再出発日記

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2006年03月08日
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カテゴリ: 邦画(05・06)
監督: 塩田明彦 (「害虫」「黄泉がえり」「 この胸いっぱいの愛を 」) 出演: 石田法嗣/谷村美月/西島秀俊/りょう/つぐみ/甲田益也子/水橋研二/戸田昌宏/井上雪子

今回珍しく粗筋を述べながら感想を書きます。岡山では今頃こんな映画しているんです。

母と共にカルト教団"ニルヴァーナ"の施設で生活していた12歳の少年・光一は、教団の崩壊後、関西の児童相談所に預けられた。母の所在は分からず、迎えに来た祖父は妹の朝子だけを引き取り、去ってしまった。母親や妹との再会を願う光一は児童相談所を脱走。偶然出会った由希という少女と共に、東京の祖父のもとへと向かう。

光一の境遇は 「疾走」 のシュウジのそれとよく似ている。社会に捨てられ、親に捨てられ(母親は指名手配中、妹は祖父が連れ去る)味方は父親のDVで逃げてきた同じ歳の少女のみ。ただシュウジと違うのは、光一は15歳ではなく12歳。まだ母親を無条件に信じているし、妹はされ去られただけ出し、味方の女の子は「元気」だ。

12歳が金もなく、京都から東京に行くのは無謀である。けれども光一には「助け」があった。由希には信じてくれて服を貸してくれる友達がいたし、行き倒れになりそうなところで出会った変な大人の女性(りょう)は、母親の素顔を垣間見せて少年たちに交通費を渡す。何とか東京に行くと、祖父の家は「親にも罪」等の落書きがいっぱいで荒れ果て、無人だった。途方にくれていたところで、もと「教団」の仲間に出会う。彼らは助け合い、廃品回収業をしていた。

むかし尊士の供物を食べなかったことで殴ったステージの高かった男(西島秀俊)はいう。「もう神がお前は何者だということは決定してくれない。お前はお前だ。つらいけど、がんばるしかないんだ。」

作業所で少年少女は幾らかの金と祖父の住所と働く楽しさというものを貰う。祖父の家の近くに来たとき、少年は母親たち教団幹部が集団自殺をしたことを知る。ゼツボウの中から立ち上がった光一は、殺そうと思っていた祖父を許し、妹と由希と三人で生きていこうとする。








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最終更新日  2006年03月09日 01時05分57秒コメント(0) | コメントを書く


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