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2023.05.27
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カテゴリ: 夢華録 全40話



第27話「危うい取り引き」

皇城司(コウジョウシ)では司使に昇格した顧千帆(コチェンファン)を出迎えるため配下が整列していた。
すると趙盼児(チョウパンアール)と一夜を明かした顧千帆(コチェンファン)が遅れて到着する。
「欲をかかず、人を欺かず、ごまかさず、命を惜しまず…
 これは南衙(ナンガ)の掟だが、今後は皇城司全体の掟にする、聞くだけでは駄目だ、行動で示せ」

陳廉(チンレン)は司使に吏部の調査依頼を渡して自分の仕事に戻った。
そこで顧千帆はざっと目を通したが、思いがけずパンRの父の名を見つける。
…景徳元年、寧辺軍将校が命に抗う、罪人は都巡検使・趙謙(チョウケン)を始め配下数十名を流刑とする…


一方、欧陽旭(オウヨウキョク)は抱一(ホウイツ)仙師の外甥の食客となって食いつないでいた。
そんなある日、屋敷の前で懐かしい恩師と再会を果たす。
「恩師!」
「恩師と呼ぶな!」
柯政(カセイ)は新しい任地へ向かう途中で欧陽旭の噂を聞いて立ち寄ったと話し、探花に推挙したことを後悔していると嘆いた。
慌てた欧陽旭は激しい雨の中でひざまずき、事情を説明する。
「皇后に陥れられたのです、私は賢(ケン)妃の姪と婚約しておりました
 賢妃と不仲な皇后は賢妃の使者なる者を寄越し、謁見の際は道家を褒め称えよと知らせたのです
 そうとは知らず私は宮観官(キュウカンガン)になってしまった…
 高(コウ)家は恥だとして私に破談を求めて来ました
 西京(セイケイ)では官吏が高家の勢力を恐れ、何度も嫌がらせを受け、貧困にあえぐありさまです

「もう良い」
柯政は欧陽旭が自分の窮状を訴えたいだけだと分かっていた。
「私の言葉を忘れたか?″命を絶たれても気骨を守れ、士大夫たる者、風骨の2文字を胸に刻め″と…」
すると柯政は欧陽旭が贈って来た物を全て返し、これで自分たちの縁は切れたという。
「金輪際、人前で私の教え子であったと言ってくれるな」




…茶舗で私が皇城司の者だと知って態度を豹変させたわけだ…
一方、陳廉は店じまいの頃を見計らって半遮面(ハンシャメン)を訪ねた。
すると裏庭で偶然、杜長風(トチョウフウ)と出くわしたが、驚いたことに眼鏡がなくても見えるようになったという。
「良い処方のおかげでね~」

パンRたちは証文の内容が吟味できる立会人を探してた。
そこで書院で法も教えている杜長風に白羽の矢が立ったという。
陳廉は良い酒楼が見つかったと分かったが、なぜか断られたはずの望月(ボウゲツ)楼との証文だった。
店主はすぐ銭が必要なため半分だけ売ると決め、パンRたちに貴賓室だった東側を譲り、自分たちは西側で酒を醸造することにしたという。
何かと杜長風の世話を焼く孫三娘(ソンサンニャン)、パンRたちはそれとなく場所を移動し、三娘と杜長風を2人だけにした。

陳廉はパンRが心配しないよう司使が激務に追われていると報告した。
最近はずっと六部にいて屋敷に帰る暇もないという。
パンRは仕方なく陳廉に伝言を頼み、酒楼を開く銭を工面して欲しいと言った。
「了解!」

杜長風は証文に気になる点を見つけた。
確かに望月楼が半分の1200貫になるのは良い取り引きだと思うが、″手付金5割を5日以内に完済す″という条件はいささか危険だという。
通例では手付金3割を1ヶ月以内に完済、しかしパンRはそれが先方の条件だと話した。
すると三娘が心配せずともパンRの未来の夫が出してくれると笑う。
「これもあんたのおかげよ、あんたが以前、欧陽旭の妾になれと言って怒らせたでしょう?
 そのおかげでパンRは誥命(コウメイ)夫人になれる」
杜長風はパンRの嫁ぐ相手が五品だと気づいて目を丸くした。

三娘は杜長風を見送りがてら菓子を持たせた。
すると杜長風は自分に何の称号もないことから、一念発起してまずは身だしなみを整えたいという。
「私の衣は古くてしわだらけだろう?早くに母を亡くし妻もいないからどうにもできない
 一緒に私の衣を選んでくれないか?」
「よく言うわ、使用人がいるでしょう?」
「使用人は全部、男だ!雌鶏さえいない!」
「…そうね、明日ならいいわ」
杜長風は三娘と出かける約束を取り付け、喜んで帰って行った。

陳廉は司使にパンRから預かった補血生津(ホケツセイシン)薬を渡し、伝言を伝えた。
しかし顧千帆の手持ちは200貫、仕方なく残りは自分で何とかするという。
陳廉は暇を見つけてパンRに会いに行くよう勧めたが、顧千帆はパンRも酒楼のことで忙しいはずだと渋った。

皇帝は雷敬(ライケイ)と顧千帆を呼んだ。
遼(リョウ)からの使いとして常山(ジョウザン)郡王・耶律宗盛(ヤリツソウセイ)が東京(トウケイ)に来たが、遼王の甥である宗盛は血筋の中で一番、王位に近い人物だと聞いたという。
そこで雷敬を国信所(コクシンショ)の任に就かせて使者の出迎えを命じ、顧千帆に補佐を任せた。
「重要なのは相手の人柄や好みを探ることだ」
皇帝は文武両道の顧千帆なら宗盛と気が合うはずだという。
実は顧千帆を推薦したのは皇后だった。
顧千帆は蕭欽言(ショウキンゲン)が手を回したと分かったが、今の顧千帆にとって都を離れられるなら渡りに船だ。

陳廉は桂花巷(ケイカコウ)に200貫だけ届けた。
残りは司使が自分で手配すると安心させ、今は使者の随行を命じられて自由が利かないが、暇を見つけて会いに来るはずだという。
「じゃあこれで…そうだ、招娣(ショウテイ)は?」
「今、灯油を買いに行ってるわ、何か用?」
「いえ、何でもないです!」

三娘は約束通り杜長風の衣を見立てた。
しかも店主に掛け合って衣2枚で1400銭、手巾と靴までつけてもらう。
「良い買い物だったわね~
 これで次から季節ごとに帳簿を見て衣を仕立てられるの、もう出向く必要はないわ
 酒楼を開けばあんたに構う暇はなくなるし…」
「待つよ、一緒に出かけられる日まで待つ」
杜長風は三娘への想いを告白、本気だと伝えた。
実は三娘の事情なら招娣からすでに聞いているという。
「何ですって?!」
「せかすつもりはないんだ、酒楼の件が落ち着いたら話そう」
「誰が話すもんですか?!」
すると三娘は怒って帰ってしまう。



陳廉は人気の磨喝楽(モホロ)人形を手に入れ、招娣に届けに来た。
ちょうど中庭にいた招娣は人形を喜んだが、その時、突然、女が飛び込んでくる。
「やっと見つけた!」
女は招娣の母だった。
そこで陳廉は親なら話し合うべきだと助言したが、招娣は陳廉が母を連れてきたと誤解、激怒する。
「余計なお世話だ!」
招娣は怒りに任せて人形を投げ捨て、割った。
陳廉は深く傷つき、壊れた人形を持って帰ってしまう。

三娘は中庭でもめている招娣と母の元へ駆けつけた。
パンRから一芝居打つよう指示された三娘は招娣を捕まえ、玉観音を壊して逃げるつもりかと迫る。
「あんたは誰?母親?…ちょうどいいわ、弁償してもらう」
すると三娘は屋敷で待ち構えていたパンRに母親を突き出し、招娣を裏庭へ逃した。

パンRは宋引章(ソウインショウ)の名を語り、娘の代わりに弁償するよう迫った。
「貧しそうだから50貫でいいわ」
母親は柯政も一目置くあの宋娘子だと知って態度を一変させ、弁償する代わりに娘を売り渡すという。
パンRと三娘は酷い母親に呆れたが、これを機に証文を書かせて招娣を自由にした。
すると母親は足代を恵んで欲しいという。
「5貫でいいです」
「いいわ、でも銭は池(チ)衙内からもらって、うちの主で東京十二商業組合の会頭なの」



三娘は招娣の母を連れて出かけて行った。
母の様子を見ていた招娣はこらえ切れず、回廊の片隅に座り込んで涙に暮れる。
パンRは招娣を見つけると、ただ黙ってそばについていた。

つづく



( ゚ェ゚)え__うちの顧千帆が出しますって__しかも事後報告とか__





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最終更新日  2023.05.27 22:45:50
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