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最近働きすぎである。残業しすぎ。しかも、サービス残業を。したがって、お金は一銭も出ない…いや、一円も出ない。で、体をこわした。先週も不調だったが、立ち直った今週、また不調。鼻水、止まらず、節々痛く、喉も痛く、熱も出て、とうとう今日、病院へ行った。「間違いなく風邪ですね」「前と同じ薬を処方しておきましょう」と医者に言われ、薬を飲んで楽になった。というわけで、二日ほどブログが書けなかった。気だるく、辛い体を引きずって、芝居の稽古に入ったけれど…。で、「なかののきき」である。稽古に行ったら、そこの演出家が演出をするというので…ブログにも書いてあったので、他人の褌で相撲を取る。ならぬ、他人のブログでブログを書く。馬芝居小屋「なかののきき」中野の年輩者たちが朗読劇をする。ようなことを言われた。おもいろいかどうか、入場無料なので行ってみるがいい。と思う。
2011.09.27
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南果歩ちゃんが芝居をするというので見に行く。会社の同僚が果歩ちゃんの知人なので、連れて行ってもらう。特異な舞台で、舞台でしかできない芝居である。舞台空間の使い方に注目した。平坦でなくくぼみがあり、若干八百屋になった舞台。その作り方に注目。ラストの十数分間、「モリー・スウィーニー」と同じ状況下に置かれる演出は、全く異なるが客席に出演者が乱舞するミュージカルと同様以上の観客参加となった。この体験、体感は一種独特な観劇である。そこから私は「暗くなるまで待って」を思い起こし、物語からは「レナードの朝」を思い起こしていた。家に帰ってパンフを読んでみると、『「モリー・スウィーニー」は、(省略)「レナードの朝」などの著作で知られる神経学者オリバー・サックスの「見ることと見えないこと」に触発されて書かれた。』とあった。さもありなんである。風変わりであるが、実体験してみる価値はある舞台である。小林顕作のキャラで客席に笑いがあった。楽しめる舞台でもある。***************2011年06月10日(金)~2011年06月19日(日)『モリー・スウィーニー』[作] ブライアン・フリール[訳・演出] 谷賢一(DULL-COLORED POP) [美術] 尼川ゆら [照明] 斎藤茂男 [音響] 小笠原康雅 [衣裳] 前田文子 [出演] 南果歩/小林顕作/相島一之
2011.06.16
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読売演劇大賞 最優秀作品賞受賞松田正隆作「月の岬」劇団俳協がお送りする珠玉のリアリスティックストーリー***********************とあったが、はたしてそうだったか。2時間10分とは長い芝居だ。ただその長さを感じたかといえば、そうでもない。ただお目当ての俳優さんが出てくるのを今か今かと待ちわびて…やっと出てきた!さぁ、これから、と思ったら終わってしまった。話も起承転…で結がないような、続く…みたいな、感じで終わり、終わったと分かった瞬間、えっ!これで終わり!?って思った。役者は芝居もうまく、強弱もするどく、緩急もあり、冷静と激昂と使い分け…だが、いい芝居だったろうか。技量のある舞台だけに、金返せ!なんてもちろん思わなかったし、舞台としての水準も高かったけれど、見たい舞台かと問われれば否と思う。なにゆえにこの作品を選んだのだろう?物語からするに、読んでおもしろい本かもしれないと思える。それは読者のイマジネーションによるから。こうして視覚的舞台として見せられると、感動や歓喜や号泣を味わえない舞台に疑問を持つだけである。来てよかった。見てよかった。そう思える舞台を期待したい。劇団俳協「月の岬」HP
2011.04.28
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今日、初日。こんな時に上演、こんな時に観劇。でも、見に行きました。チケットの売れ行きが悪いと聞いていたわりには、満席?。そう、満席だったでしょう。初日割引もあるせいか?出演者たちの勧誘が功を奏したのか。客の入りは良かった。完成度の高い芝居でした。老舗劇団の公演のことはある。と思えました。しかし、内容は?今、上演すべきものなのかと思えました。きくところによると研究生自身でこの作品を選んだとのことです。この作品の何に心惹かれたのでしょう?本がいいのか悪いのか。台本を読んでない私にはわかりません。しかし、舞台を見た限り、どうしてもこの芝居を上演したい。というものが見受けられなかったのです。先にも書いた通り、芝居の完成度は高いと思えました。ところどころ笑いも起こりました。しかし、私は感動を覚えなかったし、笑い転げなかったし、この震災の余韻の最中、足を運んでまで見るほどの価値を見出すことはなかったです。1971年を背景に描かれた芝居。劇作家にはそれなりの思いがあり、伝えたいものがあったのでしょう。劇作家が書いた時には。それから、何年も経って…。今、上演する意味は?たとえ時代背景がいつであっても、その時代を通し、今現代に伝えたい何か、今現代でなければ描けないその時代のことなど、その現代性というものが必要じゃないかと思う。映画「初恋」という作品がありました。宮崎あおい主演で、1968年に発生した三億円強奪事件を背景に描く2006年の作品です。原作は2002年出版の本。この映画の場合、今でしか描けない何かがありました。感動もしました。この映画に現代性があると思います。現代性がある作品=感動できる作品。そんな芝居を上演してほしい。*******************************************************「僕の東京日記」テアトル・エコー SIDE B●2011年3月30日(水)~4月3日(日) 開演時間/日 30(水)/ 31(木) /1(金) / 2(土) / 3(日) 14:00 /1(金) / 2(土) / 3(日) 19:00 30(水)/ 31(木) /1(金) / 2(土) ☆オープニングサービスデー※受付は開演の1時間前、開場は開演の30分前です。 於:恵比寿・エコー劇場料金(全席指定):前売3,200円 当日3,500円 学生割引2,500円☆オープニングサービスデー(3月30日のみ)3,000円1971年11月生まれの人割引 1,971円(要予約・要証明書)前売開始 2011年2月26日(土)
2011.03.30
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2月15日座・高円寺2にて上演した「FLASH」のうち「赤よりも碧(あお)く、なほ、かがやく黄色」についてレポートをしていただいている。嬉しい限りである。当日、遠路お越しいただいたことはもちろんのこと、ご観劇いただき、感謝、感謝である。本当にありがとうございした。演じていて、不思議に感じなかったブレーキとアクセルの足の使い分けも、ご指摘の通り、両方とも右足ですね…。するどいご指摘に恐縮いたします。とてもいい芝居だったと思うので、このようにレポートという形にしていただいて、嬉しく思いました。シークガイいさヤンのレポートで今月のレポートをクリックしてください
2011.03.01
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この瞬間、この舞台、みなさんの記憶に残れば…昨日、終演をむかえ、夢でも見ていたような…会社に行けば、いつもとかわりなく、ただたまった仕事が…稽古も本番も劇空間の中で、至福の時を過ごした…気がします。アデュー、劇空間。次に身をゆだねられるのはいつのことでしょうか…
2011.02.17
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昨日初日だったのに、もう今日は楽日。「青信号恐怖症」ともお別れです。久々の舞台。久々の長セリフ。いい役だったともっぱらの噂。作・演出の原田さんに身をゆだねてよかったです。ただ、もう少し完成形、もしくは発展形になればよかったんですが。ピッチャーが3イニング投げて、どのイニングもいいところもあれば悪いところもあるといった感じの、どれもこれも完璧なくして終わってしまいました。あと10回ほどすれば、いい形のものを表現できたかなと思うのは、負け惜しみ(?)なのかな。ただ、観劇者たちの評判はまずまず良好なので、良かったと安堵する次第。欲を言えば一度くらい、満席にしてみたかったなぁ。終演後の打ち上げで、この芝居ともお別れ…一次会終了とともに引き上げてきましたが、二次会でまだまだ飲んでるのかな?ご観劇くださった皆々様、誠にありがとうございました!!
2011.02.16
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本日(15日)座高円寺2の公演にお越しいただきました皆々様、誠にありがとうございました。先輩から同期から後輩から、そして、会社の同僚と数多くの皆様にご覧いただきまして、本当に嬉しく思います。いい芝居だったかどうか、多少のアクシデントを乗り越えて、無事初日を終えられたことを安堵いたしました。ゲネプロのゆったり感から、演出家にもっとはじけてくださいみたいなことを言われて、パワー入れすぎて、相手役とかみ合わなくなったり、大黒に自転車で突っ込んだり(?)、上手のドアが閉まってる!?なんてあったけれど、芝居空間にいる幸福感がとっても心地よかったです。なんとなく和気あいあいの空間で、明日には終わてしまうさみしさをちょっと感じちゃった。終わらないで!今!!******************************事務所主催なので、初日パーティーがあったけれど、そのあと初日お疲れさん会があるのかと思いきや三々五々帰っていくので、そそくさと帰ってきてしまった。明日は楽日。昼夜公演。思いっきり楽しんで、いい酒を飲もう!(酒は飲めないから、お茶かな…)******************************高円寺のみなさまへ明日、2月16日14時と19時のチケットまだまだあります。お近くなので、ぜひお越しくださいませ!!Office LR Presents 「FLASH」演目「晩鐘」「赤よりも碧(あお)く、なほ、かがやく黄色」日時:2011年2月15日(火)19:00~ 2011年2月16日(水)14:00~・19:00~開演1時間前受付開始/30分前開場料金 前売り 3,000円/当日 3,500円場所 座・高円寺2 杉並区高円寺北2-1-2予約お問い合わせ株式会社オフィスエルアールTEL:03-6300-0500担当:中山・榎本
2011.02.15
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映画『Shall we ダンス?』のロケ地であった稽古場、江古田ストアハウスの江古田スタジオ。今日でこの稽古場ともお別れだ。そして、稽古も終了。明日は劇場「座高円寺2」入り。衣装小道具、セットの搬出を終え、稽古場打ち上げということで、飲みに行った。二組の芝居陣の役者たちがほぼ参加だった。和気あいあいの感じだったけれど、このまま本番突入していいの!?いいんです!!!セリフのトチリも多少ありながらも、出来は上向きの感じがするんだけどな…。そうじゃない人もいるようだったけれど。そんなことじゃいけないんだけれど、芝居をしている至福感にとらわれながら、ラストの稽古場での最後の通し稽古をした。本番はもっといい芝居にしたい!!!!!いい感じの芝居だと思うので、ぜひ皆さん!見に来てください!!***************************Office LR Presents 「FLASH」演目「晩鐘」「赤よりも碧(あお)く、なほ、かがやく黄色」日時:2011年2月15日(火)19:00~ 2011年2月16日(水)14:00~・19:00~開演1時間前受付開始/30分前開場料金 前売り 3,000円/当日 3,500円場所 座・高円寺2 杉並区高円寺北2-1-2予約お問い合わせ株式会社オフィスエルアールTEL:03-6300-0500担当:中山・榎本
2011.02.13
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いよいよ本番まで1週間だ。このブログも誰かが見ていると思うと、書くほうにも力が入る。この段階でセリフにつまっていると、『どうなの!?』って感じだけれど、一日も早く初日(セリフノーミス)を出して、本場にのぞみたい!!では、皆様、劇場にて待ってます!!!!!***************************Office LR Presents 「FLASH」演目「晩鐘」「赤よりも碧(あお)く、なほ、かがやく黄色」日時:2011年2月15日(火)19:00~ 2011年2月16日(水)14:00~・19:00~開演1時間前受付開始/30分前開場料金 前売り 3,000円/当日 3,500円場所 座・高円寺2 杉並区高円寺北2-1-2予約お問い合わせ株式会社オフィスエルアールTEL:03-6300-0500担当:中山・榎本
2011.02.08
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今日も稽古だった。テンションあげて、がんばらねばと、テンションあげて、がんばってみた。で、演出家から「あなたは、喜劇の人ですね」と笑われてしまった。いい意味に感じられたのだが…また、今日、食事会で芝居の宣伝をしてた時、「おもしろい芝居と言ってるだけで、いい芝居とは言っていない」なんていわれて…これってどういうこと?*******************************Office LR Presents 「FLASH」演目「晩鐘」「赤よりも碧(あお)く、なほ、かがやく黄色」日時:2011年2月15日(火)19:00~ 2011年2月16日(水)14:00~・19:00~開演1時間前受付開始/30分前開場料金 前売り 3,000円/当日 3,500円場所 座・高円寺2 杉並区高円寺北2-1-2予約お問い合わせ株式会社オフィスエルアールTEL:03-6300-0500担当:中山・榎本
2011.01.26
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自分が出演するお芝居なので…告知ですみませんOffice LR Presents 「FLASH」演目「晩鐘」「赤よりも碧(あお)く、なほ、かがやく黄色」日時:2011年2月15日(火)19:00~ 2011年2月16日(水)14:00~・19:00~開演1時間前受付開始/30分前開場料金 前売り 3,000円/当日 3,500円場所 座・高円寺2 杉並区高円寺北2-1-2予約お問い合わせ株式会社オフィスエルアールTEL:03-6300-0500担当:中山・榎本
2011.01.11
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下北沢 楽園 2010年10月6日~11日前売・予約 2500円 / 当日 2800円チケット問い合わせfarm.2nd.mission@gmail.com 今日見に行った「あの手この手」AプロとBプロだった。見てみて~ふーむ。良くやっているけれど、意図したことが伝わっているのかどうか。意図した表現が、それでいいのかどうか。感性で見る(感じる)部分が大いにあるのだろうけれど、私の生理的・感覚的なものからすると受け入れられる質のものではなかったように思う。ところどころ理解できるところがあるとはいえ、ね。舞台は何かしら、感動させるものでしょう。ね。
2010.10.07
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見に行きました、最終公演。東京では昨日が初日で、今日が二日目。ゆえに、初日の緊張感や期待感などはない。劇団M.O.Pの公演を見るのは確か3~4回目。今まで見た中で一番、感心度が少ない作品だ。思えば「黒いハンカチーフ」で心服して、「ジンジャーブレッド・レディはなぜアル中になったのか」で(?)と思い、「オールディーズ・バット・ゴールディーズ」で快哉を叫び(わが意を得たり)、とても面白いと思った。「水平線ホテル」はとてもよかったね。その後、なぜか見逃し続け…今回もチケットを買い損ねるところだった。だから今日で5回目の観劇なんだね。で、最後の公演なんだね。カーテンコールでのマキノさんの売り込みに押され、パンフレットだけ買ってみた。初めて買ったよ~。このパンフレット、写真はいいけど、中身がないパンフレットだね。500円の値打ちがある文章を書いてほしかった。私はたまたま一人で見に行ったんだけど、隣も隣も隣も一人で見に来てた。みな女性だったけど。若いころは友達と見に来たのかもしれないけれど、本当に好きな人だけが見に来てるんだと感じた。皆単独で来てると集客は厳しいなぁと感じた。さて、芝居である。時空を超えて、時間が前後する話は分かりづらい。また、役者が複数の役を演ずるので、別の役なのか、同じ人の年代が違うだけなのか、把握するのに戸惑う。そんな難点をかかえた台本。マキノさんが出演しているのに戸惑ったけれど、ヒッチコックのまねだと思い、気にしないことにした。キムラさんの芝居巧者ぶりには恐れ入った。万感あふれる思いがあるだろうけれど、芝居に影響はしたんだろうか。芝居としてはいいのか悪いのか、ここで終わりかと思ったあとしばらく続いて終わる内容にいいのか悪いのか、どうなんでしょ。ただまぁ、ラジオの神様の話はグッときたなぁ。だから、いい芝居だったとしときましょうか。ラストなので、もっと感動させて泣かせてもらえて、笑わせてもらえて、感心させてもらえると思ってたけど、そうじゃなかったね。さらりと万感かみしめて、ラストはみんなで演奏。それでいいか。26年間、お疲れ様でした。楽しめる芝居をありがとう。
2010.08.05
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知人が出演しているので見に行った。元来、この手の作品は好きじゃないので敬遠していたのだが、何度も彼女が出演するので、一度くらいはと出かけてみた。「岸田理生に愛され、寺山修司、唐十郎の作品に於いてその存在感を至らしめる異能の女形・野口和彦。日本の演劇界一の悪の華と呼ばれる野口が率いる青蛾館がその25周年記念作品として岸田理生シナリオの映画作品『悪徳の栄え』を劇中劇に引用し、寺山修司原作『青ひげ公の城』を大胆に構成し上演します。」らしい。見てみると・・・一度ならず、二度帰りたくなった。三度目には・・・終わった。これほどひどい舞台を見たのは25年ぶりかもしれない。学芸会や俳優養成所の発表会と同じ、あるいはそれ以下だ。ワークショップの発表会でもこれほどひどくないと思うのだが。見ていて映画『ピーター・グリーナウェイの枕草子』を思い出した。原作がどんなに素晴らしいものでも、換骨奪胎でとんでもない作品になる。今回は劇中劇で岸田理生「悪徳の栄え」を挿話したのが、さらによくなかったのかもしれない。いや、それだけでなく、芝居はよくなかった。演出もよくなかった。小劇場としては広い「座・高円寺1」を使い切れてなかったんだろうなぁ。小さく狭い空間で密度の高い一種独特の雰囲気が生まれるものも、広くなったことで集約できなくなってしまったのかもしれない。初日なのに、初日だからか、セリフのトチリが多かった。それは役になりきれてなかった人が多かったということ。座長(?)の野口和彦がもっとあくが強くでしゃばるのかと思いきや刺身のツマ程度で唯一の見せ場で声がつぶれている(しがわれていた)のは情けなかった。モノローグともいえる長セリフも多く、掛け合いとしての芝居はほとんどなかった。そのモノローグさえ、覚えたセリフを言ってるだけ。これじゃぁね・・・。主役(?)の7番目の妻にしては普通のしゃべりと舞台のしゃべりを使い分けているのだが、演出意図としてやっているのだろうけれど、普通のしゃべりの時は音響にまけて何を言ってるのかがわからないところがあちこちあった。全体としてもテンポがなく、うまく芝居すればあと三十分は短くなる芝居と思える。カーテンコールも客の反応はにぶくパラパラ拍手がなるだけ、アンコールも要求されない幕引きはお粗末な芝居だといっているようだった。
2010.07.01
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「シアター・バビロンの流れのほとりにて」という劇場はなんとわかりにくいところにあるんだろう。というかよく調べないで行ったので迷った。地図はチラシの地図のみ。とても簡略して書いてあるのでわからない。宅配便の人に道を尋ねてしまった。わからなかったけれど・・・(案内板あったけれど、あれじゃぁ不親切だよね)さて、舞台である。やはり・・・なんていうものを見に来てしまったんだろう。アングラのように激しく早口で言い続ける。これは早口言葉か?だとしたら出来てない気がした。一人を除き、口跡が明確でなく、何を言ってるのかがわかりづらい。加えて演出のせいでもあろうけれど、客席に背を向けるわ、音響の音はあがるわ、それに負けない発声をということでがががが、わわわわ、いってるだけに聞えた。ただ、下手ではないのだろうから、というより気迫で見せていたけれど・・・。結局、話はわからず、何を言いたいのか・・・山崎哲さん、こんなんでいいんですか?
2010.06.25
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知人からDMが届いた。彼女の芝居は久しく見ていないので、DMが届くとは思っていなかったが、一年ぶりということで気合も入っているのだろう。まだ、いつとは決めていないが、拝見したいと思う。ではご案内を↓『青ひげ公の城』公演案内◇劇 場・『座・高円寺1』(JR高円寺駅北口より徒歩3分。土・日は快速電車は停まりませんのでご注意ください)◇日 時7/1(木) 19:30~ 2(金) 14:00~☆ 19:30~ 3(土) 14:00~☆ 19:30~ 4(日) 14:00~☆印の回は、終演後にスペシャルゲストを招いてのトークショーがあります♪以上です。
2010.06.08
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豪快な芝居。見ごたえのある芝居。楽しめる芝居。劇団M.O.P.。公演の案内が来ていたので、予約しようと思っていたら、あやうく締め切られてしまうところだった。気づいて、あわてて会員登録をして、いまチケットゲット!!にならず、予約して、セブンイレブンまで引き換えに行かねばならぬ・・・。手間だなぁ・・・。でも、まあこれで見納めだと思うとなんとしても行かねば!今から楽しみである。。。。。
2010.05.26
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扉座の芝居を見に行った。縁あって、中原三千代さんと知り合い、今回も中原さん扱いで受付精算。さて、芝居である。<ネタバレあり>冒頭、六角精児の長い説明セリフがある。なぜこんな説明のいる台本になっちゃったのか・・・横内謙介も腕が落ちたかなぁ、なんて感じました。くだらないギャグやネタ(例えば、フォーカス)をちりばめ・・・。しかし、結果から言えば、良い舞台でした。芝居でした。感動しました。特に感動したのは高橋麻理が父ですというシーンかな。涙滲んじゃいましたね。浪曲なのか講談なのか、旧知の岡森諦と六角精児のラストのくだりはとても良かったと思いました。二時間の上演時間も短く感じられ、あっというまの観劇でした。まわりを固める扉座俳優陣は演じる芝居を見せてくれ、岡森諦と六角精児のふたりは演ずる芝居ではなく、特に六角精児はありのままの彼と感じるほど生き生きと舞台に立ってました。客演の市川笑也(歌舞伎俳優)は所作など芸を見せてくれはしましたが、台本のせいか、彼が主役で光り輝いているとは思えませんでした。ポップスの演奏にクラシックが加わったような、小劇場に歌舞伎役者は融合が難しかったように思います。セリフの言い回しの違いがそれぞれの空気感の違いに出ていたような気がします。でも笑也が出ていなければ、稽古場のシーンは存在感がなくなったでしょうね。今回の演技賞は六角精児か高橋麻理でしょうね。扉座第45回公演扉座人情噺神崎与五郎 東下りかんざきよごろう あずまくだり
2010.05.19
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今日、劇団扉座の中原さんから公演の案内をいただいた。すでに扉座からも届いていたけれど。ミナクルステージにおじゃましようかなと思っている。で、下記にその芝居の案内を。劇団扉座第45回公演「神崎与五郎東下り」ところ:座・高円寺1日:平成22年5月19日~30日詳しくは扉座HPへ劇団扉座へようこそ
2010.04.14
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扉座横内謙介の新作上演だ。ミナクルステージを見に行く。川を模したステージが組まれていて、場面展開なんてあると思わないから、その転換に恐れ入った。さて、物語は川魚あまごの中で川を下り大海に出て、皐月の頃、大魚となってもどってくるサクラマスに地元の人間たちを模して語られる人生悲喜こもごもの話。起承転結はあるんだろうけど、起承転転転・・・といつ結になるんだ~と見ていた。ほどよく(?)感涙し、わずかに涙がにじむ目で観劇したその感想は、中年になったおやじが書いた物語だなと思えた。青春を生きる若者であれば、もっと熱くもっと強く訴えかける手法でせまってくるだろうに。いいんだけど、なんかもっと違う感動がほしかったなぁ。扉座ホームページ
2009.12.02
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先輩が芝居に出る。今日、チラシとお手紙が届いた。せっかくなので、下記に掲載してみる。《柏戸比呂子の世界》「絶涯~死神と夕焼け~」「うちき」の二本立て。9月15日(火)~20日(日)午後二時開演が17日・19日・20日午後七時開演が15日~19日シアター711(下北沢ザ・スズナリ隣?)ハーフムーン・シアター・カンパニーTEL:03-3368-6714先輩は「うちき」に出ます。
2009.09.08
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今日、オーチャードホールにて「コーラスライン」を見てきました。1階10列上手の一番はし。「ブロードウェイ♪ブロードウェイ・・・ 」のオーディションの実録映画を見て、この舞台をぜひ見たいと思った人も多いはず。私もそのひとり。しかし、キャストはリバイバル・ヒットしたブロードウェイのキャストでなく。ツアー・キャストなんです。映画と同じキャストが来日すると勘違いした人も多いはず。音楽(バンドや歌手)で同じ歌唄うけれど本人が来ないなんて事ないし、日本での演劇の地方公演もキャストが変わるということはほとんどないし、チケットを買ってから知って、キャストが違うというのはかなりショックでした。その昔、映画「コーラスライン」を見たときは、大ヒットミュージカルなのに、なんてつまんない作品なんだろうと思った。なかずとばずのマイケル・ダグラスが名を上げた作品だけどね。この「コーラスライン」の良さを、ミュージカルへの情熱を感じさせてくれたのが、ドキュメンタリー「ブロードウェイ♪ブロードウェイ・・・ 」だった。それだけに、映画と同じキャストで見たかったなぁ。舞台はもちろん素晴らしく、見ていて自分もあのステージで踊りたいと思った。十数年前、オペラの助演で出演していたことを思い出すと感慨もあった。いい作品なんだろうけれど、テレビ番組でもこの「コーラスライン」についてみたけれど、ダンサーへのあて書きのところも多く、ハリウッドへ出たブロードウェイスターがコーラスラインのオーディションに応募するくだりは圧巻だった。というか、圧巻のはず。心から訴えかけるセリフは観客の心をゆさぶる。舞台もミラーが彼女用にかわる。ステージでひとり踊る彼女のダンスは素晴らしいはず。だが、私は疑問をもってしまった。もちろん、ダンスが下手なわけはない。しかし、バレエのプリマや世界で超一流をダンサーたちの舞台を見てきた目からすると、ちょっとどうなの?と思えるダンスであった。スポーツで言えば、2軍や3軍が出てきたような感じ。バックダンサーなのだから、それでもいいといえるかもしれないが、かりにもブロードウェイの主役をはったことのある人のダンスである。腐っても鯛である。超一流といかないまでも、一流のダンスを見せてほしかった。思えば、冒頭、演出で下手に踊ったり、ふりを間違えたりすることはあった。それは演出だと分かる。だから、彼女の見せ場の踊りは彼女のダンスだけ感嘆するくらいの素晴らしいものを踊ってほしかったなぁ。また、全員が同じふり踊るとき、足の高さの高低のバラバラな点はいただけない気がした。いい舞台である。思い入れが強くて泣きそうになるけれど、感銘するほどの舞台ではなかった。感銘するほどの舞台に仕上げてほしかったなぁ。
2009.08.23
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大雨であった。突発的集中豪雨の中、初めて赤坂ACTシアターに向かった。降りしきる雨の中、赤坂見附駅から赤坂ACTシアターに向かう人はなく、はたして今日は上演されるのだろうか?なんてことを考えながら、傘を差しているにもかかわらず、下半身ずぶぬれになりながら劇場へと急いだ。赤坂ACTシアターに着くと大勢の観客。入り口に殺到していて、また雨に濡れるしまつ。やっとのことで中に入るも、もうすぐ上演だというのにごったがえしていて、取り急ぎトイレと思っても劇場の一番下にある。作りが悪いなぁと思ってしまう。映画公開時に気に入ってその年の暮れに新宿で見たときはJCBでとったら、前から3列目の席だった。今回もそのように思っていて、座席を確認したところ1階V席。22列目!?ほとんど後ろじゃん!?e+でとったんだよね・・・。観客は圧倒的に女性が多く、前回見たときのように外国人の姿はさほど感じられなかった。あまりに若い人が目立ち、みな多くの人と知り合いのようだったので、TBSかなにかの関係者たちが数多く観劇に来ているのでは・・・と思った。座席の狭さと後ろ過ぎる点と雨での不快感に居心地の悪さを感じながら開演を待った。5分以上押して始まった。アンソニー・ラップが登場してきて満場の拍手と共に客席総立ち、立ってないのはV列では私ともう一人女性だけだった。あまりに乗りのいい観客。聞かせどころでは拍手があまりに早く、歌を十分に聴けない。いったい彼女たちは何を見に来ているのだろうか。聴きにきているのだろうか。楽しんでいることだけは分かるけど・・・。これが「RENT」を見る作法なのだろうか?と数々のミュージカルを見てきた私はついていけない乗りに!????だった。演者の顔も判別できない(よく見えない)席に12,600円も払わせるんじゃねぇと思った。舞台を見ると何がどうなのか、映画ほど詳しく描いていないのでストーリーや登場人物たちの関係性を知らないとついていけないだろうなと思えた。初日だったことは劇場に着いて知ったけれど、初日の異様な雰囲気の舞台よりは「RENT」を良く知らない人たちが見に来る、なんでもない日を観劇すればよかったなと思えた。
2009.08.07
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さて、今日は紀伊國屋サザンシアターに劇団扉座の「新浄瑠璃 百鬼丸~手塚治虫「どろろ」より~ 」を見に行った。再演ということもあるのか、厚木での公演後でもあるのか初日なのに初日を感じさせない仕上がりだった。目立ったのは出だしのセリフを噛みそうになったぐらいかな。(物をはけることに苦労していたけど)。初めてこの「新浄瑠璃 百鬼丸~手塚治虫「どろろ」より~ 」を見たのだが、映画の「どろろ」を見ていて、見るのどうしようかな~って感じだった。扉座の女優さんからいつもの劇場見に来い直電を受け、いってみました。良かったね。行って良かった。おどろおどろしい内容でもあるのでどのように舞台で表現するのか怖いもの見たさ、いや怖いもの見たくない感じだったんだけど・・・。どろろ演ずる山中崇史と百鬼丸の声の高橋麻理が良く、阿佐比の平栗あつみも良かった。もちろん全体的に役者が躍動して演じていて、恐れ入ったねぇ。途中見ていて、映画とは違う描き方で、感じ入ってみていた。ふと、これはシェイクスピアだな、と思った。手塚治虫の原作がそうなのか、横内謙介の台本がそうなのか、天下布武を目論む醍醐景光(有馬自由)が「マクベス」などを想起させ、とても見ごたえを感じた。終盤涙したのはいい舞台だったからだろう。横内謙介ワールドのギャグや笑い(くすぐり)に観客は答え、笑いでセリフが聴き取れないところもあった。いつもながらのみんなで、手作り感もあってよかった。扉座HP
2009.07.08
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さて、今日は飲み会、二次会カラオケ・・・。楽しい週末は終わり・・・。ネタなくおやすみとはいかず、メルマガでタカラヅカ・星組のさよなら公演(宝塚大劇場)が終わったことを知り、久しくタカラヅカを見ていないことに気づきました。退団と同時に、宝塚の地と別れを告げることになるのだろうし、新たな人生は大変な気もします。先日、e+で先行予約したチケットが買えました。映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」を見て、ぜひ生の舞台を見たいと思い、申し込んでいたので、買えて良かった。1階の10列目なので、たぶん顔もはっきりとわかるでしょう。今から楽しみです。
2009.03.13
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昨日、見て来ました。幕間休憩のないノンストップ・ミュージカル、なんて書きたいが、事実休憩はないもののたびたび止まるミュージカルである。小堺一機演ずるナレーターが昔のレコードでミュージカルを振り返るというスタイルで、彼の妄想の世界が彼の部屋の中で繰り広げられるため、彼の解説が入るたびにミュージカルは止まる。役者へのスポットライトは消され、ストップモーションのまま次の展開を待つという、演者としては非常に苦しい芝居だ。冒頭で昨今の演目に対するシニカルな批評をのべていることもあって、逆説かと思えるほど、観客を消沈させる。主役は藤原紀香とうたっておきながら、タイトル・ロール「ドロウジー・シャペロン」は木の実ナナだし、カーテン・コールを見るにつけ小堺一機が主役(座長)のように見えるし、よくわからん。日生劇場の二階席という良くない場所で見たせいもあるが、この二階席は実際四階席みたいなもので、あまりの角度にドンの背景が見えにくいし、上手にいたってはほとんど見えない芝居もあった。これで、一階席と同じ値段だとは許せぬ。半額でも不満だな。このミュージカル、本国では評判を呼んだようだが、非常に難易度の高い芝居で、これを舞台経験(しかもミュージカル)の浅い演者たちで作り上げようとしたところに無理がある気がする。瀬戸カトリーヌが一番ましに思えたくらいだから…。酷評すれば、高校の文化祭でも見ているような完成度だった。とても、プロが興行しているものとは思えない。残念だ…。ドロウジー・シャペロン
2009.01.17
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昨日、NHK教育テレビで見た劇団四季ミュージカル「人間になりたがった猫」。私も勘違いしてしまったんだが、”人間になりたかった猫”ととらえてしまうらしい。事実、そう記載されてネットでもそれでずいぶんとヒットしてしまった。さて、この作品。テレビの延長で始まって、何の話か、どこのミュージカルかもわからず見てしまった。(子供が興味を持ってチャンネルをかえられなかった)話はとても感動的で、人間に興味を持ち、人間になりたがった猫の心の清らかなる事を描いている。和をもって暮らすこと。そのことの大切さを描いている。今の時代、ともすれば勝ち組・負け組競争になっていて、また歯には歯を、目には目を的な政治や宗教、教育、世相が広まっていて、暗黒の世界のような様相を呈している。こじれたイラクの問題も”歯には歯を、目には目を”でアメリカ主導の多国籍軍で攻め入っていなければ今のような事態になっていなかったと思う。やられたらやりかえせ、で攻め入ったアメリカが当地のひとびとから”やられたから、やりかえせ”と思われている。負のスパイラルはやみそうもない。ひるがえってこのミュージカルにも悪政に苦しむ庶民たちが、悪代官的統治者にやられたからやりかえせの行動をとるとき、人間に変身している猫がそれじゃいけないと決死の救出に向かう。クライマックスをちょっと書いてしまったが、なんてことない、大人となってしまった我々みんなが知っていることをあらためて、その重要性を諭してくれているだけ。しかし、そのこと、その昔の”清く、正しく、慎ましく”に通じる教えである。(貧乏で質素に暮らせというんじゃない、豪勢でも公明正大であれということ)ミュージカルの素晴らしさを伝えるべきところ、なんか教訓的になり、いけません。劇団四季のサイトもどうぞ!全国ツアー中です!劇団四季「人間になりたがった猫」
2008.12.24
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扉座の「人生のクライマックス」を見てきた。題名ほどにはクライマックスを感じない芝居だった。ここで終わりかもと思ったら、終わった。さて、今回の芝居、思いつくまま書いてみよう。ネタバレありかも。要・注意!客演:岡田達也。演劇集団キャラメルボックスの俳優とのこと。初めて見る彼の芝居。可もなく不可もなくである。扉座主宰・横内謙介が書いているように、扉座にフィットする役者であろう。私は幕前にパンフで客演と認知していたにもかかわらず、彼を見て彼とわからず、誰だろうこれは、また新人を抜擢したのか?といぶかったぐらい芝居がつたなくみえた。(ひよっとしたらそういう芝居だったのかなぁ)この舞台を自分のものにするほどの熟練のわざもスターのオーラもなく、お芝居していた。それは横内謙介がねらったものだったのか。見終わって、振り返ってみれば、今回の作品は横内謙介ワールドだった。ワールドは芝居ではなく、彼の私生活とでも言おうか。ファッションに興味を持ったオヤジが横内であり、それを有馬自由演ずる岡田役に投影している。誰にみつぐでもない、己のためのファッション。それは通常ありえない発想であるが、そうだとしても意外性だけで心底驚いたり、ビックリしたり、感嘆したりするものではない。みかたによっては何の面白みもない展開である。今回、見どころというか、芝居巧者は犬飼淳治であった。彼の風貌・名前からは想像できない融資係清水役を演じ、みごとなまでの表面真面目人間を演じている。絶妙な芝居に思えた。あと、ワンポイントで登場する杉山良一。いつもどおりチョイ出演かと思いきや、再度の登場ですごみをきかせ、その場面をかっさらっていった。芝居のしどころがあったよう。今回、芝居巧者の伴美奈子や中原三千代や有馬自由に芝居のしどころある場面がなかったのが残念。およそ面白くないマジなシーンで笑い出す女性客(たぶん若い娘)がいたが、個人的に受けるのはいいが、あまりに見当違いなところで笑わないでほしい。芝居の真意をけがすから。今日の芝居だと、横内謙介ワールドが小さくなっていってる気がする。もっと外に出て、冒険ある芝居を上演してほしい。
2008.12.03
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さて、扉座からDMが来ていたんだが、今日は扉座女優の中原三千代さんからお手紙(DM)が来ていた。だから、ちょっと宣伝。たぶん、私は見に行く。劇団扉座第42回公演「人生のクライマックス」作・演出 横内謙介出演:岡森諦 杉山良一 有馬自由 犬飼淳治 岩本達郎 中原三千代 伴美奈子 鈴木里沙 / 岡田達也 ほか2008年11月29日・30日 厚木市文化会館・小ホール2008年12月2日~7日 新宿東口 紀伊國屋ホール「人生のクライマックス」
2008.11.04
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知人から芝居の案内が届いた。その出演者の中に懐かしい顔を発見し、会いたくなって見に出かけた。東松原ブローダーハウスにてコンクラーベの「ファースト・フィナーレ」という芝居。話は創立60周年の記念リサイタルを目前にひかえている室内管弦楽団で外人有名指揮者は帰国してしまうわ、ボヤ騒ぎ(火事)でホールは使えなくなるわ、団員同士などの男女関係だらけだわと問題山積である。果たして公演出来るのか・・・。本番7回目だというのに序盤はセリフのトチリが目立った。満員の観客にも慣れ調子が出てきた後半はほとんどセリフのトチリもなかったと思うが・・・。見所はたくさんあるともいえるし、焦点が絞りきれていないようにもみえる。男女5人ずつ、それぞれがカップルになってしまう組み合わせは男女二人芝居のエチュードを入れ替わり見せられているようで、おもしろくもありおもしろくもない。役者の技量も優劣の差があるように見えた。男性では増田英治の演技がいいし、女性では彼と組んだ森田友美恵が秀逸だ。彼女はスリムだがナチュラルボイスで晴れやかな登場の仕方で男性観客の目を奪う。芝居も堂々としていて非の打ち所がないように見える。不倫に走った金持ち令嬢を演じてグッドである。わが知人は後妻の連れ子である妹と父の死を機会に恋仲になるという設定だが、その後、異母兄弟と判明というなんとも救われない設定だ。小説・小池真理子の「恋」ではないが実兄弟(妹)ということならそれを枷(かせ)とする何かがないと単に奇をてらったとしかいえない。ここは恋心あるが異母兄弟なので兄妹の関係からでることができなかった二人が実は血のつながりがないことが判明し結ばれるとしたほうが良かったんじゃないだろうか、と思った。照明オペレーションと芝居のタイミングが上手くかみ合ってない気がした。(主に暗転)芝居自体は尻上がりによくなってきて悪い舞台とはいえないが、よかったとも言いがたい。「ファースト・フィナーレ」コンクラーベ
2008.09.06
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完成した舞台だった。それは、もともと台本があったから?韓国での本番を終えたから?見所はあった。母親役の中原三千代の演技は圧巻というしかないだろう。みごとだ。しかし、出番がこれだけなんて・・・。六本木ヒルズのテレビ朝日にある多目的スペースumuでの公演だ。外のアリーナスペースでイベントの音響をガンガン鳴らしていたため、予定より30分遅れでの開演となった。芝居小屋でやらないから、こんなアクシデントに遭う。貴重な人生の30分、無駄にしてほしくなかった。下手角から舞台を見た。非常に見ずらいスペースだと思う。前の席に男性に座られた女性なら、とても見にくかったんじゃないだろうか。舞台が近いのはいいことだが、ほんと角度が悪く、役者同士が重なり、身振り手振りの芝居や表情が見えなかったりして、十分に楽しむことが出来なかった。さて、この芝居、主宰・横内謙介が”極めて地味だけど、なぜか玄人筋には断トツで評判が良いという”芝居らしいのだ。その芝居を見たかった。今回はオリジナル・キャストでなく、また、”なくてはならぬ、たず役の伴美奈子”が出演していない。はたして、期待できる舞台に仕上がったのか。完成された舞台だった。しかし、感動はなかった。スペースの問題なのか、役者の問題なのか、演出の問題なのか、それとも、私の問題なのか。スペースでいえば、スクリーンカーテンを巻き上げれば、ガラス張りなので、外が丸見えなのである。上演中、4枚ほど、途中まで、開けていた。道を通るバスなどが目に入る。これは、あえて、カーテンを開けていたのだろうか。疑問だ。道行く人の姿も役者の目に入ったろうに、気が散りはしなかったろうか。主演:キム・ナムヒ。”役を演じるのではなく、役そのものになってしまう憑依型””韓国の北島マヤ”とあるが、どうだろうか。ひとり芝居なら、それも良いかもしれない、まわりとの調和はどうだったんだろうか。主演:犬飼淳治。演技をしている芝居らしさは感じたが、芝居に徹し切れなかったのでは。それは、役としてのセリフ以外にナレーションが入るため。NHKの朝ドラなら、役者がしゃべらずに、ナレーションが入る、その言葉だ。役者はよく、演じている自分を客観視している自分がいるということをいわれるが、役として感情の入ったセリフを言いつつ、独白でないナレーションを入れなければいけない=客観的にしゃべるということで、演技に集中できにくくなってしまったのではないだろうか。オリジナルの芝居を見ていないのでなんともいえないが、劇団自体が若く、観客も若く、人手もなく、役者がナレーションをするというのはそのときある種の効果はあったかもしれない。しかし、今日は、ナレーションだけをしゃべるナレーターがいたほうがよかったんじゃないだろうか。これは、演出にもつながる。イスの配置、カーテンの件、ナレーションのこと。演出として、十分に配慮されてない気がした。また、本来、日本人同士で異人を演じるとき、片言の日本語をしゃべるという方法は当然かもしれない。しかし、今回、異人を異人でキャスティングしたならば、異人っぽいしゃべり方はやめて、ナチュラルな日本語をしゃべらせた方がよかったんじゃないだろうか。その方が、異人であることを否定できる要因が強くなると思うから。昔、大学で入学したての頃、地方出身者が一言もしゃべらなかったことがあった。しゃべると田舎丸出しになるからしゃべれなかったらしい。異人であることを隠すなら、しゃべらないか日本人のように流暢にしゃべるようにするかであろうと思った。私の問題としては、期待しすぎたこと。観客は素晴らしかった。ミナクルステージということもあってか、非常にマナーが良かった。携帯電話がなることもなければ、シーンと静まり返った客席で一時間半の上演中咳をしたのはオヤジが一回だけだった。カーテンコールの拍手も温かく、役者はほっとしたんじゃなかろうか。最後に岡森諦に触れよう。彼は、まったく彼らしい芝居だった。<扉座>
2008.05.16
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本日は、東中野マ・ヤンに二人芝居を見に行った。あす・プロジェクト「動機」作/演出:谷津かおり出演:金谷真希、小野香織小じんまりとしたシャンソニエでの芝居。ピアノ・バーとでも言おうか、その店での芝居。原作をギィ・フォワシィにとっての作品。舞台とは異質な空間での芝居、客席と舞台が一室であることの密度の濃さ。その中で、凛として芝居をやるのはそうとうな根性がいっただろう。企画からすべてを担った金谷真希にとってプレッシャーはそうとうなものだったろうし、芝居以外にやることがやまほどあったんだろうなぁ。というのも彼女を経歴からはおよそありえないほどのトチリ、それもセリフのトチリが数多くあった。いくら緊張したとはいえ、練習不足は否めないなぁ。対する、小野香織にとって芝居初挑戦ともいえる舞台で音楽経験からの舞台度胸とおもえるほど立派な演じ方だった。しっかり練習したんだと思う。受けの芝居の不自然さは経験を積んでいけば大丈夫だろう。40分程度の小芝居。出来も内容もそこそこ良かった。
2008.02.02
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