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そろそろ特に反論がないようなら徐々にひっそりと更新を再開していこうかと思います。異論反論はなるべく真摯に受け取りますので、引き続きお待ちしております。さて、今まで経済の流れをみる、或いは資本の意思を読み取る為に役に立つ本や、優れた投資哲学を知る事ができるような本を中心に紹介していました。今回、読者から要望のありましたので、今までと趣向を変えて実践的な知識を得る事のできる本を紹介したいと思います。といっても、僕自身投資は最初に行動ありきという考え方を持っていますので、最初に読まなくてもいいかとは思います。ある程度経験を積んでから、趣味として読んだ方がいいかもしれませんね。バリュー投資家の出している本は、多くが実践的な事に付いて書かれているものが多いですが、本質的なことを理解しておらず、それでいて初心者に分かり易く書こうとしているが為に、表面的な事のみ、誤った記述がされています。「むぎゅ」で過去何度も言っていますが、低PERが良いとか、低PBRが良いとか、業績の延びている企業が良いとかいった基本的な事は、基礎があって初めて役に立つのです。基礎的な事に付いて書かれていないこれらの本を、バリュー投資クラブの方々が絶賛しあっているのをみると、非常に気持ちが悪いです。僕は、僕以外でこれらのバリュー投資クラブの方の書いた本を批判しているサイトを未だに知りません。これだけバリュー投資家の書いた本を貶している僕が、これから良書と称して実践に役立つ本の紹介をしようと思います。既にレベルを無駄に上げてしまい、批判に晒される事が確定しているようなものですので(これで批判がなければ僕がただ相手にされていないだけだと思います)、著者の方には大変申し訳なく思います。これだけ批判されるリスクを取って紹介する僕の勇気に免じて、どうか許してもらいたいです。いつも通り前フリが長くて、既に前フリが本文と化している感が否めないですが、気を取り直して紹介します。バリュー投資家の推薦する本を、あれこれとイチャモン付けてばかりいる僕が紹介する実践に役立つと思われる本は、「上昇株で勝つ」田中秀尚著、アスカエフプロダクツ出版です。この本は、非常に僕の同意できる事ばかり書いてあります。やはりバリュー投資家の目は節穴のようで、この本を絶賛している人は僕はみた事がないです。ただ、もしかしたら僕が知らないだけで、セミナーとかメルマガとかそういう媒体を通じて紹介しているかもしれません(紹介していたらゴメンナサイ)。「むぎゅ」を読んで共感できるへそ曲がりは読む価値ありでしょうね。本質を理解しているからこそ、初心者に合わせて簡単に説明できるんです。基礎がしっかりしているからこそ、基本について簡単にまとめる事ができるんです。この本を読めば、バリュー投資クラブの人の本は読む必要ありません。さて、後は反論を待つばかりです。気ままに待ってますね。気が向いた時にでもお願いします。謝ります。
2006.05.31
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更新自粛中ですが、ちょっとだけ書きますね。前にも書きましたが、暴落時は持ち株の中で比較的割高な株を安値で売り払って、業績に変更のない暴落している割安株をもっと安値で買い進むのです。やる事やっていれば、あとは上昇を待つだけです。基本的に、割安株コレクターはみんなこんな感じで取引をしています。
2006.05.23
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遂に、遂にサンシティが1部上場確定しました!ありがとうございます!ありがとうございます!JASDAQ時代から株主になって3年超、脅威のサンライズ事業発表を皮切りに、度重なる上方修正、業務提携、新事業への参入などを経て、やっとここまでやってきました。これで、名実共に「優良企業」です。まさに、株主冥利に尽きる、良い企業です。また、株主として、ここまで応援してき本当に良かったと思います。これで大きな目標が達成されました。ここで徐々にフェードアウトするのも趣がありますが、「むぎゅ」では少なくても、2008年度の業績が確定するか、時価総額1000億円達成するまでは、引き続きサンシティを応援し続けたいと思います。魅力的な銘柄というのは、損得抜きで株主として応援したいという企業です。僕の場合、他には原弘産、双日なんかですね。悪い意味では台無しティなんかもそうですね。
2006.05.21
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大暴落中、弱っている初心者の投資家さんが多いと勝手に思っていますので、ちょっとだけ書き込みますね。僕たち割安株コレクターは、割安株にこそ興味があるのです。株価の下落は業績に変更がない場合、より魅力が増したという事で喜ぶ方が健全な投資家だと思いますよ。何度も書いていますが、また書きますね。株価は常に適正価格。それは、短期、中期、長期を全て盛り込んだ僕らの歪んだ欲望の集合体です。ただ、今日の短期中期長期全てを織り込んだ株価は、明日の短期中期長期を織り込んだ株価と一致しません。だから、投資とは投機の一部なんです。また、投資はそれ自体、本来お金儲けとは似て非なるものです。本質的な事を理解した上で、割安株を集めるのが僕達割安株投資家。バリュー投資家とは違うのですよ。割安株投資家は相対評価。絶対評価のバリュー投資家とは根本的に違う種族なのです。ん?絶対評価?投資に絶対評価なんてものが存在するの?それは欺瞞じゃないの?根本的に、割安株投資家の方が株式投資を楽しめると思いますよ。弱っているバリュー投資家さんを甚振るのは不本意です。バリュー投資家さんは、なるべく早く、次の段階である自己批判に移行して、その上でバリュー投資を続けるか、バリュー投資から脱却するかを選択するべきです。株式投資に王道はありません。バリュー投資は正しい投資手法ではありません。雑多な投資手法の中の、一つの投資手法に過ぎません。何度も何度も言っていますが、僕らは最後に破産するのですよ?それならば、投資に正解を求めるより、自分にあった投資手法を、好きなようにやるのが一番良い。僕は嘘は吐いていない。嘘つき呼ばわりされるのは心外です。
2006.05.16
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昨日今日と内容の薄い批判がありますが、僕はこのサイトの性格上、批判自体は当然あるべきだと思っています。割安株投資を推奨しているのに、「むぎゅ。」は他のファンダメンタル屋さんのサイトと違い、殆ど数字がありません。過去紹介した銘柄についても、ファンダメンタル的な数字は全くといっていいくらい書かれておらず、書いてある数字といえば株価くらいです。「むぎゅ。」の過去の文章の多くを読んでいる方ならばお分かりだと思いますが、このサイトは投資に対する姿勢・哲学のみを語っています。正しいとされる投資手法については、批判的なスタンスを取っています。投資に対する姿勢・哲学は千者万別ですから、他人の考えを聞いても当然納得いかない事は多いと思います。特に、このサイトのような極論や少数意見ばかり書いてある文章を読んで、納得のいかない気分になった読者は多いでしょう。書き手の僕も分かります。ただ、それらの意見に対しては自分の意見を書き込みして、お互い切磋琢磨するのが良いと思います。小手先の投資手法についてではなく、根底にある投資哲学について議論するのは、大いに有意義なものになると思います。投資哲学であれば、初心者だろうが上級者だろうが、大損している人だろうがボロ儲けしている人だろうが、全く関係ありません。各々が独自のものを持っているはずです。そして、投資に対する姿勢・哲学こそが、投資を始めた最初から投資を止める最後まで磨き続けなければいけない、と同時に守り続けなければいけない部分であると思います。「むぎゅ。」の過去の書き込みに対する批判は山ほどあると思います。「株式投資で最も重要なのは、知識でも知恵でもなく胆力である」「長期投資は安い時に買って高い時に売る必要はない」「株価は常に適正価格」「短期投資と中期投資が違うのと同じくらい、中期投資と長期投資は違う」「バリュー投資家の本に良書はない」「株式・経済雑誌で最も素晴らしいのは選択とフィナンシャルジャパン」「投資とは投機の一部である」「バリュー投資とは即ち投資信託である」「資本主義社会は矛盾の上に成り立っている」「ファンダメンタリストは理路騒然と曲がる」パッと思いつくことだけで上のような書き込みをした記憶があります。上記に上げた文章以外にも、まだまだ多くの人が賛同できない意見は多いと思います。納得のいかない部分があったら、何故これらについて徹底的に議論しようとしないのでしょうか?まぁ、皆さんご存知の通り僕は気分屋だからほとんど放置で議論しないでしょうけどね。我ながら、困ったものです。やれやれ。
2006.05.11
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「投資する時は企業の一部を買うのだから、企業そのものを買い占めるつもりで考えてみると良い」これは、皆さん大好きウォーレンバフェットの言葉らしい。僕は、バフェット信者は嫌いだけど、バフェットの言っている事の大半は同意できる。当たり前の部分は殆ど同意できる。ただ、全体としては同意できない所も少なくないけどね。まぁいいや。話を元に戻そう。企業を買い占めるとした場合、必要資金は時価総額になる。それなら、注目すべきは株価ではなくて時価総額だね。時価総額に着目する―これは、短時間で割安・割高を判断する時に非常に便利だから、相対評価をする人は覚えておくと良い。「むぎゅ。」では最初の頃何度か言っていたけど、割安投資家は広く浅くが基本。1銘柄徹底的に分析するくらいなら、全銘柄をざっと分析した方がよっぽど良いというのが僕の主張だ。バフェット信者には受け入れられない考えかもしれないけどね。まぁ、何はともあれ、企業の値段は株価ではなくて時価総額。株価は値札じゃないんだ。
2006.05.10
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優れた投資家になる為に、最も重要なものとは何だろう?結論から言うと、優れた投資家たる最も重要な項目は「胆力」である。知識は勉強さえすれば誰でも身に付ける事ができる。知恵は知識を持った者が行動すれば身に付ける事ができる。「胆力」は知識に裏付けされた知恵と、経験から来る独自の哲学、そして本人の個性に拠る部分が大きい。「胆力」は本質を見抜く判断力が重要であり、それには圧倒的な情報量を捌く情報処理能力が必要不可欠である。
2006.05.07
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「むぎゅ」では過去何度も、巷に溢れかえっているバリュー投資家(プログとかやっている個人投資家さんがメイン)の書いた本は中身がスカスカで、どれも良書とよぶにはあまりに稚拙な作りになっている、と言ってきました。しかし、中身がスカスカな本が必ずしも良書ではないという事はなく、中には良書とよぶに相応しい本もあります。それでは、バリュー投資家の書いた稚拙な本と、それらの良書は何が違うのでしょうか?バリュー投資家の書いた本が良書でない理由は、中身がスカスカである以外に何が問題なのでしょうか?今回は、そんな疑問にお答えするべく、中身がスカスカな良書を紹介したいと思います。また、逆に重要な事がギュッと凝縮されている悪書も紹介します。2冊とも、バリュー投資家の書いたどの本よりも役に立つ事請け合いです。まず中身がスカスカの良書ですが、「株で幸運をつかむ」ステファン・ベッチェル著、ワニブックス社出版です。この本は、長期投資の心構えを、庭師の心構えと重ねる事によって、読者に伝えようとしています。この本の内容はただ一点、ゆっくりのんびり大きな流れに逆らわず投資する事、それだけです。それはつまり、落ち着いて何もしない事を学ぶ事です。長期投資では安く買って高く売る必要はないと教えてくれます。この考え方は確かに一つの正しい本質です。まるで庭師のように経済という森を育てる、この意識が株式投資の一つの本質であるという点だけをもっても、本質を全く理解していないでマーケット・タイミング型の投資をしている自称長期投資のバリュー投資家のどの本より優れている事は明らかではないでしょうか。彼らの一体どれだけの割合が、中期投資と長期投資を明確に区別できるというのでしょうか。彼らが中長期投資と銘打っている投資方法は、長期投資の概念がすっぽりと抜け落ちています。短期投資と中期投資が大きく違うのと同じように、中期投資と長期投資も大きく違うという事をしっかりと明確に説明しているバリュー投資家は僕の知る限りまだ居ません。やれやれ。次に、重要な事がギュッと凝縮されている悪書ですが、「株式投資これだけはやってはいけない」東保裕之著、日経ビジネス文庫(ハードカバーもあります)です。この本は、バリュー投資家の出版している多くの本よりもより重要な事が、非常に多項目にわたってギッシリと書かれており、証券マンであった著者の実体験を元に、分かり易く深い部分までかかれています。この手の本では、情報量でいったらトップクラスではないでしょうか。もちろん、先に紹介した「株で幸運をつかむ」とは比較にならない情報量です。書かれている内容の大部分については、正しいと思います。確かに書かれている殆どが、初心者が間違いやすい、重要な事ばかりです。にもかかわらず、何故悪書なのでしょうか。それは、これらの書かれている事は、人に教えてもらうのではなく、自分で気が付く事に意義があるからです。役に立つのは知識ではなく、知恵なのです。本質的な事ならばともかく、表面的な事に付いて、自分で行動して知識を得るのではなく、他人から正解を教えてもらうと、結局自分の身にはならないのです。例えば、(バリュー投資家さんを含めて)一般的によく言われている事に「損切りは早く、利食いは遅く」というのがありますが、これは本質を理解していないと全く役に立ちません。低PBR銘柄の方が高PBR銘柄よりもパフォーマンスが高いというのも、本質を理解していなければ全く役に立ちません。自分で気が付く事が重要です。また、市場参加者の誰もがある程度間違っており、そして誰もがある程度正しい。どの投資法も等しく間違いで、等しく正しい。最終的に、資本主義社会では株価だけが完全に正しい。いつどの株を買っても、大して変わりはないという考えも、ある意味では間違いなく正しい。結局、お勉強ばかりしていい気になっていてもダメなのです。
2006.05.04
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貴方は実力以上に結果を出している。実力が結果に反映されないのが貴方のいる市場で、だからこそ貴方のような他人から得た付け焼き刃の知識で投資している投資家が市場平均以上の結果を出せているのだと認識する事だ。つまり、市場に対して謙虚になる事。これが、株式というマネーゲームで長く生き残るコツだ。長期的に結果を出し続ける事のできる投資家と、そうでない投資家とを分ける要因だ。
2006.05.02
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