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2023.03.10
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カテゴリ: 夢華録 全40話



第13話「女子の商い」

宋引章(ソウインショウ)は公務で教坊司に来ていた著作部の沈如琢(シンジョタク)と知り合った。
しかし周舎(シュウシャ)との苦い経験から沈如琢を警戒、帰りも送って行くと言われたが、遠慮して輿に乗ってしまう。
すると沈如琢が馬に乗って輿について来た。
「私が怖いのですか?」
「いいえ、ただ人見知りなだけで…ついて来ないでください」
「美女の命には逆らえません、私の住まいは長楽坊左街(サガイ)に…
 話がしたければ大歓迎です、ぜひお越しください」


繁盛したのは初日だけ、なぜか客足はぱったり止まってしまう。
パンRは仕方なく早仕舞いして孫三娘(ソンサンニャン)と屋敷に戻った。
すると具合が悪いと言っていた引章の姿が見えない。
2人は心配して探しに行くことにしたが、その時、ちょうど引章が帰って来た。
実は引章は顧千帆(コチェンファン)の助言で奮起し、独断で教坊司に行ったという。

パンRは頼りない引章が玉石混淆(ギョクセキコンコウ)の教坊司でやって行けるのか半信半疑だった。
しかし引章はちゃんと教坊使に挨拶がわりの龍涎(リュウゼン)香を贈り、軽薄な男には距離を置き、無事に琵琶色の教官になれたという。
「守ってもらうばかりじゃなく、私もパンR姐姐を守れるようになりたいの
 張好好(チョウコウコウ)のようになって皇上に称賛されたら、高(コウ)家も手出しできなくなるわ」
パンRは引章を子供扱いしていたことに気づき、今回は自分が間違っていたと謝った。

皇城司では陳廉(チンレン)が自分で捕縛した遼(リョウ)人の拷問に立ち会いたいと希望していた。

孔午は口の固い密偵に手こずっていたが、顧千帆が現れると密偵は釈放を条件に白状した。
「起居舎人(キキョシャジン)の石泉(セキセン)と結託した」
「…その言葉を信じさせるために拷問に耐えていたのか、ご苦労なことだな」
実は石泉は官職こそ低いが顧千帆の叔父である御史中丞(ギョシチュウジョウ)・斉牧(セイボク)の婿だった。
恐らく江南の一件で功を立てた顧千帆が皇后派だと踏み、讒言すれば喜んで清流派に対抗すると考えたのだろう。

顧千帆は密偵が首から下げている玉(ギョク)を見逃さなかった。
「遼人は金を好むが西夏(セイカ)人は玉を好む…お前は西夏の者だな
 西夏は遼との戦を恐れ、連環の計を仕掛けて大宋と遼を争わせるつもりか?」
「何の話か分からぬ…」
すると顧千帆は″琵琶″を弾けと命じた。

孔午は銅の鞭で密偵を打った。 
鞭は龍の鱗のように小さな銅刃が連なり、美女がはじく弦のごとくしなやかによじれることから琵琶と呼ばれる。
「釈放されたいならありのまま話せ」
「顧千帆…あくどい生き閻魔め!必ず報いがあるぞ!先祖ともども地獄で朽ちるがいい!」
すると密偵は憎しみを募らせ、顧千帆の顔に血を吐きかけた。
顧千帆は平然と書斎に戻ったが、急に孤独感に苛まれ、思わず手洗い用の湯を頭から被ってしまう。

翌朝、雷敬(ライケイ)の側近・于中全(ウチュウゼン)が南衙(ナンガ)にやって来た。
異民族の密偵を捕まえたのは陳廉だったが、その場所が自分の管轄だったため引き継ぎたいという。
「功を横取りですか?捕らえたのは私ですよ?恥ずかしい人ですね~」
「″顧千帆″!配下のしつけがなっていないな」
于中全はうっかり口を滑らせ、慌てて失言を謝罪した。
そこへちょうど孔午が駆けつけ、密偵が白状したと報告する。
「筋骨は断たれ長くはないかと…」
「何だと?!」
于中全が驚いて声を荒らげると、顧千帆はやはり一味なのだと分かった。
「口封じが狙いだったのか?」
「戯言です、万死に値します」
于中全はその場でひざまずき、自分の頬を叩いてから平伏した。
「死ぬほどではない…ただ今から雑巾で北衙からここまでお前が歩いた道を全て拭いてもらう
 今度、私がいる南衙を汚すようなら、その時は舌で清めてもらうからな」

顧千帆は孔午に供述書を返し、医者を呼ぶ必要はないと言った。
「拇印を押させたら殺せ…」
「そんな~」
陳廉は思わず密偵を憐れんだが、顧千帆も最初は人を殺すのが怖かったという。
「衣についた血は洗い流せるが、汚れた白い紙はどうやっても元に戻せない
 だからお前に尋問はさせない」

顧千帆はパンRの商いが上手く行っていないと知り、茶坊を訪ねた。
「アイヤ~もう閑古鳥が鳴いているのか?」
「生き閻魔が入口を塞いでいるからよ」
顧千帆はパンRの憎まれ口を聞いて思わず顔を綻ばせたが、自分のあだ名をまだ覚えていたのかと感心する。
「怖くないのか?」
「別に、だって初対面じゃないもの…それよりお願いがあるの」
「賭けならやめないぞ?」
「ケチね~教えて欲しいことがあるのよ」

パンRは顧千帆のおかげで店が流行らない理由を知った。
実は東京の街は職で分かれており、生薬なら薬巷(ヤクコウ)局で、衣なら藩楼(ハンロウ)の東で買うという。
茶を飲むなら普通は茶湯巷、しかし趙家茶坊は馬商人が行き交う″馬行街″にあった。
開店当日はたまたま近くの観音院で生誕祭があったが、普段は馬商人しかいないという。
何も知らなかったパンRは人通りが多く、競争相手もいない最適な場所を選んだつもりだった。
しかしパンRの手の込んだ茶は文人に好まれても、庶民は茶葉に湯をかけただけの散茶を好むという。

パンRは珍しく本音を漏らした。
人前では平気なふりをしているが、本当は辛くて心が引き裂かれ、かき混ぜられているようだという。
すると顧千帆は自分にも分かると言った。
実は華亭(ケイカ)県でパンRを訪ねた夜、直前に生死を共にした仲間に裏切られたという。
「だから奴を殺した…」
しかしパンRは仲間に同情するのではなく、顧千帆を心配した。
「辛かったでしょうね…」
「君の目に私はどう映っている?本音を聞かせてくれ」
「…いつも引章に″人は三娘の作る一口酥(イッコウソ)のようなもの″と言っているわ
 同じように見えて中は何層も重なってる、自分で味わって初めてどんな味か分かるものだって…
 人の目なんて気にしないで」

パンRにとって自分を助けてくれる顧千帆は英雄だった。
顧千帆は生き閻魔と恐れられ、宦官の手先と蔑まれる自分が英雄に見えるのかと卑下する。
しかしパンRはそれでも何もしない官吏よりましだと言った。
「国と民の手先になれと?」
「無為に生きるより大義ある死を選ぶの」
顧千帆はパンRの思いやりに感謝して賭けの期間を二月に延ばしたが、パンRは一月後に必ず成果を出してみせるという。
顧千帆はそんなパンRの負けん気の強さが自分と重なり、満面の笑みがバレないように背を向けた。

( ̄▽ ̄;)いやだからもう好きなんだろう?!


于中全は屈辱に耐えながら雑巾掛けを続けていた。
すると配下が駆けつけ、顧千帆がまた馬行街の女店主を訪ねていると知る。
「ひいきにしているのだな…」



引章が店にやって来た。
外で警戒していた陳廉が慌てて駆けつけたが手遅れ、すると顧千帆はまた引章に誤解されないよう咄嗟に沈如琢について報告に来たとごまかす。
「あの方は儀礼局検討・沈銘(シンメイ)のご子息だ、都の名家で音律や舞楽に最も長けている
 今回は翰林(カンリン)での文献校正の務めで教坊司で文書を集めているのだ
 悪人ではないし、君を追いかけたのも他意はない」
「…なぜご存知で?指揮が守ってくれたのですか?」
「(はっ!)指揮ではありません、副使ですよ!出世されたのです!」
陳廉は慌てて話を遮り、引章をなかば強引に奥へ連れて行った。

三娘は引章が男に追いかけられたと知り驚いた。
「どうして言ってくれなかったの?!」
「何もされてないから大丈夫」
しかし三娘は引章を心配し、顧千帆に本当に問題のない男なのかと食い下がる。
「そうだ!売り上げが落ちたのはあなたのせいね?!何か手を回したの?!」
顧千帆は今度は三娘に誤解され、仕方なく自分のせいだと認めて帰ってしまう。
すると見かねたパンRが顧副使は無関係だと教えた。
「理由なら分かったの」 

その夜、屋敷に戻ったパンRたちは店の方針について話し合った。
しかし思いがけず三娘と引章の意見がぶつかり、言い争いに発展してしまう。
喧嘩両成敗、パンRは三娘の口の悪さを指摘し、他人はともかく友を傷つけては駄目だと叱った。
また引章は店への出資が多いが、だからと言って三娘を蔑ろにしてはならないという。
「もう忘れたの?病の三娘があなたを助けに行ったことを…」
すると引章は急にひざまずき、自分を救い出してくれた2人の恩人に改めて頭を下げた。
驚いたパンRと三娘は引章を立たせようとしたが、足を滑らせ転んでしまう。
これを機に3人は大笑い、いつの間にか仲の良い姉妹に戻っていた。

パンRは今さら店舗を引っ越す余裕がなく、改装すると決めた。
まず空間を2つに分け、下の階には数席ほど用意し、安い散茶で客を引き寄せる。
しかし上の階では以前よりも高級な茶を出し、文人たち向けにすることにした。
「私たちの中で引章が一番、有名よ?だから茶坊は引章を中心に作るの、まずは店の名を変えましょう
 引章はもう給仕をしなくていい、上の階を貴賓室にしてそこで演奏するの
 1日に弾くのは3曲にして、暇な時は銭王太妃仕込みの生け花をする
 そうすれば文人や墨客たちが押し寄せるわ」
するとパンRは昨夜のような揉め事が起こらないよう、取り決めをした。
厨房の責任者は三娘、パンRは店の経営、引章は芸事や装飾を担当し、他のことは3人中2人の同意を得て決める。
「女子(オナゴ)の商いは男より難しいもの、茶坊がまた損を出しても耐えられる?」

つづく


( ̄◇ ̄;)何というか…ほにゃらら先生の長台詞みたいだわw





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最終更新日  2023.03.10 14:42:23
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