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2022.03.13
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カテゴリ: 長歌行 全49話



第24話「独り善がりの代償」

庫里台(クリタイ)大会、阿詩勒隼(アシラシュン)は決闘に勝利し、堂々と李長歌(リチャングァ)を取り返した。
しかし長歌は捕虜となった羅義(ラギ)将軍を見捨てることができず、鷹団に戻ることを拒否する。
阿隼は仕方なく延利(イエンリー)可汗に褒美を辞退したが、身勝手な長歌の行動に憤った。

阿詩勒渉爾(アシラシャアル)は長歌を連れて天幕を出た。
しかし自ら狼団に残ると言い出した長歌に不信感を抱き、阿隼に何か企みがあると疑う。
長歌は何も知らないとあしらい、どちらにしても弥弥古麗(ミミクリ)が戻ることはないと釘を刺して居所へ戻った。

その夜、長歌は幕営が寝静まった頃を見計らい居所を出た。

「阿隼、ごめんなさい」
「ふん…で、どうやって羅義を救うんだ?」
「気づいていたのね、でも約束だから言えない」
「誰と?奕承(エイキショウ)公主か?…羅義は救えない、お前でも奕承でもだ」
「…とにかく私の邪魔はしないで欲しい、阿隼…感謝はしている」
「感謝しているなら今回は俺に従ってくれ」
「…もう帰って、関わらないで」
長歌は阿隼と別れて独りになると、密かに合図の草笛を吹いた。



阿隼は怪我を理由に狩りを辞退、夜のうちに鷹団へ帰ることにした。
そこで蘇伊舎(スーイーシャー)に牙張(ガチョウ)の見張りを頼み、特に羅義に関して動きがあったら知らせるよう命じる。
「俺が戻ったことは渉爾の耳に入れろ」


小五は熱が下がったものの咳が治まらず、この数日で痩せ衰えている。
しかし小五は楽嫣を心配させまいと、自分を奮い立たせた。

翌朝、可汗は慣例通り各部首領たちと狩猟へ出かけた。
阿詩勒渉爾は阿隼が昨夜、鷹団へ戻ったきり動きはないと聞いたが、見張を続けるよう命じる。
すると可汗の愛馬が逃げ出したと知らせが来た。

しかし奴隷の居所に長歌の姿はなかった。
可汗の不在中に一体、何を企んでいるのだろうか。
「そうだ、今、最も警備が厳重なのは…(はっ!)」

その頃、長歌は阿伊児(アーイアル)と一緒に水汲みに出かけていた。
あやうく守衛に見破られそうになったが、可敦(カトゥン)が現れ、事なきを得る。
やがて人目のない場所まで出ると、長歌と阿伊児は樽に隠れていた羅義を出した。

阿隼の予想通り牙張で動きがあった。
長歌と羅義が姿を消し守衛が捜索中、小可汗も追跡しているという。
穆金(ムージン)は羅義に関われば巻き込まれると警告したが、阿隼は穆金の手を振り払って飛び出して行った。

阿詩勒渉爾が牙張に戻って来た。
すると配下が駆けつけ、水汲みから戻った阿伊児の荷車に血痕があり、捕らえたと報告する。
…阿伊児だったとは、まさか母上が?…
渉爾は阿伊児を密かに自分の天幕に移すよう命じ、続報を聞いた。
脱獄した羅義は樹林添いに東へ移動中と分かり、雷蒙(レイモン)が追っているという。
「南から回り込むぞ!」

燕雲(エンウン)十八騎の唯一の生き残り・羅十八(ラジュウハチ)は昨夜の長歌の草笛に呼応し、駿馬を用意して待っていた。
しかし主と合流できたのも束の間、雷蒙たちに追いつかれてしまう。
「追っ手が多い…」
足を負傷している羅義は永寧郡主の足手まといになると考え、これも天命だと覚悟を決めた。
「羅十八よ、命令だ、お前の新しい主は李長歌、叩頭せよ!
 …郡主、十八は私にとって娘も同然、今日、我が娘を郡主に託します」
すると羅義は十八に最後の命を告げた。
「長歌を連れて逃げよ!」
こうして羅義は長歌と十八を逃がし、雷蒙の剣で絶命した。



十八は絶望の中、長歌を連れて必死に馬を駆けた。
しかし前から阿詩勒渉爾たちが現れ、行手を阻まれてしまう。
長歌は十八に逃げるようささやいて自ら馬を降りたが、十八は決して動こうとしなかった。
その時、突然、弓矢が飛んでくる。
渉爾は咄嗟に避けたが、落馬した。

キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!

阿詩勒渉爾の前に阿隼が現れた。
「俺のものだ、連れて行く!」
長歌を巡って対峙する鷹団と狼団、そこへ雷蒙が追いついた。
すると雷蒙は隼特勤(テギン)をなだめ、独断で李長歌を手放してしまう。

阿隼は長歌を自分の馬に乗せ引き返した。
怒りが収まらない阿詩勒渉爾は追いかけようとしたが、雷蒙に止められてしまう。
「あの奴隷が羅義を逃したことで、可汗は渭水(イスイ)の矢も故意だったと怪しむでしょう
 その奴隷を阿詩勒隼が救ったのです、これで小可汗は無関係となり鷹師が疑われます」
雷蒙は公主の命で小可汗を守っていた。
小可汗を後継者にするため鷹師を消すのが責務、しかし渉爾にとって策略など関係ない。
「阿詩勒隼は俺の獲物!あいつに勝って草原中に知らしめてやるんだ!」

長歌は阿隼に馬を止めるよう頼んだ。
しかし阿隼は無視して疾走する。
長歌は仕方なく後ろから強引に手綱を引っ張り、馬を止めた。
「今度は何だ?!」
「これで鷹師も巻き込まれてしまう」
「俺が考えることだ、お前は関係ない」
そこへ穆金が駆けつけ、阿隼に文を届けた。

阿隼は穆金から文を受け取ると顔色が一変した。
そこで長歌を連行して先に戻るよう命じたが、長歌は自分で蒔いた種は自分で刈るという。
するとこれまでになく阿隼が感情を爆発させた。
「黙れっ!…ならなぜ強行した?!羅義を救えたか?!羅義は死に、お前も鷹師も巻き込まれた!
 李長歌、お前が招いた結果だ!…もうお前は鷹師とは無関係、中原へ帰れっ!…うせろっ!」

(; ̄◇ ̄)<ぁ…   ガーン…(꒪ꇴ꒪〣)

長歌はひたすら馬を走らせた。
するとしばらくして十八がついて来ると気づき、馬を止める。
「十八、もう行って、羅将軍の話は忘れていいの」
「…死ぬまで主に背かぬのが掟です」
( ゚д゚)<え?話せるの?…ずっと黙っていたから
( °_°)<話す必要がないので…
十八は自由だと言われても、どうしていいのか分からなかった。
そこへ穆金がやって来る。
「何?私が草原に居座るとでも?」
「阿隼はそれを案じてる…」

長歌は穆金に文の内容を聞いた。
しかし穆金は中身を見ていないという。
長歌は阿隼が文と一緒に入っていた耳飾りを見て怒り出したことを思い出し、牙張に阿隼と関係がある女性がいるか聞いた。
「(はっ!)母親か…」
「母親?身寄りはいないはずじゃ…」
「養母だよ、阿伊児だ!」
幼い阿隼を拾って育ててくれたのは阿伊児だった。
可汗が阿伊児を牙張に置いているのは阿隼を従わせるため、すると長歌は罠だと気づく。
「阿隼の身が危ない!早くしないと!」

阿隼は独り牙張に戻った。
すると渉爾が阿伊児を人質にして待ち構えている。
「ふっ、ひざまずいて非を認めれば命は助けてやろう、生死はお前次第だ」
阿隼は天を仰ぎ、養母のために剣を捨て、ついに膝をついた。
愛しい阿隼の惨めな姿に阿伊児は必死に首を横に振って泣き叫んだが、渉爾はさらに叩頭しろと迫る。



つづく


( ;∀;)あすぁん!カッコいい!





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最終更新日  2022.03.13 21:38:08
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