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先のチャンピオンズリーグ準々決勝と国内リーグ戦を合わせた3連戦を戦ったアーセナルとリバプール。だが両クラブの戦いはまだまだ終わりそうにない。とはいえ主人公は両クラブではなく、バレンシアのFWダビド・ビジャ。ここ1,2シーズンは常に移籍の噂が付きまとっているビジャだが、それに関してこのようにコメントしている。「もしオファーがあれば、イングランドで自分を試したい気持ちがある。 プレミアの試合を見るのは好きだが、アーセナルが一番魅力的なサッカーをしている。 少ないタッチで繋ぐパスワークや素早いカウンターは自分に合っていると思う」一方で、アーセナルが無理だった場合にはリバプール移籍を望んでいるようだ。「トーレスの側でプレーするのは、とても素晴らしい体験だ。 僕らは完全に分かり合っている」現在のスペイン代表のスタイルはイニエスタ、シャビ、セスク、ダビド・シルバと、中盤にテクニカルでパスセンスに優れた選手が攻撃の中心になっている。そのセスクを含めたアーセナルのスタイルはスペイン代表のそれと似通っている部分は多い。仮にアーセナルへ加入が決まっても、このスタイルであればすぐに順応できるだろう。対してリバプールに加入すればトーレスとのスペイン代表2トップが実現する。ビジャの言うとおりに完全に分かり合っているかはともかく、代表でのプレー経験はイングランドサッカーへの順応を多少なりとも緩和してくれることだろう。ベニテスの起用法はさておき、彼らにジェラードを絡めた攻撃はプレミア随一の破壊力を持つ可能性が高いだろう。ただし問題が1つ。これはビジャ側からのコメントであり、仮定の話。アーセナルのベンゲルは若手中心の補強策を継続するであろうし、仮に完成形を獲得するなら守備の選手を1人だけと語っている。またリバプールはお家騒動が勃発しており、補強に関する先行きは不透明な状況だ。見通しが明るくなったところで、余剰人員の整理と移籍金の調達が必要である。ビジャを欲しがらないクラブはないであろう。だがネックはその高額な移籍金。それゆえに、もっぱら噂の中心は同じプレミアのチェルシーである。レアルも参戦すればおそらくは2クラブのマッチレースになるであろう。だがそれはビジャの本意ではない。来シーズン、ビジャはどこにいて、何色のシャツを身にまとっているのだろうか。ほな、また。
2008.04.21
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アーセナルのファン・ペルシーが移籍願望とも取れる発言を行った。「ファン・バステン、ベルカンプは偉大な選手だった。 彼らの下で練習をして、上手くならないわけがない。 彼らの下で、是非ともプレーしてみたいよ」今夏のユーロでオランダ代表監督を辞任するファン・バステンは、来シーズンから母国アヤックスへの監督就任が決まっている。そして先日、ベルカンプもアヤックスのコーチとして来シーズンからの加入が決定した。共にオランダを代表する名選手だった彼らに、ファン・ペルシーが尊敬の念を抱いても不思議ではない。しかもベルカンプとは短い期間だがアーセナルで共にプレーした仲間でもあり、今シーズン開幕前にはベルカンプの付けていた背番号10をクラブから提案されたものの、あまりの偉大さに遠慮した経緯もある。ただファン・ペルシーは、最後にこう付け加えている。「アヤックスでなければ、だけどね」ファン・ペルシーは2004年、フェイエノールトからアーセナルにやってきた。フェイエノールトとアヤックスの関係は、スペインでいえばレアル・マドリーとバルセロナのようなもの。ロッテルダムとアムステルダムと同じ都市に本拠を構えてはいないが、国を二分する敵対関係、つまりはナショナル・ダービーの関係性を持っている。つまりは自分が育ったクラブのライバルクラブだけには行かないということである。アーセナルファンの皆さん、ご安心を。ほな、また。
2008.04.21
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ロナウジーニョとミランとの移籍交渉が合意に達したらしい。あとはバルセロナとミランとのクラブ間交渉で合意に達すれば晴れて移籍が成立するが、カカに並ぶ新たな血を必要とするミランと、怪我や私生活でのゴシップに辟易しているバルセロナなのだから、ある程度すんなりと合意に達するのではないだろうかと個人的には思っている。しかし、そこにインテルが割り込んできたのだから話は複雑だ。毎度のこととでも言うべきか、大物選手には必ず唾をつけておこうとするインテルの悪い癖が今回も出てしまった。伝えたメディアの誇張も多分にあるだろうが、とはいえバルセロナの放出が既定路線であること、そして来シーズンこそチャンピオンズリーグ制覇を狙うクラブにとって戦力の上積みが必要なこと、さらに移籍先がミランだということを踏まえると、決して噂ではすまないレベルの話のようにも思えてくる。では仮にインテルがロナウジーニョ獲得に本腰を入れるとしよう。そうなると消える線がモウリーニョの招聘である。まず単純に守備の出来ない選手をモウリーニョは認めない。ここ最近出場の試合ではそれなりに守備も行っていたロナウジーニョだが、それは「以前のロナウジーニョに比べて」であり、決して平均以上のそれではない。確かに1発で流れを変えれる技術は魅力的でこそあるものの、やはりモウリーニョには適さない選手だといえる。あれだけドログバを重用しているのもドログバが前線からのプレッシャーを怠らず手を抜かないからであり、その辺りからもロナウジーニョは不要である。(ちなみにアドリアーノも7月にインテルに戻ってくる。仮にモウリーニョが監督に就任すれば彼もまた放出される可能性が高いのではないだろうか)モウリーニョがインテルにやってくる。つまりはマンチーニがクラブを去るということである。2月のチャンピオンズリーグ敗戦後、一度は辞意を表明したマンチーニだったが、クラブ上層部と会談後すぐにそれを撤回するという出来事があった。「敗戦によって頭が混乱した」と釈明こそしているが、辞意を表明した際のコメントを振り返ると「選手には伝えている」「この(チャンピオンズリーグの)敗戦が辞意の理由ではなく、以前から決めていた」と、あたかも今シーズンでの退任が既定路線だったような言い草であり、少なくとも頭が混乱してしまい突発的に出てしまった言葉とは思えない。だがクラブはマンチーニを引き止めた。リーグこそ首位を走り3連覇に向けて飛ばしてはいたものの、念願のチャンピオンズリーグ獲得は今シーズンも失敗に終わった。ならばこの時点で解任し来シーズンに備える手もなくはなかった。だがそれをしなかった。おそらくは残されたリーグ3連覇に向けて選手への影響を最大限に抑えることが1つあっただろう。もしもマンチーニが選手に辞意を伝えていたら、選手は「マンチーニのために」と思うだろう。だがそのマンチーニがいなくなればモチベーション低下につながる。ただでさえタイトル獲得の可能性が1つ消えたというのに、もう1つも失うことは絶対に避けたかったはずである。またマンチーニを解任したところで後任がいなかったことも挙げられる。モウリーニョは以前から、シーズン中の就任はないと言っていた。だからこの時点での招聘は不可能だった。かといってアシスタントのミハイロビッチを暫定に据えることはマンチーニ色からの脱却という意味でも避けたかったことだろう。要請されたところでミハイロビッチが首を縦に振るかは疑問だが、モウリーニョ招聘を推し進めるなら出来るだけ色のない人間をシーズン終了までの暫定で招聘するほうが得策だといえる。かといってリーグ制覇は必須である。そのギャップを埋める最善策が結果、マンチーニ続投だったのではないだろうか。インテルの来シーズンの最優先事項は何か。間違いなくチャンピオンズリーグ制覇である。そのために何をするべきか。戦力の上積みや入れ替えも必要だが、まずはマンチーニ以上に優れた監督を招聘することであり、それこそモウリーニョ級の監督をクラブに連れてこなくてはならない。ロナウジーニョ獲得はそれからではないだろうか。こう考えるとやはりミラン行きが近いと思うのだが、ミランの来シーズンのチャンピオンズリーグ出場が危うくなっている。ロナウジーニョはそれをどう捉えているのだろうか。ほな、また。
2008.04.15
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大脱出へ準備を整えるダービー栄光への大脱出は失敗に終わった。プレミア第32節、ホームにフルアムを迎えたダービーだったが2対2の引き分けに終わり、6試合を残しての2部降格が決定した。昨年11月にはポール・ジュエルを招聘し、1月の移籍期間には選手を大量補強し巻き返しを図ったものの、結果ジュエル体制となってからは(現時点で)1勝も挙げることが出来なかった。消化試合となった残り6試合についてジュエルはこう語っている。「5ポイントを獲得することで自分達の価値を証明したい」プレミア発足後のシーズン最低獲得ポイントは05-06シーズンにサンダーランドが記録した15。現在ダービーのポイントは10であり、最低記録を更新しないことがプレミアに在籍した、プレミアで戦った自分達の存在価値につながるということなのだろう。いくらプレミアという高いレベルでの価値証明とはいえ最低記録の話題が出るとは悲しい限りだが、果たしてダービーの未来が暗いものかと言えばそうでもない。クラブが降格すれば、自然とテレビや広告などの収入は激減する。そのしわ寄せはまず選手の年棒に反映されるが、たった1シーズンとはいえプレミアを経験した選手が減俸をすぐに受け入れることが出来るかといえばそうでもない。おそらく拒否したり、不満を述べる選手もいることだろう。サベージやロベールのような選手を抱え、慰留に努めるのは通常の降格クラブなら至難の業だろう。だがダービーにその心配はおそらくない。1月28日。ダービーがアメリカ人オーナーに買収されたという発表があった。新オーナー曰く「プライド・パーク(ホームスタジアム)の基盤を整え、プレミアのチームとして有名になる」「新たな資金を投入する」らしく、アメリカ人という部分に多少のネックはあるものの、とりあえず資金面や野望の本気度でいえば将来に期待を抱かせるものである。だが実際にピッチでプレーするのは選手であり、戦術を与えるのは監督である。そしてここでジュエルを招聘したことが大きな意味を持ってくる。ジュエルと言えば、無名の選手を数年かけて地道に育て上げウィガンをプレミア昇格させた張本人である。ウィガン時代を見る限り、ジュエルはじっくりとチームを育て上げることに長けた監督であり、すぐに、そして劇的にチームを変えることに長けた監督ではない。ダービーの監督に就任した際には多少期待したものの、やはり時間は短すぎたといえる。おそらくクラブとジュエルはそれをある程度理解していたのだろう。フルアム戦後にジュエルは語っている。「私が就任した時点で、すでに来シーズンの仕事は始まっていた」ただ問題が1つ。ジュエルをダービーに招聘したのは前オーナーの時である。新しいアメリカ人オーナーがジュエルの地道な強化に我慢することが出来るか。それによって新オーナーがクラブのことを上辺だけでなく本気で強化しようと考えているかも分かる。次回、ダービーが昇格するまで気を長く保って待ってみたい。ほな、また。
2008.04.07
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「コソボ代表としてプレーしたい」こう語るのはラツィオに所属する22歳のヴァロン・ベーラミ。だが彼の望みは叶うことはおそらく、ない。コソボ出身のベーラミは、紛争を避けるために幼少時に両親と共にスイスへ亡命している。ユース時代は地元クラブでプレーし目立った存在ではなかったものの、将来性は高く評価されていたと言う。その後イタリアのジェノアに移籍したベーラミはジェノア、そしてローン移籍先のヴェローナでも活躍し、若手の有望株としてイタリア国内で認知されるようになった。そんな彼を第2の故郷でもあるスイス代表が放っておくはずもなく、ユース代表ではアーセナルのセンデロスやレバークーゼンのバルネッタらと共にチームの中心選手として活躍した。ちなみにスイス国内では彼らの世代は“黄金世代”と呼ばれている。ジェノアなどでの活躍により2005年に現在の所属であるラツィオに加入すると、すぐにチームに欠かせない存在となり、クラブは2010年までとなっている現行の契約を2年延長する考えを持っているようである。その裏にはマンチェスター・ユナイテッドやバルセロナ、セビージャが獲得を狙っているという噂がある。センデロスやバルネッタに比べて1年ほど遅れを取ったものの、2005年10月にようやくA代表にデビューを果たす。代表ではクラブでの右SHではなく右SBでの起用が多いが、それでも縦への突破と攻撃性は損なわれることなく相手への脅威となっている。約2ヵ月後に開幕するユーロは、コソボ出身とはいえスイス代表の彼にとっては地元開催となる。そしておそらく不動の右SBとしてメンバー入りし、ピッチを躍動していることだろう。年齢的な規約を考えても、コソボの独立が国連に認められFIFAに加入が決まっても、ベーラミの望みが実現することはないだろう。だがビッグクラブでプレーするという、選手なら誰もが憧れる夢の実現は可能性大である。左サイドのバルネッタと共にサイドを支配するベーラミに注目である。ほな、また。
2008.04.01
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