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2003/11/08
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カテゴリ: カテゴリ未分類
先週、パステルの課題で考えた末、花を描くことにした。近所のコリアン・デリで探すと、ゆりが目に止まった。ゆりは私の一番好きな花。題材にするため、白ゆりよりピンクのものを一輪買って帰宅。生けてコンピューター室に置いてある。

うちは観葉植物の他に時々花を買ってくる。といっても豪華なものではなく、コリアンデリで買うような5~6ドルの安い花束ばかりだけど。それでも家に花があるのはいいものだ。残念なのは一週間もすれば枯れてしまうことだけど。今は価格破壊が起こっているらしいが、日本では花は高価だった。20代のはじめの頃いつも貧乏だった私は手軽に花を買うことができなかった。女友達の誕生日に3000円の予算で花を買おうと思うと、ろくな花束がない。赤いバラが一本800円くらいだったのかな。場所も都内だから余計高いんだろうけど。3本のバラよりは、一本の方が体裁がいいですよ...と店員さんに言われて悲しかった記憶がある。

男性とのお付き合いの始めに、花束を送られたこともある。一番コケたのはアメリカ人からの菊のカゴつめ。愛情は感謝したけど、なぜ菊なのか...。私の中では菊=墓まいりである。夫からは赤バラ一輪に始まって、結構いろいろ買ってきてくれた。根がロマンチストなのだろうが、最近はロマンの泉も枯れかけたのか、私が要求すると買ってくれる程度になってはいる。

でも一番心に残っているのは、中学校の時もらった花束。小学校を卒業してすぐ盲腸で入院したことがある。まだ中学ではそれほど親しい子がいない頃だったが、小学校のクラスメートがお見舞いに来てくれた。男女とても仲の良かったクラスだったので、ひっきりなしに誰かれが来てくれた。女の子のグループはみんなでなけなしのお金を寄せ会い、お店で売っているような花束をくれた。別の日に、剣道をしている男の子がひとりで来た。彼は、手にいっぱいのすみれの花束を持って来てくれたのだ。20年以上前の関西の片田舎、自然はいっぱいあった。彼は剣道の稽古の帰りにでも、すみれを摘んでくれたのだろう。その記憶のすみれは、どんな花束にも劣らない。今はどんなおっさんになっているのかなあ。そんなこと、彼の記憶にはもうないだろうか。





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Last updated  2003/11/10 12:08:22 AM
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