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「超高速!参勤交代」を見て、おもしろいコメディドラマだな、と思ったので、続編も見てみた。続編を作る無理さ加減は話の筋にあるものの、見ていて楽しい。美形の深田恭子がいいし、佐々木蔵之介、伊原剛志、寺脇康文、 上地雄輔、知念侑李、柄本時生、六角精児、古田新太、渡辺裕之、富田靖子、西村雅彦ら役者陣が水を得た魚のようにそれぞれがはまり役のように思え、活躍するさまがとてもいい。ただ、筋はクライマックスでの尾張柳生の身の処し方が理由がないだけに解せない。それを除けば、存分に楽しめる娯楽時代劇だと思うのだが。気楽に見る分には最適な作品だと思う。2016年/日本/119分/G監督:本木克英 出演:佐々木蔵之介、深田恭子、伊原剛志、寺脇康文、上地雄輔、知念侑李、柄本時生、六角精児、古田新太、近藤公園、渡辺裕之、中尾明慶、宍戸開、橋本じゅん、富田靖子、大鶴義丹、舞羽美海、宍戸美和公、神戸浩、梨本謙次郎、斉藤歩、田中壮太郎、田口浩正、市川猿之助、石橋蓮司、陣内孝則、西村雅彦 お薦め度「超高速!参勤交代リターンズ」★★★★(80%)
2017.12.31
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予告編を見ていて、見たくないなと思っていたのに、どうしてDVDレンタルしてしまったのだろう?岡田准一が面白い、いい役者だと思っているのだが、それでも見ないと思ったのに。作品は幼少期の友達3人が起こしてしまった事件の記憶から遠ざかった現在、30代後半の今。再会することで起きてしまった惨劇。その謎と過去との対峙、そして、事件の解決への葛藤。夫婦愛、家族愛の軋轢に悩み苦しみ、何かを隠し、何かを信じ生きている人々を描く。見てみると良い作品に思えるが、はたして見て良かったのかどうか。芸達者な人たちが演ずる見どころのある作品である。2017年/日本/99分/G監督:降旗康男 出演:岡田准一、小栗旬、柄本佑、長澤まさみ、木村文乃、矢島健一、北見敏之、安田顕、三浦貴大、高橋努、渋川清彦、りりィ、西田尚美、安藤サクラ、吉岡秀隆お薦め度「追憶」★★★★(80%)
2017.12.31
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原因不明の病に冒されたニューヨーク・ポストの記者スザンナ・キャラハン(21歳)の闘病記を、シャリーズ・セロンがプロデューサーとなり、映画化。クロエ・グレース・モレッツは僕が好きな女優さんだ。しかし、映画館で彼女を見るのはこれが初めてかもしれない。「ヒューゴの不思議な発明」(2014.7.27鑑賞)「(500)日のサマー」(2016.7.20鑑賞)と見ているが認識してなくて、「早熟のアイオワ」(2016.7.24鑑賞)で注目し、「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」(2016.2.7鑑賞)で惚れこんだ。いや、時系列がおかしいなぁ。僕の記憶ではこのようなのだが、「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」で惚れこんだ彼女を「早熟のアイオワ」で認識したというのが実際のところだろう。「アクトレス 女たちの舞台」(2016.5.4鑑賞)も見ているが記憶にない。演技巧者と思える彼女、「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」のような役どころと内容を期待して見たが、原因不明の病の実話だけあって、辛いというかきびしい内容の作品だ。そして、この作品は良い人たちしか出てこない。(実話だから悪人が描けないのか?)状況により辛辣な態度をとる人も出てくるが、そこは立場と状況からして仕方のない話。現代の作品としてとても生々しい、いや精彩に富みリアリティのある内容だ。重い内容に沈思黙考しながらも、クライマックスでは人知れず涙を流してしまった。母親役として、キャリー=アン・モスが出演。良い作品だと思う。2017.12.29に角川シネマ有楽町で見たが、下の階のよみうりホールでは加藤登紀子がコンサートをしていた。2016年/カンダ・アイルランド/89分/G監督:ヘラルド・バレット出演:クロエ・グレース・モレッツ、トーマス・マン、リチャード・アーミテージ、ジェニー・スレイト、キャリー=アン・モス、タイラー・ベリー、アレックス・ザハラ、ジェン・マクリーン=アンガス、ケン・トレンブレット、ナビド・ネガーバン、ロバート・モロニー、アダム・ダーシー、ジャネット・キダー、ビンセント・ゲイル原題:Brain on Fireお薦め度「彼女が目覚めるその日まで」★★★★☆(90%) 字幕翻訳:松浦美奈
2017.12.30
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「インフルエンサー」でレコード大賞を乃木坂46が受賞した。受賞、おめでとう。むべなるかな。今年は東京ドーム公演をやり、CMも女性グループと言えば乃木坂46という露出ぶり。本人たちにも手ごたえはあっただろうけれど、初めてのことなので、実感乏しく、自信はなかったであろう。名実ともにAKB48と並び、いや、いまは越えて売れている。運営がしっかりしていると思える乃木坂46なので二連覇も夢ではないかもしれない。敵は欅坂46か(笑)
2017.12.30
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どんな大作、名作、傑作かと思っていたが、見てみると、足の悪い洗濯女が男に苦労させられる話であった。昔から、籍を入れない男女の関係というのはフランスでは一般化していたようで、不可思議な男女関係、いや男の友情(?)に翻弄されてしまう。寂寞とした気持ちになってしまう作品であった。マリア・シェルとその名を聞きかじって心の片隅にあった美女がこの役柄とは、もったいない。原題の”ジェルヴェーズ”はマリア・シェル演じる女の名前のようである。そこからしても、ジェルヴェーズという女の一生の物語である。1956年/フランス/112分/監督:ルネ・クレマン出演:マリア・シェル、フランソワ・ペリエ、アルマン・メストラル、ジャック・アルダン、シュジー・ドレール、ジャニー・オルト、マチルド・カサドジュ 原題:Gervaiseお薦め度「居酒屋」★★★☆(70%)
2017.12.27
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ルノワールの晩年を描いた作品であり、公開当時、話題となったので見に行こうと思ったが、ついぞ行けずじまい。今回レンタルして見た。ルノワールのことを描いているのか、裸婦のことを描いているのか、はたまた次男ジャンのことを描いているのか定かではない。晩年のルノワールと裸婦とジャンを描いていることには違いない。ラストのクレジットにてそれぞれに言及する一文が流れるのだから。20世紀初頭のフランスのルノワール亭の生活を垣間見せる作品である。2012年/フランス/111分/PG12監督:ジル・ブルドス出演:ミシェル・ブーケ、クリスタ・テレ、バンサン・ロティエ、トマ・ドレ、ローマーヌ・ボーランジェ原題:Renoirお薦め度 「ルノワール 陽だまりの裸婦」★★★☆(70%)
2017.12.24
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映画を見始めた頃から気になっていたパール・バック原作の「大地」。内容は全く知らなかったけれど、心の奥底に見たいという願望をしまっていた。そして、今頃、DVDがあるかなと思ったらあったので見てみた。この作品も損傷があるポジフィルムからのDVD化なのかもしれない。さてこの作品、長編である。中国本土がドラマなので、中国語かと思いきや全編英語である。中国人が英語を話して作られている。現代ならあり得ない話とも思えるが、昔は他国であってもすべて英語で作られていたんだろう。中国の時代の変遷とともに、貧民から富豪へと変異していく様とその数奇な運命を微妙な感情を表現しながら描き続け、農夫の生涯というよりも奴隷女の生涯を描くような形で終えている。数奇な運命に翻弄されながらも夫を支え続けた百姓女の生き様は壮絶である。今、ネット情報からするとこの女主人公の役は田中路子というヨーロッパで有名な音楽家兼女優が演ずることになっていたようだが、日本人が演じることへの反発が強く降板したようだ。演じていれば、日本人初のアカデミー賞受賞者は彼女になっていたかもしれない。ちなみに、ルイーゼ・ライナーはアカデミー主演女優賞を獲得している。1937年/アメリカ/138分/監督:サム・ウッド出演:ポール・ムニ、ルイーゼ・ライナー、ウォルター・コノリー、ティリー・ロッシュ、ケイ・ルーク原題:The Good Earthお薦め度 「大地 特別版」★★★★(80%)
2017.12.24
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ピーター・オトゥール主演の「さようなら、チップス先生」を見て以来、リメイク作品だと知っていたので、オリジナルの「さようならチップス先生」を見てみたいと思っていた。レンタルDVDが主流となり、現代作や新作では需要に追い付けない、満足してもらえない状況になった今、過去の作品は版権使用料も切れていると思われ、DVD化が可能な作品は続々製品化されているようである。このDVD作品をみてもわかるが、ネガは残っていないのか、前半は傷ついた画像が各所にみられる。残っていたポジフィルムからデータ化したのではないだろうか。私の記憶からすると、リメイクのオトゥール作は生徒に愛され、妻にも愛され、若人たちに生きる指針を与えた作品のように思えた。それゆえオリジナルを見たかった。しかし、オリジナルはチップス先生の人となり厳格なる人物像、人生を描くことに徹して、教職に生きた男を描くことに重きを置かれている。もちろん、伴侶(妻)となるべく女性の素晴らしさや、生徒の純粋さ聡明さを描いてはいる。ただ、リメイク作品を見た衝撃、華々しさ、人生を謳歌するチップス先生を見た時に、面白みに欠ける男として描かれたオリジナルはいささか魅力に乏しかった。時代性もあろう、この厳格なる男が生徒を愛し、健康的な女性を愛し、自らは予想だにしない職を目指す希望を持ち叶えたことは生きがいというものを感じずにはいられなかったのではないだろうか。そして、戦争についても言及していることは特筆すべきことではある。主演のロバート・ドーナットはアカデミー主演男優賞を授賞している。むべなるかな。1939年/イギリス/114分/監督:サム・ウッド出演:ロバート・ドーナット、グリア・ガースン、テリー・キルバーン、ジョン・ミルズ、ポール・ヘンリード原題:Goodbye,Mr.Chipsお薦め度 「チップス先生さようなら」★★★★(80%)
2017.12.24
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題名から素敵な恋物語、もしくは片想いのドラマが始まるのかと思いきや冒頭のアクシデントからそれまでの生活が出来なくなってしまった男の物語。衝撃的な秘密を知ることで、さらに打ちのめされてしまう。それまでの生活はなんだったのかと思わずにはいられない。男が出逢ってしまう女性と家族との絡みも普通ではない。つらくきつい日々を乗り越える・・・いや過ごすことさえ・・・「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」それは誰のことだったのか・・・なんといったらいいのか、といった作品である。2015年/アメリカ/101分/PG12監督:ジャン=マルク・バレ 出演:ジェイク・ギレンホール、ナオミ・ワッツ、クリス・クーパー、ジュダ・ルイス 原題:Demolition お薦め度「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」★★★☆(70%)
2017.12.16
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実話の物語。この手の話は多くて、「バリーシール/アメリカをはめた男」を見て、若干嫌悪を感じていたので、あまりの衝撃さに途中で見ることを止めようかと思った。けれど、せっかく見始めたので、思い直し、見終えた。実話実録ものの力強さはハンパなく、この作品を実話通りに、負けず劣らない作品に仕上げようという力強さを感じる。また、主演のブライアン・クランストンが渋さが作品に厚みをもたらし、真摯で実直な感じと親身なる友愛関係が破たんをもたらした時の悲愴さを思うととてもとても辛い。ダイアン・クルーガーの美しさが良かった。2016年/イギリス/127分/G監督:ブラッド・ファーマン 出演:ブライアン・クランストン、ダイアン・クルーガー、ジョン・レグイザモ、エイミー・ライアン、オリンピア・デュカキス、ベンジャミン・ブラット、ユール・バスケス、エレナ・アナヤお薦め度「潜入者」★★★☆(70%)
2017.12.15
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日本のアニメは凄い!!!ハリウッドでは絶対つくられない作品だ。これほどの作品が画質・ストーリー・キャラクターなどなど、スケールの大きさと斬新さ先鋭さ、そして現代的未来性といったものを兼ね備えた作品である。日本のアニメの形而上学的産物に脱帽だ。物語はVR(仮想世界)の話から始まるので、オタクすぎてついていけないと思ったけれど、登場するのが高校生たちで近未来の時代設定でVRでの戦いが終わったあとという設定。高校生カップルを中心に展開する物語にゲーマーたちが絡み、謎の人物が登場し、見る者の興味を次から次へと惹きつける。ユナの歌声(神田沙也加)が素晴らしく、井上芳雄や鹿賀丈史といったミュージカル畑のキャスティングと声優たちのコラボがVRとAR(空想現実?)の中を行き来して、ラストのクライマックスにVRで決着をつけるところが頼もしい。後半は物語にどっぷりとはまり、楽しませてもらった。クレジットの後にエピローグ(?)があるのでお見逃しなく。空前絶後の傑作である。と、思える。2017年/日本/119分/G監督:伊藤智彦 出演:松岡禎丞・キリト(桐ヶ谷和人)、戸松遥・アスナ(結城明日奈)、伊藤かな恵・ユイ、竹達彩奈・リーファ(桐ヶ谷直葉)、日高里菜・シリカ(綾野珪子)、高垣彩陽・リズベット(篠崎里香)、沢城みゆき・シノン(朝田詩乃)、平田広明・クライン(壷井遼太郎)、安元洋貴・エギル(アンドリュー・ギルバート・ミルズ)、山寺宏一・茅場晶彦、神田沙也加・ユナ、井上芳雄・エイジ、鹿賀丈史お薦め度「劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール」★★★★☆(90%)
2017.12.09
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「輝ける女たち」確か公開当時、渋谷ル・シネマに見に行こうと思っていて、行けずに終わってしまった作品。あれから、10年たってしまったとは。時の流れというのは早いものです。さて、この作品、海外に知られる女優カトリーヌ・ドヌーブ、エマニュエル・ベアール、ミュウ=ミュウの競演ということで話題を呼んだけれど、見てみたら、それほど面白い作品ではなかった。彼女たちの子供たちとして若者が登場し、主役である父親の孤軍奮闘、いえ混迷ぶりが描かれる。過去に名声を誇ったマジシャンの私生活、なれの果てというのが男女の三角、四角関係が描かれ、フランスらしいといえばフランスらしい。個人の尊厳とプライド、恋のさや当てと肉体関係という。なんともいえないアンニュイな感じとヴィヴィッドな感じの混在が(気だるさと陽気さが)フランスらしい。まぁ、見たかった作品を見られて良かったとしておこう。2006年/フランス/103分/監督:ティエリー・クリファ 出演:カトリーヌ・ドヌーブ、エマニュエル・ベアール、ミュウ=ミュウ、ジェラルディン・ペラス、ジェラール・ランバン、ミヒャエル・コーエン、クロード・ブラッスール、ピエリック・リリュ お薦め度「輝ける女たち」★★★☆(75%)
2017.12.09
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この三時間におよばんとする超大作を知ってはいたが、話題やリバイバルになることなく、見る機会がなかった。テレビで放送されたことはあるのだろうか。これはオペラなのだろうか?ミュージカルなのか?当時、このような感じで始まるスタイルもあったのかもしれない。インターミッション(休憩)が入り、約三時間。見ごたえがありすぎて、見る意欲が失せるのかも。実際見始めて、オープニングにあっけにとられ、歌劇調に機先を制され、中断しようかと思った。けれど、見ない限りは評価もできないし、長年、頭の、心の片隅にあった作品。先日「キング・アーサー」を見た時にも思い出した。というわけで、今回、レンタルで見てみた。リチャード・ハリスが出演していたことは知っていたが、王妃役がヴァネッサ・レッドグレイヴ、ランスロット役がフランコ・ネロだったとは。この二人は唄は吹き替えのようだ。もともと原作が同名ミュージカルということなので、ミュージカル俳優を起用しても良かったのではと思わずにはいられない。確か、フランコ・ネロはイタリア人なのに、なぜフランス人の役を、と疑問に思い、イタリア人かどうか確認しようとウィキペディアを見て、ビックリ。この時、共演したヴァネッサとフランコは恋仲だったようだ。ヴァネッサは離婚し、フランコの子を産んでいる。そして、2006年に籍を入れたとある。出逢ってから40年後の入籍。驚きである。いまひとつの出来の作品に思えたが、当事者はとても熱く厚く作品に燃えていたのであろう。作品について、アーサー王の施政、考えがわかる内容となっている。異母兄弟が実の息子だったという驚きの展開もあり、何度となく作られているアーサー王物語としては異色なのではないだろうか。やはり、アーサー王物語はアーサー王がアーサー王になるまでの物語、円卓の騎士を結成した物語が主流。とても感銘して見ることができると思う。私が一番衝撃を受けた作品は「エクスカリバー」である。ああ、「エクスカリバー」をもう一度みたいなぁ。前半は王として国を作り上げる苦労が描かれ、後半は王妃と騎士の裏切りに苦悩する。長編であり、夢現の幻想の世界もあり、王として政治としての軋轢、王としても時の勢いに逆らえない苦難もあり、円卓の騎士が語り継がれるさまを描き切って映画は終わる。終焉まで描かないことが美徳なのかな。1967年/アメリカ/179分/監督:ジョシュア・ローガン出演:リチャード・ハリス、バネッサ・レッドグレーブ、フランコ・ネロ、デビッド・ヘミングス、ライオネル・ジェフリーズ、ローレンス・ネイスミス、ピエール・オラフ、エステル・ウィンウッド、ゲーリー・マーシャル、アンソニー・ロジャース、ピーター・ブラミロウ、スー・キャセイ、ゲイリー・マーシュ、ニコラス・ビュービ お薦め度「キャメロット」★★★☆(70%)
2017.12.03
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長尺である。ワンダーウーマン誕生というか幼少時代から、神の国から現世に現れて、悪事に働く神と対峙する。生い立ちはこれでいいのか?人類を救うべく奔走する姿は勇ましく、スペクタクルに展開する戦いのシーンは見どころ、見せ所であるが、あまりにガンガンやりすぎて、やりすぎじゃないかと思えた。超人ではあるが、不死身なのか、そのバトル、そのバリバリ感、すごさは見ているものを圧倒した。これで、いいのかな?単純に楽しめばいいのであれば、それはそれで。見ごたえだけは十二分にあった作品である。2017年/アメリカ/141分/G監督:パティ・ジェンキンス 出演:ガル・ギャドット、クリス・パイン、ロビン・ライト、ダニー・ヒューストン、デビッド・シューリス、コニー・ニールセン、エレナ・アナヤ、ユエン・ブレムナー、ルーシー・デイビス 、リーサ・ローベン・コングスリ 、ユージン・ブレイブ・ロック 、サイード・タグマウイ お薦め度「ワンダーウーマン」★★★★(80%)
2017.12.03
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昔の映画だから、二本立て公開だったから100分という短い時間なんだと思い、見てみた。DVDに焼かれているが、その原版フィルムが良くないのか色彩が足りないところがある。コメントを書こうと調べてみたところ、145分もの大作である。もとはバーグマン自身が演じた舞台作品の映画化。長い作品だった。それがDVDになったところで短くされているのは、カットされたのは戦闘シーンなのか、牢獄シーンなのか。この作品を見ただけではストーリーは続いているので、違和感はない。19歳の乙女を演じたバーグマンは当時33歳。大柄な彼女が小柄にみえるよう大男たちに囲まれてジャンヌを演じる。この作品を見て神のお告げを聞いた少女が大人たちの政治的決着に反旗を翻したために異端者として処刑されてしまう事象を的確に描いていると思う。演技に開眼し、舞台にまで挑戦した稀代の演技巧者であるバーグマンが見事に演じきったジャンヌは見ごたえ十分である。全編を目にすることができずに残念である。1948年/アメリカ/100分/監督:ビクター・フレミング出演:イングリッド・バーグマン、ホセ・ファーラー、ウォード・ボンド、ジョン・アイアランドお薦め度「ジャンヌ・ダーク」★★★★(80%)
2017.12.02
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これはドキュメンタリーなのだろうか?ロダンを撮った作品としては、ロダンの佇まいをロケしているように撮っているだけの作品。彼の思いも彼の迷いも彼の嘆きも芝居として入っているものはない。これほどまでに敬われ、慕われ、愛され、彫像の被写体となる女たちを幾人も抱き寄せ、決して結婚することもなくひたすらデッサン、デッサン、デッサン、する日々。彼のまわりで女たちはくねり、のたうち、叫び、過ごした。創作家としてのロダン。ロダン、彼の姿。この作品が日本と交わるのはなぜ?ラストシーン、無言で見守るしかなかった。「ポネット」のジャック・ドワイヨンならではの作品という気がした。邦題はカミーユとの作品と勘違いさせるから、原題通り「ロダン」か「ロダン そのアトリエ」くらいが良いのでは。2017年/フランス/120分/PG12監督:ジャック・ドワイヨン出演:バンサン・ランドン、イジア・イジュラン、セブリーヌ・カネルお薦め度「ロダン カミーユと永遠のアトリエ」★★★☆(70%)字幕翻訳:横井和子
2017.12.01
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