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バスク純血主義を貫き、頑ななまでにバスク人選手のみでチームを構成してきたアスレティック・ビルバオ。だが世界中から選手をかき集めて強化を図る潮流と正反対の強化論はいつしかクラブの弱体化を招き(昔ほどバスク人の有能な選手がいなくなったこともあるが)、一昨シーズンにはあわや2部降格の憂き目に直面するほどの低迷であった。昨シーズンも何とか降格を免れたが、それでもその低迷振りはクラブの経営にも反映されており、近年の財政状況は悪化の一途を辿っているようだ。金がなければ補強は出来ず、所属選手の給料も払えないわけで、チームの低迷とあいまって主力の離脱・放出が起こり、さらにチームは低迷する。まさに負のスパイラルである。だが今シーズンから、地元バスクの石油精製会社が胸スポンサーに名乗りを挙げたことで、どうやら交渉はほぼ合意に達し、年約3億4千万円のスポンサー収入が得られそうな運びになった。4年160億円のユナイテッドや5年100億円のチェルシーに比べると微々たるものだが、それでもあるにこしたことはない。クラブの理念である純血主義からも外れておらず、クラブにとっては大きな収入源となったわけだ。ただビルバオはクラブ創立から今年で110年を迎えるのだが、長い歴史の中でこれまで一度もユニフォーム自体にスポンサーを入れていなかったのである。つまり今回の胸スポンサーは、ビルバオの歴史上初めてのユニフォームスポンサーなのである。伝統の歴史を破らなければならないほど、財政上は苦しい状況だったのだろうか。クラブの強化面なども踏まえたうえでの決断だったのだろうか。個人的には好きなクラブなので、今回の件で財政面も強化面も順調に進んでくれれば申し分ないのだが、それでも1つの歴史が終わった物悲しさも同時にこみ上げてくる。ほな、また。
2008.07.31
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昨シーズンもまた2位で1年を終えたローマ。ユベントスの不在とミランの不調という理由もあったが、それでもインテルの終盤の不安定さを考えればスクデッドも決して夢ではなかった。今シーズン、ユベントスはアマウリにボウルセンを、ミランは切り札としてロナウジーニョを獲得している。さらに言えばインテルはモウリーニョを招聘するなどスクデッドだけではないもう1つのタイトル獲得へ余念がない。さてローマは。放出。昨シーズンの開幕前にバルセロナから獲得したジュリーをPSGに放出した。サイドのバックアッパーとして攻撃に厚みを加えてくれるとの想定で獲得したが、ジュリー本人にとっては出場機会の少なさが不満だった。スパレッティの信頼を得られなかったジュリー自身にも原因はあるのかもしれないが、それでも本来のポテンシャルを考えれば期待に応えられたとは言えない。期待には応えても行動に問題があったのはマンシーニ。出場すればスピードを活かしたドリブルでチャンスを演出し、ローマの攻撃には欠かせないマンシーニだが、トッティとの不仲は公然であり、途中交代を命じられた際の露骨とも言える不快な表情は、マンシーニがチーム崩壊の引き金を握っている可能性は大きかった。プレーを取るか、チームの和を取るかでクラブが選んだのが後者だったのだが、移籍先が直接のライバルでもあるインテルというのは頂けない部分である。獲得。今のところリバプールからリーセを獲得しただけ。左サイドならディフェンスも中盤もこなせ、破壊力のあるミドルシュートはローマにとっては重要なオプションになるであろう。チームの戦術とは多少スタイルの違うところもあるが、サイドの厚みが増したのは大きい。放出2人に獲得1人。数の論理で言えば戦力は落ちたことになる。この現状にトッティはフロントに対し、ビッグネームの獲得をメディアを通じてさえも要求している。これを受けて事実、フィオレンティーナのムトゥに正式オファーを出したのだが、あっさりと拒否されてしまった。原因は金。今更言うまでもないが、ローマには金がない。ここ数シーズンは常にクラブ買収の噂が絶えず、借金の額は計り知れない金額であるとも伝えられている。選手1人を獲得するにも既存の選手を放出して得た移籍金を回さざるを得ず、自転車操業的な戦力補強を余儀なくされている。ムトゥには正式オファーを出したローマだが、噂ではレアルのバプティスタやチェルシーのマルダなどが候補に挙がっているという。だがお金がない。ならば選手を売るしかない。今ローマ所属選手の中で他クラブから注目を集めているのがアクイラーニである。ユーロにもイタリア代表として出場し着実にキャリアを積んでいるアクイラーニだが、ローマではデロッシやピサロの陰に隠れ出場機会をなかなか得られていない。仮にアクイラーニを手放せば、ローマにはムトゥを得るだけの、もしくはバプティスタやマルダを獲得するだけの金を得ることが出来るだろう。しかしそれにはファンの反感を買うだけの勇気が必要である。ローマといえばトッティである。ローマで生まれローマで育ったトッティは、ロマニスタにとってまさに王子様である。トッティやデロッシもそうだが、ユースからローマでプレーしデビューも果たした彼らはファンにとってはわが子のように愛してやまない旗頭であり、目の中に入れても痛くないほど溺愛しているのである。そしてそんな土壌の中でアクイラーニも育ったのである。アクイラーニを放出することはファンにとって自分を冒涜されることと同義であり、それを行ったクラブへの不満はとてつもなく大きなパワーとなってぶつけられるだろう。アクイラーニ本人もそれを知り、かつローマを愛しているため出来るならばクラブを去りたくはない。だが1サッカー選手として出場機会を得たい、もっと活躍したい欲求を持つのも仕方のないことだ。自分が去ることでクラブが強化されるなら。そんな思いもあるかもしれない。ローマの補強具合は、アクイラーニの去就一つで大きく変わるのである。ほな、また。
2008.07.28
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昨シーズン“降格最右翼”とも言われながら、昇格組の中で唯一残留を果たしたサンダーランド。9月から11月には8試合勝利なし(3分5敗)という低スタートながら、ホームでは何とか白星を積み重ね最終節を待たずに残留を決めた。プレミアでの采配は初めてのロイ・キーン監督の下で徹底された前線からの守備は、“攻撃は水物”という守備的な選手だったキーンらしいものであり、シーズンの目標が残留というクラブの思想と完全に一致していた。クラブのネームバリューが小さいゆえに名前のある選手を獲得することは難しいなかで、自身の名前を活かして、特にマンチェスター・ユナイテッド出身の選手を補強し当初の目標を達成したキーンの引率力は称賛されてしかるべきものだった。さて今シーズンはキーンにとって、そしてサンダーランドにとっても昇格2年目のシーズンである。昨シーズンのウィガンがそうだったように“2年目のジンクス”という壁がキーンの前にも立ちはだかることになるのだが、今シーズンのチーム作りはどのように進んでいるのだろうか。これまでの主な獲得選手は、中盤両サイドにセンターもこなせるフィンランド代表タイニオ。そして間もなくフランス人のCBカブールをトットナムから獲得できるとのこと。カブールについては個人間では合意に達しており、残りはクラブ間の詳細を詰めるだけらしい。さらに現地の噂によれば同じトットナムのSBシンボンダもカブールに続いてサンダーランド入りするのではないかといわれている。個人的にこのあたりにサンダーランドの補強戦略の賢さが見てとれる。1つは、たった1シーズンの成功だけで有頂天にならず自分達の実力を過大評価していないこと。自分達を見失っていないこと。普通なら「守備は継続して、次は攻撃面に力を入れよう」となるものだが、過去にそれで降格の憂き目にあったクラブは数え切れない。現実的に考えてのクラブとしての方向性を理解し、それに則した補強を行っている。つまりは守備面の強化である。カブールとシンボンダはプレミアの経験も十分であり、スピードなどの対応面で問題はない。また付け加えておけばシンボンダとタイニオに関してはサイドの選手ということで、前線に当てるとクラブの攻撃戦術とも合致している。次にセットでの獲得。やはり新加入選手がクラブに馴染むには時間がかかる。だがそこに同じ国の言語を話したり、以前共にプレーした経験のある選手がいれば、新加入選手の適応も早くなる。おそらくロナウジーニョがシティではなくミランに移籍したのも、同胞カカの存在が大きな理由の1つであっただろう。今回に関して言えば、実はカブールとシンボンダだけでなくタイニオもトットナムからの移籍である。彼らにとって元チームメイトの存在は大変大きなものであろうことが容易に推測できる。サンダーランドのこの手法は先にも述べたユナイテッド出身選手の獲得と似ており、この辺りはクラブの補強戦略における基本理念であるのかもしれない。だがこれだけでは結果は残せない。そこで最後の一仕上げを行うのがキーンであり、最後のモチベーションの有効活用である。キーンは選手時代から“闘将”といわれ、仲間を叱咤・鼓舞することでチームのモチベーションアップに努めてきた。現役を引退してまだ間もないため、彼の現役時代のプレーを知っている選手がほとんどである。むしろ全員と言っていいかもしれない。幾多の成功を収めた彼から叱咤されれば選手達が燃えないはずはなく、必死になってプレーすることは間違いない。しかもトットナムからやってくる(であろう)選手達は、ヨル前監督の時代にはスタメンながら、ラモスが監督に就任して以降は出場機会が減少し半ば戦力外的扱いを受けていた。ラモスへ見返したい気持ちや試合出場への飢えは人一倍持っており、新天地で心機一転という気持ちで一杯だろう。“2年目のジンクス”とは大概の場合、自滅ではなく相手の研究によって壁にぶつかるケースが多い。昨シーズンは降格最右翼といわれ少し舐められていたこともあっただろう。だが残留を果たしたことで、他チームからの目が昨シーズン以上に厳しくなることは間違いない。それでも地にしっかりと足を付けて戦う闘将とその傭兵達が、今シーズンの台風の目になりそうな予感がしないでもないのである。ほな、また。
2008.07.26
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サッカーに限らずスポーツ選手全てにおいて、いつかは引退という日がやってくる。それをどのように迎えるかは人それぞれ。絶頂期で潔く去る者もいれば、最後までボロボロに戦って去る者もいる。あるいは怪我など志半ばで諦めざるを得ずに去る者だっている。ただ1つ言えるのは、自分自身でキャリアの幕引きを演出出来る選手というのは恵まれており、限られた者にのみ与えられている。ユーロでは大会前の合宿中に大怪我を負い、不参加を余儀なくされたイタリア代表でレアル・マドリー所属のカンナバーロ。代理人が彼の今後について次のように語った。「カンナバーロがレアルのユニフォームを着てプレーするのは 新シーズンで最後になるだろう。 来年の今頃は故郷ナポリのユニフォームを着ている。 彼の夢はナポリで現役を引退することだ」以前からカンナバーロ本人の口からこのような話はしていたが、それがいつになるかについては触れられていなかった。だが、代理人のコメントを見る限り、それが決して遠くない日に起きる可能性が高いことが窺える。ひいては、カンナバーロ自身が引退について考え始めていることに小さくない寂しさを覚える。34歳という年齢を考えれば仕方ないとも思うのだが、イタリアで一時代を築いた名選手の引退が近づいている現実を受け入れたくない思いもある。そうは言ってもカンナバーロ自身が決めたことであり、こちらが口を挟むべき問題でもない。また、もう2度とプレーを見れないわけでもない。少なくともレアルで1シーズン、ナポリでもう1シーズン、彼のユニフォーム姿を拝むことが出来る。とくとカウントダウンへ向かう勇姿を目に焼き付けることにしよう。ほな、また。
2008.07.22
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「我々の目標はリーグで4位以内に入ることだ」こう語るのはトットナムのファンデ・ラモス監督。セビージャ時代には才能豊かな若手達を見事に操って、クラブに数多くのタイトルをもたらした。トットナムは今シーズンに向けてユーロで評価を高めたモドリッチやバルセロナからはドス・サントスを獲得するなど、ラモスにセビージャ時代と同じようなサポートを与えている。トットナムでの初めてのフルシーズンとなる今シーズン、ラモスは一体どのようなインパクトを与えてくれるのだろうか。そのインパクトとは当然、ラモスが語った“リーグ4位以内”である。毎シーズン積極的な補強で常にシーズン前の話題をさらうものの、スタートダッシュの失敗が影響し周囲の期待を常に裏切ってきたトットナム。自滅という言葉も似合うが、それとは関係なくビッグ4の壁が厚く、そして高いのも事実である。だがそこはラモス監督。モドリッチやドス・サントスの獲得に加え、更なる補強を考えているようだ。「我々のプランは有能な若手をたくさん連れてくることだ。 もしベテラン選手にオファーを出すなら、 その選手がどれだけクラブに利益をもたらすか入念に調査する必要がある」レアルやバルセロナ、バレンシアといったクラブに真っ向から挑んできたセビージャ時代を踏襲するラモス。果たしてイングランドでもそれは通用するのだろうか。一方でビッグ4も悠々としているわけではない。チェルシーはスコラーリを監督に招聘し、デコをバルセロナから獲得した。アーセナルには放出の話題が絶えず来シーズンへの期待が厳しいものになっているが、ユナイテッドとリバプールは得点力向上を図るべく、FWの獲得を目指している。それもトットナムから。ユナイテッドは昨シーズンからマークしているベルバトフの獲得を狙っている。ファーガソンもベルバトフを絶賛しており、おそらくはアヤックスのフンテラールよりも獲得リストの上位に彼はいるだろう。すでにオファーを出したファーガソンはベルバトフ獲得を楽観的に考えており、一部には約59億円の移籍金で合意しているとも報じられている。ベルバトフの代理人もこれ対して肯定こそしなかったものの否定もしなかったことから、今後何かしらの動きが見られるかもしれない。クラウチをポーツマスに放出したリバプールはロビー・キーンに触手を伸ばしている。こちらも一部報道で約42億円のオファーがすでに提示されたらしく、ラモス監督も交渉には応じる構えを見せているらしい。ラモスがそういう態度を見せている(らしい)理由の1つにチームの若返りが挙げられる。先にも書いたように若手選手中心で戦うラモスにとって、ベテランの存在や獲得には出来る限り注意深く、そして慎重な態度が見て取れる。今がピーク、あるいはそれが過ぎつつある選手を手放し、それで得た移籍金で若手有能選手を獲得する強化策はセビージャ時代から変わらない方法論であり、それによってタイトルを獲得してきたのだからそれを今更変えることなどないだろう。だがスターティングの2トップが2人とも放出の危機にさらされるとなれば話は別だ。どちらか1人ならまだラモス監督の構想にはあっただろうが、2人ともとなれば構想自体を練り直す必要があり、新たなFWを獲得する手はずも整えないといけない。移籍期間は8月末までであり長くはないものの、少しは余裕がある。だが今からそれなりの選手を調査するには短いと言っていいだろう。すでに新シーズンに向けてのキャンプをスタートさせ、ヨーロッパにおけるコンペティションを戦っている国・クラブもある。ビッグ4の牙城を崩すと宣言したものの、そのビッグ4からまずは先制パンチを喰らった格好になったラモス監督。一体どのような反撃を見せるのだろうか。ほな、また。
2008.07.19
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スペインの優勝で幕を閉じたユーロ。熱望されたニュースター候補は軒並み不振であったが、その中で唯一と言っていい活躍を示したのがロシア代表FWアルシャビンである。グループリーグ1、2戦が出場停止だったにも関わらず代表に召集され、満を持して望んだ3戦目のスウェーデン戦からの活躍はそのままロシア代表の躍進と重なり、1988年大会以来の準決勝進出に大きく貢献した。これによって、現在アルシャビンの所属するゼニトには多くの照会やオファーが届いているようだ。初めに噂に挙がったのはバルセロナ。ロナウジーニョやエトーといった旧主力へ戦力外通告を行っていたことで、攻撃陣の補強は急務であったはずだ。新監督に就任したグアルディオラは軸をアンリと考えているようで、「アンリやボージャンがいるだけで十分だ」とは語っているものの、メッシを含めたそれ以外の攻撃陣は手薄であり、ドスサントスさえも放出した今となっては後1~2人ほどの補強は考えていて当然であろう。またアルシャビン本人がバルセロナを希望していることからも移籍は時間の問題だと思われていた。しかしゼニトはこれを拒否した。理由は移籍金の低さ。約50億円を希望するゼニトに対し、バルセロナが提示した金額はその半分の約25億円。ゼニトからすればお話にならない金額だったのではないだろうか。次にアルシャビンに対しアプローチをかけたのがアーセナル。中心選手であるアデバイヨールの移籍の噂が絶えない中で、また今シーズンこそ覇権奪還を目論むヴェンゲルにとって前線の補強はフラミニの穴と同様に至上命題でもある。そのアーセナルが提示した移籍金は約40億円。しかしゼニトはこれさえも拒否した。ゼニトはアルシャビンを売るつもりはないのだろうか。決してそんなことはないはずだ。クラブとしてはおそらく今が売り時だと考えているはずだ。ここを逃せば今以上の移籍金を望めるべくもないことは分かっているはずだ。そして何よりアルシャビン自身が海外クラブでのプレー希望を公言しており、ゼニトを離れたいことを公にしているのだから、おそらくは今夏中の移籍は間違いないと見ていいだろう(この辺りはロナウドの件と違い、中堅国・クラブの悲しい性である)。ではゼニトの思惑は一体どこにあるのか。当然ながらマネーゲームを触発させることだ。彼らは本当に50億もの大金を得ようとは考えていないだろう。もらえるに越したことはないが、これはあくまでアルシャビンを安売りしないというクラブからのブラフである。どこの世界にも存在する交渉の常套手段である。そして最初から交渉に入るのではなくまずは拒否することで、相手の出方を窺っているのである。ここで全ての相手が引いてしまうリスクもあるが、そこは旬の選手。相手が引かない自信があるのだろう。そして最初より上積みされたオファーが届くのを待っているのであろう。そこで初めて交渉のテーブルに付き、1円でも多くの移籍金を得るための交渉をスタートさせるのである。アルシャビンの代理人であるラヒター氏はこうコメントしている。「彼(アルシャビン)がビッグクラブに加わるのを楽観的に考えている。 いつ決まるかは分からないが、8月末まで時間は十分にある。 それまでゆっくり見るよ」アルシャビンの移籍は間違いないだろう。だがその移籍先はすぐには決まらないだろう。そして移籍金も多くて30億前後に落ち着くのではと考えている。ほな、また。
2008.07.16
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決してミランDFマルディーニのことではない。ミラン一筋で、40歳を越えても現役への興味を失わないマルディーニも尊敬するが、セリエ現役最年長選手は実はマルディーニではない。それは昨シーズンまでラツィオに所属していたGKマルコ・バッロッタ。年齢44歳。GKというポジションの性質ゆえ、マルディーニのようなフィールドプレーヤーほどプレーに年齢がそれほど関係ない。むしろ年齢を重ねるほうが経験の部分で有利とも一部には言われている。それでも動きやフィジカルの部分ではやはり若い方が有利であり、バッロッタの44歳という年齢は他に類を見ない数字である。だが昨シーズンのラツィオでは29試合に出場するなど、決して契約しているだけの選手ではなくチームでも重要な選手の1人であった。しかしながら契約が満了を迎え、やはり年齢もあったのだろう。クラブは契約を延長しなかった。それでもバッロッタは言う。「まだプレーしたいから、クラブを探す。 44歳だけど、まだチームに貢献できると思っている」現在のところ、セリエBのモデナがバッロッタに興味を示しているようだが、「モデナは可能性の1つだ。 だが他のクラブも考慮しなければならない」と現役続行、そして移籍候補探しを継続するようだ。バッロッタは今シーズン、どのクラブのユニフォームを着て開幕を迎えるのだろうか。出来れば上の舞台で最年長記録を更新して欲しいものだが。ほな、また。
2008.07.14
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ダジャレのタイトルで申し訳ない。ユーロでのポーランド戦、そして一時は勝利を決定付けたと思われたトルコ戦でのゴールで完全復活を世界に印象付けたブレーメン所属のクラスニッチが、このたびフランスのナントに移籍することが正式に発表された。契約は満了しているため移籍金は発生せず、クラブからの契約延長のオファーを拒否しての今回の移籍となったようだ。このブログでも何度か取り上げてきたが、クラスニッチは昨年1月腎不全にかかり、一時は選手生命の危機に立たされた。一度は受けた家族からの腎臓移植は体に拒否反応が起こり、再度別の家族から移植を受け、長きにわたるリハビリを乗り越えてようやく11月になって復帰。腐りそうになった時期もあっただろうが、そんな辛い状況を乗り越えた結果が復帰でありユーロでの活躍だった。クラスニッチにとっては移植を決断した家族や、常に自分を支えサポートしてくれたクラブや周囲には感謝の言葉がいくらあっても足りないくらいだろう。ただ、だからこそその恩義に報いるためにもブレーメンとの契約を延長してほしかった。契約の内容に不満があったのか、それとも監督の構想に入っていなかったのか、オファーを拒否した理由など知る由もない。だがそれでも選手として戻ってくることが出来たのも家族はもちろんクラブのおかげだし、契約を残しておいてくれた恩を返すべきだと思う。移籍するにしても、少なくともクラブに移籍金が入るような状況で去るべきだったように思う。新天地となるナントでも活躍することを期待しているが、今回の件でクラスニッチに対する感情は少しトーンダウンしてしまった。ほな、また。
2008.07.14
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先に書いておくが、ぼくはマンチェスター・ユナイテッドのファンである。だからロナウドにはクラブに残って欲しいと思っている。しかしながら、クラブやファーガソンが未来を見据えているのなら、明確なビジョンを抱いているのなら、そしてそのビジョンにロナウドが含まれていないのであれば、適正な移籍金での放出もやむなしと思っている。ただロナウドが火に油を注いだ形となってしまった、FIFA会長の発言には少し反論したい。ちなみにその発言とは以下の通り。「サッカー界では現代における奴隷制度が強く存在する。 私はいつでも選手の保護を優先したい。 ロナウドが移籍したいのであれば、移籍させるべきだ」『奴隷』という言葉を用いたために話が複雑化しそうな気配もあるが、とはいえ噂ばかりが一人歩きし注目を集めるロナウドの今回の移籍騒動において、ユナイテッド、ロナウド、レアルの3者にルール違反を犯した者はいただろうか。あえて言えばレアルのタンパリングすれすれの発言の類だけである。だがこれについてもユナイテッドが警告し、FIFAは問題なしとの見解を出している。つまりは誰1人(クラブ)として間違った行動を取っていないということになる。にも関わらず、会長は選手の保護の名の下にこのような発言をしたのである。分からなくはない。例えば昨シーズンのバレンシアにおけるアルベルダやカニサレスのような事態に陥った選手の場合、FIFAとして選手の保護を優先すべきであろう。しかしながら今回はそうではない。もちろん各々の思惑、特にロナウドの本心がどこにあるのか確証がないながらも、ユナイテッドはロナウドを軸として考えており、レアルはロナウドを移籍の目玉と思っていることだろう。だがロナウドはユナイテッドと長期契約を結んでおり、契約が切れたわけではない。レアルがロナウドを獲得するには当然ながら、ロナウドだけでなくユナイテッドの首も縦に振らせる必要がある。話を変えよう。ロナウドの場合はビッグクラブ同士の問題であるが、当事者クラブのレベルに差がある場合はどうだろうか。そして当事者の選手が下のレベルにいたらどうなるだろうか。セビージャやウディネーゼのように選手を供給することで成り立つクラブもあるものの、ほとんどのクラブはそうではない。少ない選手をやりくりしながら、それでいて少しでも多くの移籍金を得ることでクラブ強化につなげ、なんとか上のリーグへ、上の順位を目指して戦っているのである。だが単純にクラブ強化とはいうものの、ビッグクラブほどの魅力もなければ戦力的に上を望めないクラブに移籍を夢見る選手は少ない。選手はより高みを目指すものである。そんな中で中心選手がビッグクラブへ移籍したいと考え、所属クラブが頑なに拒むこともある。それでもFIFAはロナウドと同様の発言が出来るのであろうか。選手の保護の名目で移籍を許すのであろうか。仮に許すのであればビッグクラブとそれ以外のレベルの差はますます広がり、サッカーとは持つ者だけに許されたスポーツになってしまうことであろう。それはFIFAの考える主張と異なってはいないだろうか。草の根的発展を考える主義と異なってはいないだろうか。またサッカー界とはそんなものだ言うのなら、そんなサッカー界にした自分達の責任はどうなるのだろうか。また新たな移籍のルールを作って選手を保護するのだろうか。ユーロにおいて華麗なサッカーが展開される中、スコットランドではグレトナが財政悪化によりリーグから脱退し、ブルガリアではCSKAソフィアが多額の負債からチャンピオンズリーグ出場権を剥奪された。ビッグクラブでさえもミランの借金問題が浮上したり、ローマは常に財政問題を抱えている。トップに立つ人間として、1つの事象にだけ注目して発言したのならあまりにも無責任すぎる。FIFAという世界のトップに立つならば、もっと周囲を見渡す眼が必要ではないだろうか。仮に自信を持って発言したのなら、サッカー界には暗い未来が待っている。ほな、また。
2008.07.12
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