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2020.11.01
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第5話

呂不韋(リョフイ)は李皓鑭(リコウラン)が嬴異人(エイイジン)からもらった香草で作った匂い袋を取り上げた。
すると皓鑭が本気で怒って出て行ってしまう。
呂不韋は仕方なく司徒月(シトゲツ)に匂い袋をあげて帰ったが、司徒月だけは主人の嫉妬心を見抜いていた。

そんなある日、厲(レイ)王妃の侍女たちに謎の病が広がった。
多くの医者が疫病を疑う中、女医の殷小春(インショウシュン)だけは疫病ではないと判断、見立てが間違えば責任を負うという。
すると王妃は一人でも病人が増えたら首をはねるという条件で宮中での治療を認めた。

皓鑭は殷小春から恐らく病の原因は口に入れる物だと聞いた。

白合は蕭紅葉(ショウコウヨウ)に殺すと脅されて仕方がなかったと釈明し、これも皓鑭をはめるためだと証言した。
「罪を償わせてください、薬の受け渡し場所にご案内します」

翌日、3人が井戸で待っていると蕭紅葉が侍女を連れてやって来た。
蕭紅葉はなぜか罠にかかったと勝ち誇り、王妃の元へ皓鑭たちを連れて行く。
「王后、私が見回っていたところ、皓鑭が二人の侍女と話し込んでいました」
すると百合は司徒月が井戸に毒をまいているのを目撃してしまい、李女官に脅されて致し方なく力を貸したと偽証した。
しかも最初は毒の効き目を試したに過ぎず、本当の狙いは王妃だったという。
蕭紅葉は王妃のせいで皓鑭が趙王の側室になれず、不満だったに違いないと理由をこじ付けた。

皓鑭が殷小春を呼んで話を聞いて欲しいと訴え、王妃が認めた。
殷小春は百合が持っていた毒を調べたところ、これこそ病の原因だったと報告する。
しかしこの毒薬は″楼煩(ロウハン)″という騎馬民族がもちいていたもので、趙に一掃された後は製法を知る者がほとんどいなかった。

「確か蕭女官、先祖は楼煩の貴族ですよね?」

この後に及んでも蕭紅葉は皓鑭の罠だと訴えた。
そこへ突然、公主雅(ガ)が剣を手に現れる。
公主雅は誰が百合に指示したかを知るための手立てはひとつだと告げ、皓鑭にこの剣で百合を殺せと命じた。
皓鑭はなぜ殺す必要があるのかと拒否、すると公主雅は潔白を証明するためだと説明し、今度は蕭紅葉に決断を迫る。

裏切られた百合は激昂、蕭紅葉の指示で皓鑭に罪をかぶせたと白状してしまう。

王妃は激怒し、蕭紅葉の処刑を命じた。
実は公主雅は母が消したいのは蕭紅葉だと分かっていたという。
女官同士の争いに主人を巻き込むとは何と愚かなのか。

皓鑭が川に石を投げて鬱憤を晴らしていると嬴異人が現れた。
「ずっと見ていた、なぜ怒っているのかな?」
「この世は嫌な奴ばかり、弱い者はいじめられ不公平だわ!」
皓鑭は妹・岫玉(シュウギョク)に恨まれ、蕭紅葉が自分を陥れようとしたと嘆いた。
すると異人は母も穏やかで争いが苦手だったが、自分を身ごもってから生まれるまで嫌がらせを受け続けたと教える。
「母が言うには″他人が美しければ嫉妬し、他人が賢ければ憎む、そういう気持ちは誰にでもある″と
 でもその嫉妬に飲み込まれてしまう人と、嫉妬を前に進む力に変える人がいる」
異人は皓鑭に深呼吸させ、怒りにとらわれていると花の香りにも気づかないとなだめた。
「嫌な奴ばかりでこの世は不公平だと言ったね?
 意外とそうでもない、素直になって周りを見るといい
 …ハオラン、悪人も多いが善人はもっと多い」
皓鑭はいつの間にか笑顔に戻っていた。
「この世には善も悪もある、悪人から善人を守らなければ…
 道端の石は他の人がつまずかないように私が蹴飛ばしてやります!」

そんなある日、王妃の妹・蜀侯(ショクコウ)夫人が息子・嬴克(エイコク)を連れ、20年ぶりに邯鄲へ帰って来た。
嬴克は玄武将軍に任じられたが、夫人は王宮が危険なところだと釘を刺し、何事も慎重にと助言する。
その頃、王妃は娘の公主雅と談笑していた。
すると曰く付きの妹・蜀侯夫人が訪ねてくる。
「昨日、王上から帰ってくると聞いたけど、こんなに早く会えるなんて…にっこり」
「20年3ヶ月と9日ぶりですわ~にっこり」
夫人は自分と恋仲だった趙王を姉に奪われ、秦へ嫁がされた。
しかし夫・蜀侯が謀反を企てて流刑となり、夫人も罪人の妻として辺境で惨めな暮らしを強いられたという。
「私は地獄から戻った、王上は私への負い目でここへ通したのよ
 …変わらないものなどない、ひょっとすると明日はその席に私が座っているかも…」
「あらあら…」
「おほほほ~では続きはまた明日…」
夫人が帰ると公主雅の怒りが爆発した。
しかし王妃は趙王が妹に同情して呼び戻した以上、今は動くべきではないと諭す。
そこで公主雅は皓鑭を利用することにした。

匂い袋の一件からひと月たったが、皓鑭はまだ怒っていた。
そこで呂不韋は皓鑭を呼び、実は嫉妬して取り上げてしまったと認める。
「お前が好きだからだ…もし本気だと言ったら?」

皓鑭は嬉しかったが、あえて自分たちは同志以上の関係ではないと否定した。
「はお!その通り!その言葉を忘れるな!
 呂不韋だろうが秦王孫だろうが、どんな男が愛を囁いても飛びつくんじゃないぞ!」
「…ご忠告どうも」
皓鑭は無神経な呂不韋の言葉に落胆した。

趙王は蜀侯夫人の寝所で朝を迎えた。
夫人は宮中の目があると気にしたが、趙王は蜀侯がすでに亡くなっていると問題にしない。
実は嬴克の本当の父親は趙王だった。

皓鑭は呂不韋に蜀侯夫人の件を相談した。
実は王妃から10日以内に蜀夫人を何とかしろと命じられたいう。
呂不韋は趙王が蜀夫人を迎えただけでなく、なぜ嬴克を将軍に任じたのか気になっていた。
「まさか王上の?」
しかしそれを詮索しても意味はない。
蜀侯は秦王に毒を盛ったと罪を着せられ流刑に処されたが、蜀侯は途中で亡くなっていた。
最近になって突然、その家族が赦免されたが、呂不韋はあまりに都合が良すぎると不審に思う。
「趙と秦がちょうど戦をしようという時だ、裏があっても不思議はない」

蜀侯夫人は嬴異人を訪ね、夏姫(カキ)から託された衣を届けた。
異人は確かに母の縫った衣だと感激すると、夫人はこの機会に文でも出してはどうかと勧める。
しかし異人は誤解を招く恐れがあると断った。
すると侍女が李女官の命で果物を届にやってくる。
異人は失礼して席を立つと、夫人はその間に机に積まれていた冊子をひとつ袂にしのばせた。

蜀侯夫人は息子に異人の書いた冊子を渡したが、嬴克は何に使うのか分からなかった。
実は秦の実権は丞相・范雎(ハンショ)が握っている。
范雎は嬴子傒(エイシケイ)の師で、将来は王位につけようとしているが、秦王は世継ぎの安国君の息子たちに不満を抱いていた。
最近になって安国君は嬴異人のために軍を退かせたが、これを警戒した范雎は蜀侯夫人に取引を持ちかけたという。
異人という不安の芽を摘んでくれれば母子を赦免すると…。

嬴異人が突然、収監された。
街を出ようとしていた宮中の者が秦王孫の書いたという文を持っており、何でも安国君に″早く邯鄲を征服して救ってくれ″と記されてあったという。
呂不韋から話を聞いた皓鑭は偽の文だと察したが、筆跡が一致しており、しかも蜀夫人が異人に文を届けるよう頼まれたと証言していた。
「夫人の狙いはこれだったのね…」
そこで皓鑭は夫人と同じ方法を使うと決めた。

趙王は秦王孫を公開処刑にすると決定した。
すると思った通り公主雅が母に助けを求めるため旭日宮に駆けつける。
皓鑭は王妃なら誰にも会わないと止め、実は蜀侯夫人が全ての元凶だと教えた。
「でも夫人には近づけない…どうするつもり?」
そこで皓鑭は公主雅の力を貸して欲しいと懇願する。
公主雅はその意味を察し、女官の指図など受けないと憤慨して皓鑭に罰を与えた。
「杖罰20回よ!」

侍女たちは公主雅に罰せられた皓鑭に同情した。
すると思惑通り蜀侯夫人が皓鑭の見舞いにやって来る。
蜀侯夫人は本当なら王の側室だったはずの皓鑭が女官として蔑まれ、同情した。
そこで金塊を下賜し、王妃や公主に尽くしても無駄だと告げる。
「養生しなさい、気持ちが固まったらいつでも来て…」

丞相は呂不韋と接触した。
今回ばかりは秦王孫の命も厳しい。
すると呂不韋は趙王に進言したいことがあると申し出た。
実は秦王孫を救うため、玄武将軍に敵を迎え撃たせたいという。
「この呂不韋を信用してお任せを…ただ丞相のお墨付きを頂きたいのです」

その夜、皓鑭は密かに蜀侯夫人を訪ねた。
すると夫人は趙王も近く王妃に愛人がいると気づくはずだという。
「あなたは王上に何を聞かれても黙っていればいい、うまく行ったら出世させてあげる
 あなたがやらなくても、他の誰かがやるわ」
皓鑭は口約束では信用できず、一筆欲しいと迫った。
約束を違えたら、それを持って趙王に訴えるという。
しかしかえって夫人は皓鑭が王妃の手先だと疑った。
「書くのが嫌なら物でも構いませんが…信じて頂けないようですね
 これでは手を組む意味もありません」
皓鑭は一か八か帰ることにしたが、夫人が折れた。
「この玉佩は大切なものよ、約束の証として預けるわ」

呂不韋は軍営に向かう早馬を阻止、配下に偽の蜀侯夫人の文を届けさせた。
「趙王が疑い始めたため、先に秦に投降しろ…母上も趙を抜け出し、後から私と落ち合う?」
嬴克はすぐおかしいと気づいて使いに剣を突きつけた。
すると使いは蜀侯夫人が女官を買収したことが王妃に知られ、趙王に訴え出たと説明する。
「夫人は何とか監視をかいくぐり私に書簡を…」
使いはその証拠に玉佩を差し出すと、嬴克は確かに母の大切な玉佩だと分かった。

翌朝、公主雅は嬴克が敵に寝返ったと聞いて喜んだ。
しかし侍女・夏雪(カセツ)はなぜ前途洋々の将軍が秦へ逃げたのか分からないと困惑する。
「あの者は母后をひどく恨み、報復を企んでいたの
 皓鑭は自然に近づくため、私から杖罰を受けて夫人が疑うことなく自分の元に来るよう仕向けた
 ふっ、考えたものよね~夫人の母后への強い恨みを利用し、親子で我が国を裏切るよう画策、
 母后と異人の件をまとめて解決した…なんて恐ろしい女なのかしら」
すると公主雅は蜀侯夫人に贈り物を届けるよう命じた。
「今すぐによ、ただし皓鑭の名前でね…ふふ」

旭日宮に趙王がやって来た。
嬴克の裏切りに大層ご立腹の様子だが、そこへ宦官が慌てて駆けつける。
実は蜀侯夫人の姿がなく、女官たちを調べたところ今朝、王妃付きの李女官が果物を届けたという。
「白桃だと言っていました」
「桃?白桃か…はくとう…逃亡か?!そなたが内通者だったとは!」
驚いた皓鑭はその場にひざまずき、何も知らないと訴えた。
すると宦官は李女官が罰を受けた日、蜀侯夫人が薬と黄金を届けたと告げる。
王妃のために策を弄した皓鑭、しかし公主雅がこれを逆手に取った。
もし趙王に追求されても皓鑭が母の命で動いていたと言えるはずがない。
「李女官、母上に世話になりながらなぜ国を裏切ったの?
 あの女に目をかけてもらおうとしたら、国を売るくらいしないとね~」
趙王は釈明できない皓鑭を秦の間者だと決めつけ、収監するよう命じた。

公主雅は父に嬴異人を解放するよう頼んだ。
蜀侯夫人が異人の命を狙ったのは嬴子傒の手の者だからのはず、父は秦の世継ぎ争いに巻き込まれたのだという。
こうして異人は無事に解放され、寝殿で待っていた公主雅から経緯を聞いた。
しかし本当に自分が邪魔なら、全てが終わるのを待って自分の首を秦に送れば良かったはず、蜀侯夫人はなぜ焦って裏切ったのだろうか。
公主雅は戦が迫っているからだろうとごまかしたが、異人はありえないと信じなかった。
そこで皓鑭が蜀侯夫人と通じていたと教える。
「ほらね、驚いたでしょう?この世にありえないなんて事はないの」

嬴異人が天牢へ駆けつけると、皓鑭が激しく咳き込んでいた。
異人は皓鑭が王妃の命令で蜀侯夫人の逃亡を画策したと知ったが、なぜ自分まで助けたのか訝しむ。
「私たちは盟友でしょう?」
「…私に近づいたのは呂不韋の策略であろう
 分かっているはずだ、私が本当に打ち解けているわけではないと…」
異人は呂不韋が自分に価値を見出し、必ず秦へ帰そうとすると気づいていた。
しかし皓鑭がわざわざ危険を冒してまで自分を救う理由が分からないという。
「ゴホッゴホッ…秦王孫に頂いた香草は呂不韋に取り上げられてしまいました
 でも秦王孫の温かいお言葉は胸に刻まれています」
「愚かな、こんな目に遭っても真心で接するなんて…もっとずるくなるべきだ」
すると皓鑭は呂不韋が命と財産すべてをつぎ込んで異人を秦へ帰そうとしていると教えた。
ただ権力や地位だけを求めているわけではなく、皓鑭は他人に辱められたくない、それだけだという。
「正々堂々と生きて行きたい、悪いことなどしていないのになぜ黙っていろと?」
皓鑭は興奮したのか激しく咳き込んで苦しみ出した。
驚いた異人は護衛の公孫乾(コウソンケン)に殷小春を呼ぶよう頼み、思わず皓鑭を抱きしめてしまう。

殷小春のおかげで皓鑭は目を覚ました。
皓鑭は感謝したが、巻き込みたくないので来ては駄目だという。
すると殷小春は薬を渡し、3日後にまた来ると言った。
「本当に酷い国、戦が迫っているのにみんな知らん顔なんて…君主も役人もみんな愚かね!」
「ふふ、そんなに怒りっぽいなんて知らなかったわ」
「生きて行くというのは大事なことなのよ?宮中だろうがどこだろうが、それは同じこと
 いい?薬を無駄にしないで」
殷小春が帰ると、嬴異人も塗り薬と飲み薬を間違えないよう念を押してから引き上げた。

呂不韋は邯鄲城の近くで蜀侯夫人を捕らえ、王妃の前に突き出した。
蜀侯夫人は皓鑭を自分に近づけ玉佩を騙し取ったと王妃を責めたが、王妃は何の話か分からない。
「しらを切る気?!私が皓鑭を信用するよう仕向けて息子を死に追いやったくせに!」
王妃はようやく事の顛末を知り、呂不韋の顔を見た。
「皓鑭の忠誠心を王后に知って頂きたかった、それだけです」
「呂少府?私にこの女を殺せと?」
「いえ、私が捕らえる際にどうしたことか馬から落ちて死にました」
「あら~あはっ、あ~素晴らしいわ〜」

王妃は呂不韋の仕事ぶりを絶賛、趙王がなぜ重用するのか良く分かった。
しかしいくら皓鑭を助けたくても裏切り者と見なしたのは趙王、王妃は力にはなれないという。

呂不韋は王妃にうまくかわされ苛立った。
その頃、皓鑭が収監されたと聞いた岫玉が面会に現れる。
「妹妹、血が苦手だから明日は見送れないの~姐姐、お気をつけて」
「岫玉?人はいつか死ぬの、必ずね
 公子蛟(コウ)は悪賢く非情な人よ?忠告しておくわ…気をつけないと危ないわよ?」
岫玉は最後の最後まで減らず口を叩く皓鑭に憤慨し、門衛のひとりに金を渡して皓鑭を辱めるよう煽った。

皓鑭の牢に二人の門衛が入って来た。
公子夫人から金をもらった男はいきなり皓鑭に襲いかかると、危ないところで呂不韋が駆けつける。
激怒した呂不韋は男に剣を突きつけ、側仕えの宦官に趙王へ報告するよう命じた。
するともう一人の門衛が公子夫人に頼まれて仕方なかったと同僚をかばう。
そこで呂不韋は手を出さなかった門衛に銭袋を投げ渡した。
「分かっているな?」
「…はい、もちろんです!」

呂不韋は門衛たちを追い出し、皓鑭に駆け寄った。
しかし皓鑭はなぜか失笑する。
「私に会いに来たのは口をふさぐため?」
「何を馬鹿なことを!」
皓鑭はわざと自分の代わりに新しい同志を探す必要があると挑発した。
「…いいか、よく聞け?私に必要なのはお前ひとりだ」
すると呂不韋は皓鑭を抱きしめ、皓鑭こそ良き理解者であり、同志、親しい友、そして自分の大事な人だと告げる。
「諦めることは許さん!いいか、皓鑭、お前が必要だ、私たちは共に欲しいものを必ず手に入れる」
「あなたが新しい同志を探すと答えていたら大声で叫ぶところだった
 あなたの計画を暴露して、全てを台無しにしてやったわ!」

つづく


( ๑≧ꇴ≦)王后の顔芸がwwwカットしないで〜(笑





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最終更新日  2020.11.01 23:06:18
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