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2010年06月14日
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カテゴリ: 邦画(09~)
オランダVSデンマーク戦が終わりました。カメルーン戦が始まるまで急いで書かせてもらいます。昨日の日曜は月一回の映画サークルの『語る会』でした。時間の半分は、元スポーツ実況中継もしたこともあるアナウンサーもいたこともあり、今年のW杯で終始してしまいました。

『強かったねえ』
『アルゼンチンにさえも勝てるのではないくらい強かったよ
日本が二盾を食らったのも当然だね』
『日本はどうしようもないね』
『今年は本当に盛り上がらないねえ』
『早く代表が決まったのがいけなかったのではないかな』
‥‥‥とまあ取り留めのない話でした。



『告白』
原作未読なのですが、こんな内容の作品だったんですね。
中島監督はいつも『内なる痛み』をカラフルにエンタメとして描き続けてきましたが、監督の好きな素材だとは思います。

監督・脚本 : 中島哲也
原作 : 湊かなえ
出演 : 松たか子 、 岡田将生 、 木村佳乃

でもやっぱり私には響かない作品でした。中心人物の14歳の中学生三人が圧倒的な演技力を持っていたとしたら、素晴らしい心理サスペンスが出来たかもしれません。彼らはよくがんばってはいましたが、結局ストーリーをなぞるのが精一杯のように感じました。彼らに複雑な心理描写は無理でした。そもそも監督でさえ分っているのでしょうか。14歳の中学生という"怪物"の正体を。中学生の彼らに殺人者の心理を演じて見ろというほうが無理なのかもしれません。

この映画でくっきり描けたのはやっぱり松たか子の"悪意"です。母性を殺された女の"悪意"は十二分に描けていました。しかし、反対に言えばそれだけ。ありふれた母性の悪意のみが描けたエンターテイメントな『暗い映画』だったわけです。

小説としてならば面白かったのかもしれませんが、映画としては私は中途半端に感じたのでした。

そろそろカメルーン戦が始まります。と、言うわけで今日はこの辺で‥‥‥。





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最終更新日  2010年06月14日 22時44分20秒
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