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2023.05.24
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カテゴリ: 夢華録 全40話



第26話「鉄の掟」

沈如琢(シンジョタク)の屋敷に身を寄せた宋引章(ソウインショウ)。
すると翌朝、桂花巷(ケイカコウ)に引章の文を持った沈家の使いが訪ねて来た。
…孤月(コゲツ)を渡して、宋引章…
孫三娘(ソンサンニャン)は仕方なく琵琶を渡したが、自分が趙盼児(チョウパンアール)と顧千帆(コチェンファン)の婚約を漏らしたせいだと分かった。
事情を聞いた葛招娣(カツショウテイ)は引章が横恋慕と知らず顧千帆に惹かれていたと分かったが、まだパンRには黙っていた方がいいという。
「今日は様子が変だったし、皇城司(コウジョウシ)の役人も街中にいる…たぶん顧副使に何かあったんだ」
「まさか?!」




顧千帆の傷の包帯を替えるパンR、実は父が寧辺軍の都巡検使だったため、出征から戻ると母と一緒に手伝ったという。
「良く学んだのだな、君の素早い対処がなければ私は死んでいた」
すると顧千帆はパンRに口づけしながら涙を拭いた。
「帽妖(ボウヨウ)事件は解決した、今後はこんな心配をさせないと約束する
 あ、そうだ、売りに出ている酒楼を一覧にしておいた、陳廉(チンレン)に持たせるから訪ねるといい」

顧千帆が眠りにつくとパンRはそっと部屋を出た。
回廊では陳廉が待っている。
「目覚めたら皇城司に連れて帰ります…店と家を見張らせていますが、数日、休んでは?」
一方、蕭欽言(ショウキンゲン)は顧千帆が助かったと聞いて安堵していた。
顧千帆を揺さぶり、斉牧(セイボク)の正体に気づかせようとしたが、こんなことになろうとは…。
それにしてもあの趙氏という娘は確かに良き妻の資質を備えていた。

片や蕭謂(ショウイ)は栄陽(エイヨウ)県主を娶りたいと願っていた。
しかしこのまま閑職にある宗室の娘を娶れば、一生、鳴かず飛ばずなのは目に見えている。
すると噂をすれば何とやら、ふいに蕭謂が現れた。
「陝西(センセイ)路での探し物はめどが立ちました」

桂花巷に戻ったパンRは引章が出て行ったと知った。

「突然、訪ねても引章は会いたがらない
 使いの話では引章は宝のように扱われ、身の回りの品も全部、新調したらしいわ
 お付きの侍女も4人いた」
「挨拶もなしに出て行くなんて…そうね、いいわ、放っておく」
パンRは引章と口喧嘩になったと教え、実は顧千帆が大怪我をしたと明かした。
そこでしばらく茶坊を休みたいという。
すると三娘は氷が買えず、引章の琵琶もないことから、早朝だけ店を開けたらどうかと提案した。
パンRはこの機会に本格的に酒楼の開業を目指そうと決意、三娘と招娣も賛成する。
「はお、新たな地で新しいことを試しましょう」

顧千帆は手負いの身体でパンRに会いに来た。
舟で涼を取りながら最近の出来事を報告するパンR。
実は氷が手に入らず困っていたが、思いがけず杜長風(トチョウフウ)から氷の差し入れが届いたという。
聞けば三娘が勧めてくれた豚の肝のお礼だそうで、パンRははじらって笑う三娘を見て2人の関係に勘づいた。
「捨てる神あれば拾う神ありね」
「だが宋引章は心配だな」
しかしパンRは顧千帆の怪我ほど心配なことはなかったという。
思えば引章ももう大人、本人の意思を尊重すべきだろう。
すると陳廉が駆けつけ、橋から口笛で合図した。
(」゚ロ゚)」 <副使!宮中から召喚で~す!!

拝謁を終えた斉牧(セイボク)は偶然、顧千帆と出くわした。
そこで人払いしてから叔父の顔をのぞかせたが、もはや顧千帆との関係が修復できないと気づく。
顧千帆は帽妖事件の黒幕が斉牧だと知っていた。
さらに事件と無関係を装うため、帽妖に自分の屋敷を襲わせたこともばれている。
「陛下は中丞をお召しになり休養を許可されたとか…くれぐれもご自愛ください」
顧千帆は叔父と決別し、紫辰之殿に向かった。

一方、パンRは三娘と望月(ボウゲツ)楼を見に来た。
店主は帰郷のため急いで手放さなくてはならず、売値2000貫が底値だという。
パンRは交渉の末1800貫で手を打ったが、店主は契約には夫か父親が必要だと言った。
実は東京(トウケイ)では女子は酒楼の店主になれないという。
朝廷から酒の醸造を許可されている店は″正店″と呼ばれ、72軒のみ、他は″脚店″と呼ばれた。
何でも酒造りには陽の気が大事で、陰の気である女子は麹に触れられないという。
そのため女子が正店の店主にはなれないという″鉄の掟″ができた。
現在の会頭である欣楽(キンガク)楼の店主・任員外(ジンインガイ)は戸部に仕える半役人、もし面倒を起こせば食材を卸してくれなくなるばかりか、料理人まで去ってしまうだろう。

パンRは店主が呆れた掟を持ち出して自分たちを体良く追い出したと分かっていた。
しかし確かに店主の言うように下手に組合を刺激しない方が良い。
「他を当たりましょう、いつか女を馬鹿にする掟を変えてみせる」
すると店先で琵琶の音が聞こえた。
パンRはふと引章を思い出し、沈家でも楽しく琵琶を弾いていることを願う。
一方、引章はまるで掌中の珠のように大事にされていた。
その日、沈如琢は引章に首飾りを贈ったが、引章は興味を示さない。
「真珠は好きじゃない」
「ではこれは?珊瑚だ」
引章はふとパンRが挿していた珊瑚のかんざしを思い出し、珊瑚がいいという。
そこで沈如琢は屋敷にある珊瑚を全て集めるよう命じた。
「君が欲しいと言うなら月だって取ってくるよ…」
すると沈如琢はまだ日が高いうちから引章の衣に手をかけた。



皇帝は蕭宰相を救った顧千帆の功績を認め、客省使(カクショウシ)に任命した。
こうして顧千帆は皇城司司使に昇格、雷敬(ライケイ)は普州(フシュウ)刺史および入内内侍(ニュウナイナイジ)省副都知となる。
そこで顧千帆はこの千載一遇の機会に思い切って母の追封を上奏した。
「母亡き後、私を育ててくれた叔母に称号を賜りたく…」
「叔母の追封?…先例はあるか?」
そこですかさず蕭欽言が太宗(タイソウ)の時代に防御使の義姉が育ての恩により郡君に封じられたことがあると進言する。
皇帝は感慨深げに″生みの恩より育ての恩か″とつぶやき、特別に顧氏を県君誥命(コウメイ)に封じると命じた。

紫辰之殿を出た顧千帆は蕭欽言と回廊を歩いた。
「さすがですね、苦肉の策を巡らせて斉牧を排除し、皇城司まで制圧した」
「私が皇城司に手を出すと言ったか?」
顧千帆は蕭欽言が欲しい物を手に入れるためなら獲物を崖まで追い込み、決して逃さないと嫌みを言った。
しかし蕭欽言は親子で助け合い、朝堂で確固たる地位を築きたいだけだという。
顧千帆は蕭欽言のような野心はないと断った。
これから母の墓を建て直したらパンRを娶り、閑職を得るという。
すると蕭欽言は笑って否定した。
「残念だが斉牧もお前が私の若い頃にそっくりだと感じているぞ
 いずれゆっくり話そう、墓を移す時は連絡をくれ、これでもお前の母の夫だ」

顧千帆は母の墓参りに出かけた。
目標だった従五品となり、母も誥命夫人となれば顧家から外される心配はなくなる。
「やり遂げたよ…」
その夜、顧千帆はこっそりパンRを訪ね、昇進を果たし、母も追封されたと報告した。
「本当は母の墓前で大泣きするはずだった…だが泣くことも笑うこともできなかった
 喜びか苦しみかも分からない、全て自分が望んだことなのに…」
顧千帆は何と説明したら良いのか分からず失笑してしまう。
するとパンRは作り笑いなど見たくないと言った。
「一緒にるのよ、喜びも悲しみも分かち合いましょう?」
そこで顧千帆はパンRの肩を抱き寄せ、初めて弱音を吐いた。
「辛い…」



つづく


( ๑≧ꇴ≦)沈如琢がキ…自重w





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最終更新日  2023.05.24 15:17:30
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