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2007年12月23日
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カテゴリ: 邦画(07)
「河童のクゥと夏休み」 三位 「それでもボクはやってない」 だった。この映画祭は数ある映画祭のなかで最も早い時期のもの。毎日映画コンクールやキネ旬、ブルーリボン賞などはまだ納得性があるが、日本アカデミー賞だけは毎年納得していないであろう、多くの映画ファンにとり、この朝日のは評論家の選考ではあるが、まあまあ納得性があるものである。

悔しかったのは、私がぼろくそにけなした 「長江哀歌」 が一位になったことではない。日本映画十本のうち私が鑑賞したのは、上位二位三位だけで、あと八本は全て未鑑賞だったことだ。今年は去年より少しだけ忙しくて、少しだけ見る本数が減った。そのギリギリのところで、観るのを諦めた作品が上位に来ているのが悔しい。特に日本映画は山下淳弘監督のが二本も入っていて、コケッコーはまだDVDがレンタルしていなかったので借りれなかったが、四位の「松ヶ根乱射事件」をDVDで見た。うん、なるぼど、傑作ではないが、心に残る作品だった。納得した。

監督: 山下敦弘
出演: 新井浩文 / 山中崇 / 木村祐一 / 川越美和 / 三浦友和 / キムラ緑子 / 烏丸せつこ / 西尾まり / 安藤玉恵 / 康すおん / 光石研 / でんでん

舞台は90年代初頭頃。とある田舎町・松ヶ根で警察官をしている光太郎は、事件という事件のない退屈なこの町にウンザリしていた。実家は畜産業を営んでいるのだが、ぐうたらな父親・豊道は近くの床屋に居候中。そんな所へ流れ者のカップル、みゆきと祐二が松ヶ根にやってきた。何か訳ありっぽいこの二人の出現をきっかけに、ひき逃げ、金塊騒動、ゆすり、床屋の娘の妊娠と、平穏な町の平和に波風が立ち始めるのだった。(goo映画より)

最初、「多少脚色していますが、基本的には全て私が見聞きした「実話」です」と言う意味のキャンプションがはいる。日本映画には珍しいことではある。



だからラストの乱射事件はシュールだった。なるほど、これがあるから四位に選ばれたのかな、とも思った。

「ゆれる」 で田舎の町で田舎に嫌気が差ししている嫡男を演じた香川照之を思い出した。あの映画もそうだったが、高度経済成長期の昔の田舎の現実と現代のそこそこの町になっている田舎の現実は違うのだ。現代は既に東京に出て行っても夢がないことは知っている。けれども、田舎にも夢がない。街の誰もが知り合いで、少々の犯罪はかばいあう。逃げ場がない田舎と言うのは都会とはまた違った苦しさがあるのかもしれない。





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最終更新日  2007年12月23日 11時11分12秒 コメント(2) | コメントを書く


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