ドン・愚利公の連れづれ草

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Jul 27, 2017

2017佐土原愛宕神社夏祭り「ダンジリ喧嘩」画像詳報

カテゴリ：今日のトピック

7月23日（日曜日」挙行された宮崎市佐土原町上田島「愛宕神社」夏祭りのイベント「ダンジリ喧嘩」の記録です。

祭神のご神輿行列は、土曜日から先行して厳粛に執り行われ、本町公民館に一夜鎮座され「菰田神楽」が奉納されます。

宮崎市佐土原町上田島地区（通称西佐土原）の「愛宕神社夏祭り」は毎年第3土曜日と日曜日の二日間開かれます。私は県外出身なので詳しいことは知りませんが、県内でも「喧嘩ダンジリ」の名で親しまれているイベントをカメラ目線で紹介します。佐土原町出身の方なら懐かしくご覧いただけると思い10分間の攻防のさまをデジカメですから迫力は劣ると思いますがご覧ください。土曜日の前夜祭では本町交叉点で「摸擬戦」が行われ、本戦の「ダンジリ喧嘩」は日曜日の17時半開始と決まっているようです。近隣から多くの見物客が訪れ、賑わいます。

旧ＪＲ西佐土原駅跡広場が「ケンカ場」の愛称で親しまれていて最近は観覧用の桟敷まで仮設されるようになりました。昨年から始まった「佐土原に魅力発信事業」のバスツアー客用の桟敷も今年から増設されました。

観覧用仮設桟敷、前日夕方の画像です。

23日、16時42分すでに観覧席には見物の親子連れや子供たちが集まっています。

17：25、赤・青両団、仕切り線を挟み対峙し、「審判」の説明を聞きます。

これは、見物人に対するルールの説明でもありました。

17:30、地元消防団の消防車サイレン奏鳴が試合開始の合図です。いつからこうなったのか、昔は何の音が合図だったのかは聞いたことがありません。江戸時代は多分太鼓でしょうね。それから打ち上げ花火も使われたことでしょうし、戦前は、号砲だったのでしょうか。子供たちの夏休みの「自由研究」にはもってこいの研究課題ですね。

17:31、組み合う寸前の赤青団のダンジリ、試合は出足の差で決まる？

17:32、がっちり4つに組み、回り込んでの押し合い、土煙が舞い上がります。

17:33、巻き上がる土煙で視野が曇るほどの接戦です。

17:33、前の列でカメラを構えたお嬢さん撮るのを忘れて大声援です。

17:36、互角の押し合いですが僅かに赤が押し勝っているようにも見えます。

17:36、この時すでに赤団優勢ですね。青の先棒が浮き上がっています。

17:36、広場を囲む大観衆は、10分間の伝統絵巻に大興奮でした。

17:39、赤の先棒が青の先棒を押し上げ、青は右に回ります。相撲に似ています。

17:39、赤団が一気に押し上げて優勢、脇を固めてハズ押し、ですね。

青団ダンジリが赤団の押しに耐えきれずついに横転して決着がつきました。大体は引き分けが多いのですがたまに（10年に一度くらい？）こういうことがあるようです。私は40年住んでいますが毎年見るわけではありませんのでひっくり返るのを視たのは初めてでした。前回ひっくりかえされたのは赤団だったらしいから、勝ったり負けたりがいいです、お祭りですからね。後を引かないようにするのが一番です。ところで我が家は愛宕神社ではなくて巨田神社所属集落ですが、ダンジリケンカの際は青団が寄付金を集めにきます。

17:40、青の先棒が押し上げられ、前脚が浮き上がってしまいました。