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2010年12月22日
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カテゴリ: 邦画(09~)
私は原作を読んだことはない。これからも一生読まないだろうと思う。私には必要が無いからではない。嫌いだからだ。それ以外の何の理由があるだろう。

01ノルウェイの森.jpg
監督 トラン・アン・ユン
出演 松山ケンイチ (ワタナベ)
菊地凛子 (直子)
水原希子 (緑)
高良健吾 (キズキ)
霧島れいか (レイコ)
玉山鉄二 (永沢)
初音映莉子 (ハツミ)



映画を見た。光と色が、ここまで美しいと、私は今まで世界の何を見てきたのかという気にさせられる。美術は素晴らしい。1969年はいまや歴史なのだとつくづく感じる。

映画を見た。愛する人を喪くすということ、愛する人を残して死ぬということ、愛する人を傷つけるということ、傷つけられるということ、セックスと愛するということの関係、それらは日常的に起こりうることだけど、みんなひとつづつ違っていて、人は起こった後にそのことを多くは学ぶ。けれども、それは次の悲しみの予習にはならない。

この映画では三人の自殺する男女がいる。四人の生き残る男女がいる。その両者を分け隔てるものは何なのか。想像は出来るけど、言葉にすればあまりにも陳腐なものになりそうなのでいわない。おそらく言葉には出来ないのだろう。

ワタナベと直子の二回目のセックスのとき、二人は出来なかった。直子は混乱して、ワタナベに帰って!とこの映画で二度しか出てこない大声を上げる。そのことの意味はなんだったのだろう。私はやっとワタナベがキズキの位置まで昇格したからだと思った。だから、ワタナベが帰らずに直子を抱きしめたのは唯一の行為だと思ったのである。
「これは精神的なものだから、だんだんとよくなるよ」
あとで、ワタナベは直子をそのように説得する。そして一緒に暮らそうと提案するのである。
結果、直子はこの説得で死を選んだようなものだ。
ワタナベはそのことで死ぬような後悔をしたに違いない。けれども、男としてあれ以上の何が出来たというのだろうか。私には決して理解できない世界である。

けれどもこの手の傷つけあいは一生のうちで何度も何度も起こるのだろう。

ここの登場人物全員に私は共感できない。この映画は力作だと思うけれども、嫌いな映画である。

ひとつ原作を読んだ人に聞きたいのだけれども、(まったく作品内容に関係ないけれども)直子の20歳の誕生日のときに、ワタナベがプレゼントしたものはレコードのように思えたけれども、あれはビートルズのレコードだったのだろうか。そして、それを直子は最後まで持っていたのだろうか。






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最終更新日  2010年12月22日 09時04分53秒
コメント(18) | コメントを書く
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Re:「ノルウェイの森」(12/22)  
この本、長男から借りて読み始めました。心の内面を描いているのだろうが、ナイーブな感受性を持ち合わせていないようで、つまらなすぎて途中離脱してしまいました。他に2冊、村上春樹のを長男から借りたけど、いずれも離脱。僕にはどこが面白いのか不明の作家になってしまいました。 (2010年12月22日 13時00分52秒)

Re:「ノルウェイの森」(12/22)  
magomago55  さん
昔、発売当時に上下2巻買って読みました。ビートルズを聴きながらね。今、思い出しても全く見事に何も残っていない。そんな本も珍しい(笑)。その後の氏の作品は世間での評価は高いらしいが、私も嫌いです。絶対に手を出すことはないですね、これからも。 (2010年12月22日 14時20分54秒)

Re:「ノルウェイの森」(12/22)  
嫌いなものは「嫌い」とはっきり書かれるKUMAさんステキです!!
最近、読者の顔色伺ってうやむやと言葉を濁すブログばっかでため息ついてたところへ、歯切れの良いサクサクバッサリと否定的な言葉を言い切られるKUMAさんの潔さ、ステキです!
ところであじゅんま、この評価を読んで、今まで長編だから面倒だと見向きもしなかった「ノルウェーの森」が読みたくなりました^^;
あまり関係はないのですが、ノルウェーは元々ワタシの一番好きな場所。
行くには経費かかり過ぎなのでなかなか行けず韓国辺りで満足しているのですが、数年に1回は是非とも行きたい国なのでアリマス!!
心理戦を読み解くのはあじゅんま得意分野でもあり、長編だけど挑戦してみよっか…
(2010年12月22日 15時11分09秒)

Re:「ノルウェイの森」(12/22)  
ヨーコ さん
は~い!原作を読んだ者です。しかも村上春樹本ファンの者です。しかも松山ケンイチファンの者です^^

でも質問には答えられない。すっかり忘れてしまっています。読んだのは20代ですもの。しかもファンというのに本持ってないし。
映画は見る予定はないんです。なんだかしつこそうな監督^^;なのでちょっと興味はあるんですけど・・・。
村上春樹嫌いという人多いんですよね~。それ聞くと嬉しい,ヘンなファンです。 (2010年12月22日 20時37分25秒)

Re:「ノルウェイの森」(12/22)  
原作にレコードをプレゼントする件はなかったように思います。
菊池凜子の眼の動きは、彼女の精神状態を表すものでしょう。でも、水原希子の眼の動きは印象に残ってないです。
(2010年12月22日 21時28分40秒)

こんばんは  
KLY さん
この映画のために原作を読み始めて30ページぐらいで止めました。理由はつまらないから。で、映画を観たら何やら良く解らないというのが正直なところでした。読んで無くてもダイジェスト的なんは解りましたしね。
で、結果原作を渋々読み始め読みきりました。頭の中で松ケンやら凛子ちゃんやらが演じてくれたので最初より大分読み易くなったのはこの映画のおかげでしょう。(笑)
ハッキリ言ってこれエロ小説です。レイコさんとかもそんな話ばっかり。出版された当時を考えたら、村上春樹がこんだけエロ小説書いたら話題にはなるだろうなと。そう思いましたよ。でもやっぱり話はつまらないと思いました。

ちなみにレコードの件、ももたろうサブライさんが仰るとおり原作にはないです。 (2010年12月22日 23時22分24秒)

Re[1]:「ノルウェイの森」(12/22)  
KUMA0504  さん
のりまきターボさん
>この本、長男から借りて読み始めました。心の内面を描いているのだろうが、ナイーブな感受性を持ち合わせていないようで、つまらなすぎて途中離脱してしまいました。他に2冊、村上春樹のを長男から借りたけど、いずれも離脱。僕にはどこが面白いのか不明の作家になってしまいました。
-----
途中挫折組なんですね。今回、驚いたのは、あまり日ごろ本を読んでいない人でもこの本だけは読んでいるという人が、ちょくちょくあったことです。びっくりです。ベストセラーというは伊達ではないです。

コメント見てびっくりしたのは、私の一番最初のパラグラフにみんな刺激されてコメントを送ってきてくれたこと。それが悪いというのではないのですが、今回の記事の意図は「村上春樹が嫌いな私はこれからも原作を読むことは無いが、映画を見て力作だと思ったけど、この映画は嫌いだと思った。その根拠はこれこれです。ちなみに原作を読んだ人は私は原作を読まないので少し教えて」ということであって、あくまでも映画に対しての評価を書いているわけです。村上春樹の本に対しては、実際に読まない限りは評価はできないと思っています。ただし、これは私の持論なのですが、「好きか、嫌いか」に関しては、根拠は要らないと思っています。なぜか、ということになると、長くなるので省略します(^^;)

というわけで、みなさんの小説自体に対するコメントには「いっしょですね」という相槌は打てるけど、コメントを返せないのです。あしからず、ご了承ください。

(2010年12月23日 08時13分52秒)

Re[1]:「ノルウェイの森」(12/22)  
KUMA0504  さん
magomago55さん
こんにちは。
>昔、発売当時に上下2巻買って読みました。ビートルズを聴きながらね。今、思い出しても全く見事に何も残っていない。そんな本も珍しい(笑)。その後の氏の作品は世間での評価は高いらしいが、私も嫌いです。絶対に手を出すことはないですね、これからも。
-----
前コメントの続きです。
さて、そうはいっても私の最初のパラグラフに反応したのは、おそらく私の(ちょっときどった)文の書き方にあるのは間違いないでしょう。

そういう意味では、改めてこの映画のテーマ(であろう)「心のすれ違い」について、「難しいなあ」と思うわけです。直子も、ワタナベの言葉を聞いているようで、やっぱり聞いていなかった(のでしよう)。最初のパラグラフだけを聞いていて、言葉全体が理解できていなかった(のかもしれません)。それは直子のせいばかりではなく、やっぱりワタナベの責任でもある(のでしょう)。そういう心のすれ違いは日常的にあるけれども、時には直子のように決定的なところまで行くことがある(のかもしれません)。私が直子のように自殺を選ばなかったのは、(たぶん)私が鈍感だからです。でも、ワタナベに(倫理的な意味で)責任があるのだと私は(頭では分かっていても)認めたくないのです。これも、私がこの映画を嫌いなひとつの理由です。

私はわりと断定的で小理屈的な書き方をする(今もそうです)のですが、それが時々人を傷つけることがあることを、鈍感なので気がつきません。それから、わざと行間を読ませる、持って回った書き方(最初に枕ことば的な話を入れて終わりに書きたい事を入れる)をするのが私の文の特徴なのですが、それが時々誤解を生むことも多いのです。今回( )つきで書いてみた所以です。やっぱり読みにくくなりますよね。難しいです。
(2010年12月23日 08時16分12秒)

Re[1]:「ノルウェイの森」(12/22)  
KUMA0504  さん
たそがれちえぞーさん
こんにちは。
>嫌いなものは「嫌い」とはっきり書かれるKUMAさんステキです!!
>最近、読者の顔色伺ってうやむやと言葉を濁すブログばっかでため息ついてたところへ、歯切れの良いサクサクバッサリと否定的な言葉を言い切られるKUMAさんの潔さ、ステキです!
>ところであじゅんま、この評価を読んで、今まで長編だから面倒だと見向きもしなかった「ノルウェーの森」が読みたくなりました^^;
>あまり関係はないのですが、ノルウェーは元々ワタシの一番好きな場所。
>行くには経費かかり過ぎなのでなかなか行けず韓国辺りで満足しているのですが、数年に1回は是非とも行きたい国なのでアリマス!!
>心理戦を読み解くのはあじゅんま得意分野でもあり、長編だけど挑戦してみよっか…
-----
いやいや、普段は好き嫌いはあまりなくて、さくさくスパッと言わずにぐじゅぐじゅしているんですよ。(ぐじゅぐじゅ小理屈を捏ねるということはあります)
でも、この記事を読んで、本を読みたくなったというのは、大変嬉しいです。この映画評に写真が着いているという意味は、実は作品としてお勧めという意味なんです。私の映画評、お勧めではない作品にはすべて写真とか動画とかはついていません。

ノルェーには私も行ってみたいです。ハードルはとても高いのですが、たぶんちえぞーさんとは違う興味関心があって、見てみたいものが沢山ありそうです。 (2010年12月23日 08時17分24秒)

Re[1]:「ノルウェイの森」(12/22)  
KUMA0504  さん
ヨーコさん
>は~い!原作を読んだ者です。しかも村上春樹本ファンの者です。しかも松山ケンイチファンの者です^^

>でも質問には答えられない。すっかり忘れてしまっています。読んだのは20代ですもの。しかもファンというのに本持ってないし。
>映画は見る予定はないんです。なんだかしつこそうな監督^^;なのでちょっと興味はあるんですけど・・・。
>村上春樹嫌いという人多いんですよね~。それ聞くと嬉しい,ヘンなファンです。
-----
わーい、やっと原作読んだ人からコメント来た。
……と思ったんですが、残念です~(^^;)
この記事かいて、嫌いだ、というとこれだけ賛同を得られるのだからそうなんでしょうね。
一方では、「読んだ」という人も非常に多い。要はそれだけ影響力のある人ということなんでしょう。
……と考えると、やっぱり読んでおいたほうがいいのかな、ともおもったり。うんにゃ!ぶるぶる、男子不覆一旦宣言、意地です。
映画はお勧めです。前作は評判が悪かったそうですが、私はこの監督初めて。とても丁寧に作っていました。もとは3時間あったのを2時間半に縮めて、それをさらに日本公開に向けて15分縮めたようです。だから、いろんな「飛躍」があるのですが、原作読んだ人はそれを脳内で補完できるだろうし、私は「飛躍」自体が刺激的でした。松ケンなりきっていました。
(2010年12月23日 08時18分31秒)

Re[1]:「ノルウェイの森」(12/22)  
KUMA0504  さん
ももたろうサブライさん
>原作にレコードをプレゼントする件はなかったように思います。

ありがとうございます。
あまりにも、意味深だったので絶対ビートルズだと思ったんですが‥‥‥。もし、死ぬときまでそのプレゼントを持っていたならば、ワタナベへの愛が本物だったということにもなると思ったのです

>菊池凜子の眼の動きは、彼女の精神状態を表すものでしょう。でも、水原希子の眼の動きは印象に残ってないです。

そうなんです。最初菊池凛子の目が動くを見て、私もそのように感じて、以後目の動きに注目していたら、水原希子も動いていたので、女性とはあんな至近距離でも男を観察するものなのかなあ、と思ったのです。もしかしたら、水原の演技ミスかもしれませんね。 (2010年12月23日 08時21分09秒)

Re:こんばんは(12/22)  
KUMA0504  さん
KLYさん
>この映画のために原作を読み始めて30ページぐらいで止めました。理由はつまらないから。で、映画を観たら何やら良く解らないというのが正直なところでした。読んで無くてもダイジェスト的なんは解りましたしね。
>で、結果原作を渋々読み始め読みきりました。頭の中で松ケンやら凛子ちゃんやらが演じてくれたので最初より大分読み易くなったのはこの映画のおかげでしょう。(笑)
>ハッキリ言ってこれエロ小説です。レイコさんとかもそんな話ばっかり。出版された当時を考えたら、村上春樹がこんだけエロ小説書いたら話題にはなるだろうなと。そう思いましたよ。でもやっぱり話はつまらないと思いました。

凄いですね。そんな短時間に読んだんですね。それでやっぱり、映画の印象と同じだったというのが面白いですね。私は映画はエロ小説だとは思いませんでした。でも原作の方は、純粋に「濡れない」ということだけで直子は自殺を選んだのでしょうか。それだとしたら陳腐です。

>ちなみにレコードの件、ももたろうサブライさんが仰るとおり原作にはないです。
-----
ありがとうございます。
ビートルズの歌が一回しか出ないのは、著作権の問題とはいえ、残念です。 (2010年12月23日 08時24分04秒)

Re:「ノルウェイの森」  
lalameans さん
「ノルウェイの森」上下巻は発売当時に読んで、その心地よい雨の日のような静かな世界にはまり、以後村上春樹ファンになったのですが、当時つきあっていたコは、読み始めてすぐ眠くなるので読むのを断念したと言っていたのを思い出しました。しかし案外村上春樹嫌いが多いことにビックリするとともに(ボクは龍が嫌いですが)、映画の評判も、特に村上春樹ファンに評判が悪いみたいなので、これは観て自分の目で確かめておかねばと思いました。そしてKUMAさんの歯切れのいい日記の影響で、ますます観る気になってきました、ありがとうございます。今年中に観れたらなと思います。 (2010年12月23日 08時53分21秒)

Re[1]:「ノルウェイの森」(12/22)  
KUMA0504  さん
lalameansさん
>「ノルウェイの森」上下巻は発売当時に読んで、その心地よい雨の日のような静かな世界にはまり、以後村上春樹ファンになったのですが、当時つきあっていたコは、読み始めてすぐ眠くなるので読むのを断念したと言っていたのを思い出しました。しかし案外村上春樹嫌いが多いことにビックリするとともに(ボクは龍が嫌いですが)、映画の評判も、特に村上春樹ファンに評判が悪いみたいなので、これは観て自分の目で確かめておかねばと思いました。そしてKUMAさんの歯切れのいい日記の影響で、ますます観る気になってきました、ありがとうございます。今年中に観れたらなと思います。
-----
ありがとうございます。
村上春樹ファンはどう作ってもイメージが壊されるところがあるのではないかと思います。
評判の悪いレイコの描写にしても私は納得しました。
ハツミの出番は少しですが、とても深い余韻に浸りました。
それでも彼らに共感できないのは、ひとえに私の問題です。 (2010年12月24日 11時19分03秒)

http://drupal.cre.jp/blog/24  
鍼原神無〔はりはら・かんな〕 さん
こんにちは。はじめまして。

ご挨拶が遅くなりましたが、Drupal.cre.jpとの、TB交換、ありがとうございました。

プレゼントは、形状からレコードだろうと思えます。ワタナベくん、レコード店でバイトしてたし。
アタシは、往くまで持ってたと思いますけど。これは映画を観た人それぞれの受け止めに委ねられてるかな(??)。

菊池凛子さんの瞳がキョドるとこは、はじめ動きが大きく、精神が不安定になってることや、キズキのことを思い出させるワタナベを直視しづらい様子の描写になってる感じで、アタシいいと思いました。逆に言うと、直子の視線が安定してる場面は、キャラクターの心理も落ち着いてるんだと思います。
(緑の方はどうでしょう??) (2010年12月25日 06時54分48秒)

Re:http://drupal.cre.jp/blog/24(12/22)  
KUMA0504  さん
鍼原神無〔はりはら・かんな〕さん
>こんにちは。はじめまして。

>ご挨拶が遅くなりましたが、Drupal.cre.jpとの、TB交換、ありがとうございました。

こんにちは、初めまして。

>プレゼントは、形状からレコードだろうと思えます。ワタナベくん、レコード店でバイトしてたし。
>アタシは、往くまで持ってたと思いますけど。これは映画を観た人それぞれの受け止めに委ねられてるかな(??)。


そうでした。レコード店でバイトしていましたね。
ありがとうございます。

>菊池凛子さんの瞳がキョドるとこは、はじめ動きが大きく、精神が不安定になってることや、キズキのことを思い出させるワタナベを直視しづらい様子の描写になってる感じで、アタシいいと思いました。逆に言うと、直子の視線が安定してる場面は、キャラクターの心理も落ち着いてるんだと思います。
>(緑の方はどうでしょう??)
-----
菊池凛子に関しては私もそう思いました。その意味で大変感心したのです。だからこそ、緑も注目したのですが‥‥‥。 (2010年12月25日 08時34分32秒)

なぜ  
牛車 さん
読んだことが無いのに、何で「嫌い」ですか?
私もこの本嫌いだけど、読むまでは嫌いか好きかわからなかった。
不思議です。 (2010年12月27日 01時02分32秒)

Re:なぜ(12/22)  
KUMA0504  さん
牛車さん
>読んだことが無いのに、何で「嫌い」ですか?
>私もこの本嫌いだけど、読むまでは嫌いか好きかわからなかった。
>不思議です。
-----
こんにちは、やっぱり疑問に思いますよね。
勘違いしないでもらいたいのは、嫌いということは、この本に対して評価をしているということではないのです。
人は「一目ぼれ」ということが出来る動物です。反対に「一目嫌い」も出来ます。何故出来るかと言うと、人は「理屈」とかで左右されないその人が生涯をかけて築き上げてきた「価値観」を持っているからです。価値観がもし変わるようなことがあるときは、それは知識ではかわりません。もっと大きな「何か」が必要なのです。
常識では忘れたほうがいいと誰でも思う永沢のことをどうしてハツミは忘れることが出来なかったのでしょうか。たぶんそういうことではないかと思うのです。
何故嫌いかということは、「私は恋愛小説が嫌いだ」とか「あのスタリッシュな本の装丁がが嫌いだ」とか色々理屈を言うことが出来るかもしれないけど、もっと直感的なものなのです。
私はこの本自体を評価していないということを、この記事全体で表現したつもりだったのですが、人は公衆面前で「嫌いだ」というと「評価」だと勘違いするということをあまり勘定に入れていませんでした。だからこんなに本の評価自体に関するコメントが来たのだと思います。ちょっと書き方をまずったかな、と思っているところです。

(2010年12月27日 08時50分47秒)

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