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NYに住んで9年。この間、ほとんど危険な目にあったことはない。一度あるけど、コンサートの帰りで午前二時にひとりで歩いていた時に後を付けられたくらいで、これは何かあったとしても自業自得である。でも、去年スペインに行った時に、危ない目に会った。命を取られるような事ではないが、路上スリである。スペインのグラナダで、地図を片手にある場所を友達と歩いていた時、何やらジプシー風のおばさんが私たちに話かけてきた。大きな地図を広げていたので何か場所でも知りたいのかと思ったが、どうも言葉が通じない。地図を私に向かって余りにぐいぐい押し付けるので、その汚い地図を売りたいのかなと思った瞬間、たすきがけにしていた私のバッグのチャックを地図の下から開けようとしるおばさんの手に気がついた! 余りの巧妙さにびっくりし、半分くらいまで開けられてしまったバッグを握りしめ、友達と一目散にその場を離れたので被害はなかったのだが、冷水を浴びせられたような気がした。だいたい、今までの人生でスリにあったことがないので、自分が被害者になりかけるなんて想像もしなかった。日本ではない国に長い間住んで、変な自信のようなものがあったのか? 知らない国に行けば観光客度全開だったのかも知れない。今回は母が一緒。母に不快な思いをさせないよう、気を付けなくてはならない。
2007/03/16
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今回の旅行の資料として、ガイドブックや英国とフランスの政府観光局のウェブサイト、人様の旅行体験記などを参考にしている。そのうち、ロンドンのTransport for Londonが結構面白かった。右側のJourney Plannerというところに、自分の行きたい地下鉄の駅や住所、見所などを入力すると、そこまでの道順案内が出るというスグレモノである。特定の日付や時刻も選べる。私たちのパリへの移動日である二ヶ月も先の5月でも、ホテルからWaterloo駅までの乗り換え駅と所要時間がちょちょいと出る。しかも、Detailを指定すれば、「(体の都合で)階段が登れない」「車いすの使用が必要」「○○分以上歩けない」「私の歩くスピードは遅い・早い・普通」「自転車を担いで乗りたい」などの情報を入力でき、その条件に見合った移動方法や所用時間を提供してくれるのである。地下鉄だけではなく、バスや道順の表示も出る。なんて素晴らしいシステムだ!日本にも是非このシステムを作って欲しい。(あったらゴメンナサイ)
2007/03/15
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行きはロンドン、帰りはパリというオープンジョーに決定した私たち。ロンパリ間は、前から乗ってみたかったユーロスターに乗る事にした。ロンドンとパリ間を約3時間でつなぐ高速列車。大昔にカレー港からドーバー海峡を渡ったけど、海底を走る電車はとても便利。まず、ユーロスターのウェブサイトに行ってみる。面白いのは、日本の新幹線などとは違い、同じクラスの列車でも出発時間帯によって値段が違うことだ。日にちによって値段設定もまちまちで、早朝が高い日もあれば安い日もある。クラスは上からビジネスプレミア、レジャーセレクト、スタンダードとなり、後に予約の日にち変更ができるかどうかによっても値段が変わってくる。私たちはもう移動日を決めていたし、別に車内で食事しなくてもいいので、StandardのNon Flexible(変更不可能)にした。大人ひとりUS$124。後で分かったことだが、私たちの移動日は英国の休日に当たっており、一週間後にたまたま再度アクセスすると、値段が倍に上がっていた上に、既にソールドアウトになっていた。早い者勝ちである。特筆すべきは、シニア料金があるということだ。60歳以上である母は私よりUS$30安い。しかも、私と同じNon Flexibleのレートなのに、一度だけ変更が可能という特典付き。体調が悪くなるケースを考慮するということか。素晴らしいぞ(でも付き添い人の変更はきかない。どうするんだ)。年齢の証明は現地でチケットをピックアップする時にパスポートを見せればいいだろう。調べれば、シニア割引があちこちであるかも知れない。良かったね、母。
2007/03/14
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旅行用サイトでホテルを予約する時、参考にするのが一般の人が投稿した「口コミ」。あくまでも個人の意見なので信憑性には欠けるかも知れないけど、だいたいの参考になる。それにこういう投稿は面倒くさいもので、わざわざ投稿する人は、これから旅行しようとする他人に情報をまじめに教えようとするものだと思う。たまたまひどいサービスを受けた人が「サービスが悪くて最低」と書いていても、複数の人が「良い」「まあまあ」などと書いていれば、概ねよしとすればいい。サービスは泊まった時に当たった担当者にもよるし、受けたサービスが十分か不十分かは受け止め方が人それぞれなものだ。ロンドンのホテルは夫が某ホテルの会員なので、夫が今まで出張などで貯めたポイントが使え、6泊中3泊が無料になった。しかし、パリのホテルは自力で探さなくてはならない。まず、パリ市内の希望の地域を決めることにした。条件は現地申し込みのツアーの発着所が近い事、徒歩圏内で地下鉄の駅に行ける事。考えた結果、ルーブル美術館~ヴァンドーム広場の辺りに絞り込み、4つ星ホテルを探した。ひとつ、夫がメンバーになっているチェーンホテルがあったので検索してみる。立地もよく、設備も良さそうだ。念のためウェブで口コミを読んでみた。アメリカのウェブ、ExpediaやTravelocityでの評判は5ポイント中4.7。非常に評判がいい。日本のサイトに行ってみると、不思議と評判が悪い。「メンバーなのに、屋根裏のような部屋に通された」「サービスが悪い」「部屋が古臭くて狭い」など散々。これって、もしかして日本人は差別されているの? 歴史と格式のあるホテルで、最近このチェーンホテルの仲間入りをしたそうだが、アメリカ人には対応が丁寧で日本人はそうではない...? まさかねー。とにかく、どこの4つ星ホテルも恐ろしく高い。結局ルーブルの近所にまあまあの価格と日米そこそこの評判のホテルがあったので、そこのウェブサイトに行って予約をした。予約後のメールで、「ベッドをふたつお願いします」とリクエストをした。数日後、「ご希望のリクエストを承りました」とメールが届いた。反応は若干遅いけど、ちゃんと個人客にも返事をくれるのはいい。とりあえずホテルはこれで完了っと。
2007/03/13
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フライトが決まったので、お次はホテル。去年スペインに行った時に思ったのは、ヨーロッパのホテルは古くて狭いということ。アメリカの部屋が広くてタオルも水もアメニティも使い放題のホテルに慣れてしまうと、ヨーロッパのホテルは結構つらい。私も母も若くはないので、学生や若いOL旅行のようにプチホテルの雰囲気を楽しむよりは、できたら4つ星以上のサービスと設備の整ったホテルにしようと思った。しかし、ヨーロッパのホテルは高い! 特に今ユーロが強いので、円やドルに換算すると、とても高い値段設定になっている。ツアーに組み込まれていると割安でそれなりのところに泊まれるのだろうが、個人ではそんなに割引もない。とりあえず、アメリカ人御用達のExpediaとTravelocity、最近流行のHotels.comでリサーチ。日本サイドではアップルワールドがお気に入り。去年も思ったけど、今時はホテルにもホテル各自のウェブサイトがあり、そこで直接申し込むことができる。アメリカ系のサイトと値段を比べると、換算レートの微妙な変化こそあれ、ほぼ値段は同じ。でも、日系のサイトと比べると、どうも日系は値段が3000円~くらい高い。朝食がついているから?ホテルのサイトで見る限り「ヨーロッパのホテルは必ず朝食がついている」という通説は当てはまらない。B&Bレートはあるところはあるけど、当然部屋代のみより高い金額になる。朝食代というのは4つ星ホテルだと大体20ユーロ(3000円)くらいで、朝食にしては結構な金額だ。外に食べに行くよりは毎朝3000円払った方がいいということかしら。ヨーロッパに旅行に行くなんて人がけちけちするなということかしらん。私も朝から母を引っ張り回したくないしなあ。思案中である。
2007/03/12
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最初は英語が全くできない母のためにツアーを申し込もうと思ったのだが、ニューヨークから一旦日本に行き、ツアーに参加するのは金銭的にも体力的にもかなりきつい。飛行機で一緒に飛ばなくても、現地の市内観光に参加させてくれると言った旅行代理店もあったが、ではホテルはどうするのか(母が一人参加で追加料金を払う?送迎は?)、などなど、いろいろ調べていくうちにやはり個人で旅行を組み立てた方がいいという結論に至った。となると、母にはひとりでロンドンかパリまで来てもらわなければならない。かなり不安だ。というのも、母は英語がわからないだけでなく、究極の方向オンチなのだ。成田では中に入れないまでもできるだけ私の姉が手伝ってあげられるだろうし、ゲートに行くぐらいは周りは日本人だらけなんだから、ゲートに行く道に迷っても誰かに聞けばいいだろう。問題はロンドンに着いてからだ。最初は母の到着時刻と同じ頃に着く飛行機を取って、入国審査に一緒に並ぼうと思ったのだが、時差の関係でどうしても日本便の着く午後5時ごろに着く便が無い。仕方が無い。母にはできるだけの資料を持たせて、がんばってもらうしかない。私は前日に現地入りして、ゲートで母を待つことにした。そう決心した頃、夫が、「そういえば、子供だけの旅行でサポートが付くサービスがあるから、シニアだけで行くサービスだってあるんじゃないの?」と、目からウロコが落ちるアイデアを出してくれた。そうだ。あるかも知れないよね?早速JALとANAのウェブサイトに行って調べてみる。JALのウェブに行ってみると、そういうサービスはあるのだが、ただこれは「海外に駐在している家族のみが対象」とある。駐在員を抱えるような大企業の社員の家族は手厚くもてなし、留学や海外に赴任以外で住んでいる人たちの家族はあまりケアする必要がないということ? 儲からない個人客のサービスはしないという企業理念はわかるけど、結構露骨だよね。では、ANAはどうだろうか。http://www.ana.co.jp/int/checkin/rakunori/index.htmlANAには「らくのり」というサービスがあるらしい。ツアーの客は除外するけど、シニアの搭乗や現地入国の手続きを助けてくれるそうだ。電話をして、正規航空運賃ではないといけないとか規則がないのか聞いてみた。すると、ディスカウント航空券でも変わらないサービスが受けられるとのこと。ただ、人数に限りがあるので72時間前には申し込むように言われた。こんなにすばらしいサービスがあっていいのだろうか? 実際にどうなるかは体験してみなければわからないけど、もし母が書かれている通りのサービスを受けられたら、ニューヨークにいる友人知人だけでなく、ウェブサイトでもどこでも盛大に宣伝しようと思う。という訳で、航空会社は決まった。
2007/03/09
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母をヨーロッパ旅行に誘ったのは、いくつか理由がある。ひとつめは、(1)で書いたように、苦労をかけた母にお詫びと罪滅ぼし。ふたつめは、母が今年70歳になるので、その記念のお祝い。みっつめは、去年、夫の母がアメリカに遊びに来たことだ。夫はひん曲がって育ってきた私と違い、まっすぐ育って来た人だ。当然のように親孝行もする。母親に対して文句も言うし手厳しい事を言ったりするけど、母親が遊びに来たいと言えば、いろいろ考えて手配をしてあげている。ロサンゼルスとラスベガスに3人で遊びに行き、お義母さんはとても嬉しそうだった。夫の母もとうに70歳を超えているが、とにかく元気だ。今時のシニアは本当に健康で元気な人が多い。私も母が元気なうちに、どこかに旅行に連れて行ってあげるくらいできないだろうかと思ったのだ。母の行きたいバッキンガム宮殿に。
2007/03/08
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行き先はロンドンとパリに決め、次は日程。ヨーロッパは結構いつまでも寒いらしいので、できるだけ暖かい時期がいい。かといって真夏は旅行代金が高額になるし、人がごった返す時に行くのも面倒だ。ゴールデンウィーク後から夏休み前が狙い時だろう。私は同僚たちが休まない時期の方が休みを取りやすい。とすれば5月中旬から6月。日本からの航空運賃も比較的安い。旅行ガイドブックを買い込み、ロンドンとパリのイベントカレンダーを見た。以前、春にスペインに行った時が丁度復活祭の時にあたり、お祭りが見られるなという軽い気持ちでいたら、ものすごい人出で身動きできなくなってしまったことがある。なので現地の人たちの休みや祭りに巻き込まれるのも避けたい。ガイドブックを見て行くうちに、5月23日~27日までロンドンの王立園芸家協会主催の「チェルシー・フラワー・ショウ」があるのを見つけた。英国で園芸展...なかなか面白そう。ウェブサイトを見てみると、チケットがオンラインで買えるようだ。まだ二ヶ月も先の話なので、まだチケットが取れる。では、この時期をロンドンにして、その後パリに移動しよう。母に相談すると、いつでも行けるとの返事。上司に休みを取りたいというと、すんなりOKが貰えた。予定がいよいよ本格的になった。
2007/03/07
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5月に、母とふたりでロンドンとパリに旅行に行くことにした。こう書けば親孝行をしているように見えるかも知れないが、私は長~い間親不孝をし続けたので(28才くらいの時に、あることで取り乱して母を泣かせたこともある)、せめてものお詫びと罪滅ぼしという意味合いの方が強い。母は海外旅行に過去にカナダとオーストラリアに妹(私の叔母)と行っている。でもヨーロッパには行ったことがない。なので、電話でヨーロッパのどこの国に行きたいのか尋ねた。母は、即座に「バッキンガム宮殿に行きたい」と言った。普段あまり自己主張をしない母が即答するとは、意外だった。そうか。では初めてのヨーロッパはベーシックにロンドンとパリにしようと思った。私の仕事の都合で長くは休めないし(フリーランスといえど、長く休みすぎれば席があるかどうか不安だ)、短い期間で走るように何カ国も回っても疲れるだけだろう。着いた翌日の午前8時に集合して市内観光するような旅行にはしたくない。「じゃ、ベルサイユ宮殿にも行こうね」と言うと、「バッキンガム宮殿の近くにあるの?」とのお答え。詳しく説明すると、母はバッキンガム宮殿がどこの国にあるのか知らなかった...。
2007/03/05
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