作品の良さがあると思える。1957年/アメリカ/147分監督:ジョシュア・ローガン 出演:マーロン・ブランド、高美似子、パトリシア・オーウェンズ、リカルド・モンタルバン、レッド・バトンズ、ミヨシ梅木、ジェームズ・ガーナー、ケント・スミス、マーサ・スコット、久場礼子、ダグラス・ワトソン原題:Sayonara お薦め度「サヨナラ」★★★★(80%)
2017.05.30
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まったくもって楽しめる作品だ。ミュージカルで舞台にもなっているんだね。さて、本編、本当に楽しめた。ドラッグクィーンが登場するので、ちょっとどぎつく破天荒ではあるけれど、三代続いた(?)老舗の靴工場を倒産の危機から救うためには、起死回生の手段として、キンキーブーツを作ることしかなかった。奇想天外な発想ではあるけれど、ほぼほぼ実話であるらしいし、実話だからこそ出てきた奇想天外さにラストのクライマックスも一悶着を見せながら大団円をむかえる。いいねぁ。ちょとした恋人との諍いも、さもありなんと思える出来事で、人生生きることは大変だ。楽しめた作品である。2005年/アメリカ・イギリス/107分監督:ジュリアン・ジャロルド出演:ジョエル・エドガートン、キウェテル・イジョフォー、サラ=ジェーン・ポッツ、ユアン・フーパーリンダ・バセット原題:お薦め度「キンキーブーツ」★★★★(80%)
2017.05.30
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私が映画を見始めた頃、映画ファンになってまだ1年もたっていない頃に公開された作品。チャールトン・ヘストンとジェームズ・コバーンの2大スターのよる西部劇、決闘の顛末。怨恨、恋人を殺された犯罪者は脱走して、元保安官に復讐することを企てる。お互いを知り尽くした両者は相手の裏をかく策略を練る。逃走劇なのか、追跡劇なのか。西部劇には多くの追跡劇がある。この歳になって見てみると、なぜこの内容なのか、と思ってしまう。実話、実録ならば、さもありなんと思うけれども、作品として見れば、陳腐と言われても仕方がないとも思える。往年のスターが共演した、バトル。その視点で、良しといえる作品であろう。1976年/アメリカ/98分監督:アンドリュー・V・マクラグレン 出演:チャールトン・ヘストン、ジェームズ・コバーン、バーバラ・ハーシー、クリストファー・ミッチャム、ホルヘ・リベロ、マイケル・パークス原題:The Last Hard Menお薦め度「大いなる決闘」★★★☆(70%)
2017.05.29
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「陽のあたる場所」、そんなところを夢見た若者。水着の大工場を経営している伯父を頼って、無一文でやってきた若者は、母子家庭で育った。貧しい生活をしていたらしく、なぜもっと早く手をさしのべなかったのか?と不思議に思う。兄弟喧嘩でもしていたのだろうか。その詳細はわからない。しかし、入社を許され、水着の梱包の商品を回収する荷役につく。軽作業とはいえ、肉体労働だ。伯父のいる上流社会は手が届くはずもなく、顧みられることもない。男女交際禁止の不文律はあるけれど、知人の誰一人いない男には、興味を持ってくれる女子社員と親密になるのは避けられなかった。男前ゆえ女性の気を惹くのだろう。寡黙なところや憂いある表情は女心をくすぐるらしい。上流社会の美女にも興味を持たれる。夢にさえ見てはいけないと思えた上流社会。自分とは無関係と思っていた上流社会がむこうからやってくる。思いもよらず三角関係に陥ってしまった男が、とった行動は、なすすべなく、状況に押し流されていくだけ。結末は悲惨だ。動機のあるなしは重要だし、殺意があったかは最重要だが、無作為の行為に責任をもたなければならないのだろうか。モンゴメリー・クリフトとエリザベス・テイラーの作品かと思ってきたけれど、シェリー・ウィンタースが主演なんだね。現代の社会ではこのような判決は出ないと思う。1951年/アメリカ/122分監督:ジョージ・スティーブンス出演:モンゴメリー・クリフト、エリザベス・テイラー、シェリー・ウィンタース、キーフ・ブラッセル、フレッド・クラーク、レイモンド・バー、ハーバート・ヘイス、シェパード・ストラドウィック、フリーダ・イネスコート、キャスリン・ギブニー、ウォルター・サンド、テッド・デ・コルシア、ジョン・リッジリー原題:A Place in the Sun お薦め度「陽のあたる場所」★★★★(80%)
2017.05.27
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マリアンヌ、それは第二次世界大戦時に暗躍したスパイ、諜報部員の女性の名前。モロッコ・カサブランカにおいてドイツ大使を暗殺するために、イギリス人諜報部員の男と夫婦を装う。命を懸けた戦略だった。女はマリアンヌ(マリオン・コティヤール)で男はマックス(ブラッド・ピット)。生死を賭けた二人は、国境を越えた愛に命を懸ける。原題は”Allied ”で「同盟している、連合国側の」といった意味があるらしい。同志といった意味を含んでのダブル・ミーニングの題名なのかもしれない。二人の絆は、国家戦略を越えた(?)何と言ったらよいのか、言葉を無くしてしまう結末である。2016年/アメリカ/124分/PG12監督:ロバート・ゼメキス出演:ブラッド・ピット、マリオン・コティヤール、ジャレッド・ハリス、サイモン・マクバーニー、リジー・キャプラン、マシュー・グード原題:Allied お薦め度「マリアンヌ」★★★★(80%)
2017.05.27
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なんという現代的な(?)作品だろう。常識ではついていけない感じがする。(笑)仲のいい夫婦が離婚後も隣人、親友で暮らす日々。「永遠に親友でいられるように」と。1から10までお互いを知っていたはずだった。この仲睦まじい関係が、ある出来事からくずれ、お互い相手を愛する思いとは違う方向へ進んで行ってしまうことになる。なかなかここまで表現できないなぁと思って感心して見ていたが、主演のラシダ・ジョーンズ(クインシー・ジョーンズの娘)が自らの体験をもとに脚本も手掛けたという作品。実体験が基になっているんだから、さもありなん。真実味があり現実味(リアリティ)がある。とってもいい作品を見た気がした。2012年/アメリカ/92分/PG12監督:リー・トランド・クリーガー出演:ラシダ・ジョーンズ、アンディ・サムバーグ、イライジャ・ウッド、ウィル・マコーマック、エマ・ロバーツ、アリ・グレイノール、エリック・クリスチャン・オルセン、ロブ・ヒューベル、エリック・マコーマック、ケイト・クリーガー原題:Celeste and Jesse Forever お薦め度「セレステ∞ジェシー」★★★★(80%)
2017.05.24
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この作品、題名から想像すると、ずいぶんと違う。好き好んでバスルームに2日間いたのか、事故にて閉じ込められたのか、と思ってしまう。たしかに、閉じ込められてしまうけれど、裸でエッチをしようと老いた男が試みるが、若き女学生は嫌がるという構図で、二人の会話の中に、スペインの政情や何かが伝えられる。また、作り話に何かしらの教訓めいたものを感じるかもしれない。エロの作品でもないし、恋の作品でもない。よこしまな心からハプニングにより陥った状態で、バスルームの二人を映し出す。制作者としては原題『1987年マドリッド』とあるように、1987年のマドリッドであることが問題で、そこを理解しようとしたらスペイン人でないとむずかしいかもしれない。2011年/スペイン/101分/監督:ダビ・トルエバ出演:マリア・バルベルデ、ホセ・サクリスタン、ラモン・フォンセレ原題:Madrid, 1987 お薦め度「バスルーム 裸の2日間」★★★(60%)
2017.05.23
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「アフリカの女王」きっと、アフリカの女王が出てくる作品で、アフリカの奥地に探検で白人が入っていくものだと一人合点していたが、見てみると全く違った作品だった。アフリカの奥地には違いないが、時は第一次世界大戦の時のドイツ領東アフリカにて宣教を行っていた兄妹とそこに「アフリカの女王」号で郵便を届けていた男とのかかわりから始まる。ドイツ軍が現地人の住居を焼き払う。小舟での急流下りはミニチュアなどを使ったりで昔の映画の苦労を思い知らされるが、なかなかの工夫である。小汚い男になったハンフリー・ボガートに興ざめしつつ、イギリス人女性として淑女としての佇まいを保とうとするキャサリーン・ヘップバーンに気品を見せつけられる。下着をつけたままの入浴・水浴びは時代を感じさせる。肌を露出することなんてありえなかったんだろうなぁ。作品は荒唐無稽な小舟「アフリカの女王」でドイツの砲艦を撃沈しようとする奇想天外なもの。この結末がどうなるかは見てのお楽しみ。リバイバルされないのは、その時代性なのかと納得をしてしまったけれど、その昔に大いに共感を呼んだ作品であったのだと認識した。この当時のアフリカロケはとてもとても大変だったと思う。1951年/アメリカ・イギリス/105分/監督:ジョン・ヒューストン出演:ハンフリー・ボガート、キャサリン・ヘップバーン、ロバート・モーレイ 原題:The African Queenお薦め度「アフリカの女王」★★★☆(70%)
2017.05.22
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なにゆえにこの作品を見ようと思い立ったのか忘れた。しかし、英語でもなく、何語かわからないまま見た。スペイン語ぽかったけれど。モントリオール世界映画祭でなにやら賞をとった作品なのだが、見てみて、無意味とまでは言わないが無情な作品だと思った。クライマックスに向かう前にだれて飽きてしまった。それでも、なにか起こるのではと見続けたけれど、風変わりな女性の趣味を知らされるだけで、人生の無情とはかなさを感じつつ、愛の幻も感じれるかな、そんな思いで見終えた作品である。2016年/プエルトリコ・コロンビア/101分/監督:フェルナンド・バジェホ出演:アンジェリカ・ブランドン、ホセ・アンヘル・ビチル、アンジェリカ・アラゴン、アルフレッド・デ・ケサダ原題:Fragmentos de Amorお薦め度「愛の断片」★★★(60%)
2017.05.20
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銃弾で撃たれても、人はそう簡単に死なない。という事実の本、諍いから発展したドンパチを撮る。ドンパチを映す。延々と続くドンパチ。ドンパチ。ドンパチ。ドンパチ。・・・。ドンパチ。・・・。ドンパチ。ドンパチ。これだけのドンパチがありながら、しかも爆発もありながら、警官も何も誰も来ないのか。ドンパチ、ドンパチ。仲間割れ?なんだかよくわからない流れながら、ドンパチ。誰が誰の敵なのか、もうわからない、ドンパチ。最後の最後までドンパチを見せてくれたドンパチであった。2016年/フランス・イギリス/90分/PG12監督:ベン・ウィートリー出演:ブリー・ラーソン、アーミー・ハマー、キリアン・マーフィ、シャルト・コプリー、ジャック・レイナー、サム・ライリー、マイケル・スマイリー、バボー・シーセイ、エンゾ・シレンティ、ノア・テイラー、パトリック・バーギン、トム・デイビス、マーク・モネロ 原題:Free Fire お薦め度「フリー・ファイヤー」★★★(60%) 字幕翻訳;
2017.05.18
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霊感を感じる女。双子の兄が死に、その霊との対峙を試みる。そんな導入部がありながら、霊なのか何なのかわからない存在に付きまとわれ、苦悶する主人公。主人公の職業はパーソナル・ショッパー。何のことかわからなかったけれど、超多忙なセレブに代わり、買い物代行を行う人。個人的買い物代行業ということになる。時には借り物の場合もあるようだ。そして、事件が起こる。ところどころに出現する霊的なものははたしてなんなのか。説明も解明もない。事件はショッキングである。2016年カンヌ国際映画祭監督賞授賞。2016年/フランス/105分/G監督:オリビエ・アサイヤス出演:クリステン・スチュワート、ラース・アイディンガー、シグリッド・ブアジズ、アンデルシュ・ダニエルセン・リー、タイ・オルウィン、アンムー・ガライア、ノラ・フォン・バルトシュテッテン、バンジャマン・ビオレ、オードリー・ボネット、パスカル・ランベール原題:Personal Shopper お薦め度「パーソナル・ショッパー」★★★☆(70%)字幕翻訳;
2017.05.18
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題名からして、不穏な空気を感じ取り、見に行ってはいけない気がしていた。たまたま日本アカデミー賞授賞式での杉咲花の受賞コメントを見聞きして、見るしかないかとも思った。さて、この作品。ラストに「湯を沸かすほどの熱い愛」が表現されるのだが、それを見て、やはり見てはいけないものなのだと実感した。いじめや出奔、親子関係など描きにくい内容を取り上げ、さりとて解決などしないような無情な展開に、ただただ胸をしめつけられるだけで、とても苦しい思いのする鑑賞だった。日本アカデミー賞を受賞したことからもわかるように、宮沢りえも杉咲花も名演技を披露するのだが、なんともやりきれない。そのやりきれなさがこの作品なのかもしれない。真相や展開に驚きつつ、涙をにじませながら見た。感動も納得のいくすっきり感もなく、いいのだろうか、良くないんじゃねぇ?と言いたくなるような、問いたくなるような結末であった。宮沢の母親役がリリィであった。さてはて、他の人はどのように見るであろうか。2016年/日本/125分/G監督:中野量太出演:宮沢りえ、杉咲花、オダギリジョー、松坂桃李、伊東蒼、篠原ゆき子、駿河太郎、リリィお薦め度「湯を沸かすほどの熱い愛」★★★☆(70%)
2017.05.17
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「素敵な片想い」とい題名に騙された?16歳をむかえた高校生の当日とその翌日の姉の挙式の二日間にわたる物語。片思いはありきたりな感じだけれど、プロムクィーンとイケメン彼氏がこんな結果になるなんて???ものです。キーパーソンの一年生坊主もなんやかやで出来事すべてが異常。絵空事にも限度があると言わざるをえない。終わりよければすべてよしといいたいが、そうもいえないひどい内容。ただ、原題の”16本のろうそく”からすれば、これはこれで16歳をむかえた誕生日の出来事として十代の女の子の揺れ動く心としていいのかもしれない。キューザック姉弟がでていたのが発見というところだろうか。1985年/アメリカ/93分監督:ジョン・ヒューズ出演:モリー・リングウォルド、アンソニー・マイケル・ホール、ポール・デューリー、ブランチ・ベイカー、ジョーン・キューザック、シャロン・ファレル、ジェイミー・ガーツ、カーリン・グリン、ジャスティン・ヘンリー、ジョン・キューザック、ポール・ドゥーリイ、マイケル・シューフリング、マックス・ショウォルター原題:Sixteen Candlesお薦め度「素敵な片想い」★★★(60%)
2017.05.14
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いくつかの家族を時間的並行にて描く作品。妻を亡くした娘二人の父親、前夫が再婚したバツイチ息子二人の母親、同性愛カップルを姉にインド人と結婚した有色人種嫌いの親を持つ妹、養子に出され生みの親を知らない結婚に踏み出せない女性。4つの家族の生活が母の日まで描かれる。理解ある者たちの奮闘努力の日常がある。長く生きて若者でなくなった者はその悲しみも喜びもひとしお感じてしまうのかもしれない。かくいう私も涙してしまった。母の日という記念日のクライマックスはある(?)のだが、欧米系アメリカ人の日常を描いて良、と思う。ゲイリー・マーシャル監督の遺作である。2016年/アメリカ/118分監督:ゲイリー・マーシャル出演:ジェニファー・アニストン、ケイト・ハドソン、ジュリア・ロバーツ、ジェイソン・サダイキス、ブリット・ロバートソン、ティモシー・オリファント、ヘクター・エリゾンド、ジャック・ホワイトホール 原題:Mother's Dayお薦め度「マザーズ・デイ」★★★★(85%)
2017.05.14
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土曜のまったりコンサート”土まコン”特別企画「ロングセラー」 構成・演出 津々見俊丈朗読:津々見俊丈歌:加藤智子、菅野久美子 (あんさんぶるMaman)場所:下北沢Reading Cafe ピカイチ見てきました。終演後、楽しいひとときを過ごしました。
2017.05.13
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「バイオハザード」シリーズが完結。映画館で見たのは3までで、そのあとはテレビで5を見ているが、4を見た記録がない。ということは、見ていないのか?シリーズ全作を見たつもりでいたのに・・・。さて、この作品。ここまでくれば何が何だかわからない。見る人は当然、予習(これまでの作品を見ている)ことを前提に作られていて、冒頭の状況に関しての説明はない。クライマックスでアンブレラに乗り込んだ時に1作目での激戦の記憶をフラッシュバックさせているのだが、それは主人公アリスと同じように1作目を体験していないと同感できないだろう。その意味でファンのために作られた作品といえよう。幾千、幾万のアンデッドの襲来に耐え、最後の最後に見出された解決策は、そうなの?と思える物。しかし、それは時代と科学の進歩の産物といえるのかもしれない。ところで、この作品にローラが出演していることが話題となったが、登場シーンは少なく、セリフはひとつ。カメオ出演といえる程度の登場が残念であった。違和感なく出演していたので、活躍するところを見たかったなぁ。2016年/アメリカ/107分/PG12監督:ポール・W・S・アンダーソン 出演:ミラ・ジョボビッチ、アリ・ラーター、ショーン・ロバーツ、ルビー・ローズ、オーエン・マッケン、ローラ、イ・ジュンギ、ウィリアム・レビ、イアン・グレン、エバー・アンダーソン原題:Resident Evil: The Final Chapter お薦め度「バイオハザード ザ・ファイナル」★★★★(80%)
2017.05.13
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一家惨殺事件で生き残った末娘。そして、その犯人の長兄。母と姉二人は殺された。それから27年の月日が流れて・・・。とあることからこの事件の真相を探り出さなければならなくなった末娘リビー。リビー・デイ。寄付金や見舞金で働くことなく生きてきたリビーがせっぱつまって(金に困って)真相解明に動く。本当に兄は犯人なのか。真相追及とともに27年前と現代を行き来する映像。驚きの真相と結末が待っていた。信じられない展開、結末。恐ろしい真実であった。生活苦の重圧を感じた。2015年/イギリス・フランス・アメリカ/113分/PG12監督:ジル・パケ=ブレネール 出演:シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、クロエ・グレース・モレッツ、クリスティーナ・ヘンドリックス、コリー・ストール、タイ・シェリダン原題:Dark Places お薦め度「ダーク・プレイス」★★★★(80%)
2017.05.07
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ようやく「美女と野獣」のハリウッド実写版を見に行った。結論から言おう、素晴らしかった。(ネタバレしますよ。周知の内容だからいいですよね)実は冒頭の舞踏会シーンから中盤までは大したことないなと見ていた。つまらなくはないが、新鮮味も醍醐味も楽しみも感じられなくて、評価は低かった。しかし、野獣の独唱、ベルを思い孤独をかこつことを決め、ベルの幸せを願い、また愛することで偲ぶ、その歌声、詩の内容、憐憫を感じさせる立ち姿に感動した。大いに感動した。まるでミュージカルの舞台かオペラを見ているようだった。拍手を大拍手を贈りたかった。大いに感動した。野獣に魅了された私はこの作品の中に引きずり込まれ、心を鷲掴みにされた。野獣でなく、魔獣。そう感じたほど素晴らしい歌唱であった。そのあとのベルとの再会、野獣の死。あまりにショックだった。ベルと野獣の心に、気持ちに、私の心が揺さぶられ、ぐわんと感動した。そして、エンディング。クレジットを見て、キャスト(出演者)がイギリス人俳優たちということに気づく。この作品のためのエンディング曲と歌、次にあの名曲(アニメのデュエット曲)、そして本編にあった野獣の独唱!そう、野獣の独唱でこの物語は終わるのである。まるでオペラのカーテンコールでオペラ歌手が今一度熱唱するかのように、観客に感謝の意を表するかのように。ああ、スタッフもこの曲がこの歌が大好きなんだな、と思えた。この作品のキモ(肝)、素晴らしい楽曲である。この歌を聴くだけでも見に行く価値はある。日本人ハーフ女優、ソノヤ・ミズノが出演している。何役なのだろう。2017年/アメリカ/130分/G監督:ビル・コンドン出演:エマ・ワトソン、ダン・スティーブンス、ケビン・クライン、ルーク・エバンス、ジョシュ・ギャッド、ユアン・マクレガール、イアン・マッケラン、エマ・トンプソン、ネイサン・マック、オードラ・マクドナルド、ググ・バサ=ロー、スタンリー・トゥッチ、ハティ・モラハン、ソノヤ・ミズノ 原題:Beauty and the Beastお薦め度「美女と野獣」★★★★☆(90%) 字幕翻訳:松浦美奈
2017.05.04
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コナン映画の第21作。少々難解だ。字幕映画やテロップテレビに慣れてしまったのか、聞き逃したセリフがいくつかある。というか、聴きづらいセリフを聞き逃してしまった。アニメだからセリフについては実写作品よりシビアに録音しているはずなのに、なぜ聞き逃してしまったのか。今回の作品は難解な気がする。見終わって何が謎というか、疑問に思ったのか忘れてしまったが、聞き逃してしまったことが原因なのか、本筋からすると枝葉末節なことなのか、それさえもわからなくなってしまったが、来年テレビで放映されたら録画してチェックしなければと思った。それが二か所ある。さて、非常に凝ったつくりの映画作品であるからして爆破事件などスペクタクルな見どころをたくさん盛り込んでいる。また、ホテルオークラ大阪などラグジュアリで豪華なホテルや豪邸などを映しだし、豪華さを出してもいる。百人一首のカルタ取りは漫画で人気を博し、映画化された「ちはやふる」で頂点に達したと思うが、そのブームを取り入れ、注目をさらうというのは、なんでもパくるディズニー的商法のような気がする。しかし、その読み札に隠された恋の思いをこの作品の物語にうまく調合し、内在させ、秘めたる恋心を如実に、また切なく描いている。この点をとってみれば青春の淡く切ない恋心が、初恋の思いが、強く真摯に感じられ、犯人探しと謎解きと並行して、見る者の心をとらえた。それにしても、事件の真相は難解と思えるもので、その動機も犯罪の手口も腑に落ちる物かといえば、いまひとつ説得力に欠ける。とはいえ、見ごたえ十分で、堪能できるものである。しかし、やはり難解だな。もう一度見てみるしかないか。関西弁、いいね。クレジットでのエンドソング「渡月橋 ~君 想ふ~」倉木麻衣の歌もいい。2017年/日本/112分/G監督:静野孔文 声の出演:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、堀川りょう、宮村優子、緒方賢一、岩居由希子、高木渉、大谷育江、林原めぐみ、宮川大輔、吉岡里帆、ゆきのさつきお薦め度「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」★★★★(80%)
2017.05.03
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久しぶりに「アナと雪の女王」を見た。3年ぶりかな。正確に言うと”FROZEN”を見た。英語の勉強がしたくて、DVDを見て、原語(英語)を聴き取り理解する、という方法を取り入れ、その試みとして”FROZEN”を見てみた。見直してみて、驚くことしきり。というのも、ほとんど覚えていないからだ。わずか、三年前のことで日本語吹き替えと英語(日本語字幕)で二度見たにもかかわらず、大筋はわかっていても、細かい部分、重要な部分は全く忘れていた。幼少期はある程度期間があるのだが、児童期があれほど短いとは。歌唱の中で、ワンコーラスもない。フレーズが二つ、三つくらい。4小節くらいの長さで、児童期か終わっていた。ビックリだ。重要だなと思ったけれど、忘れていたのはハンス王子と手でハートマークを作るシーン。まったく覚えていなかった。また、肝心のクライマックス、アナが石になるところも全く忘れていた。(ハハハ!映画ファン台無しである。)ネタバレ承知で書いたのは、ほとんどの人が見ただろうし、未見の人がこのシーンを見たとしても見た瞬間に、なるほどと思っていただけると思ったから。さて、英語は短いセリフなら聴き取れたけれど、ほとんどは無理。英語字幕をつけて見ても、そんなことを言っているんだと感心するばかり。原語(英語)で映画を理解するにはほど遠い。とはいえ、映像は見せ場がたくさんあり、言葉がわからなくても理解できるところがあり、感動した。正しく、傑作というのはこの作品のことをいうべきだと思った。真実の愛がアナの病(?)を治す、という命題に対し、アナは真実の愛があると思うところを求める。しかし、本当に真実の愛とは己を捨て愛する人を守るという、一種犠牲的精神のことである、と説いている作品である。それぞれ、事情状況がある。ハンス王子にも自らを助けなければならない事情というものがあった。しかし、それは他人を犠牲にして、裏切って、得て良いものだろうか。アナのそれは違う。そして、真実の愛とは、こういうことだったのか、とアナとともに観客は発見する。絶賛すべき内容だ。改めて見て、時が夏だったことを知った(笑)2013年/アメリカ/102分/G監督:クリス・バック、ジェニファー・リー 出演:クリスティン・ベル、イディナ・メンゼル、ジョナサン・グロフ、ジョシュ・ギャッド、サンティノ・フォンタナ、アラン・テュディック、キーラン・ハインズ、クリス・ウィリアムズ、スティーブン・アンダーソン、モーリス・ラマルシェ、マイア・ウィルソン、エディ・マッククラーグ、ジェニファー・リー、リビー・スタベンラッチ、ケイティー・ロペス、アガサ・リー・モン、エヴァ・ベラ、スペンサー・レイシー・ガーナス原題:Frozen お薦め度「アナと雪の女王」★★★★★(100%)
2017.05.02
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