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大阪本社夕刊に連載された小説の単行本。正直、いいです。「春」をテーマにした12編。何気ない日常の事件、事件とまで言い切れない出来事。少し切なく泣かせる内容ですが、最後はぽかぽかとした春風が吹き抜けるよう。特に、「さくら地蔵」は秀逸。切なさの中に優しさ、暖かさがあふれる内容。さすが重松清です。元気が出て、さぁやってみようと思わせる作品集です。どの作品とも味があるできです。しばらくしたらまた読み返してみようと思います。発行:文藝春秋価格:1400円+税初版:2008/3/15評価:Aツバメ記念日
2008年07月30日
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最近本屋で著者の著作がたくさん並んでいて、気になっていたのですが、安っぽそうで読むのを敬遠していました。しかし、読む文庫本もなかったので、手に取ったのが、本作品。読んでみるとおもしろかった。20冊以上出ているのでしばらく、読む本には困らなそう。ただ、内容的には池波正太郎の「剣客商売」、藤沢周平の「用心棒日月抄」にはかなわないなぁ。もう少し深みがあると・・。発行:双葉社(双葉文庫)価格:648円+税初版:2002/4/20評価:C
2008年07月07日
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