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GeForce GT 640のつづきです。 (その1) (その2) (その3)■消費電力最後に消費電力を見てみましょう。(表)消費電力 (単位:ワット)※項目 Idle:システム起動後、状態が安定したとき FF14:FF14ベンチ中の最大値(画面が真っ黒で変化しないタイミングを除く) TMPG:TMPGEnc5エンコード中(フィルタ処理なし)の最大値※システム全体の消費電力です。(ディスプレイ、ANS-9010除く)(グラフ)消費電力 (単位:ワット)GT 640の消費電力の低さがわかると思います。特にアイドル時の消費電力に注目してください。9800 GTはもちろん、9500 GTよりも低くなっています。このクラスのビデオカードを使う人は通常はGPUに負荷をかけない使い方が中心でたまにゲームなどで負荷をかけるという感じでしょうから、アイドル時消費電力の低下はインパクトが大きいと思います。また、ゲーム系のベンチマーク、CUDAエンコードとも性能的に同程度にあった9800 GT PEに対しては、負荷時にも10W以上低い値となっており、消費電力あたりのパフォーマンスで優位に立っています。さすがにCPU内蔵と比べると消費電力が上がりますが、まあそもそも内蔵で満足出来る人には関係のない話ということで。■総括では、これまでに挙げた結果を踏まえて総括したいと思います。タイトルに合わせて『どんな信者が救われるのか』という視点で書かせていただきます。nVidia信者で、1スロット派/低消費電力派という前提です。・GeForce 9500 GTあたりを使い続けていてそろそろ買い換えたいと思っていた信者 ⇒アイドル時消費電力の低下と大幅な性能向上が見込めます。ただし、値段はちょっと高く感じるかもしれません。・1スロット派なのに泣く泣くGTS 450あたりの2スロットタイプのグラボを使っていた信者 ⇒性能が許容範囲内なら、1スロットの恩恵に感謝することが出来ます。・メーカー製のスリムPCや小型PCを新規に買った信者、その手のPCのグラボを追加したい/買い換えたい信者 ⇒小型カード&低消費電力なのでスペースが少なくて電源に余裕のないメーカー製小型PCでも使える可能性は十分あります。・CUDAで何かの計算プログラムを動かしたい/開発したいが2スロットはゴメンだし旧世代の1スロットタイプでは性能的に物足りない信者 ⇒CUDAの性能が向上しているので、もしかしたらアリかもしれません。※でも倍精度計算性能はKeplerで大幅に低下しているそうなので、やっぱりダメかも・・・(追記:そういえばさんざん言われていることを忘れてました)・Core 2あたりの旧世代のシステムを使っているけどPCごと買い換える予算がなく、でも動画エンコードをそこそこの速度でやりたい信者 ⇒ある程度画質が悪くても我慢できるならCUDAエンコーダは比較的速いですし、この世代だとフィルタ処理でも効果があります。Core i7でもLGA1156/LGA1155でIntel 5系チップセット、あるいはP67の場合はCPUエンコーダが使えないので場合によってはアリでしょう。残念ながら以下のような信者は幸せになれない可能性が高いと思われます。・9800 GTあたりを使っていて、そろそろローエンドでも性能向上しているから買い換えようかと思っているライトゲーマーな信者 ⇒9800 GTに対して、ゲーム系では性能向上は見込めません。DirectX 11対応や消費電力の削減、カードサイズの小型化に魅力を感じないのであればやめておきましょう。・Sandy BridgeやIvy Bridgeを使っているけど、CUDAエンコードしてみたい信者 ⇒性能的にも画質的にもQSVのほうが上ですので、意味がありません。また、Sandy/Ivy対応のマザー(P67以外)を使っていてCPUがQSV非対応の場合はCPUを買い換える方がいいでしょう。■雑記最後に、感想や今後への期待などを書いて終わりにしたいと思います。まず、GeForce GT 640については、今後DDR5タイプの登場で性能が向上することに期待したいと思います。DDR3ではメモリがボトルネックになっている場合があるようです。それから、2スロットタイプの存在意義がよくわかりません。私の小型タイプとクロックなどのスペックの変わらないものも多いですし、このクラスでOCとか求める人もそういないでしょう。私のものでもファンの音とか気になるほどでもないですし、もう少しカード面積を広げればヒートシンクをデカくできるので、ファンレスにするのでもなければ意味がないと思います。廃熱をケース外に出したいとか、2スロットならコネクタを増やしやすいとかの意味があってそういう製品を出すのはわかりますが、1スロットタイプのほうが少ないというのはどうも腑に落ちませんね。コネクタについては、私のはRGB+HDMI+DVI-Dなのですが、そろそろDisplayPortがある方がいいなと。RGB+DP+DVI-Dとか、DP+DP+DVI-Iとか、DP+HDMI+DVI-Iとか。DP+HDMI+DVI-Dでも良いかなと。あとは、NVENCがどんなもんなのかなと。画質がイマイチという情報も出ていますが、実際やってみたわけじゃないですし。TMPGEnc5が対応してくれるといいんですけど、結局画質が酷いとかで使われない(需要がない)なら意味ないですしね。それと、やっぱり今後はKeplerの650/660がどんな性能で出てくるのかってのが気になりますね。一番需要ありそうなミドルレンジをポッカリと空けたままですし。すでにちらほらと見かける情報では660は結構良さそうなので。2スロット確実ですが。650がどうなるのか。1スロットの補助電源なしで性能が660と640の中間くらいとかだったら、1スロット派歓喜かもしれないんですけど。
2012年07月15日
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GeForce GT 640のつづきです。 (その1) (その2)本題というか、CUDAを使ったエンコードでCUDAの性能を見てみます。例によってTMPGEnc Video Mastering Works 5を使用しています。せっかくのKeplerなのでNVENCの性能も見たいところなのですが、TVMW5は未対応なので(というか対応しているのはMediaEspressoのプレス向けリリースくらい?)評価できませんでした。■CUDAエンコード(表)CUDAエンコード (単位:秒)※設定ソース:MPEG2-TS(.ts)の一部 180秒 5395フレーム HD:1440x1080 59.94fps インタレース SD:720x480 59.94fps インタレース出力:MPEG4-AVC/H.264(.mp4)ファイル HD:1440x1080 29.97fps プログレッシブ D4:1280x720 29.97fps プログレッシブ SD:720x480 29.97fps プログレッシブ mob:360x240 29.97fps プログレッシブ(グラフ)CUDAエンコード (単位:fps)※グラフについて補足。TMPGEnc 5で「出力準備中」と表示されている時間が今回の動画では20秒ほどありましたので、その分を差し引いてフレームレートを算出しています。CUDAエンコードについては、9500 GTを除いてほぼ横並びのスコアになりました。以前から同様の結果が出ているので驚くことではありませんが、CUDAエンコーダの性能は比較的下位のGPUでも使えるように設計されているため、上位GPUの性能を生かし切れないようです。これはnVidiaのライブラリによるものでしょうか。上位機種でないと遅いというものでも良いので、せっかくの性能を画質向上に活かせる高画質モードとかを作って欲しいところです。■CUDAを使ったフィルタ処理では、CUDAをフィルタ処理に使ったらどうなのか・・・。ノイズ除去と色調補正を入れてやってみたところ、Core i7 2600Kだと性能が高すぎて、GT 640ではCUDAフィルタリングを有効にしただけでは使ってくれませんでした。ただ、拡張命令を制限したりシングルスレッドに設定したりしたらCUDAを使ってくれましたので、その結果を出しておきます。(表)TMPGEnc5 CUDAフィルタ Core i7 2600K (単位:秒)※ノイズ除去、色調補正(グラフ)TMPGEnc5 CUDAフィルタ Core i7 2600K (単位:fps)結果を見ると、GT 640では確かにCPU処理よりは劣るものの、肉薄するレベルに達していることがわかります。9800 GTもシングルスレッドでSSE2までに制限するとようやくCUDAを使いますが、GT 640との差はかなり開いています。倍までは行きませんが、それに近い差が付いていますね。CUDA Core 384個の実力ですね。とはいえフィルタ処理の高速化には役に立たないのが残念なところ。ってことで、もう少し性能の低いマシン、Core 2 Quad Q8400s + SpursEngineのマシンで試してみました。こちらはWindows XP 32bit環境です。(表)TMPGEnc5 CUDAフィルタ Core 2 Quad Q8400s + GT 640 + SpursEngine (単位:秒)※SpursEngineで360x240のサイズが使用できなかったので、このテストではmobは352x240の解像度にしています。(グラフ)TMPGEnc5 CUDAフィルタ Core 2 Quad Q8400s + GT 640 + SpursEngine (単位:fps)こちらはCPUフィルタよりGT 640のほうが2~3割性能が良いという結果が出ました。フィルタ処理をした場合、SpursEngineでエンコードするのと、エンコードにもCUDAを使うのとでエンコード時間にはほとんど差が出ませんでした(画質には大差がありますが)。フィルタ処理をしない場合はSpursEngineに分があります。SpursEngineやQSVはハードウェアエンコーダなので高解像度でもあまり速度が低下しませんが、CUDAは結局のところソフトウェアエンコーダですので高解像度になれば処理が多くなる分速度が低下すると。そういうことでしょう。■画質についてちょっと本題から外れますが、CUDA、QSV、SpursEngineの画質について。今回改めてCUDA、QSV、SpursEngineでエンコードしてみたのですが、画質についてはSpursEngineが一番のように思います。というか、SpursEngineを見直しました。動画をなんとなく見ている感じではQSVはキレイに見えるのですが、動きの激しいところをフレーム単位で見ると意外と画質を落としているのがわかるというか、ブロックノイズとかはそれほどではないものの何か”のっぺり”とした画になっている感じでした。CUDAは以前よりマシになったように感じますが動きの激しい部分ではブロックノイズがすごいのは相変わらずです。SpursEngineがディティールまで比較的きちんと再現されているように感じます。もちろん得手不得手はあるのですが、まだSpursEngineも捨てたものではないのではないかと。さて、その4では消費電力をチェックして、総括を書きたいと思います。(つづく)
2012年07月15日
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GeForce GT 640のつづきです。 (その1)ゲーム等のベンチマークを見てみます。まあ、各所でレビューが上がってるので今さらですし、ゲームのためという視点では微妙なポジションのカードなので割とどうでもよいのですが。。。評価環境について。おおざっぱに以下の環境です。 MB:AsRock Z68 Extreme4 CPU:Core i7 2600K Memory:PC3-10600 16GB(4GBx4) OS:Windows 7 Ultimate x64比較対象のビデオカードは以下の通りです。 Leadtek WinFast GT 640 1024MB SDDR3 LP (GeForce GT 640) GALAXY GF PGTX470-OC/1280D5 FUJIN (GeForce GTX 470) Leadtek WinFast PX9800 GT Power Efficient (GeForce 9800GT) Leadtek WinFast PX9500 GT HDMI GDDR2 512MB L/P (GeForce 9500GT) Core i7 2600K 内蔵 (HD3000)■Windowsエクスペリエンスインデックス(表)Windowsエクスペリエンスインデックス(グラフ)Windowsエクスペリエンスインデックスあまり何かの指標になる数字ではありませんが、Windowsとしては9800 GTより上と判定しているようです。■バイオハザード5ベンチ (DirectX 10,DirectX 9.0c)(表)バイオハザード5ベンチ※設定1920x1200/MSAA:2x/HS=off/MB=off/影=中/テクスチャ=中/画面=中(グラフ)バイオハザード5ベンチ概ね9800 GT(PE)と同程度のスコアになりました。■Final Fantasy XIVベンチ (DirectX 9.0c)(表)FF14ベンチ(グラフ)FF14ベンチ9800 GT(PE)より少し上くらいのスコアになりました。高解像度では少し厳しいかもしれません。■Final Fantasy XIベンチ3 (DirectX 8.1)(表)FF11ベンチ(グラフ)FF11ベンチ今さらのFF11ですが、DirectX 8世代のベンチマークは新しいGPUは分が悪いみたいです。もっとも、FF11くらいでは今回比較したどのGPUでも余裕ということで、実用上の差はないでしょう。■ロストプラネット2ベンチDirectX 11対応ということで、一応ロストプラネット2のベンチを。(表)ロストプラネット2ベンチ※設定H:1920x1200/MSAA2x/HS=off/MB=on/影=MID/テクスチャ=MID/演出=MID/DX11=MIDL:1280x720/MSAA2x/HS=off/MB=off/影=LOW/テクスチャ=MID/演出=LOW/DX11=MID(グラフ)ロストプラネット2ベンチDirectX 11が一応ちゃんと動作するといったところでしょうか。重い設定だとさすがにちょっと苦しいです。ただ、9800 GT/9500 GT/HD3000だとDirectX 11のベンチマークが動作すらしません。その3ではCUDAのスコアについてTMPGEnc5で見ていきます。(つづく)
2012年07月15日
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発売されてからずいぶん経ってしまいましたが、GeForce GT 640について書いて見たいと思います。発売後2週間くらいで購入したのですが、なかなか時間がとれませんでした。私は基本的にグラボはnVidiaに決めています。別に儲と呼ばれても構いません。ATI(現AMD)チップのボードを使ったのはずいぶん昔のことですが、アナログ出力の画質とか色合いとかCatalystが気に入らなかったとかいろいろでもう買わんと。まあ、2枚買ったどちらも安物のボードでしたので、画質に関しては正当な評価ではないですが、nVidia系だと割と安物のボードでもまともに映る気がしますし、何より色合いのクセはやっぱりnVidiaのほうが好きです。それに、CUDAもありますから。さらに、グラボはできるだけ1スロットにこだわってます。2スロット占有タイプは今までにGeForce GTX 470の1枚しか買ったことがありません。そもそもグラボに空きスロットをふさがれるのが気に入らないのと、2スロット占有の冷却機構が必要なほど発熱するグラボを入れたくないというのが理由です。で、GeForce GT 640ですが、いわゆるKeplerであります。3桁型番になってからのGeForceは1スロットタイプは徹底的にローエンドモデルで、9500 GTや9800 GTから買い換えようという気が起こらなかったのですが、KeplerアーキテクチャでようやくCUDA Core数が増えて、しかも1スロットで非常に小型のモデルも登場したことで買ってみようという気になりました。今回購入したのはLeadtekの製品です。では、まずは、大きさを見てみましょう。GTX 470、9800 GT PEとの比較です。GTX 470はGALAXYの特殊クーラーでカード長がリファレンスより若干短いタイプ、9800 GT PEはLeadtek製です。見ての通り、とても小さいカードです。9500 GTの中でもロープロに対応した小型タイプ(Leadtek製)とも比較してみます。重ねたところ。このように、9500 GTの中でも小さめのカードと比較してもまだ小さいです。これがどの程度の性能を発揮してくれるのか、楽しみです。その2からはゲーム系のベンチマーク、CUDAを使ったエンコード、消費電力を見てきます。とくに消費電力とCUDAがどうなのか、気になるところです。(つづく)
2012年07月15日
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