2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全22件 (22件中 1-22件目)
1
昨日の映画「ホテル・ルワンダ」は、結構考えさせられる映画だった。映画の中で、国連軍が虐殺されそうな人々を助けようとするんだけど、逆に襲われたり殺されたりして守りきることができない。国連はあくまで「平和維持機関」で、平和ではないところを平定する力はないというのを描いていた。ならず者の集まり、暴徒と化した人々を国連軍では押さえることができないのだ。ルワンダ虐殺は内戦なので諸外国の助言は及ばず、国連軍もあえなく撤退。この国連の情けない将軍をニック・ノルティが情けなさそうに演じていた。これを見ると、なんだか学校みたい。いじめっ子に注意だけはしても何もしない、できない先生みたいな感じ。結局当事者同士で血を流しながら争う事になる。その間活動していたのは赤十字だけ。つくづく、ボランティアでこういう危険なところで人道活動をしている人って偉いと思う。ジャーナリズムの限界も描かれていた。ホアキン・フェニックスがジャーナリスト役でちょっと出ていたのだけど、そのジャーナリストが女性や子供がぼかぼかと殴られているテープ(多分本物の虐殺シーン)を録画して持って来たのだが、彼は後になって「何てひどいことが起こっているんだ、と思いながらも、自分はこうやってホテルで夕食を取っている」と自虐的に話をしていた。結局外国人の退去勧告を受け、こういった虐殺テープは世に出る事は余り無く、従って世界中でルワンダがどうなっているかを知っていた国は少なかったという顛末らしい。今はルワンダの内戦は鎮圧されているが、内戦でちりぢりになった人々がルワンダに戻ってきた理由は、避難していた隣国スーダンで内戦が勃発したから(現在進行形で、かなりひどい状態らしい)...。やりきれない。世界中どうなっているんだろう...。
2005/01/28
コメント(0)

主演男優賞と助演女優賞がノミネート。この映画を見るまで、ルワンダとはどういう国なのかすら知らなかった。また、ほんの10年前、1994年に80万人とも100万人とも言われる大虐殺があったとは、全然知らなかった。ストーリーは主人公が大虐殺から人々を守るというルワンダ版「シンドラーのリスト」という感じだけれども、映画製作者の意向で殺害シーンなどは極力避けているらしい。レートも中学生でも見られるPG-13。いわく、「できるだけ多くの人に見てもらい、こういった事実があった事を知って欲しいから」。一緒に見に行った夫は「キリング・フィールド(カンボジア大虐殺を描いた作品)の衝撃の方が強かった」というコメントだったが、殺戮の衝撃映像を見る映画ではないだろう。もっとその背景を知って、考えるべき映画だ。主人公はベルギー系ホテルの現地支配人ポール(ドン・チードル)。ルワンダにはフツ族とツチ族というふたつの民族があり、隣人同士平和に暮らしていた。しかし、フツ族の大統領が何者かに暗殺された事から、フツ族によるツチ族の大量虐殺が始まるのである(この事情の説明をしているいいサイトがあったのだけど、了解をいただけたらリンクを貼ろうと思っています)。ポールはフツ族で、ポールの妻タチアナはツチ族。大統領暗殺の報を聞いたタチアナの家族たちが、ポールを頼って彼の家に集まる。ポールは何とかフツ族の警察を買収して自分のホテルに家族を無事連れてくることができるのだが、フツ族の同胞から「ツチ族を殺せ」と脅され続けるのである。ベルギーの外資系であるこのホテルはポールの必死の訴えでなんとかヨーロッパ側から手をまわしてもらえ「ベルギー領であるホテルを襲うのは領地侵犯だ」としてツチ族を保護できるようになる。しかし、そのホテルを頼って避難して来た難民や孤児などで部屋はあふれ帰り、ポールは窮地に立たされる。ベルギーから出向の西洋系の支配人や西洋人ゲストは外国人退去で誰もいなくなり、国連の力も及ばず、彼はひとりでこのホテルと難民を守らねばならなくなった...。映画を見て不思議だったのは、なぜ隣人同士仲の良かった民族がいきなりここまで隣人を殺せるのかなと思ったところ。調べてみると、やはりツチ族というのは少数派ではあるけれど、植民していたドイツやベルギーから「優秀な民族」として優遇されていたらしい。虐げられていた感情が爆発したのだろうか。主演のドン・チードルは、ルワンダなまりの英語を習得して熱演。細かい演技がうまいと思ったのは、妻の家族を助けるために、警察官に平手打ちを受けるシーン。彼は外資系ホテルの現地支配人で、それなりに裕福で人に指示を出す立場だっただろう。その彼が言われもなく平手打ちをされながらも、妻の家族の命乞いを必死でするのである。彼は、その後何度も殴られた頬を手で触る。大人の男性は、平手打ちをくらう事などそうはないだろう。立場を踏みにじられて余程悔しかったのか...。日本でもぜひ公開欲しい作品である。
2005/01/27
コメント(4)
転職で糸の切れたタコ...凧状態の夫が、アメリカ横断をしたいと言い出した。彼の以前から、長い休みが取れたらぜひやりたいという希望だったし、私もその計画を楽しみにしていたが、まさかこんな形でこんなにすぐ実現することになろうとは。デジカメの件も結局旅行に持って行きたいのだ。夫曰く「全く収入が無くても2年間は今の状態を保つことができる」らしいが、今後に余程自信があるのだろう。どうにでもしたらええやん。なるようになるさ~~(ヤケ)。しかし、いかんせん真冬のアメリカ大陸。横断には天候による危険が伴うので断念。そのかわり、ラスベガスを拠点とする国立公園めぐり、グランドサークルを計画した。問題は、グランドキャニオンなどが真冬にどのくらい寒いかである。日本のガイドブックを見ても、真夏の熱さ対策はうるさいほど書かれているが、真冬の寒さ対策はほとんどない。真冬にあんなところにいく酔狂な日本人はいないのかな。お天気ウェブで調べると、冬はさすがに寒く華氏30度くらい、摂氏0度前後だという。雪もちらつくというが、予想よりあったかいではないか。NYに比べれば天国だ。帰りにラスベガスで暖まればいいし。うちは真夏に灼熱のパームスプリングスに行ったりと、シーズンオフに安く旅行するパターンが多いが、今回もそれね。ガイドブックに書かれている「このモニュメントバレーのロッジは大人気で、夏期は半年前からの予約でいつもいっぱい」みたいな宿泊施設は空いていて取り放題。ツアーも含むバレンタインデー・パッケージなんかもある。NY-ラスベガス間の飛行機は往復$260、ラスベガスのホテルは一泊$100前後である。季節外れ万歳。格安スペクタクルやけっぱち旅行。出発は2月9日(真冬...)...。
2005/01/25
コメント(0)
夫の転職が決まり、新しい仕事を3月から始めるという。今度の仕事はコミッションベースなので、基本給も保険もなくなる。私はまだ仕事が見つかっておらず、不安にならざるを得ない。夫は「新しい挑戦だ」という前向きな意気込みなのだが、私は自分の仕事がないせいもあって後ろ向きに考えてしまう。私と夫の生活はいいとしても、夫は前妻さんのところに子供の養育費を送る身。ふた家族を養っているようなものなのだ。前妻さんが仕事をしていようがしていまいが夫が送金する金額は変わらないので興味はなかったのだが、どうやら彼女も仕事をしていないらしい。大人3人に定収入がないというこの事実...。しかも、アメリカの健康保険制度のひどさを目の当たりにした。今まで天引きで払っていた保険料、個人で払うと毎月1000ドル以上するのだ。毎月10万円以上もの保険料。あちこち電話をしてみたけど、1000ドルなら安いほうだという。ある保険会社などは家族プランで1500ドルだと言っていた。恐るべし、アメリカ。なんでブッシュが再選されたんだあ~~。と、氷点下のどんよりとした空の下で考えつめていたところ、転職で気分のいい夫が、一眼レフのデジタルカメラを買いたいと言いだした。何い? ミッドライフ・クライシスかあ?夫にしてみれば、次の会社に行く間に遊びたいという。こんな長期休暇はもうないだろうから。私はネガティブに考えてしまい、大きな出費は避けたいと思っている。私にカメラ購入を反対されて、夫が逆上した。「俺はこれから勝つ気で転職するんだよ。一番サポートして欲しい妻がネガティブ指向なんて良くないよ。君、学校に行っていた時はポジティブだったじゃないか」そう言われて、そうかとも思った。派遣で4か月働いたとはいえ、昨年5月に学校を卒業してから無職が続き、気分的に落ち込んでいたのだ。暗い寒い天気も相まって、どんどん指向がネガティブになっていっているのだろう。それに、夫のやる気に水を指すのは良くない。数千ドルのカメラかも知れないが、折角の休暇をそのカメラを手に夫が遊びたいというのを止める権利は私にはないはずだ。スコヤカナルトキモ、ヤメルトキモ.........
2005/01/24
コメント(0)
土曜日に大雪が降ったNY。なんと30センチもの積雪だった。翌日は氷点下といえど快晴。これはセントラル・パークに行くしかない。大雪の後の快晴ってなんて楽しいんだろう。除雪車が走り回るせいでアベニュー沿いは道路がきれいになっていた。しかし脇に追いやられた雪は当然泥とオイルにまみれて灰色になっている。それ以外は花壇などに真っ白の雪が積もっていた。粉雪で、雪合戦をするにはちゃんと丸くならない。昼すぎにセントラル・パークに着くと、もうそこはソリなどを楽しむ子供たちでいっぱいだった。クロスカントリースキーをやっている人も相変わらずいる。偉いのは、パークレンジャーが公園が雪で埋もれる前に赤いプラスチックの印を通路脇においており、そこだけ人々が通れるようにちゃんと除雪されているのである。公園の西側にシープ・メドウというだだっぴろい芝生のエリアがあるのだが、ここは冬期は金網が閉鎖されている。ここがなんと今日は開いており、雪を楽しむ市民に解放されていた。さらに、ソリを楽しむ子供たちには木にぶつからないようにワラのクッションが木の元に置かれていた。至れり尽くせりである。雪景色のNYはとても美しい。雪の時にNYに来られたら、シャッターチャンスがいたるところにあるだろう。
2005/01/23
コメント(0)
夫の子供が大きくなってきたな~と実感する今日この頃。うちから友達に電話をするようになった。長々とたわいもない話を弾丸のようによく話す。もう子供なりに子供同士の社会生活が始まってきたのだ。明日は友達と遊ぶのだという。家族と遊ぶより、友達同士で遊ぶようになるようにいずれはなるのだろうか。今でも時々面倒だなと思う子供の訪問。でも、こうやって手にかかるようにならなくなるのはちょっと寂しい気もする。めっちゃくちゃ勝手だな~。毎週末子供が来るとテレビのチャンネル権をにぎられ、子供の好きな夕食メニューに従い、子供の汚した後片付け中心の休日が負担になる時も正直ある。はやく大人になってうちに来ないでくれ~と思うことすらあった。しかし、この5年毎週末顔を見て来て、情が移らない訳もない。最近は大人のような話もできるようになってきたし、ティーンエイジャーになって気難しくなってひねくれる(かも知れない)前の一番いい時期なのかも知れない。今日なんかは、「You are my stepmom, right?(あなたは私の継母よね?)」とあっさり確認された。夫は「She's like your big sister...」とかなんかと言っていたが、「Stepmom, right?」と念を押されていた。単に確認しただけみたいだが、大人のほうがしどろもどろしたりして。ただ、もうごまかしなんて言ってみたところで仕方がないのだ。子供が欲しいのはごまかしじゃなくて真実なんだろう。以前は私が自分と同じ名字なのが不思議だったらしいが(前妻さんと子供は離婚後も夫の姓を名乗っている)、今はその意味も納得しているようだった。大人になったのね...(泣)。このまま私といい関係で大人になってくれるんだろうか。いつかは衝突したりするんだろうか。もの思いがやむことはない。
2005/01/22
コメント(0)
久しぶりに人材派遣会社からお電話がかかってきた。来週から(早い!)雑誌の(やりたい!)仕事だという。しかし、第一条件は、Adobe InDesignというソフトウェアが使い「こなせる」こと。使えるだけじゃだめだと言うのだ。酷似ソフトのQuarkExpressは自信を持って使いこなせるんだが...。派遣会社「実際にInDesignで仕事をしたことがあるの?」私「学校のプロジェクトではやりました」派遣会社「習っているや触っただけじゃだめなのよ」私「家のコンピュータに入っていますし、Quarkができますから大丈夫です」派遣会社「来週までのせいぜい数日の練習を使いこなせるとは言わないわよね」私「...(そりゃそうだ)」で、没。自分でもDesperateだったかなあとちょっと恥ずかしかった。最近ゆっくりだけどInDesignも使われてくるようになった。問題は今まで行ったどこの会社でもQuarkを使っており、実際に仕事で使う現場がない(どうやって経験を積めと言うんだ)。とりあえず今、殊勝に練習に励んでいるけど、役に立つ日は来るのかしら。
2005/01/19
コメント(0)
毎年この時期にやるアイドル発掘番組「アメリカン・アイドル」が今日プレミアだった。最初の頃は膨大な人数のオーディションで、ほとんどノリは昔懐かしウルトラクイズ。「ニューヨークに行きたいか~~」「オオ~~~!!」「アイドルになりたいか~~」「オオ~~~!!」という具合にそれはそれはいろんな人がオーディションに来る。これはアイドルを探すコンペティションで、この「アイドル」が結構キーワード。ダンスが上手すぎても舞台慣れしすぎてもいけないのだ。人に好かれ(もちろん可愛い方が有利かも知れないけど、絶対条件じゃないところはアメリカのいいところ。太っていたっていいのだ)、且つ歌がうまくなくてはいけない。しかしそうじゃない人の何と多い事か。しかしアメリカ人って若い頃から褒め過ぎで育つんだろうか。かなりな確率のお子様(ティーンエイジャー)が「僕/私は家族から天才だって言われている」と<真顔>で言うんである。そしてその親は冗談でも励ましでもなく真剣に「うちの子は才能があって素晴らしい」と思っていたりする。夫曰く「こういう家族は、家族全員が音痴なんだよ。だから音がはずれているってわからないんだろうね」。そういうもんなのか? オーディションに落とされて逆切れする人は大抵自信過剰。「俺の魅力が分からないなんて最低な審判だ」と、自分の非(というか、魅力の無さや傲慢な態度)は決して認めようとしない。悪いのは自分ではないのだ。彼らの態度には「歌の練習? 自分を磨く努力? 天賦の才能があるのに、なぜそんな事を考える必要がある?」というのが溢れている。で、カリスマ性ゼロ+音痴。う~ん、すごすぎる。全国ネットで放送される前に、誰か「君は才能無いんだよ」って言ってあげればいいのに...(こういう子たちは聞く耳持たないか)。もちろんちゃんとヴォイス・トレーニングを受けたりしている人もいる。本当に一目で「OK」っていう感じの子もいる。ジャッジは石ころの中から宝石を見つけた時はさぞ嬉しかろう...。...アメリカの縮図のようなオーディション。これからも楽しめそうだ。
2005/01/18
コメント(0)
ゴールデン・グローブ賞が終わった約一ヶ月後にはアカデミー賞が発表される。ゴールデン・グローブを取ったからといって自動的にアカデミー賞を取る訳ではないので、この違いがみどころ。コンサバといわれるアカデミー賞でも、近年ジャック・ニコルソンを押さえて若いエイドリアン・ブロディにあげたり、マーティン・スコセッシ監督を押さえて性犯罪でアメリカに立ち入り禁止のロマン・ポランスキー監督が受賞したりしたので、意外性はこちらの方があるかも知れない。(今この「ピアニスト」の例を書いたけど、アカデミー会員はユダヤ人が多いのかと思った)ぶっちぎり人気のない今年の作品賞は接戦。各作品の見所は...「アビエイター」The Aviator(英語は「エイビエイター」と読む。飛行家と言う意味)アメリカ初の億万長者、ハワード・ヒューズの自伝的映画。彼はオイルビジネスで成功した父親(ヒューズが18歳の時に死亡)の遺産をもとに映画ビジネスを開始し、ハリウッドに乗り込み成功を納める。平行して飛行機の開発に情熱を注ぎ、自ら試験飛行に臨む冒険家でもあった。長身でハンサムであった彼はハリウッド女優たちと浮き名を流し、順風満帆な人生であるかのよう。しかし彼は強迫神経症を煩っており、汚れた事、乱れた事が大嫌い。この病が彼を次第に狂気に導いて行くのであった...。トリビア監督のマーティン・スコセッシは大の飛行機嫌い。ティーンエイジャーの時にヒューズの自伝を読んで惚れ込んだレオナルド・ディカプリオがプロデューサー兼主演を務める。最初は「アリ」「コラテラル」で知られるマイケル・マンが監督をするはずだったが、「アリ」で自伝的映画に食傷してしまった彼は降板。ディカプリオは「Gangs of New York」で一緒に映画を作ったスコセッシ監督に脚本を送る。しかし、表紙とタイトルを隠して(破って?)送ったので、スコセッシ監督は飛行機ものと知らず脚本を読み始め、結局ハマって映画を引き受ける事になった。ちなみに、飛行シーンではディカプリオはこの作品で一度も飛行機に乗っていないそうだ。監督の頼みで合成にしたそう。スコセッシ監督は映像にこだわった。昔の映画は天然カラーでも退色しており、緑色がきちんと表現されていなかった(らしい)。映画の前半はその退色した色調でまとめられている(後半もかなあ。後半は緑が少ないから気がつかなかったけど)。最初の飛行実験で落ちた畑の色、ヒューズが食べるステーキに添えられたグリーンピースの色...、細部に非常にこだわっている。ヒューズが墜落して大ケガをした飛行実験では、実際に地上でふたりの人間が犠牲になったそうだ。彼は体の70%以上にやけどを負った。「ハーキュリーズ(ヘラクレス)」(映画を見てね)は、これが最初で最後の飛行だったそうだ。ヒューズ監督作品「ヘルズ・エンジェルス」はアカデミー賞を受賞している。しかし、撮影中に犠牲者が出るなど、ものすごい苦労だったよう。
2005/01/17
コメント(0)
今年のゴールデン・グローブ賞が発表になった。授賞式は東海岸で午後8時、西海岸で午後5時に始まる。日本にいた時は平日の午前中だったので、大抵新聞などで後から知るはめになっていた(当時はインターネットがここまで普及していなかったのだ)。だらだらと長く続くアカデミー賞と違って、こちらはほぼ3時間で終了。今年は大作の無い年だったので、どの作品が何賞を取るのか目が離せなかった。個人的には「アビエイター」を応援している。作品は「これで決まり!」という感じのものではないが、「タイタニック」で賞取りレースから完全無視されたレオ様に頑張って欲しかったのと、何度もノミネートされて無冠に終わっているマーティン・スコセッシ監督に取らせてあげたいから。監督はクリント・イーストウッドに取られてしまったけど、アカデミーではぜひ取ってもらいたいものである。今年はバイオグラフィーの年と言われるように、主演映画や主演男優は実在の人物を追ったものが多い。昨年無くなったレイ・チャールズの「レイ」、限りなく狂人に近い天才大富豪ハワード・ヒューズの「アビエイター」、セックス研究で有名なキンゼイ教授を描いた「キンゼイ」、ピーター・パンの原作者バリーの「ファインディング・ネバーランド」...。一番有力視されているのは「レイ」のジェイミー・フォックス。私は個人的に彼が取ったらちょっとずるいと思う。だって、レイ以外は皆昔の人物(バリーは1900年前後、ヒューズは1920年代~40年代、キンゼイは50~60年代)で、実際どういう人物像だったのか今ひとつ曖昧。人から好かれるような人物だったのか、どんな容姿や声をしていたのか、わからない。それに比べて人柄とその音楽が誰からも愛されたレイ・チャールズは人々の記憶に新しすぎる。不公平なような気がする。現代に置き換えても、例えば誰からも胡散臭がられている(と思う)ドナルド・トランプのような人が亡くなった翌年誰かが彼を演じたとして、演技の上手さで本当に甲乙つけるだろうか? いい人の方にいっちゃうんじゃないだろうかと思うのは私だけかしら。
2005/01/16
コメント(0)
元アイドルの40歳の杉田かおるさんが、どこかの御曹司と結婚して「負け犬から勝ち組に」というタイトルの記事を読んだ。ちょっと前から日本の雑誌なんかを読んだ時に、この「負け犬」だの「勝ち組」だのと言う言葉が流行っているんだなと思っていた。30代でキャリアがあっても、結婚していなくて子供がいなければ負け犬なんだという。なんだそりゃ。勝った負けたというのなら勝負事、何に対しての勝ち負けなんだろう。多分それは「世間の平均といわれること」なんだろうと察しはつく。女性の仕事って「誰かと結婚して子供を作る」ことなんだ...ろうか? 女性が学業を取得して仕事を持ってフルタイムで働いて税金を払っても、「120万円の壁」とか言って、節税の為にパートで働く育児中の奥さんの方が「勝ち」な訳...なのかな? っていうか、勝負にならなくない? 人生における優先順位が違うだけの事。 じゃ、離婚したら負けなの? 子供が産めないと負けなの?そもそも人生の半分にも満たない20歳~30歳で勝ち負けを宣言してどうするの。ゲームみたいに、死んだらゴールでもあるまいし。死んだ時点で夫と子供とお金を持っていたら勝ちなの? 例えば、中卒で働き詰め、借金だらけの夫と熟年離婚した私の母。私と姉を育てあげ今は孫に囲まれ健康の為に掃除のおばちゃんとして元気に働いている。彼女の60数年の人生は勝ちなの? 負けなの? ...考えもつかない。ばかばかしいよね。人生に勝ち負け、白黒つける意味なんてないと思う。勝ち負けと言うなら「自分」に対してだけだと思う。昨日の日記で引用した「負け犬」の使い方は間違ってはいないと思う。人の事をどうこう言うのは容易いけど、自分はどうなの? という話だ。
2005/01/15
コメント(0)
去年私がフリーランスで行っていた某出版社が未だに人を探している。求人サイトを見ていると、私が辞めた去年の11月からひっきりなしに投稿している。それを見て、心から辞めて良かったと思っている。やはり派遣で働く私の事をちゅうぶらりんにしておいて、キープしたまた求人をしようという魂胆だったのだ。アート・ディレクターと編集長の口ぐせ。「グラフィック・デザイナーなんて掃いて捨てるほどいるわよ...」しかし、あれだけの(アメリカにしては)過酷で低賃金な労働条件で質のいいものを提供するデザイナーなどなかなかいないだろう。たしかにこれだけデザイン学校があり、毎年何千人もの学生が卒業して行くこの業界は人手が余っているかも知れない。しかし、本当に質が良く働ける人は限られているのだ。人を採用する側に立っていた友人などは、「QuarkExpressの使い方も知らないのに、フリーランスで働いている人もいるんだよ」と言っていた。マクドナルドでハンバーガーの種類も知らずに働いているようなものだ。しかし、なぜデザイナーはこんなに職業として低く見られているのだろう。友人を通して依頼のあったウェブサイトの立ち上げはほとんどがボランティアのような価格だった。ウェブサイトは作成そのものに時間がかかるし長期のメンテナンスが必要となるため、結局足が出てしまう。それでも友人などはお小遣い欲しさにやっていたが、そんな働き方は不毛なだけに見えた。「他の職業はボランティアなんて期待しないのに、デザイナーはお金出さなくても仕事をする」というイメージまである。みんなポートフォリオやリファレンス作りという「目的」で仕事を受けるからだ。心の底では「いつかもっといい仕事をやれるようになりたい」と思っていると思う。デザイナーが掃いて捨てるほどいる、と思っている会社で働く気はない。とは言っても、ここも散々迷ったものだ。渦中にいると分からないけど、今になってみると自分を安売りしなくて良かったと思う。(しかし、仕事が見つかっていなければ負け犬の遠吠え。がんばるぞ)
2005/01/14
コメント(0)
マンハッタンから電車で15分ほどの、日本人も結構多い居住区アストリアにイサム・ノグチ美術館がある。ノグチのアトリエをそのまま利用して作ったというこの美術館はBroadway駅から徒歩10分くらいなのだが、日本から観光で来た人はひるんでしまうような地区にある。殺伐とした倉庫や廃屋、落書きで汚れた壁や暗い自動車修理工場を抜けて行く感じなのだ。休みの日にはマンハッタンから送迎バス(有料)が出ているらしいが、下町を歩き慣れていない観光客はこちらを利用したほうがいいかも知れない。館内はいたってシンプル。多作だったノグチの数々の作品が無造作に展示されている。規模自体はそんなに広くもないが小さな庭やカフェもあり、天気がよければくつろげるところだろう。二階部分は時期によって展示を変えるらしい。今回は彼とマーサ・グラハムの舞台芸術の展示だった。モダンダンスが好きな人ならばとても面白いかも知れない。一緒に行った友達は芸術家肌の人。こういう人と一緒に作品を見るのは面白い。彼女は彫刻の台になっているJapanese Pineが気に入ったようだ。木のくさり具合に惹かれるという。「私ね、流木を拾いに行きたいの。それを組み立てて、何か作りたいんだよね」と言う。流木ねえ...。以前メタル彫刻を習っていたとかで、立体ものを作るのが趣味。私も石に興味はあるけれど、どうやって石を削るのか研磨するのかすら想像がつかない。「石ははまるって言うよ。石が語りかけてくるんだって」。抽象的なノグチの作品群...。私には石のささやきくらいしか聞こえなかった...。一番奥の部屋ではノグチの生い立ちから作品を発表する経過を描いたビデオが流されている。アメリカ人のノグチだけど、ちょっと日本語なまりの英語を話す。彼は幼少時は日本にいたらしいけど、どれくらい日本語が話せたのだろうか。日本とアメリカを融合させた作品を残した彼。アストリア(多分正確にはLong Island City)という地区といい、芸術家を身近に感じることができた。ノグチ美術館のすぐ近くに、「彫刻の公園」という怪しげな公園がある。どうあやしいかは...写真を撮ってくればよかったなあ。とっても怪しいので、ノグチ美術館の後はぜひここを訪ねてください。近所で目立つので、見逃す事はないでしょう。
2005/01/13
コメント(2)
今週は夫の子供がお泊まりに来る事になった。子供の訪問については大抵私に都合を聞いてくるのだが、時々勝手に決めてしまう事もある。大抵週末は私は夫と遊ぶ以外予定はないので夫と前妻さんの希望通りで構わないんだけど、今週末は来て欲しくない理由があった...日曜日はゴールデングローブ賞の授賞式である。大映画ファンとして、ゴールデングローブとオスカーの二大授賞式はとっても重要だ。レッドカーペットの入場からゆっくりと見て、最後の最後まで付き合う。オスカーに至っては6時間以上テレビに釘付けの時もある。女優のドレスがどうのこうのだけではなく(それももちろん全く興味がないわけではないけど)、この一年どんな映画を見たとか、この人は前回こういう作品で受賞を逃したとか、思い巡らせるのが大好きなのだ。土曜日から子供が泊まって日曜日の夕食まで居るとなると、テレビにへばりついていられる可能性はまずない。お泊まりするという報告を受けた後、怒らせるのを承知で夫に言った。「日曜日の夜、子供と外で食事してくれ、って言ったら怒る?」夫はもちろんそんな事を言われて気持ちいい訳がない。ゴールデングローブ賞の話をすると「たかがテレビの事?」という反応。「俺たちはリビングにいるから、ベッドルームで見ていればいいじゃない」「ちょうど夕食時だよ。子供に背を向けて食事する訳? 子供だっていい気がしないし、第一落ち着かないよ」「なんで落ち着かないんだよ。無視すればいいじゃないか」「私が大の映画ファンなこと知っているよね。たった一年に一度の授賞式ぐらいゆっくり見たいの」「...」「だめなら、私ひとりでホテルに泊まるわ」夫、憤慨(そりゃそうだ)。「じゃ、泊まれよ。どこへでも」「おう、泊まってくるわ」夫、しばし沈黙。私は思う。だって、たった一年に一度だよ??? 子供とは毎週会えるじゃん。毎月お泊まりしてるじゃん。52回ある週末のたった一度だけテレビを見せてと言っているだけ。ホテルに泊まってこいと言われて多少傷ついた。「マンハッタンのホテルなんて高いぞ」「自分のお金なんだからいいじゃない。クイーンズかどこかのホリデーインに泊まるわ」夫、さらに憤慨。しかし、私は強情なので、言いだしたら聞かない事は承知の彼である。結局折れて、子供はお泊まりはするけど、日曜日の夕食前に送っていく事になったようだ。別にひとりでホリデーインで見たっていいんだけどさ。たかがテレビのためにこういう主張をする私はおとなげないと思う。でも、大好きな事を曲げてまで付き合っていたら、絶対後でわだかまりになると思う。たかが趣味。されど趣味...。はい、大人げないです。
2005/01/11
コメント(0)
月曜日朝10時に面接があった。面接の日時を決めるために電話をしたのだが、アート・ディレクターの女性の電話応対の仕方から、ちょっと心にひっかかっていたものがあった。声が疲れているのである。去年派遣で行っていた会社の女性ADもそうだったけど、仕事にストレスがあって声に張りが無くなっているのだ。実際会ってみて、確かに眠そうな感じの女性だった。私がプレゼンテーションをしていても、私の作品をちょっと触ったりぱらぱらとめくったりするだけで、余り興味を持ってくれない。「このポジションは、人に何かを言われるのを待っているような人はだめなの。自分からどんどん意見を言ってくれる人を探しているのよ」と言う。暗に「言葉の不自由な人はいらない」と言っているようにも聞こえる(ネガティブ?)。結局面接は20分ほどであっさり終わった。お互いにピンと来なかった面接の典型のようだった。普通面接の後はサンキュー・レターを出すのだが、ここは出す必要がないだろう。夫が、ついに転職を決めた。2月末頃に今の会社を辞めるという。次の会社に移る前に、間に休みをとってアメリカ横断旅行をしたいと言いだした。この話は前からしていたのだが、この分では実行に移りそうだ。一生懸命就職活動をしているんだけどなあ。万一3月まで旅行をしたら、一年近くプー太郎をしていることになる。世間の人は働いているというのに...。30代後半という私の年代は子育てで忙しいか、子供を持っていない人はキャリアや研究に勤しんで、何かライフワークを持っている人が多いからだ。人と比べても仕方が無いとはわかっているものの、何だか...ね。
2005/01/10
コメント(0)

去年の11月日本に帰国していた時に、網代温泉に泊まりがてら熱海にあるMOA美術館に行った。作品数が少なく何が目的で作ったのかわからないが立派な美術館だった。ここで何かのコンペティションの金賞だったと思うのだが、千住 博 画伯のWater Fallの原画が展示されていた。その余りの迫力に圧倒され、しばらく絵の前から動くことができなかった。ほとんど水墨画なみの色のない絵にこれほどの迫力があろうとは。画伯のウェブサイトや書籍ではこの迫力が微塵も伝わらないのが残念だ。よくよく調べていくうちに、画伯が多分現在ニューヨーク在住であることがわかった。いつかどこかですれちがう事もあるかも知れない...というのは考えが甘いかしら。年末に、自分へのクリスマスプレゼントに、画伯の書籍を日系書店で取り寄せてもらって購入した。彼の絵を書いているときの説明や、その絵を描くに至ったいきさつなどが書いてあり、とても勉強になった。万一何かの機会で画伯の絵をニューヨークで目にすることができれば幸運だけど。 一方、日本で同時にジミー大西画伯のカレンダーを購入した。正しくは注文して母に送ってもらったのだけど。一年以上前にジミーちゃんはニューヨークで展覧会をし、その絵の素晴らしさに惚れ込み、絵本などを購入したりした。画集はまだ出ておらず、今回のカレンダーはとても楽しみにしていた。中身をわくわくしながら開けると........ちょっと拍子抜けしてしまった。ジミーちゃんは自分でも認めている通り、ちゃんと絵の基礎を学んでいない。本人はそれを気にしてNYの美術学校に行こうとしたのだが英語が話せずお流れになった。そもそも学校の先生に絵をみてもらうと、もうスタイルが完成しているので学ぶことなどないと言われたそうだけど。彼の自由自在な構図や勢いのある絵柄は、そこらへんの美術学生などよりもっともっとパワフルである。で、今回のカレンダーである意味がっかりしたのが、スタイルが固まってしまいすぎていて、つまらなく見えてしまったことだ。ジミーちゃんが言っていたが、彼は色が混ぜられないので、絵の具をチューブから出してそのまま塗るそうだ。なので、どの月をめくってみても構図は違えどそこかしこが同じ色なのである。これでは飽きてしまう。画集なんかにしたらもっと飽きるだろう。これから先、どんな画風に変わっていくのか。これからが正念場かも知れない。
2005/01/07
コメント(0)
郵便局で切手を自動販売機で買いながら夫と電話していたら、誤って携帯を手から滑り落としてしまった。はかなげな カシャーン... という音が響き、携帯を拾ってみると...液晶が死んでいた(泣)。幸い通話はできるし、着信も可能。しかし液晶の下部4/5が死んでいるので、誰からかかってきたとか見えないし、メールを送ったりすることはできない。夫からのおさがりののアンテナが半分曲がっていた電話だが、それでも愛着はあった。と言う訳で、新しい携帯を買うことにした。他の電話会社にすると電話番号の移行料金が$175も取られるというので、会社はそのまま。いろいろ検索した結果、インターネットでオーダーすることが一番得策と判明。2年間同じ契約を更新すると、電話器を無料でくれるという。2年の間にテクノロジーと社会に何があるかはわからないが、わからないことを考えるより無料でもらう方を選ぶ(浅はか)。いろんな機種から、韓国製のLGという会社のものを選ぶ。ビデオカメラが着いているものと、ビデオはないけど普通の写真が写せてズームもできるというものが、キャンペーンで無料だった。私はおっちょこちょいなので(今回もそれが原因で携帯をだめにしたことだし)、さんざん迷った末に、ビデオがない堅実なものを選んでクリックし、オーダーをした...つもりだった。コンファメーションをプリントしてびっくり。メーカーが同じで見てくれも似ていたので、ビデオ付きのものをなぜか選んでしまっていたのである。大アホである。急いでカスタマーサービスに電話するも、時すでに遅し。何をやっているんだか...。まあ、金銭的に全く損はしていないし、最後まで迷った機種だったからいいんだけど...。ぼーっとしているなあ。いかん、いかん。今度落として壊したらどうなるんだろう。のっぺらぼうになった携帯の液晶を見ながら、何だか気が重くなった...。
2005/01/06
コメント(0)
今日面接に行ったところは、約一年前に訪ねたところ。履歴書を人事で取っていたのであろう、いきなり連絡が来た。大きな会社になればなるほど人事で先に面接をしてその後所定の部署の人と面接をするのだが、人事で振り落とされる場合も結構ある。私も時々人事の人と話をして、どうやら希望職種と合わないなとお互いに思っていると感じる時があった。同じ出版社でもいろいろ役割があり、会社に入ればいいというものではない。デザイナーにもランクや仕事内容がはっきり分かれており、使いっ走りの部署もあれば、直接デザインさせてくれるところもある。そんな場合は、人事の人は「あなたの履歴書は預かっておいて、もしどこからか希望のポストがあったら連絡するわね」と大抵の場合言うのであった。でも、まさか一年も後に連絡が来るとは思いもしなかったけど。今回は人事部も通さず、いきなり所定の部署のアート・ディレクターと面接をした。楽しく話をしてプレゼンテーションをしたので、うまくいって欲しい。雑誌そのものは質が高いどころか余りいいものではないんだけど、新しいので「どんなデザインをしても構わない」と言われたのが魅力だった。まあ、競争率は高いだろうから、....他の会社もとりあえず面接あるし。どうなるかなー。
2005/01/05
コメント(2)
去年、クリスマス前にある出版社から、「ポートフォリオをドロップオフして」というメールが来ていた。こちらの休暇と先方の休暇をはさみ、今日ようやくドロップオフしに行く事ができた。家に帰って来たら電話が鳴り、一年ほど前に面接した会社の別の部署から面接のオファーがあった。なんで今頃?とは思いつつも、面接に来てと言われればどこへでも行く。場数を踏むのが結果的にいい経験になると思うし、いろんな出版社の顔を見るのも楽しい。そのうち出版社の対応記録でも作ろうかしら。大手から小さなところまで、かなりあちこち行ったぞ。それだけ行ったということは、どこにも採用してもらえなかったと言うことだが(泣)。言い訳をさせてもらえば、結局希望する部署じゃなかったのが半分くらい、あとはインターンや派遣で実際働いたり、ポートフォリオのドロップオフだけだったり(あ、これは力量不足でもっと悪いのか)。その会社の面接に明日はどう?と言われたので慌てて2セット目のポートフォリオを整えた。付け足すものがあるので、明日早起きして紙とボードを買いに行かなくては。夜になって寝る前にメールを確認すると、また別の出版社から「面接に来ない?」というメールが入っていた。何なんだ。あれだけ種を蒔いたのに、11月12月ははっきり言って何もなかった。ホリデーが控えていると、どこの会社も機能がストップしてしまうのだろうか。どこか採用してくれるといいけど。そういえば11月に日本に帰った時に、浅草で引いたおみくじは「小吉」だった。待ち人は..遅れれど来るか来ずだったか思い出せない(泣)。
2005/01/04
コメント(0)
邦題「LOVERS/ラヴァーズ」、原題「十面埋伏」、アメリカ公開では「House of flying daggers」。金城武、アンディ・ラウ、チャン・ツィイー主演のマーシャル・アーツ映画というよりはラブロマンス。最初英語の題名を聞いて、日本で評判になっていた「LOVERS/ラヴァーズ」と同じ作品だとは思わなかった。ロマンスよりはマーシャル・アーツで売った方がアメリカ人は飛びつくと思ったのかな? しかし、今回の映画は公開時期を誤ったと思う。12月はアカデミー賞レースが本格化し、大型映画や質のいい映画が増える時期。もちろん映画好きな人はどんな映画でも行くけど、一般の人はこの時期オスカーの声の高いディカプリオの「The Aviator」やジョニー・デップの「Finding Neverland」などを見にいくだろう。私たちの見に行った週には上映館が激減しており、ミッドタウンではタイムズスクエアでしかやっていなかった。満員だったので、見たい観客はいるのだろうけど。アメリカでも一部で話題になった「HERO」と同じ監督さんらしく、細部にまで演出の行き届いた美しい映像が見物。見所はワダエミさんのそれはそれは美しい衣装。彼女はなんてクリエイティブなんだろう。公式ウェブサイトで彼女の衣装スケッチと説明が見られるけど、こういう人の話ってとても面白い。見所はやはり前半のチャン・ツィイーの舞でしょう。金城武さんは凛々しく、アンディ・ラウは渋く悲哀をよく表現していた。ストーリーも面白かった...途中までは。最後の最後で、アメリカ人観客は爆笑していた...。以下はネタばれかな? 直接どうこうは書かなかったけど。ポイントは、「死んだらちゃんと一度で死んでおけ」である。あと、大雪...。そんなに雪が積もるなんて、君たちは何ヶ月くらい戦っていたんだね?という、時間の経過がよくわからない演出(映像の美しさの問題ではない)。過剰演出と言ってもいいかも知れない。日本の観客の映画批評投稿を読んだけれど絶賛するばかりで、エンディングの演出を疑問視する人がいなかったのが不思議。私がアメリカナイズされてしまったのかしら。
2005/01/03
コメント(0)
スマトラ沖地震の津波のニュースは連日のように伝えられ、現地の惨状が明らかになってきた。昨日夫とテレビを見て爆笑していた間にも苦しんでいる人がいるのだが、その人たちの痛みや苦しみを毎日考えながら暮らすというのも不可能な話なのだ。なぜこんな事を書くのかというと、私も似たような経験があるからである。私の身内は阪神大震災で、倒れた家屋の下敷きになって亡くなった。関東にいた私たち家族は取るものもとりあえず現地に赴いた。道路が寸断されていたのでローカル電車や船を乗り継ぎ、やっとの思いで現地に辿り着いた。そこまでの途中、京都で一泊を余儀なくされたのだが、京都はこれからスキーに行く人でごったがえしていた。大阪に着いても駅の売店で「震災にあわれた方のために、化粧水をサービスしております」などという張り紙がしてあった。トイレを流す水や飲料水すらない現地の状況は全く把握されていなかったのである。大阪と神戸は鼻の先。彼らには身内を亡くして嘆き悲しむ人間がほんのちょっと向こうにいるとは想像もできぬことなのだ。それはそれで当然なのだろう。同じ様に悲しめというのが無理な話なのだ。想像を絶する被災地で身内の遺体をとりあえず体育館に収容し、荼毘に付す手はずを整えてまた関東に戻って仕事に復帰した。関東に帰った私を待っていたのは、同情と質問だった。皆私が神戸出身だと知っていたので「親戚とか大丈夫だった?」と優しい言葉をかけてくれた。この優しい言葉が非常に無神経に聞こえるものなのだ。こう尋ねられて「うん、身内が死んだの」とは言えないだろう。言ってもいいんだけど、それからどういう会話を続けろというのか。だから会社の人などには適当な返事をした。何日か休んだので、直接の上司である課長や、親しい友人にだけは真実を話はしたけれど。夫がスリランカ出身の元同僚に、e-mailででも一言声をかけるべきかなあと言っていたので、「そっとしておくのが一番なのよ」と言っておいた。「心配しているよ。大丈夫なの?」と言いたい気持ちもよくわかるし、言われたくない人の気持ちもよくわかる...。誰が生きようが死のうが、それでも地球は回っている、と思ったものだ...。
2005/01/02
コメント(0)
日本がカウントダウンを終えて14時間後。NYではタイムズスクエアに大勢の人が集まっていた。私たちは家でチップスを食べながらカウントダウンを待っていた。11時45分からTBSチャンネルで、「The Funniest Commercials 2004」という番組をやっており、それを何気なく見ていた。11時55分くらいに流れたオランダのヘアースプレーのコマーシャルがめちゃくちゃおかしく、あやうくカウントダウンを見逃すところだった。コマーシャルのストーリーとしては、フィギュアスケートのピチピチの青いサテンの衣装を着た男性スケーターがそのヘアースプレーを髪にかけてスケートリンクに華々しく登場するのだが、そこはアイスホッケーの試合の真っ最中だというもの。彼はお尻をふりふり華麗なジャンプやスピンで迫り来るホッケープレーヤーをすいすいとかわし、最後にゴールを決め、満場の拍手を浴びるというもの。言葉で言っても面白くないよね...。どんなに検索してもその映像がインターネットで見つからないのでお見せできないのが残念。爆笑のカウントダウンとなってしまい、タイムズスクエアの熱気は私たちには伝わらなかったのであった...。が、とにかく明けましておめでとう。明るい一年になりそう(?)。
2005/01/01
コメント(0)
全22件 (22件中 1-22件目)
1