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2008年06月20日
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カテゴリ: 中江兆民
NHK大河ドラマ「篤姫」が好調なのだそうだ。視聴率20%超えがもう10回も続いているらしい。やっぱり宮崎あおいちゃんの魅力によるところが大きいのでしょうね。(←ミーハー的なファンです)

ところで、昨日久しぶりに中江篤介こと 中江兆民関係の記事 (私は左に「中江兆民」とカテゴリーまで設けている)を書いて思い出したのであるが、私はかねがね大河ドラマの企画としてぜひとも主人公として扱って欲しい、人物と時代がある。それは江戸末期から始まり、日清戦争で列強の仲間に入り自由民権運動が衰退し、社会主義運動が起こるまでの時代を生きた中江兆民の生涯を大河ドラマとして扱って欲しいということである。

「篤姫」が幕末を従来と違った視点で取り上げて成功したのと同じように、この大河も非常にユニークな視点を持つものとなるのは明らか。そしてあまり知られていないが、兆民は本当に波乱万丈、いろんな人物と接点があり、しかも、時代時代の節目にいつも顔を出している点で非常にビジュアル向きなのである。

少年時代は土佐勤皇党の顛末を身近に見、
長崎留学時代は坂本竜馬の小間使いをし、
江戸に出たら明治維新の真っ只中。大久保に掛け合って留学を実現。
そして昨日の記事にあるように、「自由民権運動」の生きたエッセンスを誰よりも吸収する。この留学時代に馬場辰井、西園寺公望などと交友を結ぶ。この西園寺は非常に面白い人物で、兆民と謀って自由民権運動の最右翼の雑誌を創刊したかと思うと、桂園時代といわれる首相も経験する。
日本に帰れば、一般には知られていないが、勝海舟と相談しながらクーデター計画まで考えていた。

そして自由民権運動の中心にいつも座る。
憲法が発布したときにその価値と利用のと方を一番知っていたのは彼のはずだった。
彼は議員としてトップ当選したのに、大同団結運動に失敗すると、すぐに議員を放り出す。
その後右翼団体にも顔を出したりする。
一方で、弟子に社会主義者の幸徳秋水を持つ。
喉頭がんで余命一年半といわれたときには、最期の輝きを示して、見事な生き方をする。

憲法問題が活発になる再来年、
ぜひとも大河ドラマ「篤介」を企画してもらいたい。





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最終更新日  2008年06月20日 22時42分11秒
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