東京足立区のほぼ中央部を南流する綾瀬川の近くに、小さな池がある。東京メトロ・北綾瀬駅から徒歩 2 分に位置する足立区 ・ しょうぶ沼公園 のなか。木立に囲まれて、五つの菖蒲田に植えられている花ショウブが見頃を迎えていた。綾瀬川の下流には堀切り菖蒲園もあり、アヤメ園が多い地域である。
しょうぶ沼では 花ショウブ の開花に合わせて、仮設の木道が作られる。より近くで各品種を見比べることができる。 140 品種、 8100 株は、隊列ごとに「名札」がついている。品種改良した人々の思いが名前に受け継がれている。
北綾瀬駅 は、千代田線の終着駅である。綾瀬駅ゼロ番ホームからブランチして、北へ 2.1 km 環七通りまで伸びる支線。千代田線本線は、代々木上原から綾瀬駅までの 22km 。北千住駅からは JR 常磐線との二重戸籍区間となっている。綾瀬駅から東の次駅は葛飾区の亀有駅だ。区境がアヤトリのように入り組んでいる。
北綾瀬駅から更に 2 kmほど北上すると 花畑川 ( 花畑運河とも呼ぶ ) にぶつかる。一帯は高度成長期までは、水の恩恵をうけ豊かな穀倉地帯だった。その名残のように、ミニ・三連水車が菖蒲田に設置されている。水を使った水車は都会で見られなくなった。地方では小水力発電が見直されている。
写真 -1 北綾瀬しょうぶ沼公園の菖蒲田。各品種の花ショウブには名札が立てられている。
写真 -2 日差しが強い時は、藤棚の日陰で休めばよい 。
写真-3 電力ではなく、水力で回っている小さな水車三つ。
写真 -4 季節の花を寄せ植えする花壇。
写真 -5
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