再出発日記

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2021年09月12日
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カテゴリ: 洋画(12~)
8月残りの3作品。8月は面白い作品は多かった。


「ドライブ・マイ・カー」

実はどこが良いのか、よくわからない。
普通の「喪失感」の描写のような気もする。

ただ、ドライバーの褒める点は、私自身の仕事の見直しになった。実際、急発進や急ブレーキなどを一切感じさせずに運転するのは至難の業なのである。

ラストは、どう考えても「プレゼント」されたとみるべきか。

見どころ
村上春樹の短編小説を原作に描くヒューマンドラマ。妻を失い喪失感を抱えながら生きる主人公が、ある女性との出会いをきっかけに新たな一歩を踏み出す。『寝ても覚めても』などの濱口竜介が監督と脚本を手掛け、『きのう何食べた?』シリーズなどの西島秀俊が主人公、歌手で『21世紀の女の子』などで女優としても活動する三浦透子がヒロインを演じ、『運命じゃない人』などの霧島れいかや、『さんかく窓の外側は夜』などの岡田将生らが共演する。

あらすじ
脚本家である妻の音(霧島れいか)と幸せな日々を過ごしていた舞台俳優兼演出家の家福悠介(西島秀俊)だが、妻はある秘密を残したまま突然この世から消える。2年後、悠介はある演劇祭で演出を担当することになり、愛車のサーブで広島に向かう。口数の少ない専属ドライバーの渡利みさき(三浦透子)と時間を共有するうちに悠介は、それまで目を向けようとしなかったあることに気づかされる。


西島秀俊(家福悠介)
三浦透子(渡利みさき)
霧島れいか(家福音)
パク・ユリム(イ・ユナ)
ジン・デヨン(コン・ユンス)
ソニア・ユアン(ジャニス・チャン)
アン・フィテ
ペリー・ディゾン
安部聡子(柚原)
岡田将生(高槻耕史)

スタッフ

監督・脚本 濱口竜介
脚本 大江崇允
音楽 石橋英子
プロデューサー 山本晃久
撮影 四宮秀俊


2021年8月21日
シネマ・クレール
★★★★



「ザ・スーサイド・スクワッド 極悪党、集結」

彼らはいつからこんなに「反権力」になったんだろ。
でも嫌いじゃない。いや寧ろ好きかも。

ピースメーカーが、秩序のためならば犠牲を厭わない「信念」の下に、軍の中の「正義者」を裏切る。それでも、悪物は「仲間」を助けるために、ピースメイカーをやるという構図が、如何にもアメリカ。

ハーレークイーンの「譲れない点」が、そうは言っても「当たり前」すぎて、だったら悪役やるなよ、と思ってしまう。あの大統領可哀想と思ったのは私だけかな?

何故ネズミか。それは、嫌われ者でも生きているから。
この視点が、怪物にも仲間のサメ男にも、あのキモい男にも徹底されていて、エリート女軍人と上手いこと対称になっている。
水槽のキモコワイ生物が可愛い。でも怖い。

STORY
クレイジーなハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)、最強スナイパーのブラッドスポート(イドリス・エルバ)、敵をチーズに変える能力を持つポルカドットマン(デヴィッド・ダストマルチャン)ら凶悪な犯罪者たちを集め、特殊部隊が結成される。彼らは成功すれば刑期短縮、失敗すれば即死、命令に背けば首に埋め込まれた爆弾で殺されるという命懸けのミッションに挑む。
キャスト
ヴィオラ・デイヴィス、ジョエル・キナマン、ジェイ・コートニー、ピート・デヴィッドソン、メイリン・ン、フルーラ・ボルク、ショーン・ガン、ネイサン・フィリオン、マーゴット・ロビー、イドリス・エルバ、ジョン・シナ、ダニエラ・メルキオール、シルヴェスター・スタローン、デヴィッド・ダストマルチャン、マイケル・ルーカー、ピーター・キャパルディ、アリシー・ブラガ、ファン・ディエゴ・ボト、ホアキン・コシオ、(日本語吹き替え版)、東條加那子、山寺宏一、悠木碧、宮野真守、大塚明夫、玄田哲章、宮内敦士、立木文彦、日野聡、姫野惠二、津田健次郎、上村典子、水樹奈々、江川央生、加藤亮夫、武内駿輔、ファーストサマーウイカ
スタッフ
監督・脚本:ジェームズ・ガン
製作:チャールズ・ローヴェン、ピーター・サフラン
製作総指揮:ザック・スナイダー、デボラ・スナイダー、ウォルター・ハマダ、シャンタル・ノン・ヴォ、ニコラス・コルダ、リチャード・サックル
撮影:ヘンリー・ブラハム
美術:ベス・ミックル
編集:フレッド・ラスキン、クリスチャン・ワグナー
衣装:ジュディアナ・マコフスキー
音楽:ジョン・マーフィ

2021年8月27日
MOVIX倉敷
★★★★

https://wwws.warnerbros.co.jp/thesuicidesquad/



「サムジン・カンパニー1995」
実際の事件と違い、かなり脚色しているけれども、25年前のジェンダー意識、高卒格差、環境問題、大企業の放漫、グローバル問題からのだきグマ乗っ取りに至るまで、明るい脚本の中に、これでもか、と社会問題を打っ込む監督の手法は心地いい。

どんでん返しによるどんでん返しが、いかにも韓国映画らしい。

introduction
ひとりひとりは微力でも、みんなが集まれば大きなパワーとなる。自らの知識と知恵と勇気で会社の不正に立ち向かった女性たちがいた――
熾烈な学歴社会である韓国で、どんなに優れた能力があったとしても、大卒社員の補助的な役割しかさせてもらえない3人の高卒女性社員たち。それでも彼女たちがいなければ会社が回っていかない、そんな現実をうまく物語に落とし込みながら、内部告発というドラマチックな展開が発展していく。劇中のセリフにあるようにtiny tiny=ちっぽけな存在の彼女たちは、会社に妨害され、挫折を繰り返すけれど、決して諦めることなく自分たちの力を信じて地道に前進していく。その姿は、ひとりの女性が大企業相手に莫大な公害賠償金を勝ち取った映画『エリン・ブロコビッチ』(2000)や、落ちこぼれOLたちの活躍を描いた日本のドラマ『ショムニ』シリーズのように爽快でカッコよく、応援せずにはいられない! 女性社員たちが部署の垣根を越えて協力していく友情に感動し、愛する会社と地域の人々を守ろうとする正義感に胸がアツくなり、誰が本当の黒幕なのかわからない二転三転するストーリーにハラハラドキドキする。最後まで飽きさせないエンタテインメントの誕生だ。

1988年のソウルオリンピック、1993年の大田(テジョン)国際博覧会(万博)。国際的な一大イベントを成功させたこの時代、一気にグローバル化の波を迎え、街にパソコン教室や英語教室などが溢れていた韓国。その真っただ中である1995年を舞台にした本作は、実際に某大企業で商業高校卒の社員のためにTOEICクラスが開設されていたことや、1991年に起きた、斗山電子のフェノール流出による水質汚染事件がモデルとなっている。また、本作のジャヨンにもモデルが存在すると監督が韓国の取材で語っており、現パリバゲットのイム・ジョンリン支会長が若い頃に経験した会社での不当な扱いに立ち向かったエピソードをもとに制作をスタートした。

story
韓国発、実話をベースにした爽快な大逆転ストーリー!
1995年、金泳三大統領によってグローバル元年と位置付けられた韓国。ソウルでは語学学校が早朝クラスでも満席になるなど、街のいたるところで英語が聞こえてきていた。
ソウル・乙支路(ウルチロ)。サムジン電子に勤める生産管理3部のイ・ジャヨン(コ・アソン)、マーケティング部のチョン・ユナ(イ・ソム)、会計部のシム・ボラム(パク・ヘス)。大企業に勤める高卒の女性ヒラ社員たちは実務能力は高いが、主な仕事はお茶くみや書類整理など雑用ばかり。しかしそんな彼女たちにも、会社の方針でTOEIC600点を超えたら、「代理」に昇進できるチャンスが到来!ステップアップを夢みて英語を学ぶ彼女たちだったが、偶然、自社工場が有害物質を川に排出していることを知る。事実を隠蔽する会社を相手に解雇の危険を顧みず、力を合わせ真相解明に向けて奔走する3人。彼女たちの部署の垣根を越えた友情、会社を守りたいと思う愛社精神、そして不正に立ち向かう正義感に勝機はあるのか?

監督からのメッセージ
message from Director
本作の出発点は、末端の高卒社員が力を合わせて成し遂げた実際の話からだった。
本質はその人々の中にあった「ファイト」という気持ち。それぞれの人生の中で静かに沸くファイト。
生きていく中で直面する大小さまざまな問題を、諦めず、文句を言わずに解決しようとする人々の物語。
果たして、解決できるのか?こんなことで世の中が変わるのか?と考えながらも、自分を守るため前に進んで行く人たちの話を作りたいと思った。
「たとえ小さな存在でも私たちは偉大なのだから」
そんな信念と共に、自分の仕事に責任感と誇りを持った人たちの話を楽しくかっこよく描きたかった。
何よりも堂々としていて凛々しい彼女たちの突き進む姿を見せたかった。
―― 監督 イ・ジョンピル

2021年8月29日
シネマ・クレール
★★★★

https://samjincompany1995.com/






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最終更新日  2021年09月12日 23時30分05秒
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