一般の人も道ばたで売っている生木を買う。この生木は「クリスマスツリー用」として育てられたもので、田舎に行けば「Pick your own」と自分たちで大地から生えているものを切ってくるものもある。売られている生木は根もなく切られているので、金属の支えを別に買わなければならない。根がないのでツリーの飾り付けをして数日もたてば、ぼろぼろと葉が落ちてくるのである。後始末が大変らしい。らしい、というのはウチは生木を買った事がないから。夫が後片付けを嫌がるのが理由。生木のツリーが家の中にあるととても香りがよく見栄えも良く、プラスチックなどの偽物とは比べ物にならないぐらい素敵だ。だから私もツリーを買うのは憧れだった。だが夫の主張と、クリスマスが終わった年明けに、数週間の役目を終えた生木がごろごろと雪と泥にまみれた道ばたにゴミとして転がっている様子を見る度に、私も生木を買おうとは思わなくなった。