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2007年02月03日
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カテゴリ: 韓国旅行記
2006年 9月7日(木) 10日目


さて、今朝の話から始めよう。

バスで迷う
朝、最初、もうばっちり慣れたと思っていたバスの移動で失敗した。駅から華城(ハァソン)まで、昨日の観光案内で教えられていた39番のバスに乗ったら反対方向に進んでいき、郊外のスーパーマーケットで終点になってしまった。(下りと上りのバス停を間違えた)「この近くのバス停で55番のバスを待て」と車長は言う。ところがバス停を間違えて待てど暮らせど55番のバスはどんどん目の前を通り過ぎる。やっと本当のバス停を見つけて、なかなかバスは来ない。隣でバスを待っている人に聞いたら、「2番のバスに乗り華西駅でおりなさい」とのこと。後で考えると「ハァソン(華城)」と「ハァソヨ(華西駅)」の勘違いだったのだが、運よく2番のバスは華城の八達門へ連れて行ってくれた。まあ、こんな間違いも旅の楽しさではある。

世界遺産。水原の華城
一応、世界遺産の長い長い城壁を観ておこうと思い来た。実は期待はしていなかった。午前中で用は足りる、と思っていたのだが、案外見どころのある世界遺産だった。

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伝統演舞の中に日朝交流を見る
11時から毎日催されているという「武芸24技」を見た。これは1790年に編集した王の武芸集を基にした演舞。まだ 朝鮮通信使 で国交があったときにできたらしく、韓国、中国、日本のチャンポンである。槍はあるは、カンフーはあるは、日本刀を使った演舞もある。日本を真似たとしか思えない、長刀を使った藁切りもある。すぐ近くで幼稚園児が見ているのにもかかわらず真剣演技である。以前にもどこかに書いたが、日本と朝鮮半島がいびつな関係だったのは、4~5世紀の一時と、秀吉の時代と、近代の一時期だけであって、3000年以上の歴史のほとんどは良好な関係が続いていたのではある。日本刀の演舞を見ながら少し不思議な感じがした。

この華城の中に復元されている行宮の中には神聖なケヤキの木があって木に手を当てて祈ると願いが通じるという。木はナムという。南無大師遍照金剛という題目に通じるからであろうか。願い事を書いて木に結びつける。私も真剣に願い事をした。
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美味しい定食屋
行宮から長安門に向かって歩いていく途中の右手に、セルフサービスの定食屋があった。駐車場にずらーとタクシーが並んでいる。地元のタクシーの運ちゃんの昼食場なのだ。世界の公式だと思うが、このような店に外れはない。皿に好きな食材を入れ、好きなご飯(五穀米にした)をつぎ、ほかにスープと肉がついて4500w。おかずもすべて美味しかった。特にパジャン(お好み焼き)。しっかりと青ねぎが入って分厚く、大変美味しかった。名前を失念した。○○食堂(シクタン)だった。

武器とはなにか
東将台では弓の試射をすることが出来た。5本で1000w。初めて弓を射る、ということをした。おじさんが丁寧に教えてくれる。左手で弓をしっかりと持ち、右手で矢を番えて親指でとめ、しっかり引いて、手をパーにして放す。そんなに力を入れて引いたわけではないのに、30mから40mぐらい飛んで的に(真ん中ではないが)5本中と3本突き刺さった。矢が手から離れて生き物のように飛んでいくのは異様な快感がある。古代、これを手にした男たちは、確かに新たな「力」を手に入れた、と思ったに違いない。矢の先は単なるプラスチックだったが、それでもやわらかくできた的には深々と突き刺さっていた。これがもし石矢だったら、進化して鉄矢になったら、戦いはどのように変化したのだろうか。武器は人間の「力」(あえて暴力とは言わない)を倍化、時には数百倍化、数億倍化(核兵器等)する。武器は必ず進化する。矢が弓から離れたとき、私はその進化の源にふれたような気がした。
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押しの強い商売屋
昨日でついに時計の代わりに使っていた携帯のバッテリーが切れた。110wの変換機を水原で探したのだが、結局なかったので、仕方なく1万wで腕時計を買う。「この乾電池何年動きますか?」「10年」栄洞市場のアガシ(お姉ちゃん)は少し自信なさげにけれどもきっぱりとそう言う。「本当~(チョンマルヨ)?」しかし背に腹は代えられない。この旅の間だけでも動けばいいのだ。散財をした。(今も順調に動いている。1分の遅れが出ている。)

水原からソウルに行く途中の出来事は ここ で書いている。

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宿は大元旅館
今日の宿は有名な大元旅館に決めた。部屋泊りも出来るのだが、予算上ドミトリーにする。寝台列車のような寝床で一泊15000wと、高めではあるのだが、主人が気のいい方であるということと、洗濯サービス(1000w)、お湯の出るシャワーが決め手になった。交通の便もいい。この旅館は今までのセオリーと違い、周りが旅館街ではない。二階もない。中庭があるから、おそらく普通の民家を改良したのだろう。

後でわかるのであるが、日本のパックバッカー(旅人)が集う拠点なのでいろいろと交流ができて楽しかった。ソウル滞在中は日記が簡単になるけれども、日記を書く時間がなくなるくらい夜遅くまで話し込んでいたということです。

ドミトリーの同室の一人は19歳の朝鮮語専攻生のO君。初めての韓国らしい。いいなあ、若いなあ。

1,000(キムパブ朝食) 900(コーヒー合計三杯) 1,000(コインロッカー) 850(バス代) 850(バス代) 1,000(入場料) 4,500(昼食代) 1,000(弓) 10,000(時計) 850(バス代) 1,400(地下鉄) 3,000(喫茶でコーヒー) 15,000(宿泊代) 1,000(洗濯) 8,000(本) 5,000(夕食、中華店で本格的なジャージャー麺を食べる)

追記
迷惑TBがたくさん着いてきていますが、今回に限り削除せずに晒しておこうと思っています。TBを頂ける方は明日も韓国旅行の記事を書きますので、そちらのほうにしてください。

なぜ晒すのか
ひとつは、普段は6つか10個ぐらいの迷惑TBしかこないのですが、今回25も来ました。内容から同一人物から来ているみたいです。迷惑TB最高値ということで 記念です (^_^;)

Last updated 2007.02.03 14:10:31で、
彼(彼女)からTBを頂いたのが
2007.02.03 14:39:47で、最後は
2007.02.03 15:11:05
です。記事を書いて約30分後に早くも内容を察知して、約30分もかけてTBを送るという彼(彼女)の、 心の品性 TB自体は全然困りません。 彼(彼女)はどのような仕組みで、どのくらい時間をかけてやっているのでしょうか。いつか、こっそり教えていただけると嬉しい。ともかく、そのようなことが「分かる」TBということで晒しておこうと思います。
みなさん、くれぐれも見に行かないように。 履歴から迷惑TBがやってくる恐れもありますし、最近はホームページを見ただけでウィルスに罹るやり方もあるそうです。  





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最終更新日  2007年02月03日 14時10分31秒
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